クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-07 No.13-1

2006年07月13日 14時04分28秒 | Weblog
<ORFEO>
ORFEOR 702061 \2080
ベルク:初期の7つの歌
マーラー:天上の生活
ツェムリンスキー:トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌(6曲)
ヴォルフ:メリケの詩による5つの歌曲集
R.シュトラウス:
少女の花 Op.22(4曲),花束をつくろうと Op.68-2,愛の神 Op.68-5
+アンコール
(マーラー:誰がこの歌を作ったのか,ヴォルフ:小さなものでも,ペンナ
に私の恋人がいる,リスト:それは、きっと素晴らしいこと)
ディアナ・ダムラウ(S)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
録音:2005年8月31日
今、ドイツの若いソプラノの中では人気・実力とも圧倒的なのが、このディ
アナ・ダムラウ。バイエルン州東部の町、ギュンツブルク出身、ヴュルツブ
ルク音楽院で学び、ドイツの地方劇場で歌った後、1999年にバイエルン国立
歌劇場に「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタでデビュー。以降は
破竹の勢いで、ザルツブルク音楽祭には2001年に初登場以来毎年出演、2004
年12月ににはスカラ座再建公演のサリエリ「見出されたエウローパ」でタイ
トルロールを務めました。2005年にメトにデビュー。ツェルビネッタや「魔
笛」の夜の女王が当たり役のように、高音とコロラトゥーラに優れている一
方、中音域の瑞々しさ、豊かな表現力も卓越していて、リートでも大変高い
評価を得ています。この2005年ザルツブルク音楽祭でのリサイタルでも、特
に後半のヴォルフ、シュトラウスは極上!大歌手でも若い旬の頃しか味わえ
ない滴るような新鮮さがたまりません。

ORFEOR 599061 \2080
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:「ワルキューレ」
R.シュトラウス:「サロメ」,「エレクトラ」,「影のない女」
からの場面
ウルズラ・シュレーダー=ファイネン(S)
ギュンター・ヴィッヒ(指),ペーター・シュナイダー(指),
アーノルト・クヴェンネト(指)ライン・ドイツオペラ管弦楽団,合唱団
録音:1971-77年
ORFEOのライン・ドイツオペラのライヴシリーズ。ウルズラ・シュレーダー
=ファイネン(1936-2005)は、1970年代に活躍したドラマティック・ソプラ
ノ。1968年からライン・ドイツオペラに所属し、1970年にメトに、1971年に
はバイロイト、1973年にはウィーンにデビューと、かなりの実力者。カール
・ベームも彼女を重用した一人です。しかし1979年にわずか43歳で引退。ス
タジオ録音を全く残さないままだったので、日本では全く知られていないま
までした。この録音は、ライン・ドイツオペラでの貴重なライヴ。彼女の素
材の良さが十分理解できるものです。





<PREISER>
PRCD 20046 2枚組 \2160
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」
ハンス・ホッター(Br オランダ人),ヘレーネ・ヴェルト(S ゼンタ),
ベルント・アルデンホフ(T エリック),クルト・ベーメ(Bs ダーラント)
レス・フィッシャー(Ms マリー),ヘルムート・クレプス(T 舵手)
ヴィルヘルミ・シュヒター(指)NDR交響楽団,合唱団
録音:1951年
1951年の放送録音。ホッターは若い頃オランダ人を得意としたものの、残さ
れた録音はあまり多くなく、他に1944年の放送録音(クレメンス・クラウス
指揮)と1950年のメトのライヴ(フリッツ・ライナー指揮)があったくらい。
この録音は、録音状態が良いことで知られていたものです。アルデンホフ、
ベーメら共演も優れ、さらにNHK交響楽団を叩き上げた名匠シュヒターの引
き締まった指揮も見事、聞き応えのある「オランダ人」です。

PRCD 20045 2枚組 \2160
ヴェルディ:「リゴレット」
+ボーナス ジュゼッペ・タッデイ ヴェルディのアリア
(「仮面舞踏会」,「ドン・カルロ」,「シチリアの晩鐘」,「オテッロ」
から)
ジュゼッペ・タッデイ(Br リゴレット),
フェルッチョ・タリアヴィーニ(T マントヴァ公爵),
リーナ・パリューギ(S ジルダ),
ジューリオ・ネーリ(Bs スパラフチーレ),ほか
アンジェロ・クエスタ(指)RAIトリノ交響楽団,合唱団
録音:1954年2月
CETRA原盤の名盤の復刻。多くの録音が残されているヴェルディの「リゴレ
ット」の中でも、特に注目に値する録音の一つです。ジュゼッペ・タッデイ
は、1916年生まれで、当時30代後半、若々しいバリトンの声と驚くべき見事
な演技力に舌を巻きます。マントヴァ公は、フェルッチョ・タリアヴィー
ニ、彼も全盛期で、見事な美声を披露してくれています。他社から既にCD
が多数発売されていますが、今回のPREISERのCDは、かなり状態の良いソー
スを使用、しかも加工臭の少ない素直な音で、古めかしさを感じさせないも
のになっています。半世紀前の名盤を楽しみましょう。





<harmonia mundi>
HMC 901919 \2080
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ イ短調 op.23-4
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 op.30-2
モーツァルトの『フィガロの結婚』から「もし伯爵様が踊るなら」による
12の変奏曲 ヘ長調 WoO 40
ダニエル・ゼペック(Vn)、
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)
使用ヴァイオリン:ザルツブルク製(1700年ca.)(ボン、ベートーヴェン
・ハウス所蔵)
ラ・フォル・ジュルネにはじまった5月の来日でますますファンを魅了させ
たアンドレアス・シュタイアーの次なる新譜は、ダニエル・ゼペックとの
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。ゼペックは、フランクフルトの
音楽大学に学び、その後アルバン・ベルクのメンバーでもあるゲルハルト
・シュルツのもとでも研鑽を積み、ブレーメン室内管弦楽団の奏者として、
またドイツのみならず国際的室内楽奏者として活躍しています。シュタイア
ーともドイツ内外でたびたび共演をかさね、機知に富んだアンサンブルで聴
く者をうならせるコンビです。使用した楽器は、リヒノフスキーがベートー
ヴェンにプレゼントした弦楽器のクヮルテット用4つの楽器の中のヴァイオ
リン。ボンのベートーヴェン・ハウスが初めて録音のための使用を許可した
というなんとも意義深いものです。モーツァルトの「トルコ行進曲」で我々
の度肝をぬいたシュタイアー、ベートーヴェンでも時折光る独創性がなんと
も魅力です。

HMC 901889 \2080
ロカテッリ(1695~1764):
コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)op.1より第2、4、7、8、9番
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ロカテッリは、バロック時代、作曲家としてはもちろんヴァイオリニストと
しても大活躍していました。そんな彼が作曲したコンチェルト・グロッソに
弦楽器奏法の粋が盛り込まれているのは当然のこと。結果として得られた作
品は、弦楽器の変幻自在な魅力に満ちたものです。こんな難しい技法を盛り
込んだ弦楽器ものをパガニーニより100年も前に書いていたとは!ロカテッ
リ、おそるべしです。フライブルク・バロック・オーケストラの面々の妙技
が冴え渡る名演となっています。

HMC 901894 \2080
ボッケリーニ(1734-1805):2つのチェロを伴う弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲集op.18より第3番 変ホ長調(G.287)
弦楽五重奏曲集op.29より第6番 ト短調(G.318)
弦楽五重奏曲集op.41より第2番 ヘ長調(G.347/ op. 37-22)
ロエル・ディールティエンス(指&チェロ)
アンサンブル・エクスプロラシオン
ボッケリーニの弦楽五重奏曲は、どのパートをとっても役割が重要で、さら
にスタイルも実に様々。特にここにおさめられた3曲の五重奏曲は、ボッケ
リーニの真骨頂が味わえる名曲ばかりです。瑞々しい弦の音色、まばゆい音
型、メリハリのある作品が、アンサンブル・エクスプロラシオンのメンバー
たちによって見事に演奏されています。

