クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-07 No.6

2006年07月06日 18時29分36秒 | Weblog
<DIVOX>
CDX 79904 \1980
フレスコバルディ:オルガン作品集(全13曲)
アンドレア・マルコン(オルガン)
フランチェスコ・ザニン製オルガン(1998年)
録音:1999年10月4,5日
ヴェニス・バロック・オーケストラの指揮者としても知られる、アンドレア
・マルコンによる、ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643) のオルガン
作品集。マルコンはDIVOX社に、「トレヴィーゾの歴史的オルガン」と題され
たシリーズを6枚リリースしているように、イタリアのオルガン作品の復興に
力を入れている。フレスコバルディのオルガン曲の録音は、決して珍しい訳
ではないが、しかしマルコンの手にかかると、彼がモンテヴェルディと並ぶ
17世紀の前半の偉大な作曲家であったことがひしと伝わってくる。

CDX 70501-6(SACD-Hybrid) \2500
ヴィヴァルディ:オペラ序曲集
「オリンピアーデ」,「ダリオの戴冠」,「ジュスティーノ」,
「エジプトの平原のアルミーダ」,「アルシルダ」,「忠実なニンファ」,
「グリセルダ」,「テンペのドリッラ」の序曲,ほか
ステーファノ・モランディ(指揮)、
イ・ヴィルトゥオージ・デッレ・ムーゼ
録音:2005年10月27-30日、
ヴィヴァルディといえば協奏曲ばかりが有名だったのは過去のこと、今では
オペラも大人気。これらは、よく知られた協奏曲を凌ぐほどの名作揃い。こ
こにはそうしたオペラの序曲を中心に収録。モランディが時代楽器のオーケ
ストラを鮮やかに操った素晴らしい演奏を、SACDで楽しめる。

CDX 25216 \1980
「チョコレート・ラウンジ」-有名小品集
クライスラー、トセッリ、ペルゴレージ、ラフ、ブラームス、ラフマニノフ、
ハイドン、ブラガ、ドヴォルザーク、ムソルグスキーの作品
アンドレアス・トリオ・ニューヨーク
【ユージン・ドラッカー(Vn)、アルバート・カテル(Vc)、 ミルトン・
ケイ(P)】
録音:1990年
エマーソン四重奏団のヴァイオリン奏者ユージン・ドラッカー率いるアンド
レアス・トリオ。オペラのナンバーや序曲、民謡、歌曲からの編曲を含むポ
ピュラーでメロディアスな作品を演奏。カフェでのBGMに使えそうなコンセ
プトになっています。

CDX 25248 \1980
モーツァルト:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 K.282
ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K.311
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
ロンド イ短調 K.511
グルックの「メッカの巡礼」のによる変奏曲 ト長調 K.455
関敦子(ピアノ)
録音:2004年4月20-23日
関敦子によるモーツァルトのピアノ作品集。関は武蔵野音楽大学と同大学を
経て、1991年からドイツに留学。1991年に国際シューベルトコンクールで第
1位。1995年、イタリアのピネロロ国際ピアノコンクールで第1位。現在はド
イツを拠点に活躍している。非常に瑞々しい音の持ち主で、情感の湧き上が
るモーツァルトとなっている。


<MEMORIA>
999.001 4枚組 \5600
「ヴァチカンでの録音集」
ドビュッシー:映像第1・2集/前奏曲集第1巻、
ラヴェル:夜のガスパール
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ベートーヴェン:ソナタop. 2- 3/ピアノ協奏曲第5番、
シューマン:ピアノ協奏曲、
リスト:死の舞踏
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(p)
ガヴァッツェーニ(指揮)
フレッチャ(指揮)
RAIローマ交響楽団
DIVOXレーベル傘下のヒストリカル・レーベルMEMORIAのミケランジェリ・
ヴァチカン・ライヴが再プレスされることになりました。1960-1987年にか
けてヴァチカンで収録されたもので、ヴァチカン放送からミケランジェリに
送られたテープを復刻したものです。




<ARTS>
●ARTS NEW HYBRID SACDシリーズ
47706-8(SACD-Hybrid) \2080
ショスタコーヴィチ:
交響曲第1番へ短調
交響曲第15番イ長調
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
録音:2004年3月、2005年6月
SACDライヴ・レコーディング
夏の大型新譜の登場です。カエターニ・ショスタコーヴィチ交響曲全集録音
シリーズの7枚目は最初と最後の交響曲のカップリング。これまでの録音は
大作続きでしたが、ここでちょっとした箸休め。1番も15番も規模こそ4番、
7番、11番ほどではないものの、その室内楽的書法の緻密さ、密度の濃さでは
何れも引けをとらない傑作です。ここでカエターニの棒は室内楽を取り上げ
るように精緻を極め、そのせいか特に15番のロッシーニの引用や短い間にめ
まぐるしく変わる音色の変化は、さながらポスト・モダンの現代音楽を聴い
ているかのようです。

