ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

チャレンジ富士五湖・4LAKES

2018年04月24日 | 大会レポート


【西湖北岸60km付近】

やっと走れるよって感じで迎えたチャレンジ富士五湖4LAKES100km。
まだ明けやらぬ午前4時半。気温は10度くらいかな。手袋がないと寒い。久々のウルトラだけど、過去の経験からマラソンを3時間で走れればそこそこはやれるという自信はスタート前からあった。なので気持ち的にも余裕たっぷり。
天気予報はとにかく暑くなる暑くなるの連呼なので、気持ちグラリ。いつもの前半抑え目作戦を少しだけ控え目に。つまり涼しいうちに気持ち稼いでおこう、ってことに(なるよなぁ)。



ペースと心拍数をチェックしつつその落とし処を探る序盤。
バーッと下って、トンと上ってが繰り返されるので、ペースの数値は頼りにならない。
体感からおおむね平地と下りは心拍130〜140拍目安。上りは140台が理想だけど150拍までは許可って感じ。
これでほぼキロ4分40秒から5分20秒前後。
先はひたすら長いので余計なことは考えず、膝から下をポンと置くだけの走りに徹する。リラックスリラックス。
5km毎くらいに妻が先回りして応援してくれる。これはありがたい。三女がデザインしてくれた我らのユニフォーム遠くからもよくわかった。


【山中湖】

天気も良さそうだしレース中の写真も久し振りに撮っちゃおうかとカメラを持っていたけど、妻がちゃんと富士山入れて撮ってくれてるからいいやと途中で放棄。


【河口湖大橋へ向かう。43kmあたり】

暑くなるから給水がポイントだとゼッケンベルト兼用のフラスクボトル2本つきベルト着用したけど、これも考えてみれば邪魔だった。
頭の中はかなり本気モード。タイムはほとんど確認していなかったけど、10kmごとに52分、53分、53分、56分、53分。フルマラソン42kmが3時間47分くらい。目安にしていた半分の50km地点が4時間半弱。ちょっと足が痛い(筋肉痛)って言えば痛いけどまずまずの出来具合。気力は十分。あと半分このペースでっていうのは無理だろうけど、まぁ30分遅れの5時間で後半行けるかなという見積もりを立てた。


【河口湖北岸、約53km付近】

辛いは辛いけど、空は青いし、やっぱ富士山きれいで気分はハイ。後半をプラス30分でよしとしたら気も楽になった。
57.5km表示ではあとフル1本でお終いね、なんていう感覚。

ところがどっこい60kmを過ぎ、長い上りでペースがいったん落ちるとなかなか上がらなくなる。体感的には落としていない、しっかり上げているつもりが数字はシビアに現状を突きつけてくる。精進湖を回り再び西湖に向かうあたりからそれが激しくなっていった。


【75kmあたり。精進湖から西湖へ】

5分15秒感覚が実際には6分15秒になり、西湖の南岸を進む頃には気を抜くと7分をオーバーし始めた。みなが言うような暑さはそれほど感じてはいなかったけど、エイドではまず水をかぶることを優先。体も頭もクールにクールに。


【西湖南岸、80km付近】

だいたい等間隔で応援してくれていた妻にとうとう飲み物もらい出したのは西湖南岸。止まることはないけどアクセントが待ち遠しくなって来た。何かいる?にいらないよと手を振って元気よく通過してみせていた余裕はすっかり消え失せた。ウルトラの洗礼始まる、だ。


【西湖南岸、84km付近、8時間経過】

9時間半切りが難しくなったけど、それでもなお9時間40分くらいではと踏ん張る。しかし、足痛い。これこれ、そうそう痛くなるんだった。やっとこさ思い出すウルトラの厳しさ。
残り15kmを切ってからは練習場所の1周2.5km農道が基準になる。黙って前に進めだ。

河口湖に別れを告げいよいよラスト区間。ダラダラの上り。信号待ちになるとホッとする。気力だけは失せていない。でも痛いからとにかく早くお終いにしたい。必死で足を前に出す。だいたい7〜8人くらいの選手と前後しながら黙々と残り距離を減らした。
ラストエイドもとにかく長居は禁物。ヘタするとサブテンも怪しいという落ち込みかたにちょっとそれはないだろうと焦りも加わる。


【最終エイド通過、残り5km】

最後の激坂もとにかく止まらず走る。ゴールアナウンスが聞こえてきた。ラストは下りだ。痛いよね。
やっぱり辛い100kmだったし、思い描いたペースは維持出来なかった。きちんと超長距離対策が出来ていないと容赦なく鞭は飛ぶ。それでも、本当に100km、しっかり走り続けることは出来た。気持ち(気力)も全く切れることがなかったのは最大の収穫。



9時間54分59秒(ネット9時間54分32秒)やれやれホッとした気分でゴールを迎えた久々の100kmマラソンだった。


【安堵のサブテン後。いつもありがと♪】

 

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コメント
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