ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

夏草のワナ

2009年08月30日 | 日記
砲台グリーン攻略はまず乗せること。
風になびく旗をみて打つと、決まって打ちすぎ
ます。ボールはカップの根元に落ちたかと思う
と、「おい、待てよ~!」という声を振り切り
ポンポン勢いよくグリーンを過ぎ、奥へ流れま
す。乗せることが肝心、パターが使えるなら、
どこでもいいのです。

こう割り切って打った球は、そぐそこのグリー
ンエッジに停まりました。
(また遠慮したなぁ、そんな隅でなくてもええ
やないか。この遠慮しい。)と思いましたが、
カップを過ぎるよりはるかにましです。
そこから2パット、ほなさんは予定通りのボギ
ーでした。

K村さんは、7番Iで打った球が、深いラフに
食われ、グリーンへ登ってくるはずのボールが
グリーン手前で停まってしまいました。先月ま
でと様子がちがいます。
今年の豪雨は野芝を驚くほど成長させ、深いと
ころでは膝丈までになっていました。

K村さんは深いため息をつき、
「この作戦は、もうつかえん。やっぱりティー
ショットで距離が稼げんとアカン。」
と言い放ちました。

以後、このホールではK村さんの第二打は高い
球になりました。でも片手打ちで高い球筋をコ
ントロールするのは、かなり難しそうでした。
距離のある分、その精度が落ちたのです。

この日何度も
「距離が人並みにでんのは苦しいなぁ。」
と嘆きました。このK村さんの胸のうち、飛ば
ない私にはよくわかります。
+1打のハンデをもったドライバーからは焦り
が生まれ、周りの2打目地点で3打目を打つ時
、どうしても心は曇るのです。

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驚異の7番アイアン

2009年08月29日 | 日記
砲台グリーンといっても、高いところで1.5
mぐらい盛り上がっている程度なのですが、
火山の外輪のような切り立った斜面は、そこ
へ落とすと、あっと言う間に手前の深いラフ
へ戻されます。
この6番ホールは正確な高い球が打てないと
攻略できない、ほなさんはそう思ってきまし
た。

中途半端な距離の高い球というのは、初級程
度の私の腕では難しいのです。フワリと上げ
るとグリーンまで届かず、ピチッと当てると
オーバーし、グリーン奥のカート道まで走り
+3打も十分予想されます。

青木功プロの書いている戦法「ゴロフ」は、
冬場の枯草、地面が硬い時に有効だと勧めて
ありました。それを夏場もK村さんは50ヤ
ードを低い球で、途中2バウンドから3バウ
ンドし、最後は砲台グリーンへ転げ込ませて
きたのですから、目からウロコでした。

不確実な高い球より、ゴロでグリーンを狙う
方が、はるかに方向性がいいのでした。K村
さんの使った番手は、7アイアンでした。こ
れなら距離が出ます。緊張感からくる、ほな
さん得意のダフリ病も、ゴロフにはありませ
ん。とにかく腰から腰までのハーフショット
、トップすれば最高、それで良いのです。

この6番は、ほなさんならボギーで上出来、
+2打でも諦めがつくホールです。ほなさん
の第一打は、スライスしてグリーンの左側。
左ガードバンカーの手前、ここがほなさんに
とってベストポジションです。なぜならグリ
ーン右側は起伏が多く、この付近だけが、グ
リーンまで一部平な斜面があるのでした。

ラフは浅く、エッジまで20ヤードもないでし
ょう。ここからゴロでゆくなら、大きなミスは
ありません。カップがどこにあろうと、あと
はパターの出来次第なのでした。
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ゴロフ戦法

2009年08月29日 | 日記
本当は70歳以上の方とドライバー勝負し
ても、ティーグランドの位置が前ですから
勝てるわけないんです。ところがどうして
ドライバーに自信がある人というのは、
70歳越えても前から打つのに抵抗があり、
無理してでもほなさんと同じところから打
とうとします。そういう聞き分けのない方
に、ほなさんは引導を渡してやろうとドラ
勝負をするんですが、引導を渡されてしま
うことがよくあります。


ここで本題へ。もう一度、K村さんにも
どります。

技術でははるかに上のK村さんは、なだら
なか登り、たとえば6番ホール(185m、
パー3)がやりにくそうでした。
ここは砲台グリーンで、ほぼ平らですが、
グリーン上で跳ねさせると奥へ転がり出
るので、ワンバンドさせて乗せるか、ま
たは高い球で攻めるか、どちらかなので
した。

