社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

本当は出張なんてなかったくせに ~サントリーCM~

2007-02-28 16:24:39 | 家庭、教育

 東京で一人暮らしをしていると思われる娘を心配して父親が訪ねてくるという設定で、サントリーのCMが放映されている。父親は「出張のついで」という口実をつけるものの娘には見破られていたようだ。

 途中、仕事は順調かという父親の問いに対し娘は順調と答えている。しかしこれは娘が「嘘をつきました」と白状している。

 娘を心配する父親と、父親に余計な心配をさせたくないという娘の心理が上手く噛み合い、親子愛を感じさせる実に心温まるCMだと思う。バックミュージックが一昔前の同社のCMで使われていたものである点も、古き良き時代を感じさせ興味深い。

 最近、親子間での殺人事件はじめ熟年離婚など家族の絆を失わせる話題が後を絶たない。そんな時代だからこそこのようなCMが作成されたのかも知れない。

 このCMでは父親も娘も互いに嘘をついていたところがオチである。だが「本当は出張なんてなかったくせに」という娘の言葉には更に深い意味が込められているような気がする。

 もしもこの娘さんに第三者の立場で言葉をかけるとしたら、皆さんはどういう言葉を選ぶだろうか。私なら「本当は嬉しかったくせに」と言ってやろうと思う。

<参考>
サントリーCM、『父の上京 』 篇
http://www.suntory.co.jp/enjoy/cm/log/wh37.html


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