JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

若者よコウロコフウチョウを目指せ?

2015年09月07日 | p-r

♪ September rain rain
   九月の雨は冷たくて
   September rain rain
   思い出さえしみている .....♪

それにしてもまぁよく降る雨です。秋の長雨は春のそれと違って、どことなく物悲しげに感じるのは万人が思うことなんでしょうかねぇ?

「オイU、結局夏は終わっちゃったよ。」

Mさんのお店でアルバイトをしている大学生U君は、この夏も浮いた話の「う」の字も無く

「お前はねぇ、人はイイけど積極性に欠けるね。そりゃア~~タ、女っ気が無くて当然てぇもんだわ。」
こんなふうに私にからかわれております。すると
「いえ、まだ半年ありますから」

今年春、進級時に彼は
「今年一年で女っ気を・・・」
という、密かな野望を口にしておりましてね。

「まだ半年じゃ無くて、もう半年過ぎた、だろ」
「・・・・・・」
「よし、こうなったらだな、『夏に傷ついた鳥を落とす作戦』しかないな。」
「『夏に傷ついた鳥を落とす作戦』?」
「つまりだな、この夏辛い経験したような女子は山のようにいるだろうから、お前の人の良さを前面に押し出してだ、気弱になっている心を救ってやると・・なっ、そんでもって良いタイミングでガラッと狼に変身し~の、一気にダ~~!っと」
「そのダ~~!って何ですか?!」
「だから、元気な獲物を狙うより、傷ついた獲物を狙う、これは正当な狩りの手段よ。まぁお前の場合、特に弱ってる獲物じゃないと難しいところはあるだろうけれどもだ、これからの季節はまさにその狩りにはうってつけの時だっちゅう話よ。」
「なんすか、それ」

まぁまぁ、若い男の子をかまうのは、じつに楽しいんでありますが(酷い!)

それにしても「ここ数年、男子学生アルバイトの女子獲得率が低すぎませんか?」ちゅう話ですわ
これは、他の人の話を聞いても、Mさんのお店に限ったことでは無いようです。
まさに草食と言いますか・・・・
なかには
「ボクは二次元派ですから」
なんてぇのもいたりして

二十歳前後の男子と言えば、誰しもが性に飢え「いかに隠そうとも目の輝きに野獣の光が見える」てぇのが普通でしょ?(あれ?違う?)
そりゃまぁ、やたらめったら押し倒すんじゃ困りますけど、意欲は無いとねぇ、
そんでもって、あれやこれやと手を尽くし、失敗しながら、自分なりの戦法を身につけるというか・・・
それがア~タ、「踊り方を知らないコウロコフウチョウ」みたいな

「コウロコフウチョウだって、最初から踊れるわけじゃ無い、苦労して失敗しながら美しい舞を身に付け、最愛のメスを射止めるんだよ、チミ。それがチミらはなんだい!踊りも覚えようとせずに「彼女がイナイイナイ」って、北原白秋の『待ちぼうけ』かぁ!」(笑)

あれ?なんの話だっけ?
そうそう、こんなこっちゃ日本の少子化問題の解決は遠のくばかり、いや下手すりゃ『男性不要論』まで発展しかねないと・・・・そうバブは思うのでありました。

「若者よ、今こそ、冷たい9月の雨に傷つく女心を暖かく包み込む術を学べ、そして、責め倒せ!コウロコフウチョウになるのだ!!」
なんのこっちゃ(笑)

と、くだらん話をしたところで、『料理当番、本日の一品』です。

え~~メインは、豚ヒレの???です。ほんとはバラブロックで作ろうと思ったんですけど、ちょうどお店に無くてヒレになりました。
作り方は超簡単、ヒレブロックを軽く叩いて、アイスピックでそこら中ブスブスと刺し(笑)、塩・おろしニンニクをすり込みラップに包んでしばし、そのままレンジで火を通した後、表面をフライパンで焼くという、まさに手間いらず。

これだけだと、母が「ご飯のおかずじゃねぇなぁ」と言いそうだったので、揚げ出し豆腐を作りました。

弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、半年ほど前にダウンロードで手に入れたヴァイ・レッドです。

チャーリー・パーカーに心酔したヴァイは、『レディ・バード』なんても呼ばれておりますが、女性アルト奏者(ボーカルもやってますけど)が珍しい時代に頑張っていたお方です。

高校時代から演奏を始めた彼女は、ソーシャル・ワーカーとして教育局に勤務したり、ロサンゼルスのハイスクールの音楽教師をしたり、何度かジャズシーンを離れた時期があります。これも女性であったことが少なからず影響していたのでは?なんて私は思っています。

ともかく、アルバム数はきわめて少ない。
そんなこんなで私も彼女の演奏を耳にすることはとても少なかったのですが、その音色は・・・なんというかなぁかな色気があります。いや言い方が悪いな、女性だと知らなければ演奏からだけで性別は判断できません。つまりそれは、女の色気じゃ無くて、アルトの色気です。心地よさかな。

 

このアルバムは、以前は1万円前後で取引されていたと聞いていますが、900円でダウンロードできる時代になってしまいました。
しかも、オリジナルでは10曲集録が、カウント・ペーシー楽団での「STORMY MONDAY BLUSE」がおまけでついて11曲になってました。(曲順も違います。)

BIRD CALL / VI REDD
1962年録音 (11-1968年録音)
VI REDD(as,vo) KANSAS LAWRENCE[CARMEL JONES](tp) ROY AYERS(vb) HERB ELLIS(g) RUSS FREEMAN(p) LEROY VINNEGAR, BOB WHITLOCK(b) RIOHIN GOLDBERG(ds)

1.SUMMERTIME
2.ALL THE THINGS YOU ARE
3.I REMEMBER BIRD
4.OLD FOLKS
5.NOW'S THE TIME
6.JUST FRIENDS
7.ANTHOROPOLOGY
8.I'D RATHER HAVE A MEMORY THAN A DREAM
9.COOL BLUES PERHAPS
10.IF I SHOULD LOSE YOU
11.STORMY MONDAY BLUSE



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