ほなさんの3番ウッドは、当たればグリ
ーンのすぐ手前まで行き、第二打はエッ
ジまで20-30ヤードのアプローチに
なります。これに対して、K村さんはド
ライバーで150mがやっとです。手前の
予備グリーンの近辺です。

K村さんの戦法は、7番アイアンを短く
持ち、トップ気味の低い球で転がり上げ
るやり方です。砲台グリーンを囲む下が
ったくぼみや深いラフを気にせず、どん
どん駆け上がっていきます。青木功が冬
場に勧める「ゴロフ」戦法です。
最初にこれを見たときは、こんな方法が
あることに驚きました。
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勝てない理由(わけ)

2009年08月26日 | 日記
56歳から参加したので「シニア」で一番若いに
もかかわらず、非力なほなさんは飛距離が短い方
です。自慢になりませんが、60代前半の方には勝
ったためしがありませんし、70歳の方にも敵わな
い方がいます。ただ、75歳以上の方へはキッパリ
と断言できます。
「かかってきなさい!痛い目にあわせてあげる。」
と。

年齢に飛距離は比例するそうで、私のドライバー
の飛距離は、普通の男性のほぼ70歳ぐらいの飛距
離なんじゃないかと思います。
ある時、後期高齢者の保険証を片手にプレーす
るじいちゃんが、
「兄ちゃん、よう飛ぶなぁ。」
とほなさんのドライバーを羨望のまなざしでみて
ましたが、その後の寄せとパットで負けました。

ほなさんはこの時、後期高齢者の保険証を持って
ないから負けたんじゃないかと、自分の社会保険
証と交換しようとしました。この時から、ゴルフ
には「ワザ」がいる、スポーツというよりもテク
ニカルなものであることを知ったのです。

恐るべし!後期高齢者のジジイどもです。以来、
彼らを尊敬するようになり、歳をとることに恐れ
がなくなりました。現在は、生意気だった過去を
懺悔しつつ、つつましく生きております。

さて、ゴルフが技術系であっても、この「飛距離
」だけは体力的側面から成り立ち、足腰が強いこ
とに比例する、つまり筋肉がボールを遠くに飛ば
していると証明しています。
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勝てた理由(わけ)

2009年08月26日 | 日記
大雨見舞いを頂戴した方、ブログを読んでくだ
さっている方、ご心配かけました。
これくらいの雨漏り話を書いていては、被災地
の方々に申し訳ないことです。

さて、障害者ゴルファーK村さんとの話。
K村さんを障害者ゴルファーと書きながら、そ
う紹介するには無理があるような気がします。
片手打ちだから、距離が出ないだけで、あとは
まったく健常者と変わりがありません。その筋
肉はキュッとしております。リハビリ中心の生
活をおくっているためでしょう、われらの怠惰
な生活のなれの果て、昨日のビールが残ってい
るメタボ腹とは異なります。

何度か一緒にラウンドしてもらい、過去まった
く歯が立たなかったほなさんが、ここ3度、K村
さんに1打差で勝ってしまいました。誉めてくだ
さる本人に言えませんが、
「ほなさん、とても嬉しい!」です。

K村さんの「寄せ」や「パット」の技術は、目
をみはるものがあり、とても真似られません。
なぜ勝てたのだろうと、ほなさんは考えました。

○坂師匠が、
「K村さんはうまいだろう。だからそのスイン
グを見ておけ。」
とほなさんにアドバイスしてくれました。
ところがK村さんとは真剣勝負、プレー中とて
も相手のことを観察する余裕がありません。そ
のほとんどをボールばかり見てます。体の動き
を見てないのですから、勝てた理由がよくわか
らなかったのです。

このパブリックは平坦なホールはあまりありませ
ん。全部で12ホールあり、中でもショートが多い
ので、その多くは登ったり下ったりして楽しませ
るつくりになっています。距離の無い分、ティー
ショットを間違うと、ミスをカバーするなど私の
腕では困難です。そうなんです、ゴルフの多くの
要素は技術系なのですね。(最近そう思うように
なりました。)

よくよく想いだしてみると、
急な登りの4番ホール、これまた登りの6番ホール
が、K村さんはやりにくそうでした。実際に、こ
の二つとも難しいホールですが、K村さんは登り
ホールが苦手のようでした。その原因が、飛距離
にあるのではないかと、ハタと気付いたのでした。

唯一、お互いの差がついたのは、ティーショット
の距離です。K村さんは、150mを超えるとドラ
イバーを使わざるを得ないのです。非力なほなさ
んとでも、2番手から3番手クラブの大きさが違い
ました。K村さんは片手が動きません。片手打ち
なんですから、飛距離が出ないのは当たり前です。
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お金持ちは大変だ?

