ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

池へと続く不吉な音

2007年11月30日 | 日記
ひとりがリズムを崩すと、周りの人にも悪い影響を
与える。でも、わかっちゃいるけどやめられない。
スイング後、「パシッ!」という通常の音じゃない、
「ゴン!ズ、ズー、ズルズル、ガサガサ」
という、ほなさんのトップ病の音を一番近くできき
コースガイドをしていたNARASETUさんは、同情して
しまった。

四国からやってきた’ほなさん’に、なんとか良い
スコアを出させてやろうと、狙いはあの方面だ、と
言い続けてきたが、そのかいはなかった。きき足下
がりのスタンスでトップしたら、球は上がるべきも
ない。今も、ほなさんは2発も池にほおりこみ、手
持ちのボールを使いはたし、
「余分なボールをありませんか?」
と頼んできたばかりだ。神保さんから1球もらい、
ほなさんに渡すと、体のねじれはとれてしまい、変
則スイングになっていた。都合3発目をグリーンに
のせたが、よほどのショックを受けたのか、肩をう
なだれとぼとぼ歩いている。この分では、ダメだな
ぁ。

同伴メンバーより、自分のことに集中しなければ良
いスコアがでないことはわかっていても、周りのこ
とが気にかかりはじめると、もう止めることはでき
なかった。薄情になるべきコンペで、同情していて
はいけないのだ。ダフリ、トップ、その結果池ポチ
ャしているメンバーをみたら、
「バカヤロー」
「いい気味だ」
「10年早いわ」
というセリフを、平然とその相手の背中に投げつけ
られるようでないと、ゴルフはうまくなれないよう
に思う。相手が絶望のあまり首を吊りたいと言った
ら、しらん顔で通り過ぎ、なにごともなかったよう
に、ゆったりとしたリズムのスイングができなくて
はならないのだ。

ほなさんをかまったおかげで、NARASETUさんもリズ
ムを壊してしまった。神保さんだけは、さっさとグ
リーンオンし、この不吉な音をきかずに済んだ。

5番ホール(425Y、パー5)結果
神保さん5、のんちゃん7、NARASETUさん10、
ほなさん11。

「禍福はあざなえる縄」だ

2007年11月29日 | 日記
3番ホール(338Y、パー4)は、1番ホールと
背中合わせになっている。でも高さが異なっていた。
低いほうに1番ホール、高いところに3番ホール、
棚田を想像していただくといいかも。棚田をわける
土手に木を植え、一部は林にしてある。

となりのコースがOKとなっているため、高富では
珍しくOB区域が小さく、ティグラウンド横とグリ
ーン奥の2箇所だけとなっていた。その分、フェア
ウエイはうねっている。

神保さんの第一打は、棚田の下(隣のコース)に飛
んだ。NARAさんはトップしたために、フェアウエイ
の左手前、棚田の土手に落ちた。ほぼまっすぐのコ
ースなので、私はドライバーで打った。ところが、
ティーグラウンド横にわずかばかりある、長さ10M
にも満たない林につっこんでしまった。方向はすぐ
横、飛行距離はわずか数メートルだ。そのため前方
に注意を払っていた他の三人は気付かず、
「ほなさん、もう打ったの?」
と尋ねたので、
「ええ、プレイング4から行きます。」
と答えた。

このコースは、どうしたわけか、全員が乱れた。
ゆっくりしたリズムの、のんちゃんまでに感染し、
前方右の林に打ち込んだ。ここはOBではないが
急傾斜の林の奥に入れてしまったので、探すのを
諦めようとしたら、ボールがフェアウエイに落ち
てきた。からみつかない冬の枯れ草のおかげだ。

ほなさんは5オンの3パットで8。NARAさん6、
神保さん6、のんちゃん6。
ダブルパーは少し悪いが、これが私の実力だなぁ
と思う。

ところが次の4番ホール(335Y、パー4)で、ほ
んさんひとりパーをとった。このホールはどこへ
ショットしたのか、2オン2パットしたということ
以外、記憶にない。(国会で追求されても)