HMC 901890 \2080
シューマン:蝶々op.2、謝肉祭op.9、ウィーンの謝肉祭の道化op.26
シュテファン・ヴラダー(Pf)
ヴラダーは生粋のウィーン育ちのピアニストです。今やウィーン音楽大学の
教授もつとめ、若干41歳にして名実ともに巨匠の仲間入りを果たした音楽家
の一人。そんな彼の新譜は、シューマンのピアノへの創作意欲がもっとも活
発だったころの作品集です。謝肉祭はクララへの愛の歌、さらにはショパン
へのオマージュなど、詩・文学的な面からみても実に興味深い楽章がちりば
められており、ヴラダーはそれらひとつひとつをかみしめるように、しかし
熱さをもって弾いています。また、「ウィーンの謝肉祭の道化」は謝肉祭の
前の仮面をつけた人々が集うお祭の喧騒が感じられる曲ですが、ヴラダーの
演奏は一人一人の仮面の下までをも想像させるような、イマジネーションと
独創性に満ちたものとなっています。

HMI 987067 \2080
エルネスト・ハルフテル(1905-1989):
シンフォニエッタ 
悲歌 
詩篇
ヴィクトール・パブロ・ペレス(指)
オルケスタ・シンフォニカ・デ・テネリフェ
ハルフテルは、スペインの大作曲家ファリャの愛弟子で、ファリャの絶筆作
品となったオペラ「アトランティダ」を補筆し、カンタータとして世に出し
た人物としても知られています。ダリ、ガルシア・ロルカらと親交をむすび、
スペインの文化界においてなくてはならない存在でした。ストラヴィンスキ
ー、また、1925年から10年間はラヴェルの下で修行をつみ、その作風は新古
典主義的なものが多いです。シンフォニエッタは1928年ごろに書かれ、この
曲によってハルフテルはアメリカでも知られるようになったというものです。





<MANDALA>
MAN 5112 \2180
ファリャ:恋は魔術師、三角帽子、ドビュッシー賛歌
ラファエル・アンディア(G)
オケ作品のギター編曲版というと、どうもしっくりこない場合も時折ありま
すが、このアンディアの編曲は実に見事にきまっています。BGMとしてもよ
し、ギターの妙技を堪能するもよし、夏にぴったりの一枚の登場です。




<PREISER>
PRCD 89409 4枚組 \7120
“スターリン時代のソ連の名歌手たち”
〔登場する歌手(収録順)〕
ナデージダ・オブーホワ(Ms 1886-1961)
キプラス・ピャトラウスカス(T 1886-1968)
ミハイル・ロメンスキー(Bs 1887-1971)
ユーリー・キポレンコ=ドマンスキー(T 1888-1955)
セルゲイ・ミガイ(Br 1888-1959)
エレーナ・カトゥリスカヤ(S 1888-1966)
ニカンドル・ハナーエフ(T 1890-1974)
ヴァレリヤ・バルソワ(S 1892-1967)
ニコ・クムシャシヴィリ(T 1892-1942)
ウラジーミル・ポリトコフスキー(Br 1892-1984)
イワン・ブルラク(Br 1893-1964)
マクシム・ミハイロフ(Bs 1893-1971)
マルク・レイゼン(Bs 1895-1992)
イワン・パトルシンスキー(Bs 1896-1960)
ニコライ・ペチコフスキー(T 1896-1966)
ダヴィド・バドリーゼ(T 1899-?)
ヴィタリー・クリチェフスキー(T 1899-?)
アレクサンドル・ピロゴフ(Bs 1899-1964)
アンドレイ・イワノフ(Br 1900-1970)
ドミートリー・タルホフ(T 1890-1966)
ナターリヤ・ロジェストヴェンスカヤ(S 1900-1997)
イワン・コズロフスキー(T 1900-1993)
イワン・スコプツォフ(Bs 1900-1983)
パンテレイモン・ノリツォフ(Br 1900-1993)
ブロニスラワ・スラトゴーロワ(Ms 1905-1995)
ミハイル・グリーシコ(Br 1901-1973)
セルゲイ・レメシェフ(T 1902-1977)
マリヤ・マクサコワ(Ms 1902-1974)
ニコライ・オーゼロフ(T 1887-1953)
ボリス・グミリャ(Bs 1903-1969)
グリゴーリー・ボリシャコフ(T 1904-1974)
アレクサンドル・バトゥーリン(Bs 1904-1983)
アレクセイ・イワノフ(Br 1904-1982)
ゲオルギー・ネレップ(T 1904-1957)
ソフィヤ・プレオブラジェンスカヤ(Ms 1904-1966)
ニコライ・シチェゴリコフ(Bs 1905-)
エリザーベタ・シュムスカヤ(S 1905-1988)
ヴェラ・ダヴィドワ(Ms 1906-)
ソロモン・フロムチェンコ(T 1907-?)
エレーナ・クルグリコワ(S 1907-1982)
アナトーリ・オルフョノフ(T 1908-1987)
ゲオルギー・ヴィノグラードフ(T 1908-1980)
ナターリヤ・シュピーレル(S 1909-1995)
パヴェル・リシツィヤン(Br 1911-2004)
ダヴィド・ガムレケリ(Br 1911-)
ティート・クージク(Br 1911-1990)
ナデージダ・カザンツェワ(S 1911-)
セルゲイ・シャポシニコフ(Br 1911-1973)
ウラジーミル・イワノフスキー(T 1912-)
アレクセイ・クリフチーニャ(Bs 1912-1974)
ミケリス・フィシェル(T 1915-)
アルトゥール・フリンベルグ(T 1916-)
ミハイル・アレクサンドロヴィチ(T 1917-2002)
イリーナ・マスレンニコワ(S 1918-)
レオカディヤ・マスレンニコワ(S 1918-)
ヴェロニカ・ボリセンコ(Ms 1918-1995)
ザーラ・ドゥルハノワ(Ms 1918-)
ヴェラ・フィルソワ(S 1918-1993)
エフゲニヤ・スモレンスカヤ(S 1919-1989)
アレクサンドル・オグニフツェフ(Bs 1920-1961)
ゲオルク・オーツ(Br 1920-1975)
イワン・ペトロフ(Bs 1920-)
ゴアル・ガスパリャーン(S 1922-)
イリーナ・アルヒポワ(Ms 1925-)
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S 1926-)
リマンタス・シパリス(Bs 1927-)
PREISERだからこそのすごいCDが登場!“スターリン時代のソ連の名歌手た
ち”と題されたこのCD4枚組には、全部で67のアリアが収録、スターもいれ
ば、今日ではほとんど無名の歌手もいますが、いずれもがボリショイを沸か
せた名歌手、素晴らしい歌の連続にワクワクします。ロシアオペラのみなら
ず、イタリアオペラ、フランスオペラ、ドイツオペラと、いずれもロシア語
の歌唱ながら、多岐にわたります。

PRCD 89650 \1780
ニカンデル・ハナーエフ、アリア集
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」
ワーグナー:「ジークフリート」
ビゼー:「カルメン」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」
チャイコフスキー:「スペードの女王」
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」
シャポーリン:「デカブリストたち」
からのアリア
ニカンデル・ハナーエフ(T)
録音:1937-53年
全てロシア語の歌唱。ニカンデル・ハナーエフ(1890-1974)は、1930、40年
代のボリショイ劇場を代表するドラマティック・テノール。特にチャイコフ
スキーの「スペードの女王」のゲルマンが当たり役でした。その他ヴェル
ディのオテッロや、ワーグナーのジークフリートなど、ド迫力の歌です。

PRCD 89656 \1780
ナデージダ・オブーホワ アリア集
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」,
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」,「雪娘」,「サトコ」,
ボロディン:「イーゴリ公」,
チャイコフスキー:「スペードの女王」,
ビゼー:「カルメン」,
マスネ:「ウェルテル」,
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
ナデージダ・オブーホワ(Ms)
ナデージダ・オブーホワ(1886-1961)は、1920年代に活躍したボリショイの
偉大なメッゾ。モスクワの音楽一家に生まれ、恵まれた環境で学びました。
1916年にボリショイにデビュー、すぐにトップ・メッゾになりました。
1930年代にはコンサート活動が主となりましたが、声の状態は極めてよく、
ここに収録されているのはその頃の録音です。