47728-8(SACD-Hybrid) \2080
「コンチェルタンゴ」
アストル・ピアソラ(1921-1992):
二重協奏曲(ギター、バンドネオンと弦楽オーケストラのための)-リエー
ジュへのオマージュ
オスカー・エミリオ・ティラオ(b.1941):
コンチェルタンゴ・ブエノス・アイレス(ギターと管弦楽のための)
オリヴィエロ・ラカニーナ(b.1951):
コンチェルト・セレナータ(アルトル・ピアソラへのオマージュ)
エドゥアルド・カテマリオ(ギター)
ミヒャエル・ツィスマン(バンドネオン)
ニコラ・パスコフスキ指揮
ヴィンチェンツォ・ガリレイ管弦楽団
録音:2005年
ピアソラの協奏曲といえばバンドネオン協奏曲が有名ですが、このギターと
バンドネオンのための二重協奏曲も、それに勝るとも劣らない傑作です。爪
弾くギター、すすり泣くバンドネオン、とても涙なくしては聴けません。武
満が彼のギター作品やギター協奏曲(特に武満には珍しくラテン色の濃い「虹
に向かって、パルマ」など)を書くにあたり、いかにピアソラの影響を受けて
いたかわかります。他にひたすら楽しいコンチェルタンゴ・ブエノス・アイ
レス、ピアソラに捧げられたコチェルト・セレナータもピアソラのスピリッ
トを受け継ぐ協奏曲です。ARTSレーベルのギター作品を一手にひきうけるカ
テマリオの名演奏です。

●ARCHIVESシリーズ
43053 2枚組 \2960
ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ(シンデレラ)」
ピエロ・ベルージ(指揮)
ベルリン放送交響楽団、ベルリン歌劇場合唱団、
ビアンカ・マリア・カソーニ(MS)、ジョバンナ・ディ・ロッコ(S)、
テレサ・ロッキーノ(S)、ウゴ・ベネッリ(T)、
セスト・ブルスカンティーニ(Br)、アルフレド・マリオッティ(B)、
フェデリコ・ダヴィア(B)
録音:1975年ステレオ・スタジオ録音ADD115:59 24bit/96kHzリマスター
指揮のピエロ・ベルージはイタリア・フローレンス生まれ。作曲をダラピッ
コラ、指揮をマルケヴィッチに学んだ後、アメリカではクーベリック、バー
ンスタインにも教えを受けている。モンテヴェルディからベリオ、メシアン、
ノーノなど現代音楽まで幅広いレパートリーを持っている。グリュミオーを
伴奏したパガニーニの録音もあった。1975年のスタジオ録音で音質は極めて
よい。ロッシーニ独特の軽やかさ、メロディの美しさがよくとらえられてい
る。オール・イタリアの歌手陣も優秀。

●レッド・ライン・シリーズ
47790 2枚組 \2160
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):ソナタ集 作品2
CD1)ニ短調、ト長調、ニ短調、ロ短調、ニ長調、イ短調
CD2)ト短調、へ長調、ハ長調、変ロ長調、ホ短調、ト長調
ハンス・ルードヴィヒ・ヒルシュ指揮
アカデミア・クラウディオ・モンテヴェルディ・ヴェネツィア
録音:1985年
47213(CD1)、47214(CD2)をセットにまとめたもの。今まで分売で発売されて
いたARTSレーベルのロング・セラー商品です。




<プロダクト・オン・レコーズ・レーベル(日本)>
PRODUCT-ON はジャズ・クラシックを中心とした実力ある若手音楽家の派遣・
マネージメント、イベントスペースのブッキング管理、CD制作を手掛けてい
ます。今回PRODUCT-ON制作のクラシックのCDを取扱うことになりました。
今後も若手アーティストを登用したアルバムが順次発売になる予定です。

