ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

「車椅子で生活するための家」とは

2015年12月14日 | 日記
大学病院の脳外科の先生らのお話を聴きに行き
ました。
病気によっては、当初の数年は薬がよく効くの
で、健常者と変わらない生活動作ができるもの
もあるようです。

こういう場合、われわれの福祉用具は必要あり
ません。ところが薬が効かなくなると、日常動
作に影響ができ、手すりやら歩行器なんかが
いるようになります。

ほなさんの担当する利用者さんも、いろんな病
気の方がおられますが、その段階によっては
普通に生活できている方がおられます。

ところがある日を境に、日常生活が変わってし
まう方がおられます。薬が効かなくなるのです。
こうなると、本人と家族は困ってしまいます。
とてもショックでしょうね。

先日、「車椅子生活ならこの建築家に頼め!」
と言われる先生の講義を受けました。
普通の建築家では、できないんでしょうね。
たぶん、車椅子での生活が想像できません。

人間にとって60代から先は、病気は付き物かも
しれません。この建築家の先生は、車椅子用の
家を設計しているだけでは、まったく仕事にな
らなかったものが、このごろは忙しくなったと
おっしゃっていました。

これからの日本では、こんな専門家が必要に
なってくることでしょう。

「福祉用具プランナー」試験

2015年12月05日 | 日記
福祉用具の仕事をし始めた時、先輩(といっても30代)
から、
「住環境コーディネーター2級と福祉用具プランナーの
 資格をとっておいたらいいよ。」
とアドバイスを受けました。

それで住環境コーディネーター2級は開業の翌年にとり
ました。
2年目にプランナーを取ろうとしたら、実務経験2年以
上という資格条件が足りず、次の機会を待つことになり
ました。すると、なかなか近場での研修がありません。

ドライバーやアイアンの飛距離が、50代と比べると大
きく落ち、1.5ラウンド周ってこれたのに、1ラウン
ドをカートに乗ったままでも疲れる今日この頃。
こんなことをして待っていると、もう厳しい試験や朝か
ら晩までという実務研修に耐えられなくなることは目に
みえています。要は年齢からくる体力不足なのです。

とうとうしびれを切らし、四国で唯一ある松山に催促し
たら、2年に1回しか開催しない予定の「プランナー研
修」をやってくれることになりました。
こちらの必死さが伝わったものとみえました。この年寄
りの願いを聞かなかったら、残りの人生をかけて恨まれ
ると、担当者が危機を感じたのでしょう。
ありがたいものです。おかげでトップの申し込み、昼の
弁当もトップで申し込みました。

出張つづきだったほなさんの人生も、ここ数年で出張恐
怖症がはじまり、家以外のどこへ行くのもイヤ!夜が眠
れません。第一、あの狭いビジネスホテルの空間でいる
と閉所恐怖症が起こりそうです。もう気分は「うつ」で
ありました。

でも、「Eラーニングというパソコンでの50時間の勉
強」を終え、さらに6日間で50時間の実務研修を終え、
卒業試験に合格せねばなりません。
どう考えても、老い先短い、ほなさんに、次の機会はあ
りません。そんな気力は、私の中には、残っていないこ
とだけは自信がありました。来年は無いのです。

この絶体絶命の機会を使わずして、歳のいったほなさん
はやり通せない、そのぐらい私はぐうたら年寄りになり
果ててしまっているのです。
「今回しか、資格を取る機会はない!」
と固く己に言い聞かせ、睡眠薬がわりの安定剤を手に、
あらゆる恐怖症のいる「松山」へハンドルを切りまし
た。

す、る、と、
「案ずるより産むが易し」の諺通り、朝から晩までの実
務者研修はたいへんで、疲れから、安定剤を飲むと簡単に
寝てしまうことができました。

「一日終わった。」
「あと○日だから、、、。」
そう言いかせやっとの思い最終日まで乗り切ってきたけ
れど、卒業試験はなかり難しかったです。

「福祉用具プランナー」という民間団体の資格が、国の
定める管理者の資格になるというので、急に、難しくな
ったようです。

覚悟はしていたけど、ほなさんは頭を抱えました。
「落ちたかもしれない、、、。なんやかんやで10万円
 もかかったのに。」
いろんな費用の10万円も痛かったけど、自分もこんな
に頑張ったのになぁ、の気持ちが胸いっぱいで帰りの車
を走らせます。精一杯でした。また来年、とは、とても
言えません。

あれから2週間、本日、
「福祉用具プランナー」の資格証明が届きました。
なん点とれたか、わかりません。
でも、正直に、うれしい、です。
「福祉用具プランナーのほな」と名乗って良いのですか
ら。

ほんと、みなさん、ありがとうございました。