PRCD 89664 \1780
エリザヴェータ・シュムスカヤ アリア集
ワーグナー:「ローエングリーン」,
ヴェルディ「トラヴィアータ」,
グノー:「ファウスト
チャイコフスキー:
「オルレアンの乙女」,「イオランタ」,「エウゲニ・オネーギン」
マスネ:「マノン」,
ドリーブ:「ラクメ」,
ビゼー:「真珠とり」
レオンカヴァッロ:「道化師」,
プッチーニ:「ボエーム」,からのアリア,場面
エリザヴェータ・シュムスカヤ(S)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(1905-1988)は、1940年代を中心に活躍した
ソプラノ。声そのものは軽めながら、類いまれな表現力で極めて広範囲な役
を歌っていました。

PRCD 89645 \1780
アレクセイ・イワノフ アリア集
ドニゼッティ:「愛の妙薬」,
ワーグナー:「タンホイザー」,
グノー:「ファウスト」,
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」,「ホヴァーンシチナ」,
ルビシュタイン:「デーモン」,
チャイコフスキー:「マゼッパ」,
ボロディン:「イーゴリ公」,
レオンカヴァッロ:「道化師」
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」,からのアリア
アレクセイ・イワノフ(Br)
アレクサンドル・オルロフ(指),ワシリー・ネボルシン(指),
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指)
ボリショイ歌劇場管弦楽団,他
録音:1947-1952年
アレクセイ・イワノフ(1904-1982)は、1938年から1967年まで30年近くボリ
ショイ劇場で活躍したバリトン。1945年には、終戦直後のウィーンに招かれ
「トスカ」のスカルピアを歌っているほど名声の高かった人物で、表現力は
抜群。全てロシア語の歌唱。

PRCD 89648 \1780
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ アリア集
ヴェルディ:「アイーダ」,
チャイコフスキー:「オルレアンの少女」,「マゼッパ」,
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」,
タニェーエフ:「オレステア」,
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」,からのアリア,場面
ソフィア・プレオプラジェンスカヤ(Ms)
録音:1946,1951年
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ(1904-1966)はペテルブルグ生まれのメッ
ゾソプラノ。ボリショイ全盛期の当時にあって、レニングラードに留まり続
け、キーロフ劇場を拠点としていました。ことにチャイコフスキーの「オル
レアンの少女」のジャンヌ・ダルク役を得意としました。

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06-07 No.13-2

2006年07月13日 14時03分59秒 | Weblog
<SUPRAPHON>
SU 3819 \1650
ヴァーツラフ・ヤン・トマーシェク:ピアノ協奏曲集
ハ長調Op.18 
変ホ長調Op.20
ヤン・シモン(P)
ヴラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送SO.
録音:2005年3月21-23日、2006年3月21-23日、4月5日
プラハ、チェコ放送第1スタジオ
ベルリオーズ、パガニーニ、クララ・シューマン、そして若きワーグナーら
とも親交のあったトマーシェク(1774?1850)。19世紀前半プラハの楽壇で
中心にあったボヘミアの作曲家です。ウィーンに出て活躍したグループと、
19世紀の国民楽派との橋渡しをした役割も重要とされています。
多くの歌曲やオペラなども残していますが、見落とせないのがエクローグ・
狂詩曲・ディテュランボスといったピアノ曲。これらは技巧と内容とのバラ
ンスが見事で、先駆的なアイデアは弟子のヴォジーシェクやシューベルト、
シューマンら後世のお手本とされるほど。彼はまたロマン派に顕著な性格的
小品の創始者ともいわれています。
おそらく1803年から1805年にかけて書かれた2つの協奏曲。当時の古典派の
様式をよく伝える一方で、ときに時代を先取りするような書法も垣間見えて
刺激的です。まずピアノ好きの方であれば、独奏曲同様に独特のセンシティ
ヴでメロディアスな魅力に引き込まれること間違いないでしょう。

SU 3877 \1650
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」
パヴェル・ハース:弦楽四重奏曲第2番「猿山より」(打楽器つき版)
パヴェル・ハース四重奏団
コリン・カリー(パーカッション)
数々のコンクールで入賞を果たし、「ここ数年のうちに有名になるのは間違
いなし」とストラッド、インディペンデントなど各紙が太鼓判を押す気鋭の
アンサンブル、ハース・カルテット。ヤナーチェクの名作と、その弟子で第
2次大戦下ガス室に送られ非業の死を遂げたハースの作品は、今年6月の初来
日公演でも取り上げたのと同じ演目です。
ハース26歳の作「猿山より」は、チェコ=モラヴィア高地で過ごした夏の休
日を回想して書かれたもの。師を思わせるメロディの魅力と、作品の特徴と
してジャズのアドリブ語法の指示が強調されるように、実体は完全にハース
の音楽となっています。
デビュー盤は実演での高評価をそのまま裏付けるような内容で、このたびス
プラフォンはその才能に惚れ込み専属契約を結びました。
[ハース四重奏団の経歴]
2004年   (フィレンツェ)ヴィットリオ・E・リムボッティ賞
2005年5月 (チェコ)プラハの春国際音楽コンクール第1位
2005年6月 (イタリア、レッジョ・エミリア)パオロ・ボルチアーニ・コ
ンクール優勝

SU 3876 \1650
メンデルスゾーン:交響曲集
第3番イ短調Op.56「スコットランド」
第4番イ長調Op.90「イタリア」
イジー・ビエロフラーヴェク(指)プラハ・フィルハーモニア
録音:2006年4月28-30日プラハ、ルドルフィヌム
現代チェコの巨匠ビエロフラーヴェクが1994年に自ら創設した手兵プラハ・
フィルハーモニア。オケの結成以来レパートリーの中心に据えてきたメンデ
ルスゾーンを録音しました。ハルモニア・ムンディやスプラフォンでのモー
ツァルト演奏も活き活きとして気持ちの良いものでしたが、ここでも弦の美
しさなどとりわけ印象的。録音も優秀です。

SU 3886 \1350
ヤナーチェク:
ラシュスコ舞曲集 
弦楽のための組曲 
弦楽のための牧歌
フランティシェク・イーレク(指)
ブルノ・フィルハーモニックO.
録音:1991、1992年

SU 3887 \1350
ヤナーチェク:
タラス・ブーリバ 
オーケストラのためのアダージョ 
オーケストラのための組曲Op.3 
序曲「嫉妬」 
コザックの舞曲 
セルビアのコロ舞曲 
ヴァイオリン弾きの子供 
交響詩「ブラニーク山のバラード」
フランティシェク・イーレク(指)ブルノ・フィルハーモニックO.
録音:1986、1991 & 1992年

SU 3888 \1350
ヤナーチェク:
シンフォニエッタ 
ドナウ交響曲 
ヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」 
シュルークとヤウ
カロリーナ・ドヴォルジャーコヴァー(S)
イヴァン・ジェナティー(Vn)
フランティシェク・イーレク(指)
ブルノ・フィルハーモニックO.(ブルノ国立フィル)
録音:1986、1992年
モラヴィアの中心ブルノに生まれ、長いことブルノ・オペラの首席指揮者を
務めたイーレクは、数多くの初演経験を持ちヤナーチェクのスペシャリスト
として知られます。1958年ブルノで、イーレク自身の肝煎りで初めて開催さ
れたヤナーチェク音楽祭では管弦楽作品だけでなく、すべてのオペラのリハ
ーサルと演奏を手がけています。
ここではたとえば、絶対に外せないシンフォニエッタやタラスも、ほかのオ
ケで聴くのとは一味もふた味も違う味わいで興味が尽きません。民謡をベー
スにしながらユニークな音楽語法に長けたヤナーチェク。その名をポピュラ
ーにした立役者イーレクによる記念碑的なシリーズは、膨大なカタログを誇
るスプラフォンのなかでもその価値がはかりしれないものです。




