<ORFEO>
ORFEOR 702061 \2080
ベルク:初期の7つの歌
マーラー:天上の生活
ツェムリンスキー:トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌(6曲)
ヴォルフ:メリケの詩による5つの歌曲集
R.シュトラウス:
少女の花 Op.22(4曲),花束をつくろうと Op.68-2,愛の神 Op.68-5
+アンコール
(マーラー:誰がこの歌を作ったのか,ヴォルフ:小さなものでも,ペンナ
に私の恋人がいる,リスト:それは、きっと素晴らしいこと)
ディアナ・ダムラウ(S)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
録音:2005年8月31日
今、ドイツの若いソプラノの中では人気・実力とも圧倒的なのが、このディ
アナ・ダムラウ。バイエルン州東部の町、ギュンツブルク出身、ヴュルツブ
ルク音楽院で学び、ドイツの地方劇場で歌った後、1999年にバイエルン国立
歌劇場に「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタでデビュー。以降は
破竹の勢いで、ザルツブルク音楽祭には2001年に初登場以来毎年出演、2004
年12月ににはスカラ座再建公演のサリエリ「見出されたエウローパ」でタイ
トルロールを務めました。2005年にメトにデビュー。ツェルビネッタや「魔
笛」の夜の女王が当たり役のように、高音とコロラトゥーラに優れている一
方、中音域の瑞々しさ、豊かな表現力も卓越していて、リートでも大変高い
評価を得ています。この2005年ザルツブルク音楽祭でのリサイタルでも、特
に後半のヴォルフ、シュトラウスは極上!大歌手でも若い旬の頃しか味わえ
ない滴るような新鮮さがたまりません。
ORFEOR 599061 \2080
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:「ワルキューレ」
R.シュトラウス:「サロメ」,「エレクトラ」,「影のない女」
からの場面
ウルズラ・シュレーダー=ファイネン(S)
ギュンター・ヴィッヒ(指),ペーター・シュナイダー(指),
アーノルト・クヴェンネト(指)ライン・ドイツオペラ管弦楽団,合唱団
録音:1971-77年
ORFEOのライン・ドイツオペラのライヴシリーズ。ウルズラ・シュレーダー
=ファイネン(1936-2005)は、1970年代に活躍したドラマティック・ソプラ
ノ。1968年からライン・ドイツオペラに所属し、1970年にメトに、1971年に
はバイロイト、1973年にはウィーンにデビューと、かなりの実力者。カール
・ベームも彼女を重用した一人です。しかし1979年にわずか43歳で引退。ス
タジオ録音を全く残さないままだったので、日本では全く知られていないま
までした。この録音は、ライン・ドイツオペラでの貴重なライヴ。彼女の素
材の良さが十分理解できるものです。
<PREISER>
PRCD 20046 2枚組 \2160
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」
ハンス・ホッター(Br オランダ人),ヘレーネ・ヴェルト(S ゼンタ),
ベルント・アルデンホフ(T エリック),クルト・ベーメ(Bs ダーラント)
レス・フィッシャー(Ms マリー),ヘルムート・クレプス(T 舵手)
ヴィルヘルミ・シュヒター(指)NDR交響楽団,合唱団
録音:1951年
1951年の放送録音。ホッターは若い頃オランダ人を得意としたものの、残さ
れた録音はあまり多くなく、他に1944年の放送録音(クレメンス・クラウス
指揮)と1950年のメトのライヴ(フリッツ・ライナー指揮)があったくらい。
この録音は、録音状態が良いことで知られていたものです。アルデンホフ、
ベーメら共演も優れ、さらにNHK交響楽団を叩き上げた名匠シュヒターの引
き締まった指揮も見事、聞き応えのある「オランダ人」です。
PRCD 20045 2枚組 \2160
ヴェルディ:「リゴレット」
+ボーナス ジュゼッペ・タッデイ ヴェルディのアリア
(「仮面舞踏会」,「ドン・カルロ」,「シチリアの晩鐘」,「オテッロ」
から)
ジュゼッペ・タッデイ(Br リゴレット),
フェルッチョ・タリアヴィーニ(T マントヴァ公爵),
リーナ・パリューギ(S ジルダ),
ジューリオ・ネーリ(Bs スパラフチーレ),ほか
