<VENEZIA>
CDVE04357 2枚組 \1650
ストラヴィンスキー イン・モスクワ 1962
ストラヴィンスキー:
CD.1
(1)「ヴォルガの舟歌」
(2)「オード」(3部の悲しみの歌)
(3)バレエ音楽「オルフェウス」
ソビエト国立交響楽団 1962年9月
(4)「カプリッチョ」(ピアノと管弦楽の為の協奏曲)
モスクワ・フィル 1962年10月
CD.2
(5)交響的幻想曲「花火」
(6)バレエ音楽「ペトルーシュカ」から9曲
モスクワ・フィル 1962年10月
以上、指揮はストラヴィンスキー(自作自演)
モノラル録音
(7)バレエ音楽「春の祭典」
以上 ロバート・クラフト指揮ソビエト国立交響楽団
1962年9月 ステレオ録音
ストラヴィンスキーのモスクワへの凱旋公演での自作自演6曲と同行した作
曲家で指揮者でもあり、且つストラヴンスキーの最大の理解者で友人の一人、
ロバート・クラフト指揮による「春の祭典」の7曲を収録したライヴ・アル
バムです。特に、「春の祭典」は暴力的とも言えるほどの強烈な演奏です。
<LAUDA>
スペインのマドリードを本拠に古楽の発掘・研究・演奏会企画運営を手掛け
るラウダ・ムジカ社が自主制作するレーベル。主宰である音楽学者・指揮者
アルベルト・レカセンスは1994年、父アンヘル・レカセンスとともにスペイ
ン古楽専門演奏団体カピーリャ・プリンチペ・デ・ビアナを創設、2005年に
はラ・グラン・シャペルに発展させると同時に当レーベルを創設しました。
ラ・グラン・シャペルはメンバーをスペイン人に固定せず、欧米から優秀な
歌手やピリオド楽器演奏家を招き、常に最高水準の演奏を目指しています。
レパートリーは知られざるスペインのルネサンス・バロック・古典派音楽が
主体。アルベルト・レカセンス本人をはじめ専門の学者たちによる原典の調
査から始まる入念を極めたコンサート&レコーディング・プロジェクトは毎
回注目を集めています。2007年、惜しくもアンヘル・レカセンスが死去しま
したが、その後アルベルトが音楽監督を引き継ぎ、積極的なプロジェクトを
順調に継続しています。
録音の素晴らしさ、情報豊富なブックレット、芸術性の高い豪華な装丁もこ
のレーベルの大きな魅力。
今回は前ディストリビュータ未案内の新譜4点をご紹介いたします。
LAU 006 \2180
華麗なる色事師 ドン・フアンの伝説のための音楽
クリストバル・ガラン(1653-1656):海はトロイとなる
フアン・イダルゴ(1614-1685):甘美なナイチンゲール
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575頃-1647):
第2旋法と4つのフーガ(器楽)
フアン・イダルゴ:華麗なる色事師
マルエル・エグエス:名前を持たない男
ベルナルド・ムリリョ:セビリャが声を上げて私を呼ぶ!
