雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

妻籠宿

2007年02月12日 | 長野散策
妻籠宿に着きました



江戸から数えて42番目の宿場が妻籠宿
中山道と伊那街道が交叉する交通の要衝として古くから賑わいをみせていたそうです
しかし、明治時代に入ると主要交通手段が徒歩から蒸気機関車に替わり東海道が賑わいを見せる一方で、宿場町としての機能を失った中山道は衰退してしまいます

昭和になって、江戸時代の町並を残す宿場町が見直され、観光地として復興

観光資源としての価値を維持する為、全国に先駆けて保存運動が興ります
町並みを守るために家や土地を「売らない・貸さない・壊さない」という3原則を守り、江戸時代の町並みを保存してゆくこととなったのです

妻籠宿には1時頃の到着でした
観光客は以外に疎らで、ちょっと拍子抜けです
時間が時間なので、馬籠宿よりも賑わいを見せていると思っていたのですが



枡形と呼ばれる場所を中心に撮影しました
この枡形は、軍隊の進行速度を落とす目的で街道をわざと90度曲げたものです
道路はアスファルトでなく土のままです



古さを表現してみようと思いモノクロ撮影をしてみました
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馬籠宿から妻籠宿へ

2007年02月11日 | 岐阜散策
島崎藤村記念館から先は、土産物屋や飲食店が減少し町並が日常風景と同化します

雪だるま倶楽部でよく題材となる唐辛子です



土産物ではなく、食品として干してある感がありますね

坂道の途中で、使われなくなった臼を再利用した椅子がありました
使われなくなって随分経っているようで、ちょっと座ってみる気がしませんでしたが、サンドペーパーで一皮めくるときっと素敵な椅子となるでしょう



馬籠宿の北の端まで来ました
ここから先、中山道を8キロほど歩くと妻籠宿に至ります
写真の店は蕎麦屋です
一度は食してみたいと思っているのですが、時間が合わなかったりでまだ入ったことがありません
本日も、ワンコがいるので食事は断念



車まで戻ることにしました

車まで戻ってみると、11時を過ぎていました
妻籠宿へも行ってみることにしました

妻籠宿へ至る山道の脇に「男滝・女滝」があります





どちらも3m程度の滝で、大きさはありませんが一服の清涼という感じです
夏にもう一度訪れてみたいと思いました
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島崎藤村記念館

2007年02月10日 | 岐阜散策

土産物屋で物色しながら歩きました

民芸品を中心とした土産物を眺めます
訪れた記念に、木製のレンゲを購入



醤油の焦げるいい匂いにつられて、せんべいを購入しワンコと仲良く分けて食べました


馬籠宿の中間地点を少し過ぎた辺りに、島崎藤村記念館はあります

生家は明治28年の大火で焼失しています
現在の建築物は、昭和22年に建てられました

「この地に何か文豪を記念するものを造ろう」と考えた地元住民の勤労奉仕により、建築家谷口吉郎博士設計による藤村記念堂です

500円の入場料で見学できます





1階が納屋、2階が居宅という構造の母屋



この角度から見るとよくわかります
書斎が2階にあるというのは、現代建築様式ですよねぇ





資料館には、藤村の居間が再現してありました
この書斎で数々の名作が生まれたのでしょう



庭園の一角に島崎藤村詩集「若菜集・初恋のうた」の記念碑がありました



まだあげ初めし前髪の
 
林檎のもとに見えしとき
            
前にさしたる花櫛の
 
花ある君と思ひけり

 
やさしく白き手をのべて
 
林檎をわれにあたへしは

薄 紅の秋の実に
       
人こひ初めしはじめなり

 
わがこゝろなきためいきの
 
その髪の毛にかゝるとき
           
たのしき恋の盃を
    
君が情に酌みしかな

         
林檎畠の樹の下に
              
おのづからなる細道は

誰が踏みそめしかたみぞと
 
問ひたまうこそこひしけれ


いい詩です
ちょっとホロッとします
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馬籠でタヌキとツーショット

