ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

雨中の決戦 ゴルフは難しい

2006年11月30日 | 日記
ゴルフ好きの幹事氏は「死ぬ時は、ゴルフ場で」と言って
はばからぬ人物だ。そういう生き方は判り易くていい、と
ほなさんも思うし、実際の腕も、言うだけあってかなりう
まい。
雑誌などで紹介される有名ゴルフ場での経験も多く、素晴
らしい経歴の持ち主でもある。

それに比べると、ほなさんのゴルフはモグラ叩きゲームか
芋掘りの畑仕事としか見えない。ドライバーはゴルフを始
めて以来、2回としてまともに振れたことがない。1回振
れても、次はまた元の木阿弥を続けている。だから、こう
いうほなさんがドライバーを打てないと言っても、誰もが
当たり前!と思うことだろう。
現に、クラブがまともに振れるようになるのは、3年かか
るよと言った人もいたぐらいだ。

ところが、先の幹事氏でも、ことドライバーになると、ま
ったく振れないのだから不思議だ。ドライバーのひとつ手
前のクラブまでは、ものの見事に芯に当て金属音を発して
高く上っていくのに、、。

もう2年になるという幹事氏の不調は、ドライバーを握っ
たとたん、初心者ほなさんにもわかる変則スゥイングとな
り、右方向へのひっかけ打法となる。
ほなさんは己のヘタさを省みず、幹事氏へは「どうして?」
と疑問が湧く。ドライバーだけが極端におかしいのは、ほ
なさんに理解ができない現象だった。

それでも幹事氏は、ドライバーの練習だと言いながら、時
折、それでティーショットをしては、悪戦苦闘のラフの中
から打ち、くずれもせず、結果のスコアはまとまっている。
よくわからない、が、これがゴルフの不思議というものだ
ろう。
ゴルフとはほんとに難しいスポーツだ。

雨中の決戦(2)

2006年11月29日 | 日記
先のグループのM浦氏は、前回と比べると見違えるティーシ
ョットをフェアウエイセンターに放ち出て行った。

ほなさんのグループは、幹事のT氏、代役でやってきた家屋
調査士、紅一点のI女史という構成だった。昨日までの天候
とうってかわり、足元から冷気がしのびより、せっかく温め
た関節がまたたく間にさめてくる。風が山間の冷気を、さら
に運んでくるようだ。

T氏は「ドライバーが2年前から不調だ」と言い、フェアウエ
イウッドでティーショットをした。芯にあたった乾いた音が
して、ボールはきれいに飛んでいった。若い時にハンデ17に
なったまま、それ以上腕は上がらんわ、と調査士は言いなが
ら、ドロー回転の完璧なドライバーショットをみせた。

調査士のドライバーショットは美しく、ここ2年半のゴルフ
歴の中で、1,2を競うものだったろう。ゴルフをしない人に
はわからないが、ゴルフのスゥイングはみんなそれぞれ癖が
あって個性的なものだ。どれが良いとか悪いとか言えないし、
あの神様アーノルドパーマーにして「どんなスゥイングでも
いいのだよ。」と言わしめたほどだ。

ほなさんのは、かろうじてボールにヘッドが当たっただけの
ショットとなったが、幹事役のT氏が「グッショット!」と
言って景気をつけてくれた。これも枯れ木も山の賑わいか。
レディースティに移動して、みんなにみつめられ恥じらった
ためか、寒さで体が伸びないためか、I女史のドライバーは
快音を発しなかった。ボールの頭を叩いたようだ。

朝一番のショットは、体が冷えているのに、気持ちだけが
先にいってしまうことが多い。落ち着いている風にみえるI
女史も、そういう気持ちなんだろう。
ヨイショでいうのではないが、その後、男どものドライバー
は不安定になっていったが、I女史だけは安定していた。こ
のあたりが、ゴルフの面白いところだ。うまい人にヘタなも
のにも、必ず波がある。18ホールは長丁場のドラマなのだ。

