クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-01 No.17-1

2011年01月20日 20時38分23秒 | Weblog
★WARNER DAS ALTE WERK セール★
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ので、お早めにご検討下さい。
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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<EMI CLASSICS>
●EMI MASTERS
EMIクラシックスの主力カタログ・シリーズ'EMI MASTERS'の第3回発売20点を
ご案内します。いずれも定評高い名盤揃い、価格もお手ごろなお薦めシリーズ
です。

CDMW-9187252 \750
マーラー:交響曲第9番ニ長調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮
録音:1964年1月 イエス・キリスト教会、ベルリン
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CMSW-9187022 3枚組 \1500
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
1.ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15
録音:1967年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品19
録音:1967年11月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD2
1.ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37
録音:1967年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 
2.ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58
録音:1967年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD3
1.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」
録音:1967年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.幻想曲ハ短調(ピアノ、合唱&管弦楽のための) 作品80
w/ジョン・オールディス合唱団
録音:1967年11月&1968年6月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、オットー・クレンペラー指揮
マルチパック 20Pブックレット

CDMW-9187092 \750
ベルリオーズ:
1.幻想交響曲 作品14 
w/フランス放送国立管弦楽団
録音:1959年11月、12月 サル・ワグラム、パリ
2.海賊 作品2
w/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958年11月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
「トロイア人の人びと」-
3.(第1幕)トロイア人の行進曲
w/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
4.(第4幕)王の狩と雷雨
w/ビーチャム合唱協会、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年3月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 トマス・ビーチャム指揮

CDMW-9187412 \750
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」全曲
シュターツカペレ・ドレスデン
パーヴォ・ベルグルンド指揮
録音:1978年3月 ルカ教会、ドレスデン
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187442 \750
シュトラウス:ワルツ集&ポルカ集
ヨハン・シュトラウスII:
1.美しく、青きドナウ(ワルツ) 作品314
2.シャンペン・ポルカ 作品211
3.ウィーンの森の物語(ワルツ) 作品325
4.狩にて(ポルカ) 作品373
以上 録音:1971年5月 レドイテンザール、ホーフブルク、ウィーン
5.「ヴェネツィアの一夜」-序曲
録音:1972年10月 ツィマーインガーホーフ、ウィーン
6.エドゥアルト・シュトラウス:テープは切られた 作品45
録音:1971年5月 レドイテンザール、ホーフブルク、ウィーン
ヨハン・シュトラウスII:
7.ウィーン気質(ワルツ) 作品354
8.新ピッツィカート・ポルカ 作品449
以上 録音:1972年5月 ツィマーインガーホーフ、ウィーン
9.芸術家の生涯(ワルツ) 作品316
録音:1972年10月 ツィマーインガーホーフ、ウィーン
10.ヨハン・シュトラウスI:溜め息(ギャロップ) 作品9
録音:1971年5月 レドイテンザール、ホーフブルク、ウィーン
11.ヨハン・シュトラウスII:皇帝円舞曲 作品437
録音:1972年5月 ツィマーインガーホーフ、ウィーン
12.ヨハン・シュトラウスI:ラデツキー行進曲 作品228
録音:1971年5月 レドイテンザール、ホーフブルク、ウィーン
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
ヴィリ・ボスコフスキー指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CMSW-9187182 2枚組 \1050
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(全曲)
フロレンス・クィーヴァー(メゾ・ソプラノ)、ジョン・エイラー(テナー)、
サミュエル・ラミー(バス)、キャスリーン・バトル(ソプラノ)
エルマー・アイセラー・シンガーズ、トロント・メンデルスゾーン合唱団
トロント交響楽団
アンドルー・デイヴィス指揮
録音:1987年7月 US
ブリリアント・ボックス 20Pブックレット

CDMW-9187232 \750
リスト:
1.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S178 
2.リスト:調性のないバガテル
3.ベルク:ピアノ・ソナタ 作品1
4.バルトーク:ソナタ(1926)SZ80
録音:1989年2月、5月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
5.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 作品83
録音:1991年3月 バタワース・ホール、ウォーウィック・アーツ・センター、
ウォーウィック大学
以上 ピーター・ドノホー(ピアノ)
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187342 \750
ロッシーニ:オペラ序曲集
1.「絹のはしご」-序曲
録音:1959年11月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.「ブルスキーノ氏」-序曲
録音:1956年10月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
3.「タンクレディ」-序曲
録音:1964年4月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
4.「アルジェのイタリア女」-序曲
5.「セビーリャの理髪師」-序曲
録音:1959年6月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
6.「シンデレラ」-序曲
7.「泥棒かささぎ」-序曲
録音:1964年4月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
8.「セミラーミデ」-序曲
9.「ヴィルヘルム・テル」-序曲
録音:1962年12月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
以上 フィルハーモニア管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187372 \750
シューベルト:冬の旅 D.911(全24曲)
トマス・ハンプソン(バリトン)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
録音:1997年3月 バヴァリア音楽スタジオ、ミュンヘン
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CMSW-9187452 2枚組 \1050
リヒャルト・シュトラウス:管弦楽曲集
1.ツァラトゥストラはこう語った
録音:1971年9月 ルカ教会、ドレスデン
2.ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 作品28
3.死と変容 作品24
4.「サロメ」-7つのヴェールの踊り」
録音:1970年6月 ルカ教会、ドレスデン
CD2
1.ドン・ファン 作品20
録音:1970年6月 ルカ教会、ドレスデン
2.英雄の生涯 作品40
w/ペーター・ミリング(ソロ・ヴァイオリン)
録音:1970年3月 ルカ教会、ドレスデン
3.「ばらの騎士」 作品59-ワルツ・シークエンス
録音:1973年6月 ルカ教会、ドレスデン
以上 シュターツカペレ・ドレスデン
ルドルフ・ケンペ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CDMW-9187332 \750
キングズ・カレッジ合唱団/ルネサンスの傑作合唱曲集
1.タリス:イエス、この世の救い主よ
デイヴィッド・ウィルコックス指揮
録音:2008年7月 キングズ・カレッジ・チャペル、ケンブリッジ
2.アッレグリ:ミゼレーレ
w/ティモシー・ビーズリー=マレイ、ジェラルド・フィンリィ
スティーヴン・クローベリー指揮
録音:1983年7月 キングズ・カレッジ・チャペル、ケンブリッジ
3.モンテヴェルディ:祝福されし聖母マリアのための晩課
w/エリー・アメリング、ノーマ・バロウズ(ソプラノ)、
チャールズ・ブレット(カウンター・
テナー)、ロバート・ティアー、アンソニー・ロルフ・ジョンソン、
マーティン・ヒル(テナー)
ピーター・ナップ、ジョン・ノーブル(バリトン)
アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン、
フィリップ・レッジャー指揮
録音:1975年7月、8月 キングズ・カレッジ・チャペル、ケンブリッジ
以上 ケンブリッジ、キングズ・カレッジ合唱団
ジュエル・ケース 20Pブックレット

CMSW-9186942 2枚組 \1050
バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232
アグネス・ギーベル(ソプラノ)、
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ニコライ・ゲッダ(テナー)、ヘルマン・プライ(バリトン)、
フランツ・クラス(バス)
BBC合唱団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー指揮
録音:1967年10月、11月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
ブリリアント・ボックス 20Pブックレット

CMSW-9187112 2枚組 \1050
ブラームス:
CD1
1.ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15
w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
録音:1991年12月 アビイ・ロード・スタジオ、ロンドン
2.アルトのための2つの歌 作品91
w/アン・マレイ(アルト)、今井信子(ヴィオラ)
録音:1992年3月 アビイ・ロード・スタジオ、ロンドン
CD2
1.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品83
w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
録音:1993年12月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.低音のための5つのリート 作品105
w/アン・マレイ(アルト)
録音:1994年1月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
ブリリアント・ボックス 20Pブックレット

CDMW-9187012 \750
マリナー、アカデミー室内/バロック傑作集
1.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV1048
録音:1985年11月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」-聖霊の踊り
3.ヘンデル:「メサイア」-パストラール・シンフォニー
4.ヘンデル:「べレニーチェ」-ミニュエット
5.ヘンデル:「ソロモン」-シンフォニー
6.バッハ:「カンタータ第208番」-羊は安らかに草を食み
以上 録音:1983年6月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
7.パッヘルベル:カノン ニ長調
8.アルビノーニ:アダージョ ト短調
9.テレマン:組曲-レジュイサンス
録音:1973年10月 アビイ・ロード・第1スタジオ、ロンドン
10.ヘンデル:水上の音楽(抜粋)(3曲)
録音:1988年6月、7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
11.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068
録音:1984年11月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 アカデミー室内管弦楽団
ネヴィル・マリナー指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187552 \750
ヴィヴァルディ:
1.マニフィカート ト短調 RV611(編:マリピエロ)
2.グローリア ニ長調 RV589
テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)、
ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ(メゾ・ソプラノ)
ニュー・フィルハーモニア合唱団&管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1976年10月、11月&1977年6月 キングズウェイ・ホール&
アビイ・ロード第1スタジオ ロンドン
ジュエル・ケース 20Pブックレット 

CDMW-9187002 \750
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
1.ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV1042
録音:1971年7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 
2.協奏曲(ヴァイオリンと弦楽合奏のための)ト短調 BWV1056
録音:1971年7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 
3.ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV1041
録音:1974年5月、7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
4.2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043
w/ピンカス・ズーカーマン(ヴァリオリン)
録音:1971年7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 
以上 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
イギリス室内管弦楽団、ダニエル・バレンボイム指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187532 \750
チャイコフスキー:三大バレエ-ハイライツ
1.「白鳥の湖」 作品20-抜粋(7曲)
録音:1976年5月、6月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.「眠りの森の美女」 作品66-抜粋(7曲)
録音:1974年4月、5月、6月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
3.「くるみ割り人形」 作品71-抜粋(8曲)
録音:1972年5月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
以上 ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187242 \750
レーヴェ:バラード集
1.海を行くオーディン 作品118
2.エドワード 作品1の1
3.オーロフ氏 作品2の2
4.詩人トム 作品135
5.水の精 作品129の2
6.魔王 作品1の3
7.鳥刺しハインリヒ 作品56の1
8.アーチボルド・ダグラス 作品128
9.高貴な騎士、オイゲン公 作品92
10.時計 作品123の3
11.エルヴェルスの頂き 作品3の2
12.Harald 作品45の1
13.エバーシュタイン男爵 作品9 第6部第5曲
14.歩き回る鐘 作品20の3 
トマス・クヴァショトホフ(バス)、ノーマン・シェトラー(ピアノ)
録音:1989年5月 ラントガーストホーフェス・ザール、
リーエン・バイ・バーゼル、スイス
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CMSW-9187262 3枚組 \1500
1.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23
ラフマニノフ:
2.ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
w/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
録音:1990年12月 フィルハーモニー・ホール、レニングラード
CD2
1.ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30
2.パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
w/サンクト・ペテルスブルグ・フィルハーモニー管弦楽団、
マリス・ヤンソンス指揮
録音:1992年9月 フィルハーモニー・ホール、サンクト・ペテルスブルグ
CD3
1.ピアノ協奏曲第4番ト短調 作品40
2.ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 作品1
w/サンクト・ペテルスブルグ・フィルハーモニー管弦楽団、
マリス・ヤンソンス指揮
録音:1993年9月 フィルハーモニー・ホール、サンクト・ペテルスブルグ
以上 ミハイル・ルディ(ピアノ)
マルチパック 12Pブックレット

