ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

最期は「家で」(2)

2022年05月29日 | 日記
「最期は家で」と言いながら矛盾するようですが
「施設で看取り」という選択肢ももちろんあります。

ご自宅で全部のことができない、と思う家族もおられる
ことでしょうし、生きている人間はいつかは死ぬもので
ありますから、看取りのできない施設はあくまで仮の住
まいと考えられたら良いのではないでしょうか。

「最期は家で」という選択をなされたら、けっこう急が
ねばならないことが、たくさんあります。
相続?
墓?
後見人?
こんなことではありません。

ほなさんがまず思うのは、
「この家は最期まで住める状態か」
という現状分析です。
とある講習会で、ほなさんが家の中のヒートショック対策
と段差解消の話をしているとき、
「うちの家の岩風呂は豪華なのよ。」
と自慢げに話した方がいました。その岩風呂がどれだけ危
険なものになるか、うーん。

「最近の年寄りパワーはすごい。〇〇さんは80代だという
のに、鍛えた背中から観たら中年かと思った。」
と元気な年寄りの話をされますが、注意深くみてもらわな
くちゃならないのは、元気でなくなると
「黙って静かに病院や施設という場所に隔離」
されているから、みなさん方の目に留まるのは元気な方だ
けだという事実に気付かないだけです。

シニア世代の住宅改修は外壁工事で終わりじゃありません。
もとよりシニアが住む部屋は、夫婦二人で二部屋あれば十
分です。子育てのための家なんて、動き回る子供が居たか
ら必要な作りだったのです。子育て20年の為の我が家に、
これから20年、はたまたそれ以上住めるでしょうか?