同窓会コンペ、雨中の決戦

2006年11月27日 | 日記
同窓会ゴルフは、曇天の中で行われた。
どうしたわけか?たった二組のコンペになった。
「集合!」と言わなくても、「おい、出発するぞ」と幹事が
声をだすこともなく、練習グリーンからインのスタートホール
へしずしずと。

前回ほなさんとビリを競い、屈辱的なコンペになってしまった
とM浦氏の意気込みは、今回は朝から違った。みんな到着する
はるか以前、2時間近く前より、準備に余念がなかった。

この中ではニギったら最右翼の腕だが、スロースターターのS
氏。
今年の夏も行ったぞ、夏の北海道ゴルフはやめられないK氏。
それにM浦氏の三名が、第一組で出発していった。

失敗のキャリア

2006年11月17日 | 日記
頭にのぼった血がやがて降りてくると、コーチの言ったこと
を想い出した。
このヘッドは先っぽの方で当ててはいけない、スポットは真
ん中から内側の方にある、とか、素人のほなさんにはまった
く気付かないことを教えてくれた。

大事なポイントだが、コーチの教えてくれたことは、当分で
きそうにない。ここがスイートスポットだと言われて、そこ
で当てることができるなら、球が飛ばないことなどないはず
だ。30CMそばからでも当てられないヘボなんだから。
でもきちんと当たった時は、うまく飛んでいったこともある
から、確率を上げていくしかないのだろう。

はじめてクラブに触って4年、コースに出て2年半、まだクラ
ブ選びのひとつもできないでいる。失敗してわかることなん
だが、ゴルフの経験を積むのはなんと時間がかかることか。

はじける白い肌

2006年11月17日 | 日記
コーチに、このドライバーはスライス系の球筋に
なるよ、と教えられて合点がいった。

「つ○や」の販売員のセールストークで思わず買っ
てしまったこのドライバーを練習場で打ってみると
ゴルフをはじめた頃より曲がるスライスがでる。い
わゆるチーピンというやつだ。マージャンの絵柄が
似ているから、そう呼ぶのだろう、たぶん。

あのバカヤロー、おれは『スライスで困ってます』
っていっただろ、なのにこのドライバーを練習場で
打つと、すごく曲がったよと静かな口調で言ったら
「えー?それはおかしいですよ」と困ったような口
調で答えた。
相手を困らすことが目的じゃないから、その場は紳
士然と引き下がったけど、やっぱりそうだったんだ。

「高く上がって、まっすぐ飛距離が伸びる」のうた
い文句は、女性の化粧品と同じで、「輝く白い肌」
とか「ぷるるん、つやつや」なんてことは、絶対に
実現しそうにないはずなのに、その言葉を耳にする
と、恍惚の表情で腰砕けになり、その場に座り込ん
で買ってみないことにははじまらない。ほなさんも
ドラちゃんを買った瞬間は、そんな顔をしていたん
だろう。歓喜にふるえ、少しぐらいちびっていたと
してもわからない。
CMの文句は、あーあ、罪な言葉だ。

買ったクラブを返品するわけにいかず、やっぱりス
ライスばかり出る己のフォームを改造し、基本のフ
ォームができないといけないのだ、と思う。
また元に戻った。

スライスの真実

2006年11月16日 | 日記
「来月、同窓会ゴルフがあるらしい」という話をY君から聴いた。
仕事も一段落し始めたので、「それは参加したい、ぜひ言うといて」と
勝手な頼みをした。

みんなにメールで連絡くれているが、仕事の移転のゴタゴタがあり、ま
たゴミメールがたくさん来るのでフィルターとかいうのをかけて処理し
ていたら、肝心のメールに気付かないでいたのだ。そのほかのことでも
、最近はけっこう見逃すことが多くあり、自分の目の不確かさに自信を
もてなくなってしまった。近視だけの目は、遠視が加わり、乱視もとも
なって、だんだん増えてきた。

これじゃ落語の「長屋の花見」じゃないか。まっつあんもはなちゃんも
みんな寄っといで。今から桜の宮まで花見にいくよ~。貧乏長屋の連中
も、精一杯のおしゃれをして、ぞろぞろと歩いてきます。
とまぁ、ほなさんの目も賑やかになってきたことだけは、認めてあげよ
う。