CDMW-9187352 \750
シューベルト:
1.交響曲第8番ロ短調 D759「未完成」
録音:1975年1月 フィルハーモニー、ベルリン
2.交響曲第9番ハ長調 D955「グレート」
録音:1977年6月 フィルハーモニー、ベルリン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

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11-01 No.17-2

2011年01月20日 20時38分00秒 | Weblog
<ARTHAUS DVD>
101342(Blu-ray) \1050
ヴェルディ:
椿姫(日本語字幕付き)、その他 70分 26作品のハイライト集収録
演奏:ヴィオレッタ・ヴァレリー・・・アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
アルフレード・ジェルモン・・・ラモン・ヴァルガス(テノール)
ジョルジョ・ジェルモン・・・ロベルト・フロンターリ(バリトン)
フローラ・ベルヴォワ・・・ナターシャ・ペトリンスキ(メゾ・ソプラノ)
アンニーナ・・・ティジアーナ・トラモンティ(ソプラノ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
ロリン・マゼール
ライヴ収録:2007年、ミラノ・スカラ座
字幕:英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・日本語
現在最高の歌姫ゲオルギューの扮するヴィオレッタ。彼女をその幅広い体と愛
で包み込むヴァルガス扮するアルフレード。意地悪に見えても、息子への愛溢
れるフロンターリ扮する父ジェルモン。正攻法の演出。華麗な舞踏会の場面、
愛に満ちた隠れ家、悲しい末期の寝室。全曲を支配する三拍子のリズムを執拗
に刻み続けるマゼールの棒。全てにおいて納得の行く最高の舞台をお届けいた
します。
既発売の101344と同内容の映像、ブックレットは簡便なものとなります。



<cpo>
777465-2 \2450
クルクハルト(1847-1902):作品集
1.ヴァイオリン協奏曲 Op.68 ニ長調/2.交響曲第3番 Op.37 ニ長調
ミリアム・チョップ(ヴァイオリン)
デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団
ゴロー・ベルク(指揮)
偉大なるブラームスとブルックナー。この2つの山脈の影にひっそりとそびえ
るクルクハルトの音楽です。彼はザクセンの一都市ケーテンに生まれ、15歳の
時にデッサウに引っ越します。その翌年ピアニストとしてデビューし、1867年
からは指揮者として活動を始めます。若き頃は、フランツ・リストに認められ、
ワーグナーからも強く影響を受けていたのですが、後にその派閥から離れ、ど
ちらかというとシューベルト、シューマンよりの作風を愛するようになり、伝
統的な形式を遵守した音楽へと推移していきます。木管五重奏曲やチェロ協奏
曲などは、今までにも僅かに聴く機会がありましたが、このアルバムではヴァ
イオリン協奏曲と交響曲第3番という珍しい曲が収録されています。ヴァイオ
リニスト、チョップがこの曲の大ファンとのこと。共感溢れる演奏が楽しめ
ます。

777386-2 2枚組 \4900
テレマン(1681-1760):隊長の音楽 1738年 TVWV 15:11
CD1.オラトリオ/ CD2.セレナータ
演奏:ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)
コルネリア・ザムエリス(アルトヤン・コボウ(テノール)
インモ・シュレーダー(テノール)/エッケハルト・エーベル(バス・バリトン)
グレゴール・フィンケ(バス)/ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンチェルト
ヘルマン・マックス(指揮)
歴史的にも、ハンザ同盟の一員として富裕な有力都市のひとつであったハンブ
ルクは、1410年、1510年、1618年と三度神聖ローマ皇帝から自由都市の特権を
与えられ、自治権を獲得維持しており、17世紀のハンブルクは当時の中都市の
中では、比較的安全で平和な都市でした。しかし、中世からの確執が絶えない
デーン人(デンマークの前身)や、海から襲ってくる海賊たちなど、常に外敵に
さらされていることも事実。そんなハンブルクの市民たちは、自ら自警団を結
成し、外敵から身を守る努力を怠りませんでした。そんな自警団をまとめる隊
長は市民から尊敬され、その激務を労うため、祝宴を催したのです。そんな時
のためにテレマンが 1738年に書いた作品集です。

777526-2 \2450
C.シュターミッツ(1745-1801):交響曲集
1.交響曲ニ短調 Op.15-3(Kai24)/2.交響曲変ホ長調(Kai38)
3.交響曲ホ短調 Op.15-2(Kai23)/4.交響曲ヘ長調「狩り」 (Kai34)
ラルテ・デル・モンド
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
チェコに生まれ、ドイツへと移ったマンハイム楽派の大家、カール・シュター
ミッツの交響曲集です。彼は父ヨハンから音楽の手ほどきを受け、1762年から
はマンハイムの宮廷楽団のメンバーとなり活躍、その後ヴァイオリニストとし
てヨーロッパ中を演奏旅行しました。以前は「管楽器曲の作曲家」として認知
されていましたが、作品の掘り起こしが進むにつれて、交響曲や協奏交響曲を
発展させた功績が認められるようになりました。全部で51曲あると言われる
交響曲は、どれも規則正しく、明朗活発な音楽です。

777336-2 \1700
モリーク(1802-1869):弦楽四重奏曲集第3集
1.弦楽四重奏曲第1番ト長調 Op.16/2.弦楽四重奏曲第2番ハ短調 Op.17
演奏:マンハイム弦楽四重奏団
古典派とロマン派の橋渡しを担ったモリークの弦楽四重奏曲の第3集です。こ
の盤に収録されているのは第1番と第2番。ちょっと聴くとハイドン風?とも言
える第1番の冒頭の魅力的な旋律からこの独特な世界にはまることでしょう。
第2番はうってかわって悲劇的な開始が印象的です。快活な第2楽章、美しい
第3楽章、そしてシューベルト風とも言える終楽章。これはなかなか名曲です。
第1集 777149-2、第2集 777276-2も発売中です。

777517-2 \1700
ヴァインベルク(1919-1996):ピアノ作品集
1.子どもの手帳第1集 Op.16/2.子どもの手帳第2集 Op.19
3.子どもの手帳第3集 Op.23/4.ピアノ・ソナタ第1番 Op.5
エリザベータ・ブルーミナ(ピアノ)
チェロの作品などで最近めきめき知名度を上げている作曲家、ヴァインベルク
のピアノ作品集です。彼は20歳の時に最初のピアノ・ソナタを作曲しましたが、
それは若者の作品としては恐ろしいまでの完成度を持ち、情緒的な深さと音楽
的な成熟を宿したものでした。このアルバムでその才能を感じてみてください。
3冊からなる「子どものための手帳」は1944年から45年にかけて作曲されたも
ので、彼の12歳の娘、ビクトリアに捧げられています。古今東西の「子どもの
ために」書かれた曲集を凌駕する内容を持ち、技術的な難易度は(それほど)高
くなくとも、内容の充実度はばっちり。聴いているだけでも楽しいちょっと
ムソルグスキーを思わせる曲集です。

777527-2(SACD-Hybrid) \2950
W.F.バッハ(1710-1784):オルガン作品全集
1.幻想曲(Falck 19)/2.8つのフーガ(Falck 31, 1-8)
3.7つのコラール前奏曲(Falck 38, 1-4)/4.フーガ(Falck 37)
5.フーガ (Falck 33)/6.フーガ(Falck 32)
7.7つのコラール前奏曲(Falck 38, 5-7)/8.幻想曲(Falck 15)
フリードヘルム・フランメ(オルガン)
ドイツアレクザンドリ・アインベックムエンスター教会、
ヒッレブラント・オルガン
2010年はヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの生誕 300年の記念年でした。
彼は J.S.バッハの長男として生まれたものの、あまりにも溺愛され過ぎて、
その才能を存分に発揮することができなかったと言われています。某大な数の
作品を残しましたが、生前は人気が低かったためか出版されることもほとんど
なく、またその作風も統一性がないことで知られていましたが、最近では逆に、
その自由さが人気を呼んでいるという不思議な人でもあります。このアルバム
では、そんな彼のオルガン曲を全て収録。生きていた時代からは取り残されよ
うとも、天才は健在だったという証明です。名オルガニスト、フランメの演奏
で。




<TOCCATA CLASSIKS>
TOCC-0048 \2450
ガードナー(1917-):金管楽器とオルガンのための音楽集
1.結婚式の繁栄 Op.162/2.復活祭の幻想 Op.232
3-11.金管五重奏のための主題と変奏 Op.7
12-16.オルガンのための5つの踊り Op.179
17-20.モンテヴェルディの主題による教会ソナタ Op.136
21-23.世俗ソナタ Op.117
※Op.7と Op.136以外初録音
ポール・アーキバルド(トランペット)…17-23/コスモポリタン・ブラス
スティーブン・キング(オルガン)…1.2.12-23
クリス・ガードナー(指揮)…1.2.21-23
録音 2010年1月29日…21-23, 2010年1月30日…12-15,
2010年2月12日…1-11, 2010年6月25日…16-20ブレントウッド教会
金管楽器とオルガン。考えただけでも神々しい響きが頭に浮かびます。トラッ
ク1から聴いてみてください。まさに期待を裏切らない荘厳で華々しい音の洪
水です。使われているメロディはおなじみのフィリップ・ニコライ作曲のコラ
ールですが(バッハの「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」で使われている曲)少し
ずつ現代的な和声に変貌していく様子は、やはり現代の作曲家の手による作品
であることを認識させてくれるのではないでしょうか。この作曲家ガードナー
はマンチェスター出身で、ウェリントン大学とオックスフォード大学で学び、
軍楽隊長時代に構想を練った「交響曲第1番」(NAXOS 8.570406に収録)がバル
ビローリに見出されたことで、作曲家としての活動を始めた人です。合唱曲を
多く書いていますが、他にも他ジャンルに渡る映画音楽ばりのスペクタキュラ
ーな音楽を作ることで知られています。

