クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-10 No.8-1

2006年10月09日 18時51分58秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
734210(DVD-Video) 2枚組 \6400
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集+協奏交響曲
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ユーリ・バシュメット(Va)
カメラータ・ザルツブルク
CDで共演したロンドン・フィルから、こちらのDVDでは目下モーツァルト・イヤ
ーで引っ張りだこの人気オケ、カメラータ・ザルツブルクにバックを替えた点
が興味をそそるところです。CDでは、ムターが乗り移ったかのように渾然一体
となったロンドン・フィルの見事なパフォーマンスに唖然とさせられましたが、
カメラータ・ザルツブルクがムターとどのようなコラボレーションを聴かせて
くれるのかが大いに期待するところです。とはいえ、ムターの艶姿を映像で楽
しみながら聴けることこそが何といっても一番の楽しみといえるでしょう。

734300(DVD-Video) 3枚組 \6400
「パヴァロッティ at MET 3DVDボックス」
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」全曲 (73 4021)
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」全曲 (73 4025)
プッチーニ:歌劇「ボエーム」全曲 (73 4025)
DECCAの看板アーティストであるパヴァロッティのBOXがDGからリリースとなる
と、ちょっと違和感があるかも知れませんが。ともかく、現代最高の人気と実
力を誇り「生きる伝説」テノールであるパヴァロッティが重要な役どころを歌
ったMETの映像作品3作が、BOXとなって登場です。もちろん、どのオペラを見
るにもファースト・チョイス足るべきDVDばかりですので、パヴァロッティ・
ファンならずともうれしいリリース。なんといっても、これら3枚が2枚価格で
手に入るのですから!しかも、ボーナス映像として、ルチアーノ・パヴァロッ
ティ、ジェイムズ・レヴァイン、レナータ・スコットのインタビューが付加さ
れています。



<Decca>
4757753 \1850
レオンカヴァルロ:歌劇 「道化師」 全曲
アンドレア・ボチェッリ(T)、アナ・マリア・マルティネス(S)、
ステファノ・アントヌッチ(Br)、フランチェスコ・ピッコリ(T)、
ロベルト・アックルゾ(Br)、他
コーロ・ディ・ヴォーチ・ビアンケ(少年合唱団)
“ガウデアムス・イジトゥール”コンチェントゥス
ベッリーニ大劇場管弦楽団&合唱団
指揮:スティーヴン・メルクリオ
録音:2002年6月24日-7月4日、ベッリーニ大劇場

4757853 \1850
マスカーニ:歌劇 「カヴァレリア・ルスティカーナ」 全曲
アンドレア・ボチェッリ(T)、パオレッタ・マロク(S)、
エンケレイダ・シュコーザ(Ms)、エレナ・ベルフィオーレ(A)、
ステファノ・アントヌッチ(Br)、他
ベッリーニ大劇場管弦楽団&合唱団
指揮:スティーヴン・メルクリオ
録音:2002年6月24日-7月4日、ベッリーニ大劇場
2006年、自己最高位となるビルボード・アルバム・チャート第3位となった
「Amore」をリリースしたアンドレア・ボチェッリ。10月18日には日本盤も発売
となり、日本の洋楽ファンにも一躍その名が知れ渡る時がやってきました。そ
んな折の朗報!逆に久しぶりともいえる、クラシック作品、しかも人気オペラ
2作の新録新譜がリリースとなります。2002年の夏にセッション録音されてい
ながら、どういうわけか4年も経ってようやくリリースされるのは、このタイ
ミングを待っていたということなのでしょうか?なんにせよ、ヴェリズモ・オ
ペラの代表的人気曲である「道化師」と「カヴァレリア・ルスティカーナ」そ
れぞれに、また楽しみな一枚が加わりました!

