蓮華寺２

蓮華寺の二回目
二つ目の記事は
蓮華寺の歴史に係わってくる

　　　

北条仲時の話である

　　　

北条仲時は六波羅探題の要職にあった人物
六波羅探題は鎌倉時代
京都を監視する部署として
承久の乱の後設けられた

　　　

１３３１年元弘の乱がおきる

　　　　　　　

後醍醐天皇がおこした
鎌倉幕府討幕運動がそれだ

　　

　　　　　　

倒幕計画は後醍醐天皇の側近が密告し
慌てた後醍醐天皇は京都を脱し
笠置の地で挙兵する
北条仲時はこの時
六波羅探題として
笠置の地まで出兵し後醍醐天皇を捕縛している

　　　　　　　

その後再び挙兵を呼びかけた後醍醐天皇の綸旨を受け
足利尊氏が六波羅探題を攻めると
光厳天皇や花園上皇を伴い
東国へ落ち延びる

　　　

しかし
番場峠にさしかかった時
野武士に襲われ時を失い
西進していた佐々木道誉の軍勢に囲まれてしまう

　　

この蓮華寺で
進むも戻るも失った北条仲時

　　　　　　　

一族４３２人
寺領の一角で自刃したと伝えられている

　　　

川を赤く染めるほどだったと伝えられる
凄惨な過去が
この寺にはあった