TOCC-0070 \2450
アルカン(1813-1888):2台ピアノと連弾のための作品全集
1.ベネディクトゥス Op.54(R.スマレイによる 2台ピアノ編 )
2-5.ルターのコラール「神はわがやぐら」による即興曲 Op.69
(R.スマレイによる2台ピアノ編 )
6.サルタレッロ Op.47…連弾
7-14.「ドン・ジョバンニ」による4手連弾のための幻想曲 Op.26
15-17.3つの行進曲 Op.40…連弾
18.ボンバルド・カリヨン…足鍵盤付きピアノ、もしくは連弾
19.終曲 Op.17…連弾
ゴールドストーン&クレンモウ(ピアノ・デュオ)
録音 2008年10月…2台ピアノ ,
2009年11月…連弾イギリスリンカーンシャー、聖ジョン・パプテスト教会
※トラック 19でごく短い音飛び(原盤に起因する)が発生することがございま
す。了承の上、お求めいただけますようお願い申し上げます。
「ピアノの鉄人」シャルル=ヴァランタン・アルカンのピアノ曲は、愛好家の
間でもかなり人気を博していますが、2台ピアノや連弾のための作品まではな
かなか聴く機会に恵まれるものではありません。とは言え、ここでの付番は
若干作品目録との差異もありますし、収録されているのは大半が連弾で、2台
ピアノのための作品は校正の作曲家による編曲ものではありますが、鬱陶しい
までの音の多さはさすがアルカン。ピアノの88鍵(176鍵)をフルに使っている
であろう重厚な響きが思う存分楽しめます。トラック 18の「ボンバルド・カ
リヨン」もユニークな曲で、何も考えずに聞くと「アルカンなのに、あまり音
の動きが派手でないな」と思うのですが、実は足鍵盤付きピアノのための作
品!本当は足で弾くのでしょう。納得の1曲です。トラック19のノリの良さも
魅力です。

TOCC-0108 \2450
ベートーヴェン(1770-1827):ヴィオラとピアノのための編曲集第1集
1.ヴィオラ・ソナタイ長調断章
2-4.ホルン・ソナタ Op.17(P.シルヴァートーンによるヴィオラ編)
5-11.ノットゥルノ Op.42(カール・クサヴァー・クラインハインツによるヴィ
オラ編 )
12-17.大二重奏曲変ホ長調 Op.20
(七重奏曲より F.ヘルマン編、P.シルヴァートーン改編 )
※1-4.12-17…初録音
ポール・シルヴァートーン(ヴィオラ)
デヴィッド・オウエン・ノリス(ピアノ)
録音 2009年6月23-26日フェランドゥ
これもまた、TOCCATAレーベルならではの「珍盤」と言えそうです。ベートー
ヴェンの室内楽作品をヴィオラで弾いてみるという試みです。ホルン・ソナタ
あたりは「なるほどね」感たっぷりですが、七重奏曲を編曲した「大二重奏
曲」などは、まさにびっくりの逸品です。この曲を最初に編曲したヘルマンは
1828年に生まれ1907年に没した音楽家です。音の過不足ない編曲は神業とも言
える域に達しており、この編成で聴く不自由さは一切感じません。本来、弦楽
三重奏のための「ノットゥルノ」を編曲したクラインハインツは1765年に生ま
れ、1832年に没したベートーヴェンと同世代の作曲家。当時の上流家庭では、
このように交響曲や室内楽、歌劇などを家庭でも演奏しやすいように編曲した
ヴァージョンが大人気でした。枯れた音色が魅力のシルヴァートーンの使用楽
器は 1620年製のアマティで、ピアノは 1865年頃制作のブリュメルです。

TOCC-0118 \2450
エルンスト(1812-1865):ヴァイオリンとピアノのための作品全集第1集
1-2.マイヤーベーアの「プロフェテ」による華麗なる幻想曲 Op.24
3-4.2つの夜想曲 Op.8
5-30.ヴェニスの謝肉祭(カンツォネッタ「私の愛する母さん」によるヴァリ
エーション・ブルレスケ)
31-32.2つのサロン風の曲/33-39.ドイツ風の主題による変奏曲
40-42.オベロンの主題によるドイツ風ロンド/43.ロンド・パパゲーノ
※33-40…初録音、 5-30・・・全曲初録音
シェルバン・ルプー(ヴァイオリン)/イアン・ホブソン(ピアノ)
録音 2010年4月2.3.5.7日イリノイ大学フォーリンガー・グレート・ホール
ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストはベルリオーズ、ショパン、リストた
ちと同世代のロマン派の作曲家です。モラヴィアで生まれ、9歳からヴァイオ
リンを始め、14歳の時にパガニーニの演奏を聴いて超絶技巧の喜びに目覚めま
す。パガニーニの曲を耳コピし、本人の目の前で「ネル・コル・ピウ変奏曲」
を演奏し、彼を驚愕させたという伝説もある人で、その作品もまたパガニーニ
を思わせる華麗で演奏困難なものばかりです。彼の最も知られた作品は、この
盤にも収録されている「ヴェニスの謝肉祭による変奏曲」で、彼自身もこの曲
を演奏し、ヨーロッパ中を感嘆させたと言われています。1952年ブカレスト生
まれのヴァイオリニスト、ルプーの演奏は技巧を全面に押し出すというよりも、
曲の叙情性を重視した味のある演奏が魅力です。

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11-01 No.16-1

2011年01月20日 20時37分37秒 | Weblog
<Decca>
74 3416(DVD-Video) 2枚組 \6450
ロッシーニ:歌劇《アルミーダ》全3幕
本編: 171分(opera)
+ボーナス映像: 12分(デボラ・ウ゛ォーイトが案内するMetの舞台裏)
字幕:英・仏・独・西・中
ルネ・フレミング(ソプラノ) 
ローレンス・ブラウンリー(テノール) ジョン・オズボーン(テノール) 
コビー・ヴァン・レンズブルグ(テノール) 他 
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:リッカルド・フリッツァ
収録:2010年5月1日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
十字軍遠征時代を舞台に、男の愛をつなぎとめようとする魔女の怖さとけなげ
な思いを描いたロッシーニの傑作オペラ《アルミーダ》。上演される機会が非
常にまれなこのオペラで魔女役を演じる現代を代表するソプラノ、ルネ・フレ
ミングの熱演や、ロッシーニ作品を得意とするリッカルド・フリッツァのさえ
わたる指揮が見どころです。魅惑的でファンタスティックな話題作が早くも
DVD化です。HDで収録されたこの映像は、全世界の劇場にてMETライヴとしても
上映されています。メトロポリタン歌劇場ではフレミングの誕生日(2/14)に合
わせ、2月18日から《アルミーダ》の再演が始まります。

74 3383(DVD-Video) \3350
フレミング&ホロストフスキー/
ミュージカル・オデッセイ・イン・サンクトペテルブルク
ヴェルディ:《イル・トロヴァトーレ》-二重唱(4幕)
ヴェルディ:《シモン・ボッカネグラ》-二重唱(1幕)
チャイコフスキー:《スペードの女王》-エレツキーのアリア
チャイコフスキー:《皇帝の花嫁》-ナターシャのアリア
チャイコフスキー:《エフゲニー・オネーギン》-最終場
チャイコフスキー:舞踏会で/ドンファンのセレナーデ
ラフマニノフ&メトネル:
夜の静けさに/美しい人よ、私のために歌わないで/春の洪水/冬の夜
本編91分+ボーナス映像23分
字幕:英・仏・独・西(アリア&二重唱部分のみ)
ルネ・フレミング(S)/ドミトリー・ホロストフスキー(Br)
エルミタージュ管弦楽団 指揮:コンスタンチン・オルベリアン
ロシアのスター・バリトン、ホロストフスキーとともにフレミングが、ここに
収録された音楽とも密接なかかわりのある美しき北の都を舞台にアリアと二重
唱を聴かせる贅沢なプログラム。チャイコフスキーとヴェルディのオペラの抜
粋、チャイコフスキー、ラフマニノフ、メトネルの歌曲が披露される合間に、
サンクトペテルブルクの麗しき冬の宮殿、ユスポフ宮殿、アレクサンドル・ネ
フスキー大修道院もクローズアップされ、絢爛な建造物、水との対比が美しい
北の都の映像が目を奪います。《アルミーダ》と合わせて、2/14のフレミング
の誕生日を祝う新譜リリースです。




<DIAPASON>
イタリアDIAPASONが通常流通開始!

DRCD 79 \1980
「ミケランジェリ、1967年プラト・ステレオ・ライヴ」
ショパン:
幻想曲 へ短調op.49/前奏曲 嬰ハ短調op.45/
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調/
マズルカ集
(ヘ短調op. 68-4/嬰ト短調op. 33-1/変ニ長調op. 30-3/嬰へ短調op. 59-3)
バラード第1番ト短調op.23-1/
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズop. 22
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
録音:1967年6月28日 プラト、メタスタシオ劇場ステレオ・ライヴ
レコ芸特選盤!ミケランジェリ・オール・ショパン・リサイタル
当CDは以前、他の輸入業者から限定輸入されたものですが、今回弊社(東武ト
レーディング社)が代理店となり通常流通することとなりました。
イタリアのトスカーナ州、プラトの名門劇場「メタスタシオ劇場」でのライヴ
録音です。ミケランジェリはここで10回のリサイタルを行いました。この録音
は、全盛時のミケランジェリが行ったオール・ショパンのコンサートが楽しめ
るファン待望の1枚です。このCDは元々関係者向けの配布用として作られ、一般
発売はされておりませんでした。音源は2000年にアーカイヴから発見され、ミ
ケランジェリ夫人、ミケランジェリのスタッフによるチェックを受けたうえで
CD化されました。一般発売は2007年でレコード芸術誌でも特選盤に選ばれるな
ど評価が非常に高かったものです。
以前は、限定数量輸入であったため、今では希少盤となっており、今回の通常
流通は非常に喜ばしいことであります。日本語・英語の解説とDIAPASON社長か
らのメッセージ付き。
―許光俊氏による日本語ライナーノートより―
ここでミケランジェリが奏でているのは、私たちがショパンというと連想する
類の音楽とは著しく異なると言うしかないだろう。最初の「幻想曲ヘ短調」の
冒頭からして、リズムの正確さ、明快さが際だつ。北ヨーロッパ的な霧や闇の
雰囲気、あるいは幻想性は微塵もない。ミケランジェリはあらゆる音の響きや
動きを手に取るようにわからせる。音符のひとつひとつが、あたかも地中海の
明るい光に照らされているかのようにくっきりと見える。ハイドンのソナタを
聴いているかのような錯覚すら起こさせよう。とはいえ、注意深く聴くと、
この明るさのうちにも実に微妙、精妙な陰影が施されていることに気づかされ
る。和声的な響きの変化をこれほどまでに明瞭にさらけ出した演奏は、ほとん
ど他にないのではないか。まるでプリズムによって分解された光の七色を見せ
られているようだ。