4756051 7枚組 \6300
ブリテン・コンダクツ・ブリテン 4
CD1
ピアノ協奏曲 作品13
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
イギリス室内管弦楽団
ヴァイオリン協奏曲 作品15
マーク・ルボトスキ(Vn)
イギリス室内管弦楽団
CD2
チェロ交響曲 作品68
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
イギリス室内管弦楽団
シンフォニア・ダ・レクィエム 作品20
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
カンタータ・ミゼレイコルディウム 作品69 
P.ピアーズ(T) D.F=ディースカウ(Br) 
ロンドン交響楽団&合唱団
CD3
弦楽のための前奏曲とフーガ 作品29、
シンプル・シンフォニー 作品4、
フランク=ブリッジの主題による変奏曲 作品10
イギリス室内管弦楽団
青少年のための管弦楽入門 作品34
ロンドン交響楽団
CD4
パゴダの王子 作品57 (第1&2幕)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
CD5
パゴダの王子 (第3幕)
左手のピアノと管弦楽のための主題と変奏(ディヴァージョンズ) 作品21
ジュリアス・カッチェン(Pf)
ロンドン交響楽団
ミケランジェロの7つのソネット
P.ピアーズ(T) B.ブリテン(Pf)
CD6
ジョン=ダンの神聖なソネット 作品35
P.ピアーズ(T) B.ブリテン(Pf)
ウィリアム=ブレイクの歌と格言 作品74
D.F=ディースカウ(Br) B.ブリテン(Pf)
冬の言葉 作品52
P.ピアーズ(T) B.ブリテン(Pf)
ティト・フォー・タト
J.S=カーク(Br) B.ブリテン(Pf)
CD7
セレナード 作品31、
イリュミナシオン 作品18
P.ピアーズ(T) B.タックウェル(Hr)
ロンドン交響楽団
ノクターン 作品60
P.ピアーズ(T) イギリス室内管弦楽団
指揮:ベンジャミン・ブリテン
没後30周年ということで、国内盤のリリースも盛んで、どれもご好評を頂いて
いるブリテン自作自演集ですが、インターナショナルのほうでは、今回第4弾
ということで、指揮だけでなブリテンによるピアノ伴奏録音なども含んだ大変
興味深いセットです。いずれもブリテン自身による極め付きの演奏。親交深い
リヒテルとの息の合ったピアノ協奏曲、今もなお決定的名演として揺るぎない
ロストロポーヴィチによるチェロ交響曲、セレナードでのタックウェルが吹く
ナチュラル・ホルンの柔和な音色、ノクターンにおけるピアーズによって再現
された神秘的な世界など、ブリテン・ファン必携必聴のBOXセットです。

