クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-10 No.13

2006年10月13日 19時11分21秒 | Weblog
<Haenssler>
93 177 \2250
ブラームス:
交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
悲劇的序曲 Op.81
ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
シュトゥットガルト放送交響楽団
録音:1963年11月15日
キングインターナショナルが、ヘンスラーと数年越しで交渉していた秘蔵音源
のCD化がついに実現しました!クナッパーツブッシュがシュトゥットガルト放
送のオーケストラを指揮した、オール・ブラームス・コンサート。悲劇的序曲、
ハイドンの主題による変奏曲、そして第3交響曲と、クナのお得意の曲ばかり。
悲劇的序曲も、ことにハイドン変奏曲も、従来のあらゆる演奏とまったく次元
の異なった、叙事詩的雄大さに圧倒される大名演。また御存知第3交響曲も、
8種ある録音のうち最後のもので、畏怖の念を抱くほどの巨大なエネルギーを
持ちながら、深々と染み渡る豊かな感動に溢れた最高の演奏。いずれもクナの
面目躍如たる感動に満ちています。シュトゥットガルト放送収録音源の蔵出し
で、音の状態ももちろん優秀、これはこの秋の大注目です!

98 258 \2080
ケクラン:
20のブルターニュの歌(古謡の主題による)Op.115(1931)第1集
同 第2集
同 第3集[未出版]
チェロ・ソナタOp.66(1917)
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ペーター・ブルンズ(Vc)
ログリット・イシャイ(P)
録音:2006年4月25-27日バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
チェロの音色を愛してやまなかったフランスの作曲家ふたりによる数少ない作
品集。目玉はケクランによるブルターニュの歌で全曲初録音。未出版の第3集
を含めた全20曲は、十字軍や、アーサー王と古代ケルトのドルイドなどなどの
さまざまな史的、物語風のバラッドに題材を得ています。各々は1分にも満た
ないものから、長くても2分少しの断片的なものですが、遠く別世界に誘うよ
うな感触が不思議な魅力。ケクランの様式美への強い関心が見事に結実して、
簡潔ながらたいへん味わい深い内容となっています。
ドビュッシーから2年後に書かれたソナタも、なんともおだやかで絶妙な作風
に加えて、‘冒険的な領域に踏み入れた’と云う緩-緩-急という楽章配置や、
6人組を先取りしてより前衛的な多調性の傾向がみられるなどが聴きどころ。

98 265 \2080
ハイドン:交響曲集
第82番ハ長調Hob.I-82「熊」
第88番ト長調Hob.I-88「V字」
第95番ハ短調Hob.I-95
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルクSO.
録音:2001年2、3 & 5月メーレンバッハ、ビュルガーハウス / ザントハウゼン、
テイエ・ヴァン・ギースト・音響スタジオ
いま最も刺激的なハイドンを聴きたければファイしかいません。モダン・オケ
に過激なピリオド・アプローチを持ち込み、師アーノンクールがかつてコンセ
ルトへボウ管で行った以上の成果を生み出しています。まさに藍より出でて藍
より青し。ここでのパリ・セットの2曲とザロモン・セットで唯一短調の95番
も、活き活きとしたリズムなど面白いことこの上なし。このたび旧品番98.391
からの再発となります。

=SWR MUSIC=
93 174 \2250
ジェルジ・クルターグ:合唱作品全集
ルイジ・ノーノの思い出Op.16-無伴奏混声合唱のための
デジェー・タンドリの詩による8つの合唱曲-無伴奏混声合唱のための
絶望と悲しみの歌Op.18-器楽つき混声合唱のための6つの合唱曲
マルクス・クリード(指)
シュトゥットガルトSWR声楽アンサンブル
アンサンブル・モデルン
録音:2006年6月28-30日、2006年3月20-23日
シュトゥットガルト、SWRヴィッラ・ベルク
ルーマニアに生まれたクルターグは、その人気実力ともリゲティと並んで、バ
ルトーク、コダーイ以後のハンガリーが生んだ最大の作曲家のひとり。このア
ルバムは寡作家で知られるクルターグが80年代に書いた合唱音楽の世界初演ラ
イヴの模様を収めたもの。ヴェーベルンの影響を受けた作風からは透明感と深
い静寂に、研ぎ澄まされた感覚を聴くことができます。現代屈指の前衛音楽集
団アンサンブル・モデルンのゲスト参加もポイント。





<scoito fino>
BC 219 \1980
ベートーヴェン:
交響曲第5番 ハ短調op.67 
交響曲第7番 イ長調op.92
ジョン・ネシュリング(指)サン・パウロ交響楽団
録音:2005年9月
ラテンアメリカのベートーヴェンというと、ついカルロス・パイタの「豪快な」
演奏などを思い出すのはちょっと古い人かもしれません。このベートーヴェン
はそんな先入観を一掃するクールで緻密な演奏です。指揮者のネシュリングは
1947年生まれ、なんとシェーンベルクやボダンスキーの血を引くサラブレット。
さらにスワロフスキー、バーンスタインの薫陶を受けてまさに指揮界の王道を
歩んできたキャリアもすごいのですが、「蜘蛛女のキス」など映画音楽も数多
く作曲する、もうあきれてしまうほどの才能の持ち主!そんな彼とサン・パウ
ロ交響楽団の演奏は主題反復をしていても重い印象は皆無で、すっきり聴けて
しかもベートーヴェンのツボはしっかり押さえた演奏?ブラジル音楽にたとえ
るならサンバではなくボサノバテイストの味わいに例えられるような不思議な
魅力を放っています。





<ORFEO>
ORFEO 645061 \2250
ベルリオーズ:「ベアトリスとベネディクト」序曲 
エルガー:交響的習作「ファルスタッフ」op.68 
ドヴォルザーク:序曲「オテロ」
ジョン・フィオーレ(指)
ミュンヘン放送管弦楽団
録音:2003年3月、9月
シェークスピアの作品を題材にとった3つの作品。しかもいずれ劣らぬ際立っ
個性の作曲家の競演とくれば興味は一層募ります。天才のみが持つ狂気をどこ
かに宿したベルリオーズの鮮烈さ。わかるものだけわかれば良いのだと言いた
げなエルガーの晦渋な世界。こぼれるばかりの光をメロディに乗せるドヴォル
ザーク。三者三様の作品を見事に描き分けたフィオーレとミュンヘン放送管弦
楽団の精緻な演奏も聴き所です。作曲家の個性が生みだすコントラストの面白
さ!知的興味を喚起してやまない好企画盤!と申せましょう。




<ALIA VOX>
AVSA 9851(SACD-Hybrid) 2枚組 \2250
マレ:異国趣味の組曲(全33曲)(ヴィオール曲集第4巻より)
ジョルディ・サヴァール(Gamb)、ピエール・アンタイ(Cemb)、
シャビエル・ディアス=ラトーレ(テオルボ、G)、
ロルフ・リスレヴァンド(テオルボ、G)、フィリップ・ピエルロ(Gamb)、
アンドルー・ローレンス=キング(Hrp)、ペドロ・エステヴァン(Perc)
かつて、サヴァールは、1975年から1992年にかけて、アストレ・レーベルで、
全5巻から成るマレのヴィオール組曲より、各巻、LPないしCD1枚分を抜粋して
録音し、世にマレの認知を高めました。今回の新録音は、1977年に録音された
第4巻の収録曲を完全に含んでいますが、ヴィオール、チェンバロ、テオルボ
もしくはギターという3人編成で録音した当時とは異なり、最新の研究成果を
盛り込んだ7人編成で、収録曲も12曲の抜粋から33曲全曲となり、ヴィオール
演奏の第一人者としての面目躍如たる演奏となっています。
第4巻には、他に、「6つのフランス風組曲」と「3挺のヴィオールのための組
曲集(2組曲)」がありますが、やはり、この異国趣味の組曲が特に有名です。
なお、「異国趣味」というタイトルは、同じ巻にある、この「フランス風」と
いうタイトルと意味的に対比されており、「外国風」の意。中でも、イギリス
が意識されています。マレのヴィオール曲集の中でも、傑出した位置を占める
この曲の、まさに決定盤といえる録音です。





<BBC LEGENDS>
BBCL 4202 2枚組 \3200
モノラル
ハイドン:交響曲第85番変ロ長調Hob.I-85「王妃」
ドビュッシー:夜想曲
同:管弦楽のための「映像」よりイベリア
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
[ボーナス・トラック]
アンセルメ、ドビュッシーについて語る(聞き手;ロバート・チェスターマン)
エルネスト・アンセルメ(指)
BBC SO.BBC女声Cho.フィルハーモニアO.
録音:1964年2月2日ロンドンBBCスタジオ、
1958年8月28日エジンバラ、アッシャー・ホール 、1969年ジュネーヴ
「兵士の物語」ほかの初演を手がけストラヴィンスキーの第一人者として知ら
れるスイスの名匠アンセルメ(1883-1969)は、手兵スイス・ロマンド管とデッ
カに残した数多くの録音と来日公演によって日本にもなじみの深い指揮者です。
BBC LEGENDS初登場となる彼のライヴ集は英国のオケとのものである点が珍しく、
しかもプログラムがまたじつに盛りだくさんの内容。まずクレンペラー時代の
フィルハーモニア管との顔合わせに注目。クレンペラーの看板であるベートー
ヴェンは、アンセルメにとっては全集を残しているとはいえあまり聴く機会の
なかったもの。さらにアンセルメのバルトークというのも意外ですが、彼はこ
の同時代音楽の巨人をたいへん尊敬していて傑作への熱い共感も聴きどころ。
このほかにも、親交のあったドビュッシーでは、改めてフランス音楽への圧倒
的な造詣の深さを感じ取れるはず。
アンセルメによるライヴ集の登場は、これまでほとんどスタジオ録音でしか伝
えられてこなかった彼の姿を知るうえで重要な意味をもつといえるでしょう。

BBCL 4201 \2080
モノラル
バッハ:前奏曲とフーガ ト長調BWV.902
同:イギリス組曲第2番イ短調BWV.807
ハイドン:ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調Hob.XVI:52
シューマン:謝肉祭Op.9
マイラ・ヘス(P)
録音:1956年11月2日、1962年1月3日、1950年10月13日ロンドン、BBCスタジオ
1965年に亡くなったヘスは、ピアノの女王として英国の人々からいまもなお愛
されつづけています。ここに聴くBBCの放送用録音ライヴは、その人気の背景
を裏付けるに十分な内容。シューマンは1938年のSP録音が彼女の代表的な演奏
に数えられていますが、満面にたたえられたリリシズムは絶品。定評あるバッ
ハをはじめ、すべての演奏に慈愛のひとへスならではの温かいまなざしが感じ
られます。

BBCL 4200 \2080
モノラル
ブラームス:歌曲集
郷愁IIOp.63-8 / おお、涼しい森よOp.72-3 / ひめごとOp.71-3 / 僕たちはさ
まよい歩いたOp.96-2 / 航海Op.96-4 / セレナードOp.106-1 / さすらい人
Op.106-5 / 雨の歌Op.59-3 / 乙女Op.95-1 / 乙女の歌 / 月の夜WoO 21 /
墓地でOp.105-4 / 野の寂しさOp.86-2 / 甲斐なきセレナードOp.84-4 /
ナイチンゲールにOp.46-4 / わたしの愛は緑(青春の歌I)Op.63-5 /
秋の気配Op.48-7 / 蜘蛛の糸Op.72-2 / 夕立Op.70-4 / 失望Op.72-4 /
夢遊病の人Op.86-3 / すぐ来てねOp.97-5 / 死、それは冷たい夜Op.96-1
永遠の愛Op.43-1
ジャネット・ベイカー(Ms)
アーネスト・ラッシュ(P)ポール・ハンバーガー(P)
録音:1960年9月16日、1968年1月4日、1961年2月7日ロンドン、BBCスタジオ
BBC LEGENDSの看板、ベイカーのアルバムが久々に登場します。英国の至宝とい
えば、デイムを冠する彼女もまた忘れてはならないひとり。このスタジオ・ラ
イヴが収められた1960年と68年は、1933年生まれのベイカーがそれぞれ27歳と
34歳。ちょうどこれからキャリアをこれから築いてゆく時期にあたるもの。こ
の間オペラ歌手として62年に英国国民オペラ、66年にはコヴェントガーデンの
舞台デビューを果たしています。
深みあるアルトが紡ぐブラームスの晦渋に満ちた世界に、これからの季節じっ
くりと浸られてみてはいかがでしょうか。1908年生まれ、BBC放送協会付きの
名伴奏者として活躍したラッシュのピアノがまた味わいに満ちています。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33497(DVD-Video) 3枚組 \4950
オール・リージョン
NTSC
字幕 英独仏伊西
ワーグナー:「パルジファル」
リチャード・デッカー(T パルジファル)
マティアス・ヘレ(Bs グルネマンツ)
ヴォルフガング・シェーネ(Br バリトン)
ドリス・ゾッフェル(Ms クンドリ)
ミコライ・ザラシンスキ(Br クリングゾル)
ウルリヒ・デュンネバッハ(Bs ティトレル)
ほか
ガボール・エトヴェシュ(指)
フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出,装置,照明,衣装:デニス・クリーフ
収録:2005年3月
CD(CDS497 4CD)で発売されていた、フェニーチェ劇場の「パルジファル」が
DVDになりました。演出はデニス・クリーフ。チュニジア生まれで、パリに育
ち、現在はローマに住みながら、ヨーロッパ各地で活動しています。この「パ
ルジファル」では、彼は演出と同時に、装置、照明、衣装デザインまで兼任、
舞台づくりを徹底しています。装置は極めて簡素、舞台上を斜めに突き抜ける
二本の柱や、白い三つの岩などを象徴的に用い、「パルジファル」の要素を的
確に描いています。歌手は、マティアス・ヘレ、ヴォルフガング・シェーネ、
ドリス・ゾッフェル、シリチャード・デッカーと、かなり強力なキャストが集
まっています。ガボール・エトヴェシュはブダペスト出身。イタリアで学んだ
後、1961年にデビュー、アウグスブルク歌劇場の音楽監督や、チリのサンチャ
ゴ市立歌劇場、オーストラリア歌劇場の指揮者を歴任、オペラ畑のベテラン指
揮者です。

CDS 517 \1980
コルベッタ:作品集
逃げて、逃げて(マントヴァのバッロ),シンフォニア,フォリア,
2声のシンフォニア,パッサカリア,スニョレット,第5旋法のプレルーディオ
ほか全27曲
ラ・ギルランダ・モジカーレ
ウーゴ・ナストルッチ(バロックギター,テオルボ)
マッシモ・ロナルディ(アルチリュート) 
ジャンジャコモ・ピナルディ(バロックギター)
ミケーレ・パゾッティ(バロックギター,テオルボ)
アンンア・シンボリ(S) モニカ・ピッチンニ(S) 
マッテオ・ベッロット(Bs)
録音:2004年3月,11月
フランチェスコ・コルベッタは、1615年頃にパヴィアに生まれた、17世紀を代
表するギタリストの一人。ボローニャやマントヴァで活動した後、ヨーロッパ
各地を回って大活躍しています。フランスではルイ14世にギターを教え、オー
ストリアではレオポルト・ヴィルヘルム大公に歓待され、英国ではチャールズ
2世から「ジェントルマン」の称号を与えられる、などなど。1676にパリに落
ち着き、ここで1681年に亡くなっています。奏者としてはもちろん、作曲家と
しても極めて優秀だったことは、ここに聞ける数々の曲で分かります。ここで
は、1640年頃の作品から1670年代半ばの作品まで、コルベッタの魅力がたっぷ
り味わえます。ラ・ギルランダ・モジカーレは、音楽の花環の意味。

CDS 521(SACD-Hybrid) \2380
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」-アンダンティーノ,
交響曲第30番 ニ長調 K.202,交響曲第32番 ト長調 K.318,
交響曲第37番 ト長調 K.444
ブゾーニ:
モーツァルトの主題によるジーグ、ボレロと変奏,
モーツァルトの主題による変奏曲と練習曲,
ブゾーニ:モーツァルトの主題によるアダージョ
マルコ・ヴィンチェンツィ(P)
録音:2006年6月19-21日
ブゾーニが古典楽曲の編曲魔だったのは御存知の通り。もちろん、モーツァル
トからの編曲もあります。ここでは有名な「ジーグ,ボレロと変奏」を始めと
する3曲を収録、その元となったモーツァルトの作品も、ヴィンチェンツィ自
身のピアノ独奏編で収録しています。マルコ・ヴィンチェンツィは、ブゾーニ
の生地、イタリア、トスカーナのエンポリにある、フェルッチョ・ブゾーニ音
楽研究所の所長を務めています。





<IDIS>
IDIS 6500 2枚組 \3300
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」
ワーグナー:
「ローエングリーン」第1幕前奏曲,「ジークフリート」-森のささやき,
「神々の黄昏」-夜明けとラインへの旅,
「タンホイザー」序曲とバッカナーレ,「マイスタージンガー」第1幕前奏曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC交響楽団
録音:1954年3月21日(チャイコフスキー),4月4日(ワーグナー)
トスカニーニの幻のステレオ「悲愴」登場!1954年、RCAはステレオ録音の実
験を行っており、4月6日にカンテッリの指揮したフランクの交響曲がステレオ
で収録されています。その直前、4月4日のトスカニーニのラスト・コンサート
もステレオでライヴ収録されており、これは比較的存在が有名でした。しかし、
トスカニーニにはもう一つのステレオ録音、3月21日のチャイコフスキーの
「悲愴」があるという噂が根強く語り継がれていました。今回、ついにその幻
の録音がついに日の目を見ました!聞けば驚き、たしかに間違いなくステレオ、
左右の分離も悪くなく、まるで白黒映画が総天然色に変わったかのような情報
量の多さ。真のトスカニーニ・サウンドに触れたような、新鮮な感覚にとらわ
れること間違いなし!ラスト・コンサートも含めて、大変に貴重な記録であり、
感動的な演奏です。なお、「タンホイザー」のバッカナーレは中断を繋いでい
ます。

IDIS 6502 \1650
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「タンホイザー」,「ローエングリーン」,
「ワルキューレ」,「ジークフリート」,「神々の黄昏」,
「トリスタンとイゾルデ」,「パルジファル」からの場面
アストリッド・ヴァルナイ(S)
録音:1942-1954年
9月4日に亡くなった、1950,60年代を代表するワーグナー・ソプラノ、アスト
リッド・ヴァルナイのワーグナー録音集。彼女の比較的若い頃の録音が中心と
なっています。

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06-10 No.12

2006年10月13日 19時09分03秒 | Weblog
<Piano21>
P 21021-N \2180
W・A・モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.3
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491(第1楽章カデンツァ:カツァリス作)
第1楽章のカデンツァ(カツァリス作)
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456
(第1楽章&第3楽章カデンツァ:モーツァルト作)
第1楽章のカデンツァK.624(626a)― 第26番
第1楽章のカデンツァK.624(626a)― 第52番
第3楽章のカデンツァK.624(626a)― 第56番
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、
リ・ユンク(指揮)、ザルツブルク・カンマーフィルハーモニー
久々のリリースとなった前作「ロシアン・ミュージック(P 21020-A)」では、
1970年代の若かりし頃の貴重な録音を聴かせてくれた超絶技巧の現人神シプリ
アン・カツァリス。来日公演を目前に控えるカツァリスの最新盤は、ザルツブ
ルクのモーツァルテウム大ホールで行われたコンサートのライヴを収録したモ
ーツァルト・アルバム第3弾!共演の指揮者とオーケストラはVol.1&Vol.2に
引き続き、韓国人指揮者リ・ユンクが率いるザルツブルク・カンマーフィルハ
ーモニー。2000年にはザルツブルク音楽祭にも出演したザルツブルク・カンマ
ーフィルは、エヒテルナハ音楽祭でもカツァリスと共演を行うなどお互いの関
係を深めている。「第24番」の第1楽章では、カツァリスのお家芸でもある自作
のカデンツァが炸裂!しかもカツァリス作の第1楽章のためのカデンツァがも
う1種類収録されている点も嬉しいところ。





<Chandos>
CHAN 10388 \2080
O・レスピーギ:管弦楽作品集Vol.2
前奏曲,コラールとフーガ、ブルレスカ、組曲《ロッシニアーナ》
S・ラフマニノフ(レスピーギ編曲):
練習曲集《音の絵》より〔海とかもめOp.39-2/行進曲Op.39-9/
葬送行進曲Op.39-7/赤頭巾と狼Op.39-6/市場の風景Op.33-4〕
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィルハーモニック
プロコフィエフの「石の花」でシャンドスへデビューを果たして以来、ショス
タコーヴィチやリスト、カルウォヴィチ、ダラピッコラなど次々と意欲作を発
表してきたノセダ&BBCフィルが再びレスピーギに着手。作曲当時の師である
マルトゥッチに「もはや生徒ではなく巨匠である」と言わせたという「前奏曲、
コラールとフーガ」、クーセヴィツキーの依頼によって編曲が施されたラフマ
ニノフの「音の絵」といったレアなレパートリーが満載の1枚!「ローマ三部
作」や「シバの女王ベルキス」、「教会のステンドグラス」などの壮大な作品
が代表作として知られるレスピーギだが、今回の収録曲は何れも華麗なオーケ
ストレーションが発揮された秀作として再び評価を受けている。巨匠への道を
確実に歩んでいるノセダが同郷であるレスピーギの作品に秘められた大いなる
魅力を解き放つ強力盤!

CHAN 10398 6枚組 \5400
D・ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲全集(第1番-第15番)/ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
ソレル・クヮルテット、マーティン・ロスコー(ピアノ)
ショスタコーヴィチの生誕100年記念リリースに力を注いでいるシャンドス。
新たにシャンドスが送り出す記念盤は、イギリスの女流奏者4人によるソレル
・クヮルテットが奏でる弦楽四重奏曲全集の特別価格による特別仕様BOXセッ
ト!ソレル・クヮルテットは、ボロディン・クヮルテットのオリジナル・メン
バーとしてヴァイオリンを担当していた伝説の名手ロスティスラフ・ドゥビン
スキーの下で研鑽を積んでおり、まさに直伝のショスタコーヴィチ全集なので
ある。既に分売としてリリースされているソレル・クヮルテットのショスタコ
ーヴィチは、ファンファーレ誌、グラモフォン誌、デイリー・テレグラフ誌な
どから絶賛を受けるなど実績十分。ボロディン・クヮルテットの系譜を受け継
ぐショスタコーヴィチ全集は、新たな定番として浮上するであろう演奏を堪能
させてくれる。

CHAN 10391 \2080
S・ラフマニノフ:練習曲集《音の絵》Op.33&Op.39(全曲)
ルステム・ハイルディノフ(ピアノ)
シャンドスからリリースが行われているショスタコーヴィチの「ピアノによる
劇場音楽」、「2台ピアノによる交響曲第4番」やドヴォルザークの「ピアノ協
奏曲」では、新世代の旗頭としての実力を存分に証明してくれたロシアの天才
ピアニスト、ルステム・ハイルディノフ。「前奏曲集」に続くハイルディノフ
のラフマニノフ第2弾は「音の絵」の全曲盤!ラフマニノフのみにとどまらず、
ピアノ・レパートリーの中でも重要な作品として幅広く演奏が行われている
「音の絵」だが、「Op.33(1911)」と「Op.39(1917)」の全曲収録盤は意外
と少ないだけにハイルディノフの演奏によるリリースは非常に重要な役割を果
たすことになるだろう。また、ラフマニノフの作品はハイルディノフが特に重
要なレパートリーとしているだけに技術、表現ともに見事と言う他ない。シャ
ンドスのピアノを担うハイルディノフが描く“音の絵”は美しく優雅で、そし
て暗き影や力強さをも併せ持つなど無限の可能性を感じさせてくれる。

CHAN 10389 \2080
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-):管弦楽作品集Vol.1
パルティータ/子守歌/16世紀の旋律によるリフレクション/スコットランド
民謡によるリフレクション
ジョナサン・レマル(バリトン)、ポール・ワトキンス(チェロ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
イギリスを代表する映画音楽の巨匠であり、ジャズ奏者としても活躍を続ける
リチャード・ロドニー・ベネットの70歳の誕生日を記念してスタートする新シ
リーズ。イギリス音楽の達人ヒコックス&フィルハーモニア管に加えて、ソリ
ストにはメトロポリタン歌劇場などでも活躍するニュージーランド出身のバリ
トン奏者レマル、イギリスでも特にその名を知られるチェロのワトキンスを向
かえるなど、イギリスの大作曲家のアニヴァーサリーに相応しい陣容による演
奏。シャンドスならではの楽しみなシリーズがまた1つここに始動となった!

CHAN 0730 \2080
C・モンテヴェルディ:モンテヴェルディ・シリーズ-I
心は燃えているが
ロバート・ホリングワース(指揮)、イ・ファジョリーニ
質の高いアーティストを続々と起用し広く支持を得ているシャンドスのアーリ
ー・ミュージック・シリーズ「シャコンヌ(Chaconne)」から新たなシリーズ
が登場!「モンテヴェルディ・シリーズ」では、その名の通りルネサンス時代
末期からバロック時代初期に君臨した巨星モンテヴェルディが作曲を行った世
俗歌曲を中心とした録音&リリースが行われる。ホリングワース率いるイ・
ファジョリーニは、1988年にオックスフォード大学の学生たちによって結成さ
れたヴォーカル・アンサンブル。ルネサンスからコンテンポラリーまでの幅広
いレパートリーによる演奏へは数々の賞を授与されるなど高い人気と評価を誇
っている。

●Chandos Opera In English
CHAN 3136 2枚組 \3500
G・ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》(英語歌詞版/世界初録音)
アラン・オピー(バリトン)、スーザン・パターソン(ソプラノ)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、
オペラ・ノース管弦楽団&合唱団、他
Chandosとピーター・ムーア財団の共同制作による英語版オペラ・シリーズの
最新作。アラン・オピーを筆頭に、イギリスのヴェルディ歌いが多数参加!