<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9983 \1980
アンドレイ・パヴロヴィチ・ペトロフ(1930-2006):管弦楽曲集
(1)バレエ「天地創造」組曲第1番
(2)バレエ「天地創造」組曲第3番(1968-1975)
(3)交響的幻想曲「マスターとマルガリータ」(1985)
(4)交響的幻想曲「・・・への告別」(2005)
(1)ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクト・ペテルブルグ・フィル
(2)エドワルド・セーロフ指揮サンクト・ペテルブルグ室内管弦楽団
(3)アレクサンドル・ドミトリエフ指揮サンクト・ペテルブルグ・フィル
(4)マリア・リュドコ(S)、A.チェルヌシェンコ指揮ステート・カペラ交響楽団
録音:(1)1971/(2)1979/(3)1989/(4)2008年
ペトロフは1930年レニングラード生まれの作曲家。ソビエトでは最も早い時期
にジャズを取り入れた作曲家として認識されている。多くのソ連製の映画、バ
レエ、交響楽を作曲しており、レーニン賞、ソビエト連邦人民芸術家の称号な
ど多くの賞を受けている。作風は典型的な社会主義リアリズムといえるが、
ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、カバレフスキーらの様式にジャズが盛
んに取り入れられ、極めて変化に富んでいる。最晩年の《・・・への告別》
(2005)はショスタコーヴィチ、マーラーを思わせるユニークな大作。作曲家は
もはや体制に気を使う必要もなく、大管弦楽にオルガンが加わり、後半はソプ
ラノが入るなど、自由奔放な表現を行っている。《・・・の告別》とは何に対
しての告別なのか、人生の終わりに書いた作品にしてはエネルギーがあふれて
いる。

NF/PMA9984 \1980
アンドレイ・ペトロフ(1930-2006):
弦楽オーケストラへの編曲集(全曲G.コルチマー編)
(1)バレエ音楽《天地創造》組曲(1971)
(2)弦楽四重奏曲弟2番《記憶の深みより》(2002)
(3)忘れられた曲(1987)/(4)ユモレスク(1964)
(5)私はブロードウェイを歩いている-コントラバスと弦楽のためのフォックス
トロット(1998)
(6)ジプシー・ラプソディ-ヴァイオリンと弦楽のための(1958)
(7)オーケストラの新人ヴァイオリニスト-ヴァイオリンと弦楽のための無窮動
(1961)
イリヤ・イオフ(指揮、Vn)
ディヴェルティスマン弦楽オーケストラ
録音:2010年5月サンクト・ペテルブルグ
前述のペトロフのバレエ、室内楽などを弦楽オーケストラに編曲した作品集。
ソビエト崩壊後に書かれた作品は現代性と厳しさを増しており、一聴に値する。
弦楽四重奏曲弟2番《記憶の深みより》(2002)はアルヴォ・ペルト、ヴァスク
スらバルト諸国の作曲家に通じる抒情性を持っている。

NF/PMA9985 \1980
プロコフィエフ:バレエ《シンデレラ》より4つの小品Op.97(1943)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番Op.82(1940)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番Op.36(1913-1931)
ゴドフスキー:J.シュトラウスの「こうもり」の主題による交響的変容
ヴィヴィアン・チェ(Pf)
録音:2009年2月サンクト・ペテルブルグ
ヴィヴィアン・チェは1992年シドニーで行われたモーストリー・モーツァルト
・フェスティヴァルでデビュー以来、世界で活躍する韓国人若手。ユーディナ
国際コンクール優勝を始め数多くのコンクールに上位入賞を果たしている。
透明な音色と強靭なタッチ、うねるような音楽性など注目の才能である。特に
ロシア音楽を得意とし、超絶技巧の作品も一点の音色のにごりもなく軽々と弾
ききる。




<MUSIC&ARTS>
M&ACD 1247 2枚組 \3960
「ヴィジョンズ」
ブゾーニ:3つのアルバムの一葉
フリン(b.1937):私たちの内側の命を垣間見る
フィニシー(b.1946):バッハ風後置詩
ブゾーニ:インディアン日誌 第1巻/ブロッホ:幻影と予言
カルロ・グランテ(ピアノ)
イタリアの技巧派ピアニスト、カルロ・グランテの弾く20世紀、21世紀のピア
ノ作品集。ジョージ・フリン(1937-)はシカゴのデポール大学の作曲科主任教
授を長く務めている作曲家。「私たちの内側の命を垣間見る」は2000年から
2001年に作曲された、1分にも満たない曲から17分を越す曲まで9曲からなる
作品で、1時間に迫る大作。マイケル・フィニシー(1946-)は英国の作曲家。
「バッハ風後置詩」は2000年の作。全5時間半という「音による写真史」の
第8部に含まれる一曲。

M&ACD 1248 \1980
「パウル・バドゥラ=スコダ ショパンを弾く」
ショパン:
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/マズルカ 嬰ハ短調Op.63-3
マズルカ イ短調 Op.68-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4
練習曲 変イ長調 Op.25-1/幻想曲 ヘ短調 Op.49
ポロネーズ 変イ長調 Op.61 「幻想ポロネーズ」
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
録音:1971、1972、1975年
ウィーンの名ピアニスト、バドゥラ=スコダ(1927-)が1970年代に録音した
ショパンの録音を集めたもの。バドゥラ=スコダは1950年代のWESTMINSTER
録音でショパンのOp.10とOp.25の練習曲、2つのピアノ協奏曲を録音していた
が、その後の録音は少ないので、これらは貴重な録音である。

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11-01 No.16-2

2011年01月20日 20時37分19秒 | Weblog
<NEWPORT CLASSICS>
NPD85690 \1980
「ハレー彗星」-マーク・トウェインの朗読と関係する音楽集
フェリックス・クレーマー:マーク・トウェイン・マズルカ(1880)
L.M.ゴッチョーク:グロテスク・ファンタジー「バンジョー」(1855)
オシップ・ガブリロウィッチュ:小セレナーデ第1番(1897)
ブライド・ブーン(編):私の神は近い(1912)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」ハ短調Op.13(1799)
ブラインド・トム:暴風雨(1865)、シンクロ・ギャロップ(1865)、
マナッサスの戦闘(1866)
フランツ・シューベルト:即興曲Op.142-No.2
(曲間にマーク・トウェインの著作やトウェインに関する朗読が入る)
ジョン・デイヴィス(Pf,朗読)
録音:2010年
2010年はハックルベリーやトム・ソーヤで有名なマーク・トウェイン没後100
年、生誕175年であり、それを記念して制作されたディスク。マーク・トウェ
インが生まれた年、ハレー彗星がやって来ており、後年本人は「自分はハレー
彗星と共にやって来てハレー彗星と共に去ってゆくだろう」と人々に語ってい
たが、その言葉通り1910年の再接近の際に世を去っている。彼は音楽に親しみ、
自らもピアノを嗜んだ。このCDには彼の愛した音楽と彼と親交のあった音楽家
の作品が収められている。逃亡奴隷の家に生まれ、黒人で盲目ながらもラグ・
タイムのピアニスト・作曲家として大成した伝説的人物ブラインド・ブーン
はトウェインとも親交があり、彼の作品も収められている。ブラインド・ブー
ンの再評価に尽力したピアニスト、ジョン・デイヴィスが演奏の合間にマーク
・トウェインに関係した人々の証言や著作の引用を朗読している(ブラインド
・ブーンのみの作品集はNPD 85678)。




<GEGA NEW>
GD 357 \1850
「フリーメーソンの作曲家による音楽」
ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ ハ長調
ラモー:メヌエット,タンブラン
J.C.バッハ:アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ,
チェロ・ソナタ ニ長調
ハイドン:アダージョ,メヌエット
モーツァルト:アンダンティーノ
リスト:愛の夢,天からいらしたあなた
ガーシュイン:「ポーギーとベス」から2曲
ヴェンツェスラフ・ニコロフ(チェロ)
ルジカ・チャラクチエヴァ(ピアノ)
録音:2010年4、5月ブルガリア放送スタジオ、DDD、69'37
ブルガリアを代表するチェリスト、ヴェンツェスラフ・ニコロフが様々な作曲
家の作品を弾いている。CDのタイトルは「フリーメーソンの作曲家による音楽」
で、いずれの作曲家もフリーメーソンとの関与が噂される人物だが、あまりこ
だわらずとも音楽的に楽しめる内容になっている。

GD 359 \1850
「ミンチョ・ミンチェフ-ヴァイオリン・リサイタル」
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
パンチョ・ヴラディゲロフ:ソング、ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」
ミンチョ・ミンチェフ(Vn)、
マリーナ・カピタノヴァ(Pf)
制作:2010年
ミンチョ・ミンチェフは1970年のパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに
第1位なしの第2位入賞者(前年度の優勝者はクレーメル)。その後ソリストとし
てマリナー、グローヴズ、レナード・スラットキン、エリオット・ガーディナ
ーらと共演、ゲオルギエヴァやルセフといったブルガリアの著名ヴァイオリニ
ストの師でもある。最近ではあまり聴かれなくなった一時代前のおおらかなカ
ンタービレ、たっぷりとしたヴィブラートが巨匠の風格を感じさせる。

GD 354 \1850
「ブルガリア国立放送児童合唱団創立50周年記念コンサート」
わが親愛なる母(T.ポポフ編)/若い娘(タネフ)
春のワルツ(スラバコフ編)/流浪の民(シューマン)
歌劇《蝶々夫人》から(プッチーニ)
歌劇《エフゲニー・オネーギン》から(チャイコフスキー)
歌劇《マリア・ストゥルダ》から合唱(ドニゼッティ)
セレナード(シューベルト)/ほか全20曲
フリスト・ネデャルコフ指揮
ブルガリア国立放送児童合唱団、
S.アナニエフスカ(Pf)、S.ガラボヴァ(Pf)
制作:2010年
1960年3月に結成され、今年創立50周年を迎えたブルガリア国立放送児童合唱団
の記念公演ライブ。民謡の編曲から歌劇の児童合唱、ブルガりアの作曲家の
作品ありとヴァラエティに富んでいる。アンサンブルの水準が極めて高い。い
わゆるブルガリアン・ヴォイスではなく通常の発声法だが、ソリストの歌唱法
に独特の民族的なメリスマティックな歌いまわし(つまりコブシ)が味わい深い。





