JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

まさに休日だぁ~~!

2009年04月29日 | s-u

いやぁ良い天気でした。こんな休日に家でくすぶっているのは、じつに健康によくありませんよね。そこで、今日は自転車ではなく自動車で出掛けてみることに。

「お昼に筍ご飯炊いたから」
「・・・・・・・・・・!?」
「どうせ夜はお酒飲むんでしょ、昼だったらご飯も食べるだろうし」
「あのう・・・・その筍ご飯でおにぎりなんぞを拵えていただくと・・・・・」
「あ~~~~、どっかに出掛けるつもり?」
「うん、ちょっとね、体力作りしてこようかなんて・・・」
「何?自転車で?」
「うんにゃ、自動車」
「勝手にしな!」

てなわけで、自分で「おにぎり」と「ササッとおかず」を拵え、小さくなりながら家を出ました。(笑)
最初の目的地は、私には思い出深い渓谷です。

 

高校の三年間、毎年ここでキャンプをしてたんです。部活の行事みたいなものではあったのですが、男女問わずほとんどの部員が参加して「飲めや歌えやの大騒ぎ」いやもとへ、和気藹々と青春を謳歌した場所なんでありますよ。

 

今はキャンプ場が整備され、勝手にテントを張ることは出来ないようですが、当時はおかまいなしにちょうどこの滝の下に4、5基のテントを張って、たしか三、四泊ほどしたと思います。こうしてあらためてその場所に立ってみると「あれ?こんなとこにテントなんか張れるか?」みたいな所でビックリしてしまいました。

それにしても、新緑の渓谷というのは気持ちが良いものですねぇ。さほどのおかずはなくとも筍ご飯のおにぎりが「むちゃくちゃウメエや」(笑)

 

渓谷沿いの散策路は、私の高校時代から比べればとんでもなく整備されたとはいえ、倒木があったり、蛇やカナチョロが顔を出したりと野趣満載。自転車運動以上の効果がありそうです。

 
この渓谷に車以外で行こうとすると、単線の汽車(ディーゼル車ですが)
しか方法がありません。本物のSLが走ってれば絵になるかな?

懐かしの渓谷を満喫した後は川下へ、途中、ダムの風景なんぞ楽しみながら、最後は海へとたどり着きました。

 
ダム湖を見ればのどかですが、ダムの反対側をのぞき込むと、
何だかお尻のあたりがムズムズします。
 

浜風を受けながら海岸を歩くカップルや親子連れを見ていると、それはそれで気持ちが良いもので、防波堤に腰を下ろして30分ほど本なんぞを読んでみたりして、
「あ~~~まさに休日だぁ~~~!!!!」
帰宅後に待っている『キツ~~イお仕置き』など、まったく考えていないバブ君でありましたとさ。チャンチャン。(笑)


磯の端で海に立ち向かう太公望の獲物は何だったのでしょう?

さて、今日の一枚は、ウディ・ショウです。
私がジャズを本格的に聴き始めたのは(本格的?いまだ本格的では無いかもしれないけど)まさに70年代だったわけですが、じっさいに聴いていたのは50年代60年代が中心だったわけで、ここにショウの名前を探すなら、大好きなエリック・ドルフィーとの共演であったり(ドルフィーを頼って渡仏するあたり、カワイイじゃござんせんか)、ホレス・シルバーのグループであったり、そのシルバーがらみでのラリー・ヤングとのブルーノート盤「UNITY」だったりと、ショウ個人を追うにはあまりに接触が少ないトランペッターでありました。それが70年代に入って「遅れてきた新主流派」てなこと言われてもねぇみたいな。それでも、こと最愛なるドルフィーを慕ってくれたトランペッター、さらに「UNITY」の印象的プレイと気にかかる存在ではあったんです。

今日のこのアルバムは、マイルスは別として、フレディ・ハバードというもう一人の70年代を代表するトランペッターに影の存在的立場を取らされていたショウが、マイケル・カスクーナのプロデュースのもと世にはなった代表作に違いありません。
でもねぇ、私的にこのアルバムを良しとするまでは、かなりの年数がかかったりもした一枚なわけですよ。
なんて言うかなぁ、それは、ショウのプレイ云々よりも、いわゆる70年代のジャズそのものに対する拒否反応みたいなものだったのだと思います。これが、けっこう根深かったりして(笑)

でも今こうして歳を取り、丸くなった心で(笑)聴けば、長いタイトル曲も素直に聴ける自分がいるわけです。「私も大人になったなぁ」てなところですね。

LOVE DANCE / WOODY SHAW
1975年11月録音
WOODY SHAW(tp) BILLY HARPER(ts) RENE McLEAN(as,ss) STEVE TURRE(tb) JOE BONNER(p) CECIL McBEE(b) VICTOR LEWIS(ds) TONY WATERS(congas) GUIHERME FRNCO(percussion)

1.LOVE DANCE
2.OBSEQUIOUS
3.SUNBATH
4.ZOLTAN
5.SOULFULLY I LOVE YOU(BLACK SPIRITUAL OF LOVE)

追伸、
夕方、いつものバーのママに「今日は営業するから、遊びおいで」というメールをいただきました。
がしかし、昼間勝手な行動をとった私が、夜までお出掛けをしたら・・・・・・・
「ママ、誘ってくれたのに行けなくて ごめんね」(笑)