PON1029 \2520
「ベルシューズ」-“クラリネットとハープによる静かな空間”
Aya Horigome(Hrp)/Mari Sakurai(Cl)
1-5.ポール・リード:
「組曲“キッチンガーデン”」より前奏曲、春、霧、異国風、夏
6.トゥルニエ:「六つのノエル」よりIII
7.アッセルマン:ギター
8.デュパルク:悲しき歌
9.フォーレ:秘密
10.セヴラック:私の可愛い人形
11.サティ:ジムノペディ第一番
12.ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット
13.ラヴェル:美しい三羽の極楽鳥
14.カッチーニ:アヴェ マリア
15.フォーレ:あけぼの
16.ドビュッシー:小品
17.ボーカン:哀歌
18.グラズノフ:エレジー
19.フォーレ:「レクイエム」-「ピエ イエズス」
堀米綾(ハープ)、桜井真理(クラリネット)
フランス印象派の作品を中心に集められたアルバムBerceuse。まるでクロー
ド・モネの睡蓮のように、クラリネットとハープの織りなすハーモニーと透
きとおるような音色で、人の心を潤すことでしょう。

堀米綾 Aya Horigome(Hrp)
東京藝術大学付属音楽高校を経て、東京藝術大学卒業。99年イタリア・シエ
ナ・キジアーナ音楽院夏期マスターコースを修了。大学卒業時、東京藝術大
学同声会新人賞受賞。03年国際アジア音楽祭に出演し好評を得る。今年9月に
は、ザグレブフィル来日演奏会でオーケストラメンバーとして出演する。こ
の他、自主企画のコンサートやレストランでのライブ演奏など、地域に根ざ
した活動を展開する。ソロ、アンサンブル、オーケストラで活動する他、
ジャズユニット「菊池成孔Pepe Tormento Azucarar」のメンバー、劇団「し
ずくまち♭」劇団演奏家として活動する。これまでにハープを、桑島すみれ、
木村茉莉、各氏に師事。

桜井真理 Mari Sakurai(Cl)
1998年東京藝術大学音楽学部付属音楽高校卒業、2002年東京下術大学音楽学
部器楽科卒業、2004年3月ハノーヴァー音楽大学ディプロム課程卒業。2005年
2月帰国。1999年10月全日本演奏家協会ベストプレイヤーズコンテスト入賞
及びコンサートに出演。2001年7月芸大フィルハーモニアとコープランドの協
奏曲を共演、2002年4月東京藝術大学同声会主催卒業演奏会に出演。2004年6月
第2回国際モーツァルト協奏曲コンクール3位入賞、2004年9月第6回日本クラ
リネットコンクール3位入賞。ボルツアーノ・トレント・ハイドンオーケスト
ラとモーツァルトの協奏曲を共演。今までに、小笠原長孝、山本正治、村井
祐児、ヨハネス・パイツ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ペーター・シュ
ミードル、カール・ハインツ・シュテッフェンスの各氏に師事。

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06-07 No.5

2006年07月06日 15時54分41秒 | Weblog
<ZIg-Zag Territoires>
ZZT 060602 \2180
シューマン:弦楽四重奏曲 作品41 第1&3番
ルノワール弦楽四重奏団[レーヌ・コルレット、フローラン・ブランヌー(Vn)
ファニー・クーペ(Va)、エマニュエル・ゴゲ(Vc)]
2006年はロベルト・シューマンの没後150年の記念の年にあたります。ピアノ
曲を中心に作曲していたシューマンですが、30代にはいると室内楽作品でも
傑作を多く生み出しています。弦楽四重奏作品41もその一つで、多彩な感情
表現を含んだ叙情的な作品です。
そんなシューマンの記念すべき年にアルバムをリリースするルノワール弦楽
四重奏団は、2003年ボルドー国際四重奏コンペティションで受賞経験のある
若手実力派カルテット。

ZZT 060502 \2180
フランチェスコ・ヴェントゥリーニ(ca1675-1745):
ソナタ弟2、5、6、8&11番 コンチェルト・ダ・カメラ
ヨナス・カウフマン(T) ヘルムート・ドイチュ(Pf)
ダヴィッド・プランティエ(Vn&指) ラ・チェトラ・バロック
フランチェスコ・ヴェントゥリーニは18世紀頃ハノーバーの宮廷で活躍して
いた作曲家。彼のコンチェルト・ダ・カメラ(室内協奏曲)は1715年頃アム
ステルダムで出版され、イタリア様式とフランス様式の混合を試みた「趣味
の融合」として知られている様式で作曲された革新的な作品。フランス風の
堂々とした序曲とイタリア風の見事な協奏曲、そしてオーケストレーション
はラモー、バッハ、テレマンのような色彩感覚を持ち合わせています。
ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(HMC 905262)のようにあまり知
られていない作曲家の録音を積極的に進めているデイヴィッド・プランティ
エとラ・チェントにより、フランチェスコ・ヴェントゥリーニの魅力あふれ
る音楽に触れることが出来るアルバムです。

