クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-10 No.3

2006年10月03日 18時48分33秒 | Weblog
★★★グッディーズ・オリジナル企画・第2回発売★★★
SPレコードを生で聴くすばらしさを多くの方に感じてもらいたい!という思い
から、当店で独自に復刻した音源をCD-Rにて頒布いたします。
当店の復刻CD-Rのマスターは、真空管オーディオの専門家で、SP復刻にかけて
は一家言をお持ちの、新 忠篤氏の協力を得て製作しております。「ラジオ技
術」11月号(10月10日発売)にも、新氏のコーナーで紹介される事になってい
ますが、氏の自作直熱管フォノイコライザを使用して行われる復刻は、これま
での復刻ものとはまったく違った音質でSPが再現されます。かつてこれほどま
でに鮮度の高いSPの再生ノイズがCDに刻まれたことは無かっただろうというノ
イズの中に、これまでは聴くことが出来なかった演奏家の細やかな息遣いを聴
き取ることが出来ます。SP復刻は、世界中で様々の専門化がそれぞれの見識で
行っており、どれが最高とは決して言うことは出来ませんが、これまでにない
鮮度の高い復刻をお届けできたのではと思います。

●SPレコード本来の音を追求したダイレクト・トランスファー CD-R
SPレコードの真の音は残念ながら、これまで市販された復刻CDではなかなか聴
くことができません。それはSPレコードの音ミゾに刻まれた音声信号を拾い出
すプロセスで、重要な情報が失われているからです。このCD-Rシリーズは復刻
プロセスを最短にしてSPレコードのありのままをお届けするダイレクト・トラ
ンスファーです。LPとは比較にならない強大な音響勢力を持つSPレコードのた
めに、専用のカスタムメイド真空管式フォノイコライザをの使用しています。
またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り、一切のノイズリダク
ションを排除してあります。従来のSP復刻CDよりノイズの量は多くなりますが、
ノイズの奥に演奏者の確かな息づかいが聴き取れます。プレスCDより音の鮮度
の点で優位と判断し、CD-Rを採用しました。収録はSPレコード3枚から5枚の
初発売時のアルバム単位を基本としています。
ケースには録音データ(オリジナル・レコード番号、マトリクス番号、テイク、
録音年月日等)を記載してありますが、曲目解説はありません。

●頒布予定:第2回 10タイトル 2006年10月中旬以降
●頒布価格:各1枚 \1500(税込) お取り扱いは当店の通販のみとなります。

■ご注意
CD-Rを使用していますので、再生機器によっては再生が出来ない場合もござい
ますので、ご了承下さい。
編集作業を一切行っておりませんので、曲はつながっていません。1トラックは
SP盤片面分となります。トラック間の空白部分は統一されていません。
リードアウト部分の短い盤は、終わりの部分のノイズが入る場合があります。

78CDR-1010
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品6
グィラ・ブスターボ (ヴァイオリン)
フリッツ・ツァウン指揮ベルリン市立管弦楽団
独 COLUMBIA LWX 354/5
(1942年ベルリン録音)
グィラ・ブスターボ (1919-)はアメリカのウィスコンシン州生まれのイタリア
系女流ヴィオリニスト。第 2次世界大戦中ドイツで活躍した。ドイツ・コロン
ビアにシベリウスとパガニーニの協奏曲を録音していた。他に小品が数曲英コ
ロンビアにあった。彼女は晩年インスブルックの音楽院で後進の指導にあたっ
ていた。

78CDR-1011
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIa-1
ミシェル・オークレール (ヴァイオリン)
ジャック・ティボー指揮パリ音楽院管弦楽団
仏 DISQUE "GRAMOPHONE" W1579/80
(1943年10月7日パリ、アルベール・スタジオ録音)
パリ音楽院の名ヴァイオリン教授ジュール・ブーシュリ(1878-?)について学ん
だミシェル・オークレール (1924-2005)が1943年のロン=ティボー・コンクー
ルで優勝し、そのお祝いとして師の一人のジャック・ティボーの指揮で録音し
た記念レコード。こぼれるような初々しい表情のヴァイオリンに父親のように
暖かい手をさしのべるティボーが微笑ましく感じる。
(お詫び:トラック2の終了時にボコノイズがあります)

