<Guild Historical>
GHCD 2353 \1350
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15*(録音:1956年頃)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333(録音:1956年8月28日)
ソロモン(ピアノ)、
ロリン・マゼール(ピアノ)、トリノ・イタリア放送交響楽団
1956年、演奏家としての絶頂期に脳梗塞でキャリアを閉ざされてしまった20
世紀イギリスの伝説的なピアニスト、ソロモン(1902-1988)。悲劇的な引退
が目前に迫る中、最後の力を振り絞り記録された1956年のモーツァルトとブ
ラームスという貴重かつ重要なソロモンの録音がギルド・ヒストリカル
(Guild Historical)から登場!
若き日のマゼールとトリノ・イタリア放送響のサポートが頼もしいブラーム
スそしてBBCの放送用音源として1956年8月28日に収録されたソロモン最後の
録音となるモーツァルト。
全集完結を目指しながらも未完に終わったベートーヴェンのピアノ・ソナタ
などソロモンの録音は限られていただけに、キャリアの最晩年に収録された
"ブラームス"の"協奏曲"と"モーツァルト"の"ソナタ"が持つ音楽的価値は計
り知れない。
45年間というキャリアを駆け抜けた幻のピアニスト、ソロモンが全精力を注
いだ入魂のブラームスとモーツァルトである。
※リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
GHCD 2355 \1350
ルービンシュタイン&ミトロプーロス・レコーディングス1953 ――
ボロディン:交響詩《中央アジアの草原にて》
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
フランク:ピアノと管弦楽のための《交響的変奏曲》
スクリャービン:交響曲第4番Op.54《法悦の詩》
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
時は1953年4月19日、舞台はカーネギー・ホール。2人の偉大なる音楽家、ギ
リシャ生まれの巨人ミトロプーロスとポーランド生まれの名手ルービンシュ
タインの共演が実現したコンサートのライヴ・レコーディング!
ルービンシュタインは"サン=サーンスのピアノ協奏曲"と"フランクの交響的
変奏曲"を十八番としていたことでも知られており、ミトロプーロス率いる
ニューヨーク・フィルとの共演での完成度も非常に高く聴衆から大喝采を浴
びている。
ルービンシュタインのサン=サーンスとフランクと言えば1958年に録音され
たウォーレンスタイン&シンフォニー・オブ・ジ・エアとの演奏が代表盤と
されてきたが、1953年にカーネギー・ホールで繰り広げられたミトロプーロ
ス&ニューヨーク・フィルとのライヴが新たな代表盤となる可能性は十分!
※リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
1953年4月19日、カーネギー・ホールでのライヴ録音。
<Guild>
GMCD 7326/7 2枚組 \4360
20世紀のヴァイオリン・ソナタ集 ――
ショイブレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.31
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調
レーガー:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.139
フルトヴェングラー:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
ベッティナ・ボラー(ヴァイオリン)、
ヴァルター・プロスニッツ(ピアノ)
1915年に作曲されたレーガー最晩年の「ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.139」
から、スイスの作曲家ショイブレ1946年の作品「ヴァイオリン・ソナタ第2
番Op.31」まで、ドイツとスイスの両国で約30年の間に生まれたヴァイオリ
ン・ソナタ集。
演奏時間は、約10分のヒンデミットに対してフルトヴェングラーは約1時間!
作曲時期は近くとも、それぞれの作品が持つ異なる作風とスケールに4人の
作曲家それぞれの個性が如実に現れていて面白い。
ベッティナ・ボラーは、パールマン、川崎雅夫の門下生でもあるスイスの女
流ヴァイオリニスト。シェックやフォーゲル、ズーター、ケルターボーン、
ツィンマーマンの演奏で成功を収めてきており、スイス、ドイツ近現代作品
の理解者として評価はすこぶる高いものがある。
<Guild Light Music>
GLCD 5155 \1650
軽音楽の黄金時代-ロマンティックなメロディー ――
ガーデ(トーチ編):ジェラシー/ロイグ:キエレメ・ムーチョ/フィールズ:
ムード・フォー・ラヴ/フリード:オール・アイ・ドゥ・イズ・ドリーム・
オヴ・ユー/ベラスケス:ベサメ・ムーチョ/ホイベルガー:キス・イン・
ユアー・アイズ/他
シドニー・トーチ&ヒズ・オーケストラ、
マリオ・ルイス・アルメンゴル&ヒズ・オーケストラ、
ドン・アモーレ&ヒズ・オーケストラ、
モートン・グールド&ヒズ・オーケストラ、他
1940年代-50年代にかけての"ライト・ミュージック"の黄金時代に録音された
懐かしの音源を復刻する"ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"。
シリーズ55枚目(!)にも、「ベサメ・ムーチョ」やガーデの「ジェラシー」
など"ロマンティックな古き良き名作が満載!