<Cala>
CACD 0544 \2180
フルートのための室内楽作品集 ――
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803):
フルートとヴィオラのための二重奏曲ハ短調Op.5-3
マデリーン・ドリング(1923-1977):
フルート、オーボエとピアノのための三重奏曲
フィリップ・ゴーベール(1879-1941):
フルート、チェロとピアノのための《3つの水彩画》
S・バーバー:
フルートとピアノのためのカンツォーネOp.38a、
木管五重奏のための《夏の音楽》Op.31
A・コープランド:フルートとピアノのための二重奏曲
ジャンヌ・バクストレッサー(フルート)、
スタンリー・ドラッカー(クラリネット)、
ジュディス・ルクレアー(ファゴット)、
フィリップ・マイヤーズ(ホルン)、
シンシア・フェルプス(ヴィオラ)、
ジョセフ・ロビンソン(オーボエ)、
アラン・ステパンスキー(チェロ)、
イスラエラ・マルガリット(ピアノ)、
ペジャ・ムジイェヴィッチ(ピアノ)
カーラ(Cala)の「ロンドン・サウンド・シリーズ」と並ぶ大ベストセラー・
シリーズである「ニューヨーク・フィルの首席奏者たち」の続編となる木管楽
器関係者必聴の強力盤登場!アルバムの主役である15年間に渡って主席フルー
ト奏者を務めたバクストレッサーを筆頭に、共演者にはドラッカー、マイヤー
ズ、ロビンソンなどニューヨーク・フィルの管楽器セクションを支える名手た
ちがズラリと名を連ねるなど豪華絢爛!超一流の管楽器の音色に脱帽させられ
る。1994年-1996年の録音。

CACDS 4028(SACD-Hybrid) \2580
O・レスピーギ:
地の精のバラード/ボッティチェルリの3枚の絵/オルガンと弦楽のための組
曲ト長調/アダージョと変奏曲
ジェフリー・サイモン(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
カーラが推し進めるSACD Hybridリリースから一挙2タイトル!同レーベルのオ
ーナーを務めるサイモンがタクトを執った華やかなレスピーギは「CACD 1007」
のSACD Hybrid盤。1990年12月19日-22日の録音。

CACDS 4033(SACD-Hybrid) \2580
P・グレインジャー:
戦士たち/ロンドンデリーの歌/デンマーク民謡組曲/ヒル・ソング第1番/
美しく新鮮な花/Colleen Dhas/ヒル・ソング第2番
ジェフリー・サイモン(指揮)、
メルボルン交響楽団
現在はオレグ・カエターニが音楽監督として辣腕を振るっているオーストラリ
アの雄、メルボルン響。1989年2月22日-28日にジェフリー・サイモンの指揮で
収録されたグレインジャー作品集のSACD Hybrid盤。




<APR>
APR 5620 \1780
L・リャプノフ:
12の超絶技巧練習曲より第1番(録音:1939年)/12の超絶技巧練習曲
(全曲/録音:1949年)
ルイス・ケントナー(ピアノ)
リストの弟子であるルイス・ケントナーの代表録音の1つ。審査員を務めた第
10回国際ショパン・コンクールでの出来事はあまりにも有名。

APR 5624 \1780
シモン・バレル-カーネギー・ホール・ライヴVol.4
F・ショパン:
アンダンテ・スピアナート、華麗なる大ポロネーズ、スケルツォ第3番、
ワルツ第5番、練習曲Op.10より
F・リスト:こびとの踊り
L・V・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90
R・シューマン:謝肉祭Op.9
シモン・バレル(ピアノ)
演奏会中に脳出血で倒れるという壮絶な最期を遂げてしまった元祖超絶技巧ピ
アニスト、シモン・バレルのカーネーギー・ホール・ライヴ。第4集は1949年
の録音。

APR 5594 \1780
M・ラヴェル:ピアノ作品集Vol.2
高雅で感傷的なワルツ/ボロディン風に/シャブリエ風に/クープランの墓/
古風なメヌエット/グロテスクなセレナード/ラ・ヴァルス
ヴァレリー・トライオン(ピアノ)
パリでジャック・フェヴリエに師事したイギリスのベテラン女流ピアニストで
あるトライオンのラヴェル・アルバム第2集。2000年-2003年の録音。

APR 5584 \1780
セルジオ・フィオレンティーノ初期録音集Vol.4(録音:1962年-1966年)
F・リスト:
メフィスト・ワルツ第1番/5つのハンガリー民謡/怒りをこめて/婚礼/
ピアノ協奏曲第2番
C・M・V・ウェーバー(リスト編曲):華麗なるポロネーズ
F・ショパン:ポーランド民謡による大幻想曲Op.13
セルジオ・フィオレンティーノ(ピアノ)

APR 5549 \1780
マイラ・ヘス-イリノイ大学ライヴVol.3(録音:1949年/1937年)
J・S・バッハ:パルティータ第4番、フランス組曲第5番より「ジーグ」
L・V・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31/2《テンペスト》
E・グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16より第1楽章
F・ショパン:練習曲Op.25より
マイラ・ヘス(ピアノ)




<New World>
80641-2 \2080
ヴァイオリンのための作品集
ヘンリー・カウエル(1897-1965):ヴァイオリン・ソナタ
ステファン・ウォルペ(1902-1972):ヴァイオリン独奏のための小品第2番
ジョージ・アンタイル(1900-1959):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番
チャールズ・ドッジ(1942-):ヴァイオリンとテープのためのエチュード
デイヴィッド・マーラー(1944-):マックスフィールズ・リール
ラリー・ポランスキー(1954-):ジョン・ケージへの断章ホ長調
ルース・ポーター・クロフォード(1901-1953):夜想曲
アベ・ミワコ(ヴァイオリン)、
マイケル・キーラン・ハーヴェイ(ピアノ)
カウエル、ウォルペ、そしてアンタイルなどアヴァンギャルドの発展に大きく
名を残した偉人たちによるヴァイオリン作品集。カウエルのヴァイオリン・ソ
ナタは意外とメロディアスな作品。現在はオーストラリアを拠点に活動中の日
本人女流ヴァイオリン奏者が熱演を披露している。

80650-2 \2080
アール・ブラウン(1926-2002):
タイムズ・ファイブ/八重奏曲第1番/1952年12月/ナヴァーラ/
ヴァイオリン、チェロとピアノのための音楽/フォリオより/チェロとピアノ
のための音楽/ナイン・レア・ビッツ
様々なアーティスト
アメリカ実験音楽の代表的作曲家の1人であるアール・ブラウンが1952年から
1965年にかけて作曲を行った作品を収録。CRI原盤。




<CARUS>
83.173 \1850
シューマン:合唱曲集Vol.1「星に寄す」「流浪の民」他
スペインの歌遊びop.74から第5曲「裏切られた」第9曲「私は愛されて」
3つの詩op.29「田園風の歌」「我が庭でなでしこは」「流浪の民」
5つの歌op.55「ハイランドの乙女」「歯の痛み」
「私の心は村へ引き寄せられる」「古きよき時代」「ハイランドの若者」
4つの二重合唱曲op.141「星に寄す」「おぼろげな光」「信頼」「お守り」
4つの歌op.59「北か南か」「ボーデン湖畔に」「狩人の歌」「お休み」
Gary Graden指揮
オルフェウス・ヴォーカル・アンサンブル
Konrad Elser(Pf)
2006年5月録音

83.197 \1850
バッハ 他 Bach's Earliest Autographs
ブクステフーデ:コラール幻想曲「今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよ」
パッヘルベル:
「キリエ、永遠の父なる神よ」「バビロン川のほとりで」「フーガin h」
ラインケン:コラール幻想曲「バビロン川のほとりで」
バッハ:
コラール「最愛のイエス、われらここにあり」BWV731
コラール「暁の星のいと美しきかな」BWV764
Jean Claude Zehnder(Org)
ハンブルグ聖ヤコビ教会のシュニットガー・オルガン
ワイマール時代のバッハによる各作曲家の写譜(タブラチュア)を基にした演
奏集。

83.231 \1850
マックス・レーガー:声楽曲集Vol.3
6つの合唱曲集
9つの合唱曲集
8つの合唱曲集
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
ドレスデン室内合唱団
2006年2月録音

83.195 \1850
マックス・レーガー:声楽曲集Vol.5
6つのリートop.35から「たそがれの夢」「天は一滴の涙を落とし」
素朴な歌op.76から「森の孤独」「眠れ」「2匹のねずみ」
「サンタ・クロース」「5羽のひな」「マリアの子守歌」
4つのリートop.97から「私の胸のときめき」
5つの歌op.98から「上なる天の眼から」
5つの新しい子供のリートop.142から「ばらの茂みの中のマリア」 他 全27曲
アンドレアス・ヴェラー(テノール)
Gotz Payer(Pf) 
2006年2月録音

83.178(SACD-Hybrid) \1850
ラッハナー:レクイエム
世界初録音!
フランツ・ラッハナー:レクイエム ヘ短調 op.146
マリーナ・ウレヴィッツ(Sop)、コリン・ヴァルツァー(Ten) 他
ヘルマン・マイヤー指揮
アウグスブルグ・カンマーゾリスデン 2006年3月録音
ラッハナー(Franz Lachner 1803-90 ドイツ)
器楽奏者、指揮者としても有名です。ロマン派様式による多くの作品を残して
います。

83.352(SACD-Hybrid) \1850
サン=サーンス:クリスマス・オラトリオop.12
他 合唱小品集6曲
ホルガー・スペック指揮
ヴォーカル・アンサンブル・ラシュタット 2006年4月録音

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06-10 No.11

2006年10月12日 13時09分20秒 | Weblog
<RCA RED SEAL EU>
88697021632 \1900
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番変ロ短調Op.113「バービイ・ヤール」
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
セルゲイ・アレクサーシキン(バス)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
テミルカーノフとサンクトペテルブルク・フィルは、11月にショスタコーヴィ
チの生誕100年を記念する日本公演を行うが、その東京公演の目玉の一つが交
響曲第13番「バービー・ヤール」(11月24日、サントリー・ホール)。当アル
バムは、1996年に録音されながら未発売だったもので、この交響曲の演奏には
欠かせない存在となっているロシアの名バス歌手、セルゲイ・アレクサーシキ
ンを独唱にむかえている点も大きなポイント。ムラヴィンスキー以来、ショス
タコーヴィチ演奏の伝統を誇り、その音楽語法を熟知したサンクトペテルブル
ク・フィルならではの充実した名演をお聴き下さい。
【録音:1996年5月16-17日 サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー大ホ
ール】

88697002332 \1900
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調Op.23
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 Op.35
デニス・マツーエフ(p)
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
すでに日本ではおなじみ、巨人ピアニスト、デニス・マツーエフ。今作は彼の
資質がたっぷり味わえるロシア物の協奏曲集。チャイコフスキーの協奏曲は、
以前サッカーニが指揮した自主制作盤のソリストとしての盤があり、(その際
は全曲演奏していた)そちらもかなり白熱した演奏であったが、何しろ入手し
にくかったのが難点。聴き手によってかなり評価の異なる彼だけに、今回の録
音でその真価を実際に確かめてほしいところだ。カップリングのショスタコー
ヴィチも聴き物。芯のある華やかな音が、このきらびやかな曲にふさわしく、
ショスタコ・イヤーの終盤を飾る1枚として強くオススメしたい。今回は、テミ
ルカーノフ&サンクトペテルブルク・フィルの強力なサポートによる録音。

88697023312 3枚組 \2900
アルトゥーロ・トスカニーニ「フィラデルフィア・レコーディングズ1941&1942」
[CD1]
1)シューベルト/交響曲第9 番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
2)R・シュトラウス/交響詩「死と変容」Op.24
[CD2]
3)ドビュッシー/交響詩「海」
4)交響詩「イベリア」(「管弦楽のための映像」、第2 曲)
5)レスピーギ/交響詩「ローマの祭り」
6)ベルリオーズ/「マブ女王のスケルツォ」
[CD3]
7)メンデルスゾーン/劇付随音楽「真夏の夜の夢」Op.21&61(抜粋)
8)チャイコフスキー/交響曲第6 番ロ短調Op.74「悲愴」
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
エドウィナ・エウスティス(ソプラノ)、
フローレンス・カーク(ソプラノ)、
ペンシルヴァニア大学グリークラブ女声合唱団[合唱指揮:ロバート・S・ゴ
ドソール](7)
トスカニーニ没後50周年記念リリース!伝説のトスカニーニ=フィラデルフィ
アの名演奏が、 RCA秘蔵のオリジナル原盤からのDSDリマスタリングによって、
鮮烈に蘇る。
SP時代夢のコンビと謳われたトスカニーニとフィラデルフィア管弦楽団の全録
音を完全復刻。
1941年から1942年にかけて、NBC交響楽団との関係が悪化し、トスカニーニが
一旦そのポストを離れることになったたシーズンにフィラデルフィア管弦楽団
に久しぶりに客演し、未曾有の大成功を収めた。トスカニーニもフィラデルフィ
ア管弦楽団も専属アーティストだったため、RCAはこの好機を捉え、8作品を録
音した。
当時としては異例なほど大きなダイナミック・レンジの設定で録音されたため、
また第2次大戦中の物資不足によって原盤に理想的な素材が使えず、結果として
ノイズレベルの高い録音となり、SP時代にはその演奏録音の真価を伝えること
が出来なかった。その後LP~CDを通じてRCAによって2度復刻盤が発売されたが、
どちらも満足の行く復刻状態とはいえなかった。
今回の復刻に当たっては、オリジナル原盤にさかのぼり、それを最新のテクノ
ロジーを用いて、細心の注意を持ってDSDリマスターによりデジタル化。これま
での発売盤では味わうことの出来なかった、演奏の真の輝かしさを鮮烈に再現
することに成功している。特にストコフスキー-オーマンデによって磨きぬかれ
たフィラデルフィア管弦楽団のゴージャスな音色が見事に蘇っている。
1993年に集成された「大全集」では4枚だったものを3枚組に凝縮して収録して
いる。



<DHM>
82876892682 7枚組 \7000
モーツァルト:初期交響曲集(7CD BOX)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
手兵ウィーン・コンツェントス・ムジクスとの半世紀にわたる活動の清華とも
いえる、モーツァルトの「初期交響曲集」が、RCA未発売分も含めて一気にBOX
セット化。神童モーツァルト少年の手になる若書きの交響曲37曲がこれほどま
でに内容が濃く、衝撃的だったとは!
モーツァルト・イヤーを寿ぐ、アーノンクールによるモーツァルト初期交響曲
集。1980 年にアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団とのモーツァルト:
交響曲第35番「ハフナー」を録音して以来、交響曲、セレナード、オペラ、そ
して宗教声楽曲に渡るモーツァルトの作品の演奏・録音を手がけ、今や最も重
要なモーツァルト指揮者といえるアーノンクール。テルデック時代にウィーン
・コンツェントゥス・ムジクス(CMW)とのモーツァルトの初期交響曲集の録音
が開始され、アーノンクールのBMGクラシックス移籍に伴い、ドイツ・ハルモニ
ア・ムンディ・レーベルから2巻に分けて朗読トラックつきの「モーツァルト:
初期交響曲集(Vol.1: 82876587062, Vol.2: 82876757352」を発売。「耳を傾け
る機会が少ない初期交響曲の多彩な世界を明らかにしている」「作品そのもの
の完成度が数等上がったように感じられる」など、従来のイメージを根底から
覆すような衝撃的解釈を披露して、高い評価を得ている。
アーノンクールとCMWによるモーツァルトの初期(-中期)交響曲の録音は、
1990年12月に収録された第23番と第27番(それぞれセレナード第4番・第5番と
カップリングで発売)で開始された。第25番以降第41番までの交響曲(ただし
第27番と第37番は除く)については、1980年から1988年にかけてコンセルトヘ
ボウ管と録音しており、ちょうどそれに続く形で、オーケストラをCMWにスイッ
チして第24番以前の初期交響曲の録音プロジェクトが始まったわけである。レ
オンハルトとアーノンクールによるバッハのカンタータ全集のような長期にわ
たって大きなプロジェクトを地道に完成させることを得意としていたテルデッ
クとしては、当初からアーノンクールによるモーツァルトの交響曲全曲録音を
企てていたと思われる。1990年以降、1999年までに交響曲だけの組み合わせで
CD4枚分が録音され、テルデックから発売された時点で発売が一時中断していた
が、録音自体は継続して行なわれ、2000年12月で完結している。今回のBOX セ
ットは、そのテルデック発売分も網羅する形で、アーノンクールとCMWによる
モーツァルトの初期交響曲録音を集大成した記念碑的なセットである。
●収録曲(順不同)
1.交響曲変ホ長調KV16[旧ブライトコプフ番号:第1番]、
2.交響曲ニ長調KV19[第4番]
3.交響曲ヘ長調KV19a(=Anh.223)、
4.交響曲変ロ長調KV22[第 番]
5.交響曲ト長調KV45a(=Anh.221)[(旧)ランバッハ] 、
6.交響曲ヘ長調KV43[第6番]
7.交響曲ニ長調KV45[第7番]、
8.交響曲ヘ長調KV42a(=76)[第43番]
9.交響曲変ロ長調KV45b(=Anh.214)[第55番]、
10.交響曲ニ長調KV48[第8番]
11.交響曲ハ長調KV73/75a[第9番]、
12.交響曲ニ長調KV81/73l[第44番]
13.交響曲ニ長調KV95/73n[第45番]、
14.交響曲ニ長調KV84/73q[第11番]
15.交響曲ト長調KV74[第10番]、
16.交響曲ニ長調KV97/73m[第47番]
17.交響曲ヘ長調KV75[第42番]、
18.交響曲ト長調KV110/75b[第12番]
19.交響曲ニ長調
(I&II=「アルバのアスカーニョ」KV111:序曲&第1 番、III=フィナーレ
KV120/111a)
20.交響曲ハ長調KV96/111b[第46番]、
21.交響曲ヘ長調KV112[第13番]
22.交響曲イ長調KV114[第14番]、
23.交響曲ト長調KV124[第15番]
24.交響曲ハ長調KV128[第16番]、
25.交響曲ト長調KV129[第17番]
26.交響曲ヘ長調KV130[第18番]、
27.交響曲変ホ長調KV132[第19番]
28.交響曲ニ長調KV133[第20番]、
29.交響曲イ長調KV134[第21番]
30.交響曲ニ長調KV161/141a[第50番]
(I&II=「シピオーネの夢」KV126:序曲、III=フィナーレKV163)
31.交響曲変ホ長調KV184/161a[第26番]、
32.交響曲ト長調KV199/161b[第27番]
33.交響曲ハ長調KV162[第22番]、
34.交響曲ニ長調KV181/162b[第23番]
35.交響曲変ロ長調KV182/173dA[第24番]、
36.交響曲ト短調KV183/173dB[第25番]
37.交響曲ニ長調
(I&II=「にせの女庭師」KV196:序曲、III=フィナーレKV121/207a)
38.メヌエット ハ長調KV409/383f
【録音]1990年12月、1999年12月、2000年12月、ウィーン、カジノ・ツェーゲ
ルニッツ】


<OEHMS CLASSICS>
OC611(SACD-Hybrid) \1550
ビーバーとベリオの、ヴァイオリンのための作品集
1)ベリオ:「2台のヴァイオリンのためのデュエット」より
「Maurice」「Bela」「Jeanne」「Alfred」「Peppino」「Piero」
2)ベリオ/セクエンツァVIII
3)ハインリヒ.I.F.ビーバー:
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第3, 5, 6 番
4)ハインリヒ.I.F.ビーバー:
2台のヴァイオリンと通奏低音のためのパルティータ
アーヴィン・アルディッティ【Vn: 1) 2) 4)】
ルディガー・ロッター【Vn: 1) &バロックVn:3) 4) 】
オルガ・ワッツ(Cemb)、 アクセル・ヴォルフ(リュート&テオルボ)
ドイツで今、頭角を現しているバロック・ヴァイオリン奏者ルディガー・ロッ
ターと、 現代音楽のスペシャリスト、アーヴィン・アルディッティの協同企
画盤登場!
バロック音楽復興初期(1960年ごろ)、一部の聴衆のために、多少の歴史的知
識を持った演奏家がロマン的演奏法によってバロック音楽は演奏されていまし
た。1980年頃一部のオリジナル楽器演奏家は、音楽学者の研究結果、自分の歴
史的演奏方法と解釈など、貴重な洞察を取り入れ始めました。これは、西洋音
楽の傑作に新しい視点への扉を開けたことになります。それまでの情緒的な演
奏は、基本的に疑われ、払いのけられました。例えば、アーノンクールやゲー
ベル、フライブルク・バロックオーケストラの演奏は、最初は挑発的な解釈と
言われ、激しい対立を生みました。アーノンクールがウィーン・フィルを初め
て指揮した時は、ブーイングの嵐でした。しかし現在ではその挑発的と言われ
た演奏は絶大なる支持を得、むしろ一般的となっています。よってその対立は
無くなり、あえて伝統的なオーケストラは、有名なバロック指揮者が指揮しな
い限り、バロック演奏は行わない状態です。昔の演奏解釈による頑固な芸術家
は、忘れられていっています。しかし、私はそれぞれの時代的専門的考えだけ
を貫くことはよくないと考えます。例えばここに収録したビーバーの作品は、
バロック的奏法だけ、またはモダン・ヴァイオリン奏法だけでは、余りにも均
等的でつまらないもので、この両立こそ感情を豊かにしていくのです。私がコ
ンサートを行ってみると、バロック演奏の時と現代音楽の演奏会との聴衆が一
致するのです。フライブルク・バロックオーケストラなど、最近の若手オリジ
ナル楽器奏者は、しばしば現代音楽のコンサートも行います。つまり現代音楽
とバロック音楽は、ベクトルは同じ方向にあり、新しいアヴァンギャルドを求
め、私たちは、その方向性によって挑発し合います。ビーバーとベリオには300
年離れていますが、まるで対話をしているようで、ビーバーの構成は驚くほど
現代的なのです。(R。ロッター)
【録音:2005年12月12-15日、グリュンヴァルト・オーガスト・エヴリディンク
・ザール(ミュンヘン近郊)】

OC910 2枚組 \2900
チマローザ:歌劇「オラーツィオ兄弟とクリアーツィオ兄弟」(全曲)
Publio Orazio, Vater der Orazi / Florian Mock (T)
Marco Orazio, sein Sohn / Andreas Karasiak (T)
Orazia, seine Tochter / Kirsten Blaise (Sp)
Curiazio / Anna Bonitatibus (Ms)
Sabina, Schwester Curiazios, Gattin Marco Orazios / Lisa Larsson (Sp)
Augure / Tobias Schabel (Bs)
Sacerdote / Daniel Suto
ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)
ルートヴィヒスブルク城芸術祝祭管弦楽団と合唱団
毎年、バーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行われる、ルート
ヴィヒスブルク城芸術祭。フランスのヴェルサイユ宮殿を模して作られたバロッ
ク様式の城館を中心に繰り広げられる音楽祭で、演目は管弦楽、室内楽、バレ
エ、演劇、美術展と多彩で、出演者には国際的に活躍する演奏家が多数参加し
ている。城の中の劇場や大広間で室内音楽などに耳を傾けることができ、文字
どおり貴族になったような優雅な気分にひたれる。ここで演奏されたチマロー
ザの名声は彼の晩年および19世紀初期におけるイタリア・オペラの分野では、
ロッシーニが登場するまで比類のないものであった。ハイドンはエステルハー
ツィ宮で少なくとも12作品を上演。モーツァルトは1789年に「2人の男爵」の
上演のために、コンサート・アリアK578 を作曲。「途方に暮れる興行師」を聴
いたゲーテは熱烈な賛辞を送った。彼の最高傑作「秘密の結婚」は膨大な数に
上がる楽譜が各地に流布している事実は、その名声がヨーロッパ全土で確立し
ていたことの証です。2005年のこの音楽祭中でもとりわけ話題となった作品が、
このオペラ(別名「ホラテリウス家とクリアティウス家」)。
このオペラは、当時チマローザのオペラ・セリアとして最も賞賛された作品で
あり、劇の効果的かつ優れた手段として、それまであまり使われなかった男声
合唱が用いられているのが特徴。最近バイエルン国立歌劇場、リセウ劇場、ベ
ルリン・コミッシェ・オーパ、今年のザルツブルク音楽祭などからの客演、そ
して古典派の隠れた作品の復活上演(アイブラーの作品)などを手がける若手
指揮者、ホフシュテッターの指揮によって演奏されます。 このオペラの序曲は、
マンドリン合奏用として編曲されており、高校のマンドリン部などでは欠かせ
ない定番曲(コンクールの課題曲等)として有名になっています。
【録音:2005年7 月3 日 ルートヴィヒスブルク城劇場 でのライヴ】

OC574 \1450
ヴェルナー・エック:バレエ音楽「アブラクサス」(全曲)
マルク・マスト(指揮)
アイゼナハ州立歌劇場管弦楽団
エックはオルフの弟子であり、この曲は1948年に作曲されたバレエ音楽で、原
作はハイネの詩「ファウスト」によっている。「反主知主義的作風」「伝統的
なドイツ音楽の延長線上」にある作品で、12音技法によらないもの。曲風は、
R=コルサコフやハチャトゥリヤンのようで、ドイツ的というよりはややロシア
風舞曲的要素を含み、リズミカルで明快なメロディーやリズムと、オーケスト
ラの複雑な動きを熟練した筆の力で纏め上げたこの作品は、エックの力量を推
測させるに十分なもので、彼の作品中最も彼独自の作風が現れた作品のひとつ。
カルロス・クライバーが、デュッセルドルフ時代(1962-1963)に指揮したことの
ある作品でもあるようです
【録音:2005年7月4-6日、アイゼナハ劇場】

OC583 \1450
「古いハンガリーのクリスマス作品集」
クレマンシック・コンソート
古いハンガリーのクリスマス音楽ほど、深く人間的な要素を含んでいるクリス
マス音楽はありません。また、深く神秘的で、楽しく感情的な至福と潔白で陽
気なものが共存しています。人間的な要素が様式化され、さらに異教的要素が
クリスチャンと共に融合されています。それは自然なことでもあります。また、
クリスマスの特定の期日を楽しむだけではない18 世紀の音楽を含むように広が
っているのです。ここに収録されている大部分は、ハンガリーの民族音楽の要
素も多く含まれています(ハンガリーの民族音楽は、メロディーの宝庫です。
バルトークやコダーイはこれらを大事にした作曲家)。ハンガリーはヨーロッ
パのちょうど中央に位置し、その音楽はヨーロッパ中に広がって、ダイレクト
に身近に感じます。私たちは様々な史実を研究し、中世のポリフォニーの断片
と、バロック時代の単旋律の民族音楽を補い、当時のハンガリー音楽に行き着
くことができました。それは、古く聴こえる音楽ですが、容易に新しい音楽と
して感じることができるでしょう。(ルネ・クレマンシック)
Tamas Kiss / Gesang, Drehleier (tekerolant), Kobos (koboz),
Kurbistambura (tokcitera)
Andras Kecskes / Gesang, Renaissancelaute, Kobos (koboz), Maultrommel
(doromb)
Peter Kecskes / Gesang, Schosharfe (harfa), Schamanentrommel (samandob),
Rummelpot (kocsogduda)
Thomas Wimmer / Dudelsack (duda), Violone (hegedu), Fidel (fidula)
Wolfgang Reithofer / Trommel, Tambourin
Rene Clemencic / Barockes Orgelpositiv, Gemshorn, Blockfloten,
Schamanenpfeife (saman cserepsip),
Leitung 【録音:2006年8月16-18日、 ウィーン、W*A*R・スタジオ 】