78CDR-1012
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調
ジョアン・マッシア (ヴァイオリン)
ブランシュ・セルヴァ (ピアノ)
英 COLUMBIA DX239/242
(1930年6月3&6日パリ録音)
ブランシュ・セルヴァ (1884-1942)はパリ音楽院でピアノを学び181895年に11
歳で一等賞、1904年にJ.S.バッハのクラヴィーア曲集を全曲ピアノで演奏した。
ヴァイオリンのジョアン・マッシアはカタロニア出身で1923年にセルヴァと
デュオを組み演奏活動を始めた。セルヴァは1930年11月のコンサート中に卒中
に襲われステージ活動を離れた。仏マリブラン (CDRG177)にこのフランク以外
のセルヴァの全録音が復刻されている。

78CDR-1013
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調作品37
アルフレッド・デュボワ (ヴァイオリン)
デジレ・ドゥフォー指揮ブリュッセル王立音楽院管弦楽団
仏 COLUMBIA LFX14/6
(1929年9月27日ブリュッセル録音)
アルフレッド・デュボワ (1898-1949)はフランコ=ベルギー派の中核のヴァイ
オリニスト。ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)を師に仰ぎ、アルテュール・グ
リュミオー(1921-1975)を弟子に持った。作曲家のアンリ・ヴュータン(1820
-1881)はまたイザイの師にあたる。ハイフェッツの名演奏で知られるこの第5番
の世界初録音であった。フランコ=ベルギー正統派の演奏が聴ける貴重盤。

78CDR-1014
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「春」
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調作品23
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第 8番ト長調作品30-3
フリッツ・クライスラー (ヴァイオリン)
フランツ・ルップ (ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB8054/60
(第4番&第5番=1935年4月, 第8番=1936年2月ロンドン、アビー・ロード第3ス
タジオ録音)
フリッツ・クライスラー (1875-1962)が1935年と1936年に録音したベートーヴェ
ンヴァイオリン・ソナタ全曲の第2巻とした発売されたSPレコード7枚組のセッ
ト。60歳を越えたクライスラーの深い音楽的心境が聴く者の心を打つ。

78CDR-1015
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47
「クロイツェル」
ジャック・ティボー (ヴァイオリン)
アルフレッド・コルトー (ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1328/31
(1929年5月27&28日パリ, プレイエル音楽堂サル・ショパン録音)
ジャック・ティボー (1880-1953)とアルフレッド・コルトー(1877-1962)が電
気録音初期に録音したベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタの唯一の録音。
ベートーヴェンの「大公」トリオと同様天馬空を行くごときの名演奏。

78CDR-1016
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
フリッツ・クライスラー (ヴァイオリン)
ジョン・バルビローリ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB8127/31
(1936年6月18&22日ロンドン, アビー・ロード第1スタジオ録音)
フリッツ・クライスラー (1875-1962)が1936年に再録音したもの。録音が優れ、
深みを増したクライスラーの心の襞を恐ろしいほど捉えている。ソロ・ヴァイ
オリンとオーケストラのバランスも最高。

78CDR-1017
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
ジネット・ヌヴー (ヴァイオリン)
ワルター・ジュスキンド指揮フィルハーモニア管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB9007/10
(1945年11月21日ロンドン, アビー・ロード第1スタジオ録音)
ジネット・ヌヴー(1919-1949)の極め付きの演奏で、彼女の初の協奏曲録音で
もあった。SPレコードでの発売だがオリジナル録音はテープだと思われる。

78CDR-1018
ショーソン:詩曲作品25
ジョルジュ・エネスコ (ヴァイオリン)
サンフォード・シュルッセル (ピアノ)
日本コロムビア J7880/1
(1929年ニューヨーク録音)
ヴァイオリニスト、ピアニスト、指揮者、作曲家の全能音楽家だったエネスコ
(1881-1955)がアメリカ・コロンビアに録音した電気録音6枚の中の一曲である。
全霊精根を傾けてひたすら弾くこのアーティストのベストフォームで、ヴァイ
オリン・レコードの最高峰。

78CDR-1019
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV 1004
ジョコンダ・デヴィート (ヴァイオリン)
(1950年&1947年ロンドン, アビー・ロード第3スタジオ録音)
ジョコンダ・デヴィート (1907-1994)はイタリア最高の女流ヴァイオリニスト。
1944年ローマのサンタ・チェチーリア音楽院の終身教授に任命された。1947年
からEMIに録音を始めた。最初に「シャコンヌ」が、残りの4つの楽章は3年後
の1950年に録音された。燃える炎のようなバッハが聴ける。オリジナルはテー
プ録音と思われる。