NARAさんのお得意のセリフに、「禍福はあざなえ
る縄のごとし」がある。茶店で休憩したのがどう
影響したのか分からないが、一度はまるとしばら
く治らない恐怖の「トップ病」が出た。球の頭を
たたくもんだから、「ゴトゴト、ズ、ズー」とし
か球音がしない。もう他人の球がどこへいったの
か、見ている余裕などどこにもなかった。
ショットの度に、なにか引きずり歩いているので
ないか、そんな気分にさせる。やっとの思いでコ
ースの尾根を過ぎ、池の前までやってきた。

池があり、その先にクラブハウスを望む、高富屈
指の風景だ。太陽は顔を覗かせ、風がのどかに香
る光景の中で、10分後のほなさんは、さらにが
っくりと肩を落とすこととなってしまった。

雲に乗れなかった「ほなさん」

2007年11月27日 | 日記
リンゴを横に広げた形をしたバンカー。
大きくしかも深い。砲台グリーンのすぐ下を
えぐり、獲物(ボール)がくるのをまってい
た。

神保さんのボールは、高い球だった。ピンに
からんでゆくのがわかった。
これはニアピンだ、スゴイ!
ほなさんのボールは?と探すが外にみつから
無かった。バンカーのアゴの下に食い込んで、
砂に埋まっているではないか。白いボールの
てっぺん部分がチラっと見えている。ほなさ
んのトップスピンボールは、グリーンのあご
の下めがけ、一直線に飛んできて、砂にもぐ
りこんだのだ。あやうくロストにするところ
だった。

のんちゃんは見て、
「ほなさん、これ横に出した方がいいよ。」
とやさしく言ったが、ボールのある位置まで
ゆこうとすると、砂に足がとられ、ズ、ズッ
っと体が下がる。やっとの思いで球をかきだ
し、バンカーの下の部分まで落とし、横に出
そうとした。

苦手のバンカーショット(得意な技はあるん
かいな?)の結果は、やってはいけないホー
ムラン。危険!グリーン上に3人が居る。
「打ちます!」と声を出しておいたからよか
ったものの、NARASETUさんの前2mぐらいを
猛スピードで飛んでいった。防衛本能が働い
て、NASASETUさんはそのまましばらく身構え
ていた。もう一発ボールが飛んできたら、は
たき落としたに違いない。

4オンして上からパターを打つと、下まで転
げエッジまでいった。グリーン上の3人は十
分すぎるほどラインを読み、次のグループは
手持ち無沙汰そうにティグラウンドから眺め
ている。ゆったり流れる空気の中を、ひとり
ほなさんはあくせくした。4パットなのだ。

ほなさんに時間がかかったせいで、みんなは
芝目の数まで慎重に数えることができ、NARA
SETUさんはバーディ逃しのパーをとった。の
んちゃんはリズムをくずしボギーになった。
神保さんはニアピンを1パットで決め、バー
ディ。めがねの奥がきらりと光り、不敵な笑み
を浮かべたのだった。
終わるやいなや、NARAさんはカップに旗を立
て、急いでグリーンを離れた。次のグループ
はもう待ちくたびれていたのだ。

「神保さん2、NARAさん3、のんちゃん4、私8」
これが危機の序章のはじまりであった。
空振りなどしなくとも、110の王は確実にと
れる。昨日までの自信あるスイングは、どこに
置き忘れてしまったのだろう。一昨日、コーチ
に誉められたことなど、遠い昔、少年の頃にみ
た景色のように、懐かしい思い出になってしま
った。

すぐそこにある危機

2007年11月26日 | 日記
1番ホール(パー4・355Y)。力んだ神保さ
んは不調のボギーとなり、私は好調でボギー
がとれた。NARASETUさんとのんちゃんは先導
を果たすべくパーであがった。このあたりは
さすがである。

ちょっと話は逸れるが、のんちゃんは、ノン
ちゃんと書くべきなのか判らないまま今日ま
できた。のんちゃんが、とても親しみやすく
呼びやすいのは、「ノンちゃん雲に乗る」
あったからではないかと思うのだが。

