ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

恐怖の「うめうめ」(12) 「他人事パット」

2007年10月23日 | 日記
ところが、珍しくドライバーがきれいに当たったのだ。
やはり「オッパッピー!」が良かったのか?
斜めに左上に伸びるフェアウエイ目指し、球はぐんぐん
飛んでいった。日頃は情けないスライスボールが、この
場かぎりは、「コースなり」の頼もしい球筋に変身した
のだった。

女房が驚いて「あれっ!ナイスショット」と叫んだ。
夫のこんな球筋を見たのは始めてだろう。ちょっとは
尊敬したに違いないと思いつつ、それでも夫婦のバラン
スが、この一打によって変わることはない。夫婦のバラ
ンスは、常に女房優位のまま過ぎてゆく。理屈ではこう
だ、なんてゆうのとは関係ないのだ。

女性は独身時代にどんなにかれんな可愛い容姿であろう
とも妻となった時点で、右手に裁判長しか持つことので
きない「独断決定」と書いた木槌を握っている。そして
いったんその木槌が振り下ろされるや、「判決」が読み
上げられてお終いになるのだ。夫婦には上告も再審制度
もない。世の中では正しかろうと、夫婦の裁判長は妻以
外になく、陪審員制度は絶対に開かれることはないだろ
う。

厳しいですなぁ、男どもには。
あ、つい感情が入ってしまいました。

さて、そんな夫婦のストレスパワーが、ナイスショット
の源だったかどうかは別にして、スライスした分、フェ
アウエイ中央にほなさんの球は落ちました。女房は、山
を下ったところにレディースティがあり、そこから打ち
ました。少しづつ当たり出してきたようです。だいぶ空
中を飛ぶようになりました。

ここはロングホールです。ほなさんは第2打で池の手前
へ。もうグリーンが見えてます。最後にプレッシャーと
して池がありました。ロングヒッターなら、この池があ
るために2オンの障害になるのでしょうが、飛ばないほ
なさんにはなんの壁にもなりません。7-80Yをトッ
プしないように打ち、ピンの5メートルほどに落としま
した。このホールは絶好調です。女房も2打目、3打目
で使ったフェアウエイウッド5番が当たり4オンできま
した。

グリーンへは橋をこえてゆきます。調子のよい時は、い
いですね。わがボールを見つつ、ゆったりと歩いてゆけ
ます。女房は、グリーン奥の3メートルを2打でカップ
インでした。

ほなさんは、カップの左下から5メートルのバーディパ
ットです。右に傾斜しているグリーンですから、大きな
フックライン(右の人ならスライス)と読みました。で
も、今日のグリーンは意外と切れません。そのため、少
し小さめの円周を描き、カップ付近で停まればよいとパ
ターを打つことにしました。

ほなさんのパターは直線より、こういう円周の方が得意
です。微妙な直線は、目のレンズが傾いているため見え
ません。あっちむいてホイのパットは、どうせ入らなく
て普通なので気が楽です。
直線のパットで、打った瞬間に、
「弱い!」「強い!」
と周りから言われるとショックです。恥ずかしさのあま
り逃げ出そうと思います。ですからこの前のボクシング
で、反則をした選手の気持ちはわかります。ただ表現方
法は全く異なると思います。ほなさんの場合は、相手に
反則をするのでなく、トランクスを下ろして、全裸にな
なったのち逃げ出すことでしょう。自分のイチモツに自
信があるのではありません。よければ全裸のままマット
に寝そべり、腹を上にむけてゴロニャンのポーズをとり
ます。どっちも反則負けなるのは間違いなしです。

登り傾斜で弧を描くラインは、少々強めに打ったところ
で問題ナシですから、だいだいでパットしました。私は
難しいことはわかりません、こんな感じの「他人事パッ
ト」です。
そしたら、グルッと廻って、カップの上まで届いたあと
最後にひと転がり、カラン~nnnと入ってしまいまし
た。こんなことあるんですね。
バーディです。