2007年02月09日 | 岐阜散策


馬籠宿には数件の宿があります
どれも、旅籠のイメージで作られています
宿泊したことはないのですが、囲炉裏を囲んでの夕食などイメージが膨らみます

タヌキの剥製がお出迎えしてくれます

うちのワンコたんが興味津々で覗き込みます



だいぶ古い剥製なので匂いはもうないでしょうが、まるで生きている動物に出会ったように、少し警戒しながら近づく姿はとても滑稽でした

タヌキと一緒に記念撮影です



居心地悪そうに「お座り」しています
ワンコにぶら下がっているのは、途中の土産物屋で購入した「桜茶」です
荷物もちに名乗り出てくれたのです(ホント?)

馬籠宿のほぼ中間地点までようやく進みました



続く...
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馬籠で記念撮影

2007年02月09日 | 岐阜散策


石畳の坂をゆっくりと進みます
今年は雪が少ない
雪だるま倶楽部で、何度も言っていますがこの馬籠宿でも、なごり雪を見ることも出来ません
モノクロの風景を期待していたのですが

振り返ると、観光客の方が坂を上ってきています



気が付いたらもう9時近くになっていました
お土産屋さんも開店しています



続く...
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馬籠宿と情緒と

2007年02月07日 | 岐阜散策
馬籠宿には8時頃の到着でした

季節柄観光客が少ない時でしたので、雪だるまの他は未だ観光客の方々は来ていませんでした

古い町並みに来ると心が落ち着きます
現代は大変便利になりましたが、便利というツールを得る替わりに大切な何かを置いて来てしまったような気がします

それは「余裕」であったり「人情」であったり



時間という制約で疲れる日常を離れるには、こういった情緒を得ることが出来る場所を求めるのが自然では?

愛犬と共にゆっくりと散策しました



街道を進むとすぐに馬籠宿の看板でもある、水車が見えてきます
観光雑誌でも必ずといっていいほど水車周辺の写真が使われています
雪だるまも当然一枚パシャ、です

この水車小屋は休憩所にもなっています
入口を入るとすぐに囲炉裏があります



鉄瓶から湯気が立ち上っています
モノクロで古めかしさを表現してみたつもりですが...あれ、絨毯が入ってしまいました

馬籠宿は坂の宿です
特にこの水車小屋周辺が一番坂がきつくなってますが、歩いてみるとそれほど坂を感じません



撮影に夢中だったのか?愛犬が引っぱるからか?
それとも、買い食いのせいか?

続く...
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馬籠に一番乗り

2007年02月05日 | 岐阜散策


早朝から遠路、馬籠まで出かけました
馬籠は中山道の途中にあります

中山道は江戸日本橋を起点とし京都までの132里(約530km)の道程です
本州の中部山岳地帯を縦断し、木曽を通っていたことから別名を「木曽路」とも「木曽街道」とも呼ばれていたそうです

中山道69宿のうち木曾谷には11の宿場がありました
馬籠宿は板橋宿を1番目とすると江戸から43番目にあたります

馬籠の町並みは1895年と1915年の2回の大火で、古い町並みの建物のすべてを消失しています
元々、山間の地であり防火用水に事欠くことから火事に弱いのは仕方が無いことですが、残念です



その為、今では火災に十分な配慮がなされています
街道のあちこちにこの様な古式ゆかしい防火用具がおかれています
これがまた、景観をアップさせているのでしょう


街道に落合宿側から入りました
入ってすぐにお地蔵さんがお出迎えしてくれました



気温は低かったですが晴天に恵まれたので、気分上場で坂道を登りました



続く...
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平湯大滝3

2007年02月04日 | 岐阜散策
平湯大滝も3回目です
(ひっぱるなぁ)

展望場から先は進めないことになっています
夏場は滝つぼ寸前まで歩けるのですが、冬場は安全の為立ち入り禁止になっているのです

でも、ちょっと待てよ
雪が踏み固められていて、歩けるのでは?
っという訳で...
またもやルール違反
監視員が居ない事幸い、乗り越えて先へ進みました



50mほど先まで前進



ぐっと、滝が近くに見える場所まで行っちゃいました
滝はまだ完全には凍結しておらず流れているのですが、音はなく静寂の中での撮影でした



望遠レンズを持参していなかったのですが、こんなアップで撮影できました
(24-70mmでの撮影です)