ZZT 060601 \2180
13世紀-16世紀にかけての聖歌集 in プラハ
ディカントゥス、ブリジット・レーヌ(指)
プラハの聖ジョージ教会(バシリカ)から13世紀から16世紀までの、いくつ
かの交唱聖歌集、行列聖歌が発見されました。プラハのパリ-フランス協会と
サブレ・フェスティヴァルの発案で音楽学者のマリー=ノエル・コレットが
引き受けたかなり大掛かりな研究プロジェクトがスタートしました。こうし
たことを受けてZig-Zag Territoiresは、ブリジット・レーヌとディスカン
トゥスとのコラボレーションを実現。彼女たちはすでに多くのアルバムを発
売し、中世の合唱のレパートリー、音楽学の研究と演奏の最先端グループで
もあります。このアルバムUniversi populi(すべての民よ)は、豊かなメロ
ディー、華麗な装飾、ポリフォニーの革新的なスタイル、中世のヨーロッパ
でのボヘミア音楽の豊かさを示しています。





<XXI-21>
XXICD 21421 \2080
グレゴリアン・チャント “ビートルズ”
CANTUSIエッケ・ホモ(この人を見よ)
ゼアズ・ア・プレイス 
ひとりぼっちのあいつ 
ストロベリー・フィールズ・フォーエバー
CANTUSIIインテリゲンティ・パウカ(わかっている人にはひと言で通じる)
トゥモロー・ネバー・ノウズ 
ウィズイン・ユー、ウィズアウト・ユー 
ジ・インナー・ライト
CANTUSIIIシト・ティビ・テッラ・レウィス(汝の上の土の軽からんことを)
ブラック・バード 
マザー・ネイチャーズ・サン 
ビコーズ 
CANTUSIVオムニア・ビンチト・アモール(愛は全てに勝つ)
ザ・ワード 
愛こそはすべて 
レット・イット・ビー-ジ・エンド
マルタン・ダジュネ(指)スコラ・ムジカ・コール
リヴァプール近郊の僧院で、その秘密の文書は発見された!そこには12世紀
に生きていたジョン神父、ポール神父、ジョージ修道士の驚くべき行状が記
されていた、という「ダ・ヴィンチ・コード」ばりのコンセプトで作られた
のがこのアルバム。いまや立派な古典であるビートルズの作品をグレゴリオ
聖歌のスタイルで歌っています。原曲ととてもよくなじんだ編曲なので、秘
密文書(=ライナーノート)の信憑性はいやますばかり?ジョン神父はイチ
ゴ畑で"秘密の草"を栽培していて、他のメンバーと一緒にその煙を楽しんで
いた?店頭演奏で話題になること間違いなし!

XXICD 21541 \2080
ザ・ジュリエット・レター(ジュリエットの手紙)/エルヴィス・コステロ
デリバー・アス-フォー・アザー・アイズ-
アイ・アルモスト・ハヴ・ア・ウィークネス
ザ・バーズ・ウィル・スティル・シンギング 他全20曲
ケリー=アネ・カッツ(Vo) アビッシー四重奏団
パンク・ロックのヒーローから今ではジャンルの枠を軽々と超えて活躍して
いるコステロの名作にカナダの多才な女性ヴォーカルをフィーチャーした注
目盤です。シェイクスピアの偉大な悲劇のヒロイン、ジュリエット宛に現在
も世界から多くの手紙がとどいているというニュースから着想されたヴォー
カル・ソロと弦楽四重奏のための作品で、コステロとブロドスキー四重奏団
のメンバーによって共同制作されたものです。ここではカナダの気鋭のアー
ティストたちが作品の抒情味をさわやかに引き出しています。

XXICD 21440 \2080
スティーヴ・ハケット ギターレ・クラシック
「夜のざまざまな側面」
水平線/黒い光 
バッカス 
ヴィヴァルディ:二調の協奏曲 
シネマ・パラダイス
「スケッチ・オブ・サティ」 
ジムノペディ第1番 
ジムノペディ第2番 
ジムノペディ第3番 
グノシェンヌ第1番 
グノシェンヌ第2番 
グノシ ェンヌ第3番
「真夏の夜の夢」
テセウスの宮殿 
蝋の像 
舗装された泉のそばで 
ティタニア 
どうぞくつろいで 
オベロン 
この木の中に
スティーヴ・ハケット(guit)、ジョン・ハケット(Fl)、
ジュリアン・コルベック(Keybd)
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
あのジェネシスのギタリストとして活躍したスティーヴ・ハケットが贈る極
上の環境音楽コレクション。「夜のさまざまな側面」ではキーボード、「ス
ケッチ・オブ・サティ」では弟ジョンのフルート、そして「真夏の夜の夢」
ではロイヤル・フィルと共演しています。クラシック・ギターをも得意とし
ているスティーヴだけにオリジナルも編曲も格調高く、その響きに包まれる
気持ちのよさは格別です。