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06-10 No.2

2006年10月03日 18時48分08秒 | Weblog
<United Archives>
UAR 004 3枚組 \2850
ブラームス:交響曲(全曲)
[CD1]
交響曲第1番 ハ短調 op.68
交響曲第2番 ニ長調 op.73
[CD2]
交響曲第3番 ヘ長調 op.90
交響曲第4番 ホ短調 op.98
[CD3]
ハイドンの主題による変奏曲
大学祝典序曲op.80
悲劇的序曲op.81
ハンガリー舞曲1,3,10&17番
ブルーノ・ワルター(指)ニュヨーク・フィル
録音:
[CD1]
1953年12月30日(オリジナルLP/コロンビアLP ML5124)
1953年12月28日(コロンビアLP ML5125)
[CD2]
1953年12月21&23日(コロンビアLP ML5126)
1951年2月12日(コロンビアLP ML5127)
[CD3]
1953年2月18&19日(コロンビアLP ML5076)
1951年3月12日(コロンビアLP ML5126)
1953年2月18&23日(ML 5076)
1951年2月12日(ML 5126)
宇野氏も大絶賛の第2番、第3番を含むニューヨーク時代の名演奏が、ユナイテ
ッド・アーカイヴスの脅威の音質によってよみがえります。交響曲第1番はや
や荒削りな面も認められますが、スケールの大きさ、豊かなカンタービレなど
はさすがワルターです。第2番は宇野氏も「ニューヨーク時代におけるベスト・
ワン」と大絶賛の名演。ユナイテッド・アーカイヴスレーベルの脅威の高音質
で蘇ります。第3番は、宇野氏も「ワルターのすべてのレコードの中でも傑出
した名演の一つであり、オーケストラを自家薬籠中のものとして棒一本で手足
のごとく動かす様は、見事の一語につき、心技充実したワルターの姿がある」
と手放しで絶賛のもの。第4番もワルターならではのどっしりとした量感を感じ
ることのできる熱演。[CD3]に収録されている管弦楽曲も、いずれも宇野氏は
ワルター色がよくでたものと激賞しているものばかりです。音楽を愛する人の
みならず、人類にとって偉大なる遺産の新たなる誕生であると申せましょう。
それにしてもこの驚異的ともいえる高音質、おそるべしでございます。

UAR 008 4枚組 \3250
クラウディオ・アラウ(1993?1991)/米コロンビア録音集(1946-1950)
[CD1]
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」ハ長調op.53(1947、49年)
ピアノ・ソナタ第26番「告別」変ホ長調op.81a(1947、49年)
シューベルト:アレグレット ハ短調 D.915(1949年)*
[CD2]
ショパン:24の前奏曲op.28(1950年)
シューマン:
クライスレリアーナop.16(1946年)
アラベスク ハ長調 op.18
[CD3]
ドビュッシー:
ピアノのために(1949年)
版画(1949年)
映像第1集&第2集(1949年)
[CD4]
ラヴェル:夜のガスパール(1949年)
アルベニス:イベリア 第1巻&第2巻(1946,47年)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
*初CD化
ピアノの録音は、音の良し悪しがきわめてわかりやすく、技術士泣かせのもの
です。復刻となればなおさらです。今ここに新たに蘇ったアラウの壮年期の演
奏は、ユナイテッド・アーカイヴスの脅威の音質によって、50年以上前に録音
されたものとは信じられないほどのものとなっています。録音当時、アラウは
45歳前後。1941年にアメリカに渡って間もないころで、アメリカではもとより、
ヨーロッパ全土でも演奏活動を展開し、まさに巨匠の仲間入りを果たそうとし
ていた時期のものです。同時に、RCAとの契約を終え、コロンビアに移籍した
直後(1946年)でした。どの録音も、低音も色褪せることなくとらえられてお
り、それが見事に復刻されています。4枚目に収録されているアルベニスのイ
ベリアは、晩年になってもう一度録音してはいますが、この46、47年の録音の
もつ輝かしい生命力とリズムは、ほかでは得がたいものとなっています。




<audite>
AU 92554(SACD-Hybrid) \2380
ブラームス:
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
アーサー・キャンベル(Cl) ダニエル・ラクロー(Vc)
ジャン=パスカル・メイエ(P)
フランセス・レンツィ(P)
晩年にさしかかったブラームスが名手ミュールフェルトとの出会いをきっかけ
として書いたクラリネットつきの室内楽作品。ブラームス特有のメランコリッ
クな味わいたっぷりでじんわり染みます。自らヴィルトゥオーゾを名乗るキャ
ンベルをはじめ演奏陣は、いずれも数々の国際コンクールで優秀な成績を収め、
演奏活動のかたわら教鞭もとる名手揃いです。

