市立美術館の斜め向かいに、リッチ館(Palazzo Ricci)があります。
私たちは、はじめこの建物が何なのかを知らずに入り口の門をくぐりました。
バラッツォには立派な中庭があり、その一角にこんな入口があります。
「entrata」と書いてあるし、とりあえずのぞいてみようかな、くらいの気持ちで中に入っていくと…。
壁にこんな立派な紋章のある階段が下へ下へと続いていきます。
およそ4階分くらいは降りたでしょうか。
私たちの目の前に突然ワインの大樽が現れました。
ここはモンテプルチアーノでも有数のカンティーナだったのです。
ちょうど私たちの前にはどこかの国(英語圏)の人たちがガイド付きで見学中。
そのあとをついていくことにしました。
ここには少し小さめの樽がたくさん寝かされています。
ブドウを絞る機械です。こんな地下の奥深くにあるんですね。
でもよく考えたら、樽のすぐ近くにないと不便ですよね。
そしてこちらはエトルリア時代から使われていたという井戸。
現在はさすがに使われていないそうですが、こういった古くからの設備をうまく使いながら、
モンテプルチアーノのワインづくりは発展してきたんですね。
カンティーナのホームページはこちら