JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

栄養ドリンクよりラブコメ

2010年03月28日 | p-r

寒いですねぇ、彼岸も過ぎたというのにこの寒さでふくらみかけた桜のつぼみも震えているようです。
かく言う私は心も身体も晴れ晴れとしているかと言えば、今日の空のように曇りがちで、一昨日の晩呑みに出掛けて気分は晴れたものの身体の方がグッタリ、今朝なんか休日でも7時半には必ず起きるこの私が、『題名のない音楽会』が始まってもまだ起きられずにいたという・・・・やっぱ疲れてるんでしょうか?
けっきょく今日も自転車は避けて、ゆっくりとした散歩に切り替えました。

途中ドラックストアーで一本88円という、どう考えても効きそうもない栄養ドリンクを一本買って、公園でそれを飲む姿は、哀愁漂う男の色気をかもしだし・・・・・なわけないか(笑)
ともかくそんなんで午前中は終わり、午後からは部屋でゆっくりとすごすことにしました。

こんな日は音楽もあまり重くないものが良いですねぇ、エロル・ガーナーの「PLAYS MISTY」なんぞを聴いて、さらにあまり深く考えずに観られる映画・・・・・
「ラブコメあたりかな」てんで観たのが、キャサリン・ハイグルとジェラルド・バトラー主演の『男と女の不都合な真実』です。

中身がどうのこうのというより、お約束通りのストーリー展開とハッピーエンドに、じつに心和むんでありまして、「疲れたときにはラブコメ」これは言えていると思うんですがいかがでしょう?
さらにこのラブコメ、映像的にはポロリがあったり強烈なラブシーンがあったりということはまったくないんですが、下ネタがらみのお笑いが多くて、キャサリン・ハイグルの口からボロボロ出てくる放送禁止用語みたいな単語の連発が一部マニアにはお宝物?
でもね、普通の人が見れば、ほんと、その下ネタがあまりいやらしく感じない、女性でも大笑いして聞き流せるんじゃないかなぁ・・・キャサリンがちょっとしたアクシデントでバイブレーター付の下着を着けたまま食事をするシーンがあるんですが、そこもただただ大笑いして観られるし、ドスケベな私でさえいやらしい妄想へは発展しませんでしたから。(笑)

ともかく、笑って「やっぱこうなるわけね」っていう結末を迎えるこの映画は、88円の栄養ドリンクより今日の私を元気づけてくれたかもしれません。

てなことで今日は日曜日、『料理当番、本日の一品』です。

まずは、冷蔵庫の中にもうすぐ悪くなるんじゃないかっていう鱈を見つけましたんで、煮魚にしてみました。

メインはこちら、名前はねぇ・・・・チーズで蓋した鶏団子スープ?????何のヒネリもありませんが、二種類の手作り鶏団子と野菜で作ったスープを耐熱皿に移し、とろけるチーズとパン粉で蓋をしてオーブントースターで焼いてみました。


チーズの下はこんな感じ

これが思った以上に好評で、我が新得意料理になりそうです。

さて、今日の一枚は、ディジー・リースです。

アルフレッド・ライオンが度重なるラブコールでアメリカに呼び寄せたリースですが、よくよく考えてみると、アメリカで録音発売されたリースのブルーノートリーダー盤は、二枚(後の一枚「BLUES IN TRINTY」は、ロンドン、デッカ・スタジオでの録音)。少なすぎません?
評論家の中山康樹氏あたりは、ライオンとリース、互いの理解度不足を一つの原因に挙げられていますけど・・・どうなんでしょうねぇ?私にはわかりません。(笑)

ともかく、一週間前のヴィレッジ・バンガードでのライブをまるでリハーサルのごとく、同メンバーをスタジオに呼んでブルーノート最後のリーダーアルバムの録音は行われました。

好き嫌いは別にして、リースらしい演奏という点ではこのアルバムが一番かもしれません。それはこのリズムセッションこそが、彼が思う彼らしさを最も発揮できたメンバーであったからだと思います。

ゆったりとした彼のテンポを心地よいととるか、かったるいととるか、それはそれぞれの好みでしょうね。でも、これもまた疲れた身体にはピッタリな一枚のようにも思えます。

SOUNDIN' OFF / DIZZY REECE
1960年5月12日録音
DIZZY REECE(tp) WALTER BISHOP JR.(p) DOUG WATKINS(b) ART TAYLOR(ds)

1.A GHOST OF A CHANCE
2.ONCE IN A WHILE
3.EB BOP
4.YESTERDAYS
5.OUR LOVE IS HERE TO STAY
6.BLUE STREAK