アンジェロ・クエスタ(指)RAIトリノ交響楽団,合唱団
録音:1954年2月
CETRA原盤の名盤の復刻。多くの録音が残されているヴェルディの「リゴレ
ット」の中でも、特に注目に値する録音の一つです。ジュゼッペ・タッデイ
は、1916年生まれで、当時30代後半、若々しいバリトンの声と驚くべき見事
な演技力に舌を巻きます。マントヴァ公は、フェルッチョ・タリアヴィー
ニ、彼も全盛期で、見事な美声を披露してくれています。他社から既にCD
が多数発売されていますが、今回のPREISERのCDは、かなり状態の良いソー
スを使用、しかも加工臭の少ない素直な音で、古めかしさを感じさせないも
のになっています。半世紀前の名盤を楽しみましょう。
<harmonia mundi>
HMC 901919 \2080
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ イ短調 op.23-4
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 op.30-2
モーツァルトの『フィガロの結婚』から「もし伯爵様が踊るなら」による
12の変奏曲 ヘ長調 WoO 40
ダニエル・ゼペック(Vn)、
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)
使用ヴァイオリン:ザルツブルク製(1700年ca.)(ボン、ベートーヴェン
・ハウス所蔵)
ラ・フォル・ジュルネにはじまった5月の来日でますますファンを魅了させ
たアンドレアス・シュタイアーの次なる新譜は、ダニエル・ゼペックとの
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。ゼペックは、フランクフルトの
音楽大学に学び、その後アルバン・ベルクのメンバーでもあるゲルハルト
・シュルツのもとでも研鑽を積み、ブレーメン室内管弦楽団の奏者として、
またドイツのみならず国際的室内楽奏者として活躍しています。シュタイア
ーともドイツ内外でたびたび共演をかさね、機知に富んだアンサンブルで聴
く者をうならせるコンビです。使用した楽器は、リヒノフスキーがベートー
ヴェンにプレゼントした弦楽器のクヮルテット用4つの楽器の中のヴァイオ
リン。ボンのベートーヴェン・ハウスが初めて録音のための使用を許可した
というなんとも意義深いものです。モーツァルトの「トルコ行進曲」で我々
の度肝をぬいたシュタイアー、ベートーヴェンでも時折光る独創性がなんと
も魅力です。
HMC 901889 \2080
ロカテッリ(1695~1764):
コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)op.1より第2、4、7、8、9番
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ロカテッリは、バロック時代、作曲家としてはもちろんヴァイオリニストと
しても大活躍していました。そんな彼が作曲したコンチェルト・グロッソに
弦楽器奏法の粋が盛り込まれているのは当然のこと。結果として得られた作
品は、弦楽器の変幻自在な魅力に満ちたものです。こんな難しい技法を盛り
込んだ弦楽器ものをパガニーニより100年も前に書いていたとは!ロカテッ
リ、おそるべしです。フライブルク・バロック・オーケストラの面々の妙技
が冴え渡る名演となっています。
HMC 901894 \2080
ボッケリーニ(1734-1805):2つのチェロを伴う弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲集op.18より第3番 変ホ長調(G.287)
弦楽五重奏曲集op.29より第6番 ト短調(G.318)
弦楽五重奏曲集op.41より第2番 ヘ長調(G.347/ op. 37-22)
ロエル・ディールティエンス(指&チェロ)
アンサンブル・エクスプロラシオン
ボッケリーニの弦楽五重奏曲は、どのパートをとっても役割が重要で、さら
にスタイルも実に様々。特にここにおさめられた3曲の五重奏曲は、ボッケ
リーニの真骨頂が味わえる名曲ばかりです。瑞々しい弦の音色、まばゆい音
型、メリハリのある作品が、アンサンブル・エクスプロラシオンのメンバー
たちによって見事に演奏されています。
HMC 901890 \2080
シューマン:蝶々op.2、謝肉祭op.9、ウィーンの謝肉祭の道化op.26