GLCD 5156 \1650
軽音楽の黄金時代-ピッキング・ストリングス ――
ハンマー:ピッキング・ストリングス/マーティン:キャリーエイジ・フォー
・マリッジ/リチャードソン:ランニング・オヴ・ザ・レール/ギリス:永久
の感情/モノー:とうとう春が/エルナンデス:エル・クンバンチェロ/ロ
ジャー:スルー・ザ・タウン/他
クルト・レーフェルト(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、
レイ・マーティン&ヒズ・オーケストラ、
ドン・ギリス(指揮)、
ニュー・シンフォニー・オーケストラ・オヴ・ロンドン・フィリップ・グリ
ーン&ヒズ・オーケストラ、ペペ・ゴンザレス&ヒズ・オーケストラ、他
蒸気機関車のジャケットが印象的なシリーズ通算第56枚目の「ピッキング・
ストリングス」。ご機嫌ノリノリの「エル・クンバンチェロ」や、ギリスの
自作自演による「交響曲第5-1/2番より」などが"ライト・ミュージック"黄
金期の演奏で楽しめる。
<MEMORIES>
MR2108/2109 2枚組 \3380
モノラル
フルトヴェングラー:
ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲
(ベルリンフィル、エドヴィン・フィッシャー(P)、1939年1月19日)、
交響曲第2番(ハンブルクフィル、1948年10月18日)
フルトヴェングラー指揮
まるで世界の苦悩を一身に受け止めているかのような暗く深刻な作品……。
交響的協奏曲は懊悩そのものという曲調で、聴いていて気が滅入る位です。
しかしこの徹底振りは抗し難い魅力があります。当演奏の前年にドイツはオ
ーストリアを併合、日本では東京オリンピックを返上。年明けには、日中戦
争の泥沼化を招いた第一次近衛内閣が瓦解。こういう不穏な空気をフルト
ヴェングラーが肌で感じたに違いありません。厳寒のこの季節のベルリンで、
オーケストラ、独奏のフィッシャー共々、救済を求める悲鳴のような強烈な
演奏が展開されております。既出盤がエコー過多であったので、こちらのス
トレートな音像も喜ばしい限りです。交響曲第2番は、かつては駄作の一言
で片付けられていた時代もありましたが、聴衆も成長し、今や着目すべき20
世紀のシンフォニストとして復権を果たしたと言えそうです。フルトヴェン
グラー数種の録音の中で最も若い演奏です。一枚に収まっているのも歓迎さ
れることでしょう。
<ANDROMEDA>
ANDRCD9051 3枚組 \2150
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
ラモン・ヴィナイ(タンホイザー) Ramon Vinay
アストリッド・ヴァルナイ(エリーザベト) Astrid Varnay
ブランシェ・シーボム(ヴェーヌス) Blanche Thebom
ジョージ・ロンドン(ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ)George London
ジェローム・ハインズ(ヘルマン) Jerome Hines
ルドルフ・ケンペ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1955年1月29日ニューヨークでのライヴ
音質良好です。
MELODRAM等で発売あり。
ANDRCD9052 2枚組\1750
プフィッツナー:カンタータ「ドイツ精神について」 op.28
Hans Pfitzner(1869-1949): "Von deutscher Seele" op.28
アンネリース・クッパー(ソプラノ) Annelis Kupper
マルガレーテ・ベンス(アルト) Margarethe Bence
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) Fritz Wunderlich
エrンスト・デンガー(バス) Ernst Denger
ハインツ・メンデ Heinz Mende 指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団、
シュトゥットガルト・フィルハーモニー合唱団
1958年10月27日シュトゥットガルト
音質良好です。
<ARCHIPEL>
ARPCD0460 \1050
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
1958年5月ルガーノでのライヴ
ベートーヴェン:交響曲第1番
ウィーン・フィル
1952年5月ウィーン
以上、指揮はカール・シューリヒト
音質良好です。
ARPCD0468 \1050
(1)ワーグナー:楽劇「ジークフリート」から「森のささやき」
(2)ワーグナー:楽劇「神々のたそがれ」から第3幕(コンサート形式)