今度はめいっぱい引いて広角撮影です



降雪や雪国を表現する時に「しんしんと…」という言葉があります
なんて適切な表現なんだ  と思います
表現力に脱帽
撮影中降雪があったわけではないけれど、まさに「しんしんと…」って感じでした
なんの音もなく、ただシャッターの音だけが辺りに響きます





撮影の帰りに面白い氷を見つけました



写真では判りづらいかもしれませんが、砂防ダムを伝う水を覆うように氷のオブジェが出来ていました

撮影が終わっての帰り道、ワンコたんが雪にはまってもがいていました
余りに可笑しかったので、撮影するのを忘れてしまい掲載できないのが残念です
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平湯大滝2

2007年02月03日 | 岐阜散策
平湯大滝の第2回目です

雪が踏み固められた即席展望台からの撮影でした



この滝は何度も訪れています

過去ブログで何度も書いていますが、今年の積雪は少ないです
でも、この平湯大滝ではその少なさがいい景観を生んでいると思いました
恒例の昨年写真です



どうです?
昨年は余りに雪が多すぎて、滝つぼを覆い隠しているので何が何だか判らない状態になっています
ここではこの位の積雪の方がいいみたいですね

今度は縦撮りでの比較です





ね、少し雪が少ないほうがいいですよね
といっても、昨年が多すぎたという方が正解かもしれません

続く...
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平湯大滝

2007年02月02日 | 岐阜散策
平湯大滝までやって来ました
平湯大滝公園に車を停めます
(駐車料金500円が必要です)



平湯大滝はこの公園の一番奥にあります
昔は車で直接すぐそばまで行けたのですが、現在は駐車場から片道550mの行程となります

幅6m、落差64mの平湯大滝は、飛騨の三大名瀑の一つでその姿は秀逸です
三脚を担いで滝を目指しました

大滝までは徒歩か、片道100円のシャトルバスで行くかどちらかです
徒歩なら片道約10分
バスなら片道約1分

雪だるまは徒歩を選択しました



道に雪だるまがありました
誰かが作ったものですが、その姿が何とも愛らしく...
雪だるま~
ブログの表紙にしたいくらいです

さすがにここまで来ると雪も多く、雪を見に来た~っていう気分になれました



10分位歩くと、平湯大滝が眼前に現れました



滝つぼ周辺の氷が少し青みを帯びていて幻想的です



気合を込めてあんまり沢山撮ったものですから何回かに分けて掲載します

続く...
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高山市街2

2007年02月01日 | 岐阜散策
市街の古い町並にまで足を伸ばしました

古い町並は国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています

元は、城下町の中心でした
商人町として発達した上町、下町の三すじの町並のことを、古い町並と言います

出格子のつらなる軒下には用水が流れていて、夏は清涼感を運んできます
(今は冬なので、寒々しさを運んでくるか)



造り酒屋には看板ともいわれる杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がっていました

通りには、人力車も往来する時間となり観光客がどっと繰り出していました



町並みをゆっくり眺めながら散策しました
通りの両脇には飲食店や土産物屋が並び、ちょっと進んでは立ち止まり、みたらし団子と飛騨牛串を交互に頬張りながら、土産物を物色しながら、撮影しながら...

漫ろな撮影でした



干し柿を模したお土産を見つけました
暖簾代わりにいいかなっと思わず衝動買いします



往来に疲れた人用に椅子が置いてあります
(ウソです、これもお土産です)

うろうろと歩き回り、うちのワンコもお疲れのようでした



町並みの中で興味を引く店を発見しました
「バグパイプ」の店と書かれている喫茶店でした



バグパイプの音ってとても好きです
あの音色を聞いているととても落ち着いた気分になれます
という訳で、休憩することにしました

次回は、平湯大滝へ向います
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