山を走ると、普通の登山者の方が2泊とか3泊しながら歩く範囲をあっという間に移動できてしまう。
この快速山行は山を走り始めた頃にはたまらない快感だった。
少ない、限られた時間でいくつものピークを踏める。すごいことだ。時間の有効活用度の高さと言ったら最高部類だ。
今でも、走って移動できることのメリットは大いに感じているし、風を切る爽快感もある。でも、でも、それとは真逆の気持ちが夏雲のように湧き上がっても来るのだ。走って移動することで見逃してしまうあれこれをたいそうもったいないと感じるようになっている。山を愛する人達が山頂やその麓で悠々と時を過ごしていることの贅沢さにようやく気づきつつある。
レースでは風景も関係なく思いっきり走るけど、それ以外の時はカメラを携えてゆっくり歩き、お気に入りの場所では時を忘れて風と光と空気を味わいたいと、最近はとみにそんなことを考えているハリ天なのだ。(今回の北アで走れなかった言い訳では決してないよ)
自由自在にスピード(走るスピードだけでなく)をあやつれるようになりたい・・・のかな。快速と鈍行の共存。好きな言葉は「臨機応変」かぁ。
山を走る以外に山菜やきのこ取りしながら山歩いたり、のんびり沢を歩いたりする山行も楽しいですからね。
でも走るのも贅沢なんですけどね…(笑)
ゆっくり歩くといろいろ感じることができるのですよね。
雲の動きとか、鳥の声とか、心地よい風とか、木漏れ日の美しさとか・・・
走る贅沢さにちょっと疲れてきて?ゆっくり歩きたい気分です。(笑)
あっちもこっちもって、ちょっと同じ感覚を味わってますかね。
妻と山へ行くようになってから、よけいになるべくならゆっくりしたいって思うようになりました。
走るのはレースだけでもいいくらいって思うことも。そう言いつつスカイランニングも爽快なんですけどね。
とにかく欲張りです^^;
山を走り出して、ぐんぐんと距離を稼げるって知った頃は、あの重い荷物を背負ってゆっくり山登りなんて考えられませんでした^^
だけど、今は逆。
「走る贅沢さにちょっと疲れてきて?」って当たっているかもです。
昔、重いテントを背負って南アルプスを縦走した事が懐かしく感じます。
(奥武蔵の里山で山芋掘りなんかもやっていました、汗;)
本当に速度によって見えるものが変わってきますよね。色んなスピードを味わってこそなのかもしれません。
里山で山芋掘りっていうのはユニークです。うちの裏山方面でも昔は随分採っていたようですよ。
短い距離をゆっくりのんびりがいいかなぁ。
まさに悠々と行ってきた夏休みを送った私です。
私の場合はまったく逆で、もともと山屋なんで、「何だ、走ればもっと行けるんだ」ということを、トレランで覚え、目からウロコでしたね。
いやぁでもね、たまには山でオトナの余裕を見せたいわけだね。
トラブルがなく予定通りだったら、きっと雲ノ平で会ってましたよ。
ご無沙汰です。
今、ブログ読んでハリマネと大笑いしつつ、さらにびっくりしてきました。雲ノ平でバッタリしてたら面白かったのになぁ。
逆バージョンもわかります。それでも山ではやっぱり「オトナの余裕」見せたいです。っていうか味わいたいです。
走るのは低山で十分かな。
でも14kg程度の荷物は重荷のうちに入らないですよ(笑)。ぜひ背中を鍛えてくださいw
超合金ケノケーノは強力でした!
ヨレヨレでしたがなんたって天気に恵まれたので最高に贅沢な光景をたっぷりと味わえました。でも走っちゃうのは欲張りですよね。
で、14kg程度じゃダメ!ってお叱りっすか。もうひたすらご勘弁を~です。
なんせ、普段は1本のハリとひとつまみのモグサしか持たないワタクシですから^^;