気がつくとすっかり裸のつきあいのような雰囲気で、夢中になって話をしていました。
昨晩の「高石ともや・年忘れコンサート」に御一緒させていただいたY先生。
開演前の時間や帰りの電車の中で・・・楽しく、真面目に不真面目に、教育観やら人生観からおバカなエピソードまで熱く熱く語り合ってしまいました。なんという心地よい時間だったことでしょう。
バッグから取り出した黒い眼鏡ケースには、パーっと花が咲いたような色鮮やかな無数のプリクラが貼り付けられていて、それを電車の中で怪しいオヤジ(57歳)と思われるから恥ずかしくて出せないと話すY先生。
難しい年頃(6年生)の女の子達の心をガッチリつかんでしまっていて、うーん、私はひたすらうなります。
朝は、体中に気をいっぱいにして行かないとダメだねぇ。そうでないとボーっとどこを歩いていたのか記憶がないなんてことがあったからなぁ。それじゃ子どもと向き合えない。そうそう、おんなじだ。体中に「気」をためこまなきゃ・・。
いじめが原因で学級崩壊してしまったクラスを引き継ぎ、大格闘の末、ドラマティックに全員揃った卒業式の日を迎えたという・・この春の出来事。
この所「6年生専科」だよ、もう勘弁と笑うこの人こそ、スーパープロフェッショナル教師。子ども達と向き合う姿勢とセンスに脱帽。
今回のチケットを手配してくださり、色々セッティングして下さったのは、教員時代からずっとお世話になったN先生の奥様。N先生は数年前にご病気で亡くなられてしまったのですが、そのままずっとご縁は続いています。
奥様からは「吉川さんは、きっとYさんと話が合うわよ」と言われてはいましたが、今までお話する機会に恵まれませんでした。昨夜、ようやく・・だったのですが、まさにズバリと周波数の一致をみてしまいました。
高石ともやさんの歌とおしゃべりが目的だったのに、さらに上乗せ、ドン、ドン、ドーンって感じ。
素晴らしい人に出会え、心、丸ごと、ガシッと捕まれてしまった夜でした。