不詳:アミンタがさらに美しく現れる
クリストバル・ガラン:誰も嘆かせるな
ジャン・ド・マック(1549頃-1614):
コンソナンツェ・ストラヴァガンティ(器楽)
マヌエル・コレア?:信用してよいものか!/新しいエネアスの言葉
不詳:花たちよ、二羽のナイチンゲールの歌をお聞きなさい/村の舞踏会に
フアン・イダルゴ:静かに、ゆっくりと
クリストバル:ガラン:彼は何と甘美に傷付けることか!/ディエス・イレ(*)
ラ・グラン・シャペル
シリル・ジェルステナーベル、マリサ・マルティンス(ソプラノ)
シャビエ・サバタ(カウンターテナー) イアン・ハニーマン(テノール)
ジョナサン・ブラウン(バス)
グレース・ダヴィドソン(ソプラノ(*))
ティモシー・トラヴァーズ(テノール(*))
ニコラス・マルロイ(バス(*))
ミラ・グロデアヌ、ホルレン・ベガ・ガルシア(ヴァイオリン)
ライナー・ツィパーリング、エマヌエル・バルサ(ビウエラ・デ・アルコ)
マルガレート・ウルクハルト(ヴィオロン)
バルト・クン、クン・ディールティーンス(リコーダー)
シメン・ファン・メヘレン、ヨースト・スウィンケルス、
アダム・ウルフ(サクバット)
ハビエル・サフラ(ファゴット)
マティアス・シュペーター(アーチリュート)
ウィム・マセーレ(ギター、テオルボ) ミシェル・クロード(打楽器)
ヘルマン・スティンダース(チェンバロ、オルガン)
アンヘル・レカセンス(指揮)
録音:2007年1月28-30日、ゲント(ベルギー)、
フレリック・レウヴェン・ゲント・マネージメント・スクールの礼拝堂
モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の台本を書くにあたってダ・
ポンテが参照したとされる、スペインの伝説上の放蕩貴族ドン・フアンを主
人公とするティルソ・デ・モリナ(1579-1648)作の戯曲『セビーリャの色事
師と石の招客』(1630)からテキストを採った声楽曲を中心に構成されたアル
バム。
LAU 007 \2180
ジュアン・パウ・プジョル:聖体のための音楽
キリスト聖体祭の行列と終課の再構成
[聖体行列]
ジュアン・パウ・プジョル(1570-1626):
お母さん、恋人が(ビリャンシコ;器楽)/皇太子が(ビリャンシコ)
単旋律聖歌:パンは唯一なり(レスポンソリウム)
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627)/
フアン・ナバロ(1530頃-1580):
歌え、舌よ[パンジェ・リングァ](ヒムヌス)
ジュアン・パウ・プジョル:
荘厳なる祭に(ヒムヌス)/もしも命のパンから(ビリャンシコ)
[終課]
単旋律聖歌:
われらを導きたまえ、神よ
神よ、来たりてわれを救いたまえ(開始のヴェルスス)/われを憐れみたまえ
ジュアン・パウ・プジョル:
私が彼を呼びしとき(第1の詩篇;詩篇4)
御身に、主よ、われは信を置く(第2の詩篇;詩篇30)
至高の助けとともに住まう者は(第3の詩篇;詩篇90)
見よ、今こそ主を祝福せよ(第4の詩篇;詩篇133)
聖書朗読:御身はわれらとともにあり、主よ
ジュアン・パウ・プジョル:
御身の手に(小レスポンソリウム)/日の終わる前に(ヒムヌス)
単旋律聖歌:
われらを守りたまえ、主よ/われらを救いたまえ、主よ(アンティフォナ)
ジュアン・パウ・プジョル:
今こそ行かせたまえ(シメオンのカンティクム)/主に祝福あれ
天の元后(アンティフォナ)
[聖体行列]
ジュアン・パウ・プジョル:
傷付いた愛の炎(ビリャンシコ)/エルサレムよ、主をたたえよ(詩篇147)
ラ・グラン・シャペル
マリア・ルス・アルバレス、アンナ・デニス、
キャサリン・フュージ(ソプラノ)
デイヴィッド・オールソップ、
ガブリエル・ディアス・クエスタ(カウンターテナー)
ニコラス・マルロイ、デイヴィッド・マンダーロー(テノール)
ジョナサン・ブラウン(バス)
ジェイミー・サヴァン(コルネット[ツィンク])
バルト・クン、クン・ディールティーンス(リコーダー)
シメン・ファン・メヘレン、アダム・ウルフ(サックバット)
ハビエル・サフラ(ファゴット) エリヒオ・キンテイロ(ギター、テオルボ)
ニコラス・ミルン(ビウエラ・デ・アルコ)
ミリアム・シャリンスキー(ヴァイオリン)
ジョイ・スミス(ダブルハープ) ダビド・マヨラル(打楽器)
ヘルマン・スティンダース(オルガン)
スコラ・アンティカ(単旋律聖歌斉唱)
(フアン・カルロス・センシオ(指揮))
アルベルト・レカセンス(指揮)
録音:2008年1月24-26日、アントワープ(ベルギー)、聖母礼拝堂
イエス・キリストが最後の晩餐においてパンを「わが体なり」、ぶどう酒を
「わが血なり」と弟子たちに示したことを記念する聖体祭。カトリックでは
神輿にも似た聖体行列が行われ、司祭や信者が町を行進します。このアルバ
