JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

観たぞ「なぁ~~ちゃって」

2011年01月30日 | y-その他

ザック・ジャパン、頑張りましたねぇ、昨夜はハラハラしながらもおもわず見ちゃいました。MVPは本田だそうですが、私に言わせりゃ「長友、おれはおまえがMVPだと思うよ。」と声をかけてあげたい気分です。
それにしても嬉しいニュースはそれくらいなもので、後は
全国に拡がりつつある鳥インフルエンザ、南じゃ大噴火、北じゃ大雪。世界に目を転じれば、各地の異常気象に北アフリカのゴタゴタと、まぁSF映画かパニック映画の冒頭部分てな出来事がそこら中で起こっています。ただただ、それらの映画の本編まで進まないことを祈るばかりです。

映画と言いえば、またまたそれなりに忙しい一週間を過ごした私は完全お疲れモード(寝不足もありますけど)、今日は料理当番以外ほとんど何もせずに過ごしましたが、こういう時は映画とばかりDVD鑑賞をいたしました。観たのはディズニー映画『魔法使いの弟子』と邦画『告白』の二本立てです。

まっ『魔法使いの弟子』はいかにも「ディズニー映画だねぇ」てな感じで評価のしようもありませんでしたが、問題は『告白』ですよぉ・・・恐ろしい映画でしたねぇ。
湊かなえさんの原作を読まずに観たのですが、読んでから観た方が良かったですかねぇ?(いまさら遅いか)

この映画をジャンルわけするなら何になるんでしょうか?(ほら、日本人だからジャンルを分けたいわけですよ。笑)
ホラー?ちゃうでしょ、ヒューマンドラマ?いやいや
いわゆる「犯人は誰か?」とか「本当に悪いのは誰?」みたいなそんな内容でもないし・・・・・なんだか「独自の新ジャンル映画を観させられた」そんな感じがしました。
出てくる子供たちも、大人も、全員が悪者であって悪者でない?
わけのわからない殺人理由が「こんな殺人だって有り得るだろう?」と無理矢理納得させられたような・・・・
そしてじつは一番の悪人は、なんでもない普通の傍観者であるかのような・・・・・

刑罰はけして命の代償にはなりませんけど、それよりも恐ろしい代償を与える権限が大切な命を奪われた者にはたしてあるのか?
「奪われたものがけして戻らないものであれば、それに見合う代償はそのものからかけがいのない何かを奪うこと、生き地獄を味合わせてやる!」
真理ですよねぇ・・・・
松たか子怖ぇ~~~

恨み、妬み、保身、孤独感、強迫観念、独占欲、欲求不満、逃避感に復讐心・・・・人間から殺意が消えることは未来永劫ないのかもしれません。それは、命が何物にも代えられない究極のものであるがゆえ・・・・「なぁ~~んちゃって」(この言葉、この映画のキーワードです。笑)

いずれにしても、みなさんもご覧になるとエエンちゃいますかねぇこの映画。じつに単純に殺人を犯す子供、そして怖~~~い大人、じつは誰もが持っている心理?なかなか突き刺さるものがあるように私は思いました。ただし後味の良い映画とは言い難いですけどね、疲れを癒すはずが逆に疲れたりして(笑)15Rは苦肉の選択かな?

てなことで、本日私が唯一動いた『料理当番、本日の一品』です。

ゆで豚の炙りと紅ショウガとニラをきかせたチヂミもどきです。
ビールとの愛称はバッチリで、ご飯組からも文句は出ませんでしたから、飯の種にもなったんじゃないでしょうか。

さて、今日の一枚は、サド・メル・オーケストラです。
昔このアルバム、国内盤で持ってたんですけどね、何処かに出張したまま帰らずじまいになっちゃったんですよ。
ほんでもって先週、「JAZZ名盤999」なる999円のCDをツタヤさんで見つけまして買って来ちゃいました。(本当はレコードで探すべきでしょうけど、私はそのへんには寛容なんです。笑)

久々に聴きましたけど、エエですねぇ
サド・メルの魅力はなんといってもオーケストラらしからぬソロフューチャーにあるわけでして、ガーネット・ブラウンもジョー・フィレルもエディー・ダニエルズもペッパー・アダムスも、もちろんサー・ローランド・ハナ、リチャード・デイビス・・・・(全員の名前を挙げそうでやめます。笑)
ともかく、全員が活き活きしています。やっぱりホームグラウンド、ヴィレッジ・ヴァンガードだからでしょうか。

こんな演奏を聴かされると、サド・ジョーンズがベイシー楽団ではボツになった編曲作品を、よくもまぁ演奏してみたいとメル・ルイスに言ってくれたと感謝してしまったりして(笑)
「安いCDでも買い戻して良かったなぁ」と、満足しています。

LIVE AT VILLAGE VANGUARD / THAD JONES-MEL LEWIS JAZZ ORCHESTRA
1967年4月28日録音
THAD JONES(flh,arr) SNOOKY YOUNG, JIMMY NOTTINGHAM, MARVIN STAMM, RICHARD WILLIAMS(tp) JEROME RICHARDSON, JERRY DODGION, JOE FARRELL, EDDIE DANIELS, PEPPER ADAMS(sax) BOB BROWN, GARNETT BROWN, TOM MCLNTOSH, CLIFF HEATHER(tb) SAM HERMAN(g,shaker) ROLAND HANA(p) RICHARD DAVIS(b) MEL LEWIS(ds)

1.LITTLE PIXIE Ⅱ
2.A' THAT'S FREEDOM
3.BACHAFILLEN
4.DON'T GIT SASSY
5.WILLOW TREE
6.SAMBA CON GETCHU



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2 コメント

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Unknown (coffee winds)
2011-02-02 10:53:44
おはようございます♪
こんな名盤が「999円」で売られているんですか?
さっそく「レイクタウン」のタワーレコードさんに行ってみましょう。
ところで、たくさんの有名メンバーが載っていますが、私は、「tp」の「RICHARD WILLIAMS」が好きなんです。朗々と吹くラッパで好きなんですねぇ(^_^)v
しかし、豪華なメンバーですね。こんなバンドもう絶対生まれませんよね(~_~)
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Coffee Windsさん (バブ)
2011-02-03 17:28:15
安いですよねぇ、私もビックリしました。
たしかに豪華メンバーですよね、「当時の一流プレーヤーを集めて試しに演奏してみよう」と言って集まったのも凄いですが、それを聴いたプロデューサーがレコードにしようと決断したのがサド=メルだってぇのも、ニューヨークという街は凄いとこなんだなぁ、なんて思ってしまいます。
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