<EMI CLASSICS>
CDC-3653912 \1980
シューマン:ピアノ・リサイタル
幻想曲 ハ長調 Op.17
クライスレリアーナ Op.16
アラベスク ハ長調 Op.18
ジョナサン・ビス(ピアノ)
2006年4月録音
音楽ファミリーに生まれたUS出身のビス、デビュー・シリーズでの「熱情」他
のリサイタル・アルバム(CDZ-5858942)も評判となりEMIクラシックスの契約
第1作目としてこのシューマン・リサイタルを発売します。祖母のラヤ・ガルブ
ーソヴァのためにバーバーがチェロ協奏曲を作曲、高名なヴァイオリニスト、
ミリアム・フリードを母に、ヴィオラ/ヴァイオリニスト、ポール・ビスを父
に持ちプロの音楽ファイミリーに生を受け、2002年ギルモア・ヤング・アーティ
スト・アウォード、リンカーン・センター・マーティンE.シーゲル・アウォー
ド、エイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラント、2003年ボーレッティ=
ブイトーニ・トラスト・アウォードを受賞して将来を大いに嘱望される存在で
す。すでにバレンボイム、デュトワ、マゼールとの共演を果たし世界的なステ
ージでの活躍が始まっています。美しく、叙情的なタッチと音色がコンサート
評で高く評価されている新世代のトップ・ピアニスト、ビスは07年1月後半に
来日公演が予定されていなす。

CDC-3323552 \1980
ある晴れた日に(「蝶々夫人」)
ドレッタの素晴らしい夢(「つばめ」)
私の名はミミ(「ラ・ボエーム」)
柔らかなレースの中で(「マノン・レスコー」)
私のお父さん(「ジャンニ・スキッキ」)他全17曲
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ロベルト・アラーニャ(テナー)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、 他、 
アントン・コッポラ指揮
ディーヴァ、ゲオルギューのプッチーニ名アリア集
現在取り扱い中のデラックス版(CDC-5579550)が廃盤扱いとなりました。
既にご案内済みの本品番商品が今後継続的な取り扱いアイテムとなります。

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06-10 No.10

2006年10月12日 13時08分45秒 | Weblog
<CALLIOPE>
CAL 5673 \1350
ロカテッリ:チェロ・ソナタ 
ボッケリーニ:同 
ヴァレンティーニ:同 
グラナドス:ゴイエスカスの間奏曲 
ファリャ:スペイン民謡組曲 
ニン:スペインの歌
アンドレ・ナヴァラ(Vc)、エリカ・キルヒャー(Pf)
「18世紀のパガニーニ」とも評されるロカテッリのソナタをはじめ、バロック
から近代にいたるまでのチェロの作品集です。ニンのスペインの歌も、今でも
色褪せることのない名演です。

CAL 5854 \1350
サン=サーンス:白鳥 
フォーレ:夢の後に 
ボエルマン:チェロ・ソナタ 
ショパン:チェロ・ソナタ
アンドレ・ナヴァラ(Vc)、アニー・ダルコ(Pf)
まさにチェロの王道中の王道の名曲集。ショパンのチェロ・ソナタがはいって
いるのもうれしいところです。

CAL 5722 \1350
J.S.バッハ:テ・デウム、11のオルガン・コラール
アンドレ・イゾワール(Org)
教会の祭壇の真ん中に聳え立つオルガンの荘厳な雰囲気、絶対的な力が遺憾な
く発揮された一枚。イゾワールの熟練の技術と音楽性が堪能できます。

CAL 5922 \1350
ロマン派のオルガン曲
ヴィドール(1844?1937):トッカータ他
アンドレ・イワゾール(Org)
貴重なヴィドールの作品集。ヴィドールは、1890年にフランクが急死すると、
その後継としてパリ音楽院オルガン科教授に抜擢され、1896年からは作曲科教
授に転身しています。フランスのオルガンの伝統を受け継ぐ貴重な人物でした。

CAL 5259 \1350
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番ニ短調op.28、第2番変ロ短調op.36
ヤコフ・カスマン(Pf)
ピアニスト、そしてピアノという楽器自体に極限越えを要求するラフマニノフ
のソナタ。まさに「完璧」のテクニックのピアニスト、カスマンによる見事な
演奏です。

CAL 5240 \1350
ハイドン:6つのピアノ・ソナタ
第47番ヘ短調、第33番ハ短調、第55番変ロ長調、第46番ホ長調、第54番ト長調
第12番イ長調
ヤコフ・カスマン(Pf)
シンプルなだけに難しい、ハイドンのソナタ集。カスマンは、見事な和声とリ
ズムの感覚で弾いてのけています。

CAL 6306 \1350
ベートーヴェン:
第26番「告別」、第21番「ワルトシュタイン」、第27番Op.90
インゲル・セデルグレン(Pf)
この9月にも来日した大コントラルト歌手、シュトゥッツマンにとってもかけ
がえのないパートナーであるセデルグレン。シュトゥッツマンも絶賛の「告別」
など名曲ぞろいの一枚です。

CAL 6221 \1350
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番、幻想曲op.116、4つの小品op.119
インゲル・セデルグレン(Pf)
シュトゥッツマンにも「母なる大地のような」「母乳のような」と表現される、
実に深くあたたかみのあるセデルグレンのブラームス。




<TDK>
TDKAD 021 2枚組 \3650
[CD1]
ハイドン:交響曲第63番ハ長調「ラ・ロクスラーヌ」
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.364(320d)*/**
[CD2]
モーツァルト:交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」
[アンコール]
ハイドン:交響曲第63番ハ長調「ラ・ロクスラーヌ」終楽章(初版)
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
若松夏美(Vn)* 高田あずみ(Va)**
録音:2006年6月17日東京・浜離宮朝日ホール(ライヴ録音)
音声収録編集:櫻井卓
若松夏美、高田あずみをソリストとして迎えたOLC第15回プロジェクトのライヴ。
ハイドン「ラ・ロクスラーヌ」とモーツァルト「リンツ」の2つのハ長調交響曲、
そしてヴァイオリンの若松夏美、ヴィオラの高田あずみの両コンサートマスタ
ーの息の合った演奏で聴くモーツァルト「協奏交響曲」と彩り豊かなプログラ
ムです。モーツァルト「協奏交響曲」では実に美しく響き渡る2人のソリスト
に聴き惚れます。
緻密なアンサンブル、絶妙なバランスの演奏で、ハイドンとモーツァルトの音
楽の愉しみを味わうことが出来ます。




<PRAGA>
PRDDSD 250229(SACD-Hybrid) \2580
ショパン:チェロソナタ Op.65
同:序奏と華麗なポロネーズ Op.3
グリーグ:チェロソナタ Op.36
ミハル・カニュカ (Vc)、ヤロミール・クレパーチ(Pf)
プラジャークSQのチェロ奏者を務めるカニュカとライヒャ・トリオのピアノ奏
者を務めるクレパーチの共演。つややかでしっとり落ち着いた大人の音楽を聴
かせてくれます。秋にピッタリ。

PRDDSD 250222(SACD-Hybrid) \2580
ボロディン:
弦楽四重奏曲第1番イ長調
弦楽五重奏曲ヘ短調
コチアン四重奏団、ミハル・カニュカ(Vc)
濃厚に香る土臭い雰囲気が魅力の弦楽四重奏曲第1番と、2つのチェロを伴う弦
楽五重奏曲、2曲のカップリングです。ボロディン自身チェロを演奏したとい
うこともあって、充実した弦楽器の響きがたのしめます。

PRDDSD 250225(SACD-Hybrid) \2580
バルトーク:弦楽四重奏曲第5番、第6番
パルカニ四重奏団
パルカニ四重奏団は、1984年に設立されました。1976年に設立されたオルラン
ド弦楽四重奏団の創立メンバーも3人参加している、名門の弦楽四重奏団です。
今後、バルトークの弦楽四重奏曲全曲、そして、ヴェイネル、クルタークの弦
楽四重奏曲も録音していくことになっています。激しい曲調の第5番、そして
葬送の第6番、どちらも言うことなしの出来栄えです。

PRDDSD 250232(SACD-Hybrid) \2580
ショスタコーヴィチ:室内交響曲ハ短調op.110a
バーバー:弦楽のためのアダージョ
アントニン・ウラディル率いるプラハ室内管弦楽団(指揮者なし)
一曲目のショスタコーヴィチの室内交響曲は、ナチスの犠牲となったユダヤ人
の追悼のために作曲された弦楽四重奏曲第8番の編曲。追悼の音楽であると同時
に、ショスタコーヴィチ自身の自伝のような作品は、抗いがたい魅力と壮絶な
感情に満ちています。カップリングのバーバーも、この世ならざる美しさです。

PRDDSD 250236(SACD-Hybrid) \2580
ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調op.51-2、弦楽五重奏曲ト長調op.111
プラジャーク弦楽四重奏団、ウラジミール・ブハッチ(Va)
名曲、ブラームスの弦楽四重奏曲第2番は、冒頭の弦のすすり泣くような旋律か
らノックアウト。演奏、録音、ともに申し分ないものです。ヴィオラにターリ
ヒ四重奏団のヴィオラ奏者をむかえての弦楽五重奏曲も、弦楽四重奏曲とは違
った明るく抜ける音色が魅力です。





<CALLIOPE>
CAL 9358 \1980
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61 
ロマンス第1番ト長調op.40 
ロマンス第2番ヘ長調op.50
レジス・パスキエ(Vn)
エマニュエル・ルデュック=バロム(指)バルチック室内管弦楽団
第1楽章の冒頭から、高貴のきわみのオーケストラの音色に驚かされます。つづ
いて始まるヴァイオリンも、天上から降ってくるかのような美しさです。輝か
しく美しい音色は、一音たりとも聞き逃してはもったいない、と思わせるほど。
つづくロマンス2曲も絶品。パスキエのヴァイオリンの明るくあたたかみのある
音色、きわめて絶妙な音程のとりかたには脱帽です。

CAL 9355 \1980
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタop.134
ヴィオラとピアノのためのソナタop.147
ヤン・ターリヒ(Vn)、ウラジミール・ブハッチ(Va)、
ヤコフ・カスマン(Pf)
ハンガリー出身の名手たちによる、ショスタコーヴィチの作品集。カスマンの
クールでちょっと枯れたようなピアノの音色、そしてターリヒのヴァイオリン
の濃さ、ブハッチのヴィオラのうまいこと!辛口かつねっとりとした歌い方が
実に見事です。

CAL 9362 \1980
ショパン:
ポロネーズop.53≪英雄≫、マズルカop.17(4曲)、ポロネーズop.26-1、
op.40-1、op.40-2、マズルカop.67(4曲)、アンダンテ・スピアナートと華麗
なる大ポロネーズ
ロマン・エルヴェ(Pf)
フランス出身の気鋭ピアニスト、ロマン・エルヴェによるショパン作品集。銘
器ファツィオーリのなつかしい音色で、マズルカのリズムが踊ります。アンダ
ンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズもダイナミズムも豊かで見事です。

CAL 9391 \1980
バーンスタイン:歌劇「タヒチ島の騒動」
コープランド:音楽劇「静かな都会(クワイエット・シティ)」
パスカル・ヴェロ(指)ピカルディー管弦楽団
歌手:レティツィア・シングルトン、セバスティアン・ルモワーヌ、
デイヴィッド・グリアー、アンヌ・クレマン、
セリーヌ・ヴィクトワーズ=ブナヴェンテ、フィリップ・ドゥー、
ヴィンサン・オルドンヌ
「タヒチ島の騒動」は40分ほどの歌劇。バーンスタイン自身が歌詞と音楽を作
りました。ブロードウェイやハリウッドへの憧れの裏にある悲しい現実といっ
たものが題材になっています。登場人物は2人、そして、語り部的な存在の合
唱がでてきます。エレガントなジャズ的要素の管弦楽部分と、中流階級の満た
されぬ人々の鬱屈した思いの声楽が対比をなしています。




<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 060801 \2280
マラン・マレ(1656-1728):ヴィオール曲集 第2巻より
「スペインのフォリアによる変奏曲」、
「組曲 ホ短調 (サント・コロンブ氏に捧げるトンボー)」、
ヴィオール曲集 第4巻より「迷宮」
マリアンヌ・ミュレ(指&Gamb) アンサンブル・スピラーレ
[シルヴィ・アブラモヴィッチ(Gamb)、ヴィオレーヌ・コチャール(Cemb)
シャルル・エドワール・ファンタン(バロック・ギター)、
クレーヌ・アントニーニ(テオルボ)]
録音:2005年10月
今年はモーツァルト・イヤーで盛り上がっていますが、ヴェルサイユ宮廷で活
躍したヴィオールの名手マラン・マレの生誕350年でもあります。マレの代表的
な作品は5巻にわたるヴィオール集。その中でも1701年マレが45歳の時に刊行さ
れた第2巻は18分に及ぶ大作の「ラ・フォリア」や「サント・コロンブ氏に捧げ
るトンボー」がおさめられ取り上げられる機会の多い作品集です。エスペリオ
ンXXなどの団体で活動もするガンバ奏者マリアンヌ・ミュレが率いる新鋭の古
楽奏者を集めたアンサンブル・スピラーレの冴え渡る音色と多彩な音楽表現を
見せています。
この録音は昨年惜しくもこの世を去ったガンバ奏者ソフィー・ワティヨンに捧
げられています。

ZZT 061001 \2700
CD+BONUS DVD(NTSC)
日本語字幕付
ジョゼフ・コスマ(1905-1969):シャンソン集
そのつもりでも/バルバラ/愛し合う子供たち/手廻しオルガン/学校の帰り道/
鳥刺しの歌/割れた鏡/そして祭りは続く/美しい季節/のんき大将/蟻/二匹のカ
タツムリ/伝言/枯葉
他 全30曲
ボーナスDVD:ジョゼフ・コマス インタビュー/「バルバラ」他
全6曲 クリップ
フランソワーズ・マセ(S) クリスティーヌ・イカール(Hrp)
録音:2005年5月
「枯葉」が非常に有名なシャンソン作曲家ジョゼフ・コスマ。また「枯葉」の
作詞、映画「天井桟敷の人々」の脚本家でも有名なあるジャック・プレヴェー
ルの詩を中心としたコスマのシャンソン集です。
プレヴェールとコスマによるシャンソンでは何といっても「枯葉」が筆頭にあ
げられますが、「枯葉」は、コスマの曲にプレヴェールが後で詞をつけた珍し
い作品。他の作品はすべて、詩にコスマが曲をつけたもの。シャンソンは言葉
ありきの歌なのです。「バルバラ」もその一つで、ほとんど語るように歌い上
げる絶妙なバランスです。また、シャンソンの代表作品「バルバラ」と「その
つもり」の録音風景とコスマのインタビューなどを収録した30分の特典DVD付
き(日本語字幕あり)です。





<BIS>
BIS SA 1541(SACD-Hybrid) \2380
J. S. バッハ:カンタータ全集 Vol.33
第41番「イエスよ、いま讃美を受けたまえ」BWV41
第92番「われは神の御胸の思いに」BWV92
第130番「主なる神よ、われらこぞりて汝を頌め」BWV130
野々下由香里 (Sop)、ロビン・ブレイズ (Ms)、ヤン・コボウ (Ten)、
ドミニク・ヴェルナー (Bs)、鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
SACDハイブリッド盤。BCJ最新盤は1725年のカンタータ集。第41番「イエスよ、
いま讃美をうけたまえ」は、新年の祝日用カンタータで、トランペット、オー
ボエ各3本を伴う華やかな作品です。チェロ・ピッコロが彩りを添えるテノー
ルの美しいアリアも聴きもの。第92番「われは神の御胸の思いに」は、ゲル
ハルトの優美なコラールに基づく大曲で、コラール旋律が様々な形で現れる秀
逸な作品。天使ミカエルの祝日用カンタータである第130番「主なる神よ、わ
れらこぞりて汝を頌め」とあわせてお楽しみください。

BIS SA 1559(SACD-Hybrid) \2380
ロドリーゴ:田園協奏曲
ボルヌ:カルメンの歌による華麗な幻想曲
イベール:フルート協奏曲
シャロン・ベザリー(フルート)、
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO
SACDハイブリッド盤。フルートの美神シャロン・ベザリーが近代の難曲として
知られるロドリーゴとイベールに挑戦しました。ブラジルのオーケストラがラ
テン的情熱を込めたバック務めているのも魅力。鮮烈さと生命感に満ちた世界
を堪能できます。

BIS SA 1523(SACD-Hybrid) \2380
ウェーバー:
クラリネット協奏曲第1番ヘ短調 Op.73
同第2番変ホ長調 Op.74
クラリネット小協奏曲変ホ長調 Op.26
クラリネット五重奏曲変ロ長調 Op.26(弦楽オーケストラ版)
マルティン・フレスト(クラリネット)、
ジャン=ジャック・カントロフ(指)タピオラ・シンフォニエッタ
SACDハイブリッド盤。オペラ風なロマン的な香りに満ちたメロディと華やかな
技巧で知られるウェーバーのクラリネット作品。それをスウェーデンの名人フ
レストの演奏で楽しめるのだから嬉しい限り。クラリネット五重奏曲は弦楽オ
ーケストラの伴奏で、さらなる充実が味わえます。

BIS 1281 \2250
HK.グルーバー:喉開陳 (2000)
ダニエル・ベルツ:ペインティング (2000)
ポウル・ルーザス:ルヴェイユ&ルトラ (2003)
ロバート・ヘンダーソン:変奏楽章 (1967)
ロビン・ホロウェイ:無伴奏トランペットソナタ (1999)
ホーカン・ハーデンベルガー(Tp)
名トランペット奏者ハーデンベルガー久々の新譜。大半が彼のために書かれた
作品で、グルーバーの「喉開陳」は単音楽器であるトランペットにポリフォニ
ックな音楽をさせているそう。ハーデンベルガーだからできる名人芸にひたれ
ます。

BIS 1626/8 12枚組 \6750
グリーグ:ピアノ曲全集
ピアノ独奏曲全曲
ノルウェー舞曲集(4手)
ピアノ協奏曲イ短調 Op.16(現行版)
ピアノ協奏曲イ短調 Op.16(オリジナル版)
エヴァ・クナルダール、ルーヴェ・デルヴィンエル (Pf)、
シェル・インゲブレツェン (Pfと指)ロイヤル・フィル、
広上淳一(指)ノールショピングSO
曖昧さのかけらもない楷書風の演奏ながら、なんともいえない滋味にあふれた
クナルダールのグリーグ。BIS初期のベストセラーが12枚組特別価格。今年9月
に世を去られたクナルダール女史の追悼盤でもありますが、デルヴィンエルに
よるピアノ協奏曲のオリジナル版と初期未発表ピアノ曲まで含まれサービス満
点。来年はグリーグの歿後百年でもあり、ピアノ好きなら是非持っていたい
セットと申せましょう。

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06-10 No.9

2006年10月11日 17時40分56秒 | Weblog
<harmonia mundi>
HMC 901925 \2250
ジョリヴェ(1905-1974):ヴァイオリン協奏曲
ショーソン(1855-1899):詩曲op.25
イザベル・ファウスト(Vn)
マルコ・レトーニャ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
今をときめくヴァイオリニスト、イザベル・ファウストの待望の新譜の登場で
す。ファウストは2005年11月にもアルミンクと新日フィルの公演で共演し、ハ
ルトマンの難曲「葬送協奏曲」を、超越的な集中力と非常に安定した音程とテ
クニックで見事に演奏して、日本の聴衆を圧倒しました。
今確実にそのファンが増えている作曲家、ジョリヴェのヴァイオリン協奏曲は、
オーケストラ、ヴァイオリンの両者にものすごいエネルギーと技巧を要求する
難曲。ファウストは、このマグマのような熱い作品に、自身のもつしなやかさ、
強さ、そして優しさ、すべてのパワーを全開にして立ち向かっています。エネ
ルギーと叙情の核融合的作曲家、ジョリヴェのヴァイオリン協奏曲の決定盤と
いってもよい名演奏の誕生です。つづくショーソンの詩曲は、オケの前奏から
してただならぬ雰囲気。ファウストのヴァイオリンのソロが奏でられる瞬間、
聴いていて体がとろけてしまいそうなほどの美しさにノックアウトされます。

HMU 907409 \2250
リスト:
ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調、巡礼の年報第2年「イタリア」、
メフィスト・ワルツ第1番、ワルツ、ゴルチャコフ即興曲
ジョン・ナカマツ(Pf)
ジョン・ナカマツは、米の名門スタンフォード大学の大学院(教育学)修了後、
6年間高校のドイツ語の教師として教鞭をとっていました。そして、1997年の
ヴァン・クライバーン・コンクールで優勝したのを機に、本格的にプロのピア
ニストとしての活動を開始したという経歴の持ち主です。2004年の待望の日本
デビューでは、秋山和慶指揮の東京交響楽団とチャイコフスキーのピアノ協奏
曲を快演し、その正確無比のテクニックと熱い音楽性で聴衆を魅了しました。
今年も7月に来日、秋山指揮の東響とラフマニノフの協奏曲第3番を熱演、ファ
ンを魅了しました。
ナカマツならではの濃厚な音楽性、正確無比なテクニック、すべてが完璧に
マッチしたリストの演奏。実はナカマツは9度の音程になるとちょっときつい
という小さな手の持ち主ですが、そんなことは微塵も感じさせない「ダンテを
読んで」や「メフィスト・ワルツ」は必聴です。まるでリストが乗り移ったか
のような魔力すら漂います。

HMC 901903 3枚組 \4500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集vol.2
[CD1]
第8番「悲愴」ハ短調op.13 
第11番変ロ長調op.22 
第28番イ長調op.101
[CD2]
第9番ホ長調op.14-1 
第10番ト長調op.14-2 
第24番嬰ヘ長調op.78 
第21番「ワルトシュタイン」ハ長調op.53
[CD3]
第27番ホ短調op.90
第25番ト長調op.79(「かっこう」) 
第29番「ハンマークラヴィーア」変ロ長調op.106
ポール・ルイス(ピアノ)
録音:2005年12月、2006年3月
ブレンデルの薫陶を受けたポール・ルイスのベートーヴェンは師匠仕込みのき
わめて端正なもの。ワルトシュタインの第1楽章など、比較的若いピアニストだ
とついつい力で弾いてしまいがちですが、見事なコントロールによる絶妙なテ
ンポ加減で、曲のもつエネルギーに流されることなく聴かせてくれます。「悲
愴」の冒頭のテンポは彼にしかなしえない「遅すぎない」ギリギリのところで
す。若くしてこれだけの抑制のきいた境地でベートーヴェンを弾くことができ
るとは、ポール・ルイスは将来なかなかおそろしい大物になるかもしれません。

HMI 987066 \2250
「The Devil’s Dream」
ジョン・ダウランド(1562-1626)、フィリップ・ロセスター(1567-1623)、
トビアス・ヒューム(1579-1645)、ウィリアム・バード(1539-1623)、
ギエルミ、ピアンカらの作品
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ)、
ルーカ・ピアンカ(リュート、キタローネ)、
グラシエラ・ジベリ(ソプラノ)
16-17世紀に英国で生まれた音楽の玉手箱のようなCDです。当時英国の音楽は、
すべて民族の文化に根ざしたいわばフォークロア調のものでした。ヒュームの
作品も、ダウランドの作品も、そのインスピレーションはすべてその土地特有
の調べから得られたものなのです。現代を生きるピアンカとギエルミの作品も
同時収録されていますが、400年の時を隔てて生み出されているにも関わらず違
和感なく聴けるのは、音楽に流れている同じ「血」のせいだといえるでしょう。





<Altara>
ALT 1017 \1980
モーツァルト:ピアノ・デュオ作品集
4手のためのソナタ ハ長調K.521
同 ニ長調K.381(123a)
同 ハ長調K.19d
同 変ロ長調K.358(186c)
ペーテル&パトリック・ヤブロンスキー・ピアノ・デュオ
春の祭典ほか(ALT.1001)につづくヤブロンスキー兄弟のピアノ・デュオによ
る第2弾はモーツァルト・アルバム。わずか9歳のときに書いたK.19a、1772年
と1774年ともにザルツブルクで書かれた2曲(K.358と381)、さらに4手最後の
作K.521を収めています。どの曲にも流れる軽みと親しみ易さがなんともチャ
ーミング。明るく楽しくピッタリと息の合ったところを聴かせる彼らですが、
ジャズのたしなみもあるペーテルの持ち味からか、自由で伸び伸びした表情に
も魅かれます。




<naive>
E 8904 8枚組
\3780※10月15日までのご注文分 \5150※通常価格
期間限定特別価格
モーツァルト:ダ・ポンテ3大歌劇集
歌劇「フィガロの結婚」、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」、
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
王室大厩舎・王宮付楽団、
ユベール・クレサン、ニコラス・リヴァンク(Br)、ダニエル・ボルスト、
ソフィー・マラン・ドゴル、
ラウラ・ポルヴェレッリ(S)、パトリック・ドヌリー(Bs-Br)、
ヴェロニク・ジャンス(Ms)、ソフィー・フルニエ(S)、
サイモン・エドワーズ(T)
マルゴワールのボックスセットの再登場です。今回は豪華ブックレットつき。
この箱は、コジ・ファン・トゥッテの中に、今まで単独曲として伝わってい
たアリアを含めるなどマルゴワールの研究成果もいたるところに反映されて
いる貴重なものです。バラ売りのものはもう廃盤、このきれいなボックスセッ
トがこの価格で手に入るとは!2007年以降は通常の価格に戻ります。
モーツァルト・イヤーの最後を飾るダメオシの一打です。