<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6036 4枚組 \5940
「ユッシ・ビョルリンク 放送演奏会1937-1960」
シューベルト:シルヴィアに(英語)/マスネ:「マノン」-目を閉じると
フォスター:金髪のジェニー/フロトー:「マルタ」-夢のように(イタリア語)
ハワード・バーロウ(指揮)ファイアストーン管弦楽団
1945年11月19日、ヴォイス・オブ・ファイアストーン
ロンバーグ:「五月の時」-覚えているかい?/ギール:君だけに
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」-あの音は…
エレノア・スティーバー(ソプラノ)、
ハワード・バーロウ(指揮)ファイアストーン管弦楽団
1946年1月21日、ヴォイス・オブ・ファイアストーン
グリーグ:君を愛す/ゴダール:ジョスランの子守歌(英語)
ダルドロ:ビコーズ
ハーバート:「パット姫」-ナポリの愛の歌
ハワード・バーロウ(指揮)ファイアストーン管弦楽団、
1946年3月25日、ヴォイス・オブ・ファイアストーン
グノー:「ファウスト」-この清らかな住まい
ペッテション=ベリエル:菩提樹の陰の乙女
アルテン:祝福の地よ/ツアーズ:我が母
フリッツ・ライナー(指揮)フォード交響楽団、
1946年5月12日、フォード・サンデー・イヴニング・アワー
プッチーニ:「ボエーム」-ああ愛らしい娘
リチア・アルバネーゼ(ソプラノ)、
カール・クリッツ(指揮)サンフランシスコ歌劇場管弦楽団
1949年9月25日(ライヴ)
レオンカヴァッロ:「道化師」-衣装を着けろ
1951年2月16日、ウィ・ザ・ピープル
プッチーニ:「ボエーム」-冷たい手,ああ愛らしい娘
マスネ:「マノン」-消え去れ、優しい面影よ
グノー:「ロメオとジュリエット」- 結婚の夜
アンナ=リサ・ビョルリンク(ソプラノ)、
ガエターノ・メローラ(指揮)サンフランシスコ歌劇場管
1949年10月23日、スタンダード・アワー
ポンキエッリ:「ジョコンダ」-空と海/トスティ:暁は光から闇を分け
プッチーニ:「トスカ」-星は光ぬ
グノー:「ロメオとジュリエット」- 結婚の夜
ビドゥ・サヤン(ソプラノ)、
ガエターノ・メローラ(指揮)サンフランシスコ歌劇場管弦楽団
1951年9月30日、スタンダード・アワー
セーデルマン:魔法の湖/アルヴェーン:森は眠る
ラングストレム:トリスタンの死/
トスティ:暁は光から闇を分け/ペッテション=ベリエル:菩提樹の陰の乙女
ジェイムズ・W.キリアン(ピアノ) 1949年4月11日、カーネギーホール
レオンカヴァッロ:朝の歌/ラフマニノフ:リラの花(英語)
モーガン:クロリンダ/マスネ:「マノン」-消え去れ、優しい面影よ
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1948年3月15日、ベル・テレフォン・アワー
シューベルト:セレナード/ハーバート:「パット姫」-ナポリの愛の歌
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-母さん、この酒は強いね
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1949年4月4日、ベル・テレフォン・アワー
R.シュトラウス:セレナード/フォスター:金髪のジェニー
プッチーニ:「ボエーム」-冷たい手
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)ベル・テレフォン管弦楽団、
1949年11月7日、ベル・テレフォン・アワー
マイヤベーア:「アフリカの女」-おお楽園よ(イタリア語)
ラフマニノフ:密かな夜のしじまの中で(英語)/R.シュトラウス:献呈
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」-五月の晴れた日のように
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1950年10月23日、ベル・テレフォン・アワー
マスネ:「マノン」-目を閉じると
ペッテション=ベリエル:菩提樹の陰の乙女
ギール:君だけに/プッチーニ:「マノン・レスコー」-見たことのない美人
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1951年1月8日、ベル・テレフォン・アワー
プッチーニ:「ボエーム」第1幕から
レナータ・テバルディ(S ミミ)、
マックス・ルドルフ(指揮)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
1956年1月30日、プロデューサーズ・ショーケース
プッチーニ:「トスカ」-妙なる調和
マイヤベーア:「アフリカの女」-おお楽園よ(イタリア語)
ヴェルディ:「運命の力」-この厳かな時に
グノー:「ファウスト」-清らかな天使(ビョルリンクのみスウェーデン語)
グレイス・ムーア(ソプラノ)、ドナルド・ディクソン(バリトン)、
エルノ・ラペー(指揮)
ゼネラルモーターズ交響楽団、
1937年12月5日、ゼネラルモーターズ・コンサート
レオンカヴァッロ:「道化師」-衣装を着けろ
ヴェルディ:「アイーダ」-清きアイーダ/
グローヴァー:トラリーのバラ
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1951年3月12日、ベル・テレフォン・アワー
ゴダール:ジョスランの子守歌(英語)
ニルス・グレヴィリウス(指揮)ストックホルム演奏会協会管弦楽団、
1949年8月11日、HMV未発表録音
ワーグナー:「ローエングリーン」-遥かな国から(スウェーデン語)
ペッテション=ベリエル:暗い森を一人歩く時/ヌードクヴィスト:海で
アダン:クリスマスの賛美歌(スウェーデン語)
ハリー・エバート(ピアノ) 1954年12月20日
セーデルマン:魔法の湖/アルテン:祝福の地よ
ミレッカー:「乞食学生」-僕にはお金が無いが(スウェーデン語)
ハリー・エバート(ピアノ) 1952年5月25日、スカンセンでの野外コンサート
アルヴェーン:君に憧れ
チャイコフスキー:
「エフゲニー・オネーギン」-私の青春はどこに行ってしまったのだ
ワーグナー:「ローエングリーン」-遥かな国から(スウェーデン語)
ニルス・グレヴィリウス(指揮)イェーテボリ交響楽団
1960年8月5日、イェーテボリ・コンサートホール
20世紀半ばの偉大なテノール、ビョルリンク(1911-1960)の様々な放送録音を
CD4枚に集めたもの。しかもただ音楽を抜き出しただけでなく、番組のオープ
ニング、エンディング、曲間のアナウンスなどを盛り込み、極力当時の放送の
雰囲気を再現しているのが大きな特徴である。半世紀の時を越えて、ビョルリ
ンクのラジオ番組を聞いている気分にさせてくれる。フリッツ・ライナーが
伴奏指揮の珍しい録音も含まれている。1960年のイェーテボリ録音は、残され
たビョルリンク最後の録音で、このおよそ一ヵ月後の9月9日に心臓発作で亡く
なった。もちろんビョルリンクの美声はどの歌でも天下一品。オペラからの
アリア、重唱はもちろんのこと、お国もののスウェーデンの作曲家の歌曲、
またフォスター、ロンバーグ、ハーバートといった米国の作曲家の作品まで、
いずれも素晴らしいものである。



<URANIA-WIDESCREEN COLLECTION>
WS121.109 2枚組 \1450
ロッシーニ:歌劇「オリー伯爵」
フアン・オンシーナ
ジャネット・シンクレア
イアン・ウォーレス
ミシェル・ルー
モニカ・シンクレア
サーリ・バルバシュ
ヴィットリオ・グイ指揮
グラインドボーン音楽祭管弦楽団、合唱団  1956年

WS121.110 2枚組 \1450
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
アデーレ・アディソン(S) ラッセル・オバーリン(C-T)
デイヴィッド・ロイド(T) ウィリアム・ウォーフィールド(Br)
ウェストミンスター合唱団     1956年
バッハ:マニフィカト BWV.243
リー・ヴェノーラ(S) ジェニー・トゥーレル(M.S)
ラッセル・オバーリン(C-T) チャールズ・ブレスラー(T)
ノーマン・ファロー(Bs)
スコラ・カントルム合唱団
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック   1959年

WS121.111 2枚組 \1450
プロコフィエフ:アレクサンドル・ネフスキー  1959年
ロザリンド・エリアス(M.S)
プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」  1956年
ムソルグスキー(ラヴェル):組曲「展覧会の絵」  1957年
ムソルグスキー:はげ山の一夜  1959年
レスピーギ:ローマの松、ローマの噴水   1959年
フリッツ・ライナー指揮
シカゴ交響楽団

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11-01 No.15-1

2011年01月20日 20時36分59秒 | Weblog
<harmonia mundi>
HMA 1955185 \1280
クセナキス:「プレイアデス」
(1)混合 (2)金属 (3)鍵盤 (4)太鼓
国立ストラスブール打楽器集団〔ジャン=ピエール・ベドヤン、ガブリエル・
ブーシェ、クリスティアン・アムイ、ナカムラケイコ、クロード・リク、
ゴルジュ・ファン・グフト〕
6人の打楽器奏者が繰り広げる、原始的かつ高尚なリズムの世界。ハルモニア
ムンディが20年以上前にリリースした衝撃の名盤がHMAから復活!6人の名手が
繰り広げる不思議な世界を堪能して下さい。音楽の重要要素であるリズムをこ
れほどまでに体感できる音楽はそうないでしょう。
=作品に対するクセナキス自身の言葉(抜粋):「私はこの作品で2つの試みをし
ている。第1に、西洋的でなく、マリンバなどの楽器で演奏可能な音階をまず
作ること。ここに聴こえてくる音階は不思議なことに限りなく古代ギリシア、
中東、インドネシアの音階と似通ったものとなっている。しかしこの私の音階
は、古より伝わるものとは違って、オクターブの概念や、音階の途中でシンメ
トリーになるような構造をもっていないため、多声部が重なり合うと、補遺的
なハーモニーの世界が生まれる。また、第2の試みは、微分音による19の音高
をもつSixxenという金属製の打楽器を作り、これを用いることである。さら
に、6人の打楽器奏者たちは一瞬たりともユニゾンにならないということも念
頭においている。」

HMX 2901920 \1280
カタログ付特価CD
マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」
サラ・コノリー(Ms) ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャンゼリゼO.
オリジナル楽器初の「子供の不思議な角笛」で、発売当初大変な話題になった
名盤がカタログ付きで再登場。
ヘレヴェッヘの異常なほど苛烈なアプローチはいつ聴いても鮮烈。オリジナル
楽器の繰り出す清新な響きの持ち味も相俟って、この歌曲をトータルに彩る軍
楽調の箇所のなんとも刺激的なこと!その一方でバッハにも相通じるハーモ
ニーの美しさは、まぎれもなくヘレヴェッへのもの。「美しいラッパが鳴り響
くところ」など、どこからともなく怪しく退廃的な色香が匂い立ち、こ惑的な
表情が濃密に折り重なってゆきます。さらに当代随一、合唱音楽のスペシャリ
ストとして、もはや“人の声”だけが織り成す美を究めているからでしょうか。
マーラー・イヤーに嬉しいカタログCDの登場です。

HMX 2907280 \1280
カタログ付特価CD
モーツァルト:
夜の音楽
セレナーデK.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
アダージョとフーガ ハ短調K.546
メヌエット ハ長調K.485a
セレナーデ ニ長調K.239 「セレナータ・ノットゥルナ」
音楽の冗談K.522
アンドルー・マンゼ(指)
イングリッシュ・コンソート
マンゼとイングリッシュ・コンソートの記念すべき初録音盤。世界で一二を争
う名曲、アイネ・クライネ・ナハトムジークをメインにもってきているあたり
に、マンゼの自信がたっぷりあらわれているというもの。これがとにかく超
カッコイイ!スピード感があって、ドライブの良いキレ冴えがあって、その
上ほのかな甘さを含んだ上質の旨みがある、滴る果実の果汁のようなもの。
おそらく弾いている方もめっぽうエキサイティングだったんでしょう、聞いて
いてスリリングな掛け合いの中に引き込まれるような思いがします。もちろん
他の曲だって絶品無比!67分最先端のモーツァルトの刺激にどっぷり漬かれ
ます。