石井桃子さんの原作、本格的な児童文学で人
気の本を、当時天才美少女とうたわれた鰐淵
晴子さんが好演し、映画も大ヒットした。原
節子さんらが脇を固める本格派映画だ。当時
は子供を主人公にしたものに、良質の本がた
くさんあった。次郎物語、あすなろ物語、二
十四の瞳、一流の作家が書いたものがたくさ
んあった。現代はどうなのだろうか。

ノンちゃんが見上げるお空には、雲が浮かん
でいた。ほなさんも家の屋根に上り、空を見
上げて、雲にのったらどんなに気持ち良いか
といつも思ったものだ。ノンちゃんが見上げ
た雲、たわむれ遊んだ雲と同じものがそこに
あるような気がしたものだった。

今朝のお空はどんな感じだったろう。空を見
てもどんな雲があったか忘れてしまうように
なってしまっていた。それがゴルフをするよ
うになり、山の景色や木々の色、流れてゆく
雲をみている自分に気付いた。遠景の山は草
いっぱいのラフにみえ、ふとフェアウエイで
仰いだ空にぱっかり雲が浮かんでいる。自然
っていいなぁ、こんな素敵なものたちに囲ま
れて生きていたことに、ちっとも気付かない
できた。もったいない生き方だった。

2番ホールは、178Y、パー3。ニアピン対象
ホールになっている。
ティグラウンドからゆくと、途中、左から木
々がせり出し、そこを過ぎると大きな深いバ
ンカー、隣接してグリーンとなっていた。
打ち上げのコースだからグリーンが見えない
。ティグラウンドからは、バンカーだけが大
きな口をあけて待っているように見える。
いやらしい感じだ。
NARASETUさんに
「こんなエゲツないホールでしたか?」
と関西流で尋ねたほど、異常な殺気があった。

グリーン奥の林の方から、少し向かい風が吹
き旗がゆれている。
NARASETUさんが打ち、旗の右側へ飛んでいっ
た。グリーンに乗ったようだ。ゆったりとし
たスイングはリラックスの賜物。
次に打った私のクラブは、トップして当たった。
旗めがけて一直線、どこまでもまっすぐゆく。
まっすぐ行くのはそれでいい、だがボールは上
がらない。
バンカーの淵に当たれ!と強く念じた。
淵でパッ!と砂が上がった。
跳ねて上がったか、どうなんだ!

             待望の次号をまて

ライオンは一匹で足りるか

2007年11月25日 | 日記
ほなさんがスイングすると、まさかの時
神頼み5番ウッドでも緊張していたらしく
右へ引っ掛けがで、真ん中へ落とそうと
した企みは失敗に終わった。

見物のメンバーから、
「ほなさんは空振りじゃなかったの?」
と落胆にも似た声があがった。まぁコン
トじゃないし、まさかの5番ウッドですか
らね、空振りはないでしょう。3番なら
判りませんが。

なお、反論するわけじゃあーりませんが、
最初のショットで空振りするようじゃ、ラ
イオン二匹のコンペになってしまいます。
次の神保さんは、NARAさんの友人だそうで
俳優の神山繁(こうやましげる)に似てい
た。往年のヒット番組「ザ・ガードマン」
を思い出すなぁ。チャーン、チャチャチャ
チャーン、とエレキギターではじまるのが
印象的だった。

NARAさんが敵わないという「のんちゃん」
の打法はゆったりとしていた。このスイング
が最後まで続くようならやっぱりスゴイこと
だ。最初のグループは、だれひとりOBを出す
こともなく、出発できた。

110の王のコンペらしくないと思われる方
がいたら、ご期待に沿えず、誠に申し訳ない
とお詫びする。しかしである、ゴルフは18
ホールあるのだ。最初からコケテいたのでは、
それはギャグである。喜劇の土台は、ペーソ
スなのだ。泣きがあるから笑いがある。だか
らここぞ言うときこそ、
「ヨ!日本一、待ってました!」
ということになるのだ。
だが、それは意外と早く来てしまった。