AU 92523(SACD-Hybrid) \2380
マルチヌー:チェロ・ソナタ集
第1番(1939)
第2番(1941)
第3番(1952)
ティルマン・ヴィック(Vc)
パスカル・ドヴァイヨン(P)
「音楽表現というものは作曲者の個性と経験の結果であるべきで、特異な技術
を用いた結果であってはならない。音楽は計算問題ではないのだ。というのも
創作したいという衝動は生きたいという、人生を感じたいという欲求とまった
く同じものだからだ。」このマルチヌーの信条どおり、3つのチェロ・ソナタ
も創作時期に重なるように大戦のショックとアメリカ亡命を色濃く反映した内
容となっています。同時にまた故郷チェコへの熱い心情を吐露している点も見
逃せません。ヴィックとドヴァイヨンのデュオはこうした作品の性格を鋭く浮
き彫りにしています。




<DOREMI>
DHR 7870/1 2枚組 \4160
イスラエルの星ザルツマンのライヴ集
「プニーナ・ザルツマン第6集」
モーツァルト:クラリネット三重奏曲変ホ長調K.498
「ケーゲルシュタット・トリオ」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとピアノのためのソナタ ト長調BWV.1027
リスト:コンソレーション第3番
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
リスト:ハンガリー幻想曲
リスト:葬送曲
バッハ / リスト編:前奏曲とフーガ イ短調BWV.543
ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」
ファリャ:アンダルーサ
プニーナ・ザルツマン(P)
ヨナ・エトリンガー(Cl)ダニエル・ベンヤミニ(Va)
ノアム・シェリフ(指)イスラエル・キブツSO.
ダニエル・ベンヤミニ(Va)
ゲオルク・ジンガー(指)イェルサレムSO.
メンディ・ロダン(指)イェルサレムSO.
録音:
1975年12月31日テル・アヴィヴ、マン・オーディトリウム
1978年6月25日イェルサレム・ハーン
1968年6月24日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
1960年10月29日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
1979年6月10日イェルサレム・ハーン
1967年11月テル・アヴィヴ
1978年11月7日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
1979年6月10日イェルサレム・ハーン
1980年6月24日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
1975年12月7日イェルサレム、シアター
1971年12月22、24日イェルサレム、YMCAオーディトリウム
以上すべてライヴ
コルトーやタリアフェロに師事した、イスラエルの世界的名手ザルツマンのア
ルバムもついに第6集。すべてここでしか聴けない貴重なライヴです。ソロはも
ちろん、ベン=ハイム、ブラッハー、マルケヴィチに師事した作曲家・指揮者
シェリフなど共演者にも注目。



<HANSSLER>
98 204 \2080
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.4
第12番 イ長調 作品26、
第13番 変ホ長調 作品27-1、
第14番「月光」ハ短調 作品27-2、
第15番「田園」ニ長調 作品28
ゲルハルト・オピッツ(P)
ドイツ・ピアノの正統派を代表するピアニスト、ゲルハルト・オピッツ。
HANSSLERレーベルからの第4弾となるベートーヴェン・ソナタ集。ますます円熟
味を増すオピッツの入魂の作品です。伝統を受け継ぎながらも、彼自身の音楽
を真摯に構築していく様子がこのアルバムには描き出されています。また2005
年から日本でのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会を開始。2006年も
このアルバムに収録されている「月光」など「4大ピアノ・ソナタ」を中心に
各地で演奏します。
録音:2005年2月23日(第12番)、2004年11月10日(第13&14番)
2005年6月27日(第15番)

98 213 \2080
ラフマニノフ:楽興の時 作品16(全6曲)
ムソルグスキー:展覧会の絵
リリヤ・ジルベルシュタイン(P)
録音:2004年11月10-8日
1987年ブゾーニ国際コンクールで優勝したリリヤ・ジルベルシュテインによる
「展覧会の絵」。以前グラモフォンから録音があり(1993年)、10年後の彼女
の変わらぬ情熱とパワーに圧倒されます。
ラフマニノフ若き日の作品「楽興の時」では、選び抜かれた音の色彩が鮮やか
に描き出されています。