HMG 501858 2枚組 \2080
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
シルヴィア・グリーンベルク(S) リン・ドーソン(S) 
サリー・マシューズ(S) ゾフィー・コッホ(A) エレナ・マニスティナ(A)
ロバート・ギャンビル(T) デトレフ・ロート(Br) 
ヤン=ヘンドリク・ロータリング(Bs) ベルリン放送合唱団,
ライプツィヒMDR放送合唱団,ヴィンツバッハ少年合唱団,
ジーグルト・ブラウンズ(Org) 
録音:2004年4月29日-5月2日、ベルリン
ケント・ナガノのマーラー交響曲第8番!発売当時はSACDハイブリッドの発売
で、演奏の内容と、さらに音質でも世間をとどろかせた名盤が復活です。今
回は通常盤での復活ですが、それでもやはり録音の良さは圧倒的。ヘルデン・
テノールの雄、ギャンビルや近年評価が高まったコッホなど、当時の若手・
ヴェテランを適材適所に配置した歌唱陣もあらためて注目です。ケント・ナ
ガノの知性と爆発力を備えた音楽に、オーケストラも万全にこたえています。
今なお衝撃の名盤を、是非ご堪能下さい。

HMC 902060 \2450
リスト:トリスティア(オーベルマンの谷より)-ピアノ三重奏曲版、
ノンネンヴェルトの僧房(VnとPf)、忘れられたロマンス(VnとPf)、
エレジー第1番(VcとPf)&第2番(VnとPf)、
悲しみのゴンドラ(エレジー第3番)(VcとPf)
スメタナ:ピアノ三重奏曲 op.15
トリオ・ヴァンダラー[ジャン=マルク・フィリップス・ヴァイジャベディ
アン(Vn)、ラファエル・ピドゥ(Vc)、ヴァンサン・コック(Pf)]
録音:2009年9月
円熟のトリオ、トリオ・ヴァンダラーによるリストとスメタナ作品集。スメタ
ナのピアノ三重奏曲は、娘の死の悲しみの中で書かれました。冒頭の苦しみに
もだえるようなパッセージから物凄い緊張感。続いて怒濤のように入るチェロ
もピアノも圧倒的で、作品に込められた激しい哀しみ、怒り、そして深い愛
を、トリオ・ヴァンダラーのメンバーたちは濃密なアンサンブルで聴かせます。
えもいわれぬ恍惚が香り立つリスト作品の数々ですが、時として死神の凍り
つくような美しい微笑を垣間見せます。骨の髄までとろけてしまいそうな熱さ
と情念に満ちた1枚です。

HMC 902076 \2450
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
エルサレム弦楽四重奏団〔アレクサンダー・パヴロフスキー(Vn1) 
アミハイ・グロス(Vn2) セルゲイ・ブレスラー(Vla) 
キリル・ズロトニコフ(Vc)〕
録音:2010年2月
0794881 984527
1993年結成のエルサレム弦楽四重奏団の最新盤。ハルモニアムンディのデビュ
ー盤のハイドンでも彼らが古典派の世界をきっちり演奏できる正統派であるこ
とは証明済みですが、デビューから経験を重ねた今取組んだモーツァルトの出
来栄えは格別。各パート奏者の音程がピチっとはまっており、気持ちのよいモ
ーツァルト。緩徐楽章でみせる気品に満ちた音楽性には圧倒されます。アレグ
ロ楽章での心地よい快活なスピード感、なにより4人の間に流れるテンポ間が
一糸乱れることなく存在しています。これからますますたのしみな弦楽四重奏
団です。






<WERGO>
WER 6728 \2180
ヒンデミット:プレーン音楽祭(1932年)
(1)朝の音楽 (2)ターフェルムジーク 
(3)カンターテ (4)夕べの協奏曲≪全曲世界初録音≫
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
ダーヴィド・ライベル(語り)
ベルリン中部放送交響楽団
マルツァーン=ヘレルスドルフ・ユーゲント・シンフォニーオーケストラ
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ音楽院アンサンブル
ベルリン放送合唱団、白ベルリン児童合唱団&青少年合唱団
ヨープスト・リーブレヒト(指揮)
録音:2008年10月
プレーン城で行われた音楽祭のために書かれた音楽。音楽祭には音楽学生が
参加し、一日中城は様々な楽器の音色で満たされます。この参加学生たちに
よって構成されるアンサンブルのために、ヒンデミットがその場で音楽を書
き、学生たちの演奏を見ながら様々に修正・加筆を加えたものがこの作品。
朝の音楽は、朝7時に演奏が開始され、また、カンタータはヒンデミットが選
んだアグリーコラのテキストに基づいているなど、興味深い内容となってい
ます。

WER 6738 \2180
ラッヘンマン:
(1)アッカント(オーケストラを伴うクラリネット独奏のための)
エドゥアルト・ブリュンナー(Cl)、ザールブリュッケン放送管弦楽団、
ハンス・ツェンダー(指揮)
(2)コンソレーションno.1(12の声と4つの打楽器のための)
スコラ・カントルム・シュトゥットガルト、
クリトゥス・ゴットヴァルト(指揮)
(3)コントラカデンツ(大オーケストラのための)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団、
ギーレン(指揮)
無駄なものを削ぎに削ぎ落とし、骨格の本当に関節の要の部分だけをレント
ゲンにとったような音楽で、時にコンサートホールで客席に座っていて、開
演前に舞台袖から聴こえてくるオーケストラ奏者たちの練習のような、不思
議な世界が広がります。(1)だとこれが27分、(2)は8分、(3)では18分も続く
ので、耐える快感があります。演奏者陣がツェンダーにギーレンなど、豪華
なのも注目です。

WER 6808 \2180
R.シューマン/イェルク・ヴィトマン作品集
(1)ヴィトマン:トッカータ(ピアノのための)
(2)シューマン:4つの夜曲op.23
(3)ヴィトマン:悪の華
(4)シューマン:暁の歌 op.133
ファビオ・ロマーノ(ピアノ)
イェルク・ヴィトマンは1973年生まれ、注目を集めている作曲家の一人で、
そしてクラリネット奏者としても優れた評価を得ている音楽家。このディスク
では作曲家に徹しています。ヴィトマン作品で耳を覚醒してから聴くシュー
マン作品は、新たな魅力に満ちています。「悪の華」は名高いボードレール
の詩集に着想を得た作品。ボードレールが、美をあらわすためにありとあら
ゆる種類の言葉を用いて創りあげたこの詩集が19世紀半ばにしてモダニズム
への扉を開いたのに対し、若き作曲家ヴィトマンは、ミニマルミュージック
的な中毒をもたらす狂気を感じさせる音をつかって都市化がもたらした近年
の惨事を描きます。ヴィトマンのこの毒気の強い作品を聴いたあと、最後に
収録されているシューマンが自殺未遂をする少し前に書いた暁の歌を耳にす
ると、作品像が生々しく聴き手に迫ります。

WER 6579 \2180
オリヴァー・シュネラー作品集
(1)アクア・ビット (2)トリオ (3)三つの想像上の空間 
(4)ストラティグラフィー1 (5)残響空間 (6)ストラティグラフィー2
1966年ケルン生まれのシュネラー作品集。ミュライユに師事しており、アコー
スティックな音を組み合わせて様々な音を新たに生みだす名人です。トリオ
はアコーディオンとチェロ、ピアノのための作品ですが、アコーディオンを
笙のようにもちいており興味深い音響になっています。

WER 6857 \2180
デイヴィッド・ラング:やったことある?
フィリップ・ベースマンス:ピアノ六重奏
リヒャルト・バレット:干渉
ルカ・フランチェスコーニ:形式の想定外の終結
ムジークファブリーク
現代音楽シーンの牽引役、現代音楽演奏団体ムジークファブリークの最新盤。
デイヴィッド・ラングの作品は、冒頭朗読から始まり、その後テクノ風な音色
で不思議な空間へと移行します。フランチェスコーニの作品は、盛り上がる
のかなと思うと収まる、という動きの繰り返しの中、最後は「えっ、そこで?」
とツッコミを入れたくなるような思いがけない終わり方をする作品です。

WER 6856 \2180
イアン・ウィルコック:墓
マルク・アンドレ:ni
カイア・サーリアホ:グラール・テアートル
ムジークファブリーク
人間の内奥に潜む狂気や欲望、また静けさなどをモティーフにした作品集。




<ACCENT>
ACC 25312(SACD-Hybrid) \2580
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.12
カンタータ第27番「だれぞ知らんわが終りの近づけるを」BWV27
カンタータ第47番「だれでも高ぶる者は低くされ」BWV47
カンタータ第138番「いかなれば汝は悲しみくずおるるや」BWV138
カンタータ第96番「主キリスト,神のひとり子」BWV96
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
ガーリンデ・サマン(S)ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
クリストフ・ゲンツ(T)ヤン・ファン・デル・クラッベン(B)
録音:2009年9月21-22日シント・トライデン、ベルギー
シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによるOVPP方式
(各声部1人)によるカンタータ集シリーズの第12巻。三位一体後第15日曜日か
ら第18日曜日のカンタータを収録しています。
美しコラールを持つカンタータ第27番は三位一体節後第16日曜日のために書
かれました。冒頭に大規模な聖句合唱をもつ雄大なカンタータ第47番。三位
一体節後第15日曜日のためのカンタータ第138番は、コラールを中心としレチ
タティーヴォなどの形式を結合したコラール・カンタータの先駆をなすもの。
ラ・プティット・バンドの流麗で端正な形式感は楽曲本来の美しさを際立た
せます。カンタータ第96番の冒頭合唱では、アルトに置かれた定旋律と煌く
音色の「明星」に喩えられたフラウト・ピッコロの鮮やかで技巧的な華やか
な曲調が印象的です。

ACC 24229 \2300
ロラン・マレ(1680-1750):ヴィオール曲集第2集(1738)組曲第1-第4番
アンサンブル・トゥールビヨン
【シャレフ・アド=エル(cemb)ハナ・フレコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヤン・クレイチャ(テオルボ、G)】
ペトル・ヴァグネル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:2009年10月27-29日プラハ
ヴィオールの名手、作曲家としてバッハより一世代ほど前にフランスで活躍し
たマラン・マレを父とするロラン・マレの珍しいヴィオール曲集。ロランは13
人兄弟の4番目として生まれ、音楽的才能に恵まれ、ルイ15世統治下の宮廷で
ヴィオール奏者としてジャン・バティスト・フィルクレらと共に活躍しまし
た。ヴィオール曲集第1集は1735年に出版され、ここではその3年後に出版され
た第2集を録音しています。ロランは父マランのフランス様式に基づき作曲し
ています。その中でロランは変化に富んだ構成を構築し、豊かなハーモニーを
生み出しています。
演奏はチェコのガンバ奏者ペトル・ヴァグネルによって1998年に創設された
古楽団体、アンサンブル・トゥールビヨン。




