クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-01 No.18-1

2011年01月21日 19時32分09秒 | Weblog
<CHALLENGE CLASSICS>
CC72382 \2080
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 作品78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
F.A.E.ソナタのためのスケルツォ
リナス・ロス(ヴァイオリン)
ホセ・ガラルド(ピアノ)
リナス・ロスは幼少の頃からその才能を注目され、ドイツ国内の青少年コンク
ールながらその実績が国際的に評価されるJugend Musiziert で優勝。その後
もザハール・ブロン(リューベック音楽大学)、アナ・チュマチェンコ(チュー
リヒ音楽大学、ミュンヘン音楽大学)各氏に師事し、在学中にはアンネ=ゾフィ
ー・ムターとその財団から支援を受けた注目すべき才能です。
ソリストとしても、シュトゥットガルト国立歌劇場管弦楽団、ヴュルテンベル
ク室内管弦楽団、ベルン交響楽団、SWR放送交響楽団、ベルリン放送交響楽団、
ロイヤル・リバプール管弦楽団、ウィーン及びケルン室内管弦楽団、アルブレ
ヒト、ブロムシュテット、ボレイコ、ガフィガン、ヘンヒェン、ホーネック、
アヌ・タリ、ヴィットなどの著名な指揮者・オーケストラと共演。2006年の
デビューCDはドイツ国内を中心に高く評価されています。
満を持して、チャレンジ・クラシックスに録音したのはブラームスのソナタ全
曲。早くもドイツ国内の紙上で高い評価を獲得しています。

CC72514 2枚組 \2700(2枚組)
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
オランダ放送合唱団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
シャルロット・マルジョーノ(ソプラノ)
ヴィンソン・コール(テノール)
トーマス・クヴァストホフ(バリトン)
ヤコ・フイペン(バス)
*ライナーノートはオランダ語のみ。
本音源は1999年にライブ録音された、オランダ放送フィル、放送合唱団、そし
てオランダが誇る世界的指揮者ハイティンクが、4人の強力なソリスト陣を迎
えて行ったベルリオーズの傑作の演奏の初CD化です。
現在、オランダは新政府の緊縮財政によって、国内のオーケストラはそれぞれ、
大幅な予算カットやその存続が危ぶまれている状況です。国営放送傘下のオラ
ンダ放送フィルもその例外ではなく、様々な方法で状況の改善を訴えています。
オランダのクラシック音楽文化発展の重要なプラットホームであるオーケスト
ラを守るべく、オランダ出身の指揮者陣も協力を惜しまず、本CDもハイティン
ク氏の協力のもと、CD化が実現しました。オランダ放送フィルは、ハイティン
クが音楽家として、又指揮者としてそのキャリアをスタートした重要なオーケ
ストラであり、その愛情や信頼関係が充実した音楽的成果としてここに結実し
ています。
ヨーロッパ内では、現在ハイティンクだけでなく、アシュケナージをはじめ著
名なアーティストたちが、この状況を打開し、オランダのクラシック音楽文化
を守るために様々な広報活動を行っています。