<naive>
V 5067 \1650
佐渡 裕-スーパー・ワールド・オーケストラ2006年ライヴ
ラヴェル:ボレロ 15'28"
ビゼー:
「カルメン」組曲 第1番 
第1幕への前奏曲 1'59" 
アラゴネーズ 1'12" 
間奏曲 2'15" 
闘牛士の歌 2'47"
「カルメン」組曲 第2番 
ハバネラ 2'01" 
ジプシーの踊り 4'29"
ポール・デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」 10'40"
ベルリオーズ:断頭台への行進(「幻想交響曲」より) 4'58"
佐渡 裕(指揮)
スーパー・ワールド・オーケストラ
2006年6月ライヴ録音
ついに佐渡がナイーブ・レーベルから登場!オケはなんとスーパー・ワール
ド・オーケストラです。メンバーは、すべて世界最高水準の奏者達によって
構成されており、まさに音楽界の「ドリーム・チーム」といったところ。演
奏曲目も、佐渡のエネルギッシュさが遺憾なく発揮されるプログラミングで、
盛り上がること間違いなし。すべてライヴ録音ということもあって、丁々発
止のアンサンブル、ちりばめられたソロ・パートの上手さ、すべてが息をつ
く間もなく押し寄せてきます。




<Profil>
PH 06012 \2080
ブルックナー:交響曲第5番
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘン・フィルハーモニー
録音:1995年11月29日、12月1日
遂に正規盤で登場。音質もクリヤーで温かみがあり最高に素晴らしいものが
ございます。この頃のヴァントは巨匠ぶりが尋常でないだけに、しかも曲も
曲。人知を超えた崇高さで、いつなんどき聴いても無条件で感動させられて
しまいましょう。すごい1枚でございます。しかし、当時のミュンヘン・
フィルはベルリン・フィルと肩を並べていただけあってその美しさうまさは
絶品。形容のしようがございません。

PH 05041 \2080
ブラームス:セレナーデ第1番
フォン・ウェーバー:クラリネット協奏曲Op.74
ヘルムート・ギーサー(Cl)
ギュンター・ヴァント(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1968年10月2日、1977年11月25日 
共にケルンのヴァルラフプラッツ・ザール
これも素晴らしい録音。60年代のブラームスもヴァントの伝記作家にして当
シリーズ監修人ヴォルガング・ザイフェルト教授の一番のお薦め演奏だけあ
って50歳代のヴァントの切れ味の良いリズムと独特の気品。これは大変な名
演。ウェーバーもドイツドイツした味わい深さが素晴らしい1枚でございま
す。管楽器マニアにはもうお馴染みのヘルムート・ギーサーは長年ケルン
放響の首席を務めたかの地の伝説的クラリネット奏者。




<WERGO>
WER 6680 \1850
ヘンツェ:鉄条網の向こうのオルフェウス、アリスタエウス
ロビン・グリットン(指)ベルリン室内合唱団
マルティン・ヴットゥケ(語り手)、
マレク・ヤノフスキ(指)ベルリン放送交響楽団
1926年生まれのヘンツェは、今年で御年齢80歳。ますますその創作意欲は衰
えず、我々に新しいものを提示し続けてくれています。今回は、ちょっと前
の作品ではありますが、いずれも世界初録音。いずれも「オルフェウスとエ
ウリディーチェ」の物語にまつわる内容のものです。神話の世界の時代、音
楽の名人オルフェウスと結婚して間もないエウリディーチェは、蛇にかまれ
て命をおとします。黄泉の国からエウリディーチェを連れ戻すために、オル
フェウスは地獄の番人に得意の歌を聴かせて門を開かせることに成功します
が、地上に戻るまで決してエウリディーチェの方を振返ってはならない、と
いう約束を破ってしまい、エウリディーチェと再び引き裂かれてしまう、と
いう悲しいおはなし・・・。2曲とも、詩の主体は時にオルフェウス、時に
エウリディーチェ、時に傍観人、と様々ですが、この悲話を現代音楽劇に置
き換えたものとなっています。2曲目の題名アリスタエウスは詩の中にでて
くる人物で、エウリディーチェを死にいたらしめた蛇を先祖にもつとされて
います。かたや清澄な無伴奏合唱の世界、かたや色彩豊かな絡み合う管弦楽
を伴うドラマと、ヘンツェの芸術の真骨頂を味わうことができます。

WER 6564 \1850
エンノ・ポッペ(1969-):作品集
木材(クラリネットとアンサンブルのための/1999、2000年)
骨(アンサンブルのための/2000年)
オイル(アンサンブルのための/2001年)
ウィーン・クラング(音)
フォーラム、エルネスト・モリナーリ(Clソロ)、
ステファン・アスバリー(指)
4エンノ・ポッペは10歳にして作曲のコンテストで優勝したというまさに天
才。ブックレットの中で、「シャベルを手に取り、森に行け。暗い穴を見つ
けたらすぐさま掘り返せ。あなたにちょっとでも幸運が宿っていれば、あな
たは木か骨か油を掘り当てるだろう?。」自然界の物質は古来より不変で、
200年以上前に生きたベートーヴェンと我々を結びつけるものもこうした自
然界のものである、という一風かわったオーガニック作曲家ですが、しかし
作り上げる音世界は意外と前衛的。しかし、味方を変えれば原始的な世界と
も申せましょう。




<AUDITE>
AU 92512(SACD-Hybrid) \2180
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化芝居「幻想的情景」op.26
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調D.959
河村尚子(P)
録音:2003年3月
ハノーヴァー国立音楽芸術大学の演奏家過程で学ぶかたわら、ヴィオッティ、
カーサ・グランデなどで1位となるなどヨーロッパのコンクールさらにはリ
サイタル、コンサートで活躍中の河村尚子のデビュー・レコーディングアル
バム。シューマン、シューベルトというロマン派の二大看板をカワイ・ピア
ノを使用して粒立ちの良い美しい音色で端正に弾きあげています。この年代
ならではの瑞々しい感性がSACDの素晴らしい録音によって余すところなく収
録されています。1981年生まれと若く今後の活躍が本当に楽しみなピアニス
トです。

AU 92516(SACD-Hybrid) \2180
ブラームス:
チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調op.99 
チェロ・ソナタ第1番 ホ短調op.38
ティルマン・ヴィック(Vc) パスカル・ドヴァイヨン(P)
録音:2003年12月
ブラームスの30代に書かれた第1番(1865)と、そのおよそ20年後に作曲さ
れた第2番のチェロ・ソナタ(1886)をSACDマルチチャンネルの素晴らしい
音質で収録したハイブリッドCD。渋くて重厚な響き、それこそがブラームス
という人は別として、ハノーヴァーを中心に活動し、すでに多くのCDをリリ
ースしているヴィックのよく歌い、しかも爽やかで引き締まっていた演奏の
ほうがブラームスの孤高の魅力を一層引き出しているのではないでしょうか。

AU 92511(SACD-Hybrid) \2180
マリンバ・スカルプチャー(彫刻)
パヴァッサー:彫刻3 
カイザー:ハリケーンの目 
マチアス・シュミット:3つのスケッチ 
ロソロ:エヴェリン・グレニー「小さな祈り手」による変奏曲 
安倍圭子:コザックの思い出 
スティーブ・ライヒ:名古屋マリンバ 
イグナトヴィッツ:トッカータ 
安倍圭子:わらべ歌リフレクションII
カタジナ・ミツカ、フランツ・バッハ、
エッカート・ストローマー(マリンバ)
録音:2003年12月
4マリンバの名手として世界的に活躍しているカタジナ・ミツカ(1972-)の
素晴らしいテクニックをSACDの高音質で堪能できる一枚。自身もマリンバの
名手である安倍圭子の作品やミニマル・ミュージックのライヒの作品など収
録作品も多彩で誰が聴いても楽しめる内容になっています。

AU 92521(SACD-Hybrid) \2180
ソロ・ド・コンクール-トランペットとピアノのためのフランス音楽
シャリエール:ソロ・ド・コンクール 
リュッフ:モビル 
ゴーベール:カンタービレと小スケルツォ 
バレ:コンクールの小品 
ビッチュ:4つの変奏曲 
サン=サーンス(ビュセ編):変ホ調のファンタジー 
シャイヨー:コンクールの断片 
フローラン・シュミット:3つの部分からなる組曲op.133
ハンネス・ロイビン(Tp) ルーカス・マリア・キューン(P)
録音:2005年10月
トランペットとピアノという珍しい組合せの作品集。いずれもパリ高等音楽
院トランペット科の最終試験用に書かれた課題作ですが管に強みを誇るフラ
ンス音楽の伝統がうかがえる力作が揃っていて、単なる課題曲集に留まって
いません。ドイツの気鋭の奏者による好演を捉えたSACDのハイ・クオリティ
にも注目したい一枚です。