シュテファン・ヴラダー(Pf)
ヴラダーは生粋のウィーン育ちのピアニストです。今やウィーン音楽大学の
教授もつとめ、若干41歳にして名実ともに巨匠の仲間入りを果たした音楽家
の一人。そんな彼の新譜は、シューマンのピアノへの創作意欲がもっとも活
発だったころの作品集です。謝肉祭はクララへの愛の歌、さらにはショパン
へのオマージュなど、詩・文学的な面からみても実に興味深い楽章がちりば
められており、ヴラダーはそれらひとつひとつをかみしめるように、しかし
熱さをもって弾いています。また、「ウィーンの謝肉祭の道化」は謝肉祭の
前の仮面をつけた人々が集うお祭の喧騒が感じられる曲ですが、ヴラダーの
演奏は一人一人の仮面の下までをも想像させるような、イマジネーションと
独創性に満ちたものとなっています。
HMI 987067 \2080
エルネスト・ハルフテル(1905-1989):
シンフォニエッタ
悲歌
詩篇
ヴィクトール・パブロ・ペレス(指)
オルケスタ・シンフォニカ・デ・テネリフェ
ハルフテルは、スペインの大作曲家ファリャの愛弟子で、ファリャの絶筆作
品となったオペラ「アトランティダ」を補筆し、カンタータとして世に出し
た人物としても知られています。ダリ、ガルシア・ロルカらと親交をむすび、
スペインの文化界においてなくてはならない存在でした。ストラヴィンスキ
ー、また、1925年から10年間はラヴェルの下で修行をつみ、その作風は新古
典主義的なものが多いです。シンフォニエッタは1928年ごろに書かれ、この
曲によってハルフテルはアメリカでも知られるようになったというものです。
<MANDALA>
MAN 5112 \2180
ファリャ:恋は魔術師、三角帽子、ドビュッシー賛歌
ラファエル・アンディア(G)
オケ作品のギター編曲版というと、どうもしっくりこない場合も時折ありま
すが、このアンディアの編曲は実に見事にきまっています。BGMとしてもよ
し、ギターの妙技を堪能するもよし、夏にぴったりの一枚の登場です。
<PREISER>
PRCD 89409 4枚組 \7120
“スターリン時代のソ連の名歌手たち”
〔登場する歌手(収録順)〕
ナデージダ・オブーホワ(Ms 1886-1961)
キプラス・ピャトラウスカス(T 1886-1968)
ミハイル・ロメンスキー(Bs 1887-1971)
ユーリー・キポレンコ=ドマンスキー(T 1888-1955)
セルゲイ・ミガイ(Br 1888-1959)
エレーナ・カトゥリスカヤ(S 1888-1966)
ニカンドル・ハナーエフ(T 1890-1974)
ヴァレリヤ・バルソワ(S 1892-1967)
ニコ・クムシャシヴィリ(T 1892-1942)
ウラジーミル・ポリトコフスキー(Br 1892-1984)
イワン・ブルラク(Br 1893-1964)
マクシム・ミハイロフ(Bs 1893-1971)
マルク・レイゼン(Bs 1895-1992)
イワン・パトルシンスキー(Bs 1896-1960)
ニコライ・ペチコフスキー(T 1896-1966)
ダヴィド・バドリーゼ(T 1899-?)
ヴィタリー・クリチェフスキー(T 1899-?)
アレクサンドル・ピロゴフ(Bs 1899-1964)
アンドレイ・イワノフ(Br 1900-1970)
ドミートリー・タルホフ(T 1890-1966)
ナターリヤ・ロジェストヴェンスカヤ(S 1900-1997)
イワン・コズロフスキー(T 1900-1993)
イワン・スコプツォフ(Bs 1900-1983)
パンテレイモン・ノリツォフ(Br 1900-1993)
ブロニスラワ・スラトゴーロワ(Ms 1905-1995)
ミハイル・グリーシコ(Br 1901-1973)
セルゲイ・レメシェフ(T 1902-1977)
マリヤ・マクサコワ(Ms 1902-1974)
ニコライ・オーゼロフ(T 1887-1953)
ボリス・グミリャ(Bs 1903-1969)
グリゴーリー・ボリシャコフ(T 1904-1974)
アレクサンドル・バトゥーリン(Bs 1904-1983)
アレクセイ・イワノフ(Br 1904-1982)
ゲオルギー・ネレップ(T 1904-1957)
ソフィヤ・プレオブラジェンスカヤ(Ms 1904-1966)
ニコライ・シチェゴリコフ(Bs 1905-)
エリザーベタ・シュムスカヤ(S 1905-1988)
ヴェラ・ダヴィドワ(Ms 1906-)
ソロモン・フロムチェンコ(T 1907-?)