<Profil>
=ドレスデン・シュターツカペレ・エディション=
PH 06039 \2150
ベルリオーズ:テ・デウムOp.22
モーツァルト:キリエ ニ短調K.341
ニール・スチュアート(T)
ハンス=ディーター・シェーネ(Org)
ドレスデン国立歌劇場Cho.、ドレスデン・シンフォニーCho.
ドレスデン・ジングアカデミー、ドレスデン・フィルハーモニック児童Cho.
ドレスデン国立歌劇場児童Cho.
サー・コリン・デイヴィス(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1998年10月3、4日ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)
1998年9月22日に創立450周年を迎えたドレスデン・シュターツカペレ。首席指
揮者シノーポリのあと、記念シーズンの第2回シンフォニー・コンサートでデ
イヴィスが取り上げたのはベルリオーズの大作テ・デウム。Philips、LSO
Liveと一連の録音を通じて自他ともに認めるスペシャリストの手がける期待の
プログラムといえるでしょう。
さすがは幻想交響曲の鬼才ベルリオーズが書いた宗教曲というべきでしょうか。
テ・デウムは空間の効果と壮大な規模による圧倒的な音響という点で「レクイ
エム」と双璧を成すもの。キリスト教への信仰をもたなかったベルリオーズに
とっては宗教色以上に、セレモニアルな巨大で特殊な編成による演奏効果にそ
の特徴があるといえます。
オルガン、オーケストラ、3声部をもつ2群の合唱、さらには600人の児童合唱
という途方もない編成とその配置に、異常ともいえる独特の空間の感覚が冴え
渡っています。オルガンはオケと対峙し、児童合唱も2群の合唱とは分離され、
オケはオケ、オルガンはオルガンとして独立して用いられています。
冒頭のオケの全奏と、これに続くオルガンの重低音から洪水のように押し寄せ
る大音響。中間楽章の静謐な音楽も魅力ですが、圧巻はやはり終曲の「われ信
ず、審判に」を迎えるあたり、絶頂が幾重にも折り重なってゆき、ひたすら感
動的。
カップリングは、絶筆のレクイエムと同じ調性によるモーツァルトのキリエ。
わずか10分にも満たない短い作品ですが、こちらもまた哀愁を帯びた美に引き
込まれます。
かねてより機会にふれて声楽曲への熱い思いを寄せてきた名匠デイヴィスによ
るベルリオーズとモーツァルト。ドレスデンの豊かな響きを得て、オケのメモ
リアル・イヤーを飾るにふさわしい出来栄えとなっています。

PH 07010 \2150
プフィッツナー:大管弦楽のための交響曲ハ長調Op.46
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
同:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
同:楽劇「サロメ」より7つのヴェールの踊り
同:祝典前奏曲Op.61
カール・ベーム(指)
クルト・シュトリーグラー(指)ハンス・アンデル=ドナート(Org)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1941年1月、1939年1月ドレスデン、ゼンパーオーパー
1944年5月17日ドレスデン、聖母教会
ベームといえば、いくつものオペラをドレスデン時代に初演した実績からも
シュトラウスのスペシャリストとして知られます。音楽監督在任中に吹き込ん
だこれらの録音では、鮮やかに駆け抜けるドン・ファン、ティルのセンスのよ
さ、官能的なサロメと、流れるように柔軟な音楽がすばらしいの一語。父とお
じを当オケのヴァイオリン奏者にもつシュトリーグラー(1886-1958)も当オ
ケゆかりの指揮者。1913-45年、52-53年にかけてドレスデン国立歌劇場のカ
ペルマイスターを務めています。祝典前奏曲以外ははエレクトローラSPからの
復刻。祝典前奏曲は帝国放送のマスター・テープを当エディションのため
に修復したもの。すべてたいへん聴きやすい音質です。

PH 06035 \2150
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
マルガレーテ・テシェマッハー(S)エリーザベト・ヘンゲン(Ms)
トルステン・ラルフ(T)ヨーゼフ・ヘルマン(Br)
カール・べーム(指)
ドレスデン・シュターツカペレ&ドレスデン国立歌劇場Cho.
録音:1941年ドレスデン
ドレスデンの音楽監督時代(1934-43年)のべームが遺した第九。なるほど彼
こそはライヴの人などといわれますが、ここでのべームは晩年のスタジオ盤と
は別人のような熱く激しい音楽が特徴。独唱陣は同じべーム指揮によるシュト
ラウスの「ダフネ」世界初演時のキャストだったテシェマッハーやラルフをは
じめとする、いずれも当時のドレスデンのベスト・キャスト。この放送用録音
は他社からの復刻盤でも広く知られる内容ですが、このたび復刻では音質も驚
くほど自然で聴きやすいものとなっています。




<BONGIOVANNI>
GB 2397 2枚組 \3960
チマローザ:「焼きもち焼きの夫」
ブルーノ・デ・シモーネ(Br ドン・コルボローネ)
ヴァッシリキ・カラヤンニ(S ジスモンダ) 
マリアンナ・ピッツォラート(Ms ドリーナ)
カルメン・ジャンナッタージョ(S エウジェーニア) 
ファン・ホセ・ロペラ(T ヴァレーリオ)ほか
アントニーノ・フォリアーニ(指)
ナポリ・サン・カルロ劇場管弦楽団
録音:2003年7月20日
18世紀後半のイタリアオペラ最大の作曲家といえば、この人、ドメニコ・チマ
ローザ(1749-1801)。イタリア各地で活躍したのはもちろん、エカテリーナ
2世にペテルブルグに招かれたり、ウィーンの宮廷楽長となって有名な「秘密
の結婚」を作曲したり、と国際的に大人気でした。「焼きもち焼きの夫」(題
名は直訳すると「必死の夫」)は、1785年にナポリで初演されたオペラ。焼き
もち焼きのドン・コルボローネは、妻のジスモンダを家に閉じ込めていて、そ
れに女中のドリーナが反発、ジスモンダを手助けするが、そこに未亡人のエウ
ジェーニアとその恋人のヴァレーリオが加わってさらに混乱、というようなお
話。ゲーテがワイマールで観て、シラーに「完璧」と手紙を書いたといいます。
30年程前に海賊LPが出たことがあるだけで、これが初録音。ブルーノ・デ・シ
モーネ、マリアンナ・ピッツォラート、ファン・ホセ・ロペラと、ロッシーニ
で有名な歌手が中心となって楽しい演奏になっています。「イタリアのヴェル
サイユ宮」と讃えられる、世界遺産のナポリのカゼルタ王宮の宮廷劇場でのラ
イヴ。

GB 1195 2枚組 \3960
ベッリーニ:「清教徒」
ヴィルジーニャ・ゼアーニ(S エルヴィーラ) 
マリオ・フィリッペスキ(T アルトゥーロ) 
アルド・プロッティ(Br リッカルド) 
アンドレア・モンジェッリ(Bs ジョルジョ)ほか
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)
トリエステ・ヴェルディ劇場管弦楽団、合唱団
録音:1957年2月12日,トリエステ
今回始めてCDになる、トリエステでのライヴ録音。これはかなり白熱した演奏
で、聞き応えの大きな「清教徒」です。ルーマニア出身のプリマドンナ、ゼア
ーニと、高音に滅法強いテノール、フィリッペスキ、そして日本でも良く知ら
れている偉大なバリトン、プロッティと、役者が揃っている上に、名匠モリナ
ーリ=プラデッリが大変に気合いの入った指揮で、興奮!録音状態は、この年
代のイタリアのライヴとしては標準的。冒頭に若干の欠落があります。トリエ
ステ・ジュゼッペ・ヴェルディ劇場財団のクレジット付き。

GB 2554 \1980
マリア・ドラゴーニ アリア集
ヴェルディ:
「ナブッコ」,「マクベス」,「トラヴィアータ」,「運命の力」
ベッリーニ:「ノルマ」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
マスカーニ:「グリエルモ・ラトクリフ」
ビゼー:「カルメン」
からのアリア,ほか
マリア・ドラゴーニ(S)
スザンナ・ペシェッティ(指)オーケストラANCEM
録音:2001年4月,2003年11月
マリア・ドラゴーニは、1983年にマリア・カラス・コンペティションに優勝し、
プリマドンナとして長年活躍しているソプラノ。しかし録音が少なく、ことに
日本ではその実力が伝わらないらないままでした。このCDは、二つのコンサー
トのライヴ録音から取られたもの。ヴェルディを中心に、多彩な内容となって
います。

GB 2414 \1980
ペロージ:マルコ受難曲
ダヴィデ・ペリッセーロ(Br) フランコ・ポッダ(Br) 
ダヴィデ・バロンケッリ(T)ほか
アルトゥーロ・サッケッティ(指)アレッサンドリア古典交響楽団
ミラノ・ヨハン・セバスティアン・バッハ合唱団
録音:2005年10月23日
BONGIOVANNIの勧めるロレンツォ・ペロージ(1872-1956)の録音シリーズ、最新
刊は、マルコ受難曲です。ペロージは、ローマのシスティーナ礼拝堂の音楽監
督を務めた人物で、敬虔で控えめな作風。極めて保守的な音楽のため、ほとん
ど忘れられていましたが、昨今再評価されています。このマルコ受難曲は、も
ともと1897年に作曲された3つの別個の作品でしたが、それらがまとめられ、
その年の暮れに初演されました。静謐な美に満ちた音楽で、日常の喧騒から逃
れた一時を楽しめます。





<VIRGIN CLASSICS>
DVBW-3706369(DVD-Video) \2850
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調
ルート・ツィーザク(ソプラノ)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
ダニエル・テイラー(カウンター・テナー)
ポール・アグニュー(テナー)
ディートリッヒ・ヘンシェル(バリトン)
パリ・ノートル・ダム聖歌隊(指揮:ニコラ・コルティ)
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
ジョン・ネルソン指揮
06年3月の公演を収録した期待の映像です。ネルソンのノートル・ダム寺院で
のバッハ3部作がスタート、その第1弾を収録した映像の登場です。名歌手、
ノートル・ダムの聖歌隊、そして手兵のオケとのバッハ3部作プロジェクトは
3年がかりでノートル・ダム寺院を会場に、07年ヨハネ受難曲、08年マタイ受
難曲が予定され何れも映像収録される予定です。ご期待下さい。
ボーナス映像:ネルソンとパリ大司教のインタヴュー、典礼の模様
LPCMステレオ2.0/ドルビー5.1サラウンド/DTS5.0サラウンド
字幕:英、仏、独、西

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06-10 No.8-1

2006年10月09日 18時51分58秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
734210(DVD-Video) 2枚組 \6400
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集+協奏交響曲
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ユーリ・バシュメット(Va)
カメラータ・ザルツブルク
CDで共演したロンドン・フィルから、こちらのDVDでは目下モーツァルト・イヤ
ーで引っ張りだこの人気オケ、カメラータ・ザルツブルクにバックを替えた点
が興味をそそるところです。CDでは、ムターが乗り移ったかのように渾然一体
となったロンドン・フィルの見事なパフォーマンスに唖然とさせられましたが、
カメラータ・ザルツブルクがムターとどのようなコラボレーションを聴かせて
くれるのかが大いに期待するところです。とはいえ、ムターの艶姿を映像で楽
しみながら聴けることこそが何といっても一番の楽しみといえるでしょう。

734300(DVD-Video) 3枚組 \6400
「パヴァロッティ at MET 3DVDボックス」
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」全曲 (73 4021)
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」全曲 (73 4025)
プッチーニ:歌劇「ボエーム」全曲 (73 4025)
DECCAの看板アーティストであるパヴァロッティのBOXがDGからリリースとなる
と、ちょっと違和感があるかも知れませんが。ともかく、現代最高の人気と実
力を誇り「生きる伝説」テノールであるパヴァロッティが重要な役どころを歌
ったMETの映像作品3作が、BOXとなって登場です。もちろん、どのオペラを見
るにもファースト・チョイス足るべきDVDばかりですので、パヴァロッティ・
ファンならずともうれしいリリース。なんといっても、これら3枚が2枚価格で
手に入るのですから!しかも、ボーナス映像として、ルチアーノ・パヴァロッ
ティ、ジェイムズ・レヴァイン、レナータ・スコットのインタビューが付加さ
れています。



<Decca>
4757753 \1850
レオンカヴァルロ:歌劇 「道化師」 全曲
アンドレア・ボチェッリ(T)、アナ・マリア・マルティネス(S)、
ステファノ・アントヌッチ(Br)、フランチェスコ・ピッコリ(T)、
ロベルト・アックルゾ(Br)、他
コーロ・ディ・ヴォーチ・ビアンケ(少年合唱団)
“ガウデアムス・イジトゥール”コンチェントゥス
ベッリーニ大劇場管弦楽団&合唱団
指揮:スティーヴン・メルクリオ
録音:2002年6月24日-7月4日、ベッリーニ大劇場

4757853 \1850
マスカーニ:歌劇 「カヴァレリア・ルスティカーナ」 全曲
アンドレア・ボチェッリ(T)、パオレッタ・マロク(S)、
エンケレイダ・シュコーザ(Ms)、エレナ・ベルフィオーレ(A)、
ステファノ・アントヌッチ(Br)、他
ベッリーニ大劇場管弦楽団&合唱団
指揮:スティーヴン・メルクリオ
録音:2002年6月24日-7月4日、ベッリーニ大劇場
2006年、自己最高位となるビルボード・アルバム・チャート第3位となった
「Amore」をリリースしたアンドレア・ボチェッリ。10月18日には日本盤も発売
となり、日本の洋楽ファンにも一躍その名が知れ渡る時がやってきました。そ
んな折の朗報!逆に久しぶりともいえる、クラシック作品、しかも人気オペラ
2作の新録新譜がリリースとなります。2002年の夏にセッション録音されてい
ながら、どういうわけか4年も経ってようやくリリースされるのは、このタイ
ミングを待っていたということなのでしょうか?なんにせよ、ヴェリズモ・オ
ペラの代表的人気曲である「道化師」と「カヴァレリア・ルスティカーナ」そ
れぞれに、また楽しみな一枚が加わりました!

4756051 7枚組 \6300
ブリテン・コンダクツ・ブリテン 4
CD1
ピアノ協奏曲 作品13
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
イギリス室内管弦楽団
ヴァイオリン協奏曲 作品15
マーク・ルボトスキ(Vn)
イギリス室内管弦楽団
CD2
チェロ交響曲 作品68
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
イギリス室内管弦楽団
シンフォニア・ダ・レクィエム 作品20
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
カンタータ・ミゼレイコルディウム 作品69 
P.ピアーズ(T) D.F=ディースカウ(Br) 
ロンドン交響楽団&合唱団
CD3
弦楽のための前奏曲とフーガ 作品29、
シンプル・シンフォニー 作品4、
フランク=ブリッジの主題による変奏曲 作品10
イギリス室内管弦楽団
青少年のための管弦楽入門 作品34
ロンドン交響楽団
CD4
パゴダの王子 作品57 (第1&2幕)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
CD5
パゴダの王子 (第3幕)
左手のピアノと管弦楽のための主題と変奏(ディヴァージョンズ) 作品21
ジュリアス・カッチェン(Pf)
ロンドン交響楽団
ミケランジェロの7つのソネット
P.ピアーズ(T) B.ブリテン(Pf)
CD6
ジョン=ダンの神聖なソネット 作品35
P.ピアーズ(T) B.ブリテン(Pf)
ウィリアム=ブレイクの歌と格言 作品74
D.F=ディースカウ(Br) B.ブリテン(Pf)
冬の言葉 作品52
P.ピアーズ(T) B.ブリテン(Pf)
ティト・フォー・タト
J.S=カーク(Br) B.ブリテン(Pf)
CD7
セレナード 作品31、
イリュミナシオン 作品18
P.ピアーズ(T) B.タックウェル(Hr)
ロンドン交響楽団
ノクターン 作品60
P.ピアーズ(T) イギリス室内管弦楽団
指揮:ベンジャミン・ブリテン
没後30周年ということで、国内盤のリリースも盛んで、どれもご好評を頂いて
いるブリテン自作自演集ですが、インターナショナルのほうでは、今回第4弾
ということで、指揮だけでなブリテンによるピアノ伴奏録音なども含んだ大変
興味深いセットです。いずれもブリテン自身による極め付きの演奏。親交深い
リヒテルとの息の合ったピアノ協奏曲、今もなお決定的名演として揺るぎない
ロストロポーヴィチによるチェロ交響曲、セレナードでのタックウェルが吹く
ナチュラル・ホルンの柔和な音色、ノクターンにおけるピアーズによって再現
された神秘的な世界など、ブリテン・ファン必携必聴のBOXセットです。

4757981 \2650 2枚組
完全限定盤
世紀の歌声-ジョーン・サザーランド生誕80周年記念
CD1
1.グノー:「ロメオとジュリエット」-私は夢に生きたい  
2.ヴェルディ:「椿姫-そはかの人か-花から花へ 
3.ドリーブ:「ラクメ」-若いインドの娘はどこへ<鐘の歌> 
ローマ歌劇場管/モリナーリ=プラデルリ指揮  Recorded 1960
4.ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」-神にそむいた私を罰して下さい!
LSO/ボニング指揮 Recorded 1963
5.ビゼー:交響的頌歌「ヴァスコ・ダ・ガマ」-君の心を開け  
OSR / ボニング指揮 Recorded 1969
6-8.ドニゼッティ:
「ランメルモールのルチア」-ああ,気の毒に、おそろしい亡霊があらわれて、
薔薇で飾られているわ 
OASCR /プリッチャード指揮 Recorded 1962
9.ベッリーニ:「ノルマ」-扇動する戦いの声が…清らかな女神よ 
ローマ歌劇場管/モリナーリ=プラデルリ指揮  Recorded 1960
10.オッフェンバック:「ホフマン物語」-森の小鳥はあこがれを歌う  
OSR/ボニング指揮 Recorded 1969
11.ベッリーニ:
「清教徒」-おお,私に希望を返して下さいませ…ここであなたのやさしいお声が
ローマ歌劇場管/モリナーリ=プラデルリ指揮 Recorded 1960
12.ホイベルガー:「オペラ舞踏会」-別室で
13.J.シュトラウス II:「カサノヴァ」-尼僧の合唱
ニュー・フィルハーモニア管/ボニング指揮 Recorded 1966
14.マスネ:
「ル・シッド」-恐ろしい決闘のため心は打ちひしがれ…泣け,泣け,わが瞳よ
LSO/ボニング指揮 Recorded 1962
15.ベッリーニ: 「夢遊病の女」-ああ!私がひたっているこの喜びは
OMMF/ボニング指揮 Recorded 1962
CD2
1.グノー:「ファウスト」-なんと美しいこの姿(宝石の歌) 
ローマ歌劇場管/モリナーリ=プラデルリ指揮  Recorded 1960
2.ロッシーニ:「セミラーミデ」-麗しい光が 
LSO/ボニング指揮 Recorded 1966
3.ベッリーニ:「 テンダのベアトリーチェ」-もし墓に行かずにすんだなら
LSO/ボニング指揮 Recorded 1962
4.ドニゼッティ:
「連隊の娘」-決まってしまったのね・・・富も身分も 
ローマ歌劇場管/ボニング指揮 Recorded 1967
5.ヴェルディ:「リゴレット」-愛は心の太陽,そして生命なのだ
パヴァロッティ/LSO/ボニング指揮 Recorded: 1971
6.ヴェルディ:「リゴレット」-グァルティエルマルデ…慕わしい人の名は
LSO/ボニング指揮 Recorded: 1971
7.レハール:「エヴァ(工場の娘)」-それはただの幸運の夢
ニュー・フィルハーモニア管/ボニング指揮 Recorded 1966
8.ノエル・カワード:パシフィック 1860-チェンジング・ワールド
ボニング指揮 Recorded 1966
9.ドニゼッティ:「愛の妙薬」-親切なそよ風に聞いてごらんなさい
パヴァロッティ/ECO/ボニング指揮 ecorded 1970
10.プッチーニ:「トゥーランドット」-この宮殿の中で
パヴァロッティ/LPO/メータ指揮  Recorded 1972
11.ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」-Da tutti abbandonata
パヴァロッティ/OTCB/ボニング指揮 Recorded 1975
12.ドニゼッティ:「ルクレチア=ボルジア」-彼はわたしの息子でした
NPO/ボニング指揮 Recorded 1978
ボーナス・トラック - 完全初CD化!
13.ドニゼッティ:
「イングランドのロズモンダ」
(「ランメルモールのルチア」からの代替アリア)
あの方はまだ…風が私を心地よく舞わせてくれないものか…恋人よ、来たれ
OASCR/プリッチャード指揮  
Recorded 1961(originally released in the LP set of Lucia di Lammermoor)
11月7日の80回目のお誕生日にむけて、さまざまなリリースを行っているDECCA
ですが、ここに集大成、完全限定のアニヴァーサリー作がリリースとなります。
30年にものぼるDECCAへの録音史のなかから厳選された音源はもちろん、今回は
100Pを越える超豪華版のブックレットが付属。これには、オリジナル・ジャケ
ット付きのコンプリート・dィスコグラフィーも含まれており、サザーランドに
限らず、DECCAの輝けるオペラ録音史を俯瞰できる重要な資料として、すべての
クラシック・ファン必携の1枚といえます。
完全生産限定につき、ご注意ください。

●Decca Original Masters
4758134 5枚組 \4500
レナータ・テバルディ-アリアとデュエット
トラック・リスト未詳
レナータ・テバルディ(S) V/A

4758140 6枚組 \5400
アンセルメ Decca Recordings 1953-1967
*=インターナショナル初CD化!
CD1
J.S.バッハ:カンタータ BWV31「天は笑い、地は歓呼す」
ハイドン:交響曲 第22番 変ホ長調 「哲学者」*
ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調*
ウェーバー:序曲「幽霊の支配者」*、歌劇「プレチオーザ」序曲*
メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」 作品95
CD2
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」-ダッタン人の踊り
リャードフ:キキモラ -民話 作品63
ストラヴィンスキー:組曲「ペトルーシュカ」
シベリウス:交響曲 第4番 イ短調*
CD3
ドリーブ:「コッペリア」-前奏曲とマズルカ、「シルヴィア」-狩の女神
フランク:交響詩「のろわれた狩人」
シャブリエ:楽しい行進曲、歌劇「いやいやながらの王様」-スラヴ舞曲
フォーレ:歌劇「ペネロープ」-前奏曲
シューマン(グラズノフ編):謝肉祭*
CD4
フォーレ:組曲「マスクとベルガマスク」
ラヴェル:組曲「クープランの墓」
ドビュッシー(ビューザー編):小組曲
ドビュッシー(アンセルメ編):6つの古代の墓碑銘*
レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」*
CD5
オネゲル:劇的オラトリオ「ダビデ王」
シュザンヌ・ダンコ(Sp) マリー=リーズ・ド・モンモラン、
ポーリーヌ・マルタン(Ms) ミシェル・アメル(T)
オネゲル:パシフィック231
CD6
デュカス:バレエ「ペリ」-ファンファーレとポエム
リムスキー=コルサコフ:ドゥビーヌシュカ 作品62
レスピーギ:ロッシニアーナ*
ストラヴィンスキー:ロシア風スケルツォ
マルタン:7つの管楽器、ティンパニー、打楽器と弦楽合奏のための協奏曲
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1953-1967年、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
巨匠アンセルメによる、小品を多数集積した一風変わったBOXセット。オケはす
べて主兵のスイス・ロマンド管。インターナショナル初CD化を多数含みます。

4758147 6枚組 \5400
ヨッフム ベートーヴェン:交響曲全集(第1-9番)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:オイゲン・ヨッフム
(第9番-リゼロッテ・レープマン(S)、アンナ・レイノルズ(A)、
アントン・デ・リッダー(T)、ゲルト・フェルトホフ(Bs)、オランダ放送合唱団)
録音:1967-69年
巨匠ヨッフムが遺した3つのベートーヴェン:交響曲全集のうちの一つで、この
PHILIPS盤は、1950年代のDG盤と1970年代のEMI盤の中間に位置するもの。円熟
期にあたるヨッフムの最も充実した演奏として定評高い録音。

4758202 7枚組 \6300
クリフォード・カーゾン Deccaレコーディング Vol.4
1944-1970
CD1
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 「皇帝」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
CD2
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15
ロンドン交響楽団/指揮:ジョージ・セル
ブラームス:愛の歌 (18曲のワルツ) 4声と4手ピアノのための 作品52
ブラームス:
新しい愛の歌 (15曲のワルツ) 4声と4手ピアノのための 作品65
イルムガルト・ゼーフリート(Sp) キャスリーン・フェリアー(A)
ユリウス・パツァーク(T) ホルスト・ギュンター(Br) 
ハンス・ガルピアーノ(Pf)
CD3
シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17
シューマン:子供の情景 作品15
シューベルト:さすらい人幻想曲 D760
CD4
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 D667 「ます」
ウィーン八重奏団のメンバー
ブリテン:序奏とブルレスク風ロンド 作品23-1
ブリテン:悲劇的マズルカ 作品23-2
ベンジャミン・ブリテン(Pf)
ペイペル(1894-1947):交響曲 第3番 
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:エドゥアルド・ファン・ベイヌム
CD5
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K595
イギリス室内管弦楽団/指揮:ベンジャミン・ブリテン
CD6
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 K537 「戴冠式」
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K595
CD7
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K488
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K491
ロンドン交響楽団/指揮:イシュトヴァーン・ケルテス
クリフォード・カーゾン(Pf)
クリフォード・カーゾンによるシリーズ第4弾。DECCAに膨大な録音を遺してい
たことを改めて認識すると共に、決定盤級の名演がいくつも含まれていること
に驚かされます。モーツァルトのピアノ協奏曲第20番(ブリテン指揮)、クナ
と共演したベートーヴェンの第4&5番、信頼の厚かったジョージ・セルとのブ
ラームスの第1番など、名盤がびっしり詰まったBOXセットの登場です。

4758176 \1850
「敬愛なるベートーヴェン」OST
弦楽四重奏のための「大フーガ」 変ロ長調 作品133
タカーチ四重奏団
「互いに抱きあおう、百万人の人々よ!」(Lazarkiewicz)
ロンドン交響楽団
ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10-第3楽章
アシュケナージ
交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」-第4楽章
ハイティンク/コンセルトヘボウ管
アンナの練習曲とヴァリエーション (Lazarkiewicz)
ディアベッリ変奏曲より
コヴァセヴィチ
ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111-第2楽章
アシュケナージ
弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 作品59-3 「ラズモフスキー第3番」-第2楽章
タカーチ四重奏団
「太陽と月に背いて」「秘密の花園」などの女流監督、アニエスカ・ホランド
の最新作「敬愛なるベートーヴェン(Copying Beethoven)」のサウンド・トラッ
ク。晩年、耳が聴こえなくなったにもかかわらず、旺盛な創作活動を続けたこ
とは大変有名な話ですが、この映画では、この時期のベートーヴェンを支えた
ひとりの女性アンナに焦点をあてた物語になっています。そして、もっとも
フィーチャーされる楽曲は「第九」。サントラではハイティンク/コンセルト
ヘボウ管の演奏が使用され、その他ベートーヴェンのオリジナル作品もDecca/
Philipsアーティストの音源です。「アマデウス」でモーツァルト人気が再燃
したように、モーツァルト・イヤーの次の年は、この映画によってベートー
ヴェン・フィーバーがやってくるかも知れません。
アンナにダイアン・クルーガー(「トロイ」、「戦場のアリア」)、ベートー
ヴェンにエド・ハリス(「ビューティフル・マインド」)。12月上旬、日本公
開予定。

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06-10 No.8-2

2006年10月09日 18時51分19秒 | Weblog
●Decca DVD-Video
743147(DVD-Video) \3350
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」全曲
(アルメニア制作、映画版コンプリート・オペラ)
ハスミク・パピアン(S)、ゲガム・グリゴリアン(T)、
ヴァルドゥイ・ハチャトリアン(Ms)、他
映画監督:ボリス・アイラペティアン
ローマ帝国支配化のガリア地方が舞台とされる「ノルマ」。今回のこの映像版
は、監督アイラペティアンの故郷であるアルメニアの歴史的に重要な場所や建
造物でシューティングされています。2000年もの昔、ローマ人が感じたであろ
うエキソティシズムという観点からも、アルメニア文化創生に少なからず影響
したであろうローマ帝国の支配など、実際の舞台となった土地とは違うながら、
現代にこのストーリーを再現するに、これ以上適した土地もないと思えるほど。
アイラペティアンは、多くの歌劇を含む舞台演出を手がけ、そもそも「オペラ
とは何か」を知り尽くした人物。その後彼の表現は、舞台には収まりきらなく
なり、制限のない太陽の下、オペラ映画の製作を開始しました。歌手陣も、ア
ルメニアン=ネイティヴの秀英ばかりですが、特にパピアンはインターナショ
ナルな活躍も目覚しいソプラノ。究極の愛のドラマの真髄にぐっと迫った注目
の映像です。

743153(DVD-Video) \3350
Mozartballs -Mad about Mozart!(モーツァルトにくびったけ!)
1 The Overture
2 The Players
3 Meet Mozart
4 The Journey
5 The Vienna I Remember
6 Ear Squinting
7 Incredible Feeling
8 The Eyes of Mozart
9 The Reunion
10 Going Wonderfully
11 Memories of My Death
12 5,183 Steps
13 From Dreams
14 Confession
15 The Coda
16 End Credits
V/A
収録:2004年5月
Mozartballsとはかの有名な「モーツァルト・チョコレート」(球状のチョコ)
のこと。オーストリアの空港に山積みされているアレです。このドキュメンタ
リー・フィルムは5つのストーリーからできており、それぞれモーツァルトの音
楽によって人生変わってしまった人々の物語・・・。宇宙空間にモーツァルト
・チョコを置いてきちゃったオーストリア人宇宙飛行士や、モーツァルトの墓
に日参しケッヘル番号に固執する自殺志願のスイス人教師。アメリカ人のコン
ピューター技師(しかも作曲家)が開発した、即席モーツァルト作品が作れちゃ
うコンピューター・ソフト「Emmy」など。タイトルを聞いただけで吹き出して
しまいそうな、素敵な映像作品です。この作品を彩るのはもちろん、アマデウ
ス・モーツァルトの音楽と、前出「エミー」の音楽(聴いてみたい!)。しか
めっ面して鑑賞するのではあまりにももったいないモーツァルトの世界を存分
にお楽しみください!