2009年08月18日 | 日記
持ち物は少ないほうが良い、という人生観でき
たけれど、家を継いだことで、これまでは店だ
け、仕事場だけを考えてたら良かったのが、そ
うもいかなくなった。大雨ひとつとってみても、
これからは油断できんぞ、台風の日に、おパン
ツ一丁で気象情報観ながらビールを飲むことは
できんことになった。

すると、たくさんの財産をもっているお金持ち
はさぞかしたいへんだ、と思うようになり、
「○○さんも苦労してるんだなぁ。」
と、自分の身近なお金持ちの方をご同情申し上
げたところ、それも考えてみるに、○○さんは
たくさんの財産と不動産業もやっていて、何も
自らが大雨の中をトンカチ片手に濡れネズミに
なることや、少々の被害で家計がピンチになる
ことなんかあり得ないことに気付いた。

ほなさんのように、定額給付金の入金がいつあ
るのか、親の分まで心配してきたこちとらと違
い(でも私にくれるわけではない)、やはりお
金持ちは異なる身分であるとわかった。
ほなさんには、一生縁のない身分で、あくせく
働くしかない。

ここまできて、
「死ぬまであくせく働く」
のは、若い頃からの願望であったことを思い出
し、その念願通りの人生をおくれているとは、
自分はなんと素敵なことなんだろうと、夫婦で
笑う。
(できるならばも少し、「あくせく」さの度合
いを低くしないと心臓に悪いが。)

介護度2の母親は、そういう息子をみて、気の
毒に思うのか、
「宝くじが当たったら、半分やるからな。」
と励ましてくれるから、
「ありがとうな、かあちゃん。言葉ではもう5
0億は下らんわ。贈与税、いくらかかるんかい
な。でも次は宝くじ買ってから言おうな。」
と、ほなさんも応えることにしている。

こんな無い無いづくしの私に、話が聴きたい、
という依頼がきたから不思議なこともあるもん
だ。
なんでも、「激戦の商環境でがんばるには」と
かいう内容だそうだ。
これって、グアムでがんばった横井正一さんの
サバイバル生活の話を聞くのと同じような気が
する。(横井さんほど偉くないしな)

金が無くても元気で明るくやってゆくことなら
なんぼでもできるのが、ほなさん家の特徴だ。
でもこれは、とてもありがたいことだ。
金の無い明るい生活は、天理教でいうところの
「ようきぐらし」なのかもしれない。
間違ってたらゴメンなさい。

息子には強がって、
「金が無くなってから、商人は磨かれる。
お金がある間は、ホンモノの知恵が出ない。」
と伝えてある。

まだ知恵とやらが、ほなさんにも残っているの
かしらん、、、。
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あー、どうにもできない

2009年08月14日 | 日記
集中豪雨、大雨。
子供の住んでる家の話。
部屋で寝ていると、外と同じ雨音がするよう
になり起きると、ベットの際までどしゃぶり
の雨漏りがしていたという。
うちの長男のノンキさ。

電話をかけてきて、
「父さん、大変なことになっとる。」
「どのくらい?」
と聞くと、
「どの部屋も水だらけ。いっぱい。どうした
 ら?」
と焦っていう。

「屋上の排水口にゴミが貯まってないか?す
 ぐ掃除せい。」
と言って、私も用事を済ませ直行した。

息子の言うとおり、ひどいものでした。
あー、どうしよう。
でもどうにもできない。
直す金はないが、そのうち建築屋にみせない
といかんね。

乾くとへんなニオイもしてるよう。
一難さってまた一難だ。
貧乏人には手加減してくれよ、神様も。
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ゴルフ合宿

2009年08月09日 | 日記
「かけがいのないゴルフ人生」というブログを
書いておられる障害者ゴルフ事務局のシュガー
さんが、ほなさんのゴルフ仲間で知り合いのK
村さんと、ゴルフ合宿の同じ組で周ったようで
すね。その際の内容が書かれてます。

100切り選手権や雑誌で大人気のゴルフ科学研究
所の佐久間氏
を招いたと書いてあります。
いつものパブリックで、合宿から帰ったK村さん
とちょうど会い、その模様をうかがいました。

