ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

初遠征(7 スタート)

2007年02月28日 | 日記
500円なりの朝食を済ませ、準備万端で車のところへ
いくと、フロントガラスが凍りついていた。徳島でも
凍るが、ガラス全体が凍るような根性はない。ここの
方が寒いんだな、やっぱし。

NARASETUさんが迎えにきてくださるので、暖機運転をし
ながら待つ。緊張してるのか、またトイレ。今朝はこれ
で二回目だから、これで在庫一掃だ、と思っても、頭と
下(シモ)のゆるいほなさんは、油断できないのだ。食
べたそばから、飲んだとたんにモヨオス。こんなの私だ
けかと思ったら、そうでもなく、親子ほど違う二十歳の
女子社員でもそうなんだと。ふたりで話して、お互い勇
気付けられ、大いに盛り上がったことがことがある。
「パンツ下ろせば、いつだってできる、あっはっは」が
われわれの合言葉だ。(今じゃセクハラ?)

8時すこしまえ、NARASETUさんがやってきた。
「後ろ、着いてきて」と誘導してくれる。カーナビの指示
とまるで反対の方角へ、NARASETUさんのブルーバードは走
る。県道は朝のラッシュの時間帯だ。どこも混んでいた。
やがてのどかな田舎の風景が多くなり、1時間15分後に
高富GCへ到着した。

こじんまりした、清潔感のあるクラブハウスだ。駐車場
から入った受付が、2階か3階になっている構造で、階
段を降りたら、レストランがあった。NARASETUさんが朝
のコーヒーを誘ってくれたが、またもよおしてもいけな
いので、遠慮した。なにせ今日はゴルフができる、勝負
、勝負の日なのだ。

階段の下から、外へ出る。2,3台のカートが並び、その
向こう側に練習グリーンがあった。パターの練習など、
まったくやったことがない。いやそれでもゴルフをしはじ
めた頃は、練習機を買ってきて少しやっていた。やらんと
いかんのよね、今頃言っても遅いけど。
だから練習グリーンで少し練習する。あまりたくさんやる
と、かえって不安になるから、まっすぐ転がるかどうか、
それだけ確認した。ボールがまっすぐ転がること、ほな
さんレベルならこれで十分。距離感は、日ごろから練習
しないと養えない。

テーラー毎度さんが、スポーツドリンクを持参して到着。
tomomi丼さんもやってきた。「丼」とか「戦車」とかの
ハンドルネームで呼ばれていたから、そういう風貌を描
いていたが、普通の体型のひとで、よく笑い、人あしら
いがうまい感じだ。

スタートホールは、「WEST」と告げられた。
クラブハウスからの道を降りてすぐ、1番ホールのティ
グランドだった。1番ホールは355ヤード(パー4)。
以前は、口火を切るテーラー毎度さんが、決まったように
OBからスタートしてくれるので、みんな助かっていたん
だけどと、NARASETUさんは緊張が解けるような解説をして
くれた。

この場面、みたことがあるぞ、とほなさんは思った。ライ
オンウッズの去年のコンペを撮った、スライドショーで見
たんだ。あのときは「こんなひとたちがゴルフをしている」
とパソコンを眺めていたのに、今日はそこで自分がゴルフ
をしている。なんて不思議なことなんだろうと思った。

いよいよだ。
朝の一発目は、だれもが緊張する。くじの棒を引いたらオ
ナーは、ほなさんになった。
打ち下ろしのホールで、まっすぐ下のほうにグリーンが見
える。今日は右側のグリーンを使うという。
先の組がグリーンへの寄せを試みていた。
NARASETUさんは、このコースの特徴とボールの落とし所を
ことこまかく指示してくれた。
右側は山の斜面。竹林になっている。左側はOBだ。

前は空いた。
いよいよだ。
この日のために使う新品ボールをティーにのせ、やおら
アドレスをとる。親父ギャクの応酬を楽しんでいた周り
が、シーンとなった。張り詰めた空気の中を、ほなさん
はドライバーを振りおろした。
カーン!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初遠征(6 ホテルにて) | トップ | 初遠征(8 tomomi丼さん登... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事