決戦の朝

2007年11月24日 | 日記
関が原あたりから気温が下がり、明日の
用意にカイロまで準備した。下のコンビ
ニにゆくと、「増田理論」の分厚いマン
ガ本
が売っていたので買ってきた。これ
でさらに勉強しよう。でも最後まで読め
る自信なし。いつも買ったら安心してし
まうからだ。

朝は6時ごろに目覚めた。7時の時報と
ともに部屋を出、ホテル裏のパーキング
へとゆく。カーナビを高富GCにセット。
昨晩と同じで、私の”カーナビ野郎”は
やっぱり道を間違え、駅前をぐるぐる回
した。
「300m先を左、そのまた先を左、、」
となんども平然と言うので、地図を移動
させてみると1回転してる。忙しい時に
こんな野郎にかまっていられないと、お
よその目算つけて、大きな道へ飛び出し
た。

どっちの方角かわからずしばらく走ると、
慌てたナビは、正しいコースを計算し教
えてくれた。
ほうら見ろ、こいつは遊んでたんじゃね
えか、昔の雲助タクシーみたいなもんだ。
やっと、一路、高富へ向かう。

高富ゴルフ倶楽部は、思ったより混んで
いた。来場のお客がすべてがライオンの
メンバーに見え、緊張する中をゆくと、
机の書類とにらめっこしているNARASETU
さんが居た。声をかけると、やさしい顔
をして迎えてくれた。
お金を払うと、先に受付をしてこい、と
言われたので、鍵をもらい、うろ覚えの
ロッカーへ行き準備をする。と言っても
荷物を入れ、カイロを背中に貼っただけ
のことだった。もうすでに準備万端だっ
た。あとはストレッチを残すのみ、、。
途中、キタックさんをみかける。そうそう
あの顔、大杉漣だ。ちっとも変わっていな
いぞ。
(人間、半年やそこいらで変わる筈もない
ものだが。)

朝食をとりにレストランへ。
なごやかな顔が並んでいる。人はゴルフ
だというと、なぜにこんな良い笑顔がで
きるんだろう、と思う。 朝食サービス
はとても助かった。味噌汁が、やはり名
古屋だぎゃー。

パター練習場へゆくと続々人が集まって
きた。のんちゃんがいた。tomomiさんも
居た。もう判るのはここまでだった。
NARASETUさんのコンペの説明がはじまる。
得意のユーモアで場がなごみ、ハンドル
ネームの自己紹介となった。

ライオンでおなじみのドラえもんさん、
Gサークルの管理人ヒロシさん、papaさん
、斗夢さん、moobooさん、かなめさん、次
々続く。
ホー、掲示板で見た記憶がよぎる。みんな
優しそうで、興味が湧いた。そして私の番
になったら、大きな拍手で迎えてくださっ
たのには驚いた。温かいなぁ、みなさん。
そうそう、これがNARASETUさんのライオ
ンウッズの肌感なのだ。

練習できないまま、1番ティに立つ。へた
に練習するより、これがマシだと開き直る。
NARASETUさんが一番、次が私にきまった。
先のグループが見えなくなったので、
「ティーショット、いけますよ。」と
NARASETUさんに言うと、
「まだあそこに居るよ。」
との返事に、よく見てみるとコース半ばに
カートがあった。こりゃイカン、気分が浮
ついている。あれが見えないとは、アガッ
ているのだ。

1番ホールの打ちおろしは、右方向がOBだ。
前に右側斜面に打ち込んだことを思い出し
5番ウッドを握る。まずは慎重に行こう。
全員が見ている中、NARASETUさんが打った。
春とは違うゆったりしたスイングだった。
球は放物線を描き、フェアウエイに落ちて
ゆく。
次は私だ。

戦い前夜

2007年11月23日 | 日記
カーナビというヤツは、田舎道を走ってい
るときは心強いのだが、町中にくるとまっ
たく頼りにならない。岐阜駅前はところ狭
しと道があった。ぐるぐる廻って、やっと
一本道が違っていることがわかった。ナビ
で表示される車の位置が、実際には隣の道
上を走っていたのだ。ウロウロしても見つ
からなかったはずだ。