以下はK村さんの言葉です。
佐久間氏から指摘されたことは、従来のゴルフ
理論と異なりとまどったが、佐久間氏自身が、
お手本を見せてくれるので、なるほどと思った。
佐久間氏は、理論を教えるだけでなくゴルフの
腕もそうとうなもの、だそうです。

こんな話を伺いながら、ショートコースを1ラウ
ンドしましたが、合宿の翌日だったので、K村
さんはふらふらの状態でした。その状態で、早朝
1ラウンドし、昼前リハビリ、午後また1ラウンド
するんですから、実際の体力は途方もないほどあ
るんじゃないかと思われます。

「一番気をつけなければならんのは、こけること」
倒れたら間違いなく骨折するから寝込む、そうなる
ともう二度と動けんようになるという図式は、いつ
頭から離れないそうです。

半身不随の体をおして、片方の肩は松葉杖、もう
片方の肩はゴルフのハーフバッグ。前傾45度で登り
坂を上がって、リハビリゴルフを進めてこられまし
た。
「遅いけんけん、追い越していってよ。」
が口癖だったK村さん、今ではもう松葉杖も無くな
り、後続の組に追い越されることもなくなりました。

関東地方まで車で往復し、なおレッスンを受けて
くるその熱意に頭が下がります。
頑張ればなんとかなる、締まった下肢の筋肉が
誇らしげに語っていました。
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ダンディ氏の「もも」(続)

2009年08月05日 | 日記
常連の人たちは、涼しい早朝から周りお昼ま
えにはもう終わっているらしく、後続の組の
姿が見えません。

「だれも来ないだろう。ゴルフもいいが、
 ゴルフに来てやまももを食べるのも格別
 だ。ほら、遠慮しないで。」
とダンディ氏に勧められ、半分以上頂戴し、
むさぼり食いました。実に美味かったです。

やまももは地場の特産物で、ここでは「やま
もも」と呼ばず、「もも」と言われているよ
うです。
「今年は裏年だから、実りが半分だ。」
とデンディ氏は言うものの、木の下にはたく
さんの種が落ちており、それらは自然落下し
たものばかりじゃなく、ゴルファーたちが収
穫し、その場で食したようなのです。ここに
4年通ってきてますが、ゴルフの途中にクラブ
を手放し、「もも」の収穫をやっていたとは
まったく知らない世界でした。

手入れの良いコースは四季の花を観るのが、
ゴルフの楽しみのひとつだそうです。
まったくそういうことを思わず、ただただ目
先のボールを打つことばかりに目が奪われて
きました。花の名前を言われてもピンと来ず
色気に縁遠いほなさんらしいです。

自然と遊ぶゴルフコースにはいろんな、こう
いう楽しみがあるようですね。最近の衛星放
送でありました。伊集院静さんは名もない花
にまで想いをはせるそうです。そしてゴルフ
をすると10年長生きできると言ってました。

私の腕はひどく、一向にトンネルの先は暗闇
ですが、ダンディ氏とラウンドして、ゴルフ
の楽しみ方、いろいろあるんだなぁ。これが
この日の感想でした。
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ダンディ氏とやまもも

2009年08月02日 | 日記
さて、ゴルフの話。
今朝はシニアでご一緒したダンディS原氏と
ばったりお会いし、パブリックのラウンドを
してもらいました。このS原氏、寡黙な人だ
と思っていたら、けっこう会話の弾む人でし
た。第一印象と違います。

ラウンドの途中、
芝を整備するために近くで仕事してるおばち
ゃん連中が、
「キャー!」
なんて黄色い声をS原氏へ投げかけてくる。
それへまたS原氏は慣れた感じで応え、ダン
ディなのか、面白いキャラなのか、意外と人
懐っこいのでした。

このS原氏、今年で某大手製紙会社を退職し
たばかりだという。
ほなさんの仕事を尋ねたので答えると、
「そりゃいかん。物販はきびしすぎる。」
と言われ、私は確かにそうだと改めて自覚し
てしまいました。
おかげでしばらくショットの飛距離が10ヤー
ド以上落ちました。気落ちはショットに出ま
す。

ところがこのS原氏、2番ホールでクラブを捨
て、傍の木に登りはじめました。やがて手のひ
らいっぱいのやまももを収穫し、
「この黒いのがおいしいから、それから食べて
 みろ。」
というのです。
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