アストリッド・ヴァルナイ Astrid Varnay
ラモン・ヴィナイ Ramon Vinay
ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィル
1955年10月30日ニューヨークでのライヴ
音質良好です。
<MYTO HISTRICAL>
MYTO 200 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
ジンカ・ミラノフ(アメリア) Zinka Milanov
ジャン・ピアース(リッカルド) Jan Peerce
レナード・ウォーレン(レナート) Leonard Warren
ケルスティン・トールボリ(ウルリカ) Kerstin Thorborg
フランチェス・グリアー(オスカル) Frances Greer
ブルーノ・ワルター指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1944年1月15日ニューヨークでのライヴ
名盤の復刻です。初心者向けの音質ではありません。
MYTO 213 2枚組 \1750
フルトヴェングラー指揮1952年3月7日トリノでの演奏会
ブラームス:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
(2)交響曲第1番 ハ短調 op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 RAIトリノ交響楽団
1952年3月7日 トリノ
ボーナス・トラックとして:
A)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィル
1945年1月28日 ウィーン
B)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 NDR交響楽団
1951年10月27日 ハンブルグ
好企画のアルバムです。
<CARUS>
CARUS 83.219(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
キャロライン・サンプソン(ソプラノ)
ダニエル・テイラー(アルト)
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・バロック・オーケストラ
シュトゥットガルト室内合唱団
2008年12月録音
GHCD 2353 \1350
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15*(録音:1956年頃)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333(録音:1956年8月28日)
ソロモン(ピアノ)、
ロリン・マゼール(ピアノ)、トリノ・イタリア放送交響楽団
1956年、演奏家としての絶頂期に脳梗塞でキャリアを閉ざされてしまった20
世紀イギリスの伝説的なピアニスト、ソロモン(1902-1988)。悲劇的な引退
が目前に迫る中、最後の力を振り絞り記録された1956年のモーツァルトとブ
ラームスという貴重かつ重要なソロモンの録音がギルド・ヒストリカル
(Guild Historical)から登場!
若き日のマゼールとトリノ・イタリア放送響のサポートが頼もしいブラーム
スそしてBBCの放送用音源として1956年8月28日に収録されたソロモン最後の
録音となるモーツァルト。
全集完結を目指しながらも未完に終わったベートーヴェンのピアノ・ソナタ
などソロモンの録音は限られていただけに、キャリアの最晩年に収録された
"ブラームス"の"協奏曲"と"モーツァルト"の"ソナタ"が持つ音楽的価値は計
り知れない。
45年間というキャリアを駆け抜けた幻のピアニスト、ソロモンが全精力を注
いだ入魂のブラームスとモーツァルトである。
※リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
GHCD 2355 \1350
ルービンシュタイン&ミトロプーロス・レコーディングス1953 ――
ボロディン:交響詩《中央アジアの草原にて》
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
フランク:ピアノと管弦楽のための《交響的変奏曲》
スクリャービン:交響曲第4番Op.54《法悦の詩》
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
時は1953年4月19日、舞台はカーネギー・ホール。2人の偉大なる音楽家、ギ
リシャ生まれの巨人ミトロプーロスとポーランド生まれの名手ルービンシュ
タインの共演が実現したコンサートのライヴ・レコーディング!