エレーナ・クルグリコワ(S 1907-1982)
アナトーリ・オルフョノフ(T 1908-1987)
ゲオルギー・ヴィノグラードフ(T 1908-1980)
ナターリヤ・シュピーレル(S 1909-1995)
パヴェル・リシツィヤン(Br 1911-2004)
ダヴィド・ガムレケリ(Br 1911-)
ティート・クージク(Br 1911-1990)
ナデージダ・カザンツェワ(S 1911-)
セルゲイ・シャポシニコフ(Br 1911-1973)
ウラジーミル・イワノフスキー(T 1912-)
アレクセイ・クリフチーニャ(Bs 1912-1974)
ミケリス・フィシェル(T 1915-)
アルトゥール・フリンベルグ(T 1916-)
ミハイル・アレクサンドロヴィチ(T 1917-2002)
イリーナ・マスレンニコワ(S 1918-)
レオカディヤ・マスレンニコワ(S 1918-)
ヴェロニカ・ボリセンコ(Ms 1918-1995)
ザーラ・ドゥルハノワ(Ms 1918-)
ヴェラ・フィルソワ(S 1918-1993)
エフゲニヤ・スモレンスカヤ(S 1919-1989)
アレクサンドル・オグニフツェフ(Bs 1920-1961)
ゲオルク・オーツ(Br 1920-1975)
イワン・ペトロフ(Bs 1920-)
ゴアル・ガスパリャーン(S 1922-)
イリーナ・アルヒポワ(Ms 1925-)
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S 1926-)
リマンタス・シパリス(Bs 1927-)
PREISERだからこそのすごいCDが登場!“スターリン時代のソ連の名歌手た
ち”と題されたこのCD4枚組には、全部で67のアリアが収録、スターもいれ
ば、今日ではほとんど無名の歌手もいますが、いずれもがボリショイを沸か
せた名歌手、素晴らしい歌の連続にワクワクします。ロシアオペラのみなら
ず、イタリアオペラ、フランスオペラ、ドイツオペラと、いずれもロシア語
の歌唱ながら、多岐にわたります。
PRCD 89650 \1780
ニカンデル・ハナーエフ、アリア集
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」
ワーグナー:「ジークフリート」
ビゼー:「カルメン」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」
チャイコフスキー:「スペードの女王」
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」
シャポーリン:「デカブリストたち」
からのアリア
ニカンデル・ハナーエフ(T)
録音:1937-53年
全てロシア語の歌唱。ニカンデル・ハナーエフ(1890-1974)は、1930、40年
代のボリショイ劇場を代表するドラマティック・テノール。特にチャイコフ
スキーの「スペードの女王」のゲルマンが当たり役でした。その他ヴェル
ディのオテッロや、ワーグナーのジークフリートなど、ド迫力の歌です。
PRCD 89656 \1780
ナデージダ・オブーホワ アリア集
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」,
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」,「雪娘」,「サトコ」,
ボロディン:「イーゴリ公」,
チャイコフスキー:「スペードの女王」,
ビゼー:「カルメン」,
マスネ:「ウェルテル」,
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
ナデージダ・オブーホワ(Ms)
ナデージダ・オブーホワ(1886-1961)は、1920年代に活躍したボリショイの
偉大なメッゾ。モスクワの音楽一家に生まれ、恵まれた環境で学びました。
1916年にボリショイにデビュー、すぐにトップ・メッゾになりました。
1930年代にはコンサート活動が主となりましたが、声の状態は極めてよく、
ここに収録されているのはその頃の録音です。
PRCD 89664 \1780
エリザヴェータ・シュムスカヤ アリア集
ワーグナー:「ローエングリーン」,
ヴェルディ「トラヴィアータ」,
グノー:「ファウスト
チャイコフスキー:
「オルレアンの乙女」,「イオランタ」,「エウゲニ・オネーギン」
マスネ:「マノン」,
ドリーブ:「ラクメ」,
ビゼー:「真珠とり」
レオンカヴァッロ:「道化師」,
プッチーニ:「ボエーム」,からのアリア,場面
エリザヴェータ・シュムスカヤ(S)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(1905-1988)は、1940年代を中心に活躍した
ソプラノ。声そのものは軽めながら、類いまれな表現力で極めて広範囲な役
を歌っていました。
PRCD 89645 \1780
アレクセイ・イワノフ アリア集
ドニゼッティ:「愛の妙薬」,
ワーグナー:「タンホイザー」,
グノー:「ファウスト」,