CC72362(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ベートーヴェン:
Disc1
弦楽四重奏曲 ヘ長調 作品59-1
弦楽四重奏曲 ホ短調 作品59-2
Disc2
弦楽四重奏曲 ハ長調 作品59-3「ラズモフスキー」
弦楽四重奏曲 ハ長調 作品29
ヴェロニカ・クイケン(第1ヴァイオリン)
シギスヴァルト・クイケン(第2ヴァイオリン)
サラ・クイケン(ヴィオラ)、ヴィーラント・クイケン(チェロ)
マルレーン・ティエルス(ヴィオラ)*Op.29のみ
古楽器界の巨匠の一人であり、ラ・プティットバンドを率いるシギスヴァルト、
世界屈指のビオラ・ダ・ガンバ奏者でありチェリストのヴィーラントという世
界的名声を誇るオールド・ジェネレーションと、ヴェロニカやサラなどのヤン
グ・ジェネレーションの活躍も目覚しい世界有数の音楽一家、クイケン・ファ
ミリー。通常は古楽器を使用しての演奏が多い彼らですが、今回は、「円熟期
のベートーヴェンによるこれらの作品では、必ずしも古楽器で演奏する必然性
はない」として、モダン楽器を使用しての演奏になります。
「ラズモフスキー」の作曲時期は、ベートーヴェンがこよなく愛したヴァイオ
リニストであるイグナツ・フォン・シュパンツィクが、最初期の職業弦楽四重
奏団を結成し、活動を始めた頃でした。それまで弦楽四重奏というのはより個
人的な楽しみとしての意味合いが濃く、シュパンツィクのために、つまりより
公衆演奏会を想定して作曲することで、ベートーヴェンはこの編成の可能性の
地平を限りなく広げることになりました。
「ベートーヴェンの作品18の6つの弦楽四重奏曲と『ラズモフスキー』の作曲
時期がたった5年しか離れていないということは驚くべきことです。ハイドン
の書法に依拠していた作品18との関連で、音楽はより抽象的になっています。
弦楽四重奏曲というのは、最も抽象的な編成として存在していなければならな
いのです。この編成を通じて、作曲家というのは調性の本質にその身を埋め、
抽象性を模索するのです。完全に平等である4つの声部と具体的な意味性がほ
とんどない中で、ベートーヴェンは崇高な構造物を作り上げました。この音楽
の中で起きることは、絶対的本質なのです。ベートーヴェンはこの作品59に
よって音楽の完全に新しい時代を切り開きました。…」
(クイケン、ライナーノートより)
20年の伝統を誇るクイケン弦楽四重奏団によるこの録音は、他の誰にもできな
い究極のアンサンブルを披露します。


CC72311(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」
シギスヴァルト・クイケン
ラ・プティット・バンド
ソリスト:ゲルリンデ・ゼーマン、マリー・クイケン、
アレッサンドロ・カルミニャーニ、ジャン・フランソワ・ロンバール、
ファビオ・フルナーリ、ジョゼッペ・マレット、フルヴィオ・ベッティーニ、
マルコ・スカヴァッツァ、パオロ・コスタ、ヴァルター・テストリン
モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」はミサ曲「イエスが話してい
るちょうどその時」と共に1610年に出版されました。この版はモンテヴェル
ディがカトリックの礼拝のために作曲した音楽で最初の重要なものです。この
「祈り」の作曲経緯については不確かなことがたくさんあります。実際に、こ
の作品は、一つの完結・一貫した作品を作るという目的であれば、おそらく
一緒に構成しないような多種多様な作品を集めているものといえます。例えば、
2つのマニフィカトが並列しており、どちらか一つを演奏者が選択しなければ
ならないのです。
この種の音楽の演奏方法は、たとえ一般的な慣習の範囲内であったとしても、
その時代の中で様々に異なっていました。しかし、この1610年版の中でモンテ
ヴェルディは声楽と楽器の編成について具体的な指示をたくさんしており、
その場合、選択の余地は制限されることになります。この録音で、私はそれら
の指示に完全に従うことにしました。その結果いくつかの楽器はほとんど使用
しなかったとしても、むしろそれによって各部分毎に、相当な独立性を示唆し
ているように思われます。声楽部分はそれ故に一つのパートに対して一人のソ
リストという独唱による編成となり、10人のソリストがそれぞれに、一定の
個々の役を担います。対位法的な部分で各パートを二重や三重にした合唱によ
る演奏ももちろん可能でしょう。ただ、楽譜上モンテヴェルディは独唱による
編成を指示しており、私の考えでは、よりはっきりとした個別の表現が可能と
なるのです。
楽器編成について作曲家の指示に従うと、多くの部分がオルガンのみによる
伴奏になります。中には正確な楽器の組み合わせを指示する部分もあります
が、それ以外はただ、「楽器で」又は「お好みの楽器で」と大まかに指示し
ているだけで、このように指示されることで、演奏家が自分で決断しなけれ
ばならず、その決断は各時代の精神を完全に反映するものであるのです。
(シギスヴァルト・クイケン、ライナーノートより)