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06-07 No.12-1

2006年07月13日 14時01分10秒 | Weblog
<Channel Classics>
CCSSA 23506(SACD-Hybrid) 2枚組 \3380
G・マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》
リサ・ミルン(ソプラノ)、ビルギット・レンマート(アルト)、
イヴァン・フィッシャー(指揮)、
ブダペスト祝祭管弦楽団、ハンガリー放送合唱団
I・フィッシャー&ブダペスト祝祭管のマーラー第2弾であり、チャンネル・
クラシックスでのリリース4枚目となる今回の新譜は初の声楽付き作品とな
る大作、マーラーの「復活」!
ブダペスト祝祭管は、イヴァン・フィッシャーとゾルタン・コチシュによっ
て設立されたオーケストラ。全ての楽員を2年契約と定め、更新時には必ず
オーディションを実施するという世界でも稀に見る厳しい姿勢は非常に有名
である。
イギリスとドイツを代表する世界的ソリストを迎えての今回の「復活」。更
に磨きがかかったI・フィッシャー&ブダペスト祝祭管による壮大で荘厳な
マーラーへの注目度は非常に高い!(SACD Hybrid盤のみのリリースとなりま
す)

CCSSA 24106(SACD-Hybrid) \2850
G・ロッシーニ:ピアノ作品全集Vol.7“館のアルバム” ――
《老年のいたずら第8集-館のアルバム》より 気取った前奏曲/現代の見本
/反舞踏的ワルツ/反牧歌的前奏曲/生粋のタランテッラ/夢/いわゆる劇
的な前奏曲/未来の見本
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)
チャンネル・クラシックスがデヤン・ラツィックと共に世界に誇るピアニス
ト、パオロ・ジャコメッティが1998年より進めるロッシーニのピアノ作品全
集もいよいよ佳境。1970年にミラノで生まれ、現在はユトレヒト音楽院で教
授を務めるなどオランダを中心に精力的な活動を行っているジャコメッティ。
味わい深い解釈と卓越したテクニックで奏で続けてきたロッシーニ・シリー
ズも、次回作のVol.8で完結予定となっている。また前作で弾いていた1858年
製のエラールから、ショパンが好んだとされるフランスのプレイエルの1858
年製ピアノへと使用楽器を変更している点もポイント。

CCS 14998 \2080
O・レスピーギ:歌曲全集Vol.3 ――
アルメニアの詩人の語る4つの詩P132/2つの抒情詩P123/5つの抒情詩P108
/4つの抒情詩P125/La donna sul sarcofago P121/La statua P122/4つ
のスコットランド民謡の編曲P143
エリザベッタ・スカノ(ソプラノ)、
レオナルド・デ・リージ(テノール)、
アンドレア・カッツェル(ソプラノ)、
レイニルド・メース(ピアノ)
日本では「ローマ三部作」、「シバの女王ベルキス」、「リュートのための
古風な舞曲とアリア」などの影に隠れてしまっているが、歌曲関係者やファ
ンの中で非常に根強い支持を得ているレスピーギの歌曲集。
レスピーギの歌曲集はローマ・サンタ・チェチーリア音楽院教授時代の門下
生であり、妻でもあったエルザ・レスピーギの協力を得て作曲が行われたこ
とでも有名である。今回の第3集の歌い手にはイタリア歌曲のスペシャリスト
であるスカノらを起用しており、充実のアルバムに仕上がっている。

●Canal Grande
The very best of 15 years Channel Classics
チャンネル・クラシックスの創立15周年記念リリース第2弾(第1弾は、モー
ツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.3/ポッジャー(CCSCAT 20067)
は、同レーベルの歴史を飾ってきたアーティストたちによる名盤のミッド・
プライス・シリーズ「カナル・グランデ(Canal Grande)」!
今回のリリースの内容は過去15年間の間に行われたリリースの中から、チャ
ンネル・クラシックスの録音において特に重要な役割を担った15タイトルを
選び出したものとなっている。
アーティストもポッジャー、ウィスペルウェイ、インマゼール、オランダ・
バッハ協会、ジェンツ、ラツィック、I・フィッシャーなど同レーベルを代
表する豪華面々が顔を揃えており、演奏と録音、統一されたデザインのパッ
ケージなどチャンネル・クラシックスが自信を持って発信する記念シリーズ
である!

CG 06001 \1650
W・A・モーツァルト:
交響曲第29番イ長調K.201/ピアノとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調/
2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365
ユルゲン・クスマウル(指揮)、
アムステルダム・モーツァルト・プレーヤーズ
左利きのヴィオラ奏者であり、古楽のスペシャリストであるユルゲン・クス
マウルがオランダの腕利きたちを率いたモーツァルト・アルバム。
(通常盤規格番号/CCS 1190)

CG 06002 \1650
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番ニ長調K.466/同第21番ハ長調K.467
ヨス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)、アニマ・エテルナ
今も眩い輝きを放ち続けるベルギーの巨匠インマゼールと、ピリオド・オー
ケストラ、アニマ・エテルナのコンビによるモーツァルトの名盤中の名盤。
(通常盤規格番号/CCS 2391)

CG 06003 \1650
L・ボッケリーニ:弦楽五重奏&四重奏&三重奏曲集
ボッケリーニ四重奏団、アンナー・ビルスマ(チェロ)
鈴木秀美を中心としたボッケリーニ四重奏団に、オランダが生んだバロック
・チェロの第一人者ビルスマを迎えた超一流アーティストによる味わい深き
ボッケリーニ。
(通常盤規格番号/CCS 3692)

CG 06004 \1650
G・P・テレマン:室内楽作品集
フロリレジウム
初期の録音にはポッジャーも参加しており、現在も様々な録音に取り組み名
演を生み出している古楽器アンサンブル「フロリレジウム」。
(通常盤規格番号/CCS 5093)

CG 06005 \1650
パンドルフィ・メアリ:ヴァイオリン・ソナタ集(1660)
アンドリュー・マンゼ(ヴァイオリン)、
リチャード・エガー(チェンバロ)
M今を時めく“バロック・ヴァイオリンの鬼才”アンドリュー・マンゼがチャ
ンネル・クラシックスに行った壮絶で圧倒的な凄演!
(通常盤規格番号/CCS 5894)

CG 06006 \1650
F・シューベルト:弦楽四重奏曲ハ長調Op.163
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、オルフェウス・クヮルテット
世界最高のチェリストの一人として数えられるウィスペルウェイが、1994年
に録音を行ったシューベルト最晩年の作品を収録。
(通常盤規格番号/CCS 6794)

CG 06007 \1650
J・ハイドン:
チェロ協奏曲第1番ハ長調/同第2番ニ長調/交響曲第104番ニ長調
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、フロリレジウム
ウィスペルウェイが1710年Barak Norman作のチェロを用いてフロリレジウム
と共に録音に臨んだみずみずしさを感じさせてくれるハイドン。
(通常盤規格番号/CCS 7395)

CG 06008 \1650
A・ピアソラ:タイムレス・タンゴ
アルフレッド・マルクッチ(バンドネオン)、
アンサンブル・ピアチェヴォーレ
アルゼンチンのブエノスアイレス出身で、現在はベルギーを活動の拠点とす
るバンドネオンの名手マルクッチによる魅惑のタンゴの数々。
(通常盤規格番号/CCS 10997)

CG 06009 \1650
D・スカルラッティ&G・F・ヘンデル:ギター作品集
カトナ・トウィンズ
ギター作品にも積極的な姿勢を見せるチャンネル・クラシックスが、ハンガ
リーのカトナ兄弟によるギター・デュオ「カトナ・トウィンズ」を起用した
ファン必聴盤。
(通常盤規格番号/CCS 14298)

CG 06010 \1650
J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集Vol.2
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV.1006
同ソナタ第2番イ短調BWV.1003/同ソナタ第3番ハ長調BWV.1005
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)
感動の渦を巻き起こしたバロック・ヴァイオリンの天女ポッジャーの記念碑
的名演奏!
(通常盤規格番号/CCS 14498)