さて、Y君が言ってた同窓会コンペの月になり、連絡がないので、こち
らの思い違いかもしれんと不安になって、K女史にメールをした。
するとすぐに電話をかけてくれ、テキパキと処理をしてくれた。ありが
たい、やっぱK女史は男前だ。
そんなこんなで、晴れてコンペに参加できることになった。

参加できるとなれば、ここは練習場にいくことだと、昨日の休みに、昼
からごそごそ起きだして、いつもの練習場へいく。
顔なじみのコーチがいて、ほなさんのクラブをみて、「ほぉー、新しい
クラブを買ったんだな」と、しばらく会っていないコーチは、クラブの
品定めをしてくれる。

「どうぞ見てください」というと、ヘッドカバーをはずしドライバーを
アドレスの姿勢で構えて見ている。「ほなさん、これってスライスしな
いで?」というから、スライスはお手のもんだと返事した。
「ここ見てみーだ」といわれてみたところ、ほとんど意味がわからない。
ヘッドが開いている、というのだ。

「前のドライバーより開いてるわ、ほなけんスライスするんやわ。」と
コーチはおっしゃる。そういわれたら、確かにそう見える。
あちゃ~、スライス病なのに、スライスするドライバーを買うてしもう
た。心はムンクの叫び顔。

あー、眠い日々

2006年11月12日 | 日記
今年の秋は暑い日が続いてきたが、一昨日ぐらいから急に寒くなった。
夏の疲れなのか、肌寒いせいでとにかく朝が眠い。
夜中に幾度も目がさめる癖も、このところの眠さの前には、夏場のよう
に起きていることができない。

春・夏なら2、3時に目覚め、深夜映画の最初から最後まで観切り、見終
えた満足感の中を夜明け前のほの暗いベットに戻ることが普通なのに、
このところは1時間も起きていることができないで、ベットの上からT
Vを眺めたまま眠っている。朝になって夜中の目覚めた記憶があいまい
な日もある。

禁煙してからは夜中の目覚めは通常化し、それも目がパチッ、身体はシ
ャキ。眠りは深く、睡眠時間不足は感じたことはありません。
それがこのところは、何時間寝てもねたりない状態で、こんなことは
若い頃以外当分なかったです。体というの、変化しますね。

こんな時は寝るだけ眠りますわ。

塞翁が馬

2006年11月08日 | 日記
髪の毛が心もとなくなったおじさん、ほなには「つ○や」と
いう名は、あまり歓迎できないが、飛ばない、当たらない
ドライバーでは、いつまでもゴルフにならないので、支払い
も考えずカードで買ってしまったのだ。

そのドライバーが、たまたま当たるよく飛ぶということが
証明され、「ディアルインパクト」とかいう難しい説明書も
はじめて読んでみた。
ふむふむ、なるほど、読めば読むほど、飛ぶらしいことが
わかる。岩間プロの「間違いだらけのクラブ選び?」とかい
う本(この題名が間違いか?)にも選ばれていたようで、
すぐれものだということもわかった。

でも難点は、当たらないと飛ばないことだ。
これが難しい、、、、。

7番ホールで、グリーン手前まで飛んだ私のボールは、次の
2打目で、見事に?案の定?グリーン手前のガードバンカー
へほおりこんでしまった。
神様は、やっぱり公平なのだ。人生万事塞翁が馬 か、、
(ため息をつきつつ、この回、おしまい)

ばら色のティーショット

2006年11月08日 | 日記
この日同行のグループは、淡路島の看板屋さんともうひとり。
立派なひげをたくわえた看板屋さんの年齢はほなさんのちょっ
と上、もうひとりの男性は下だろうと想像しました。
数日先に月1回のコンペがあるので、その練習のためにこのパ
ブリックコースにきたと言ってましたが、着いてすぐスタート
したようで、最初はバラバラのスゥイングが、身体が温まるに
つれ、パーが出だしました。