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」,「ホヴァーンシチナ」,
ルビシュタイン:「デーモン」,
チャイコフスキー:「マゼッパ」,
ボロディン:「イーゴリ公」,
レオンカヴァッロ:「道化師」
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」,からのアリア
アレクセイ・イワノフ(Br)
アレクサンドル・オルロフ(指),ワシリー・ネボルシン(指),
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指)
ボリショイ歌劇場管弦楽団,他
録音:1947-1952年
アレクセイ・イワノフ(1904-1982)は、1938年から1967年まで30年近くボリ
ショイ劇場で活躍したバリトン。1945年には、終戦直後のウィーンに招かれ
「トスカ」のスカルピアを歌っているほど名声の高かった人物で、表現力は
抜群。全てロシア語の歌唱。
PRCD 89648 \1780
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ アリア集
ヴェルディ:「アイーダ」,
チャイコフスキー:「オルレアンの少女」,「マゼッパ」,
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」,
タニェーエフ:「オレステア」,
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」,からのアリア,場面
ソフィア・プレオプラジェンスカヤ(Ms)
録音:1946,1951年
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ(1904-1966)はペテルブルグ生まれのメッ
ゾソプラノ。ボリショイ全盛期の当時にあって、レニングラードに留まり続
け、キーロフ劇場を拠点としていました。ことにチャイコフスキーの「オル
レアンの少女」のジャンヌ・ダルク役を得意としました。
ORFEOR 702061 \2080
ベルク:初期の7つの歌
マーラー:天上の生活
ツェムリンスキー:トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌(6曲)
ヴォルフ:メリケの詩による5つの歌曲集
R.シュトラウス:
少女の花 Op.22(4曲),花束をつくろうと Op.68-2,愛の神 Op.68-5
+アンコール
(マーラー:誰がこの歌を作ったのか,ヴォルフ:小さなものでも,ペンナ
に私の恋人がいる,リスト:それは、きっと素晴らしいこと)
ディアナ・ダムラウ(S)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
録音:2005年8月31日
今、ドイツの若いソプラノの中では人気・実力とも圧倒的なのが、このディ
アナ・ダムラウ。バイエルン州東部の町、ギュンツブルク出身、ヴュルツブ
ルク音楽院で学び、ドイツの地方劇場で歌った後、1999年にバイエルン国立
歌劇場に「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタでデビュー。以降は
破竹の勢いで、ザルツブルク音楽祭には2001年に初登場以来毎年出演、2004
年12月ににはスカラ座再建公演のサリエリ「見出されたエウローパ」でタイ
トルロールを務めました。2005年にメトにデビュー。ツェルビネッタや「魔
笛」の夜の女王が当たり役のように、高音とコロラトゥーラに優れている一
方、中音域の瑞々しさ、豊かな表現力も卓越していて、リートでも大変高い
評価を得ています。この2005年ザルツブルク音楽祭でのリサイタルでも、特
に後半のヴォルフ、シュトラウスは極上!大歌手でも若い旬の頃しか味わえ
ない滴るような新鮮さがたまりません。
ORFEOR 599061 \2080
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:「ワルキューレ」
R.シュトラウス:「サロメ」,「エレクトラ」,「影のない女」
からの場面
ウルズラ・シュレーダー=ファイネン(S)
ギュンター・ヴィッヒ(指),ペーター・シュナイダー(指),
アーノルト・クヴェンネト(指)ライン・ドイツオペラ管弦楽団,合唱団
録音:1971-77年
ORFEOのライン・ドイツオペラのライヴシリーズ。ウルズラ・シュレーダー
=ファイネン(1936-2005)は、1970年代に活躍したドラマティック・ソプラ
ノ。1968年からライン・ドイツオペラに所属し、1970年にメトに、1971年に
はバイロイト、1973年にはウィーンにデビューと、かなりの実力者。カール
・ベームも彼女を重用した一人です。しかし1979年にわずか43歳で引退。ス
タジオ録音を全く残さないままだったので、日本では全く知られていないま
までした。この録音は、ライン・ドイツオペラでの貴重なライヴ。彼女の素
材の良さが十分理解できるものです。
<PREISER>
PRCD 20046 2枚組 \2160