CG 06011 \1650
L・A・ルブラン:オーボエ協奏曲集Vol.1
バート・シュニーマン(バロック・オーボエ)、
ラジオ・チェンバー・オーケストラ
現代のバロック・オーボエのスペシャリスト、シュニーマンが18世紀ドイツ
で当代随一のオーボエ奏者という評価を受けたルブランの作品を響かせる。
(通常盤規格番号/CCS 16198)

CG 06012 \1650
愛と哀しみの歌-モンテヴェルディ、フレスコバルディほか 作品集
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、
オランダ・バッハ協会、他
オランダが世界に誇る85年の歴史を持つ声楽&器楽グループによる「愛と哀
しみ」をテーマとした17世紀のマドリガーレ集。オランダのソプラノ歌手、
ゾマーの透明で艶やかな歌声も絶品。
(通常盤規格番号/CCS 17098)

CG 06013 \1650
王室礼拝堂のジェントルマンたち-16世紀イギリスの合唱作品集
ピーター・ダイクストラ(指揮)、ジェンツ
瞬く間にスターダムへと上り詰めた驚異の男声ア・カペラ・グループ「ジェ
ンツ」のチャンネル・クラシックス・デビュー盤。ノーマルCD盤は既に廃盤
となっていただけに、嬉しい復活!ちなみにジェンツは今年10月から11月に
かけて待望の再来日公演が決定している。
(通常盤規格番号/CCS 18998は廃盤となっており、現役盤はCCSSA 18902の
SACD-Hybridのみ)

CG 06014 \1650
J・ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19(第1楽章カデンツァ:ラツィック)
デヤン・ラツィック(ピアノ)、
ヘリベルト・ベイゼル(指揮)、ボン・クラシック・フィルハーモニー
ザグレブの生んだピアノ界の若き天才ラツィック。ベートーヴェンの第1楽章
では自作のカデンツァを用いるなど、その才能を存分に発揮したハイ・パフォ
ーマンス。SACD Hybrid盤のみリリースとなっていたが今回ノーマルCD盤が
初登場!
(通常盤規格番号/CCSSA 19703/SACD Hybrid盤 )

CG 06015 \1650
S・ラフマニノフ:交響曲第2番/ヴォカリーズ
イヴァン・フィッシャー(指揮)、ブダペスト祝祭管弦楽団
I・フィッシャー&ブダペスト祝祭管のチャンネル・クラシックス移籍第1弾
であると同時に、同レーベルによる大編成オーケストラのレコーディング
第1弾として新たな一歩を踏み出した記念的なアルバム。「指揮台の上で聴
く音楽」というコンセプトで収録が行われた録音は、演奏、音質の両面で絶
賛を博したことは記憶に新しい。
(通常盤規格番号/CCS 21698)





<PentaTone>
PTC 5186 120(SACD-Hybrid) \2850
L・V・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
M・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)、
コリン・デイヴィス(指揮)、
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団、
ハインツ・ワルベルク(指揮)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最
新作。20世紀を代表する大ヴァイオリニスト、グリュミオーの至芸を堪能で
きる1枚。

PTC 5186 125(SACD-Hybrid) \2850
J・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
L・V・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
ミッシャ・ディヒター(ピアノ)、
クルト・マズア(指揮)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最
新作。ディヒターは、第3回チャイコフスキー国際コクール(1966年)で第
2位を獲得した名ピアニスト。





<Phaedra>
DDD 292018 \2180
R・シューマン:謝肉祭Op.9/森の情景Op.82/子供の情景Op.15
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ)
ベーンハウアーは、シューマン夫妻の研究家としても名高いベルギーのベテ
ラン・ピアニスト。このシューマン・アルバムは自らの研究の成果を発揮し、
穏やかで優しさを感じさせてくれるベーンハウアーのシューマンへの想いが
詰まった美演である。

DDD 92033 \2180
In Flanders' Fields Vol.33
ロデウィック・モルテルマンス(1868-1952):
歌劇《海の子供たち》より 夜明けと日の出/ミニヨン《君よ知るや南の国》
/交響詩《朝の気分》/交響詩《ヘリオス》/イン・メモリアム/交響詩
《春の神話》
ニーナ・ステンメ(ソプラノ)、
ツォルト・ハマル(指揮)、
フランダース放送管弦楽団&合唱団フランダース放送管弦楽団・合唱団、
フェルナンド・テルヴィ(指揮)、BRTNフィルハーモニック管弦楽団 
特に叙情的な歌曲やピアノ小品で有名なアントワープ生まれの作曲家モルテ
ルマンスの管弦楽作品集。特に2005年のバイロイト音楽祭の「トリスタンと
イゾルデ」に出演したスウェーデンのソプラノ、ニーナ・ステンメが歌う
「ミニヨン《君よ知るや南の国》」には注目!1988年&1999年の録音。

DDD 292015 \2180
F・シューベルト:ピアノソナタ イ短調D.784
J・ブラームス:7つの幻想曲Op.116
F・リスト:オーベルマンの谷
C・ドビュッシー:組み合わされたアルペッジョのための
A・スクリャービン:練習曲嬰ニ短調Op.8-12
ニコラ・カロ (ピアノ) 
ニコラ・カロは1979年ベルギーのアントワープ出身という気鋭のピアニスト。
王立フレミッシュ音楽院、スヴェーリンク音楽院で学んだのち、数々のコン
クールで入賞。1999年の国際ショパン音楽祭にはゲストとして招かれるなど
活発な活躍を見せている。

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06-07 No.12-2

2006年07月13日 14時00分39秒 | Weblog
<QUERSTAND>
VKJK0608(SACD-Hybrid) 2枚組 \2450(7月19日ご注文分までの特別価格)
通常価格 \3380
マーラー:交響曲第2番ハ短調 「復活」
ファビオ・ルイージ指揮
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送響)、
クリスティアーネ・エルツェ(S)、藤村実穂子(Ms)
録音:2005年4月17日、ゲヴァントハウス,ライプツィヒ、ライヴ
※ァビオ・ルイージとMDR交響楽団のマーラー・シリーズ、今回はついに大
作「復活」である。「復活」は、かつては情念おどろおどろしい演奏が主流
であったが、ルイージは、イタリア人らしい流麗なフォルムと旋律の歌わせ
方、ドイツ人好みの見通しの良い骨格のしっかりした音楽、この二つの要素
を見事に融合させ、「復活」から驚くほど瑞々しい、青年マーラーの想いを
引き出している。ルイージはまだ今ほど注目されていない頃、1997年にウィ
ーン・トーンキュンストラー管弦楽団を指揮して「復活」(ORF、CD154)の
ライヴ録音を残しており、その頃からマーラーにユーゲントシュティル風の
美を復活させたと大きな評判を取ったものだった。その8年後の録音、ルイ
ージは大きな成長を遂げ、2007年からドレスデン州立歌劇場の音楽監督を務
めるだけの大指揮者に上ってきた。その成果がこの演奏にはっきりと聞いて
取れるだろう。

VKJK0615 \1680
モーツァルト:
フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調
ヴェスペレ・ソレムネス ハ長調 K.339-ラウダーテ・ドミヌム
レクイエム K.626、
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618 他
マンフレート・ホーネック(指)
スウェーデン放送交響楽団,
スウェーデン放送合唱団
録音:2001年11月15日
マンフレート・ホーネックの指揮したモーツァルトのレクイエムのCD、だが
一ひねりが効いている。静かな鐘の音で始まると、まずグレゴリオ聖歌<永
遠の安息を死者にお与え下さい>が聞こえる。されにモーツァルトから父へ
宛てた手紙の朗読を挟み込み、モーツァルトのレクイエムが演奏される。こ
れもサンクトゥス以下をカット、そこに<涙の日>の未完成断片のままの演
奏が置かれ、そしてアヴェ・ヴェルム・コルプスが演奏され、最後に静かな
鐘の音で締めくくられる。単なるレクイエムの演奏とも、また一般的な宗教
儀式における演奏ともことなった、独自の構成である。ホーネックは読売日
本交響楽団に頻繁に客演しているので、日本でもなじみの深い指揮者だろう。
オーストリア生まれ、ウィーン・フィルのヴィオラ奏者を経て、指揮者に転
向して成功を収め、2007年からはシュトゥットガルト歌劇場の音楽監督に就
任予定。