はじめてのホテルはとてもキレイで、明る
かった。禁煙部屋、ベットはダブル、羽毛
布団に予備の毛布がついていた。嬉しかっ
たのは加湿器がついていたこと。咽喉の調
子がよくない時は助かります。

暗すぎる部屋というもの気がめいり、TVで
スリラーなんかをみていると、思わず入り
口のドアを覗き込んだりしますからね。
寒い部屋で一人飲むビールは、水っぽくて
酔いもせず、お腹ばかりが張るものです。
このビジネスホテル、「ダイワロイネット
」、お勧めです。楽天東海地区No.1というの
も納得でした。ビジネスホテルも、少し広
め、明るい印象、照明の調節、禁煙部屋、
などのコンセプトがあたり前になってきま
たね。

ストレートボールの手ごたえ

2007年11月22日 | 日記
午後二時に出発。曇天。
岐阜のホテルに、ナビをセット。7時過ぎの
到着予定とでた。本当にそうなのか、これ
ばかりは走ってみないと判らない。
長距離走ると足の腱がツルので、今回は足の
裏全体でアクセルを踏んでみる。雑誌に書い
てあった。これだと少しらくだ。

高富ゴルフ倶楽部は、岐阜が近いと書いて
あったから、岐阜泊まりにすることになった。
ホテルを検索したら、ダイワロイヤル・・・
なんたらいう初めて聞く名前。楽天でNo1
と書いてあった。なるほど、こんなホテルが
できているのか。最近のホテル業界は、カタ
カナばかりで、それも長いから覚えられない
。予約のプリントアウトした紙だけが頼りだ。

昨日のお昼、休憩している女房に、
「ちょっと出かけるわ、3時半に帰るから」
「どこ行くのン」
「あのー、っちょっとレッスンに、、、」
仕方ないなぁ、と呆れ顔の女房を残し、仕
事の合間をぬってレッスンに行った。往復
半時間として、なんとか50分間くらいは練
習できるか、と不安解消にいった。

コーチは先に来ている中年女性を教えてい
たので、私は隅で練習開始。軽く振ってい
るとやってきた。
「忙しそうやな、ほなさん。このごろゴル
フいっきょんで?」
とコーチ。私がクラブを振ると、
「今日は力が抜けて振れてるなぁ。こんな
ん初めてだろー。心配なクラブあるで?コ
ンペなら心配なんを振っといたら?」
と坊主頭のコーチは言った。
ほならと、私はドライバーを出して、振っ
てみせた。2,3箇所手直してもらうと、
ボールはまっすぐ飛んでゆくようになった。

何発目かは、向こうのネットに突き刺さる。
(いやこれは言いすぎだ、事実とは違う。)
ほんとはネットまで届く球も出たというだけ。
だが、ほとんどがまっすぐな球筋だった。
ドライバーでまっすぐな球筋ならば、どん
なコースでも攻略できる。コーチと私はは
じめての球筋に大いに満足できた。私はコ
ーチがもう少し打てとすすめてくれたのに
反し、そうそうに練習をきりあげた。

いつも自分に戻り、変な球筋が出て、自信
を失うのが怖かったし、それから回復でき
る時間もなかったからだ。
運転中はこの光景がフラッシュバックして
とてもおだやかな車の旅となった。大阪付近
で渋滞しても、陽の落ち切った関が原を通過
する時も、とても落ち着いていられた。はじ
めて会う人たちとの交流も楽しみだった。

球跡の修復

2007年11月20日 | 日記
平和な家庭「ほなさん家」に勃発した「よん
どころない事情」。
悪いときはなんでも悪い方向へ行ってしまう
のが人生。なんとかしようとすればするほど
”ドツボ”にはまるものだ。

就職したての若い頃、大きなミスをしてしま
ったことがある。立場上、たまたま年の若い
ほなさんが、3つ年上の先輩の上司となり動い
ていたときの話。

ある時、判断ミスをして大失敗。100人か
らの人に迷惑をかけてしまった。頭を丸めて
事情説明に行こうか、どうすべきか迷った。
部下の彼に会い、判断ミスの言い訳しようと
する私に、彼は助言をしてくれた。
「ほなさん、あんたが上司なんだから、いろ
いろ言わずに頭を下げてください。負けると
きはアッサリ完敗しましょう。」

