JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

初冠雪に酔う?

2014年02月05日 | d-f

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。

って、まっ金子みすずの「つもった雪」ほどは積もりませんでしたが、初冠雪です。
『立春寒波』だかなんだか知りませんけど(何でも名前をつけりゃイイとは思いませんが)昨日今日とお寒いことお寒いこと、一昨日のバカ陽気がもたらした『立春への期待』は、我が恋ほどにはかないものでありました。(笑)

さすがの私も昨夕の雪に恐れ、
「ノーマルタイヤの軽には荷が重くなるやもしれん。」
とばかり、早々に帰宅。
「こんな日にゃ熱燗か?」
と、ビールを飲み飲み徳利を温めました。

お新香と塩からなんぞをアテに、街灯に浮かぶ雪を見ながら
「雪見酒もイイもんだ・・・・・」
ところが
「チョイチョイ、そうじゃなくても寒いんだから、雨戸は閉めておくように」
(「チミは私にしばしの風流さえ味わせちゃくれんのかい!」)

とは思いつつ、熱燗が身に染みてくるってぇと
「凍みた心も溶けてくるねぇ・・・」
花より団子、雪よりお酒、つまりは「飲めりゃぁいい」ってヤツでして、徳利一本じゃ追っつかない
「二本いっぺんに燗しゃお」(ルンルンルン)
するってぇと
「○○(あいかわらず私めのことでございます。)、早く帰ってきたからって、いっぱい飲んでイイってことじゃねぇぞ!」
と、母が水を差しましてね
「俺は、酒に水は入れない主義だ!」(なんのこっちゃ)

まっね、こんなんがあるから外に飲みに出ちゃうんですよ~~だ(笑)
「今晩は一人おとなしく自室でウイスキーにしょう~~っと
ダメだこりゃ。

さて、今日の一枚は、お久しぶりのマイルスです。
昨日の「マイフェフ・レディ」からの映画音楽つながりということで「死刑台のエレベーター」でありますが、
このアルバム当然過去紹介済み、まあまあ2005年ですから許していただくとして、その時はレコードでの紹介でしたから、今日はCD、その時話題にした『完全版』での紹介です。が、「ほんとに別テイク16も必要かねぇ?」未だに感じております。

マイルスがこの録音を行ったとき、「初めて見る映像に即興で合わせていった。」てな逸話を私も高校時代から信じておりましたが、「ルイ・マルがマイルスが抱く少々の懸念を試写会で納得させた」との事実がわかっている今、マイルス自身はある程度はシーンに合わせたテーマを用意していたのだとは思います。
それにしても、短時間でとり終えたのも事実で、「これほどインパクトのある映画音楽は無い」と言わしめるあたりが、いかにもマイルスだとの評価に何の影響も与えないとも思っていますけどね。

いつもは大文字なんですが、何故かこのデータだけ曲名が小文字で入っておりました。おそらくフランス語だからという考えだったのでしょうその時の私は(笑)

ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD / MILES DAVIS

1957年12月4,5日録音
MILES DAVIS(tp) BARNEY WILEN(ts) RENE URTREGER(p) PIERRE MICHELOT(b) KENNY CLARKE(ds)

1.Generique
2.L'Assassinat De Carala
3.Sur L'Autoroute
4.Julien Dans L'Ascenseur
5.Frolence Sur Les Camps-Elysees
6.Diner Au Motel
7.Evasion De Julien
8.Visite Du Vigile
9.Au Bar Du Petit Bac
10.Chez Le Photographe Du Motel
プラス
1.Nuit Sur Les Champs-Elysees (take 1)
2.Nuit Sur Les Champs-Elysees (take 2)
3.Nuit Sur Les Champs-Elysees (take 3)
4.Nuit Sur Les Champs-Elysees (take 4)
5.Assassinat (take 1)
6.Assassinat (take 2)
7.Assassinat (take 3)
8.Motel
9.Final (take 1)
10.Final (take 2)
11.Final (take 3)
12.Ascenseur
13.Le Petit Bal (take 1)
14.Le Petit Bal (take 2)
15.Sequence Voiture (take 1)
16.Sequence Voiture (take 2)