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」
ハンス・ホッター(Br オランダ人),ヘレーネ・ヴェルト(S ゼンタ),
ベルント・アルデンホフ(T エリック),クルト・ベーメ(Bs ダーラント)
レス・フィッシャー(Ms マリー),ヘルムート・クレプス(T 舵手)
ヴィルヘルミ・シュヒター(指)NDR交響楽団,合唱団
録音:1951年
1951年の放送録音。ホッターは若い頃オランダ人を得意としたものの、残さ
れた録音はあまり多くなく、他に1944年の放送録音(クレメンス・クラウス
指揮)と1950年のメトのライヴ(フリッツ・ライナー指揮)があったくらい。
この録音は、録音状態が良いことで知られていたものです。アルデンホフ、
ベーメら共演も優れ、さらにNHK交響楽団を叩き上げた名匠シュヒターの引
き締まった指揮も見事、聞き応えのある「オランダ人」です。
PRCD 20045 2枚組 \2160
ヴェルディ:「リゴレット」
+ボーナス ジュゼッペ・タッデイ ヴェルディのアリア
(「仮面舞踏会」,「ドン・カルロ」,「シチリアの晩鐘」,「オテッロ」
から)
ジュゼッペ・タッデイ(Br リゴレット),
フェルッチョ・タリアヴィーニ(T マントヴァ公爵),
リーナ・パリューギ(S ジルダ),
ジューリオ・ネーリ(Bs スパラフチーレ),ほか
アンジェロ・クエスタ(指)RAIトリノ交響楽団,合唱団
録音:1954年2月
CETRA原盤の名盤の復刻。多くの録音が残されているヴェルディの「リゴレ
ット」の中でも、特に注目に値する録音の一つです。ジュゼッペ・タッデイ
は、1916年生まれで、当時30代後半、若々しいバリトンの声と驚くべき見事
な演技力に舌を巻きます。マントヴァ公は、フェルッチョ・タリアヴィー
ニ、彼も全盛期で、見事な美声を披露してくれています。他社から既にCD
が多数発売されていますが、今回のPREISERのCDは、かなり状態の良いソー
スを使用、しかも加工臭の少ない素直な音で、古めかしさを感じさせないも
のになっています。半世紀前の名盤を楽しみましょう。
<harmonia mundi>
HMC 901919 \2080
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ イ短調 op.23-4
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 op.30-2
モーツァルトの『フィガロの結婚』から「もし伯爵様が踊るなら」による
12の変奏曲 ヘ長調 WoO 40
ダニエル・ゼペック(Vn)、
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)
使用ヴァイオリン:ザルツブルク製(1700年ca.)(ボン、ベートーヴェン
・ハウス所蔵)
ラ・フォル・ジュルネにはじまった5月の来日でますますファンを魅了させ
たアンドレアス・シュタイアーの次なる新譜は、ダニエル・ゼペックとの
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。ゼペックは、フランクフルトの
音楽大学に学び、その後アルバン・ベルクのメンバーでもあるゲルハルト
・シュルツのもとでも研鑽を積み、ブレーメン室内管弦楽団の奏者として、
またドイツのみならず国際的室内楽奏者として活躍しています。シュタイア
ーともドイツ内外でたびたび共演をかさね、機知に富んだアンサンブルで聴
く者をうならせるコンビです。使用した楽器は、リヒノフスキーがベートー
ヴェンにプレゼントした弦楽器のクヮルテット用4つの楽器の中のヴァイオ
リン。ボンのベートーヴェン・ハウスが初めて録音のための使用を許可した
というなんとも意義深いものです。モーツァルトの「トルコ行進曲」で我々
の度肝をぬいたシュタイアー、ベートーヴェンでも時折光る独創性がなんと
も魅力です。
HMC 901889 \2080
ロカテッリ(1695~1764):
コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)op.1より第2、4、7、8、9番
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ロカテッリは、バロック時代、作曲家としてはもちろんヴァイオリニストと
しても大活躍していました。そんな彼が作曲したコンチェルト・グロッソに
弦楽器奏法の粋が盛り込まれているのは当然のこと。結果として得られた作
品は、弦楽器の変幻自在な魅力に満ちたものです。こんな難しい技法を盛り
込んだ弦楽器ものをパガニーニより100年も前に書いていたとは!ロカテッ
リ、おそるべしです。フライブルク・バロック・オーケストラの面々の妙技
が冴え渡る名演となっています。
HMC 901894 \2080
ボッケリーニ(1734-1805):2つのチェロを伴う弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲集op.18より第3番 変ホ長調(G.287)
弦楽五重奏曲集op.29より第6番 ト短調(G.318)