ムでは、ジュアン・パウ・プジョルの作品を中心とした終課の音楽の前後に
民衆的な行列の歌(ビリャンシコ)に置く構成がとられています。
タラゴナ、サラゴサ、バルセロナの大聖堂楽長を務めたカタルーニャの作曲
家プジョルは、スペイン音楽におけるルネサンスとバロックの橋渡し的存在。
LAU 008 \2180
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:死者のための聖務曲集
単旋律聖歌:主よ、わが唇を開きたまえ(開始のヴェルスス)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル(1730-1809):
神よ、万物は御身のために生きる(インヴィタトリオ)
来たれ、主に向いて歓呼せよ(詩篇94)
単旋律聖歌:
導きたまえ、主よ(アンティフォナ)/わが言葉を聞きたまえ、主よ(詩篇5)
振り返りたまえ、主よ(アンティフォナ)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:
主よ、御身の怒りの内に(詩篇6)
単旋律聖歌:奪わぬように/わが神なる主よ(詩篇7;ファルソボルドーネ)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:
われを許したまえ、主よ(レクツィオI)
単旋律聖歌:われは信ず、わが救い主の生けるを(レスポンソリウム)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:
萎えしわが魂は(レクツィオII)
単旋律聖歌:ラザロを蘇らせし御方(レスポンソリウム)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:ディエス・イレ
ラ・グラン・シャペル
シリル・ジェルステナーベル、アンナ・デニス(ソプラノ)
ロバート・オグデン、ガブリエル・ディアス・クエスタ(カウンターテナー)
ジェイムズ・オクスリー、デイヴィッド・マンダーロー(テノール)
ジョナサン・ブラウン、ジャン=バティスト・デュモラ(バス)
リデウェイ・ファン・デル・フォールト、ユディト・ステーンブリンク、
デイヴィッド・ウィッシュ、サラ・マリー・デ・コルソ(ヴァイオリン)
リヒテ・ファン・デル・メール(チェロ)
エクトル・カスティリョ(ヴィオローネ)
フランク・テュンス、シャルル・ゼブリー(フルート)
エルウィン・ウィエリンガ、アンネケ・スコット(トランペット)
バルバラ・セラ(ファゴット)
ヘルマン・スティンダース(ポシティヴ・オルガン)
スコラ・アンティカ(単旋律聖歌斉唱)
(フアン・カルロス・センシオ(指揮))
アルベルト・レカセンス(指揮)
録音:2008年2月19-20日、マドリード国立音楽堂室内楽ホール
ガルシア・ファヘルはイタリアで学びオペラで成功を収めたのち帰国、1756
年から亡くなるまで50年以上に渡ってサラゴサ大聖堂楽長を務めました。当
時のスペインの作曲家としては珍しく、彼は楽長就任以降ほとんど教会用の
音楽しか書きませんでした。この「死者のための聖務曲集」の楽譜はメキシ
コのグアダルーペのバジリカ教会に保管されていたもので、これが世界初録
音。ここでは単旋律聖歌を加えた死者のための聖務が再構成されています。
LAU 009 \2180
ロドリゲス・デ・イタ:ミサ「おお、栄光に満てる聖母」
聖母被昇天ミサ(1771)の再構成
[聖母行列]
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ(1722-1787):
カンシオン第1番第1旋法 No.[58](開始;器楽)
単旋律聖歌:おお、栄光に満てる聖母
[ミサ]
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:
ミサ「おお、栄光に満てる聖母」 から キリエ,グローリア
カンシオン第2番第2旋法 No.[2](使徒書簡朗読箇所;器楽)
単旋律聖歌:
祝福と尊敬あれ(グラドゥアーレ)
アレルヤ、聖母マリアは恵まれたり(アレルヤ)
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:
カンシオン第5番イ調 No.[48](福音書朗読箇所;器楽)
ミサ「おお、栄光に満てる聖母」 から クレド
単旋律聖歌:幸いなり、聖母マリア(オフェルトリウム)
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:カンシオン第5番ハ調 No.[13]
単旋律聖歌:いつの世までも、永遠に(序唱)
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:
ミサ「おお、栄光に満てる聖母」 から サンクトゥス
カンシオン第6番ト調 No.[42](エレヴァツィオーネ;器楽)