743178(DVD-Video) \3350
「クリフォード・カーゾン BBCリサイタルズ」
シューベルト・シューマン・ブラームスの作品
詳細がまだわかりません。



<Philips>
●RICHTER - THE MASTER
1994年に発売となり「グラモフォン・アワード」も受賞、長くトップ・プライ
ス2枚組で愛されてきたリヒテルのThe Authorised Recordingシリーズがミッ
ド化されてうれしい復活!

4758124 2枚組 \1850
RICHTER - THE MASTER
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
第19番 ト短調 作品49-1、第20番 ト長調 作品49-2、
第22番 ヘ長調 作品54、第23番 ヘ短調 作品57「熱情」、
第30番 ホ長調 作品109、第31番 変イ長調 作品110、
第32番 ハ短調 作品111
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
同じシリーズで室内楽を含んだ4386242に3、18、28番が収録されていたのです
が、そっちはどうなっちゃうのでしょうか?近い復活が望まれます・・。

4758127 2枚組 \1850
RICHTER - THE MASTER
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
第2番 ヘ長調 K280、第5番 ト長調 K283、第13番 変ロ長調 K333、
ピアノ・ソナタ ヘ長調 K533(ロンドK494つき)、第14番 ハ短調 K457、
幻想曲 ハ短調 K475
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
リヒテルはモーツァルトの録音が比較的少ないだけに、これはきっと人気を高
めるアルバムとなるでしょう。

4758130 2枚組 \1850
RICHTER - THE MASTER
ロシア作曲家ピアノ作品集
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ 第4番 ハ短調 作品29 「古い手帳から」、
ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 作品82、10の小品 作品12-伝説、
つかの間の幻影 作品22より (Selection)
スクリャービン:
詩曲=夜想曲 作品61、2つの舞曲 作品69、幻想曲 ロ短調 作品28、
詩曲「炎に向かって」 作品72
ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ 作品87より (Selection)
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
リヒテルの十八番というべきロシアのピアノ作品集。


●Weekend Classics (DG)
世界的には大ヒット・シリーズとなったDGのウィークエンド・クラシック・シ
リーズ。初心者の方はもちろん、中に含まれる希少(珍?)音源などで、実は
マニアの方にも見逃せないシリーズなのですが、日本ではいまひとつブレイク
しないこともありまして、こっそり一番後ろでご案内します・・・。
※曲目詳細はお問い合わせ下さい(Goodies)

4776287 \900
オペラ・ウィークエンド
ビゼー:カルメン、
ヴェルディ:アイーダ、
ロッシーニ:セビリヤの理髪師、
モーツァルト:魔笛、
プッチーニ:トゥーランドット、蝶々夫人、トスカ、
オッフェンバック:ホフマン物語、
ドニゼッティ:愛の妙薬、
ワーグナー:神々のたそがれ、より
ベルガンサ、ギャーロフ、プライ、ドミンゴ、フレーニ、カレーラス、
グルベローヴァ、ベーレンス、他
指揮:アバド、カラヤン、シノーポリ、小澤、ジュリーニ
ロンドン交響楽団、スカラ座管、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、
フィルハーモニア管、他

4776288 \900
ロシアン・ウィークエンド
ハチャトゥリアン:剣の舞、
プロコフィエフ:ロメオとジュリエットより、
ソロヴィヨフ=セドイ:モスクワの夜中、
チャイコフスキー:くるみ割り人形より、
作曲者不詳:ボルガの舟人、グリーン・グラス&カリンカ、
リムスキー=コルサコフ:シェエラザードより、
タネーエフ:国から国へ、
ラフマニノフ:鐘より、
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ、
ムソルグスキー:展覧会の絵より
指揮:ロジェストヴェンスキー、小澤、ジャーロフ、ミニン、ヤルヴィ、
プレトニェフ、クーベリック、ジュリーニ
レニングラード・フィル、ボストン響、ドン・コサック合唱団、
モスクワ国立室内合唱団、エーテボリ響、ロシア・ナショナル間、
ベルリン・フィル、シカゴ響、他

4776289 \900
ヴェルディ・ウィークエンド
トロヴァトーレ、椿姫、ナブッコ、リゴレット、オテロ、アイーダ、
マクベス、ファルスタッフ、ロンバルディ、ドン・カルロ、仮面舞踏会、
シモン・ボッカネグラより
指揮:セラフィン、アバド、クーベリック、C.クライバー、レヴァイン、
シノーポリ
スカラ座管、バイエルン国立歌劇場管、MET、ベルリン・ドイツ歌劇場管、他

4776290 \900
ウィークエンド・ドリーム
グリーク:ペール・ギュントより「朝の気分」、
プッチーニ:「蝶々夫人」よりハミング・コーラス、
レスピーギ:リュートのための古い歌と舞曲第3集より、
ベートーヴェン:月光ソナタより第1楽章、
ドビュッシー:夜想曲、海、より、
シューマン:トロイメライ、
ヴォーン=ウィリアムズ:あげひばり、
ドヴォルザーク:弦楽セレナーデより、
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より
バレンボイム、ケンプ、イエペス、他
指揮:ヤルヴィ、シノーポリ、小澤、ブーレーズ、バレンボイム、ナヴァロ
エーテボリ響、フィルハーモニア管、ボストン響、クリーヴランド管、
パリ管、イギリス室内管、オルフェウス室内管、他

4776291 \900
シューベルト・ウィークエンド
未完成交響曲-第1楽章、「ます」-第4楽章、交響曲第5番-第1&3楽章、
楽興のとき-第1&3番、ロザムンデ序曲、即興曲D935-3、
アルペジォーネ・ソナタ-第2楽章、ます、野ばら、セレナーデ、
アヴェ・マリア
レヴァイン、ケンプ、マイスキー、フルニエ、スチューダー、他
指揮:ベーム、マリン
ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロンドン響

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06-10 No.7

2006年10月09日 18時50分29秒 | Weblog
<NMCレーベル、ロンドン・シンフォニエッタ・レーベル(イギリス)>
新しくNMCレーベルがディストリビュートすることになりましたロンドン・シン
フォニエッタ自主制作レーベルを取り扱うことになりました。まだタイトルは
少ないですが、オリヴァー・ナッセン指揮の武満作品集やナッセンの50歳記念
に贈られた作品を集めたCD(指揮はジョージ・ベンジャミン)など注目すべき
アルバムが出ております。

SINFCD3-2006 \1680
武満徹:
グリーン(1967)
アーク(弧) 第1部/第2部(1963-66/76) (英国初演)
ロルフ・ハインド(Pf)
オリヴァー・ナッセン指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
録音:1998年10月28日、33分57秒
1998年秋、ロイヤル・フェスティバル・ホールで行われたライヴ録音。ノヴェ
ンバー・ステップス第2番の副題を持つ「グリーン」、6つの楽章からなるピア
ノとオーケストラのための大作「アーク」はともに傑作にも関わらず決して演
奏機会、録音が多いとは言えません。演奏は武満音楽に深い理解と愛情をよせ
る作曲家オリヴァー・ナッセンの指揮とロンドン・シンフォニエッタという最
高の組み合わせ。武満イヤー最大の話題盤。

SINFCD1-2004 \1680
「スナップ・ショット/オリヴァー・ナッセン50歳記念トリビュート」
ルイ・アンドリーセン:とても鋭いトランペット・ソナタ
チャールズ・ウォーリネン:フィフティ・フィフティ
アレクサンダー・ゲール:オリーのためのたった2つの音
デトレフ・グラナート:踊る風景
エリオット・カーター:Au Quai
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:岸辺のオリー
オーガスタ・リード・トーマス:夜の最初の光を点けよ
ロバート・ズイダム:私はフーガは問題外だと思う
コリン・マシューズ:Flourish,with fireflie
ジュリアン・アンダーソン:パッカサリア風に
マーク=アンソニー・タネジ:スナップ・ショット
ジョージ・ベンジャミン:オリカントゥス
マグヌス・リンドベルイ:ブボ・ブボ
ジョージ・ベンジャミン指揮
ロンドン・シンフォニエッタ、
ロルフ・ハインド(Pf)
ニコラス・ホッジス(Pf)
録音:2002年6月-10月
作曲のみならず指揮者としても活躍するオリヴァー・ナッセンの50才を記念す
るトリビュート・アルバム。一番長い曲でも4分53秒という小品ばかりで、全て
ナッセンに捧げられている。世代も作風も様々なので今日のヨーロッパ作曲界
を図らずも俯瞰できる好企画。

SINFCD1-2006 \1680
「The Jerwood Series I」
タンシー・デイヴィス(1973):ネオン
スチュアート・マックレイ(1976):対話
デヴィッド・ポーセリン指揮
HK.グルーバー指揮、ジョン・ウォレス(Trp)
ロンドン・シンフォニエッタ
録音:2005年、2003年
デイヴィスは1973年生まれ。「ネオン」はジャズ、ロック、民族音楽、ノイズ
の要素が軽快なリズムにのせて目まぐるしく変化する。ストラヴィンスキーの
エボニー・コンチェルトあたりを思い出させる佳作。マックレイは1976年生ま
れ。「対話」はトランペットとオーケストラのための協奏曲で、こちらもポッ
プスの要素を取り込みながら点描的な音の塊が炸裂する。

SINFCD2-2006 \1680
「The Jerwood Series II」
モーガン・ヘイス:暗い部屋
ジョニー・グリーン・ウッド:汚れ
藤倉 大:フィフス・ステーション
アーティン・ブラビンス指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
マーク=ヴァン・デ・ウィール(Cl)
ヴァレリー・ハルトマン=クラヴェリー&ブリュノ・ペロー(オンドマルトノ)
ルイーズ・ホプキンス(Vc)
録音:2004年、2005年、2004年
全員1970年代生まれの若手作曲家の作品。近年注目の藤倉大は早くからヨーロ
ッパに留学しジョージ・ベンジャミンのもとで研鑽を積んできた。その後、ヨ
ーロッパの名だたる音楽祭で作品が演奏され、今年は芥川作曲賞のファイナリ
ストになった。チェロとオーケストラのための「フィフス・ステーション」は
表現主義的な烈しい音楽。





<NMCレーベル>
NMC D115 \1980
スチュアート・マックレイ(1976b):
ヴァイオリン協奏曲
「カウント・ウゴリーノの死」から2つの場面
モトゥス
ステアリング・コーラス
イラン・ヴォルコフ指揮
BBCスコティッシュ交響楽団
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ロレ・リクセンベルク(Ms)
スザンナ・マッキ指揮
バーミンガム現代音楽グループ
録音:2005-2006年
マックレイは1976年スコットランド生まれ。今回のロンドン・シンフォニエッ
タ自主レーベルにも録音がある。表現主義的な無調音楽。ヴァイオリン協奏曲
の第2楽章はクセナキスの死を悼み、彼に捧げられている。

NMC D121 \1980
ジュリアン・アンダーソン(1967b):
エデン
イマジンド・コーナー
4つのアメリカの合唱曲
交響曲
時祷書
マーティン・ブラビンス指揮
サカリ・オラモ指揮、
サイモン・ハルシー指揮
バーミンガム市交響楽団
バーミンガム市交響楽団合唱団
オリヴァー・ナッセン指揮バーミンガム現代音楽グルー
プ、ロンベルト・コッチオリ&スコット・ウィルソン
(ライヴ・エレクトニクス)
録音:2003-2006年
アンダーソンは作曲をジョン・ランバート、トリスタン・ミュライユらに師事。
ストラヴィンスキー、ドビュッシー、ヴァレーズ、スペクトル楽派の影響を受
け、調性感のある、きらびやかで耳に心地よい音響のなかに新たな音楽の方向
性を模索している。指揮者にサカリ・オラモ、オリヴァー・ナッセンらを迎え、
フル・オーケストラの醍醐味を味わえる。

NMC D124 \1980
エリザベス・リュティエンス(1906-1983):室内楽作品集
プレサージュ-オーボエ・ソロのための(1963)
モテット(1953)、
木管三重奏曲(1963)、
マニフィカトとヌンク・ディミティ(1965)、
弦楽三重奏曲(1964)、
愛の詩、
幻想的三重奏曲、
星々の国
ジェームズ・ウィークス指揮
EXAUDI(エグザウディ,室内合唱団)、
ENDYMION(フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロ)
録音:2006年
今年生誕百年となるイギリスの女流、エリザベス・リュティエンスの声楽と室
内楽の作品集。映画音楽も多く手がけた彼女のシリアスな作品は無調のアカデ
ミックな作風。

NMC D126 \1450
サイモン・ベインブリッジ(1952b):
二重オーケストラのためのファンタジア
ヴィオラ協奏曲
コンチェルタンテ・イン・モト・ペルペテュオ
サイモン・ベインブリッジ指揮BBC響
ワルター・トランプラー(Va)、
マイケル・ティルソン・トーマス指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
サイモン・ベインブリッジ指揮
コンポーザーズ・アンサンブル
録音:1982-1990年
コンティヌム・レーベルからの復刻音源
ベインブリッジはジョン・ランバートとガンサー・シュラーに師事している。
メタリックで表出力のある音楽が持ち味。ヴィオラ協奏曲でマイケル・ティル
ソン・トーマスがロンドン・シンフォニエッタを振っているのが注目。なおこ
の音源はかつてコンティヌム・レーベルから出ていたものの復刻。

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06-10 No.6

2006年10月06日 19時11分56秒 | Weblog
●以前ご案内いたしました下記の商品は、来年に発売延期となりました。
ご注文分は一旦キャンセルとさせていただき、正式に決定いたしました
ら再度ご案内いたします。よろしくお願いいたします。

<RCA RED SEAL>
82876871562(SACD-Hybrid) \1450
マーラー:交響曲第1 番ニ長調「巨人」
(マーラー協会版決定稿) 「花の章」付
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

=================================

<MD+G>
3078572 \2080
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲
第8番 ホ短調 「ラズモフスキー第2番」 作品59-2
第11番 ヘ短調 「セリオーソ」 作品95
ライプツィヒ弦楽四重奏団
録音:2005年10月20-22日、パウル・ゲアハルト教会、ライプツィヒ
長い年月をかけてリリースを続けてきたライプツィヒQによるベートーヴェン
弦楽四重奏曲全集。単に、録音が進むというだけでなく、四重奏団としての
熟成をも記録したかような全集として各地から好評を得ています。今回は第
8弾。1991年の結成(ベートーヴェン着手は96年)から15年を経て緻密なアン
サンブルに一段と磨きがかかり、深い精神性を湛えた見事な「ラズモフキー
第2番」と「セリオーソ」です。残すは13番と大フーガとなっています。

64514022 \2080
プレイヤー・ピアノ 2 “1900年前後のピアニストによるショパン”
ワルツ 第6番 「子犬のワルツ」 (オイゲン・ダルベール 1864-1932)
ボレロ 作品19 (アルフレート・ライゼナウアー 1863-1907)
練習曲 作品25-6 (モーリス・ロザンタール 1862-1946)
バラード 第1番 (フェルッチョ・ブゾーニ 1866-1924)
練習曲 「黒鍵」 作品10-5 (ミッシャ・レヴィツキ 1898-1941)
練習曲 「蝶々」 作品25-9 (ミッシャ・レヴィツキ 1898-1941)
練習曲 「革命」 作品10-12 (ミエチスラフ・ミュンツ 1900-1997)
スケルツォ 第2番 (アルフレッド・ミロヴィッチ 1884-1959)
ピアノ・ソナタ 第2番 第3楽章「葬送」 第4楽章 
(アルフレッド・ミロヴィッチ 1884-1959) 
バラード 第3番 (レオポルト・ゴドフスキ 1870-1938)
バラード 第4番 (レオ・オルンシュタイン 1892-2002)
ワルツ 第7番 (レオ・オルンシュタイン 1892-2002)
夜想曲 第5番 (レオ・オルンシュタイン 1892-2002)
ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ
(withアンピコ・プレイヤー・ピアノ・メカニズム 1927)
録音:2005年6月19-24日
だまされたと思って聴いてみてください。音楽的抑揚、強弱といった微妙な
表情が克明なタッチで鮮やかに再生されていることに驚かされます。一つひ
とつの音に気になるような乱れも感じられません。その上、アンピコ・プレ
イヤー・ピアノ・メカニズムを搭載したベーゼンドルファーで2005年に録音
された新鮮な音質で聴いていると、これがヒストリカルの巨匠たちの演奏で
あることを忘れてしまいます。プレイヤー・ピアノのスペシャリスト、ユル
ゲン・ホッカー氏自ら、残されたピアノ・ロールを丹念に修復。ポリーニや
アシュケナージの現代のパフォーマンスを聴く一方で、現代さながらのとれ
たての音質で1900年代のピアニストたちの演奏を楽しめる、とてもアメイジ
ングなCDなのです。なにしろ、演奏解釈は昔のまま音はすっかり超現代的な
のですから。
かのリストも称賛したというヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ダルベールの
「子犬のワルツ」に始まるこのディスク、何も言わないでかけたら誰しも現
役の名ピアニストの演奏だと思って疑う者はいないでしょう。ミロヴィッチ
のスケルツォ第2番など、もはや現代の腕利き若手ピアニストも唖然とするほ
どの超絶技巧ぶりを鮮烈に聴きとることができます。そして最後は110歳とい
う長寿を全うしたオルンシュタインの演奏でしめるなど、なかなか粋な編成
になっています。往年の巨匠たちの演奏は聴いてみたいけど古めかしくノイ
ズだらけのモノラル録音が苦手で敬遠がちの方には是非ともお奨めしたい恰
好の一枚です。

34314212 \2080
94314216(SACD-Hybrid) \2950
メンデルスゾーン:
ピアノ協奏曲 第1番 ト短調 作品25
ピアノ協奏曲 第2番 ニ短調 作品40
子守歌 ホ長調 作品67-6 (無言歌集 第6巻 第6曲)
葬送行進曲 ホ短調 作品62-3 (無言歌集 第5巻 第3曲)
甘い思いで ホ長調 作品19b-1 (無言歌集 第1巻 第1曲)
民謡 イ短調 作品54-5 (無言歌集 第4巻 第5曲)
ヴェネツィアの舟歌 イ短調 作品62-5 (無言歌集 第5巻 第5曲)
信仰 ハ長調 作品102-6 (無言歌集 第8巻 第6曲)
ヴェネツィアの舟歌 ト短調 作品19b-6 (無言歌集 第1巻 第6曲)
ヴェネツィアの舟歌 嬰へ短調 作品30-6 (無言歌集 第2巻 第6曲)
春の歌 イ長調 作品62-6 (無言歌集 第5巻 第6曲)
エリーザベト・レオンスカヤ(Pf)
ザルツブルク・カメラータ
指揮:イラン・ヴォルコフ
録音:2005年10月4-6日、ウィーン(協奏曲、ライヴ)、11月14-15日(無言歌)
人気女流ピアニスト、レオンスカヤの最新録音。メンデルスゾーンのコンチェ
ルトといえばヴァイオリン協奏曲ですが、その影に隠れた地味な存在であるピ
アノ協奏曲をを2曲カップリングしたディスク。この録音はウィーンでのライ
ヴ収録で、生き生きとした躍動感を伴った颯爽としたスタイルで美音をふりま
いた見事なピアニズムを展開しています。彼女のタッチの美しさを改めて再認
識させられる名演です。聴いてみれば実にメンデルスゾーンらしい馴染み感が
あり、ついつい自然に聴き入ってしまうほど魅力的な作品であることに気づか
されます。同曲を再評価させるポテンシャルの高い名演です。フィルアップに
「無言歌集」から9曲収録。

60314202 \2080
90314206(SACD-Hybrid) \2950
ジュリオ・レゴンディ(1823-1872):コンチェルティーナのための作品集
追想 (バリトン・コンチェルティーナのための)
3つのワルツ (コンチェルティーナ・ソロのための)
6つの演奏会用練習曲
Souvenir d'amitie (バリトン・コンチェルティーナのための)
ヘルムート・C・ヤーコプス(アコーディオン)
録音:2005年11月2-4日
そもそもコンチェルティーナとはアコーディオ ンに似た六角形の楽器。鍵盤
でなくボタンで音程を決めるものです。この愛すべき楽器のために作品集を残
したのは、レゴンディだけといわれています。ギター作品に数々の傑作を残し、
自身も神童としてわずか7歳よりギタリストとして活躍したレゴンディ。コン
チェルティーナに出会ったのはギタリストとしての名声を得てからでした。
持って生まれた音楽的才能で、あっという間にこの楽器の名手ともなり、これ
ら数々の珠玉の作品をも残すこととなりました。
現代のアコーディオンの名手、C.ヤーコプスは、半音階ボタン式の単音式アコ
ーディオンを使用。大変珍しい録音であることに違いはないのですが、マニ
向けということでなく、すべての音楽ファンに楽しんで頂きたい一枚です。

60513692 \2080
90513696(SACD-Hybrid) \2950
シュテルツェル:クリスマス・オラトリオ(1728) Vol.2
ゴスペル・カンタータ
ウテ・シュルツェ(S)、シリン・パルトヴィ(A)
アンドレアス・ポスト(T)、クラウス・メルテンス(Bs)
レムゴ聖マリア聖歌隊室内合唱団
ヘンデルズ・カンパニー
指揮:ライナー・ヨハネス・ホンブルク
録音:2005年6月13-15日
2年前に発売となった同コンビによる「クリスマス・オラトリオ」第2弾。シュ
テルツェル(1690-1749)は、J.S.バッハと同時代に活躍した後期バロック時
代のドイツの作曲家。器楽、声楽、オペラ作品を多数遺したものの、一般的に
は知名度は低いかも知れません。しかしながら、明らかにバッハとは違う様式
を持ち、宗教的意義を別にしても大変なじみやすい音楽は、最近、多くの音楽
ファンに再評価されつつあります。伝統的な典礼では、クリスマスの三日間で
2つのカンタータを演奏するのが正式なのですが、第1弾がそのうちの「書簡カ
ンタータ」そして今回の第2弾に「福音カンタータ」が収められています。ホ
ンブルク率いる演奏陣の水準も極めて高く、MD+Gレーベルだからこそ成しえ
た録音といえます。

●MDG スペシャル・オファー
毎年恒例で、すでに「今年はなにかな?」と楽しみにしてくださっている方
もいらっしゃるMDGのスペシャル・オファー。ケージ全集やヒンデミット/ソ
ロ・ソナタ全集など思わぬ注目盤を安価でリリースしてきました。モーツァ
ルト・イヤーの今年、もしや?と思っていた方もいるかも知れませんが、MDG
ならではのモーツァルト偽作集が待望の復活。この7枚にものぼるBOXはやはり
4年前スペシャル・オファーとして一度登場していますが、今回、さらにプラ
イス・ダウンしての再登場です。なんといっても、盛り上がったモーツァルト
・イヤーの最後の締めとしては、絶対うれしいアイテム!これも毎年恒例で
すが、なくなったら終わりの潔い完全限定盤です。

