社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

中3女子による無免許運転ひき逃げ事故が物語るもの

2008-10-21 21:20:45 | 事件、事故

 中3女子が車で男性をひき逃げして逮捕された。まさか女子中学生が、と思った人は多いだろう。また女子中学生の方がひき逃げされたと誤解した人もいただろう。次々と起きる耳を疑うような事件、巷では株価下落の話題や橋下知事と朝日新聞とのバトルの話題等で持ちきりだが、それらに覆い隠してしまってはいけない事件だ。

・ひき逃げの女子中学生を逮捕 好奇心から親の車運転 大阪 20/10/19 00:12更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/188010/

 この中3女子は、自宅から親の軽ワゴン車の鍵を無断で持ち出し車を運転し、付近で他校の中3男子2人と中2男子1人の計3人を乗せて引き続き運転、国道の交差点を左折した際、自転車に乗った58歳の男性をはねた。

 中3女子は男性を車の下部に巻き込んだまま約180メートル引き摺りながらそのまま運転し、現場に車を放置して逃走した。男性は頭を強打した他、引き摺られて左耳を切断するなどの重傷を負った。

 中3女子は警察の調べに対し「好奇心で車に乗ってみようかと思った」と供述しているという。

 この年頃は好奇心旺盛なのは良くわかる。しかしそれがある一線を越えるととんでもないことになってしまう。この事件はその典型と言えよう。しかも中3では当然無免許である。なのにどうして車の運転が出来るのか。見よう見真似で覚えたのかわからないが、車が突如危険な凶器に変わるということに対する認識が余りにもなさすぎたのではないか。

 ところで今回の件、運転した中3女子の他は全て男子生徒、しかもそのうち2人は女子と同学年だ。従来ならば男子が運転し女子は乗せてもらうというところだろうが、女子が男子を率いるような集団形式もフェミニズムの影響なのだろうか。

 また、この女子生徒は1年の頃から学校を休みがちで、3年になってからは夜遊びも目立つようになったという。では夜遊びが目立ち始めた頃から、親や学校は何か手段を講じただろうか。親も学校も一体となって子供の更生に努める必要があったのではないか。こうした結果になってしまった以上、親や学校の対応が不十分だと言われても仕方ないだろう。

・中3女子ひき逃げ事件「学校休みがちだった」20/10/20 23:20更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/188534/

 勿論、親や学校に責任を押し付けてこの中3女子が罪逃れ出来る訳がない。しかしこの女子の生活環境の何がしかが彼女に悪影響を及ぼしたのは間違いないだろう。それが何かは現時点ではわからない。しかしあれこれ想像してみると、例えば日教組の推進するゆとり教育やフェミニズム教育、日の丸や君が代に反対する一部勢力、更には反日マスコミの報道姿勢など、大人では思いつかない何かが子供達に悪影響を及ぼしているのではと目を向けることが必要ではないだろうか。

 そしてそれは何も学校教育だけではない。社会でもそうだ。汚染米など食の安全問題、金融危機とそれに伴う各企業の人件費削減による雇用不安、しかし一方では女性の社会進出は積極的に進めるなどどう見ても矛盾する政策が横行している。しかも女性の社会進出に関しては学校の授業でも出てくるのだ。だが子供達が現実の社会と見比べながら、余りに現実と乖離したフェミニズム教育に疑問を持ったりしないだろうか。学校の授業が信用出来なくなれば、不登校にもなり易い。

 しかし、じゃあ日教組が悪いと批判をすれば議員引退に追い込まれる。反日マスコミを批判すれば大人気ないなどと揶揄される。そんな社会では「良い子」を演じるのも馬鹿馬鹿しいと思う人が出てきて当然だろう。それが老若男女問わず国民全体に広がっているのではないだろうか。

 ふと思ったのだが、この中3女子含む集団、もしも事故を起こさなかったらどこまで行っただろうか。途中ガソリンがなくなれば給油が必要になる。これまでなら給油の際にガソリンスタンドの店員が乗員の顔ぶれを見れば、誰が運転してるのかと不審に気付くだろう。しかし今ではセルフのスタンドが沢山あるので、給油も簡単に出来てしまう。つまり長距離ドライブも可能になってしまうわけだ。当然高速道路に入ることもあり得る。そこで大事故を起こしてしまう可能性も考えられるのだ。

 利便性や利益だけを追求する社会体制、これらが我々の気付かない思わぬ事態を引き起こす可能性があるのだ。

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