社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

最初から正当防衛を強調する報道の不自然さ --少女男性刺殺--

2007-09-05 10:34:09 | 事件、事故

 静岡県島田市で、38歳の男性が15歳の少女に刺殺される事件が発生した。2人は顔見知りではなかったようだが、少女は男性の車内でアイスピックのような鋭利な凶器で胸や腹などを刺したらしい。凶器は車内から見つかった。調べに対し少女は「男性から暴力を受けた」と話しているが、詳細は不明である。また男性も少女もそれぞれ家族から捜索願が出されていたという。

15歳少女が38歳会社員刺殺、正当防衛?…静岡・島田
9月5日3時3分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070904-00000015-yom-soci&kz=soci

 これだけの情報では、事件の全貌を知ることは不可能である。しかし、各マスコミは早くもこれは正当防衛であるという趣旨での報道が目立つ。リンクの読売のニュースでも見出しに正当防衛と記してあるし、テレ朝の報道ステーションでも画面字幕の見出しには正当防衛の文字が映し出され、少女が男性を殺害したといった文言は一切出てこなかった。

 また、2chのニュース速報+板でも関連スレッドが立った直後から、正当防衛であるとする書込が繰り返しなされたり、少女は真面目な子だと主張する一方で、男性はロリコンだから死んでもよいと主張したり、女性の虚偽申告で痴漢冤罪が引き起こされている現状などにも話が及ぶと、携帯電話を注意して痴漢に仕立て上げられた男性の名前を出して、こいつは痴漢をやっているなどと男性を中傷するコメントを書込むなど、最初からこの事件を正当防衛であると結論付けたような情報操作が潜んでいるように思えてしまう。

 報道というのは、真実を報道することが大切なのであって、まだ明らかになっていないことまで先走って決め付けるのは明らかな偏向報道である。綿密な捜査の結果正当防衛が成立したというのなら文句はないだろう。しかし今回の事件は最初から正当防衛を強調することにより、いかにも、女性が正当防衛を主張すれば殺人でも可能なのだといった権力誇示を暗にしているような気がしてならない。

 この事件とは直接関係はないのだが、京都や大阪などでは、女子高生などを動員して駅前で痴漢撲滅のビラを配布したり、テレビでも盗撮や痴漢などの特集番組を報道して、まるで男性に対するネガティブキャンペーンを行っているかのような熱の入れようを感じる。こうした活動の繰り返しが男性全体に対する偏見意識を特に若い女性に植え付け、敵対心を反復強化させているのは言うまでもない。これでは男性の命の重みが、益々軽んじられるようになってしまう。

 女性が男性を殺害しても全て無罪になる、そういう時代が将来やってくるのかも知れない。そんなはずはないだろうと信じたいのだが。

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不倫しても擁護される女性議員 --姫井由美子議員不倫報道--

2007-09-03 11:37:25 | 家庭、教育

 「姫の虎退治」として一躍時の人に躍り出た姫井由美子参議院議員が今度は自らの不倫疑惑で苦境に立たされている。

 発端は、「週刊文春」9月6日号に掲載された姫井氏の不倫疑惑の記事だ。この記事は彼女と以前交際していた元教員の男性が告発したもので、出会いから破局まで、その間の交際の経緯が赤裸々に綴られている。

 2人は平成13年(2001年)頃から9条の会などの左翼系集会で懇親を深め、交際するようになったという。当時姫井氏は岡山県の県会議員を務めており、既に1男1女の母でもあった。一方男性の方はバツイチだったという。

 交際中は、夫の留守中に不倫相手の男性を家に招いたり、お互いの血で酒を酌み交わすなど深い交際をしていたようだが、昨年5月頃から2人の仲は一変する。

 姫井氏らが昨年5月に開業した喫茶店の経営を巡る問題で同10月に2人は破局。今年4月、教員らは未払分給料など約1500万円の支払いを求める調停を裁判所に申し立てたという。

 週刊誌に姫井氏のことを告発したのも、喫茶店の経営を巡るトラブルと、参院選当選後の姫井氏のメディアへ露出度が極端になったことなどが関係しているようだ。

 この件を巡っては、2chのニュース速報+板では同一のニュースで50近くのスレッドが消化されるという記録的な反響だったものの、テレビなどのメディアでは極端なほど取り上げ方が少ない。今朝のワイドショーでは一部の局が取り上げていたが大半は彼女を擁護するような論調だったようだ。

 もしこれが男性議員だったらメディアの反応はどうなっていただろうか。どうしても報道の男女格差を疑わずにはいられない。

 擁護意見の中には、不倫は個人的なことでしかも法律に違反しているわけではないなどと、税金の私的流用などの「政治とカネ」の問題と比較して正当化しているものもあれば、告発した男性の良識を疑うなど問題を告発男性側に一方的に転嫁するものなど様々だ。

 だが、決して法律には触れていないと言い切れるかというとどうもそうでもなさそうだ。姫井氏が県議時代に交際相手らと行ったとされる不倫旅行に、政務調査費が使われていたのではないかという疑惑や、その旅行期間の中に県議会会期中が含まれているのではないかという疑惑が噂されているからだ。

 つまり、姫井氏は県議会をさぼって、しかも政務調査費を使って私的な不倫旅行に行っていたのではないかということだ。これが真実なら不倫は法に触れないという言い逃れでは済まされなくなる。

 渦中の姫井氏は2日にも、あるNPO法人が主催した舞台に出演し、自らを「やんちゃ姫」と形容したそうだが(*1)、インタビューなどは全てキャンセルしたという。彼女の真意は如何に。

(*1)不倫問題渦中も姫井議員ノリノリ…おしろい姿、舞台で芸者デビュー
9月3日8時3分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070903-00000045-sph-soci

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