4757981 \2650 2枚組
完全限定盤
世紀の歌声-ジョーン・サザーランド生誕80周年記念
CD1
1.グノー:「ロメオとジュリエット」-私は夢に生きたい  
2.ヴェルディ:「椿姫-そはかの人か-花から花へ 
3.ドリーブ:「ラクメ」-若いインドの娘はどこへ<鐘の歌> 
ローマ歌劇場管/モリナーリ=プラデルリ指揮  Recorded 1960
4.ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」-神にそむいた私を罰して下さい!
LSO/ボニング指揮 Recorded 1963
5.ビゼー:交響的頌歌「ヴァスコ・ダ・ガマ」-君の心を開け  
OSR / ボニング指揮 Recorded 1969
6-8.ドニゼッティ:
「ランメルモールのルチア」-ああ,気の毒に、おそろしい亡霊があらわれて、
薔薇で飾られているわ 
OASCR /プリッチャード指揮 Recorded 1962
9.ベッリーニ:「ノルマ」-扇動する戦いの声が…清らかな女神よ 
ローマ歌劇場管/モリナーリ=プラデルリ指揮  Recorded 1960
10.オッフェンバック:「ホフマン物語」-森の小鳥はあこがれを歌う  
OSR/ボニング指揮 Recorded 1969
11.ベッリーニ:
「清教徒」-おお,私に希望を返して下さいませ…ここであなたのやさしいお声が
ローマ歌劇場管/モリナーリ=プラデルリ指揮 Recorded 1960
12.ホイベルガー:「オペラ舞踏会」-別室で
13.J.シュトラウス II:「カサノヴァ」-尼僧の合唱
ニュー・フィルハーモニア管/ボニング指揮 Recorded 1966
14.マスネ:
「ル・シッド」-恐ろしい決闘のため心は打ちひしがれ…泣け,泣け,わが瞳よ
LSO/ボニング指揮 Recorded 1962
15.ベッリーニ: 「夢遊病の女」-ああ!私がひたっているこの喜びは
OMMF/ボニング指揮 Recorded 1962
CD2
1.グノー:「ファウスト」-なんと美しいこの姿(宝石の歌) 
ローマ歌劇場管/モリナーリ=プラデルリ指揮  Recorded 1960
2.ロッシーニ:「セミラーミデ」-麗しい光が 
LSO/ボニング指揮 Recorded 1966
3.ベッリーニ:「 テンダのベアトリーチェ」-もし墓に行かずにすんだなら
LSO/ボニング指揮 Recorded 1962
4.ドニゼッティ:
「連隊の娘」-決まってしまったのね・・・富も身分も 
ローマ歌劇場管/ボニング指揮 Recorded 1967
5.ヴェルディ:「リゴレット」-愛は心の太陽,そして生命なのだ
パヴァロッティ/LSO/ボニング指揮 Recorded: 1971
6.ヴェルディ:「リゴレット」-グァルティエルマルデ…慕わしい人の名は
LSO/ボニング指揮 Recorded: 1971
7.レハール:「エヴァ(工場の娘)」-それはただの幸運の夢
ニュー・フィルハーモニア管/ボニング指揮 Recorded 1966
8.ノエル・カワード:パシフィック 1860-チェンジング・ワールド
ボニング指揮 Recorded 1966
9.ドニゼッティ:「愛の妙薬」-親切なそよ風に聞いてごらんなさい
パヴァロッティ/ECO/ボニング指揮 ecorded 1970
10.プッチーニ:「トゥーランドット」-この宮殿の中で
パヴァロッティ/LPO/メータ指揮  Recorded 1972
11.ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」-Da tutti abbandonata
パヴァロッティ/OTCB/ボニング指揮 Recorded 1975
12.ドニゼッティ:「ルクレチア=ボルジア」-彼はわたしの息子でした
NPO/ボニング指揮 Recorded 1978
ボーナス・トラック - 完全初CD化!
13.ドニゼッティ:
「イングランドのロズモンダ」
(「ランメルモールのルチア」からの代替アリア)
あの方はまだ…風が私を心地よく舞わせてくれないものか…恋人よ、来たれ
OASCR/プリッチャード指揮  
Recorded 1961(originally released in the LP set of Lucia di Lammermoor)
11月7日の80回目のお誕生日にむけて、さまざまなリリースを行っているDECCA
ですが、ここに集大成、完全限定のアニヴァーサリー作がリリースとなります。
30年にものぼるDECCAへの録音史のなかから厳選された音源はもちろん、今回は
100Pを越える超豪華版のブックレットが付属。これには、オリジナル・ジャケ
ット付きのコンプリート・dィスコグラフィーも含まれており、サザーランドに
限らず、DECCAの輝けるオペラ録音史を俯瞰できる重要な資料として、すべての
クラシック・ファン必携の1枚といえます。
完全生産限定につき、ご注意ください。

●Decca Original Masters
4758134 5枚組 \4500
レナータ・テバルディ-アリアとデュエット
トラック・リスト未詳
レナータ・テバルディ(S) V/A

4758140 6枚組 \5400
アンセルメ Decca Recordings 1953-1967
*=インターナショナル初CD化!
CD1
J.S.バッハ:カンタータ BWV31「天は笑い、地は歓呼す」
ハイドン:交響曲 第22番 変ホ長調 「哲学者」*
ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調*
ウェーバー:序曲「幽霊の支配者」*、歌劇「プレチオーザ」序曲*
メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」 作品95
CD2
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」-ダッタン人の踊り
リャードフ:キキモラ -民話 作品63
ストラヴィンスキー:組曲「ペトルーシュカ」
シベリウス:交響曲 第4番 イ短調*
CD3
ドリーブ:「コッペリア」-前奏曲とマズルカ、「シルヴィア」-狩の女神
フランク:交響詩「のろわれた狩人」
シャブリエ:楽しい行進曲、歌劇「いやいやながらの王様」-スラヴ舞曲
フォーレ:歌劇「ペネロープ」-前奏曲
シューマン(グラズノフ編):謝肉祭*
CD4
フォーレ:組曲「マスクとベルガマスク」
ラヴェル:組曲「クープランの墓」
ドビュッシー(ビューザー編):小組曲
ドビュッシー(アンセルメ編):6つの古代の墓碑銘*
レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」*
CD5
オネゲル:劇的オラトリオ「ダビデ王」
シュザンヌ・ダンコ(Sp) マリー=リーズ・ド・モンモラン、
ポーリーヌ・マルタン(Ms) ミシェル・アメル(T)
オネゲル:パシフィック231
CD6
デュカス:バレエ「ペリ」-ファンファーレとポエム
リムスキー=コルサコフ:ドゥビーヌシュカ 作品62
レスピーギ:ロッシニアーナ*
ストラヴィンスキー:ロシア風スケルツォ
マルタン:7つの管楽器、ティンパニー、打楽器と弦楽合奏のための協奏曲
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1953-1967年、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
巨匠アンセルメによる、小品を多数集積した一風変わったBOXセット。オケはす
べて主兵のスイス・ロマンド管。インターナショナル初CD化を多数含みます。