<hanssler>=SWR MUSIC=
93 184 \2250
バルトーク:
バレエ「かかし王子」Op.13より組曲
管弦楽のための協奏曲
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送SO.
録音:2006年1月30 & 31日、2005年12月8-14日
フライブルク・コンツェルトハウス(ライヴ)
ギーレンによるバルトークのオケコンが、ついにリリースとなります。
最晩年バルトークの最高傑作にして、今日のオーケストラ・ピースとして不動
の位置を占めるオケコン。ここ最近のギーレンの傾向としては、持ち前の知的
でバランスのとれたアプローチをベースに、より大きく豊かな響きを追求して
ゆくことでまた新たな魅力を開花させていますが、このバルトークもまさにそ
れ。目くるめく異常な色彩感。第1楽章からすでにすべての音が覚醒したかのよ
うに最高に刺激的な音楽ですが、第3、4楽章ではときに、いままでにきいたこ
とのない悲しい美しささえ漂わせるとは。恐ろしいくらいにバルトークそして
ギーレンの凄さが合わせて感じ取れる内容です。
いっぽうバルトーク30代前半、1916年完成のバレエ「かかし王子」は国際的名
声を得るきっかけとなった作品。物語は王女に恋した王子が、自分のダミーで
ある「かかし」(妖精のいたずらで生命を吹き込まれる)を使ってあの手この
手でなんとか王女を振り向かせようとする過程を描いたもの。作曲の背景には
1913年の春に行われたディアギレフ率いるロシア・バレエ団のブダペスト公演
が影響しているともいわれます。その折にはぺトルーシュカが上演されていま
すが、実際、ストラヴィンスキーの同じく「火の鳥」あたりの影響が濃厚なサ
ウンドが特徴的。幻想的な雰囲気に満ちた前奏から、グロテスクな「かかし王
子」の踊りと、ここでも起伏の激しい表現で作品の面白さを余すところなく再
現しています。
なお、鮮度と深みを同時に録音のすばらしさもこのアルバムの破格の魅力とな
っています。



<harmonia mundi>
HMX 2908201 8枚組 \10800
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
[CD1]
ピアノ・ソナタ第4番op.post.164 D.537イ短調、
第9番op.posth.147 D.575ロ長調、
第14番op.post.143 D.784 イ短調
[CD2]
ピアノ・ソナタ第11番D.625ヘ長調、
さすらい人幻想曲op.15 D.760 ハ長調、
ソナタ第15番D.840(「遺作」)ハ長調
[CD3]
ピアノ・ソナタ第16番op.42 D.845イ短調、
第7番op.122 D.568変ホ長調
[CD4]
ピアノ・ソナタ第17番op.53 D.850ニ長調、
第13番op.post.120 D.664 イ長調
[CD5]
ピアノ・ソナタ第18番「幻想」op.78 D.894ト長調、
楽興の時D.780
[CD6]
即興曲op.90 D.899、
ピアノ・ソナタ第19番D.958ハ短調、
12のドイツ舞曲op.171 D.790
[CD7]
ピアノ・ソナタ第20番D.959イ長調、
即興曲op.post.142 D.935
[CD8]
ピアノ・ソナタ第21番op.post.D.960変ロ長調、
3つのピアノ曲D.946
アラン・プラネス(Pf)
録音:[CD1]&[CD2]2002年5月、[CD3]2000年5月、[CD4]2000年2月、
[CD5]1999年5月、[CD6]1995年12月、[CD7]1997年5月、[CD8]1997年11月
1948年リヨン生まれのプラネス。カントロフとの共演も多く、また、ブーレー
ズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランのピアニストを務めたことで
も知られている実力派。シューベルトのピアノ・ソナタは、テクニックもさる
ことながら、高度な構成力と詩的理解力とが要求される難物。プラネスは、一
曲一曲のもつ世界を咀嚼し、空間に音の絵を紡ぎあげていきます。ピアノによ
る詩の朗読を聴いているような気分になれるプラネスのシューベルト、お買い
得です。