ゴルフというものは面白いもので、ミスをするとほなさん程度
の素人の目にもわかります。GoodとBadの境が実にはっきりして
いるスポーツなんです。こんなうまい人でも、ええそんなミス
をしてしまうんだ、と思わせる場面をいくつか見てきました。
ということは、ハンデの上限36にも届かないほなさんにも
Goodなショットが出ることがあります。
神様は意外と公平なんです。

ほなさんは、6番ホールでボギーになりながら、その前の5番が
この日初パアーだったために、7番ホールのオナーをとりました。
ドライバーのティーショットというのは、ほんとに予測がつきま
せん。うまく当たると左へスライスのOB、当たらないと右へひ
っかける。体がつっこむとボテボテのゴロなんです。

「つ○やゴルフ」の店員の営業トークに、ばら色のティーショッ
トを想い描いて買ってしまってからの現実です。7番ホールの
ティーグランド(マット上)に立ち、体が開かないようにだけ
注意してドライバーを振りました。ボールに当たったヘッドが
後ろから前に戻るのがわかりました。

店員の説明のように高い球筋にはなりませんが、ヘッドの中心部
分にあたったのか、ライナー性の当りで右に勢いよく飛んだボー
ルは、少し左にスライスしてフェアウエイにおちていきました。
看板屋さんは当りはよかったが、右にOB。もうひとりは、高い
弾道でこれぞゴルフというものでした。使っているドライバーは
「ゼク○オ」でした。K師匠も使っている超人気ドライバーです。

フェアウエイに落ちたボールを捜すのは、とても楽しみです。そ
の自慢げな様子に、遠くからでも判ります。手前にひとつ、その
2-30ヤード先にひとつありました。カートをカタカタ引いて
フェアウエイを風に吹かれて歩くのは、とても健康的で精神衛生
上もよろしいことですね。

さて手前のボールにほなさんのマーク、ボールの中央の長い線が
見えなかったのでした。となると、先のか?
疑心暗鬼で、行きました。そこはグリーン手前のバンカーがごく
近くに見えました。へぇー、200m以上も飛んだんだ。
このクラブって、当たれば飛ぶんだ。
「つ○やゴルフ」の店員の自信の顔が頭に浮かびました。
ばら色のティーショットには程遠いけれど、手ごたえの感触が
いとおしく、離さないように軽く手を握りました。


心で想ったことは叶う

2006年11月07日 | 日記
距離がでる人なら、全長260m、グリーンまで飛んでいきます。
ここのグリーンは砲台状で、その手前にバンカーがあります。
だからバンカーからは打ち上げになるんです。

1年ほど前のこと。そこからバンカーショットをしようとした
同行のプレーヤーの鼻先をかすめ、グリーンエッジに突き刺さっ
たボールがありました。後続の若い人が待ちきれずに打ったよう
です。
このマナー違反者は、あとできっちり注意されてましたが、ほな
さんのように、飛ばないものには考えられない飛距離です。

ついこの前は、ほなさんが一般男子の白いマーカーからティショッ
トをしたら、レディースティグラウンド横までしか届かない。赤い
マーカーから女性が第一打を打ち終わるの待ち、すぐ側でほなさん
は第2打を打たねばならない。もう一度ティショットのやり直しを
させるんかい。こんなことならまだしもOBがマシだわい。そう思
って打ったら、いけなかった。打つ球打つ球、右の林に転げ込んで
いく。動揺しているんです、すぐ体が起き上がってボールの行方を
追ってしまいます。都合3発打ってしまった。
「心で想ったことは実現される。」
マーフィとかいう有名な心理学者の言葉は正しかった。
ほなさんの深層心理は、シャレの分らない忠実な僕(しもべ)だっ
たのでした。

レディースティまでしか飛ばないことを笑ってみていた周りは、
傷口が開いてどうしようもなくなって、ボロボロに落ちていくほな
さんを直視できなくなり、皆が無口になりました。
ほなさんは、ゴルファーのプライドをズタズタにされながらゴルフ
をする日々なんですから、期待もせずに7番ホールのティグラウン
ドに立ちました。風はアゲンスト。高い空に、スーっとひいた秋の
雲がみえました。