4758147 6枚組 \5400
ヨッフム ベートーヴェン:交響曲全集(第1-9番)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:オイゲン・ヨッフム
(第9番-リゼロッテ・レープマン(S)、アンナ・レイノルズ(A)、
アントン・デ・リッダー(T)、ゲルト・フェルトホフ(Bs)、オランダ放送合唱団)
録音:1967-69年
巨匠ヨッフムが遺した3つのベートーヴェン:交響曲全集のうちの一つで、この
PHILIPS盤は、1950年代のDG盤と1970年代のEMI盤の中間に位置するもの。円熟
期にあたるヨッフムの最も充実した演奏として定評高い録音。

4758202 7枚組 \6300
クリフォード・カーゾン Deccaレコーディング Vol.4
1944-1970
CD1
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 「皇帝」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
CD2
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15
ロンドン交響楽団/指揮:ジョージ・セル
ブラームス:愛の歌 (18曲のワルツ) 4声と4手ピアノのための 作品52
ブラームス:
新しい愛の歌 (15曲のワルツ) 4声と4手ピアノのための 作品65
イルムガルト・ゼーフリート(Sp) キャスリーン・フェリアー(A)
ユリウス・パツァーク(T) ホルスト・ギュンター(Br) 
ハンス・ガルピアーノ(Pf)
CD3
シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17
シューマン:子供の情景 作品15
シューベルト:さすらい人幻想曲 D760
CD4
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 D667 「ます」
ウィーン八重奏団のメンバー
ブリテン:序奏とブルレスク風ロンド 作品23-1
ブリテン:悲劇的マズルカ 作品23-2
ベンジャミン・ブリテン(Pf)
ペイペル(1894-1947):交響曲 第3番 
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:エドゥアルド・ファン・ベイヌム
CD5
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K595
イギリス室内管弦楽団/指揮:ベンジャミン・ブリテン
CD6
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 K537 「戴冠式」
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K595
CD7
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K488
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K491
ロンドン交響楽団/指揮:イシュトヴァーン・ケルテス
クリフォード・カーゾン(Pf)
クリフォード・カーゾンによるシリーズ第4弾。DECCAに膨大な録音を遺してい
たことを改めて認識すると共に、決定盤級の名演がいくつも含まれていること
に驚かされます。モーツァルトのピアノ協奏曲第20番(ブリテン指揮)、クナ
と共演したベートーヴェンの第4&5番、信頼の厚かったジョージ・セルとのブ
ラームスの第1番など、名盤がびっしり詰まったBOXセットの登場です。

4758176 \1850
「敬愛なるベートーヴェン」OST
弦楽四重奏のための「大フーガ」 変ロ長調 作品133
タカーチ四重奏団
「互いに抱きあおう、百万人の人々よ!」(Lazarkiewicz)
ロンドン交響楽団
ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10-第3楽章
アシュケナージ
交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」-第4楽章
ハイティンク/コンセルトヘボウ管
アンナの練習曲とヴァリエーション (Lazarkiewicz)
ディアベッリ変奏曲より
コヴァセヴィチ
ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111-第2楽章
アシュケナージ
弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 作品59-3 「ラズモフスキー第3番」-第2楽章
タカーチ四重奏団
「太陽と月に背いて」「秘密の花園」などの女流監督、アニエスカ・ホランド
の最新作「敬愛なるベートーヴェン(Copying Beethoven)」のサウンド・トラッ
ク。晩年、耳が聴こえなくなったにもかかわらず、旺盛な創作活動を続けたこ
とは大変有名な話ですが、この映画では、この時期のベートーヴェンを支えた
ひとりの女性アンナに焦点をあてた物語になっています。そして、もっとも
フィーチャーされる楽曲は「第九」。サントラではハイティンク/コンセルト
ヘボウ管の演奏が使用され、その他ベートーヴェンのオリジナル作品もDecca/
Philipsアーティストの音源です。「アマデウス」でモーツァルト人気が再燃
したように、モーツァルト・イヤーの次の年は、この映画によってベートー
ヴェン・フィーバーがやってくるかも知れません。
アンナにダイアン・クルーガー(「トロイ」、「戦場のアリア」)、ベートー
ヴェンにエド・ハリス(「ビューティフル・マインド」)。12月上旬、日本公
開予定。