ミサ「おお、栄光に満てる聖母」 から アニュス・デイ
単旋律聖歌:聖母の御子宮に祝福あれ(コムニオ)
[聖母行列]
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:
カンシオン第4番ト調 No.[40](開始;器楽)
単旋律聖歌:聖母マリアのリタニア(ファルソボルドーネ付き)
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:サルヴェ・レジナ
ラ・グラン・シャペル
キャサリン・フュージ(ソプラノ)
デイヴィッド・オルソップ、
ティモシー・トラヴァーズ=ブラウン(カウンターテナー)
サイモン・ウォール(テノール)
オリヴィア・ロビンソン(ソプラノ)
マシュー・ヴェナー(カウンターテナー)
トマス・ホッブズ(テノール) ジョナサン・ブラウス(バス)
ロレンツォ・コリット、ボヤン・チチッチ(ヴァイオリン)
リヒテ・ファン・デル・メール(チェロ)
ロベルト・フラネンベルグ(ヴィオローネ)
フランセス・ノーブリー、レイチェル・バルドック(オーボエ)
エルウィン・ウィオリンガ、ヘイス・ラスーレ(トランペット)
マルガレート・ボンヘルス(ファゴット)
ヘルマン・スティンダース(ポジティヴ・オルガン)
スコラ・アンティカ(単旋律聖歌斉唱)
(フアン・カルロス・センシオ(指揮))
アルベルト・レカセンス(指揮)
録音:2007年9月23-24日、サフラ(スペイン)、聖シプリアノ教会
聖母マリアが死後に霊魂も肉体も伴い天に上げられたことを記念する聖母被
昇天祭(8月15日)。カトリック諸国では聖母像等を掲げた行列が行われ、特に
スペインでのその熱のこもった光景はマスコミにもたびたび登場しています。
ロドリゲス・デ・イタはマドリード生まれの進歩的な作曲家・理論家。バレ
ンシア大聖堂、マドリードの王立エンカルナシオン修道院の楽長を務めまし
た。彼は教会で楽師たちが演奏する器楽曲も多く書いており、当録音でもそ
の中からカンシオン(カンツォーナ)が演奏されています。
CDVE04357 2枚組 \1650
ストラヴィンスキー イン・モスクワ 1962
ストラヴィンスキー:
CD.1
(1)「ヴォルガの舟歌」
(2)「オード」(3部の悲しみの歌)
(3)バレエ音楽「オルフェウス」
ソビエト国立交響楽団 1962年9月
(4)「カプリッチョ」(ピアノと管弦楽の為の協奏曲)
モスクワ・フィル 1962年10月
CD.2
(5)交響的幻想曲「花火」
(6)バレエ音楽「ペトルーシュカ」から9曲
モスクワ・フィル 1962年10月
以上、指揮はストラヴィンスキー(自作自演)
モノラル録音
(7)バレエ音楽「春の祭典」
以上 ロバート・クラフト指揮ソビエト国立交響楽団
1962年9月 ステレオ録音
ストラヴィンスキーのモスクワへの凱旋公演での自作自演6曲と同行した作
曲家で指揮者でもあり、且つストラヴンスキーの最大の理解者で友人の一人、
ロバート・クラフト指揮による「春の祭典」の7曲を収録したライヴ・アル
バムです。特に、「春の祭典」は暴力的とも言えるほどの強烈な演奏です。
<LAUDA>
スペインのマドリードを本拠に古楽の発掘・研究・演奏会企画運営を手掛け
るラウダ・ムジカ社が自主制作するレーベル。主宰である音楽学者・指揮者
アルベルト・レカセンスは1994年、父アンヘル・レカセンスとともにスペイ
ン古楽専門演奏団体カピーリャ・プリンチペ・デ・ビアナを創設、2005年に
はラ・グラン・シャペルに発展させると同時に当レーベルを創設しました。
ラ・グラン・シャペルはメンバーをスペイン人に固定せず、欧米から優秀な
歌手やピリオド楽器演奏家を招き、常に最高水準の演奏を目指しています。
レパートリーは知られざるスペインのルネサンス・バロック・古典派音楽が
主体。アルベルト・レカセンス本人をはじめ専門の学者たちによる原典の調
査から始まる入念を極めたコンサート&レコーディング・プロジェクトは毎
回注目を集めています。2007年、惜しくもアンヘル・レカセンスが死去しま
したが、その後アルベルトが音楽監督を引き継ぎ、積極的なプロジェクトを
順調に継続しています。
録音の素晴らしさ、情報豊富なブックレット、芸術性の高い豪華な装丁もこ
のレーベルの大きな魅力。
今回は前ディストリビュータ未案内の新譜4点をご紹介いたします。
LAU 006 \2180
華麗なる色事師 ドン・フアンの伝説のための音楽
クリストバル・ガラン(1653-1656):海はトロイとなる
フアン・イダルゴ(1614-1685):甘美なナイチンゲール
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575頃-1647):
第2旋法と4つのフーガ(器楽)
フアン・イダルゴ:華麗なる色事師
マルエル・エグエス:名前を持たない男
ベルナルド・ムリリョ:セビリャが声を上げて私を呼ぶ!
