社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

フェミニズムはいじめる側の味方? ~中日新聞のいじめ同情的報道~

2006-11-05 11:37:14 | いじめ、DV
 今朝のTBS系の番組で虐め問題を取り上げていた。この中で、小中学生の頃に虐めを受けていたというタレント2名にインタビューし、今虐めで悩んでいる子達への激励のコメントが放映された。だが結論的には、虐めに耐えることが将来への自分のためになるという内容で、果たしてそれが今現在虐めで苦しんでいる子達へ本当に届くのか疑問が残る。

 これに対し、ゲストのコメントの中で、虐められた側の報道が多いが、虐めた側への処罰を含めた対処に関しての報道がないことを疑問視するものがあった。虐め(での自殺)は殺人と同じ、犯罪行為である、しかし現状では虐めた側に何の処罰もないのが問題だ、という内容だった。こちらの方がよっぽど説得力があると思ったのは私だけだろうか。

 ところが、ここ数日の中日新聞の記事では既に立場を変えて、虐めた側への同情論が報道されている。中日では土地柄、岐阜県瑞浪市の中学2年の女子生徒の自殺を巡り連日報道されているが、本日朝刊の記事でも、虐めた側の4人の女生徒の1人が布団の中で泣いている様子を取り上げ、二転三転した学校側の説明が更に問題を大きくし報道が過熱したため、それが虐めた側の女生徒を苦しめる結果になったと被害者扱いして、学校側へ責任転嫁をしようとしている。

 しかし、そもそも女子生徒が自殺した原因は何だったのか、それを忘れてはいけない。いくら布団の中で泣いていようが、その女生徒は虐めた側なのだ。それを過剰に同情する中日の報道姿勢には甚だ疑問だ。女性を批判するのは男女共同参画のイメージ低下に繋がるから常に女性は被害者として扱いたいとでも言うのだろうか。あたかも、虐めた側も被害者だ、という言葉が今にも聞こえてきそうである。ここにもフェミニズムの図々しさが垣間見える。

 学校は虐めた側に対しても謝って欲しいと虐められた側の父親は言っているそうだが、これも違和感がある。自分の大事な子供の命を奪った相手に対して普通なら憎悪心が先に来るはずだ。それを考えれば180度反転したコメントにも感じられる。取材班は何度もこの父親と意見交換をしているだろうが、どういう過程でこうした言葉を引き出したのか知りたい。

 おりしも、一昨日の3日には、中日ドラゴンズのセリーグ優勝記念のパレードが行われ、沿道には35万人ものファンが詰めかけたという。それだけファンから慕われる中日であればこそ、新聞記事も多くの人から信頼されるものでなければいけないのではないだろうか。

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