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06-10 No.8-2

2006年10月09日 18時51分19秒 | Weblog
●Decca DVD-Video
743147(DVD-Video) \3350
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」全曲
(アルメニア制作、映画版コンプリート・オペラ)
ハスミク・パピアン(S)、ゲガム・グリゴリアン(T)、
ヴァルドゥイ・ハチャトリアン(Ms)、他
映画監督:ボリス・アイラペティアン
ローマ帝国支配化のガリア地方が舞台とされる「ノルマ」。今回のこの映像版
は、監督アイラペティアンの故郷であるアルメニアの歴史的に重要な場所や建
造物でシューティングされています。2000年もの昔、ローマ人が感じたであろ
うエキソティシズムという観点からも、アルメニア文化創生に少なからず影響
したであろうローマ帝国の支配など、実際の舞台となった土地とは違うながら、
現代にこのストーリーを再現するに、これ以上適した土地もないと思えるほど。
アイラペティアンは、多くの歌劇を含む舞台演出を手がけ、そもそも「オペラ
とは何か」を知り尽くした人物。その後彼の表現は、舞台には収まりきらなく
なり、制限のない太陽の下、オペラ映画の製作を開始しました。歌手陣も、ア
ルメニアン=ネイティヴの秀英ばかりですが、特にパピアンはインターナショ
ナルな活躍も目覚しいソプラノ。究極の愛のドラマの真髄にぐっと迫った注目
の映像です。

743153(DVD-Video) \3350
Mozartballs -Mad about Mozart!(モーツァルトにくびったけ!)
1 The Overture
2 The Players
3 Meet Mozart
4 The Journey
5 The Vienna I Remember
6 Ear Squinting
7 Incredible Feeling
8 The Eyes of Mozart
9 The Reunion
10 Going Wonderfully
11 Memories of My Death
12 5,183 Steps
13 From Dreams
14 Confession
15 The Coda
16 End Credits
V/A
収録:2004年5月
Mozartballsとはかの有名な「モーツァルト・チョコレート」(球状のチョコ)
のこと。オーストリアの空港に山積みされているアレです。このドキュメンタ
リー・フィルムは5つのストーリーからできており、それぞれモーツァルトの音
楽によって人生変わってしまった人々の物語・・・。宇宙空間にモーツァルト
・チョコを置いてきちゃったオーストリア人宇宙飛行士や、モーツァルトの墓
に日参しケッヘル番号に固執する自殺志願のスイス人教師。アメリカ人のコン
ピューター技師(しかも作曲家)が開発した、即席モーツァルト作品が作れちゃ
うコンピューター・ソフト「Emmy」など。タイトルを聞いただけで吹き出して
しまいそうな、素敵な映像作品です。この作品を彩るのはもちろん、アマデウ
ス・モーツァルトの音楽と、前出「エミー」の音楽(聴いてみたい!)。しか
めっ面して鑑賞するのではあまりにももったいないモーツァルトの世界を存分
にお楽しみください!

743178(DVD-Video) \3350
「クリフォード・カーゾン BBCリサイタルズ」
シューベルト・シューマン・ブラームスの作品
詳細がまだわかりません。



<Philips>
●RICHTER - THE MASTER
1994年に発売となり「グラモフォン・アワード」も受賞、長くトップ・プライ
ス2枚組で愛されてきたリヒテルのThe Authorised Recordingシリーズがミッ
ド化されてうれしい復活!