不詳:アミンタがさらに美しく現れる
クリストバル・ガラン:誰も嘆かせるな
ジャン・ド・マック(1549頃-1614):
コンソナンツェ・ストラヴァガンティ(器楽)
マヌエル・コレア?:信用してよいものか!/新しいエネアスの言葉
不詳:花たちよ、二羽のナイチンゲールの歌をお聞きなさい/村の舞踏会に
フアン・イダルゴ:静かに、ゆっくりと
クリストバル:ガラン:彼は何と甘美に傷付けることか!/ディエス・イレ(*)
ラ・グラン・シャペル
シリル・ジェルステナーベル、マリサ・マルティンス(ソプラノ)
シャビエ・サバタ(カウンターテナー) イアン・ハニーマン(テノール)
ジョナサン・ブラウン(バス)
グレース・ダヴィドソン(ソプラノ(*))
ティモシー・トラヴァーズ(テノール(*))
ニコラス・マルロイ(バス(*))
ミラ・グロデアヌ、ホルレン・ベガ・ガルシア(ヴァイオリン)
ライナー・ツィパーリング、エマヌエル・バルサ(ビウエラ・デ・アルコ)
マルガレート・ウルクハルト(ヴィオロン)
バルト・クン、クン・ディールティーンス(リコーダー)
シメン・ファン・メヘレン、ヨースト・スウィンケルス、
アダム・ウルフ(サクバット)
ハビエル・サフラ(ファゴット)
マティアス・シュペーター(アーチリュート)
ウィム・マセーレ(ギター、テオルボ) ミシェル・クロード(打楽器)
ヘルマン・スティンダース(チェンバロ、オルガン)
アンヘル・レカセンス(指揮)
録音:2007年1月28-30日、ゲント(ベルギー)、
フレリック・レウヴェン・ゲント・マネージメント・スクールの礼拝堂
モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の台本を書くにあたってダ・
ポンテが参照したとされる、スペインの伝説上の放蕩貴族ドン・フアンを主
人公とするティルソ・デ・モリナ(1579-1648)作の戯曲『セビーリャの色事
師と石の招客』(1630)からテキストを採った声楽曲を中心に構成されたアル
バム。
LAU 007 \2180
ジュアン・パウ・プジョル:聖体のための音楽
キリスト聖体祭の行列と終課の再構成
[聖体行列]
ジュアン・パウ・プジョル(1570-1626):
お母さん、恋人が(ビリャンシコ;器楽)/皇太子が(ビリャンシコ)
単旋律聖歌:パンは唯一なり(レスポンソリウム)
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627)/
フアン・ナバロ(1530頃-1580):
歌え、舌よ[パンジェ・リングァ](ヒムヌス)
ジュアン・パウ・プジョル:
荘厳なる祭に(ヒムヌス)/もしも命のパンから(ビリャンシコ)
[終課]
単旋律聖歌:
われらを導きたまえ、神よ
神よ、来たりてわれを救いたまえ(開始のヴェルスス)/われを憐れみたまえ
ジュアン・パウ・プジョル:
私が彼を呼びしとき(第1の詩篇;詩篇4)
御身に、主よ、われは信を置く(第2の詩篇;詩篇30)
至高の助けとともに住まう者は(第3の詩篇;詩篇90)
見よ、今こそ主を祝福せよ(第4の詩篇;詩篇133)
聖書朗読:御身はわれらとともにあり、主よ
ジュアン・パウ・プジョル:
御身の手に(小レスポンソリウム)/日の終わる前に(ヒムヌス)
単旋律聖歌:
われらを守りたまえ、主よ/われらを救いたまえ、主よ(アンティフォナ)
ジュアン・パウ・プジョル:
今こそ行かせたまえ(シメオンのカンティクム)/主に祝福あれ
天の元后(アンティフォナ)
[聖体行列]
ジュアン・パウ・プジョル:
傷付いた愛の炎(ビリャンシコ)/エルサレムよ、主をたたえよ(詩篇147)
ラ・グラン・シャペル
マリア・ルス・アルバレス、アンナ・デニス、
キャサリン・フュージ(ソプラノ)
デイヴィッド・オールソップ、
ガブリエル・ディアス・クエスタ(カウンターテナー)
ニコラス・マルロイ、デイヴィッド・マンダーロー(テノール)
ジョナサン・ブラウン(バス)