VKJK0210 \1680
リスト:
コラール「私達へ、魂の救いを求める人達へ」による幻想曲とフーガ
オルソン:前奏曲とフーガ 嬰ハ短調 Op.39
デュプレ:エヴォカシオン
ヨハネス・ウンガー(オルガン)
録音:2001年9月
デンマーク第二の都市、オーフスの大聖堂での収録。この大聖堂のオルガン
は、度重なる増強によって、極めてパワフルで表現力豊かなものになってい
る。これは特にリストの大作、幻想曲とフーガで大きな強みを発揮している。
この曲は後にピアノ4手のために編曲され、そちらでも知られているが、や
はりオルガンの方が醍醐味がある。ほとんどオルガンによる交響詩といった
趣のリストならではの音楽に目を見開いてしまうだろう。ヨハネス・ウンガ
ーは、ライプツィヒとコペンハーゲンで学び、2003年からはライプツィヒの
トーマス教会のアシスタント・オルガニストを務めている。

VKJK0520 \1680
「サウンドウェイズ・フォー・ギター&ピアノ」
寺島陸也:牧歌第1番
ハイドン:弦楽四重奏曲第8番Op.2-2, Hob.III-8-アダージョ
ポンセ:ギター・ソナタ、
ベットガー:ストア
ボッケリーニ(ブリーム編):導入とファンダンゴ、
ヴォルシナ:衝撃
クリス・ビロブラム(ギター)
ラインハルト・ヴォルシナ(ピアノ)
録音:2005年7月、
クリス・ビロブラムは1972年テューリンゲンのアルンシュタット生まれ。ワ
イマールのリスト音楽院で学んでいる。このアルバムでは古典派と近代のギ
ター作品を取り混ぜている。寺嶋陸也は1964年生まれ、東京藝術大学の大学
院を修了。トーマス・ベットガーは1957年生まれのドイツの作曲家。

VKJK0605 \1680
ベトヒャー:青いスズメバチ(18の即興演奏)
アンドレアス・ベトヒャー(ヴィブラフォン、ピアノ、マリンバ 他)
アンドレアス・ベトヒャーによる18の即興演奏。使用楽器は、ヴィブラフォ
ン、ピアノ、マリンバ、など。

VKJK0609 \1680
シューマン:合唱作品集I
ロマンスとバラード第1集 Op.67、ロマンス第1集 Op.69
ロマンスとバラード第2集 Op.75、ロマンス第2集 Op.91
3つの歌 Op.114
ハワード・アーマン(指揮)
MDR放送合唱団
録音2003年11月,2004年4月,2005年9月、
シューマンの作品の中でも、合唱曲集はかなり重要な分野であるが、いまだ
知るひとぞ知る存在に留まっているのは残念だ。作品67と作品75は無伴奏混
声合唱曲、他の3曲はごく簡素なピアノ伴奏がある。いずれもシューマンな
らではの深いロマンティシズムが美しい。ハワード・アーマンはロンドン生
まれ、1998年からMDR放送合唱団の音楽監督に就任している。

VKJK0616 \1680
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ ニ短調
フランク:前奏曲、アリアと終曲
リスト:バラード第2番 ロ短調
プルッグマイヤー=フィリップ:自由な即興曲
ウテ・プルッグマイヤー=フィリップ(ピアノ)
録音:2005年7月、
ウテ・プルッグマイヤー=フィリップの名は、ある一部の人たちには熱狂的
に知られている、つまり彼女はピアノの即興演奏のカリスマ的名手なのであ
る。このCDでは、お得意の即興演奏に加え、ブゾーニ、フランク、リストの
良く知られた作品も収録、彼女がロマン派のピアノ曲においても優れた演奏
者であることを示している。

※廃盤のお知らせ
好評を得ておりました「ハイティンク、シュターツカペレ・ドレスデン首席
就任コンサート(ブラームス:交響曲第1番他)品番:VKJK0414」は廃盤と
なりました。





<Reference>
RR106 \2080
シルクロード・アンサンブルのピアニスト、ソロ・デビュー!
ジョエル・ファン(Pf)/ワールド・キー
1.サイグン:アクサク・リズムによるスケッチ(トルコ)
2.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番 イ短調 作品28より(ロシア)
3.スッカーリ:La nuit du Destin(シリア)
4.El-Dabh:Sayera(エジプト)
5.陳基鋼(チェン・ギガン):Instants d'un opera de Pekin(中国)
6.リスト:
ヴェルディの「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ(ハンガリー)
7.ボルコム:...la belle rouquine(アメリカ)
8.スカルソープ:夜の(オーストラリア)
9.シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 作品22より(ドイツ)
10.ヴァスクス:Kantate(ラトヴィア)
ジョエル・ファン(Pf)
ジョエル・ファンは1969年ニューヨーク生まれの中国系アメリカ人ピアニス
ト。ヨーヨー・マ率いるシルクロード・アンサンブルのメンバーで、ワール
ド・ツアーにも同行、コンサートの中ではヨーヨー・マの伴奏を務めるなど、
大スターからの信頼も厚い俊英ピアニストです。記念すべきデビュー盤とな
る今回のアルバムは、世界各地のピアノ曲を集めたもの。シルクロード・プ
ロジェクトに参加していただけに、中東やアジアなどの珍しい作品も選ばれ、
ありがちな名曲集とは一線を画す内容になっています。

RR107 \2080
ヴァージル・フォックス
ザ・バッハ・ガーメット-1976年サンフランシスコ・ライヴ!
1.幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
2.反復フーガ
3.羊たちは安らいで草を食む (狩のカンタータ BWV208 より)
4.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
5.マタイ受難曲より ファイナル BWV244
6.プレリュードとフーガ イ短調 BWV543
7.G線上のアリア BWV1068
8.プレリュードとフーガ ニ長調 BWV532
9.主イエス=キリストよ、われ汝を呼ぶ BWV639
ヴァージル・フォックス(Org)
録音:1976年、聖メアリー大聖堂、サンフランシスコ (ライヴ)
今年30周年を迎えるリファレンス。オーディオ・ファイル・メーカーとして
知られる同レーベルのエンジニアは、創立の年である1976年、ヴァージル・
フォックスのコンサートの録音を依頼されます。今や伝説となった手製の3
チャンネル・アナログ・レコーダーを用い、キース・ジョンソン博士が録音
として残したのがこのテープ。もちろん、メジャー・レーベルにも多くの録
音を残しているフォックスですので、権利のクリアには大変な時間を要した
ようですが、この記念すべき年に遂にリリースとなります!
3チャンネル・マスターをリファレンスが誇るHDCD技術を使ってCDフォーマッ
トに変換している点にも注目です。オーディオ・ファイル・メーカーの腕の
見せ所といわれるオルガン物ですので、アメリカ随一のオルガニスト、ヴァ
ージル・フォックスの音楽がどう蘇っているか、聞き逃せないリリースです。




<TELARC>
SACD60141(SACD-Hybrid) \3350
ラウンド・アップ ウェスタン映画主題歌集
1.ウエスタン・サウンド(効果音)
 牧場のシーン-ラウンド・アップ-疾駆する馬-馬のいななき
2.ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲より フィナーレ
3.荒野の7人
4.「ザ・フューリーズ」組曲
ラウンドアップ:TVウエスタン・メドレー
5.ボナンザ
6.ローハイド
7.幌馬車隊
8.ライフルマン
9.西部開拓史
10.OK牧場の決闘
11.ポップス・ホー・ダウン
12.大いなる西部
13.ハイヌーン(真昼の決闘)
14.コヨーテの鳴き声とキャンプファイアーのシーン(効果音)
15.タイ・ヤイ・ユピ・ユピ・イェイ
16.シェナンドー
17.レッド・リヴァー・ヴァレー
18.峠のわが家
19.ラレドの通り
20.シルバラードからのテーマ集
フランキー・レイン (Vo)、ロン・マックロビー(口笛)、
5月祭男声合唱団
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル
録音:1986年
Telarcで最もマルチチャンネル化のリクエストが多かったアルバム!
「ラウンド・アップ」はカンゼルが1986年に録音した西部劇のテーマ曲集で、
音楽のみならず馬のいななきや疾走音などの様々な効果音を収録し、当時の
オーディオ・ファン達をうならせたアルバムです。時代は変わり、SACDマル
チチャンネルが普及してくると、このアルバムも当然マルチチャンネル化の
リクエストが増えていったのですが、残念ながら2チャンネルのマスターし
か存在せず、どうしたらマルチチャンネル化できるかテラークのエンジニア
達も試行錯誤を繰り返してきました。そして、今回ようやくその方法が見つ
かり5.1チャンネル・サラウンドで蘇りました。詳細はブックレットや
TELARCのホームページ上で公開されていますが、複数のステレオ・マスター
の音を細分化し、それを再編集することで実現したようです。シンシナティ
・ポップスのはじけんばかりの楽しい演奏と、それを取り巻く効果音がサラ
ウンドの大迫力で堪能できます!