HMX 2908196 3枚組 \3050
ルネッサンス-ポリフォニー音楽の名曲集
[CD1]
「ウェルギリウスの歌?ルネサンス音楽における古典の詩」
ジョスカン・デプレ、チプリアーノ・デ・ローレ、オルランドゥス・ラッスス、
デリック・ヘラルデ、ルートヴィヒ・ゼンフル、マルブリアヌス・デ・オルト、
アドリアン・ヴィラールト、リシャール・ド・ランヴォワジ、
ドミニク・フィノ、作曲者不明他全15曲
[CD2]
「ルネサンスの哀歌-預言者エレミアの哀歌」
ティブルツィオ・マッサイーノ:
聖週間における預言者エレミアの哀歌のための音楽(5声,1599)
-聖体の秘蹟制定の聖木曜日の第1課/第2課/第3課
ロバート・ホワイト:哀歌(5声)第1課/第2課 
マルブリアヌス・デ・オルト:
預言者エレミアの哀歌(4声,1506)導入-アルフ-ベート-
ギメルラッスス:
聖金曜日のためのエレミアの哀歌 第1哀歌/第2哀歌/第3哀歌(5声,1585)
[CD3]ジャン・リシャフォール作品集
リシャフォール(1480?1548):
レクイエム(ジョスカンの思い出に)(6声)
モテット「主に従う人よ、主によって喜び歌え」(4声)
同「悲しみが私たちにのしかかり」(4声)
同「サルヴェ・レジナ」(5声)
同「心配するな、我が心よ」(4声) 
同「ぐびっ、ぐびっ、ぐびっ、今が飲み時」(3声)
同「甘く素敵な生活なんてない」(4声)
パウル・ファン・ネーヴェル(指)ウエルガスEns.
ルネッサンス時代を代表する作曲家達による、多声音楽集です。ウェルガス・
アンサンブルは、指揮者ネーヴェル率いるルネッサンスの作品を中心に演奏す
る団体です。たしかな生命力をもって聴くものを圧倒し、乾ききった身体や心
が美しい水と音で満たされていくような気分になれるボックスセットです。あ
らためて、ウェルガス・アンサンブルの上手さに脱帽させられます。

HMX 2901225 6枚組 \6300
[CD1]スペイン(パルマ・デ・マヨルカ教会)
[CD2]スペイン(トルホーヨ、コバルビアスの教会)
[CD3]フランス(マロセーヌの教会)
[CD4]フランス(マルムティエール、サン=マキシマンの教会)
[CD5]イタリア(ブレシア、バスティアの教会)
[CD6]ドイツ(トレーベル、アルテンブルフの教会)
フランソワ・シャプレ、ルネ・サオルジャン、
ミシェル・シャピュイ、ヘルムート・ヴィンター
オルガンの巨匠たちが、ヨーロッパ様々な土地にのこる名オルガンを駆使して
様々な楽曲を演奏しているディスクがぎゅっと集まった貴重なボックスセット。
オルガン入門にうってつけのセットとなっています。

HMX 2907454 3枚組 \3050
イギリスの教会音楽
[CD1] バード:「グラドゥアリア」からのミサ曲集
復活祭のミサ、モテット「天の女王」、ミサ「祝されし聖母マリアの被昇天」
、交唱「讃えよ、天の女王」
[CD2] ペルハム・ハンフレー(1647-1674):ヴァース・アンセム集
[CD3] 星の上に-ヴァース・アンセムとコンソート音楽
トムキンズ:
「主よ、我が終わりを教えたまえ」、「神に歌え」、「星々の上に」、
幻想曲(6曲)、
イン・ノミネ、ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ 他全20曲
[CD1]シャンティクレール 録音:1986年6月
[CD2]ドンナ・ディーム(S)、ドリュー・ミンター(C-T)、
R.カーヴィー=クランプ、ジョン・ポッター(T)、
ディヴィッド・トーマス(Bs)
ニコラス・マギーガン(指)ケンブリジ・ロマネスカ、クレア大学Cho.
[CD3]フレットワーク、エンマ・カークビー、キャスリーン・キング、
チャールズ・ダニエルズ、ドナルド・グレイグ他
イギリスで生まれた美しい教会音楽の数々。イギリスは一種の島国であったた
め、特殊な地位にありますが、その教会音楽もまた独特の美しさに満ちていま
す。名盤ばかりが集まった貴重なセットとなっています。

HMX 2907457 3枚組 \3050
[CD1]
「フラグメンツ-イタリア、ギリシャ、ロシア、イギリス、フランスの13-17
世紀」
ペルージャ、ペロティヌス、その他無名の作曲家たちによる作品
[CD2]「ザ・パワーズ・オブ・ヘブン-17,18世紀の東方正教会の音楽」
ボルトニャンスキー、ガルッピ、ティトフ、ディレツキ、ヴェデルらの作品
(全11曲)
[CD3]ラフマニノフ:晩祷 Op.37
[CD1]ポール・ヒリアー(指)シアター・オブ・ヴォイシズ
録音:2000年6月19-22日ドイツ
[CD2]&[CD3] ポール・ヒリアー(指)エストニア・フィルハーモニー室内Cho.
録音:2002年7月
ヒリアーによる指揮のもと、ヨーロッパ内外の様々な土地で生まれた祈りの音
楽が美しくこだまします。

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