ジェイミー・サヴァン(コルネット[ツィンク])
バルト・クン、クン・ディールティーンス(リコーダー)
シメン・ファン・メヘレン、アダム・ウルフ(サックバット)
ハビエル・サフラ(ファゴット) エリヒオ・キンテイロ(ギター、テオルボ)
ニコラス・ミルン(ビウエラ・デ・アルコ)
ミリアム・シャリンスキー(ヴァイオリン)
ジョイ・スミス(ダブルハープ) ダビド・マヨラル(打楽器)
ヘルマン・スティンダース(オルガン)
スコラ・アンティカ(単旋律聖歌斉唱)
(フアン・カルロス・センシオ(指揮))
アルベルト・レカセンス(指揮)
録音:2008年1月24-26日、アントワープ(ベルギー)、聖母礼拝堂
イエス・キリストが最後の晩餐においてパンを「わが体なり」、ぶどう酒を
「わが血なり」と弟子たちに示したことを記念する聖体祭。カトリックでは
神輿にも似た聖体行列が行われ、司祭や信者が町を行進します。このアルバ
ムでは、ジュアン・パウ・プジョルの作品を中心とした終課の音楽の前後に
民衆的な行列の歌(ビリャンシコ)に置く構成がとられています。
タラゴナ、サラゴサ、バルセロナの大聖堂楽長を務めたカタルーニャの作曲
家プジョルは、スペイン音楽におけるルネサンスとバロックの橋渡し的存在。
LAU 008 \2180
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:死者のための聖務曲集
単旋律聖歌:主よ、わが唇を開きたまえ(開始のヴェルスス)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル(1730-1809):
神よ、万物は御身のために生きる(インヴィタトリオ)
来たれ、主に向いて歓呼せよ(詩篇94)
単旋律聖歌:
導きたまえ、主よ(アンティフォナ)/わが言葉を聞きたまえ、主よ(詩篇5)
振り返りたまえ、主よ(アンティフォナ)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:
主よ、御身の怒りの内に(詩篇6)
単旋律聖歌:奪わぬように/わが神なる主よ(詩篇7;ファルソボルドーネ)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:
われを許したまえ、主よ(レクツィオI)
単旋律聖歌:われは信ず、わが救い主の生けるを(レスポンソリウム)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:
萎えしわが魂は(レクツィオII)
単旋律聖歌:ラザロを蘇らせし御方(レスポンソリウム)
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル:ディエス・イレ
ラ・グラン・シャペル
シリル・ジェルステナーベル、アンナ・デニス(ソプラノ)
ロバート・オグデン、ガブリエル・ディアス・クエスタ(カウンターテナー)
ジェイムズ・オクスリー、デイヴィッド・マンダーロー(テノール)
ジョナサン・ブラウン、ジャン=バティスト・デュモラ(バス)
リデウェイ・ファン・デル・フォールト、ユディト・ステーンブリンク、
デイヴィッド・ウィッシュ、サラ・マリー・デ・コルソ(ヴァイオリン)
リヒテ・ファン・デル・メール(チェロ)
エクトル・カスティリョ(ヴィオローネ)
フランク・テュンス、シャルル・ゼブリー(フルート)
エルウィン・ウィエリンガ、アンネケ・スコット(トランペット)
バルバラ・セラ(ファゴット)
ヘルマン・スティンダース(ポシティヴ・オルガン)
スコラ・アンティカ(単旋律聖歌斉唱)
(フアン・カルロス・センシオ(指揮))
アルベルト・レカセンス(指揮)
録音:2008年2月19-20日、マドリード国立音楽堂室内楽ホール
ガルシア・ファヘルはイタリアで学びオペラで成功を収めたのち帰国、1756
年から亡くなるまで50年以上に渡ってサラゴサ大聖堂楽長を務めました。当