<Simax>
PSC 1301 \2280
(1)ポウル・ルーザス(1949-):変奏曲(1989)(ヴァイオリン独奏のための)
(2)ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-):
奉献誦(カール・クヴァーラン追悼)(1991)(ヴァイオリン独奏のための)
(3)エサ=ペッカ・サロネン(1958-):
学ばざる笑い(2002)(ヴァイオリン独奏のための)
(4)ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-):
ポエミ 作品7(ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
ソルヴェ・シーゲルラン(Vn)
(4)リソール音楽祭弦楽アンサンブル 
(4)ペール・クリスチャン・スカルスタード(指)
録音:2007年6月28日-29日、2008年7月6日 ウラニエンボルグ教会(オスロ)
(4)2004年6月26日 聖霊教会(リソール、ノルウェー)(ライヴ)
2004年リソール音楽祭のライヴ録音。グリーグ三重奏団のヴァイオリニスト、
ソルヴェ・シーゲルランの『ブルースタのヴァイオリン音楽』(PSC1229)に次
ぐソロアルバム第2作。アルバムタイトルの『砂に書かれた』は、アイスラン
ドの作曲家ハブリジ・ハトルグリームソンの《奉献誦》の曲名からとられまし
た。この作品は、ハトルグリームソンが、親友だった画家、カール・クヴァー
ランを追悼して作曲したエレジーです。クヴァーレンの描いた絵をタイトルと
する、ゆったりした3つの楽章とスケルツォの性格をもつ第3楽章で構成されて
います。ポウル・ルーザスは、デンマークを代表する作曲家のひとり。《変奏
曲》は、伝統的な変奏技法とコラージュ技法を組み合わせたとされる音楽。表
現的、突発的なページと抒情のページが対照を見せながら、メランコリックで
深い感情をもったモノローグに収束していきます。
シェーンベルクの月に憑かれたピエロの第9曲「ピエロへの祈り」に因む曲名
をもつ《学ばざる笑い》 は、指揮者としての知名度が高いエサ=ペッカ・サ
ロネンが2002年に作曲した曲。2002年8月のラホヤ・サマーフェストでチョー
リャン・リンにより初演されました。ヴァイオリンと弦楽オーケストラのため
の《ポエミ》は、チェロ奏者としても活躍するハブリジ・ハトルグリームソン
が弦楽器の特色を活かして作曲、1986年のNOMUS(北欧音楽委員会)賞を受け、
彼の出世作となりました。旧約聖書をモチーフとするマルク・シャガールの
作品からインスピレーションを授かり、その題名を楽章のタイトルとしました。





<Aurora>
ACD 5064 \2280
ノルウェー・サファリ-アコーディオンのための現代ノルウェー音楽
ホーコン・ベルゲ(1954-):花輪(1991)
アントニオ・ビバロ(1922-):幻想曲風ソナタ(1977)
ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):フラクタル(2006)
エルレン・スクームスヴォル(1969-):アコーディオンのための小品
テリエ・ビョルクルン(1945-):
瞑想*(2001)(ヴァイオリンとアコーディオンのための)
シグムン・リレビェルカ(1931-):眩惑の踊り
オイヴィン・ファルメン(アコーディオン) エリセ・ボートネス(Vn)*
録音:ファルメン・スタジオ(セルビュ、ノルウェー)、
インゲル・ヘルゲセン・スタジオプロダクション
(アスケル、ノルウェー)(瞑想)
オスロから南に120キロ、サンネフィヨルドに生まれ、ノルウェー中部のセル
ビュを中心に音楽活動をつづけるアコーディオン奏者、オイヴィン・ファルメ
ン。現代ノルウェーのアコーディオン音楽をたどる『ノルウェー・サファリ』。
アントニオ・ビバロからエルレン・スクームスヴォルまで、世代とジャンルの
異なる作曲家の作品が選ばれました。
ホーコン・ベルゲの《花輪》。「円」と「循環」が、音型と和声のキーワード
です。アントニオ・ビバロの《幻想曲風ソナタ》には彼の劇場経験が投影して
いると言われます。ヴォルフガング・プラッゲの《フラクタル》(次元分裂図
形)は、アコーディオンのペダル音とエコー効果の対話が特徴的な音楽です。
エルレン・スクームスヴォルはジャズピアニスト、アレンジャーとして活躍す
るミュージシャン。アコーディオンも彼の楽器のひとつです。チリンギリアン
弦楽四重奏団がリレハンメル冬季オリンピックで初演した《カルミナ》や多く
の合唱曲で知られるテリエ・ビョルクルンの《瞑想》でアコーディオンがヴァ
イオリンと共演します。
ヴァイオリンを弾くのは、2007年からオスロ・フィルハーモニック管弦楽団の
第1コンサートマスターを務めるエリセ・ボートネス。「小柄なからだに音楽
がいっぱい」とメンバーから慕われる彼女とファルメンのデュオにより、ビョ
ルクルンの音楽の情感が美しく表現されます。多くの顔をもつ楽器、アコー
ディオン。最後のサファリは、ジグムン・リレビェルカが書いた《眩惑の踊
り》。民俗音楽の空気をもった陽気な音楽です。

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11-01 No.15-2

2011年01月20日 20時36分27秒 | Weblog
<Praga Digitals>
PRDDSD 250279 \2780
カバレフスキー:
(1)ピアノソナタ第1番ヘ長調 Op.6
(2)同第2番変ホ短調 Op.45
(3)同第3番ヘ長調 Op.46
クリストフ・ドルゼ(Pf)
ドミートリー・カバレフスキーは自身がピアノの名手でもあったため、非常に
流麗で効果的なピアノ曲を数多く残しています。ピアノソナタは3篇あり、ス
クリャービン風な習作の第1番、ギレリスに捧げられたボルテージが高く重厚
で技巧的な第2番、軽快ながら毒を孕み、ホロヴィッツも愛奏した第3番と、い
ずれも魅力的。単に急速で爽快なだけでなく、独特の叙情性とメロディに満ち
ているのも特徴です。以前パヴァーヌ・レーベルからカバレフスキーの「24の
前奏曲」のCDを出していたクリストフ・ドルゼ。ロシア物を得意とする技巧派
で、大柄な技巧が光ります。




<Profil>
PH 10004 \2180
ベートーヴェン:
(1)チェロソナタ第1番ヘ長調 Op.5の1
(2)同第2番ト短調 Op.5の2
(3)ヘンデルの「マカベウスのユダ」による12の変奏曲 WoO.45
(4)モーツァルトの「魔笛」による12の変奏曲 Op.66
ウェン=シン・ヤン(Vc)
ヴァルナー・ベルチ(Pf)
マゼールが絶賛するスイス出身の台湾系チェリスト、ウェン=シン・ヤン。
すでに何度か来日し、聴いた人々の度肝を抜く大柄な演奏で評判になっていま
す。シュタルケルとゲリンガスに師事し、1991年にジュネーヴ国際コンクール
優勝、24歳の若さでバイエルン放送響の首席奏者となったエリート中のエリー
ト。ベートーヴェンのソナタは驚くべき深みと大きな音楽性を示していて、今
後最注目のひとりです。名手ベルチのピアノも光ります。




<FARAO>
B 108062 \2180
トマジ:
(1)コルシカ喜遊曲(1952)
(2)オーボエ協奏曲(1959)
(3)バスーン協奏曲(1961)
(4)クラリネット協奏曲(1957)
ハンブルク木管三重奏団【ルパート・ヴァフター(Cl)、
クリスチャン・クナート(Bs)、ニコラ・ティエボー(Ob)】、
オリヴィエ・タルディ(指)
ジャーマン・ストリングス
[録音:2010年8月/サンタマン=ロシュ=サヴィーヌ(フランス)]
コルシカの血をひく作曲家アンリ・トマジ(1901-1971)は、今年が生誕110年、
歿後40年にあたります。彼の管楽作品は重要なレパートリーですが、ハンブル
ク国立フィルの首席奏者で結成された名人集団ハンブルク木管三重奏団の妙技
で聴ける大歓迎のアルバムが登場。いずれも活気とエネルギーに満ちた異常な
までのボルテージの高さが特徴。舌を巻く巧さと色彩感あふれる音楽、いずれ
も魅力的です。




<audite>
AU 92550(SACD-Hybrid) \2300
メンデルスゾーン:
(1)ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
(2)同第2番ハ短調 OP.66
スイス・ピアノ・トリオ【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、
セバスチャン・ジンガー(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(Pf)】
1998年創設のスイス・ピアノ・トリオはオーストリアのヨハネス・ブラームス
・コンクールやイタリアのカルタニッセッタ室内楽コンクールなどの入賞歴を
誇る実力派。かつてユオン作品の名盤を出していました。曖昧さの全くない楷
書的なメンデルスゾーンを聴かせてくれます。





<Preiser>
PRCD 90790 \2080
(1)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(2)同:ホタ・アラゴネーサ
(3)同:アンダルシアのロマンス
(4)同:ソルツィーコ
(5)同:カルメン幻想曲
(6)同:マラゲーニャ
(7)クライスラー:ジプシーの女
(8)アルベニス(クライスラー編):タンゴ
(9)グラズノフ(クライスラー編):スペインのセレナード
(10)グラナドス(クライスラー編):スペイン舞曲
(11)シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード
(12)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ゲルノート・ヴィニッシュホーファー(Vn)、アンナ・フェレール(Pf)
ザルツブルク、ウィーン、モスクワで学んだヴィニッシュホーファー。1992年
以来ウィーン音楽院教授を務め、日本でも名教育家として多くの門下生を持っ
ています。ウィーン伝統の典雅さとロシアのダイナミズムを兼ね備えた演奏が
魅力です。今回はスペインがらみの作品を集め情熱的に歌いまわします。スペ
インのピアニスト、フェレールの伴奏も絶妙です。

PRCD 89243 2枚組(1枚価格) \2080
パヴェル・リシツィヤン・コンサート
(1)ボロディン:遠い祖国の岸へ(2種)/(2)間違った音符
(3)グラズノフ:東洋のロマンス/(4)バラキレフ:こっちにおいで(2種)
(5)リムスキー=コルサコフ:高嶺に吹く風もなく/(6)飛び散る波(2種)
(7)使い/(8)「不死身のカシチェイ」-イワン王子のアリア(2種)
(9)シューベルト:影法師/(10)シューマン:私は恨まない
(11)マスネ:「ラオールの王」-わが未来の見込み
(12)ヴェルディ:「エルナーニ」-カルロよ聞け/(13)トスティ:セレナード
(14)アルメニア民謡「白鳥」
(15)ルビンシテイン:「ネロ」-ウィンデクスの婚礼の歌(2種)
(16)クルの荒い海/(17)ラフマニノフ:心の底にはあまたの響きが
(18)夜の静けさに
(19)チャイコフスキー:「スペードの女王」-エレツキーのアリア(2種)
(20)「マゼッパ」-おお、マリヤ(2種)/、他
パヴェル・リシツィアン(Br)、マトヴェイ・サハロフ、
ボリス・アブラモヴィチ(Pf)、ニーナ・ポクロフスカヤ(Sop)
[録音:1948年3月15日、1949年4月12日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)]
旧ソ連の伝説的バリトン歌手パヴェル・リシツィアン(1911-2004)はアルメニ
アの血をひき、端正な容姿ゆえ俳優としても活躍した才人。非常に太くたっ
ぷりした声質は独特で、似た人がいません。チャイコフスキーがとりわけ絶品
で、これを聴くと他の演奏が物足りなく感じられます。声楽界のゴロワーノフ
と申せましょう。




