ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

五島長崎トライアスロン大会

2017年06月15日 | 大会レポート



12時間49分03秒。総合177位、M60(60〜64歳)3位。
一昨年のような大きなトラブルはなく、それなりにちゃんと走れたし、なんとか逆転でエイジ3位に潜り込めたし、まずはめでたしめでたしなのだけど、、、。
なんかなぁ。ロングのトライアスロンって、やるならやるでもっと本気で取り組まないと。楽しさと悔しさ、難しさと面白さ、幸福と発奮。色んな想いが沸き立って来るような五島長崎のトライアスロンでした。



▇スイム(3.8km 1:24:29/372位)
一昨年思いがけずいいタイムで泳げていて、そのイメージもたっぷり残っているので、これは大事に。
沖合からフローティングスタート。



大外の前2〜3列目からスタート。バトルも波もなくとても泳ぎやすい。いい感じで1周目終了。いったん岸に上がり折り返す。時計を見ると40分もかかっていてガクッと。後半もっと攻めようと気合い入れ直し。
ということで途中からはスイミングハイに近い感覚で気持ちよく泳ぎ続けた。周囲の選手はほぼ同じ。一度大外を泳ぎ過ぎていたらしくサーフボードのボラにもっと内へと。
ゴールが見えてからはピッチ上げるも1時間24分。後半上がってないし、一昨年より10分も遅くてさらにがっくり。

▇バイク(180.2km 7:06:15/280位)
スイムの出遅れ(自分的に)をバイクで一気に挽回しようなどと思うなよ、先は長く長く長いのだ。と言い聞かせながらスタート。



とにかく一昨年のような体のトラブルがなく普通に走れればいいのだ。
スイムの得意な選手を適度に抜き、後方からスイム苦手な選手にぎゅんぎゅん抜かれる展開。
雨予報で寒さが心配されていたけど、バイクスタート時には青空。そして快晴へと。路面も乾いていてよかった。



アップダウンやブラインドコーナーが連続する難コースを途中から2周回。
妻を始めとする応援団は地元の方の応援に混ぜてもらい、あちこちに出没。応援をもらえるとやっぱり元気出る。



今年は五島ゆるキャラのツバネコのウエアで参戦したので知らない人からも沢山の声援をいただけた。いいね。
少々なかだるみとバテとプチ痙攣があったけど130kmあたりからは復活。


【プチトラブルはヘルメット。バイザーを投げ渡す】

予想タイムを大幅に下回る調子にがっかりするが、「『まさか』は自分だけに起こるのではない。誰にでも起こりうるのだ!」と一応エイジ入賞目指して諦めずに粘り続けることを誓う走り。ただ、後半の強い向かい風にはえらい苦労した。

▇ラン(42.2km 4:18:19/111位)
一昨年のように悪心、嘔吐、低血糖による眠気、脱水、頭痛等はなく、それなりの疲労を除けばいたって「元気」にランへと突入。ただ走り始めた感触ではとても爆発できる状況ではなさそう。5月はふくらはぎの不機嫌もあって100kmも走っていないのだ。量の問題ではないけど自信が揺らいでいる。
5分半→5分15秒→4分50秒と上げてみる。走れるけどこんな速度で走る必要はない。5分半まで落として淡々と進む。なかなか「よし!行けるぞ。行くぞ!」という感覚は降りてきてくれない。
このまま押していく自信もない。だけど大きく落ち込むのは絶対に避けたい。走りながら脳内会議。出した答えは「ウォークブレイク」。5kmごととか30分〜60分ごととかでなく、エイド毎だ。
エイドの手前から歩きを入れる。エイドで立ち止まる時間は極力少なくし、飲み食べながら200mほどを歩く。
ずっと歩きたい誘いをきっぱり断り、勇気を振り絞って走り出す。そうすれば5分半くらいではしっかり走れる。この繰り返し。



ランも2周回のコースですれ違いでライバル達の位置を知ることができる。とにかく何が起こるかわからないから諦めずに前をひたすら追う。


【2周目突入直後、23km付近でちょっと弱音ポロリ】

1周目戻ってきた頃が足が動かなくなっていたピークだったが、これを乗り切るとまた走れるようになってきた。
陽が傾き涼しくなってくるとエイドでは暖かいお茶とかあごだしスープが美味い。ここでのランは10km4本勝負と思って走っている。最後の1本はガッツでしっかり。そしてラスト3kmはぐんとスピードアップ。いい感じの体重移動が出来ていて、まさに求めている走り方が出来ていた(つもり)。
前後に選手もいない。アイアンマン風レッドカーペットの手前で妻が待っていてくれた。



最後の100mは今日一日同じ時間を過ごしてくれた人と喜びを噛みしめる時間だ。午後7時間49分。長い一日の歓喜の時がやって来た。



さて、ゴールは嬉しい。それなりに山を乗り越え、現状の力は振り絞ってしっかりやれた。
だが、喜びの後には波のように襲いかかって来て頭の中をぐるぐると回り続ける何ものかが、あった。

エイジ1位、昨年のこの大会からエイジ4連覇と敵ナシ状態のKさんとの差が1時間以上とあまりに大きいこと。一昨年のタイムが12時間33分(気持ち悪くなり水も飲めず100km以上もノー補給、フラフラだったバイクパート+ランベスト)。
先月は走れない代わりに月間1300km以上を乗り込んだバイクなので普通に走って、ランで大崩れしなければ、一昨年のタイムを上回ることは楽勝の予定だった。しかし、結果は15分以上も遅くなってしまったという事実。
トライアスロンが如何に総合力を問われるか、そのことをあらためて思い知らされる結果となった。
トライアスロン、上等じゃねぇか。面白い。

終わってみれば不満タラタラなので、来年に向けてしっかり計画を練るとします! 

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント
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