4758124 2枚組 \1850
RICHTER - THE MASTER
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
第19番 ト短調 作品49-1、第20番 ト長調 作品49-2、
第22番 ヘ長調 作品54、第23番 ヘ短調 作品57「熱情」、
第30番 ホ長調 作品109、第31番 変イ長調 作品110、
第32番 ハ短調 作品111
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
同じシリーズで室内楽を含んだ4386242に3、18、28番が収録されていたのです
が、そっちはどうなっちゃうのでしょうか?近い復活が望まれます・・。

4758127 2枚組 \1850
RICHTER - THE MASTER
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
第2番 ヘ長調 K280、第5番 ト長調 K283、第13番 変ロ長調 K333、
ピアノ・ソナタ ヘ長調 K533(ロンドK494つき)、第14番 ハ短調 K457、
幻想曲 ハ短調 K475
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
リヒテルはモーツァルトの録音が比較的少ないだけに、これはきっと人気を高
めるアルバムとなるでしょう。

4758130 2枚組 \1850
RICHTER - THE MASTER
ロシア作曲家ピアノ作品集
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ 第4番 ハ短調 作品29 「古い手帳から」、
ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 作品82、10の小品 作品12-伝説、
つかの間の幻影 作品22より (Selection)
スクリャービン:
詩曲=夜想曲 作品61、2つの舞曲 作品69、幻想曲 ロ短調 作品28、
詩曲「炎に向かって」 作品72
ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ 作品87より (Selection)
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
リヒテルの十八番というべきロシアのピアノ作品集。


●Weekend Classics (DG)
世界的には大ヒット・シリーズとなったDGのウィークエンド・クラシック・シ
リーズ。初心者の方はもちろん、中に含まれる希少(珍?)音源などで、実は
マニアの方にも見逃せないシリーズなのですが、日本ではいまひとつブレイク
しないこともありまして、こっそり一番後ろでご案内します・・・。
※曲目詳細はお問い合わせ下さい(Goodies)

4776287 \900
オペラ・ウィークエンド
ビゼー:カルメン、
ヴェルディ:アイーダ、
ロッシーニ:セビリヤの理髪師、
モーツァルト:魔笛、
プッチーニ:トゥーランドット、蝶々夫人、トスカ、
オッフェンバック:ホフマン物語、
ドニゼッティ:愛の妙薬、
ワーグナー:神々のたそがれ、より
ベルガンサ、ギャーロフ、プライ、ドミンゴ、フレーニ、カレーラス、
グルベローヴァ、ベーレンス、他
指揮:アバド、カラヤン、シノーポリ、小澤、ジュリーニ
ロンドン交響楽団、スカラ座管、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、
フィルハーモニア管、他

4776288 \900
ロシアン・ウィークエンド
ハチャトゥリアン:剣の舞、
プロコフィエフ:ロメオとジュリエットより、
ソロヴィヨフ=セドイ:モスクワの夜中、
チャイコフスキー:くるみ割り人形より、
作曲者不詳:ボルガの舟人、グリーン・グラス&カリンカ、
リムスキー=コルサコフ:シェエラザードより、
タネーエフ:国から国へ、
ラフマニノフ:鐘より、
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ、
ムソルグスキー:展覧会の絵より
指揮:ロジェストヴェンスキー、小澤、ジャーロフ、ミニン、ヤルヴィ、
プレトニェフ、クーベリック、ジュリーニ
レニングラード・フィル、ボストン響、ドン・コサック合唱団、
モスクワ国立室内合唱団、エーテボリ響、ロシア・ナショナル間、
ベルリン・フィル、シカゴ響、他

4776289 \900
ヴェルディ・ウィークエンド
トロヴァトーレ、椿姫、ナブッコ、リゴレット、オテロ、アイーダ、
マクベス、ファルスタッフ、ロンバルディ、ドン・カルロ、仮面舞踏会、
シモン・ボッカネグラより
指揮:セラフィン、アバド、クーベリック、C.クライバー、レヴァイン、
シノーポリ
スカラ座管、バイエルン国立歌劇場管、MET、ベルリン・ドイツ歌劇場管、他

4776290 \900
ウィークエンド・ドリーム
グリーク:ペール・ギュントより「朝の気分」、
プッチーニ:「蝶々夫人」よりハミング・コーラス、
レスピーギ:リュートのための古い歌と舞曲第3集より、
ベートーヴェン:月光ソナタより第1楽章、
ドビュッシー:夜想曲、海、より、
シューマン:トロイメライ、
ヴォーン=ウィリアムズ:あげひばり、
ドヴォルザーク:弦楽セレナーデより、
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より
バレンボイム、ケンプ、イエペス、他
指揮:ヤルヴィ、シノーポリ、小澤、ブーレーズ、バレンボイム、ナヴァロ
エーテボリ響、フィルハーモニア管、ボストン響、クリーヴランド管、
パリ管、イギリス室内管、オルフェウス室内管、他