弦楽五重奏曲集op.41より第2番 ヘ長調(G.347/ op. 37-22)
ロエル・ディールティエンス(指&チェロ)
アンサンブル・エクスプロラシオン
ボッケリーニの弦楽五重奏曲は、どのパートをとっても役割が重要で、さら
にスタイルも実に様々。特にここにおさめられた3曲の五重奏曲は、ボッケ
リーニの真骨頂が味わえる名曲ばかりです。瑞々しい弦の音色、まばゆい音
型、メリハリのある作品が、アンサンブル・エクスプロラシオンのメンバー
たちによって見事に演奏されています。
HMC 901890 \2080
シューマン:蝶々op.2、謝肉祭op.9、ウィーンの謝肉祭の道化op.26
シュテファン・ヴラダー(Pf)
ヴラダーは生粋のウィーン育ちのピアニストです。今やウィーン音楽大学の
教授もつとめ、若干41歳にして名実ともに巨匠の仲間入りを果たした音楽家
の一人。そんな彼の新譜は、シューマンのピアノへの創作意欲がもっとも活
発だったころの作品集です。謝肉祭はクララへの愛の歌、さらにはショパン
へのオマージュなど、詩・文学的な面からみても実に興味深い楽章がちりば
められており、ヴラダーはそれらひとつひとつをかみしめるように、しかし
熱さをもって弾いています。また、「ウィーンの謝肉祭の道化」は謝肉祭の
前の仮面をつけた人々が集うお祭の喧騒が感じられる曲ですが、ヴラダーの
演奏は一人一人の仮面の下までをも想像させるような、イマジネーションと
独創性に満ちたものとなっています。
HMI 987067 \2080
エルネスト・ハルフテル(1905-1989):
シンフォニエッタ
悲歌
詩篇
ヴィクトール・パブロ・ペレス(指)
オルケスタ・シンフォニカ・デ・テネリフェ
ハルフテルは、スペインの大作曲家ファリャの愛弟子で、ファリャの絶筆作
品となったオペラ「アトランティダ」を補筆し、カンタータとして世に出し
た人物としても知られています。ダリ、ガルシア・ロルカらと親交をむすび、
スペインの文化界においてなくてはならない存在でした。ストラヴィンスキ
ー、また、1925年から10年間はラヴェルの下で修行をつみ、その作風は新古
典主義的なものが多いです。シンフォニエッタは1928年ごろに書かれ、この
曲によってハルフテルはアメリカでも知られるようになったというものです。
<MANDALA>
MAN 5112 \2180
ファリャ:恋は魔術師、三角帽子、ドビュッシー賛歌
ラファエル・アンディア(G)
オケ作品のギター編曲版というと、どうもしっくりこない場合も時折ありま
すが、このアンディアの編曲は実に見事にきまっています。BGMとしてもよ
し、ギターの妙技を堪能するもよし、夏にぴったりの一枚の登場です。
<PREISER>
PRCD 89409 4枚組 \7120
“スターリン時代のソ連の名歌手たち”
〔登場する歌手(収録順)〕
ナデージダ・オブーホワ(Ms 1886-1961)
キプラス・ピャトラウスカス(T 1886-1968)
ミハイル・ロメンスキー(Bs 1887-1971)
ユーリー・キポレンコ=ドマンスキー(T 1888-1955)
セルゲイ・ミガイ(Br 1888-1959)
エレーナ・カトゥリスカヤ(S 1888-1966)
ニカンドル・ハナーエフ(T 1890-1974)
ヴァレリヤ・バルソワ(S 1892-1967)
ニコ・クムシャシヴィリ(T 1892-1942)
ウラジーミル・ポリトコフスキー(Br 1892-1984)
イワン・ブルラク(Br 1893-1964)
マクシム・ミハイロフ(Bs 1893-1971)
マルク・レイゼン(Bs 1895-1992)
イワン・パトルシンスキー(Bs 1896-1960)
ニコライ・ペチコフスキー(T 1896-1966)
ダヴィド・バドリーゼ(T 1899-?)
ヴィタリー・クリチェフスキー(T 1899-?)
アレクサンドル・ピロゴフ(Bs 1899-1964)
アンドレイ・イワノフ(Br 1900-1970)
ドミートリー・タルホフ(T 1890-1966)
ナターリヤ・ロジェストヴェンスカヤ(S 1900-1997)
イワン・コズロフスキー(T 1900-1993)
イワン・スコプツォフ(Bs 1900-1983)
パンテレイモン・ノリツォフ(Br 1900-1993)
ブロニスラワ・スラトゴーロワ(Ms 1905-1995)
ミハイル・グリーシコ(Br 1901-1973)
セルゲイ・レメシェフ(T 1902-1977)
マリヤ・マクサコワ(Ms 1902-1974)
ニコライ・オーゼロフ(T 1887-1953)
ボリス・グミリャ(Bs 1903-1969)
グリゴーリー・ボリシャコフ(T 1904-1974)
アレクサンドル・バトゥーリン(Bs 1904-1983)
アレクセイ・イワノフ(Br 1904-1982)
ゲオルギー・ネレップ(T 1904-1957)
ソフィヤ・プレオブラジェンスカヤ(Ms 1904-1966)
ニコライ・シチェゴリコフ(Bs 1905-)
エリザーベタ・シュムスカヤ(S 1905-1988)
ヴェラ・ダヴィドワ(Ms 1906-)
ソロモン・フロムチェンコ(T 1907-?)