<MIRARE>
MIR 126 \2450
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品19
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15
シャニ・ディリュカ(P)
クワメ・ライアン(指) 
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
録音:2010年4月
シャニ・ディリュカは、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などでも来日した才能溢
れる女性ピアニスト。スリランカ国籍の両親のもとモナコで生まれ、幼少の頃
からその才能を開花させ、晩年のグレース王妃に見いだされて世界各国で英才
教育を受けたシンデレラ・ガール。
MIRAREレーベル3枚目のアルバムはベートーヴェンのピアノ協奏曲第1&2番。
演奏に関するこだわりは非常に強く、カンデンツァはヴィルヘルム・ケンプの
自作を使用し、繊細でクリアな響きに魅せられた名器ベヒシュタインで演奏し
ています。ディリュカは繊細なタッチの変化や大胆で説得力のある音楽、そし
て卓越したテクニックを兼ね備えたピアニスト。
指揮は若手有望株の指揮者クワメ・ライアン率いるボルドー・アキテーヌ国立
管。注目の若手音楽家の共演で聴く瑞々しい演奏です。




<haenssler>
98 520 \2080
シューベルト:ピアノ作品集Vol.5
ピアノ・ソナタ ロ長調 D575 作品147
ピアノ・ソナタ イ短調 D845 作品42
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2009年5月13ノイマルクト
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を完成させた巨匠オピッツが、新たなプ
ロジェクトとしてスタートさせたシューベルト録音。第5集はソナタ2作品を収
録。D575は集中してソナタに取りかかっていた1817年の8月に作曲され、自筆
譜は失われ、スケッチの筆写譜が残されています。次々と調号が変わり、転調
を繰り返す作品です。D845は1825年5月より以前に作曲された規模の大きなソ
ナタ。第2楽章はシューベルト自身がよく好んで演奏していたと言われていま
す。圧倒的集中力と音楽人生の深みを一音一音に込めた、丁寧にバランスを保
った演奏を聴かせてくれます。





<ANIMA RECORDS>
ANM1 00900001 \2350
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第5番Op.38/135
ヒナステラ:ピアノ・ソナタ第1番Op.22
シマノフスキ:ピアノ・ソナタ第3番Op.36
バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80
エフゲニー・スタロドゥプツェフ(P)
録音:2010年4月
ロシアの若手ピアニスト、エフゲニー・スタロドゥプツェフ。収録作品はアイ
ロニーを漂わせたプロコフィエフ、ラテンのエキゾチズムと神秘を感じさせる
ヒナステラのソナタ。シマノフスキのピアノ作品の中でも難曲とされるピアノ
・ソナタ第3番、バルトーク唯一のピアノ・ソナタ。情熱と繊細さに満ちた演
奏を聴かせてくれます。
1981年生まれ。モスクワ中央音楽院を1999年に卒業後、2006年までモスクワ
音楽院でナターリヤ・トゥルーリ教授のもと研鑽を積む。パルナッソス国際
ピアノコンクールなど世界各地の国際コンクールで優勝、ロシア、ドイツ、
ハンガー、ポーランド、スペインなどで演奏活動を行い、その実力は世界から
注目を集めています。また作曲家としても才能を持ち、木管楽器、弦楽器、
ハープのための室内楽曲作品があります。




<LSO Live>
LSO 0681(SACD-Hybrid) \2180
ウォルトン:
オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」(1930-31)*
録音:2008年9月28 & 30日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
交響曲第1番変ロ短調(1932-35)
録音:2005年9月23日&12月4日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
ピーター・コールマン=ライト(Br)* ロンドン交響合唱団 * 
ジョセフ・カレン(合唱指揮)*
サー・コリン・デイヴィス(指)
ロンドン交響楽団
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
巨匠デイヴィスによるLSO Live最新アルバムはウォルトンの「ベルシャザール
の饗宴」。作曲者歿後25周年を迎えた2008年9月に本拠バービカンホールで行
われた演奏会の模様をライヴ収録したものです。




<harmonia mundi>
HMC 902086 \2450
ブラームス:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 op.2、スケルツォ ホ短調 op.4、
ピアノ・ソナタ ハ長調 op.1
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/1875年ベーゼンドルファー)
録音:2010年5月
ブラームス最初期のピアノ作品集。ここに収められている二つのソナタを作曲
した時(1852-53年)、ブラームスはまだ19歳でした。ブラームスは、作曲当時、
シューマンの前でこのソナタを演奏し、シューマンがこれを受けて「新しい道」
と題してブラームスに関する美しい評論を書いた、音楽史上大きな作品です。
ベーゼンドルファーによる演奏はメルニコフ自身が熱望したもの。きわめて柔
らかな弱音から力強いフォルテでのいぶし銀のような音色、また情緒たっぷり
のところで豊かに香り立つ詩情あふれる音色など、メルニコフは楽器を完全に
手の内に入れてブラームスの充実の初期作品群を弾き切っています。




<GLOR>
GC 10351 \2280
オルフ:カトゥーリ・カルミナ
ストラヴィンスキー:結婚
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
マンハイム・シュラークヴェルク、オイローパ・コール・アカデミー
フィオニュアラ・マッカーシー(S)、ステファニー・ダッシュ(S)、
フレドリカ・ブリレンボーグ(Ms)、
ジャン=ノエル・ブリーンド(T)、ラドゥ・コジョカリウ(Bs)
カンブルランの最新盤は、オルフとストラヴィンスキー。どちらもリズムとア
ンサンブルが重要となってくる作品が取り上げられており、カンブルランのエ
ネルギーに満ち、明晰さをたたえた音楽の造形が光ります。オルフのカトゥー
リ・カルミナは、1943年に発表された作品で、カルミナ・ブラーナ、およびア
フロディテの勝利と3作品で「勝利の三部作」を構成しています。打楽器とピ
アノの伴奏で歌われ、カトゥールスが年上の人妻に対する思いをつづった内容。
打楽器と歌唱が繰り広げる激しいリズムの打ち合いは一糸乱れることなく展開
され、カンブルランの統率力が冴えわたります。オイローパ・コール・アカデ
ミーの訓練された面々が、気持ちよい音程で力強い合唱を聴かせます。4台の
ピアノと各種打楽器が合唱に彩りを添える『結婚』でも、『春の祭典』を思わ
せる古代の儀礼的な雰囲気とバーバリスティックな世界が乱れることなく展開
されています。

GC 10291 \2280
メンデルスゾーン:
真夏の夜の夢、序曲「美しいメルジーネの物語」、序曲「異国よりの帰郷」、
序曲「アタリア」、序曲「リュイ・ブラース」
ハンス・ツェンダー(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
ツェンダーの繊細に水彩画を描くような指揮ぶりが光る、メンデルスゾーン作
品集。メンデルスゾーンが作品に込めた様々な表情やニュアンス、そして歌を、
ツェンダーは一糸漏らさず汲み取って演奏しています。ツェンダーの芸術の深
まりを実感できる1枚です。

GC 10311 2枚組 \3100
J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲 BWV 232
オイローパ・コール・アカデミー
シュトゥットガルト室内管弦楽団
ヨスハルト・ダウス(指揮)
トリーネ・ヴィルスベルク・ルント(S) フレドリカ・ブリッレンブルク(A)
カルステン・ズュース(T) ライムント・ノルテ(バス=バリトン)
録音:2010年3月28-30日、バイエルン放送局スタジオ1
合唱の神様、ヨスハルト・ダウス率いるオイローパ合唱アカデミーによる
ロ短調ミサ曲の登場。ソロによるアリアも重要曲がならぶロ短調ミサ曲ですが、
冒頭のキリエの悲痛な叫びや、何度聴いても感動する終曲の「ドナ・ノービス
・パーチェム」など、合唱にも重きがおかれた大規模な作品なだけに、ダウス
の手腕が光ります。真摯な祈りに心打たれる名演です。

GC 10341 \2280
ドイツ・ロマン派合唱作品集
-ラインベルガー、シューマン、ブラームスの作品
ヨスハルト・ダウス
オイローパ・コール・アカデミー
ドイツのロマン派の合唱作品集。オイローパ・コール・アカデミーの揺るぎな
い音程が見事です。

GC 10321 4枚組 \6080
カンブルラン・ボックス・セット
[CD1]ベルリオーズ:レクイエム(GC 08034)
[CD2]ブルックナー:交響曲第4番(GC09231)
[CD3]ハイドン:(1)交響曲第73番 ニ長調「狩」Hob.I:73 
(2)交響曲第26番 ニ短調「悲しみ」Hob.I:26 
(3)交響曲第82番 ハ長調 Hob.I:82(GC 09221)
[CD4]モーツァルト:(1)交響曲第33番変ロ長調KV.319 
(2)交響曲第35番ニ長調KV.358「ハフナー」 
(3)交響曲第38番ニ長調KV.504「プラハ」(GC08151 )
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
これまでに発売された中から4タイトルを集めてボックス化。

GC 10331 5枚組 \6880
[CD1] GC 09201
ブラームス:ジプシーの歌Op.103,メンデルスゾーン:野に歌う 第2集 Op.48
(全6曲)、第3集Op.59(全6曲)
ヨスハルト・ダウス(指)
オイローパ・コール・アカデミー,録音:2008年9月
[CD2] GC 08081
デュサパン:グラヌム・シナピス,
I.ストラヴィンスキー:合唱とふたつのブラス・クヮルテットのためのミサ,
ダッラピッコラ:プリジョーニアの歌
シルヴァン・カンブルラン(指)
オイローパ・コール・アカデミー、マンハイマー・シュラークヴェルク
録音:2006年10月22-26日
[CD3] GC 08041
ハイドン:(1)ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11 
(2)交響曲第103番変ホ長調Hob.I-103「太鼓連打」
エヴァ・リント(S)インゲボルク・ダンツ(A)ジェイムズ・テイラー(T)
ラインハルト・ハーゲン(Bs)
オイローパコールアカデミー、ヨスハルト・ダウス(合唱指揮) 
ミヒャエル・ギーレン(指)S
WR南西ドイツ放送交響楽団
録音:(1)1999年9月8-11日(2)2004年3月4日フライブルク、コンツェルトハウス
[CD4] GC 08021モ
ーツァルト:レクイエムKV 626 
ヨスハルト・ダウス(指) オイローパ・コール・アカデミー,
メンデルスゾーンシンフォニア,
クラウディア・バラインスキー(S)クラウディア・リュッゲベルク(A)
トーマス・デヴァルト(T)カールステン・メーヴェス(Bs)
録音:2007年4月4日
[CD5] GC 08011
ヴェルディ:レクィエム
クリスティーナ・ガラルド=ドマス(S)フレドリカ・ブリレンボーグ(Ms)
マルコ・ベルティ(T)イルダール・アブドラザコフ(Bs)
オイローパ・コール・アカデミー,ヨスハルト・ダウス(合唱指揮)
プラシド・ドミンゴ(指)
アメリカ・ユース・オーケストラ,録音:2006年8月6日

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