JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

東京Jazz 2016 そのⅡ

2016年11月06日 | y-その他

風は少し強いものの晴天でした。「ガラス越しの日差しが心地良い」そんな季節になったんですなぁ・・・・
ということで、前回の続きですね。『東京Jazz 2016』、NHKでVol.3として放送されたぶんの感想です。

まずは、ハービー・ハンコック「ACTUAL PROOF」
三十年前ならまず敬遠した演奏でありますけど、素直になった現在は冷静に聴けましたねぇ、しかし、好きか嫌いかと問われれば今でもけして「好き」とは答えられないと思います。
「ケニー・バロンに一票!」
なんてね。
ただね、この演奏は会場ウケしたように感じます。私も当日この場にいたら「エガッタねぇ」なんて言ってると思いますよ。
「そのハンコックの巧妙さが好きになれないんだよなぁ」
ただの負け惜しみ?です。(笑)

「MIRROR」
バロンとこのパーラトちゃんより、私はハンコックんとこのハサウェイちゃんの方が声質が好きかな、なかなかの美人さんですしね。(私、少々の太めは気にしません。笑)少し前にラジオでライブアルバムのなんとか言う曲を聴いた覚えはあるんですが、真剣に聞いたのはこれが初めてでした。

お次は、石若駿PROJECT 67
ここで私が楽しみにしていたのは寺久保エレナなんでありますねぇ
もちろん石若はじめ他の日本人若手ミュージシャンに興味が無いわけじゃありませんよ。ありませんけど、何と言ってもエレナちゃんだったわけですが
「CLEANUP」でもソロは短いし期待した演奏は聴けなかったように思うし、「SHUN」?
「スケベ日野テル引っ込んでろ!」(日野輝正ファンの方々申し訳ありません。)
完全な消化不良です。

 

小曽根真presents JFC ALL STAR BIG BAND + JUILLIARD JAZZ ENSEMBLE
演奏がどうのこうのというより、大きな会場での楽しいビックバンド、エレナちゃんの消化不良が払拭されましたねぇ
「BOUNCING IN TWO DIFFERENT SHOES」
ジュリアードの連中とのソロのやり取りはじつに楽しい感に溢れていたじゃないですか、テナーの芹澤朋ちゃんも、ピアノの鈴木瑶子ちゃんも(もちろん男子もね。笑)楽しそうだし一生懸命だし、ほんとメンコイ
ドラムバトルをやった北井誉人君なんか、最初様子見様子見がそのうちに盛り上がっちゃって、イイ演奏は上手さじゃないんですよね。
今回の放送の中ではオアシス的存在でした。

そんでもって、フォックス・キャプチャー・プランですが、私的には今回の『東京Jazz』で最大の拾い物だったと思っています。
彼らを全く知らなかった私は、それが恥ずかしいと思ったほどですもん。
私は好きですねぇ、メロディアスでありながらパワーがあって、JAZZとしてどうかとかそういう問題じゃ無く、身体の中に響いてくる感じがじつに心地イイ(時折入る電子音が気になりましたが・・って、そこかい!笑)
ともかく「REINCARNATION」にしても「ATTACK ON FOX」にしても新しい音楽に出会った感じがして・・・・
さっそく、ネットという便利グッツを利用して「TRINITY」「WALL」「BUTTERELY」と三枚のアルバムを聴いてみましたが・・・・・

昔、山中湖の湖畔でダイアン・リーヴスを聴いて超感激、慌てて買ったCDでしたが、その後ほとんど聴くことは無く現在に至る、てな経験があるんですけど
ん~~~~~ちょっとだけそれに近いものを感じたりして・・・
CD購入はもうしばらく聴き込んでみてからにしようと思っています。

残るは、アロルド・ロペス・ヌッサ上原ひろみ×ミシェル・カミロの二組でありますが
この二組には少々時間を割きたいので、又次回、第三弾でお話ししようと思います。
「引っ張るねぇ~~」(笑)

てことで『料理当番、本日の一品』です。
それにしても野菜がたっかいですなぁ、何を買うにしても躊躇してしまいます。(おまえは主婦か)

それでも蕪が少しだけ安かったので、蕪シチューを作りました。
もちろん、葉っぱも無駄には出来ません。シチューに入れた残りは、塩でちょっと絞って豆腐と和え、コロッケにしてみました。

マヨネーズ醤油で食べたら、けっこうイケましたぜ。(笑)

お弁当はいつものごとくです。ちょっとだけ言わせていただければ、手作りロールキャベツが入いっとります。

さて、今日の一枚は、『東京Jazz 2016』の消化不良を払拭すべく寺久保エレナちゃんが、ケニー・バロンと一緒にやったこのアルバムにしました。

ベースのロン・カーターとは『東京Jazz 2010』で共演しましたですね。あの時は消化不良は無かったんですが(笑)
ともかく、この「THIS HERE」のようなソロを私はエレナちゃんに期待していたわけで・・・・・やっぱり私は古くさいんでしょうか?

NEW YORK ATTITUDE / 寺久保エレナ
2011年録音
寺久保エレナ(as) DOMINICK FARINACCI(tp) KENNY BARRON(p) RON CARTER(b) DOMINICK FARINACCI(tp) LEE PEARSON(ds)

1.NEW YORK ATTITUDE
2.ONE FOR YOU
3.STAR EYES
4.ORIENTAL FOLKSONG
5.THAT'S THE TRUTH
6.INVITATION
7.THIS HERE
8.FASCINATION
9.DEL SASSER
10.BODY AND SOUL



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