エレーナ・クルグリコワ(S 1907-1982)
アナトーリ・オルフョノフ(T 1908-1987)
ゲオルギー・ヴィノグラードフ(T 1908-1980)
ナターリヤ・シュピーレル(S 1909-1995)
パヴェル・リシツィヤン(Br 1911-2004)
ダヴィド・ガムレケリ(Br 1911-)
ティート・クージク(Br 1911-1990)
ナデージダ・カザンツェワ(S 1911-)
セルゲイ・シャポシニコフ(Br 1911-1973)
ウラジーミル・イワノフスキー(T 1912-)
アレクセイ・クリフチーニャ(Bs 1912-1974)
ミケリス・フィシェル(T 1915-)
アルトゥール・フリンベルグ(T 1916-)
ミハイル・アレクサンドロヴィチ(T 1917-2002)
イリーナ・マスレンニコワ(S 1918-)
レオカディヤ・マスレンニコワ(S 1918-)
ヴェロニカ・ボリセンコ(Ms 1918-1995)
ザーラ・ドゥルハノワ(Ms 1918-)
ヴェラ・フィルソワ(S 1918-1993)
エフゲニヤ・スモレンスカヤ(S 1919-1989)
アレクサンドル・オグニフツェフ(Bs 1920-1961)
ゲオルク・オーツ(Br 1920-1975)
イワン・ペトロフ(Bs 1920-)
ゴアル・ガスパリャーン(S 1922-)
イリーナ・アルヒポワ(Ms 1925-)
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S 1926-)
リマンタス・シパリス(Bs 1927-)
PREISERだからこそのすごいCDが登場!“スターリン時代のソ連の名歌手た
ち”と題されたこのCD4枚組には、全部で67のアリアが収録、スターもいれ
ば、今日ではほとんど無名の歌手もいますが、いずれもがボリショイを沸か
せた名歌手、素晴らしい歌の連続にワクワクします。ロシアオペラのみなら
ず、イタリアオペラ、フランスオペラ、ドイツオペラと、いずれもロシア語
の歌唱ながら、多岐にわたります。
PRCD 89650 \1780
ニカンデル・ハナーエフ、アリア集
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」
ワーグナー:「ジークフリート」
ビゼー:「カルメン」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」
チャイコフスキー:「スペードの女王」
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」
シャポーリン:「デカブリストたち」
からのアリア
ニカンデル・ハナーエフ(T)
録音:1937-53年
全てロシア語の歌唱。ニカンデル・ハナーエフ(1890-1974)は、1930、40年
代のボリショイ劇場を代表するドラマティック・テノール。特にチャイコフ
スキーの「スペードの女王」のゲルマンが当たり役でした。その他ヴェル
ディのオテッロや、ワーグナーのジークフリートなど、ド迫力の歌です。
PRCD 89656 \1780
ナデージダ・オブーホワ アリア集
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」,
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」,「雪娘」,「サトコ」,
ボロディン:「イーゴリ公」,
チャイコフスキー:「スペードの女王」,
ビゼー:「カルメン」,
マスネ:「ウェルテル」,
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
ナデージダ・オブーホワ(Ms)
ナデージダ・オブーホワ(1886-1961)は、1920年代に活躍したボリショイの
偉大なメッゾ。モスクワの音楽一家に生まれ、恵まれた環境で学びました。
1916年にボリショイにデビュー、すぐにトップ・メッゾになりました。
1930年代にはコンサート活動が主となりましたが、声の状態は極めてよく、
ここに収録されているのはその頃の録音です。
PRCD 89664 \1780
エリザヴェータ・シュムスカヤ アリア集
ワーグナー:「ローエングリーン」,
ヴェルディ「トラヴィアータ」,
グノー:「ファウスト
チャイコフスキー:
「オルレアンの乙女」,「イオランタ」,「エウゲニ・オネーギン」
マスネ:「マノン」,
ドリーブ:「ラクメ」,
ビゼー:「真珠とり」
レオンカヴァッロ:「道化師」,
プッチーニ:「ボエーム」,からのアリア,場面
エリザヴェータ・シュムスカヤ(S)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(1905-1988)は、1940年代を中心に活躍した
ソプラノ。声そのものは軽めながら、類いまれな表現力で極めて広範囲な役
を歌っていました。
PRCD 89645 \1780
アレクセイ・イワノフ アリア集
ドニゼッティ:「愛の妙薬」,
ワーグナー:「タンホイザー」,
グノー:「ファウスト」,
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」,「ホヴァーンシチナ」,
ルビシュタイン:「デーモン」,
チャイコフスキー:「マゼッパ」,
ボロディン:「イーゴリ公」,
レオンカヴァッロ:「道化師」
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」,からのアリア
アレクセイ・イワノフ(Br)
アレクサンドル・オルロフ(指),ワシリー・ネボルシン(指),
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指)
ボリショイ歌劇場管弦楽団,他
録音:1947-1952年
アレクセイ・イワノフ(1904-1982)は、1938年から1967年まで30年近くボリ
ショイ劇場で活躍したバリトン。1945年には、終戦直後のウィーンに招かれ
「トスカ」のスカルピアを歌っているほど名声の高かった人物で、表現力は
抜群。全てロシア語の歌唱。
PRCD 89648 \1780
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ アリア集
ヴェルディ:「アイーダ」,
チャイコフスキー:「オルレアンの少女」,「マゼッパ」,
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」,
タニェーエフ:「オレステア」,
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」,からのアリア,場面
ソフィア・プレオプラジェンスカヤ(Ms)
録音:1946,1951年
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ(1904-1966)はペテルブルグ生まれのメッ
ゾソプラノ。ボリショイ全盛期の当時にあって、レニングラードに留まり続
け、キーロフ劇場を拠点としていました。ことにチャイコフスキーの「オル
レアンの少女」のジャンヌ・ダルク役を得意としました。