<Glossa>
GCD 922504 \2300
ピアノ・エ・フォルテ - 1730年頃のメディチ家の音楽 ――
ジュスティーニ:
ソナタ第1番、ソナタ第3番より アンダンテ, マ・ノン・プレスト
A・スカルラッティ:アリエッタ/ビッティ:ソナタ第7番
バルサンティ:ソナタ第4番/ヴェラチーニ:ソナタ第4番
A・マルチェッロ:
セレナータ・アド・イレーネ、ソナタ第8番より アダージョ、
リポーゾ・ディ・クローリ
マリア・クリスティーナ・キール(ソプラノ)、
エドアルド・トルビアネッリ(ピアノフォルテ)、
キアラ・バンキーニ(ヴァイオリン)、マルク・アンタイ(トラヴェルソ)、
レベッカ・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ダニエレ・カミニティ(テオルボ&アーチリュート)
メディチ家に仕えていた楽器製作者バルトロメオ・クリストフォリ(1655-1731)
が完成させた"ピアノフォルテ(クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォ
ルテ)"。
トルビアネッリやバンキーニ、アンタイといった古楽界の名匠たちが、この"ピ
アノフォルテ"のために作曲されたジュスティーニの「ソナタ」などの作品を
通じて、ピアノフォルテの歴史の原点、メディチ家に響いた音楽を最高の演奏
で伝えてくれることだろう!
録音:2009年11月、アルレスハイム改革派教会(スイス)

GCD 922506 \2300
ブレシャネッロ:協奏曲、シンフォニアと序曲 ――
シンフォニア ヘ長調/協奏曲ト短調/協奏曲ホ短調/序曲ト短調
シンフォニア ニ長調/協奏曲変ロ長調/シャコンヌ イ長調
ダヴィド・プランティエ(ヴァイオリン&指揮)、
ヴァーツラフ・ルクス(チェンバロ&指揮)、
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル
18世紀前半のドイツでエーベルハルト・ルートヴィヒ大公、カール・オイゲン
公に重用されたイタリア生まれの音楽家ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャ
ネッロ(1690-1758)。
ブレシャネッロの生い立ちや音楽は失われてしまっている部分が多いものの、
当時のドイツの権力者たちを魅了したその作品には、ヴィヴァルディの模倣、
ドイツの伝統的手法、ギャラント様式からの影響などが見られる。
ヴァイオリニストとしても高名だったブレシャネッロの音楽。ラ・チェトラの
コンサートマスター、ダヴィド・プランティエの妙技と牽引力に注目!
録音:2002年9月、ゼーヴェン・カトリック教会(スイス)
Harmonia Mundi France原盤

GCD 922505 \2300
十字架 - 13&14世紀パリのイースターの音楽 ――
Breves dies hominis/Estampie I/Quis tibi Christe meritas
Homo, vide quo per te patior/Clavus pungens acumine
A sinu patris mittitur/Planctus ante nescia/Cruci Domini
Crux penitentie / PORTARE/Crux, de te volo conqueri/Estampie II
Stabat iuxta Christi crucem/Vineam meam plantavi/Adam novus
Surgit Christus cum tropheo/Victime paschali laudes/Nota
Resurgentis domini/Mors vite propitia
アンサンブル・ペレグリナ〔アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネット
(ヴォーカル&ハープ)、ケリー・ランデルキン(ヴォーカル)、
ロレンツァ・ドナディーニ(ヴォーカル)、バティスト・ロマン
(ヴィエール&レベック〕
スイスのバーゼルを拠点に活躍する女流奏者のみの古楽演奏団体、アンサン
ブル・ペレグリナがグロッサ初登場!
中世の世俗音楽と宗教音楽を専門とするアンサンブル・ペレグリナが取り上げ
てきたのは、中世フランス、ノートルダム楽派のモノフォニーとポリフォニー。
バーゼル・スコラ・カントルムで学び、研鑽を積んだアンサンブル・ペレグリ
ナの神秘的な演奏が、中世フランス音楽の魅力を引き出します。
録音:2010年6月、ハイリゲ・クロイツ教会
(ビンニンゲン-ボットミンゲン/スイス)

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