A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

スピッツ@日本武道館 2014.7.10(thu)

2014年07月12日 01時55分58秒 | ロッケンロール万歳!


SPITZ THE GREAT JAMBOREE 2014 “FESTIVARENA”



以前(日本)武道館特集をした時、頑に(日本)武道館公演を拒むアーティストとしてスピッツの名前を挙げた。Wikipediaを出典とするこの記述はメディアやファンだけじゃ無く、スピッツのメンバー自身も認識している。結成27年目にして初の(日本)武道館ワンマン4Daysの二日目となるこの日のMCでこの件に触れ、「僕らは天の邪鬼なバンドだから、ライヴハウス⇒日本青年館⇒中野サンプラザ・新宿厚生年金⇒(日本)武道館という決められたルートに反抗したかった。でも、周りから”スピッツは絶対(日本)武道館ではやらないんですね”と言われると逆にやりたくなる」と語った。(日本)武道館のステージに立つと気持ちが引き締まる、客席が想像よりずっと近くてお客さんの顔がよく見える、とも。確かに平皿の横アリより、丼状の(日本)武道館は、大盛りにしてもお玉で天つゆを振り掛ければ、すぐにご飯粒の隙間に染み渡る利便さが魅力。育ち盛りのお子様からお年寄りまで、世代を選ばぬ懐の深さが長年愛される理由だろう。永遠の少年像を歌っていても、メンバーは既に40代後半。ファン層もそれなりに年齢層が高い。女子トイレが少ないこと以外に大きな欠点の無いこの武道の館を自らの住処と定める可能性もあるかもしれない。

 

ライヴを観るのは下手をすると10年以上ぶり。お互い年を取った筈だが、歌も演奏も聴き手の気持ちも殆ど変化はない。デビュー曲から最新アルバムまで、23年のスパンがあるセットリストも、極めてスムーズな流れを作る。女子率70%を超える客席は、今風J-POPのアゲアゲ感ではなく、聴くときは聴く、盛り上がるときは盛り上がる、メリハリのある、玄人はだしの観戦態度が伺えた。(日本)武道館だからといって特別な趣向はなく、いつもように誠心誠意歌い演奏し、客の方もいつものように愛情を込めて堪能。極めて満足度の高い一夜に敬意を表したのか、台風8号は関東地方に大きな被害を与えること無くスルーし、温帯低気圧に変わった。

 

<Set List>
1. 夜を駆ける
2. 海とピンク
3. スワン
4. ヒバリのこころ
5. 愛のことば
6. 楓
7. ハニーハニー
8. 正夢
9. 8823
10. エンドロールには早すぎる
11. トンガリ'95
12. 野生のポルカ
13. 僕の天使マリ
14. けもの道
15. 恋する凡人
16. ラズベリー
17. プール
18. 空も飛べるはず
19. 夏の魔物
20. フェイクファー
21. エスカルゴ
22. 涙がキラリ
23. 俺のすべて
アンコール:
24. 晴れの日はプカプカプー
25. バニーガール



少年性
青年性
中年性
熟年性

  
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ロック」は魔法の合言葉~... | トップ | 【投稿写真館】アーバンギャ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ロッケンロール万歳!」カテゴリの最新記事