社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

女優自殺に見る韓国女性の繊細さと日本女性との比較

2008-10-07 21:37:08 | ネット媒体

 韓国女性のネット批判による相次ぐ自殺、これはネット社会の問題なのか、それとも韓国女性の繊細な神経を意味するのか。日本とは何か違う雰囲気が感じられる。

 韓国の人気女優、崔真実(チェ・ジンシル)さん(39)の自殺を受けて韓国警察庁は、インターネット上での悪質な書込の取り締まりを始めた。崔さんはネット上での人格攻撃が引き金で自殺したことから、韓国政府はサイバー侮辱罪の早期成立も目指しているという。

 韓国では、ネットの書込が原因で自殺するケースは少なくないという。正確な統計はないものの、これまで芸能人を含む20~30人がネット上の悪質な書き込みが原因で自殺したとの指摘もある。

・女優自殺でネットの悪質書き込み集中取り締まり 韓国警察庁 20/10/06 19:20更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/184679/

 但し、リンク先のニュースにもあるように、規制法律のあり方には政府による事実上のネット監視や不当な言論制限になるのではないかという疑問の声もある。これは我が国でも通信傍受法の成立時や、いつ再燃するかわからない人権擁護法でも指摘されていることと同様である。勿論あらゆる誹謗中傷を野放しにしても良いとは思わないが、人権保護と言う名の言論弾圧が行われては法律の目的が根本的に変わってしまう。

 法律というのはそれが目的とする本音を探ることが必要だ。男女共同参画社会基本法でも、その目的は女権拡大であって男女平等ではない。DV防止法も目的は家族解体であって被害者救済ではない。フェミニズムが作成する法律は全て女権拡大に結びつく。つまり法成立を求める者達の体質を見極めることが重要なのだ。

 ところで、韓国の女性というのは非常に繊細な神経を持っているのだろうかとふと思うことがある。今回の崔真実さんの自殺はじめ、昨年と3年前にも女性タレントが相次いで自殺している。一方、日本でも有名人の自殺はこれまでにもあったが、ネットでの批判を苦に自殺するというケースは聞いたことがない。それどころか、批判意見に反論したり、一切無視して平然と芸能活動を続けるなど、日本女性は強気の姿勢の者が多い印象だ。

 勿論、自殺の件だけで日本と韓国の女性像を比較するのは少々強引ではあるかも知れないが、例えば結婚まで貞操を守るという「掟(おきて)」は今の韓国社会でも根強くあるという話を聞いたことがある。ところが日本の場合は貞操などと口にしようものなら時代遅れだの男の幻想に過ぎないなどと女性は一蹴してしまうだろう。これもフェミニズムの影響度の両国の違いなのだろうか。

 ネット上での批判をどう受け止めるか、批判を真摯に受け止めるのは相手に対する敬意の表れでもある。しかし余りに深刻に受け止め過ぎると悩んでしまい、自信喪失や自殺のような悲劇となったりする。従ってこうした人達には心のケアが必要だ。逆に批判を全く意に介さないのは相手に対する軽蔑心の表れでもある。傲慢な性格の者にこういう傾向がある。まさにフェミニズムに侵された今の日本女性の姿ではないだろうか。

 しかし、一口に批判と言っても、批判する側が教養に欠けていれば、その批判内容も愚劣なものとなり、相手にする必要はない。だがそれらをどう判断するかは非常に難しく、繊細さと傲慢さは紙一重と言えるのかも知れない。

 何れにせよ、謙虚さと繊細さは人に必要不可欠な要素である。謙虚過ぎる人に対して意見を言えるように促すことは出来る。しかし謙虚さもなく人の意見など聞こうとしない人に何を言っても通用せず、その人を更正させることは出来ない。従って、フェミニズムに侵された女性に対して、韓国女性に見られる繊細さを少しは学べと言っても無理かも知れない。日本女性にあるべき大和撫子の心が、実は隣国の女性にしかないとしたら、何とも皮肉な話ではないだろうか。またそうした大切にされるべき女性が自ら命を絶ってしまい、どうでもいい女性ばかりが生き残ってしまう、実に悪循環な社会である。

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