毎年正月の3日は、私の師匠・齋藤鳳観先生宅へお年始に伺います。
今年は、弟子入りをお願いにマネージャーと押しかけてから・・・早14回目のお年始でした。
いつも家族で押しかけて行くのですが、そのことをとても嬉しそうにして下さいます。今の自分の礎を築いて下さった先生で、しっかりやれるようになればなるほど感謝の念は強くなっていきます。
この仕事に大切なのは「ひらめきと工夫」
この一言は今、自分の仕事の大きな糧となっている先生の言葉です。
目の前の患者さんの訴えにどう応えていくか・・・誰も頼れない、一人で解決していかなければならない。
先生はあんな風に治療されていた、あの書物にはこういう治療例が載っていた・・・
頼りになるものがないかといつもキョロキョロしていた私も、いつの間にか自分なりの「ひらめき」が出るようになり「工夫」することが出来るようになってきました。
今日、おいしいお酒をいただきながら、そんな話をしてみたら、先生は嬉しそうに肯いて下さいました。
少しばかり師匠孝行が出来たかなと感じた一瞬でした。