30113992 7枚組 \5460
モーツァルト:偽作集
コンソルティウム・クラシクム





<Arion>
ARN68716 \2180
“Pellegrino”(巡礼者)
-ピエトロ・デッラ・ヴァッレ(1586-1652)の旅
Taskim
パオロ・クァグリアーティ(Text:P.デッラ・ヴァッレ):
Il Carro di Fedelta - 1617
Taskim
Semaai
パオロ・クァグリアーティ:Romanesca - 1616
ダリ・ウフキ:Pesrev - 1650
La Romancesca
Owj
G.F.カペッロ:Dialogo a due voci - 1610
Taskim
Zarani
Manuscrit de Goa
Samaja Vara Gamana
P.デッラ・ヴァッレ:
Per la Festa della Santissima Purificazione - 1640
シリル・ゲルステンハーバー(S)、ジョアンヌ・カッサール(S)、
クリストフ・ラポルテ(A)、セバスティエン・オブレヒト(T)、
マルコ・ホルヴァート(Bs)、他
XVIII-21 ミュジーク・デ・リュミエーレ
指揮:ジャン・クリストフ・フリッシュ
「ペレグリーノ(巡礼者)」というのは、1586年にローマに生まれた作曲家、
ピエトロ・デッラ・ヴァッレの愛称。なんと大航海時代幕開けから100年ほど
の時分に、全アジアを旅行した経験を持つという異色な作曲家なのです。
(当時の旅行には大変なお金がかかったわけで、彼の生まれた家は高級貴族の
大金持ちだったそうです)もちろん、ヴァッレは音楽家として大いに異国の音
楽にインスパイアされたでしょうし、事実、多くの情報と影響をヨーロッパに
持ち帰りました。
聴きなれたヨーロッパのルネサンス音楽にまじり、途中、まさに中東の伝統音
楽などが現れます。それらは後の「トルコ行進曲」といった異国情緒を感じさ
せる音楽どころの物ではなく、ワールド・ミュージックそのもの。まさにフィ
ールド・ワークに基づき採取され、ヨーロッパに存在した楽器で再現した当時
そのままの空気が感じられます。テレビも録音テープもなかった時代、ヨーロ
ッパの人々はこの異国の響きを聴き、どういった空想を巡らしたのでしょう
か?フリッシュとXVIII-21の初のアリオン録音になりますが、企画の良さに
甘んじることなく、演奏も最高水準のものとなっています。スリップ・ケー
ス仕様。35Pにのぼるブックレットも貴重な情報満載で、すべて英語併記とな
っております。

ARN68730 \2180
"CANTA NAPOLI
ナポリ民謡
マレキアーレ(トスティ)、スパニョレッタ(マッラ)、
ニーナ(ペルゴレージ)、口づけ(トスティ)、
ロリータ(ペッチャ)、カタリ・カタリ(カルディッロ)他、全27曲
マチュー・アベッリ(T)
フオーコ・エ・チェネーレ
指揮:ジャイ・バーンフェルド
若手テノール、マチュー・アベッリ(T)によるナポリ民謡集。パヴァロッティ
やディ・ステーファノのようなオペラティックな歌い方とは対極の、もっとこ
じんまりとしたフォーク・ソング的な親しみやすい歌唱で、「カタリ・カタ
リ」や「マレキアーレ」といった有名曲の数々を歌い上げています。バック
を務めるフォーコ・エ・チェネーレはガンバ奏者、ジェイ・バーンフェルド
(アメリカ出身)が率いる室内楽に近い小編成のアンサンブルで、アベッリ
の優しい語り口に合わせて淑やかに寄り添ってサポートしています。

ARN610004 6枚組 \5400
レクイエム名作集(全12曲)
Requiem pour mill-naire
ヨハンネス・オケゲム(1414-1497)
ウスターシュ・デュ・コロワ(1549-1609)
アントニオ・ロッティ(1666-1740)
フランス・ジョセフ・クラフト(1727-1795)
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)
ジャン・アラン(1911-1940)
ハインリッヒ・シュッツ(1585-1672)
ヨハンネス・オケゲム(1414-1497)
ヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
フランツ・リスト(1811-1886)
シャルル・グノー(1818-1893)
ガブリエル・フォーレ(1845-1924)
モーリス・ブルボン/パリ・メタモルフォーズ・アンサンブル
Stephane Caillat指揮/Ensemble Per Cantar e Sonar
Herman Roelstraete指揮/Kortrijks Gemengd Koor 
パウル・クンツ指揮/パウル・クンツ管弦楽団&合唱団
ジョルジュ・ギラール指揮/カメラータ・サ・ンル
フランソワ・ラッセル指揮/アカデミア
メリザンド・ショヴォー(ピアノ)
マデレーヌ合唱団&アンサンブル
「レクイェムforミレニアム」などと名づけられてしまったがために、人気盤
だったにもかかわらず早々廃盤となっていたArionのレクィエム集。6枚に12
曲のレクィエムの名作が収められている好企画盤です。今回、MDGのスペシャ
ル・オファーと同時ということで、少々のプライス・ダウンで待望の復活で
す。




<FONE>
FONE29SA(SACD-Hybrid) \2550
“エモーションズ”シグノリッチCD&SACDサンプラー
(全14トラック、フェードアウトなし)
1) ピアソラ:ミロンガ・アン・レ (sacd 019 5’16”)
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
2) J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV.1041 (sacd 028 4’14”)
ウート・ウーギ(Vn)、イ・フィラルモニチ・ディ・ローマ
3) J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV.1001-fuga, allegro
(sacd 034 5’22”)
ウート・ウーギ(Vn)
4) モーツァルト:
エクスルターテ・ユビラーテ-アレルヤ (sacd 9830 2’40”)
デヴィーア(S)、
カッレガリ指揮 オルケストラ・フィラルモニカ・マルキジャーナ
5) モーツァルト:ロンド イ短調 K.511-andante (sacd 025 9’45”)
チャールズ・ローゼン(P)
6) モーツァルト:ディヴェルティメント (sacd 041 2’04”)
G.デ・ペイエル(Cl)、 C. ジュッフレディ(Cl)、S.カヌーティ(Fl)
7-9) ヴィヴァルディ:「四季」-春 (sacd 005 3’16”/2’37”/3’55”)
M.フォルナチャーリ指揮
マエストロ・コンチェルタトーレ・エ・ヴィオリーノ・ソリスタ・フォネ・
アンサンブル
10) カヴァッリ:DEUS TUORUM MILITUM (sacd 031 3’51”)
アカデミア・ディ・ムジカ・アンティカ・アンサンブル・ヴォカーレ&
ストルメンターレ・ディ・ロヴェレト、他
11) D’UN SIRVENTES FAIRE PEIRE DE LA CAVARANA (sacd 9822 4’27”)
12) LIGHTS OUT T.Cochran (4’38”)
13) BEMSHA SWING D. De Costa Best, T. Monk (7’59”)
14) COLUMBIANA M.Jackson (5’25”)"
毎回好評のFONEのSACDサンプラー。FONEアーティストのパフォーマンスと
SACDの高音質を同時に楽しめる恰好の一枚。ポピュラー作品も含んでいます。
ハイブリッド盤ですが、もちろんCDレイヤーは自慢のシグノリッチCDとして
収録されています。

FONE4 \2080
ICONE in MUSICA / ICONS OF MUSIC
ビーバー:
ソナタ 第1番 ニ短調、第10番 ト短調、第12番 ハ長調、第13番 ニ短調、
第14番 ニ長調
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番-アダージョ、フーガ
ヴィヴァルディ: 協奏曲 ニ長調 RV.582 「聖母被昇天の祝日のために」
エオナルド・コロンナ(Cb)、エメスト・メルリーニ(Org)、
マルコ・フォマチャーリ(Vn)
前回から満を持してリリースを開始した「シグノリッチCD」。この音質の差は
すでにご体感頂いたでしょうか?今回はSACDハイブリッド仕様でなく、その
「シグノリッチCD」単独レイヤーでのリリースです。
品番として、FONE 004SAという内容が違うSACDもリリースとなっております。
発注の際にはご注意ください。

●FONE LP
イタリアの優秀オーディオ・ファイル・レーベル、Fone(フォネ)のこだわ
り抜かれた逸品アナログ盤!昨年5月に第1段が発売となりましたが、
Testamentのリング・フィーバーなどがありアナログ盤への再注目がすすむ今、
さらに3アイテムが追加となります!
純粋アナログ・レコーディング&カッティング
ワン=ステージ・プレッシング・プロセス採用
180g重量盤、ヴァージン・ヴィニール・プレス
45回転
特別片面ディスク
重量高品質スリーヴ

FONE8LP 4枚組 \15920
★アナログLP(45回転片面 180g)★
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調
Disc. 1 Moderato 9’23”
Disc. 2 Adagio 8’16”
Allegro molto 6’42”
チェロ協奏曲 第2番 ニ長調
Disc. 3 Allegro moderato 15’09”
Disc. 4 Adagio 5’41”
Rondo. Allegro 5’58”
ロッコ・フィリッピーニ(Vc+指揮)
ローマ・クラシカ室内管弦楽団
フィリッピーニは、アッカルドやウーギらと並ぶイタリア屈指の弦楽アーティ
ストの一人。ストラディヴァリの1710年製“Goore-Booth”を使用。

FONE9LP 2枚組 \7960
★アナログLP(45回転片面 180g)★
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調
Disc. 1 Allegro maestoso 14’16”
Disc. 2 Adagio flebile 4’57”
Rondo (Andantino) 8’11”
ウート・ウーギ(Vn)、イ・フィラルモニチ・ディ・ローマ
録音:2004年11月12日、ローマ
イタリアのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ウーギによる定評高い名
演、パガニーニのヴァイオリン協奏曲。

FONE11LP 2枚組 \7960
★アナログLP(45回転片面 180g)★
パガニーニ作品集
Disc 1. ヴェネツィアの謝肉祭 作品10 12’46”
Disc 2. ラ・カンパネッラ 9’10”
アンダンテ・カンタービレ 5’03”
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、イタリア室内管弦楽団

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06-10 No.5-1

2006年10月06日 19時09分24秒 | Weblog
<Linn>
CKD 285(SACD-Hybrid) 2枚組 \3850
G・F・ヘンデル:
オラトリオ《メサイア》(1742年ダブリン初演版/世界初録音)
スーザン・ハミルトン(ソプラノ)、アニー・ギル(メゾ・ソプラノ)、
クレア・ウィルキンソン(アルト)、ニコラス・マルロイ(テノール)、
エドワード・キャスウェル(バス)、
ジョン・バット(指揮)、
ダンディン・コンソート&プレーヤーズ
ヘンデルの作品のみならず、すべてのオラトリオの中でも特に親しまれ、多く
の演奏が行われている名作である「メサイア」。その存在が噂されながらも、
陽の目をみることのなかった1742年ダブリン初演版の全貌が遂に明らかとなる
時が来たのである!
アイルランド総督から招待されたダブリンでの慈善事業の一環として1742年4月
13日に行われた「メサイア」の初演は、700人もの聴衆を集めるなど大成功を
収めたとされている。
ダブリン初演版の録音という一大事業に取り組んだのは、演奏家、指揮者、そ
して音楽学者としても高名なイギリスの音楽家ジョン・バット。演奏者陣は今
年2006年が結成10周年となるスコットランドの合唱団ダンディン・コンソート
に加えて、ソリストにはスーザン・ハミルトンなどの実力者を迎えた万全の態
勢。リン・レコーズの定評あるハイクオリティ・サウンドで現代に甦る注目の
ダブリン初演版。

CKD 281(SACD-Hybrid) \2580
A・ヴィヴァルディ:エルヴィーラへの愛 ――
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ハ短調RV.83
カンタータ《Tremori al braccio》RV.799
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調RV.11(チャンドラー補完)
カンタータ《エルヴィーラ、我が魂よ》ト短調RV.654
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調RV.37(チャンドラー補完)
カンタータ《エルヴィーラの麗しい面影から》RV.680
アドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン&ディレクター)、
ラ・セレニッシマ、ムハイリー・ローソン(ソプラノ)
ラ・セレニッシマは1974年生まれの若手ヴァイオリニスト、アドリアン・チャ
ンドラーを中心に1994年に結成されたピリオド・アンサンブル。
アヴィー(Avie)からの積極的なリリースで、高い実力は証明済のチャンドラ
ー&ラ・セレニッシマ。リン・レコーズから登場となる新作ヴィヴァルディ・
アルバムは、チャンドラーのヴァイオリンとローソンのソプラノをメインとし
たソナタとカンタータを収録。
ちなみに、未完成のソナタの補筆完成はチャンドラー自身によるもの。
チャンドラーとローソンの見事なソロと、ラ・セレニッシマの若さあふれるア
ーティストたちが新鮮なヴィヴァルディを披露してくれる。




<Avie>
AV 2100 \2080
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488/同第9番変ホ長調K.271
イモジェン・クーパー(ピアノ&指揮)、ノーザン・シンフォニア
2004年12月にオープンとなり大きな話題を呼んだイギリスの都市ニューキャッ
スルゲイツヘッドの誇る国際音楽センター「セージ・ゲイツヘッド・ホール」。
この「セージ・ゲイツヘッド・ホール」を新たな拠点とする名門ノーザン・シ
ンフォニアが、同ホールで行ったコンサートのライヴ録音をリリースして行く
新シリーズがアヴィー(Avie)よりスタート。
記念すべきシリーズの第1弾はバドゥラ=スコダ、デームス、ブレンデル直伝の
演奏で喝采を浴びているイギリスの女流ピアニスト、イモジェン・クーパーの
弾き振りによるモーツァルト・アルバム。クーパーの丁寧なタッチで生み出さ
れるクリアな音色によるモーツァルトは絶品。シャンドスやASVへ数多くの録
音を行っているノーザン・シンフォニアも伸びやかな演奏を聴かせてくれてい
る。アーティストとホール、聴衆が一体となった芸術を届けてくれる今後のリ
リースが楽しみなシリーズである!

AV 2089 \2080
知られざる恋-ソラージュとマショーの歌曲 ――
ソラージュ:
Le basile、Tres gentil cuer、Fumeux fume par fumee、Joieux de cuer、
Corps feminine、S'aincy estoit、Pluseurs gens、Calextone, qui fut dame、
Helas! je voy mon cuer
ギョーム・ド・マショー:
Mors sui, se je ne vous voy、Quant je sui mis au retour、
Dame se vous m’estes lonteinne、Plus dure que un dyamant、
Douce dame, tant com vivray、Se je souspir parfondement、
Dieus Biaute Douceur Nature
作曲者不詳:Adieu vous di、Le mont Aon de Trace
ゴシック・ヴォイセズ
世界最古の女流作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの再評価に大きな貢献
を果たし、3度に渡ってグラモフォン・アウォードを獲得するなど、その演奏
と功績が全世界から絶賛されてきたイギリスのヴォーカル・グループ、ゴシッ
ク・ヴォイセズ。
ゴシック・ヴォイセズの通算22枚目のリリースとなる今回の作品集は、同団体
の結成25周年を記念したアニヴァーサリー・アルバム。共に14世紀の中世フラ
ンスで活躍したソラージュとマショー、作曲者不明ながらソラージュの作品と
されている計19曲の歌曲を取り上げており、特にソラージュの作品の全曲収録
は世界初となる。透明感にあふれた純粋無垢な歌声が奏でる14世紀フランスの
美しき旋律は、記念盤に相応しい気品と魅力にあふれている。

AV 2105 5枚組 \4160
W・A・モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
ピアノ・ソナタ第1番-第18番
ロンド イ短調K.511/幻想曲ハ短調K.475
アイネ・クライネ・ジーグ ト長調K.574/メヌエット ニ長調K.355
アダージョ ロ短調K.540
レオン・マッカウリー(ピアノ)
オーストリアの音楽学者&作曲家、ハンス・ガルのピアノ独奏作品全集
(AV 2064)の録音に取り組むなど、意欲溢れる姿勢を見せているレオン・マッ
カウリーがモーツァルトのピアノ・ソナタに着手。しかもハンス・ガルに続い
てモーツァルトも全集録音!マッカウリーは第9回ベートーヴェン国際ピアノ
コンクールで優勝、第11回リーズ国際ピアノコンクールでは第2位への入賞を
果たすなど期待を集めるイギリスのピアニスト。

AV 2115 \2080
ザ・バロック・リュート ――
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):ソナタ第36番ニ短調
アダム・ファルケンハーゲン(1697-1754):ソナタ第5番へ長調
アンドリュー・マギンレイ(バロック・リュート)
リュート界に現れた異色の存在として注目を集めているアメリカ人リュート奏
者、アンドリュー・マギンレイのソロ・アルバム。マギンレイは後期バロック
時代に広まったニ短調調弦のためのリュート作品を主なレパートリーとしてお
り、収録3作品の演奏はファンファーレ誌などから「非常に印象的」と高い評
価を獲得した。バロック音楽&古楽の分野に新風を巻き起こすアーティストと
して、今後の活躍に注目が集まっている。





<Raumklang edition apollon>
RK ap 10201 \2180
声と祈りを聞きたまえ ――
T・タリス:汝らわれを愛さば、声と祈りを聞きたまえ
F・プーランク:アッシジの聖フランソワの4つの小さな祈り
ルドルフ・マウエルスベルガー(1889-1971):
主よ教えてください、われ深き淵より
ジョスカン・デ・プレ:主よ、御身は偉大なり
D・ミヨー:詩篇121番
W・バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
C・オルフ:Sunt lacrimae rerum(ものに涙あり)
ピエール・ド・ラ・リュー:おお、 救いのいけにえ
P・コルネリウス:ああ、はかなくむなしき
マルクス・ルートヴィヒ(1960-):テネブレ
アンサンブル・アマコード、
イェンス・バウアー(バリトン)、
トビアス・ランゲ(バス)
前作「And So It Goes」(RK ap 10102)から大胆にスタイルを変えた宗教作品
集が登場!
収録作品はタリス、ジョスカン、バードといったルネサンス時代の巨匠の作品
からオルフ、プーランク、ミヨーなど20世紀の作曲家たちの作品を幅広く網羅。
見事なバランスを保ち、調和のとれた歌声による聖歌の数々は純粋な宗教作品
集としてだけでなく、来るクリスマスのための音楽としても魅力的なアルバム
である。アメリカの「ア・カペラ・オスカー」に選出されるなど、さらなるレ
ベルアップを遂げたアマコードが神々しい歌声によるハーモニーで至福の一時
を与えてくれる。
アマコードは1992年秋にライプツィヒの聖トーマス教会バッハ・クワイアーの
出身者で結成された5 人の男声によるア・カペラ・グループであり、その神秘
的で美しさに満ち溢れた歌声はここ日本でも注目を集めている。





<Musica Ficta>
MF 8007 \2180
ルイエ一族-ソナタとトリオ・ソナタ集 ――
ジャン・バティスト・ルイエ(ヘントのルイエ/1688-ca.1720):
リコーダーと通奏低音のためのソナタ第1番Op.3、同第3番Op.4、同第5番Op.2
ジャン・バティスト・ルイエ(ロンドンのルイエ/1680-1730):
フルートとオーボエのためのトリオ・ソナタ第2番Op.2、同第6番Op.2、
フルートと通奏低音のためのソナタ第4番Op.3
ジャック・ルイエ(1685-1748):
2本のトラヴェルソ、2本のフルートと通奏低音のためのソナタ
ラ・カッチャ
17世紀-18世紀フランドルのヘントで隆盛を誇った音楽一族であるルイエ一族。
その中でも歴史へ特に大きな足跡を残した2人の“ジャン・バティスト・ルイ
エ”の作品を集めたムジカ・フィクタの意気込みが伝わる好企画盤!
「ヘントのルイエ」と呼ばれるルイエは、約50曲に及ぶリコーダーのための作
品を書き上げたことで知られており、その作品はイタリア様式で書かれている
ことと優れた対位法が特色。一方「ヘントのルイエ」の従兄弟であり「ロンド
ンのルイエ」と呼ばれるルイエは、1705年頃に移り住んだイギリスでオーボエ
奏者として活躍していたとされており、鍵盤楽器から器楽作品に渡る作品を残
している。
当盤には「ロンドンのレイエ」の実弟であるジャック・レイエの作品もカップ
リングされており、音楽史の面でも重要な役割を担うリリースとなるだろう!





<Globe>
GLO 5208 \2180
B・マルティヌー:合唱作品集 ――
8つのチェコのマドリガル/処女マリアのための4つの歌/マドリガル/
山賊の歌/たんぽぽのロマンス
スティーヴン・レイトン(指揮)、
オランダ室内合唱団
チェコ、パリ、アメリカで活躍し、その生涯で6曲の交響曲を筆頭に約400曲と
いう膨大な数の作品を残したマルティヌー。日本でも交響曲を中心として再評
価の機運が高まっているが、合唱作品がまとまった形でリリースされることは
稀なだけに抜群の演奏で聴くことの出来る今回の新譜は嬉しいリリースである。
オランダ室内合唱団は、ベネルクス三国だけでなくヨーロッパ全土の中でもト
ップクラスの実力を誇る世界屈指の室内合唱団としてその名を知られている。
グローブ(Globe)・レーベルへは様々な指揮者と多くのレコーディングを行
っており、その透明感と気品にあふれた歌声は世界中から絶賛を博している。
指揮者としてタクトを振るうのは、イギリスのヴィルトゥオーソ合唱団「ポリ
フォニー」を率いるスティーヴン・レイトン!ボヘミアの大作曲家による合唱
作品の決定盤登場!

GLO 5218 \2180
ヤコブ・ファン・エイク(ca.1590-1657):《笛の楽園》より ――
からいばり/最も美しい娘ダフネが/スコットランドの歌/Eerste Carileen
/クーラント/o slaep o zoete siaep/麗しのアマリリ/ファンタジア&エ
コー/涙のパヴァーヌ/イギリスのナイチンゲール/気狂いシメン/戦争
サスキア・コーエン(リコーダー)、
アリー・アーベンス(カリヨン)
現在でも無伴奏リコーダーのための重要作品として親しまれている「笛の楽園」
からの抜粋をリコーダーとカリヨンで演奏した美しきディスク。17世紀オラン
ダの盲目の貴族だったヤコブ・ファン・エイク。同時にリコーダー奏者であり、
ユトレヒトの教会でカリヨン奏者を務めていたエイクが奏でていた即興演奏が
楽譜として書きとめられ、のちに出版されたものが「笛の楽園」である。
収録曲の1部である二重奏の作品以外はリコーダーとカリヨンそれぞれの演奏が
収録されており、当時のエイクによって演奏されていたカリヨンの音色を窺い
知ることが出来る。ちなみにカリヨンの録音はユトレヒトのドム教会大聖堂の
隣りに位置する鐘楼であるドム塔で収録されており、エイク自身が演奏したと
考えられているカリヨンを用いているのも重要なポイント。





<Etcetera>
KTC 1296 \2180
ピッコロの旋律-ピッコロとピアノのための作品集 ――
ガリー・ショッカー(1959-):ソナタ
マイク・マウアー(1958-):ソナタ
G・オーリック:スケルツォ
D・ミヨー:音楽練習
F・プーランク:ヴィラネル
ヤン・フールブルック(1956-):Kay El'lem
レイモン・ギヨー(1930-):Onivatto
マルク・マッシス(1956-):エコーズ
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)、
ステファン・デ・シェパー(ピアノ)
フルート奏者&関係者必携のユニークなアルバムが登場!収録曲にはフランス
6人組(ミヨー、プーランク、オーリック)、アメリカのショッカー、ロンド
ンのジャズ・シーンを主戦場とするマウアー、パリ・オペラ座管フルート奏者
のギヨーといった多彩な名前が並んでいる。ピッコロとピアノのために作曲さ
れたオリジナル作品が収録されているというまさにピッコロづくし!
ペーター・フェルホーエンはロイヤル・フランダース管の主席ピッコロ奏者を
務めるベルギーの誇るピッコロの達人。古楽器アンサンブル「アルコ・バレー
ノ」のメンバーとしても精力的な活動を展開している。

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06-10 No.5-2

2006年10月06日 19時08分51秒 | Weblog
<Pavane>
ADW 7453 \2180
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):ピアノ作品集Vol.3 ――
遙かな祝祭/対話/パリ万博の想い出/3つの変奏曲/ショパンの主題による
変奏曲/魔法の歌/風景/子守歌
ロメイ・コルテス・アヤツ(ピアノ)
20世紀スペインのカタルーニャ地方を代表する作曲家であるフェデリコ・モン
ポウは。ドビュッシーやラヴェル、グレゴリオ聖歌などから影響を受けたピア
ノ作品はモンポウの作品の大半を占めており、特に高い評価を受けている。ロ
メイ・コルテス・アヤツはバルセロナに生まれ、現在はベルギーを拠点に活躍
中の女流ピアノ奏者。モンポウの作品の演奏と解釈には定評があり、作品集を
担当するピアニストとして相応しい実力者と言える。

ADW 7458 \2180
フェデリコ・モンポウ:ピアノ作品集Vol.4 ――
呪文/ひそやかな音楽
ロメイ・コルテス・アヤツ(ピアノ)
第4集は、スティーヴン・ハフも取り上げた「呪文」と全28曲で構成されたモン
ポウ最大の作品集である「ひそやかな音楽」の全曲を収録した重要盤。

ADW 7457 \2180
バスーン・ブリランティッシモ ――
ポール・アグリコール・ジュナン(1832-1903):ヴェニスの謝肉祭Op.14
J・マスネ:タイスの瞑想曲
E・グラナドス:アンダルーサ
アントニオ・パスクッリ(1842-1924):ベッリーニへのオマージュ
N・リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
C・グルック:精霊の踊り
A・ドップラー:ハンガリー田園幻想曲Op.26
G・フォーレ:夢のあとでOp.7-1
M・ラヴェル(ウーブラドゥー編曲):ハバネラ形式の小品
M・ブルッフ:コル・ニドライOp.47
J・S・バッハ:アリオーソ
H・ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
A・ピアソラ(ブラガト編曲):天使の死
田中雅仁(バスーン)、鷲宮美幸(ピアノ)
オランダのハーグ・レジデンティ管を皮切りに、ドイツの南西ドイツ放送響、
ベルギーの王立モネ歌劇場、そして新日本フィルの奏者を歴任してきた日本を
代表するバスーンの名手の1人に数えられる田中雅仁のソロ・アルバム。圧倒
的な超絶技巧と豊かな音楽性に満ちたファゴット関係者必聴の1枚!