ルービンシュタインは"サン=サーンスのピアノ協奏曲"と"フランクの交響的
変奏曲"を十八番としていたことでも知られており、ミトロプーロス率いる
ニューヨーク・フィルとの共演での完成度も非常に高く聴衆から大喝采を浴
びている。
ルービンシュタインのサン=サーンスとフランクと言えば1958年に録音され
たウォーレンスタイン&シンフォニー・オブ・ジ・エアとの演奏が代表盤と
されてきたが、1953年にカーネギー・ホールで繰り広げられたミトロプーロ
ス&ニューヨーク・フィルとのライヴが新たな代表盤となる可能性は十分!
※リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
1953年4月19日、カーネギー・ホールでのライヴ録音。
<Guild>
GMCD 7326/7 2枚組 \4360
20世紀のヴァイオリン・ソナタ集 ――
ショイブレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.31
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調
レーガー:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.139
フルトヴェングラー:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
ベッティナ・ボラー(ヴァイオリン)、
ヴァルター・プロスニッツ(ピアノ)
1915年に作曲されたレーガー最晩年の「ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.139」
から、スイスの作曲家ショイブレ1946年の作品「ヴァイオリン・ソナタ第2
番Op.31」まで、ドイツとスイスの両国で約30年の間に生まれたヴァイオリ
ン・ソナタ集。
演奏時間は、約10分のヒンデミットに対してフルトヴェングラーは約1時間!
作曲時期は近くとも、それぞれの作品が持つ異なる作風とスケールに4人の
作曲家それぞれの個性が如実に現れていて面白い。
ベッティナ・ボラーは、パールマン、川崎雅夫の門下生でもあるスイスの女
流ヴァイオリニスト。シェックやフォーゲル、ズーター、ケルターボーン、
ツィンマーマンの演奏で成功を収めてきており、スイス、ドイツ近現代作品
の理解者として評価はすこぶる高いものがある。
<Guild Light Music>
GLCD 5155 \1650
軽音楽の黄金時代-ロマンティックなメロディー ――
ガーデ(トーチ編):ジェラシー/ロイグ:キエレメ・ムーチョ/フィールズ:
ムード・フォー・ラヴ/フリード:オール・アイ・ドゥ・イズ・ドリーム・
オヴ・ユー/ベラスケス:ベサメ・ムーチョ/ホイベルガー:キス・イン・
ユアー・アイズ/他
シドニー・トーチ&ヒズ・オーケストラ、
マリオ・ルイス・アルメンゴル&ヒズ・オーケストラ、
ドン・アモーレ&ヒズ・オーケストラ、
モートン・グールド&ヒズ・オーケストラ、他
1940年代-50年代にかけての"ライト・ミュージック"の黄金時代に録音された
懐かしの音源を復刻する"ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"。
シリーズ55枚目(!)にも、「ベサメ・ムーチョ」やガーデの「ジェラシー」
など"ロマンティックな古き良き名作が満載!
GLCD 5156 \1650
軽音楽の黄金時代-ピッキング・ストリングス ――
ハンマー:ピッキング・ストリングス/マーティン:キャリーエイジ・フォー
・マリッジ/リチャードソン:ランニング・オヴ・ザ・レール/ギリス:永久
の感情/モノー:とうとう春が/エルナンデス:エル・クンバンチェロ/ロ
ジャー:スルー・ザ・タウン/他
クルト・レーフェルト(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、
レイ・マーティン&ヒズ・オーケストラ、
ドン・ギリス(指揮)、
ニュー・シンフォニー・オーケストラ・オヴ・ロンドン・フィリップ・グリ
ーン&ヒズ・オーケストラ、ペペ・ゴンザレス&ヒズ・オーケストラ、他
蒸気機関車のジャケットが印象的なシリーズ通算第56枚目の「ピッキング・
ストリングス」。ご機嫌ノリノリの「エル・クンバンチェロ」や、ギリスの
自作自演による「交響曲第5-1/2番より」などが"ライト・ミュージック"黄
金期の演奏で楽しめる。
<MEMORIES>
MR2108/2109 2枚組 \3380
モノラル
フルトヴェングラー:
ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲
(ベルリンフィル、エドヴィン・フィッシャー(P)、1939年1月19日)、
交響曲第2番(ハンブルクフィル、1948年10月18日)
フルトヴェングラー指揮
まるで世界の苦悩を一身に受け止めているかのような暗く深刻な作品……。
交響的協奏曲は懊悩そのものという曲調で、聴いていて気が滅入る位です。
しかしこの徹底振りは抗し難い魅力があります。当演奏の前年にドイツはオ
ーストリアを併合、日本では東京オリンピックを返上。年明けには、日中戦
争の泥沼化を招いた第一次近衛内閣が瓦解。こういう不穏な空気をフルト
ヴェングラーが肌で感じたに違いありません。厳寒のこの季節のベルリンで、