時のスペインの作曲家としては珍しく、彼は楽長就任以降ほとんど教会用の
音楽しか書きませんでした。この「死者のための聖務曲集」の楽譜はメキシ
コのグアダルーペのバジリカ教会に保管されていたもので、これが世界初録
音。ここでは単旋律聖歌を加えた死者のための聖務が再構成されています。
LAU 009 \2180
ロドリゲス・デ・イタ:ミサ「おお、栄光に満てる聖母」
聖母被昇天ミサ(1771)の再構成
[聖母行列]
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ(1722-1787):
カンシオン第1番第1旋法 No.[58](開始;器楽)
単旋律聖歌:おお、栄光に満てる聖母
[ミサ]
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:
ミサ「おお、栄光に満てる聖母」 から キリエ,グローリア
カンシオン第2番第2旋法 No.[2](使徒書簡朗読箇所;器楽)
単旋律聖歌:
祝福と尊敬あれ(グラドゥアーレ)
アレルヤ、聖母マリアは恵まれたり(アレルヤ)
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:
カンシオン第5番イ調 No.[48](福音書朗読箇所;器楽)
ミサ「おお、栄光に満てる聖母」 から クレド
単旋律聖歌:幸いなり、聖母マリア(オフェルトリウム)
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:カンシオン第5番ハ調 No.[13]
単旋律聖歌:いつの世までも、永遠に(序唱)
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:
ミサ「おお、栄光に満てる聖母」 から サンクトゥス
カンシオン第6番ト調 No.[42](エレヴァツィオーネ;器楽)
ミサ「おお、栄光に満てる聖母」 から アニュス・デイ
単旋律聖歌:聖母の御子宮に祝福あれ(コムニオ)
[聖母行列]
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:
カンシオン第4番ト調 No.[40](開始;器楽)
単旋律聖歌:聖母マリアのリタニア(ファルソボルドーネ付き)
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ:サルヴェ・レジナ
ラ・グラン・シャペル
キャサリン・フュージ(ソプラノ)
デイヴィッド・オルソップ、
ティモシー・トラヴァーズ=ブラウン(カウンターテナー)
サイモン・ウォール(テノール)
オリヴィア・ロビンソン(ソプラノ)
マシュー・ヴェナー(カウンターテナー)
トマス・ホッブズ(テノール) ジョナサン・ブラウス(バス)
ロレンツォ・コリット、ボヤン・チチッチ(ヴァイオリン)
リヒテ・ファン・デル・メール(チェロ)
ロベルト・フラネンベルグ(ヴィオローネ)
フランセス・ノーブリー、レイチェル・バルドック(オーボエ)
エルウィン・ウィオリンガ、ヘイス・ラスーレ(トランペット)
マルガレート・ボンヘルス(ファゴット)
ヘルマン・スティンダース(ポジティヴ・オルガン)
スコラ・アンティカ(単旋律聖歌斉唱)
(フアン・カルロス・センシオ(指揮))
アルベルト・レカセンス(指揮)
録音:2007年9月23-24日、サフラ(スペイン)、聖シプリアノ教会
聖母マリアが死後に霊魂も肉体も伴い天に上げられたことを記念する聖母被
昇天祭(8月15日)。カトリック諸国では聖母像等を掲げた行列が行われ、特に
スペインでのその熱のこもった光景はマスコミにもたびたび登場しています。
ロドリゲス・デ・イタはマドリード生まれの進歩的な作曲家・理論家。バレ
ンシア大聖堂、マドリードの王立エンカルナシオン修道院の楽長を務めまし
た。彼は教会で楽師たちが演奏する器楽曲も多く書いており、当録音でもそ
の中からカンシオン(カンツォーナ)が演奏されています。