4776291 \900
シューベルト・ウィークエンド
未完成交響曲-第1楽章、「ます」-第4楽章、交響曲第5番-第1&3楽章、
楽興のとき-第1&3番、ロザムンデ序曲、即興曲D935-3、
アルペジォーネ・ソナタ-第2楽章、ます、野ばら、セレナーデ、
アヴェ・マリア
レヴァイン、ケンプ、マイスキー、フルニエ、スチューダー、他
指揮:ベーム、マリン
ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロンドン響

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06-10 No.7

2006年10月09日 18時50分29秒 | Weblog
<NMCレーベル、ロンドン・シンフォニエッタ・レーベル(イギリス)>
新しくNMCレーベルがディストリビュートすることになりましたロンドン・シン
フォニエッタ自主制作レーベルを取り扱うことになりました。まだタイトルは
少ないですが、オリヴァー・ナッセン指揮の武満作品集やナッセンの50歳記念
に贈られた作品を集めたCD(指揮はジョージ・ベンジャミン)など注目すべき
アルバムが出ております。

SINFCD3-2006 \1680
武満徹:
グリーン(1967)
アーク(弧) 第1部/第2部(1963-66/76) (英国初演)
ロルフ・ハインド(Pf)
オリヴァー・ナッセン指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
録音:1998年10月28日、33分57秒
1998年秋、ロイヤル・フェスティバル・ホールで行われたライヴ録音。ノヴェ
ンバー・ステップス第2番の副題を持つ「グリーン」、6つの楽章からなるピア
ノとオーケストラのための大作「アーク」はともに傑作にも関わらず決して演
奏機会、録音が多いとは言えません。演奏は武満音楽に深い理解と愛情をよせ
る作曲家オリヴァー・ナッセンの指揮とロンドン・シンフォニエッタという最
高の組み合わせ。武満イヤー最大の話題盤。

SINFCD1-2004 \1680
「スナップ・ショット/オリヴァー・ナッセン50歳記念トリビュート」
ルイ・アンドリーセン:とても鋭いトランペット・ソナタ
チャールズ・ウォーリネン:フィフティ・フィフティ
アレクサンダー・ゲール:オリーのためのたった2つの音
デトレフ・グラナート:踊る風景
エリオット・カーター:Au Quai
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:岸辺のオリー
オーガスタ・リード・トーマス:夜の最初の光を点けよ
ロバート・ズイダム:私はフーガは問題外だと思う
コリン・マシューズ:Flourish,with fireflie
ジュリアン・アンダーソン:パッカサリア風に
マーク=アンソニー・タネジ:スナップ・ショット
ジョージ・ベンジャミン:オリカントゥス
マグヌス・リンドベルイ:ブボ・ブボ
ジョージ・ベンジャミン指揮
ロンドン・シンフォニエッタ、
ロルフ・ハインド(Pf)
ニコラス・ホッジス(Pf)
録音:2002年6月-10月
作曲のみならず指揮者としても活躍するオリヴァー・ナッセンの50才を記念す
るトリビュート・アルバム。一番長い曲でも4分53秒という小品ばかりで、全て
ナッセンに捧げられている。世代も作風も様々なので今日のヨーロッパ作曲界
を図らずも俯瞰できる好企画。

SINFCD1-2006 \1680
「The Jerwood Series I」
タンシー・デイヴィス(1973):ネオン
スチュアート・マックレイ(1976):対話
デヴィッド・ポーセリン指揮
HK.グルーバー指揮、ジョン・ウォレス(Trp)
ロンドン・シンフォニエッタ
録音:2005年、2003年
デイヴィスは1973年生まれ。「ネオン」はジャズ、ロック、民族音楽、ノイズ
の要素が軽快なリズムにのせて目まぐるしく変化する。ストラヴィンスキーの
エボニー・コンチェルトあたりを思い出させる佳作。マックレイは1976年生ま
れ。「対話」はトランペットとオーケストラのための協奏曲で、こちらもポッ
プスの要素を取り込みながら点描的な音の塊が炸裂する。