ADW 7464 \2180
F・メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13/同第3番ニ長調Op.44-1
アリアーガ弦楽四重奏団
「スペインのモーツァルト」と称された天才作曲家の名を冠するアリアーガ弦
楽四重奏団は、ブリュッセル王立音楽院やジュリアード音楽院の卒業生によっ
て結成されたアンサンブル。

ADW 7473 \2180
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):クラヴサン曲集
ベティ・ブルイランツ(チェンバロ)
10年間に渡ってロクブルン音楽祭の芸術監督を務めたベルギー有数のチェンバ
ロ奏者であるブルイランツ。自ら生み出したメソードを用いて子供たちの教育
に携わるなど、現在は後進の指導に力を注いでいる。





<Eufoda>
EUFODA 1265 \2180
A・ドヴォルザーク:ボヘミアの森からOp.68/伝説Op.59
ピアノデュオ・コラシニー
ベルギーの若手ピアノ・デュオ、コラシニー兄弟による「ピアノデュオ・コラ
シニー」は、ヨーロッパの保守本流の流れを組むピアノ・デュオであり1998と
99年には来日ツアーも成功させている。
レペルトワール、ルイスター、ディアパゾン・ドールなどの海外誌から高評価
を獲得したEUFODA 1350(2CDs)からの分売。

EUFODA 1270 \2180
A・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集第1集Op.46&第2集Op.72
ピアノデュオ・コラシニー
こちらも同じく「ピアノデュオ・コラシニー」のドヴォルザーク。リズミカル
なスラヴ舞曲は海外で絶賛されたのも納得のパフォーマンス!EUFODA 1350
(2CDs)からの分売。

EUFODA 1320 \2180
J・ハイドン:
交響曲第47番ト長調/同第48番ハ長調《マリア・テレジア》/
同第49番ヘ短調《受難》
ディルク・フェルミューレン(指揮)、プリマ・ラ・ムジカ
「プリマ・ラ・ムジカ」は、これまでにもモーツァルトやハイドンなどで優秀
な演奏を聴かせてくれているベルギーの室内管弦楽団。





<AR Re-Se>
AR 2006-1 \2180
A・スクリャービン:練習曲(全曲)
リディア・ジャルドン(ピアノ)
女流演奏家のみを取り上げるというコンセプトに基づいた活動を展開している
レーベル「AR Re-Se」の主宰者であり、実力派ピアニストでもあるリディア・
ジャルドンのスクリャービン。




<Hortus>
HORTUS 039 2枚組 \4360
J・S・バッハ:フーガの技法
レジス・アラール(オルガン)
1983年に開催されたトゥールーズ国際オルガン・コンクールの覇者であるアラ
ール。豊かな響きによる包み込むような温かなバッハの演奏を聴かせてくれる。

HORTUS 040 \2180
ジャン・ラングレ(1907-1991):荘厳ミサ
女声合唱団《アド・リミナ》、エマヌエル・ル・ディヴレック(オルガン)
フランスの作曲家ジャン・ラングレはフランクの孫弟子となる音楽家であり、
特にオルガンのための作品と宗教曲に優れた作品を残している。





<Sterling>
CDO 1069-2 \2300
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):
音楽喜劇《最後の審判の予言者》(抜粋)
ミカエル・サムエルソン(バリトン)、
ソルヴェイグ・ファリンゲル(ソプラノ)、
トーマス・スンネガード(テノール)、
ウルフ・セーデルブロム(指揮)、
スウェーデン放送交響楽団、他
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエルは19世紀後半から20世紀前半にかけて
作曲科、音楽評論家として活躍したスウェーデンの音楽家である。代表作であ
るピアノ小品集「フローセの花」が最も有名であるが、交響曲やオペラなどの
大作の作曲も手がけており、ロマンに満ちた作品の数々は北欧ファンのみならず
人気を集めている。「最後の審判の予言者」は3幕からなる音楽喜劇。今回リリ
ースとなるディスクには全3幕から聴き所を集めた抜粋が収録されている。
1984年1月の録音。





<Phono Suecia>
PSCD 168 \2300
現代スウェーデンのクラリネットのための音楽 ――
ユーナス・フォシェル(1957-):はじめに…
カーリン・バルトシュ・エードストレム(1965-):もう朝だ!
フレードリク・セーデルベリ(1966-):胚芽:誤った音楽2
ヴィーキング・ダール(1895-1945):牧神の昼休み
イングヴァル・リードホルム(1921-):友情
ハンス・エークルンド(1927-1999):室内音楽VII
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942-):
…もっと青い空、ばらの花咲く壁がある…
スタファン・モッテンソン(1964-):
「There will never be another you」によるP・Wへの即興
スタファン・モッテンソン(クラリネット、バセット・クラリネット)、
フレードリク・セーデルベリ (電子楽器)、
トゥオマス・オッリラ(指揮)、ヘルシングボリ交響楽団
現代スウェーデンを代表するアーティストの演奏により今日のスウェーデン音
楽を紹介する「con forza」 シリーズ。スタファン・モッテンソンは、ストッ
クホルム・オペラのピットで演奏する王立管弦楽団のソロ・クラリネット奏者
を2000年から務めている北欧の実力派奏者である。

PSCD 165 \2300
フルート、オルガンと打楽器のための音楽 ――
クリスチャン・マリーナ(1965-):パッサカリア風に
トシュテン・ニルソン(1920-1999):Verwerfungen Op.40
イングヴァル・リードホルム(1921-):森の牧歌
ミクローシュ・マロシュ(1943-):Feinschnitten、Ricamo
トマス・リリエホルム(1944-):リンク
トリオ・トリブカイト=ペッテション=ベリ
オルガン、フルート、打楽器といった珍しい編成のトリオによるポートレート
・アルバム。収録作品は「トリオ・トリブカイト=ペッテション=ベリ」に献
呈された作品を中心としたラインナップとなっている。





<nosag records>
nosag CD 106 \2300
ブー・エーゲビェル(1965-):聖エシルのミサ曲
ブー・エーゲビェル(バリトン・サックス&指揮)、
オステルハニンゲ教会合唱団、ヴェンデルセー児童合唱団、
カルロッタ・リンドホルム(フルート)、
アレクサンデル・シェーデイン(ギター)、
ダニエル・リンド(ベース)、アダム・フーケリード(ピアノ)、
アダム・ムーコス(オルガン) 
サクソフォーン奏者、ブー・エーゲビェルが聖エシル教会の委嘱により作曲し
たジャズ、ポップス感覚のミサ曲。





<Rosarium>
ROS 004 \2300
青き山を越えて(全22曲)
エヴァ・アーストレム・ルーネ(ヴォーカル)、
サラ・ウネバック(フィドル)、リーサ・エリクソン(アコーディオン)、
クリスティアン・ヨルミン(打楽器)、
ヨハンナ・トゥル(指揮)、合唱団《Ymna》
合唱団《Ymna》は民謡、賛歌を歌う女声合唱団。フィドルやアコーディオンの
音色が歌声を引き立たせている。





<Centaur>
CRC 2790 \1880
ロマンティック・コンチェルト集 ――
ユリウス・レントヘン(1855-1932):
ヴァイオリン協奏曲イ短調(世界初録音)
E・ショーソン:詩曲Op.25
J・フバイ:ヴァイオリン協奏曲第3番ト短調Op.99
ラーギン・ヴェンク=ヴォルフ(ヴァイオリン)、
スタニスラフ・ボグニア(指揮)、
ドヴォルザーク・シンフォニー・オーケストラ、
デニス・バーク(指揮)、スロヴァキア放送交響楽団
ラーギン・ヴェンク=ヴォルフは、クヴァンダル&ソーデルリンの協奏曲集
(CRC 2236)、モンティのチャルダッシュなどを収録した「エキゾティックな
夜」(CRC 2392)などの録音、ベルゲン・フィルやオスロ・フィルとの共演で
名声を獲得したノルウェーの女流ヴァイオリン奏者。ちなみに日本でも注目が
集まり始めているオランダの作曲家レントヘンによるロマンティシズムにあふ
れた協奏曲は、今回が世界初録音となる!

CRC 2735 \1880
アンリ・ラザロフ(1932-):
ヴァイオリン協奏曲第3番/ヴィオラ狂詩曲/ヴァイオリンとチェロのための
二重協奏曲(Partita di Madrigali)
クリスティアーネ・エディンガー(ヴァイオリン)、
ポール・ニューバウアー(ヴィオラ)、
ヴォルフガング・エマヌエル・シュミット(チェロ)、
ジェラード・シュワルツ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、
ベルリン放送交響楽団
カリフォルニア大学音楽学部名誉教授の任にあり、作曲家兼指揮者として活躍
するブルガリア出身のラザレフが作曲を行った弦楽器のためのレパートリー集。
劇的で抒情性豊かなヴァイオリン協奏曲第3番は、ラザレフの重要作品の1つで
ある。

CRC 2791 \1880
F・ショパン:ワルツ集 ―― ワルツ第1番-第14番
デイヴィット・ノーシントン(ピアノ)
ノーシントンは第4回ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールでの審査員賞
獲得など数々のコンクールで実績を残し、現在はテネシー大学音楽学部ピアノ
科教授として教鞭を執るアメリカのピアニスト。

CRC 2789 \1880
マシュー・グリーンバウム:
Castelnau/on the river the shadowy group/Untimely Obsevations/
Psalter/From A Floating Island/Prospect Restospect/Elegy
様々なアーティスト
シュテファン・ヴォルペ、マリオ・ダヴィドフスキーの下で作曲を学び、ニュ
ーヨーク市立大学で博士号を取得。テンプル大学エスター・ボイヤー音楽&ダ
ンス校の作曲科教授として教育の分野でも活躍する作曲科グリーンバウムの作
品集。

CRC 2801 \1880
ローガン・スケルトン:E.E.カミングスの詩による24の歌曲
ジェニファー・ゴルツ(ソプラノ)、
スティーヴン・ルースマン(バリトン)、
ローガン・スケルトン(ピアノ)
収録作品は、アメリカのピアノ奏者としても活躍中の音楽家ローガン・スケル
トンが、アメリカの詩人「E.E.カミングズ」のアメリカン・サーカス第1巻&
第2巻を題材として作曲を行った歌曲集。

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06-10 No.4

2006年10月05日 16時08分23秒 | Weblog
<Altara>
ALT 1014 \1650
ショパン:
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
同第2番ヘ短調 Op.21
モーリッツ・ローゼンタール(Pf)、
フリーダー・ヴァイスマン(指)ベルリン国立歌劇場O
ヨゼフ・ホフマン(Pf)、
ジョン・バルビローリ(指)ニューヨーク・フィル
ポーランド放送所蔵の音源からの復刻。20世紀初頭に、世界屈指のピアニスト
と呼ばれたポーランドの名手ローゼンタールとホフマンによるショパンの協奏
曲集。リスト門下のローゼンタールは、若い頃恐るべき技巧と巨大な音響で鳴
らした巨匠。第1番は1931年、70歳近くのライヴ録音で枯淡の芸風ですが、終
楽章の終結部の音階を両手のユニゾンではなく、オクターヴで弾くという曲芸
を見せるなど往年の豪腕ぶりの片鱗がうかがえます。第2番は1936年のライヴ。
端整ながら艶のあるタッチ、異常なオーラに満ちたホフマンの魔術にひたれま
す。音質も上々。

ALT 1018 \1980
ハチャトゥリヤン:ピアノ協奏曲変ニ長調
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番 Op.102
アディンセル:ワルソー・コンチェルト
パトリック・ヤブロンスキー(Pf)、
ヴォイチェフ・ライスキ(指)ポーランド放送O
ペーテル・ヤブロンスキーの兄で、実力的には弟に勝るとも劣らぬパトリック
が、20世紀生まれの性格を異にする3篇のピアノ協奏曲に挑戦しました。打楽器
的でエキゾチックなハチャトゥリヤン、新古典的でシニカルなショスタコー
ヴィチ、正調映画音楽のワルソー・コンチェルトいずれも個性的。ポーランド
放送管も充実の名演。

ALT 1012 \1980
ステンハンマル:
晩夏の宵 Op.33
3つの幻想曲 Op.11
ピアノソナタ ト短調
スタッファン・シェーヤ(Pf)
スウェーデンを代表する作曲家ヴィルヘルム・ステンハンマル。自身が優れた
ピアニストだったため、彼のピアノ曲は演奏効果抜群。ブラームス風に真摯で
がっちりした音楽ですが、そこここに北欧的清涼感も漂います。BISレーベル
初期に活躍したスウェーデンの名手シェーヤが久々の新録音。円熟の至芸を味
わえます。




<naive>
V 5068 \2080
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
チャイコフスキー:交響曲第4番
トゥガン・ソキエフ(指)
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
トゥガン・ソキエフは1977年、ゲルギエフと同郷の北オセチアに生まれました。
ムーシン、テミルカーノフの下で学び、めきめきと頭角をあらわし、2003年、
アメリカのメトロポリタン歌劇場で「エフゲニー・オネーギン」を指揮、賞賛
の嵐となりました。そして2005年、28歳という若さでミシェル・プラッソンの
後継者としてトゥールーズ管の首席客演指揮者兼音楽アドヴァイザーに就任し
ています。初顔合わせの時から団員のハートをわしづかみにし、練習の際、指
揮台の椅子に座る様子だけでも団員を魅了したというおそろしいカリスマ性の
持ち主です。
ここで演奏している2曲は、ムソルグスキーの「展覧会の絵」と、チャイコフス
キーの第4番交響曲。ロシア人であるムソルグスキーの作品を、フランス系の
ラヴェルが編曲したものを、ロシア系のソキエフとバリバリのフランス・オケ
であるトゥールーズ管が演奏しているのは理想的なかたちであるといえます。
管楽器の明るい音色とソキエフの濃厚な音楽性が絶妙なブレンド具合です。つ
づくチャイコフスキーの第4番は、ソキエフがメトロポリタン歌劇場で華々し
いデビューを飾った得意の演目エフゲニー・オネーギンとまったく同時期に書
かれたもの。ソキエフの棒も冴え渡り、よくないはずがないと申せましょう。
ソキエフ、これからの活躍に期待大、要注目株の新人の登場です!
ソキエフは、2006年2月19日放送のNHK教育テレビ「芸術劇場」で、海外音楽情
報のコーナーで「俊英ソキエフの活躍」としてとりあげられました。オーケス
トラのマネージャーが、団員の意見の一致により、まだ若く実績も経験も豊富
とはいえないソキエフを抜擢して大正解であった、とソキエフを手放しで大絶
賛しています。




<harmonia mundi>
HMC 901884 \2250
ブラームス:交響曲第4番op.98ホ短調
シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲op.31
ケント・ナガノ(指)
ベルリン・ドイツ交響楽団
2000年から6年間、ベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督をつとめたケント・ナ
ガノ。音楽監督としてハルモニアムンディレーベルに録音した最後の作品は、
ブラームスの第4番とシェーンベルク。毎回深い思慮に満ちた演奏を聞かせる
ケント・ナガノのブラームスの第4番は文句のない出来ばえです。第1楽章の冒
頭から、ただならぬ緊張感と集中力に満ちており、その空気は神々しささえ感
じさせます。つづくシェーンベルクの変奏曲も、オケの技量の高さ、そしてケ
ント・ナガノの構成力の確かさ、すべてが最高水準で、圧倒的な完成度です。
12音で書かれた作品ではありますが、細部にいたるまで巧みに色づけが施され
ており、あたたかみ、時に官能性すら感じさせる演奏です。ケント・ナガノは、
今後はバイエルン歌劇場とモントリオール交響楽団の音楽監督というポストを
得、あらたにその活動を展開させていくことになっています。また、ひきつづ
きベルリン・ドイツ交響楽団でも首席客演指揮者として演奏を重ねていくこと
となっています。




<SUPRAPHON>
SU 3882 \1750
ドヴォルザーク:組曲イ長調Op.98(B 190)
スーク:幻想的スケルツォOp.25
同:弦楽セレナード変ホ長調Op.6
ヤクブ・フルシャ(指)
プラハ・フィルハーモニア
さきの新日本フィルへの客演でも高い評価を得た、チェコ若手の最有望株フル
シャによるアルバム第2弾。ピアノ曲からの編曲でリリカルなドヴォルザーク
の組曲、そのドヴォルザークに通じる心を揺さぶるような美しさに彩られたス
ークのセレナード。各誌で絶賛を浴びたドヴォルザーク小品集(SU.3867)と
同様に無類の共感にあふれ、いまキャリアを駆け上がる時期ならではのみずみ
ずしい感性もききどころとなっています。

SU 3892 \1480
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op.11
同:ホルン協奏曲第2番変ホ長調(1942)
フランツ・ヨゼフ・シュトラウス:ホルン協奏曲ハ短調Op.8
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417
ズデニェク・ティルシャル(Hrn)
イジー・ビエロフラーヴェク(指)プラハSO.
ヴァーツラフ・ノイマン(指)チェコPO.
録音:1979年9月22-26日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール
1985年11月15日、1976年2月プラハ、ルドルフィヌム
チェコのズデニェク・ティルシャル(1945?2006)は弟べドジヒとともに“ティ
ルシャル兄弟”として日本にもファンの多いホルンの世界的名手。19歳でチェ
コ・フィルのオーディションを受けて入団、1968年には同オケの首席奏者に就
任しました。そののちはソリストとして、また教師としても活躍の場を広げる
いっぽう、その卓越した腕前によりたくさんのアルバムを作っています。この
ころ絶頂期を迎えていた彼による協奏曲集は、この2006年8月に急逝した彼の
至芸を偲ばせます。2006年最新マスタリング。


SU 3895 \1080
チャイコフスキー:
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
交響曲第1番ト短調Op.13「冬の日の幻想」
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハSO.
録音:1963年4月29日、1961年6月22?24日
プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール
今年2006年はチェコの名指揮者スメターチェク(1906-2006)にとって生誕100
年にあたると同時に、没後20年の節目の年。彼は1942年から72年までの30年間
プラハ交響楽団の首席指揮者を務め、レパートリーの拡充をはかるとともに同
オケを世界的な水準まで引き上げました。当コンビが残した数多くの録音の中
でも代表的なもののひとつである第1番は、スメターチェク唯一のチャイコフ
スキーの交響曲録音。ヴェテランらしい音楽運びのうまさとスラヴのオケによ
る独特の味わいが印象的。先に出た国内盤とはカップリングが異なり(ボロ
ディンの2番)、同じチャイコフスキーで統一されています。2006年の最新マ
スタリング。





<AVI-MUSIC>
4260085 530113 \2250
サン=サーンス:ロマンスOp.36
ジャン・フランセ:ディメルティメント
シャブリエ:ラルゲット
デュカス:ホルンとピアノのためのヴィラネル(田園詩)
サン=サーンス:ロマンスOp.67
プーランク:エレジー
ジェーン・ヴィネリ(1913-1974):ソナタOp.7
ブルーノ・シュナイダー(Hrn) エリック・ル・サージュ(P)
録音:2004年11月
元スイスロマンド首席ホルン奏者、現在フライブルク音楽大学教授で教鞭をと
るブルーノ・シュナイダー。日本のホルン奏者も数多く彼に師事しています。
ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブルに参加、2003年のルツェルン音楽祭では
アバドと共演するなどソロ、室内楽ともに活躍しています。また共演のエリッ
ク・ル・サージュもサロン・ド・プロヴァンス音楽祭を主催し室内楽でも積極
的に活動を行っています。ホルンの独奏曲として代表的な「デュカスのヴィラ
ネル」と「プーランクのエレジー」など重要なレパートリーを収録。またデュ
カスに師事していたベルギー出身の「ヴィネリのソナタ」ヤ、チェロでも演奏
される機会の多いサン=サーンスのロマンス2作品を収録しています。ホルン
好きは必聴のアルバムです。

4260085 530489 \2250
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5
クララ・シューマン:ロマンス 変ロ短調
ブラームス:4つの小品 Op.119
シェイラ・アーノルド(P)
録音:2004年9月27-30日
このアルバムは、ブラームスとクララ・シューマンの関係を2人の作品を通し
て描き出しています。
クララ・シューマンの「ロマンス」は、ブラームスに贈った作品。この作品の
主題はブラームスのピアノ・ソナタ第3番の第4楽章からとられています。静か
で切ない旋律から始まるこの曲は、力強く、スケールの大きいブラームスのソ
ナタと聴き比べると優しく繊細さに溢れています。ブラームスの4つの小品は、
3つの間奏曲と狂詩曲からなる作品です。クララはこの作品を「灰色の真珠の
ように貴重な曲」と語っているほど苦悩と憂いに満ちた曲です。
シェイラ・アーノルドは南インドのティルチラパリで生まれドイツ育ち。世界
で最も人気のあるピアノ指導者の一人カール=ハインツ・ケマーリングやハイ
ジ・ケーラーに師事。第12回 スペイン“ホセ・イトゥルビ”国際ピアノコン
クール入賞などドイツを中心に活躍しているピアニスト。

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06-10 No.3

2006年10月03日 18時48分33秒 | Weblog
★★★グッディーズ・オリジナル企画・第2回発売★★★
SPレコードを生で聴くすばらしさを多くの方に感じてもらいたい!という思い
から、当店で独自に復刻した音源をCD-Rにて頒布いたします。
当店の復刻CD-Rのマスターは、真空管オーディオの専門家で、SP復刻にかけて
は一家言をお持ちの、新 忠篤氏の協力を得て製作しております。「ラジオ技
術」11月号(10月10日発売)にも、新氏のコーナーで紹介される事になってい
ますが、氏の自作直熱管フォノイコライザを使用して行われる復刻は、これま
での復刻ものとはまったく違った音質でSPが再現されます。かつてこれほどま
でに鮮度の高いSPの再生ノイズがCDに刻まれたことは無かっただろうというノ
イズの中に、これまでは聴くことが出来なかった演奏家の細やかな息遣いを聴
き取ることが出来ます。SP復刻は、世界中で様々の専門化がそれぞれの見識で
行っており、どれが最高とは決して言うことは出来ませんが、これまでにない
鮮度の高い復刻をお届けできたのではと思います。

●SPレコード本来の音を追求したダイレクト・トランスファー CD-R
SPレコードの真の音は残念ながら、これまで市販された復刻CDではなかなか聴
くことができません。それはSPレコードの音ミゾに刻まれた音声信号を拾い出
すプロセスで、重要な情報が失われているからです。このCD-Rシリーズは復刻
プロセスを最短にしてSPレコードのありのままをお届けするダイレクト・トラ
ンスファーです。LPとは比較にならない強大な音響勢力を持つSPレコードのた
めに、専用のカスタムメイド真空管式フォノイコライザをの使用しています。
またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り、一切のノイズリダク
ションを排除してあります。従来のSP復刻CDよりノイズの量は多くなりますが、
ノイズの奥に演奏者の確かな息づかいが聴き取れます。プレスCDより音の鮮度
の点で優位と判断し、CD-Rを採用しました。収録はSPレコード3枚から5枚の
初発売時のアルバム単位を基本としています。
ケースには録音データ(オリジナル・レコード番号、マトリクス番号、テイク、
録音年月日等)を記載してありますが、曲目解説はありません。

●頒布予定:第2回 10タイトル 2006年10月中旬以降
●頒布価格:各1枚 \1500(税込) お取り扱いは当店の通販のみとなります。

■ご注意
CD-Rを使用していますので、再生機器によっては再生が出来ない場合もござい
ますので、ご了承下さい。
編集作業を一切行っておりませんので、曲はつながっていません。1トラックは
SP盤片面分となります。トラック間の空白部分は統一されていません。
リードアウト部分の短い盤は、終わりの部分のノイズが入る場合があります。

78CDR-1010
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品6
グィラ・ブスターボ (ヴァイオリン)
フリッツ・ツァウン指揮ベルリン市立管弦楽団
独 COLUMBIA LWX 354/5
(1942年ベルリン録音)
グィラ・ブスターボ (1919-)はアメリカのウィスコンシン州生まれのイタリア
系女流ヴィオリニスト。第 2次世界大戦中ドイツで活躍した。ドイツ・コロン
ビアにシベリウスとパガニーニの協奏曲を録音していた。他に小品が数曲英コ
ロンビアにあった。彼女は晩年インスブルックの音楽院で後進の指導にあたっ
ていた。

78CDR-1011
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIa-1
ミシェル・オークレール (ヴァイオリン)
ジャック・ティボー指揮パリ音楽院管弦楽団
仏 DISQUE "GRAMOPHONE" W1579/80
(1943年10月7日パリ、アルベール・スタジオ録音)
パリ音楽院の名ヴァイオリン教授ジュール・ブーシュリ(1878-?)について学ん
だミシェル・オークレール (1924-2005)が1943年のロン=ティボー・コンクー
ルで優勝し、そのお祝いとして師の一人のジャック・ティボーの指揮で録音し
た記念レコード。こぼれるような初々しい表情のヴァイオリンに父親のように
暖かい手をさしのべるティボーが微笑ましく感じる。
(お詫び:トラック2の終了時にボコノイズがあります)

78CDR-1012
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調
ジョアン・マッシア (ヴァイオリン)
ブランシュ・セルヴァ (ピアノ)
英 COLUMBIA DX239/242
(1930年6月3&6日パリ録音)
ブランシュ・セルヴァ (1884-1942)はパリ音楽院でピアノを学び181895年に11
歳で一等賞、1904年にJ.S.バッハのクラヴィーア曲集を全曲ピアノで演奏した。
ヴァイオリンのジョアン・マッシアはカタロニア出身で1923年にセルヴァと
デュオを組み演奏活動を始めた。セルヴァは1930年11月のコンサート中に卒中
に襲われステージ活動を離れた。仏マリブラン (CDRG177)にこのフランク以外
のセルヴァの全録音が復刻されている。

78CDR-1013
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調作品37
アルフレッド・デュボワ (ヴァイオリン)
デジレ・ドゥフォー指揮ブリュッセル王立音楽院管弦楽団
仏 COLUMBIA LFX14/6
(1929年9月27日ブリュッセル録音)
アルフレッド・デュボワ (1898-1949)はフランコ=ベルギー派の中核のヴァイ
オリニスト。ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)を師に仰ぎ、アルテュール・グ
リュミオー(1921-1975)を弟子に持った。作曲家のアンリ・ヴュータン(1820
-1881)はまたイザイの師にあたる。ハイフェッツの名演奏で知られるこの第5番
の世界初録音であった。フランコ=ベルギー正統派の演奏が聴ける貴重盤。

