ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

第17回みたけ山トレイルラン

2016年12月12日 | 大会レポート


【108つの煩悩?いやいや108つのお願い数えながら・・・】

去年は南の島のマラソンに浮気して、唯一守っていた連続出場記録を途切らせてしまったけど、今年はちゃんと復帰して16回目のみたけ山のレースを走れました。

寒いので珍しくアップなんてしてみて(走らず体を温めただけ)、せっかくの地元大会だから最前列に並ばせてもらう。たぶん出場回数だけはトップだから許してって感じ。
スタートダッシュ、今回は負けませんよって5連覇中のマロンさんから言われたけど、あの坂道スタートでダッシュなんて1mでおしまい。

冷静に冷静に、いきなり心臓バクバクにさせない程度に走り出す。みんなものすごい勢い。どんどん抜かれる。
序盤のとんでもない急坂が終わってから、ソロソロと点火。最初の勢いが落ちて来た選手を拾い始める。老獪過ぎるけど、もうこれしか手がないのだ、本当のところ。
上りが終わる寸前でリキちゃんに追いついた。今日のペースメーカーになってもらっちゃおうという魂胆が芽生え始める。


【写真は見にくいけど、ロックオンの瞬間!】

ケーブル頂上駅までは引き離されたけど大塚山へ向かうトレイルでロックオン。
レース中唯一すれ違うポイントで青梅トレラン部エースのこうちゃんと遭遇。今回初優勝を宣言している次女と同い年の若者だ。一人旅だ。順位は? コース案内のスタッフが一番ですよと教えてくれた。おぉ、これはやってくれそうだぞ。テンション俄然アップ。



リキちゃんにぴたりくっついて大塚山を順調に下り、大応援団の前を機嫌良く通過して(↑)、宿坊街、続いて商店街を抜け、長尾平からやがてロックガーデンへと下る。程よいスピードで飛ばす。
なんとかギリギリ余裕を保てるレースペース。
先週参加したUTKKで凄い上りを嫌と言うほど味わっているので、きついことはきついが気分がとても楽な上り。かなり順位を稼がせてもらった。
しかし鍋割山への上りで後方に越生の齋藤さんが来ていることに気づく。第1回2回大会でずっと彼のお尻を見ながら走りながら、とうとう追いつけなかったことがきっかけで知り合いになった選手だ。その後ハセツネトップ20にも入る強豪になり、一時レースを離れていらしたが復活してからは凄い勢いだ。だいたい自分が前にいたこと事態があれ?なのだけど。まぁ、とりあえずどこまで逃げ切れるかチャレンジスタートだ。

綾広の滝を登りきり、ちょっと離れかけたリキちゃんにも芥場峠への急登で追いつき一緒に順位を上げていく。時計に目をやればもうあとどんなに遅くても30分もかからずレースは終わってしまうのだと思うといくらでも頑張れそう。セーブしている力を少しずつ解き放してく感覚。
鍋割山の登りは二人旅。少し後方に齋藤さんのウエアがチラチラ。奥の院への最後の登りでは前の選手たちに追いつき、ここからの激下りは追い越し禁止区間だ。こういうところは安全走行に限る。ピタリと後ろについてきた齋藤さんと言葉を交わしながら下る。

下りきった所からはあと2km弱。誰も口にしないけどヨーイドンだ。
リキちゃんを先頭にレースが始まった。このところは久しぶりにしっかり練習しているのでそこそこは勝負できそうだ。ってか、久しぶりにガッツで走るのだ。段々にスピードが乗ってきたところで、グイと前に出てみた。まだスパートには早いのだけど後ろの選手たちもきついのか前に出てこない。力的(残りのパワーメーター)にはそう変わらないことが雰囲気で伝わってくる。
行けるか? 行っちゃう? よしっ!

ちょっと早いけど勝負だぜ。迷っていてはいけない。思いっきりぶっ飛ばす。長尾平の坂も肘を思いっきり後ろに引いて足を出す。もしや前の方に見える赤いウエアはよっちマン?
右に曲がって御嶽神社の階段突入。みんなの声援が聞こえてくる。



いやぁ、なんかいつも以上に大きいぞ。
前にいるいつも絡み合うよっちマンに追いつけるのか。ちょっと無理っぽい。歩きてぇ、とまりてぇ。けど歩けない、止まれない。声援が後押ししてくれる。


【珍しく走ってる感じの写真だ!一見笑ってる様だが吐きそうにきつい!】

ラストの十数段がカウントダウン模様。酸欠で手足がよく動かない。だけどよっちマンの赤いウエアに手が届きそう。パンツ引っ張れそう。並べるか!



・・・ってところでゴール!20cm差。



【総合優勝したこーちゃんが迎えてくれたけど、とんでもねぇ、おめでとうハグだ!】


【嬉しそうなオレ。17年かかって齋藤さんに御岳初勝利!ま、すぐガツンとやらちゃうだろうけどね】


【本気バトルで遊んでくれた面々(齋藤さん、リキちゃん、よっちマン)と。ありがとう!】 

ってことで、1時間27分40秒。総合51位。ライバル達がとんと減ってきている年代別は無事1位をゲット。(リザルト



【新鋭青梅トレラン部大躍進の1年でした。先輩前橋トレラン部と一緒に】

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント (2)
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