この助言通り、頭を下げてあちこち回った。
この時はじめて、自分の非を認める時こそ、
素直さが必要なことを知った。率直さは、自
分自身を生かす道でもあると気付いたのは、
ずっとずっと後のことありました。
人は必ずミスをする。ミスをして、そのリカ
バーといっても何もできないことが多い。素
直に謝ること、相手に許しを請う、これに尽
きるということを経験した。
ありがたい助言だった。

この助言は今も生きている。
ドライバーが飛ばない、アイアンで失敗し、
同伴者の足を引っ張ってしまうことがよく
ある。そして同伴者のリズムを壊してしまう。
同伴者の悪いが、素直に謝り、明るく済ます
ことにしたい。トラブルはあっても110の王、
ライオンコンペへ参加したい。刻々迫る掲示
板を横目に観るばかりでは辛い。

そしたら、店の仕事は息子が入り、月曜日の
大阪での仕事は、日曜日に済ませられること
になった。大阪で仕事をする予定の、愛媛県
の相方が、時間を早めて上阪してくれた。こ
れでお膳立てはできた。
ありがたいねぇ。

今回コンペの同伴者、のんちゃんの言葉。
「グリーン上のピッチマーク(球跡)を3つ
以上直すことにしているのよ。そしたら、き
っとうまくゆくような、、、。」

前に聞いていた言葉だけど、今回はこの意味
がドスンと胸に落ちました。ほなさんは、の
んちゃんのように3個は直せなくとも、1個
でも直してゆきますよ。
お掃除の達人が言った言葉に
「ひとつ拾えば ひとつだけきれいになる」
とありました。

話は前後します。旅立ちの先日、親父が入院
しました。すわ、またコンペキャンセルか?
と病院へゆくと、88歳の親父と84歳のお
袋ともども元気でした。入院手続きをしなが
ら様子を伺うと、「病状:食欲不振、本人の
希望で入院」とありました。点滴をしながら、
親父はゴムチューブをもってこい、と私にい
います。「筋力が落ちたらアカンのじゃ」と
真剣な目つきです。思わず、ほっと一安心。
この分なら大丈夫だ。

バタバタの中を、徳島--岐阜間、340キロ、
時間にして5時間半の旅がはじまりました。
さあゆくぞ、ライオンコンペ!

110の王(ライオンウッズ)コンペ

2007年11月19日 | 日記
ライオンウッズのコンペ(NARASETUさん
主催)がありました。
急遽参加できることになり、急いで、
岐阜まで行ってきました。まずは、ライ
オンウッズの掲示板への帰宅報告した内
容を再録します。

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NARASETUさん、本当にお世話にな
りました。昨夜帰宅し、うちの女房は土産
の饅頭は一口かじりついただけでほっとき、
頂戴した賞品のリンゴを喜んで食べており
ました。<中略>ありがとうございました。

さて、メンバーのみなさんの温かい拍手で
迎えていただき、
「あー、この方がヒロシさん、この方がpa
paさん、この方がドラえもんさん、なるほ
ど。斗夢さんがいた。moobooさん、かなめ
さんもよく伺う名前だ。キタックさんは覚
えているぞ。あ、次の方を聞き逃した、ど
うしよう。」
と心の中で思っておりました。自分の番に
なって帽子をとって挨拶しなければなりま
せんが、細く少ない髪の毛が一方に偏る事
を警戒するあまり失礼をしてしまいました。

コンペ結果は日頃の研鑽の実力を発揮、
あわや優勝をしてしまうところでした。1
10ジャストの方に心から感謝します。コ
ンペが決まってからは、真面目に練習もし
たのに、やっぱりあきませんでした。

終わりに、「直前の木曜日に行ったゴルフ
教室、2000円返せ!バカヤロー」とだけ申
し、とりあえず無事帰宅のご報告とさせて
いただきます。
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そうなんですわ、ほなさん、あこがれの
110王のコンペ行ってきたんです。