オーケストラ、独奏のフィッシャー共々、救済を求める悲鳴のような強烈な
演奏が展開されております。既出盤がエコー過多であったので、こちらのス
トレートな音像も喜ばしい限りです。交響曲第2番は、かつては駄作の一言
で片付けられていた時代もありましたが、聴衆も成長し、今や着目すべき20
世紀のシンフォニストとして復権を果たしたと言えそうです。フルトヴェン
グラー数種の録音の中で最も若い演奏です。一枚に収まっているのも歓迎さ
れることでしょう。
<ANDROMEDA>
ANDRCD9051 3枚組 \2150
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
ラモン・ヴィナイ(タンホイザー) Ramon Vinay
アストリッド・ヴァルナイ(エリーザベト) Astrid Varnay
ブランシェ・シーボム(ヴェーヌス) Blanche Thebom
ジョージ・ロンドン(ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ)George London
ジェローム・ハインズ(ヘルマン) Jerome Hines
ルドルフ・ケンペ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1955年1月29日ニューヨークでのライヴ
音質良好です。
MELODRAM等で発売あり。
ANDRCD9052 2枚組\1750
プフィッツナー:カンタータ「ドイツ精神について」 op.28
Hans Pfitzner(1869-1949): "Von deutscher Seele" op.28
アンネリース・クッパー(ソプラノ) Annelis Kupper
マルガレーテ・ベンス(アルト) Margarethe Bence
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) Fritz Wunderlich
エrンスト・デンガー(バス) Ernst Denger
ハインツ・メンデ Heinz Mende 指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団、
シュトゥットガルト・フィルハーモニー合唱団
1958年10月27日シュトゥットガルト
音質良好です。
<ARCHIPEL>
ARPCD0460 \1050
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
1958年5月ルガーノでのライヴ
ベートーヴェン:交響曲第1番
ウィーン・フィル
1952年5月ウィーン
以上、指揮はカール・シューリヒト
音質良好です。
ARPCD0468 \1050
(1)ワーグナー:楽劇「ジークフリート」から「森のささやき」
(2)ワーグナー:楽劇「神々のたそがれ」から第3幕(コンサート形式)
アストリッド・ヴァルナイ Astrid Varnay
ラモン・ヴィナイ Ramon Vinay
ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィル
1955年10月30日ニューヨークでのライヴ
音質良好です。
<MYTO HISTRICAL>
MYTO 200 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
ジンカ・ミラノフ(アメリア) Zinka Milanov
ジャン・ピアース(リッカルド) Jan Peerce
レナード・ウォーレン(レナート) Leonard Warren
ケルスティン・トールボリ(ウルリカ) Kerstin Thorborg
フランチェス・グリアー(オスカル) Frances Greer
ブルーノ・ワルター指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1944年1月15日ニューヨークでのライヴ
名盤の復刻です。初心者向けの音質ではありません。
MYTO 213 2枚組 \1750
フルトヴェングラー指揮1952年3月7日トリノでの演奏会
ブラームス:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
(2)交響曲第1番 ハ短調 op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 RAIトリノ交響楽団
1952年3月7日 トリノ
ボーナス・トラックとして:
A)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィル
1945年1月28日 ウィーン
B)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 NDR交響楽団
1951年10月27日 ハンブルグ
好企画のアルバムです。
<CARUS>
CARUS 83.219(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
キャロライン・サンプソン(ソプラノ)
ダニエル・テイラー(アルト)
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・バロック・オーケストラ
シュトゥットガルト室内合唱団
2008年12月録音