雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

城南宮2

2009年07月03日 | 京都散策
城南宮の2回目

          

前回
方除の大社と書いたが
城南宮が方除の役目を果たすようになったのは
白河天皇に由来する

       

元々は式内社であった城南宮は
平安遷都の折
神功皇后・八千戈神の神霊を添えて奉斎された式内社を
国常立尊が併祀され
城南宮となっている

       

白河天皇(法皇)がどこに関ってくるかというと
院政を行なった折
城南宮に鳥羽離宮を造営し
大々的な神社となった

       

この事で
城南宮は代々
天皇が行幸する神社となり
貴族達の方違えの宿泊地ともなった

   

   

方違えとは
陰陽道
吉凶の方角へと出向く必要があった場合
一旦、違う方向へ出掛け
そこで一夜を明かし
改めて目的地へと向うと
吉凶の方角へ向わなかった事になるというもの

   

この事から

       

城南宮は
御所の裏鬼門を守る神とされ
今日
方除の大社と呼ばれるようになったとか

       

目にも鮮やかな
緑の楽園を眺め
巡る神苑

   

次回ラストです
コメント (6)
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