60歳から福祉用具の世界に飛び込み、これを生業とし
てきたほなさんが、母以外で第一号の顧客となってく
ださったAさんが、つい最近、逝去された。
満101歳でした。
Aさんは何事もご自分でなさり、亡くなる直前まで紙お
むつを自分で交換するという、意識もプライドも高い方
でした。死ぬときはこうやって逝くのよ、と実地で見せ
つけられたようです。
「家で死にたい」という本人の希望通りに、台所にある
いつもの椅子に腰かけたままの姿で、同居の家族が気付
いて駆け寄った時は、死後直後の大きな息づかいだった
といいます。
この数日前、ほなさんが用具の定期点検に訪れた際、ほ
なさんが用具点検する様子に疑念をもたれ、
「それでは点検にならん!」
と一喝したのでしたが、自分の早とちり間違いだと判る
と慌てておべんちゃらを言うほど、しっかり者の可愛い
おばあちゃんでした。
101歳の方とこうしたコミニュケーションがとれること
は少なく、ほなさんにとっても嬉しいお叱りでした。
利用者様の思うような在宅生活を援助して、人生をまっ
とうされ先の世へお見送りをすることが、「用具屋」福
祉用具プランナーとしての仕事であります。
利用者様を見送った後で、他にできることは無かったか、
あれこれ検討・反省することが常でありますが、Aさんに
関しては、とても爽やかに旅立たれたので、何も付け加え
ることはなかった、自分もこうありたい、と思います。
Aさん、ありがとうね。良い手本をいただきましたよ。
てきたほなさんが、母以外で第一号の顧客となってく
ださったAさんが、つい最近、逝去された。
満101歳でした。
Aさんは何事もご自分でなさり、亡くなる直前まで紙お
むつを自分で交換するという、意識もプライドも高い方
でした。死ぬときはこうやって逝くのよ、と実地で見せ
つけられたようです。
「家で死にたい」という本人の希望通りに、台所にある
いつもの椅子に腰かけたままの姿で、同居の家族が気付
いて駆け寄った時は、死後直後の大きな息づかいだった
といいます。
この数日前、ほなさんが用具の定期点検に訪れた際、ほ
なさんが用具点検する様子に疑念をもたれ、
「それでは点検にならん!」
と一喝したのでしたが、自分の早とちり間違いだと判る
と慌てておべんちゃらを言うほど、しっかり者の可愛い
おばあちゃんでした。
101歳の方とこうしたコミニュケーションがとれること
は少なく、ほなさんにとっても嬉しいお叱りでした。
利用者様の思うような在宅生活を援助して、人生をまっ
とうされ先の世へお見送りをすることが、「用具屋」福
祉用具プランナーとしての仕事であります。
利用者様を見送った後で、他にできることは無かったか、
あれこれ検討・反省することが常でありますが、Aさんに
関しては、とても爽やかに旅立たれたので、何も付け加え
ることはなかった、自分もこうありたい、と思います。
Aさん、ありがとうね。良い手本をいただきましたよ。