雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

化野念仏寺3

2006年12月03日 | 京都散策
本日は、化野念仏寺の3回め

暮るる間も 待つべき世かはあだし野の 松風の露に嵐たつなり

と、式子内親王が唄を詠んだそうです

ここの鐘堂はちょっと変わった位置にあります
参道を進むと自然と、鐘堂の下をくぐる事になるのです

鐘堂と、紅葉した楓と、緑の楓

ちょっと素敵な風景が迎えしてくれます

「つれづれなるまゝに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ・・・」

と書き出す徒然草は『吉田兼好』の著ですが、その徒然草にもこの化野念仏寺のことを

「あだし野の露消ゆる時なく鳥部山の烟立ちさらでのみ住果つる習ならば如何に物の哀もなからん世は定めなきこそいみじけれ・・・」

と、書いています

ちょっと寂しく、でも美しいお寺でした

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2 コメント

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Unknown (せっつん)
2009-11-07 16:58:51
少し物悲しい感じもしますが 何かを感じられますね
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せっつんさんへ (雪だるま)
2009-11-08 06:07:29
ここは
京の中でも
独特の風景です
千を越える無縁仏を集め供養しています

秋の頃
紅葉した木々が
境内を彩ります
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