梔子の花錆びぬ間の野良仕事 佐々木經義
梔子の花は芳香のある純白の可憐な花だが、すぐに錆びてしまう花である。「梔子の花錆びぬ間」とは、一体どれほどの時間なのか、曖昧な時間設定が、この作品の魅力となっているが、やはり朝から夕方までの時間ではないだろうか。下五の「野良仕事」への展開に意外性があって、生活感のある楽しい一句となっている。「滝」11月号〈瀑声集〉より抄出。(Midori)
梔子の花は芳香のある純白の可憐な花だが、すぐに錆びてしまう花である。「梔子の花錆びぬ間」とは、一体どれほどの時間なのか、曖昧な時間設定が、この作品の魅力となっているが、やはり朝から夕方までの時間ではないだろうか。下五の「野良仕事」への展開に意外性があって、生活感のある楽しい一句となっている。「滝」11月号〈瀑声集〉より抄出。(Midori)