ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

今年の暑い夜の話

2007年09月16日 | 日記
来月奈良にゆく。
奈良でコンペをするからおいでと誘ってく
れたのだ。元仕事仲間だった人達、現同業
者の人達が揃うという。幹事役は、70代
の元取引先のMさんがやっており、
「コンペやっているだったら混ぜてえな」
と半分押し込んだ。
だからとても楽しみだ。

このMさんとは20年近くなるかな。しかし
仕事一辺倒のお付き合いしかしたことなか
った。自分がゴルフをするようになって、
周りの人々がゴルフをしていることに気付
いた。もっと前からゴルフしていれば、も
っとお付き合いも楽しめたのにと思う。

さて、このMさんは今年、奥様と徳島に「踊
り見物」にきてくれた。
以前から目の不自由だった奥様を連れて、全
国を回っているという話は何度かきいたこと
があった。愛妻家なんだなぁ、Mさんは。

春にお会いした時に、こんなに徳島にきてい
るのに、奥様には阿波踊りを見せてない、と
言われたので、ほなさん夫婦は声をそろえて、
「それはイカン。準備するからおいで。」
と声をかけた。

今年は映画「眉山」の効果もあり、地元も
力が入っている。面白いはずだ。Mさんも、
「ほなさんに任せるから、手配頼む。」
といい、それから私らは、ハタと考えた。

最近は奥様の目はほとんど見えないと伺っ
たので、どうやって楽しんでもらおうか。
「選抜阿波踊り大会」と「ジャンボ桟敷」
の席は音がよく聞こえる場所、人の気配が
感じられる場所に注意し、発売初日に買う
ことにした。

段取りを立てた。
ホテルに着いたら、きれいどころばかりが
出る「選抜阿波踊り大会」を見てもらい、
その後夕食と休憩。
夜は私ら夫婦が接待することにした。「桟
敷席」で阿波踊りに触れてもらい、最後の
「総踊り」までを体験してもらう。しめて
6時間の工程だ。

当日、8月15日夜、ホテルに迎えにゆく
とふたりは小さなロビーで待ってくれてい
た。
「どうでしたか、選抜阿波踊り大会は?」
と聞くと、旦那は
「うちのは目も見えんのに、楽しい楽しい
っていうて、、、」
と喜んでくれたようだった。良かった。
はじめてお会いした奥様は、華奢な体に品
の良い感じだった。似合いの夫婦だなぁと
思った。

夜の阿波踊りは、桟敷で見物だ。ひな壇に
座っている前を、踊り子さんや鳴り物が、
思い思いの技を見せて通り過ぎてゆく。大
太鼓は地面を響かせ三味の音は華麗に、笛
は軽やかに踊る。
そのリズムの流れに、踊り子は乗って泳い
で乱舞を繰り広げてゆく。

「連」(れん)というコンボイのごとき軍
団が、どんどん目の前を通過するさまに圧
倒され、いつの間にか自分も踊りの渦に巻
き込まれ、座っていながらも手足が動き始
めるのだ。
これは体験しなくちゃ分からない。

でも、Mさんの奥様は目が見えない。踊り子
の衣装の綺麗さもユニークなしぐさも分か
らないからどうなるだろうか。

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