「口から食べて下から出す」
これが生活の基本とほなさんは考えています。
本格的に食べれなくなったら、お迎えがきたと考
えています。
誤嚥性肺炎などにより口から食べれないと、「胃
ろう」などの医学的処置を一時的にして、その後
また元の生活を取り戻された人もおられますから、
一概に医療的措置を否定できませんが、ほなさん
個人の終末期における意見は、
「医療的措置は基本何もせず、枯れていきたい」
ということです。
ほなさんの母(98歳)の場合、
3日前まで起きて車椅子の生活でした。
車いす上でほとんど眠っていることが多くなり、や
がて起きておられなくなり床につきました。
十数年前の父親は寝たり起きたりの生活が3か月ほ
ど続き、本人の希望で最後の3日間点滴を打ちまし
た。それでも枕元にはゴムの筋肉を鍛える道具があ
りましたから、動けなくて寝たきりでじっとしてい
たのではありません。
母の場合、息はぜーぜーと今にも死にそうでしたが、
家族が傍にいると、安心するのか安らかな息使いに
変わります。緑内障が進んだため目は見えなくなっ
ていましたが、声や雰囲気で家族と他人の区別が明
確にできていました。
子や孫たちが集まってくると、耳を澄まして話を聞
いているようでしたし、呼びかけるとその方に顔を
向け、話をじっと聞いていました。
6-7人の家族団らんのワイワイ、ガヤガヤした茶の
間の雰囲気が母のベッドの周りにそのまま再現され
それぞれの家族の話題に花が咲きました。厳かな雰
囲気にほど遠い、市井の井戸端会議そのものです。
コロナ禍のために息を引き取る「その時」には立ち
会うことはできませんしたが、ほとんどその直前ま
で家族の団らんを楽しむことができました。
これが生活の基本とほなさんは考えています。
本格的に食べれなくなったら、お迎えがきたと考
えています。
誤嚥性肺炎などにより口から食べれないと、「胃
ろう」などの医学的処置を一時的にして、その後
また元の生活を取り戻された人もおられますから、
一概に医療的措置を否定できませんが、ほなさん
個人の終末期における意見は、
「医療的措置は基本何もせず、枯れていきたい」
ということです。
ほなさんの母(98歳)の場合、
3日前まで起きて車椅子の生活でした。
車いす上でほとんど眠っていることが多くなり、や
がて起きておられなくなり床につきました。
十数年前の父親は寝たり起きたりの生活が3か月ほ
ど続き、本人の希望で最後の3日間点滴を打ちまし
た。それでも枕元にはゴムの筋肉を鍛える道具があ
りましたから、動けなくて寝たきりでじっとしてい
たのではありません。
母の場合、息はぜーぜーと今にも死にそうでしたが、
家族が傍にいると、安心するのか安らかな息使いに
変わります。緑内障が進んだため目は見えなくなっ
ていましたが、声や雰囲気で家族と他人の区別が明
確にできていました。
子や孫たちが集まってくると、耳を澄まして話を聞
いているようでしたし、呼びかけるとその方に顔を
向け、話をじっと聞いていました。
6-7人の家族団らんのワイワイ、ガヤガヤした茶の
間の雰囲気が母のベッドの周りにそのまま再現され
それぞれの家族の話題に花が咲きました。厳かな雰
囲気にほど遠い、市井の井戸端会議そのものです。
コロナ禍のために息を引き取る「その時」には立ち
会うことはできませんしたが、ほとんどその直前ま
で家族の団らんを楽しむことができました。
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