社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

台風一過、危機管理意識は万全だったのか

2007-09-07 11:15:21 | Weblog

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070907-00000001-yom-soci&kz=soci

 台風9号が関東地方を中心に通過し、各地で被害をもたらした。新幹線や飛行機など交通機関も大幅に乱れ、列車内や駅、空港のロビーなどで一夜を明かした人も多かったようだ。

 朝のワイドショー番組でも今回の台風について被害状況を報道していたが、その中で気になったのは、危機管理意識の乏しいと思われる人達がかなりの割合で存在するのではないかということだ。

 私は今朝チャンネルを変えながらテレビを観ていたので、どこの放送局なのかははっきりわからないのだが、レポーターが色々な場所でインタビューをする場面が何度か映し出されていた。その幾つかを紹介したい。

 まずは、午後7時、東京ディズニーリゾート(TDR)へ遊びに来ていた女子高生と思しきグループ、これから和歌山まで帰るというのだが、到底不可能な状況だ。しかし彼女らは何も心配した様子もなく、むしろ楽しそうにインタビューに答えていた。

 次は、午後11時、若いOL風の2人組、これから漫画喫茶に泊まるのだという。恐らく近くのホテルは一杯だったのだろうか。

 そして正確な時刻はわからないが、恐らく深夜であろう。電話ボックスの中に独り女性が立っていた。別に電話をかけている様子もない。インタビューにも積極的に答えるような雰囲気もなく、かなり疲れているようだった。そのままこの女性は夜を明かしたのだろうか?

 他にも、多摩川の中洲に取り残された男性が救助される場面や、新橋でこれから飲みに行くが帰りが心配と話していた男性?、そして東京駅のタクシー乗り場に出来た長い行列、男女問わず多くの人が並んで順番待ちをしていた光景など、台風時のまさに「御馴染み」の光景が画面に映し出されていた。

 しかしその一方で、排水溝の入口に溜まった木の葉や枝を取り除く作業をしていた男性作業員がいた。中が詰まって水が流れなくなると道路が冠水してしまうから取り除いているのだという。悪天候の中、住民の安全のために汗を流している人もいるのだ。

 元々マスコミの報道というのは、人目を惹くような場面を意図的に映し出すものだから、その光景やインタビューが全ての人間模様を表しているわけではない。だが一連の報道で感じられるのは、国民の中に存在する呑気な意識、つまり自然災害に対する危機管理意識が欠如しているのではないかということだ。

 例えばTDRに遊びに来ていたという女子高生達も、何とかなるだろう、誰かが助けてくれるだろうといった甘い考えがあるからのんびりしていられるのではないだろうか。

 住民の安全を確保するために国や自治体が取り組むのは当然のことではある。しかしその傾向に甘んじて、何でも自分の思うままに行動し、困った時には助けてくれというのでは虫が良すぎるというものだ。自分の身は自分で守るというのは人間社会の原則でもあるだろう。だがフェミニズムのように女性の自由行動を原点として社会整備を行っている現状では、益々甘えた女性ばかりが蔓延してしまう。そしてそれを見ている男性達も、自分だけ励むのは馬鹿馬鹿しいと悪影響を受けてしまう。それが現状ではないだろうか。

 そのような現代の社会病理の影響が、こうした自然災害時における国民の行動にも表れているような気がする。

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