78CDR-1014
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「春」
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調作品23
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第 8番ト長調作品30-3
フリッツ・クライスラー (ヴァイオリン)
フランツ・ルップ (ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB8054/60
(第4番&第5番=1935年4月, 第8番=1936年2月ロンドン、アビー・ロード第3ス
タジオ録音)
フリッツ・クライスラー (1875-1962)が1935年と1936年に録音したベートーヴェ
ンヴァイオリン・ソナタ全曲の第2巻とした発売されたSPレコード7枚組のセッ
ト。60歳を越えたクライスラーの深い音楽的心境が聴く者の心を打つ。

78CDR-1015
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47
「クロイツェル」
ジャック・ティボー (ヴァイオリン)
アルフレッド・コルトー (ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1328/31
(1929年5月27&28日パリ, プレイエル音楽堂サル・ショパン録音)
ジャック・ティボー (1880-1953)とアルフレッド・コルトー(1877-1962)が電
気録音初期に録音したベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタの唯一の録音。
ベートーヴェンの「大公」トリオと同様天馬空を行くごときの名演奏。

78CDR-1016
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
フリッツ・クライスラー (ヴァイオリン)
ジョン・バルビローリ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB8127/31
(1936年6月18&22日ロンドン, アビー・ロード第1スタジオ録音)
フリッツ・クライスラー (1875-1962)が1936年に再録音したもの。録音が優れ、
深みを増したクライスラーの心の襞を恐ろしいほど捉えている。ソロ・ヴァイ
オリンとオーケストラのバランスも最高。

78CDR-1017
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
ジネット・ヌヴー (ヴァイオリン)
ワルター・ジュスキンド指揮フィルハーモニア管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB9007/10
(1945年11月21日ロンドン, アビー・ロード第1スタジオ録音)
ジネット・ヌヴー(1919-1949)の極め付きの演奏で、彼女の初の協奏曲録音で
もあった。SPレコードでの発売だがオリジナル録音はテープだと思われる。

78CDR-1018
ショーソン:詩曲作品25
ジョルジュ・エネスコ (ヴァイオリン)
サンフォード・シュルッセル (ピアノ)
日本コロムビア J7880/1
(1929年ニューヨーク録音)
ヴァイオリニスト、ピアニスト、指揮者、作曲家の全能音楽家だったエネスコ
(1881-1955)がアメリカ・コロンビアに録音した電気録音6枚の中の一曲である。
全霊精根を傾けてひたすら弾くこのアーティストのベストフォームで、ヴァイ
オリン・レコードの最高峰。

78CDR-1019
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV 1004
ジョコンダ・デヴィート (ヴァイオリン)
(1950年&1947年ロンドン, アビー・ロード第3スタジオ録音)
ジョコンダ・デヴィート (1907-1994)はイタリア最高の女流ヴァイオリニスト。
1944年ローマのサンタ・チェチーリア音楽院の終身教授に任命された。1947年
からEMIに録音を始めた。最初に「シャコンヌ」が、残りの4つの楽章は3年後
の1950年に録音された。燃える炎のようなバッハが聴ける。オリジナルはテー
プ録音と思われる。

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06-10 No.2

2006年10月03日 18時48分08秒 | Weblog
<United Archives>
UAR 004 3枚組 \2850
ブラームス:交響曲(全曲)
[CD1]
交響曲第1番 ハ短調 op.68
交響曲第2番 ニ長調 op.73
[CD2]
交響曲第3番 ヘ長調 op.90
交響曲第4番 ホ短調 op.98
[CD3]
ハイドンの主題による変奏曲
大学祝典序曲op.80
悲劇的序曲op.81
ハンガリー舞曲1,3,10&17番
ブルーノ・ワルター(指)ニュヨーク・フィル
録音:
[CD1]
1953年12月30日(オリジナルLP/コロンビアLP ML5124)
1953年12月28日(コロンビアLP ML5125)
[CD2]
1953年12月21&23日(コロンビアLP ML5126)
1951年2月12日(コロンビアLP ML5127)
[CD3]
1953年2月18&19日(コロンビアLP ML5076)
1951年3月12日(コロンビアLP ML5126)
1953年2月18&23日(ML 5076)
1951年2月12日(ML 5126)
宇野氏も大絶賛の第2番、第3番を含むニューヨーク時代の名演奏が、ユナイテ
ッド・アーカイヴスの脅威の音質によってよみがえります。交響曲第1番はや
や荒削りな面も認められますが、スケールの大きさ、豊かなカンタービレなど
はさすがワルターです。第2番は宇野氏も「ニューヨーク時代におけるベスト・
ワン」と大絶賛の名演。ユナイテッド・アーカイヴスレーベルの脅威の高音質
で蘇ります。第3番は、宇野氏も「ワルターのすべてのレコードの中でも傑出
した名演の一つであり、オーケストラを自家薬籠中のものとして棒一本で手足
のごとく動かす様は、見事の一語につき、心技充実したワルターの姿がある」
と手放しで絶賛のもの。第4番もワルターならではのどっしりとした量感を感じ
ることのできる熱演。[CD3]に収録されている管弦楽曲も、いずれも宇野氏は
ワルター色がよくでたものと激賞しているものばかりです。音楽を愛する人の
みならず、人類にとって偉大なる遺産の新たなる誕生であると申せましょう。
それにしてもこの驚異的ともいえる高音質、おそるべしでございます。

UAR 008 4枚組 \3250
クラウディオ・アラウ(1993?1991)/米コロンビア録音集(1946-1950)
[CD1]
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」ハ長調op.53(1947、49年)
ピアノ・ソナタ第26番「告別」変ホ長調op.81a(1947、49年)
シューベルト:アレグレット ハ短調 D.915(1949年)*
[CD2]
ショパン:24の前奏曲op.28(1950年)
シューマン:
クライスレリアーナop.16(1946年)
アラベスク ハ長調 op.18
[CD3]
ドビュッシー:
ピアノのために(1949年)
版画(1949年)
映像第1集&第2集(1949年)
[CD4]
ラヴェル:夜のガスパール(1949年)
アルベニス:イベリア 第1巻&第2巻(1946,47年)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
*初CD化
ピアノの録音は、音の良し悪しがきわめてわかりやすく、技術士泣かせのもの
です。復刻となればなおさらです。今ここに新たに蘇ったアラウの壮年期の演
奏は、ユナイテッド・アーカイヴスの脅威の音質によって、50年以上前に録音
されたものとは信じられないほどのものとなっています。録音当時、アラウは
45歳前後。1941年にアメリカに渡って間もないころで、アメリカではもとより、
ヨーロッパ全土でも演奏活動を展開し、まさに巨匠の仲間入りを果たそうとし
ていた時期のものです。同時に、RCAとの契約を終え、コロンビアに移籍した
直後(1946年)でした。どの録音も、低音も色褪せることなくとらえられてお
り、それが見事に復刻されています。4枚目に収録されているアルベニスのイ
ベリアは、晩年になってもう一度録音してはいますが、この46、47年の録音の
もつ輝かしい生命力とリズムは、ほかでは得がたいものとなっています。




<audite>
AU 92554(SACD-Hybrid) \2380
ブラームス:
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
アーサー・キャンベル(Cl) ダニエル・ラクロー(Vc)
ジャン=パスカル・メイエ(P)
フランセス・レンツィ(P)
晩年にさしかかったブラームスが名手ミュールフェルトとの出会いをきっかけ
として書いたクラリネットつきの室内楽作品。ブラームス特有のメランコリッ
クな味わいたっぷりでじんわり染みます。自らヴィルトゥオーゾを名乗るキャ
ンベルをはじめ演奏陣は、いずれも数々の国際コンクールで優秀な成績を収め、
演奏活動のかたわら教鞭もとる名手揃いです。

AU 92523(SACD-Hybrid) \2380
マルチヌー:チェロ・ソナタ集
第1番(1939)
第2番(1941)
第3番(1952)
ティルマン・ヴィック(Vc)
パスカル・ドヴァイヨン(P)
「音楽表現というものは作曲者の個性と経験の結果であるべきで、特異な技術
を用いた結果であってはならない。音楽は計算問題ではないのだ。というのも
創作したいという衝動は生きたいという、人生を感じたいという欲求とまった
く同じものだからだ。」このマルチヌーの信条どおり、3つのチェロ・ソナタ
も創作時期に重なるように大戦のショックとアメリカ亡命を色濃く反映した内
容となっています。同時にまた故郷チェコへの熱い心情を吐露している点も見
逃せません。ヴィックとドヴァイヨンのデュオはこうした作品の性格を鋭く浮
き彫りにしています。




<DOREMI>
DHR 7870/1 2枚組 \4160
イスラエルの星ザルツマンのライヴ集
「プニーナ・ザルツマン第6集」
モーツァルト:クラリネット三重奏曲変ホ長調K.498
「ケーゲルシュタット・トリオ」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとピアノのためのソナタ ト長調BWV.1027
リスト:コンソレーション第3番
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
リスト:ハンガリー幻想曲
リスト:葬送曲
バッハ / リスト編:前奏曲とフーガ イ短調BWV.543
ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」
ファリャ:アンダルーサ
プニーナ・ザルツマン(P)
ヨナ・エトリンガー(Cl)ダニエル・ベンヤミニ(Va)
ノアム・シェリフ(指)イスラエル・キブツSO.
ダニエル・ベンヤミニ(Va)
ゲオルク・ジンガー(指)イェルサレムSO.
メンディ・ロダン(指)イェルサレムSO.
録音:
1975年12月31日テル・アヴィヴ、マン・オーディトリウム
1978年6月25日イェルサレム・ハーン
1968年6月24日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
1960年10月29日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
1979年6月10日イェルサレム・ハーン
1967年11月テル・アヴィヴ
1978年11月7日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
1979年6月10日イェルサレム・ハーン
1980年6月24日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
1975年12月7日イェルサレム、シアター
1971年12月22、24日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
以上すべてライヴ
コルトーやタリアフェロに師事した、イスラエルの世界的名手ザルツマンのア
ルバムもついに第6集。すべてここでしか聴けない貴重なライヴです。ソロはも
ちろん、ベン=ハイム、ブラッハー、マルケヴィチに師事した作曲家・指揮者
シェリフなど共演者にも注目。



<HANSSLER>
98 204 \2080
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.4
第12番 イ長調 作品26、
第13番 変ホ長調 作品27-1、
第14番「月光」ハ短調 作品27-2、
第15番「田園」ニ長調 作品28
ゲルハルト・オピッツ(P)
ドイツ・ピアノの正統派を代表するピアニスト、ゲルハルト・オピッツ。
HANSSLERレーベルからの第4弾となるベートーヴェン・ソナタ集。ますます円熟
味を増すオピッツの入魂の作品です。伝統を受け継ぎながらも、彼自身の音楽
を真摯に構築していく様子がこのアルバムには描き出されています。また2005
年から日本でのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会を開始。2006年も
このアルバムに収録されている「月光」など「4大ピアノ・ソナタ」を中心に
各地で演奏します。
録音:2005年2月23日(第12番)、2004年11月10日(第13&14番)
2005年6月27日(第15番)

98 213 \2080
ラフマニノフ:楽興の時 作品16(全6曲)
ムソルグスキー:展覧会の絵
リリヤ・ジルベルシュタイン(P)
録音:2004年11月10-8日
1987年ブゾーニ国際コンクールで優勝したリリヤ・ジルベルシュテインによる
「展覧会の絵」。以前グラモフォンから録音があり(1993年)、10年後の彼女
の変わらぬ情熱とパワーに圧倒されます。
ラフマニノフ若き日の作品「楽興の時」では、選び抜かれた音の色彩が鮮やか
に描き出されています。




<hanssler>=SWR MUSIC=
93 184 \2250
バルトーク:
バレエ「かかし王子」Op.13より組曲
管弦楽のための協奏曲
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送SO.
録音:2006年1月30 & 31日、2005年12月8-14日
フライブルク・コンツェルトハウス(ライヴ)
ギーレンによるバルトークのオケコンが、ついにリリースとなります。
最晩年バルトークの最高傑作にして、今日のオーケストラ・ピースとして不動
の位置を占めるオケコン。ここ最近のギーレンの傾向としては、持ち前の知的
でバランスのとれたアプローチをベースに、より大きく豊かな響きを追求して
ゆくことでまた新たな魅力を開花させていますが、このバルトークもまさにそ
れ。目くるめく異常な色彩感。第1楽章からすでにすべての音が覚醒したかのよ
うに最高に刺激的な音楽ですが、第3、4楽章ではときに、いままでにきいたこ
とのない悲しい美しささえ漂わせるとは。恐ろしいくらいにバルトークそして
ギーレンの凄さが合わせて感じ取れる内容です。
いっぽうバルトーク30代前半、1916年完成のバレエ「かかし王子」は国際的名
声を得るきっかけとなった作品。物語は王女に恋した王子が、自分のダミーで
ある「かかし」(妖精のいたずらで生命を吹き込まれる)を使ってあの手この
手でなんとか王女を振り向かせようとする過程を描いたもの。作曲の背景には
1913年の春に行われたディアギレフ率いるロシア・バレエ団のブダペスト公演
が影響しているともいわれます。その折にはぺトルーシュカが上演されていま
すが、実際、ストラヴィンスキーの同じく「火の鳥」あたりの影響が濃厚なサ
ウンドが特徴的。幻想的な雰囲気に満ちた前奏から、グロテスクな「かかし王
子」の踊りと、ここでも起伏の激しい表現で作品の面白さを余すところなく再
現しています。
なお、鮮度と深みを同時に録音のすばらしさもこのアルバムの破格の魅力とな
っています。



<harmonia mundi>
HMX 2908201 8枚組 \10800
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
[CD1]
ピアノ・ソナタ第4番op.post.164 D.537イ短調、
第9番op.posth.147 D.575ロ長調、
第14番op.post.143 D.784 イ短調
[CD2]
ピアノ・ソナタ第11番D.625ヘ長調、
さすらい人幻想曲op.15 D.760 ハ長調、
ソナタ第15番D.840(「遺作」)ハ長調
[CD3]
ピアノ・ソナタ第16番op.42 D.845イ短調、
第7番op.122 D.568変ホ長調
[CD4]
ピアノ・ソナタ第17番op.53 D.850ニ長調、
第13番op.post.120 D.664 イ長調
[CD5]
ピアノ・ソナタ第18番「幻想」op.78 D.894ト長調、
楽興の時D.780
[CD6]
即興曲op.90 D.899、
ピアノ・ソナタ第19番D.958ハ短調、
12のドイツ舞曲op.171 D.790
[CD7]
ピアノ・ソナタ第20番D.959イ長調、
即興曲op.post.142 D.935
[CD8]
ピアノ・ソナタ第21番op.post.D.960変ロ長調、
3つのピアノ曲D.946
アラン・プラネス(Pf)
録音:[CD1]&[CD2]2002年5月、[CD3]2000年5月、[CD4]2000年2月、
[CD5]1999年5月、[CD6]1995年12月、[CD7]1997年5月、[CD8]1997年11月
1948年リヨン生まれのプラネス。カントロフとの共演も多く、また、ブーレー
ズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランのピアニストを務めたことで
も知られている実力派。シューベルトのピアノ・ソナタは、テクニックもさる
ことながら、高度な構成力と詩的理解力とが要求される難物。プラネスは、一
曲一曲のもつ世界を咀嚼し、空間に音の絵を紡ぎあげていきます。ピアノによ
る詩の朗読を聴いているような気分になれるプラネスのシューベルト、お買い
得です。

HMX 2908196 3枚組 \3050
ルネッサンス-ポリフォニー音楽の名曲集
[CD1]
「ウェルギリウスの歌?ルネサンス音楽における古典の詩」
ジョスカン・デプレ、チプリアーノ・デ・ローレ、オルランドゥス・ラッスス、
デリック・ヘラルデ、ルートヴィヒ・ゼンフル、マルブリアヌス・デ・オルト、
アドリアン・ヴィラールト、リシャール・ド・ランヴォワジ、
ドミニク・フィノ、作曲者不明他全15曲
[CD2]
「ルネサンスの哀歌-預言者エレミアの哀歌」
ティブルツィオ・マッサイーノ:
聖週間における預言者エレミアの哀歌のための音楽(5声,1599)
-聖体の秘蹟制定の聖木曜日の第1課/第2課/第3課
ロバート・ホワイト:哀歌(5声)第1課/第2課 
マルブリアヌス・デ・オルト:
預言者エレミアの哀歌(4声,1506)導入-アルフ-ベート-
ギメルラッスス:
聖金曜日のためのエレミアの哀歌 第1哀歌/第2哀歌/第3哀歌(5声,1585)
[CD3]ジャン・リシャフォール作品集
リシャフォール(1480?1548):
レクイエム(ジョスカンの思い出に)(6声)
モテット「主に従う人よ、主によって喜び歌え」(4声)
同「悲しみが私たちにのしかかり」(4声)
同「サルヴェ・レジナ」(5声)
同「心配するな、我が心よ」(4声) 
同「ぐびっ、ぐびっ、ぐびっ、今が飲み時」(3声)
同「甘く素敵な生活なんてない」(4声)
パウル・ファン・ネーヴェル(指)ウエルガスEns.
ルネッサンス時代を代表する作曲家達による、多声音楽集です。ウェルガス・
アンサンブルは、指揮者ネーヴェル率いるルネッサンスの作品を中心に演奏す
る団体です。たしかな生命力をもって聴くものを圧倒し、乾ききった身体や心
が美しい水と音で満たされていくような気分になれるボックスセットです。あ
らためて、ウェルガス・アンサンブルの上手さに脱帽させられます。

HMX 2901225 6枚組 \6300
[CD1]スペイン(パルマ・デ・マヨルカ教会)
[CD2]スペイン(トルホーヨ、コバルビアスの教会)
[CD3]フランス(マロセーヌの教会)
[CD4]フランス(マルムティエール、サン=マキシマンの教会)
[CD5]イタリア(ブレシア、バスティアの教会)
[CD6]ドイツ(トレーベル、アルテンブルフの教会)
フランソワ・シャプレ、ルネ・サオルジャン、
ミシェル・シャピュイ、ヘルムート・ヴィンター
オルガンの巨匠たちが、ヨーロッパ様々な土地にのこる名オルガンを駆使して
様々な楽曲を演奏しているディスクがぎゅっと集まった貴重なボックスセット。
オルガン入門にうってつけのセットとなっています。

HMX 2907454 3枚組 \3050
イギリスの教会音楽
[CD1] バード:「グラドゥアリア」からのミサ曲集
復活祭のミサ、モテット「天の女王」、ミサ「祝されし聖母マリアの被昇天」
、交唱「讃えよ、天の女王」
[CD2] ペルハム・ハンフレー(1647-1674):ヴァース・アンセム集
[CD3] 星の上に-ヴァース・アンセムとコンソート音楽
トムキンズ:
「主よ、我が終わりを教えたまえ」、「神に歌え」、「星々の上に」、
幻想曲(6曲)、
イン・ノミネ、ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ 他全20曲
[CD1]シャンティクレール 録音:1986年6月
[CD2]ドンナ・ディーム(S)、ドリュー・ミンター(C-T)、
R.カーヴィー=クランプ、ジョン・ポッター(T)、
ディヴィッド・トーマス(Bs)
ニコラス・マギーガン(指)ケンブリジ・ロマネスカ、クレア大学Cho.
[CD3]フレットワーク、エンマ・カークビー、キャスリーン・キング、
チャールズ・ダニエルズ、ドナルド・グレイグ他
イギリスで生まれた美しい教会音楽の数々。イギリスは一種の島国であったた
め、特殊な地位にありますが、その教会音楽もまた独特の美しさに満ちていま
す。名盤ばかりが集まった貴重なセットとなっています。

HMX 2907457 3枚組 \3050
[CD1]
「フラグメンツ-イタリア、ギリシャ、ロシア、イギリス、フランスの13-17
世紀」
ペルージャ、ペロティヌス、その他無名の作曲家たちによる作品
[CD2]「ザ・パワーズ・オブ・ヘブン-17,18世紀の東方正教会の音楽」
ボルトニャンスキー、ガルッピ、ティトフ、ディレツキ、ヴェデルらの作品
(全11曲)
[CD3]ラフマニノフ:晩祷 Op.37
[CD1]ポール・ヒリアー(指)シアター・オブ・ヴォイシズ
録音:2000年6月19-22日ドイツ
[CD2]&[CD3] ポール・ヒリアー(指)エストニア・フィルハーモニー室内Cho.
録音:2002年7月
ヒリアーによる指揮のもと、ヨーロッパ内外の様々な土地で生まれた祈りの音
楽が美しくこだまします。

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06-10 No.1

2006年10月02日 15時11分20秒 | Weblog
<VENEZIA>
CDVE04259 6枚組 \4500
グラズノフ交響曲全集
交響曲第1番ホ長調「スラヴ」
交響曲第2番嬰へ短調
交響曲第3番二長調
交響曲第4番変ホ長調
交響曲第5番変ロ長調
交響曲第6番ハ短調
交響曲第7番ヘ長調「田園」
交響曲第8番変ホ長調
幻想曲「海」
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団
1989年(交響曲第1-8番) 1993年2月13日(幻想曲「海」)
ステレオ録音
未完の交響曲第9番は含まれておりません。ご注意願います。






<PARNASSUS>
PACD96017/18 2枚組 \3960
「スヴャトスラフ・リヒテル1950年代ライヴ第5集」
CD1
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番D.960
ドビュッシー:前奏曲集第1集よりパックの踊り
シマノフスキ:ピアノ・ソナタ第2番
CD2
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番K.310
リスト:
「詩的で宗教的な調べ」-死者の追憶、ポロネーズ第2番、
ハンガリー狂詩曲第17番、コンソラシヨン第6番、スケルツォと行進曲、
暗い雲
シューマン:4つのフーガOp.72
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:
CD1:1957年5月,1958年10月,1954年、モスクワ
CD2:1958年11月,1957年5月,1958年10月,モスクワ
PARNASSUSレーベルの50年代のリヒテル・エディションの新譜が久々に発売に
なります。今までのタイトルは音質もさることながら演奏が素晴らしく、リヒ
テルを語るには欠かせない名演揃いでした。今回は有名曲からシマノフスキの
作品まで収録。期待いたしましょう。





<スリーシェルズ・レーベル>
3SCD-0003 \2800
「奏楽堂の響き -吹奏楽による奏楽堂ゆかりの作曲家たち」
矢代 秋雄:ファンファーレ
芥川 也寸志:東京ユニバーシアード・マーチ
芥川 也寸志(福田 滋編曲):交響曲第1番-第4楽章"アレグロ・モルト"
黛敏郎(辰野 勝康編曲):交響詩「立山」-テーマとセレクション
團 伊玖磨(時松 敏康編曲):吹奏楽のための奏鳴曲-"第1楽章"
別宮 貞雄:組曲「映像の記憶」(-改訂初演)
1.マタンゴ、2.黒い樹海、3.遥かなる男、4.鍵の鍵
眞鍋 理一郎:三つのマーチ(-初演)
1.マーチX《未知》、2.マーチY《葬送》、3.マーチZ《再生》
伊福部 昭:吹奏楽のためのロンド・イン・ブーレスク
芥川 也寸志(福田 滋編曲):NHK大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ音楽
福田滋(指揮)/リベラ・ウィンド・シンフォニー
(2006年5月7日 旧東京音楽学校奏楽堂にてライヴ収録)
奏楽堂は、東京上野の旧東京音楽学校の付属施設として明治23年に建てられた
日本最古の洋式音楽ホールである。滝廉太郎、山田耕筰をはじめ、明治、大正、
昭和の日本の作曲家が育ち、羽ばたいていった場であり、日本洋楽の発展の舞
台であったと言えよう。 今年(平成18年)、風薫る五月の一夜、そんな奏楽
堂にゆかりのある作曲家たちの吹奏楽作品を集めた演奏会が、当の奏楽堂で開
かれた。正に満員の聴衆の熱気に包まれて、矢代、芥川、黛、團のなかなか演
奏機会に恵まれない隠れた名作をはじめ、別宮が自身の映画音楽をアレンジし
た組曲「映像の記憶」の改訂版初演、眞鍋がこの演奏会のために書いた「三つ
のマーチ」の初演、そして図らずも追悼演奏となってしまった伊福部の「ロン
ド・イン・ブーレスク」が演奏された。本CDはその演奏会をライヴ収録したも
ので、奏楽堂ゆかりの作曲家たちの作品をその奏楽堂の響きで楽しむことので
きる一枚である。





<若林工房レーベル>
WAKA-4113 \1980
「ヴェルサイユ・クラヴサン音楽の精華」
F・クープラン: 恋のうぐいす(第14オルドルより)
第17オルドル(威厳、別名「フォルクレ」/小さな風車/鐘/クーラント/
バニョレの乳搾りの女)
A・フォルクレ: 第5組曲より(ラモー/シルヴァ/ジュピター)
J=Ph・ラモー: クラヴサン曲集(1724)より 組曲 ホ短調
(アルマンド/クーラント/ロンドによるジーグ I&II/鳥たちのさえずり
/リゴードンI&IIとそのドゥーブル/ロンドによるミュゼット/タンブーラ
ン/村人たち)
J・デュフリ: 三美神(-クラヴサン曲集第3巻より)
中野振一郎(チェンバロ)
録音: 2006年5月30日-6月1日、山梨市花かげホール
使用楽器:French double manual harpsichord After N. et F. Blanchet
1730, William Dowd-PARIS 1982,ピッチ:a’=415Hz
STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房

WAKA-4114 \1980
18世紀ドイツの「組曲」集
G・ベーム: 組曲 ハ短調
G・Ph・テレマン:
チェンバロの為のソロ(組曲) ハ長調 (《エセルチジ・ムジチ》より)
J・K・F・フィッシャー:
組曲《オイテルぺ》 へ長調 (《音楽のパルナソス》より)
J・S・バッハ: イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807
中野振一郎(チェンバロ)
録音: 2006年5月30日-6月1日、山梨市花かげホール
使用楽器:French double manual harpsichord After N. et F. Blanchet
1730, William Dowd-PARIS 1982,ピッチ:a’=415Hz
STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房
2006年に楽壇デビュー20周年を迎えた日本チェンバロ界の第一人者、中野振一
郎の最新録音。「ヴェルサイユ・クラヴサン音楽の精華」は、中野の得意とす
るフランスもの(ポルトレ)を集めた1枚。18世紀フランス宮廷文化を代表す
る4人の作曲家の音楽的饗宴。もう1枚のドイツものでは、大バッハとその先輩
作曲家たちの〈組曲〉を手掛かりにして、18世紀前半のドイツ鍵盤音楽の流れ
を俯瞰する試みに挑戦。18世紀におけるフランス、ドイツのそれぞれの音楽を
たっぷりとお楽しみいただく2タイトルです。

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