SINFCD2-2006 \1680
「The Jerwood Series II」
モーガン・ヘイス:暗い部屋
ジョニー・グリーン・ウッド:汚れ
藤倉 大:フィフス・ステーション
アーティン・ブラビンス指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
マーク=ヴァン・デ・ウィール(Cl)
ヴァレリー・ハルトマン=クラヴェリー&ブリュノ・ペロー(オンドマルトノ)
ルイーズ・ホプキンス(Vc)
録音:2004年、2005年、2004年
全員1970年代生まれの若手作曲家の作品。近年注目の藤倉大は早くからヨーロ
ッパに留学しジョージ・ベンジャミンのもとで研鑽を積んできた。その後、ヨ
ーロッパの名だたる音楽祭で作品が演奏され、今年は芥川作曲賞のファイナリ
ストになった。チェロとオーケストラのための「フィフス・ステーション」は
表現主義的な烈しい音楽。





<NMCレーベル>
NMC D115 \1980
スチュアート・マックレイ(1976b):
ヴァイオリン協奏曲
「カウント・ウゴリーノの死」から2つの場面
モトゥス
ステアリング・コーラス
イラン・ヴォルコフ指揮
BBCスコティッシュ交響楽団
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ロレ・リクセンベルク(Ms)
スザンナ・マッキ指揮
バーミンガム現代音楽グループ
録音:2005-2006年
マックレイは1976年スコットランド生まれ。今回のロンドン・シンフォニエッ
タ自主レーベルにも録音がある。表現主義的な無調音楽。ヴァイオリン協奏曲
の第2楽章はクセナキスの死を悼み、彼に捧げられている。

NMC D121 \1980
ジュリアン・アンダーソン(1967b):
エデン
イマジンド・コーナー
4つのアメリカの合唱曲
交響曲
時祷書
マーティン・ブラビンス指揮
サカリ・オラモ指揮、
サイモン・ハルシー指揮
バーミンガム市交響楽団
バーミンガム市交響楽団合唱団
オリヴァー・ナッセン指揮バーミンガム現代音楽グルー
プ、ロンベルト・コッチオリ&スコット・ウィルソン
(ライヴ・エレクトニクス)
録音:2003-2006年
アンダーソンは作曲をジョン・ランバート、トリスタン・ミュライユらに師事。
ストラヴィンスキー、ドビュッシー、ヴァレーズ、スペクトル楽派の影響を受
け、調性感のある、きらびやかで耳に心地よい音響のなかに新たな音楽の方向
性を模索している。指揮者にサカリ・オラモ、オリヴァー・ナッセンらを迎え、
フル・オーケストラの醍醐味を味わえる。

NMC D124 \1980
エリザベス・リュティエンス(1906-1983):室内楽作品集
プレサージュ-オーボエ・ソロのための(1963)
モテット(1953)、
木管三重奏曲(1963)、
マニフィカトとヌンク・ディミティ(1965)、
弦楽三重奏曲(1964)、
愛の詩、
幻想的三重奏曲、
星々の国
ジェームズ・ウィークス指揮
EXAUDI(エグザウディ,室内合唱団)、
ENDYMION(フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロ)
録音:2006年
今年生誕百年となるイギリスの女流、エリザベス・リュティエンスの声楽と室
内楽の作品集。映画音楽も多く手がけた彼女のシリアスな作品は無調のアカデ
ミックな作風。

NMC D126 \1450
サイモン・ベインブリッジ(1952b):
二重オーケストラのためのファンタジア
ヴィオラ協奏曲
コンチェルタンテ・イン・モト・ペルペテュオ
サイモン・ベインブリッジ指揮BBC響
ワルター・トランプラー(Va)、
マイケル・ティルソン・トーマス指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
サイモン・ベインブリッジ指揮
コンポーザーズ・アンサンブル
録音:1982-1990年
コンティヌム・レーベルからの復刻音源
ベインブリッジはジョン・ランバートとガンサー・シュラーに師事している。
メタリックで表出力のある音楽が持ち味。ヴィオラ協奏曲でマイケル・ティル
ソン・トーマスがロンドン・シンフォニエッタを振っているのが注目。なおこ
の音源はかつてコンティヌム・レーベルから出ていたものの復刻。

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