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80106 \1350
スター・トレック-壮麗なスペース・トリップ
1. ドーシー:アセント
2. R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき(冒頭)
3. J.ゴールドスミス:スター・トレック メイン・テーマ
4. カレッジ:スター・トレック
TV「宇宙大作戦」のオリジナル・パイロット
5. フィリップス:宇宙空母ギャラクティカ メイン・テーマ
6. J.ウィリアムズ:スーパーマン 愛のテーマ
7. J.ウィリアムズ:スター・ウォーズ
スローン・ルーム&エンド・タイトル
8. J.ゴールドスミス:エイリアン クロージング・タイトル
9. J.シュトラウス:美しく青きドナウ
10. ハチャトゥリアン:「ガイーヌ」よりアダージョ
11. R.シュトラウス:
ツァラトゥストラはかく語りき(冒頭-オリジナル・ヴァージョン)
ドン・ドーシー(Keybord)
シンシナティ・ポップス・オーケストラ/指揮:エリック・カンゼル

CD80361 \1350
シンティレイション-コンドナシス・ハープ・リサイタル
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、序奏とアレグロ
サルゼード:シンティレイション、星のきらめき
ドビュッシー:アラベスク、亜麻色の髪の乙女、神聖な舞曲と世俗的な舞曲
グランジャーニー:幻想曲
ガーシュウィン:前奏曲 第2番
ヨランダ・コンドナシス(Hp)

CD80626 \1350
ザ・ベスト・オブ・ラフマニノフ
1. 交響曲第2番より アダージョ
2. ヴェスプレより Bogoroditsye Devo, Raduisya (Rejoice, O Virgin)
3. 前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2 (オーケストラ版)
4. 前奏曲 ト短調 作品23-5
5. 「鐘」より アレグロ 作品35
6. 14の歌より ヴォカリーズ 作品34-14
7. 前奏曲 嬰ハ短調
8. 交響的舞曲より アンダンテ・コン・モート 作品45
9. パガニーニの主題による狂詩曲より アンダンテ・カンタービレ
10. ピアノ協奏曲 第2番 (抜粋)
11. ヴェスプレより Khvalite Imya Gospodne
12. ピアノ協奏曲 第3番より ファイナル
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:アンドレ・プレヴィン
ロバート・ショウ・フェスティヴァル・シンガーズ
シルヴィア・マクネアー(S)
ボルティモア交響楽団/指揮:デイヴィッド・ジンマン
シンシナティ・ポップス・オーケストラ/指揮:エリック・カンゼル
ラン・ラン(Pf)
サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ユーリ・テミルカーノフ、他

CD80629 \1350
ザ・ベスト・オブ・ショパン
1. スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
2. 夜想曲 作品15-1
3. ワルツ 第4番 作品34-3
4. 夜想曲 嬰ハ短調 作品27-1
5. 夜想曲 イ長調 作品28-7
6. 前奏曲 ホ短調 作品28-4
7. 前奏曲 ハ短調 作品28-20
8. 夜想曲 作品9-2
9. 夜想曲 作品72-1
10. 前奏曲 変ニ長調 作品28-15 「雨だれ」
11. ワルツ 嬰ハ短調 作品64-22
12. バラード 第3番 変イ長調 作品47
13. ワルツ 第1番 変ホ長調 作品18
14. アンダンテ・スピアナートと大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
15. 英雄ポロネーズ 変イ長調 作品53
ジョン・オコーナー、ジョン・キムラ・パーカー、
マルコム・フレージャー(Pf)
ヨランダ・コンドナシス(Hp)、他

CD80632 \1350
ザ・ベスト・オブ・バーバー
1.「悪口学校」序曲 作品5
2.ヴァイオリン協奏曲 作品1-アンダンテ
3.弦楽のためのアダージョ
4.ノックスヴィル-1915年夏 作品24
5.ピアノ協奏曲 作品38-カンツォーネ
6.神の子羊
ロバート・マクダフィ(Vn)、ジョン・キムラ・パーカー(Pf)
シルヴィア・マクネアー(S)
アトランタ交響楽団/指揮:ヨエル・レヴィ
セントルイス交響楽団/指揮:レナード・スラットキン
ロバート・ショウ・フェスティヴァル・シンガーズ
指揮:ロバート・ショウ
よくある作曲家別コンピと侮るなかれ。上記3つのベスト・オブ・シリーズ
は2003年にトップ・プライスで発売されていたものです。さすがにトップ・
プライスではなかなか買う気になれない感じもしますが、今やDGのトップ・
ピアニストになったラン・ランの音源を含んだラフマニノフや他のレーベル
では作り得ないアメリカン・レーベルならではの「バーバー」など、テラー
クの魅力がいっぱい詰まった好企画盤。「最初からミッドで出してれば・・
・」なんて気もしますが、ミッド化されて一躍輝きを増すシリーズです!





<KLEOS>
KL5138 \2080
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ハ長調 作品9-3
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
トリオ・デ・サーロ
アニ・カファフィアン(Vn)、バーバラ・ウェストファル(Va)、
グスタフ・リヴィナス(Vc)
トリオ・デ・サーロはトスカーナでの音楽祭「インコントリ・イン・テッラ
・ディ・シェナ」のために結成されたトリオ。実際のライヴも各地のプレス
で高い評価を得ています。





<DELTA CLASSICS>
DCCA-0025 \2415
モーツァルト:セレナーデ第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
(36年/37年録音)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(*)(15,May,1954)
モーツァルト:交響曲第40番(10,June,1949)
フルトヴェングラー(指揮)
ルフェビュール(p),BPO
フルトヴェングラーはモーツァルトをあまり得意にはしていなかった(?)
と言われているが、それは本当の事なのだろうか?
今回収録した3曲はモーツァルトの超有名曲でしかも各ジャンルに於ける代表
的な名曲であることは周知の事実であり、いろんな演奏家の録音と容易に比
較できる。
録音年代も違い、フルトヴェングラーのモーツァルト演奏のスタイルの変遷
を知る上でも面白いかもしれないが、これらの演奏を聞く限りとても「得意
ではなかった」というのは感じられらないが、あえて言うなら、全てフルト
ヴェングラー節になってしまっているところであろうか?しかし、そのスタ
イルで判断するのは無謀であり、「アイネ・クライネ」はやや重たさを感じ
るものの、強弱などがこの上なく美しい名演である。
ピアノ協奏曲は、54年にルガノでルフェビュールをソリストに迎えたもので
あり、出だしから感情豊かに始まる。この曲は出だしで全てが決まると言わ
れてるだけあり、テンポ設定などは抜群である。ルフェビュールのピアノも
一楽章から素晴らしい演奏を展開し、この曲で一番有名な二楽章の出だしは
極めて美しくはじまる。三楽章では、フルトヴェングラーとルフェビュール
はぶつかりあいながらピアノを引き立てドラマティックに終わる。正に究極
の20番といえる。
40盤は49年の物で他に2種類(44年、48年)の録音が残されているが、この
40番は重々しい演奏ではなくどちらかといえばきびきびした演奏である。こ
の演奏と44年は一楽章の提示部の反復はない。ライヴ故の傷は仕方がないが、
ベルリン・フィルの合奏力が伺える名演でもある。
ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生しま
す。予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的に知ら
れている日を明記しております。
アイネ・クライネはSP盤からの復刻でありPolydor67156-8( 781 1/2 GE1、
679 1/2 GS1、680 1/2 GS1、681 1/2 GS1、785 1/2 GE1)です。
尚、ピアノ協奏曲二楽章(トラック6)において欠落がありますが、これは
使用音源によるものです。

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