<Talent>
DOM 2910505 \2080
ストラヴィンスキー:歌曲集
雲、牧歌、ゴルデツキーの抒情詩による2つの歌op.6、バリモントによる2つ
の抒情詩、日本の3つの抒情詩、幼年時代の思い出による3つの小さな歌、
小歌曲集、猫の子守唄、子供のための3つのお話、子守唄、4つのロシア民謡、
小さな音楽の枝、ウィリアム・シェークスピアの抒情詩のための3つの歌、
ディラン・トーマスを偲んで、ふくろうと子猫ちゃん (全34曲)
オルガ・ロマンコ(Sop)
ヴィクトル・サモイレンコ(p)、
アレクサンデル・ゴリシェフ(指)ボリショイ劇場室内楽アンサンブル
イタリアの心を持つロシア人ソプラノと評されるように、プッチーニ、ヴェ
ルディのヒロインを歌って大絶賛を獲得しているモスクワ生まれのソプラノ、
ロマンコがストラヴィンスキーの歌曲を歌った注目作です。20世紀音楽の革
命家の作品集ながら、意外にも抒情的でロマンティックな作風が目立ってい
ます。美しい声を持つオペラ歌手として活躍しているロマンコですが、ここ
では故郷の大先輩の歌をピアノや室内楽をバックに、ひとつひとつ丁寧に歌
い上げています。





<ACCENT>
ACC 24172 \1880
W.A.モーツァルト:
モルト・アレグロ KV72a、ちいさなジーグ KV574
アダージョ 作品番号なし、
クラヴィーアのためのフーガKV153 ほか
(ヴェローナ、サン・トマソ教会のオルガン使用)
アレグロ 『ロンドン練習帳』より KV15a
アダージョ グラスハーモニカのためのKV356 ほか
(ボローニャ、サン・ドメニコ教会のオルガン使用)
アンティフォナ「まず神の御国を求めよ」KV86
ソナタニ長調 KV381 (4手)、小葬送行進曲 KV453a
(ボローニャ、サン・ペトロ教会のオルガン使用)
リウウェ・タミンガ(Org)
モーツァルトの演奏される機会の少ない珍しいオルガン作品を幅広く収録し
ています。またボローニャとヴェローナの貴重なオルガンを使用し録音して
います。モーツァルトはオルガン演奏にも非常に優れていましたが、その殆
どが即興演奏であったために作品として残されているものは多くはありませ
ん。このアルバムでは、アンドレ・イゾワールやジーモン・ゼヒターによっ
て完成された断片のみの作品も収録しています。

ACC 10012 \1880
ブクステフーデ:
アリア「それでもなお死は逃げられないのか」
カンタータ「全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ」
J.C.バッハ:アリア「ああ、私が頭に豊かな水を持っていれば」
テレマン:アリア「主よ、怒って私を責めないで下さい」 他 全16曲
ルネ・ヤーコブス(C-T) クイケン・コンソート 
パルナッスス・アンサンブル
このアルバムは、バッハと並び称された大家ブクステフーデとテレマンの作
品をヤーコブスのカウンター・テナー、クイケン兄弟をはじめとする豪華演
奏陣で送る一枚です。深い宗教的感動に溢れる名演を堪能出来ます。
(旧品番ACC77912)

ACC 30004 2枚組 \1880
[CD1]
1700-1750年のオーボエ・ソナタ
ヘンデル:ソナタ ヘ長調 C.P.E.バッハ:ソナタ ト短調
ジェミニアーニ:ソナタ ホ短調 他
パウル・ドムブレヒト(Ob) W.クイケン(Vc) R.コーネン(Cemb)
[CD2]
テレマン: 忠実な音楽の師 ターフェルムジークより組曲 他
パパウル・ドムブレヒト(Ob) W.クイケン(Vc) 
R.コーネン(Cemb)
(旧品番ACC57804&48013)




<ORFEO>
ORFEO 686061 \2080
ラテン・アルバム
ピアソラ(1921-1992):
リベルタンゴ(ヴィーンハルト編)、
アディオス・ノニーノ(オスバルド・カロー編)、
天使のミロンガ(オスバルド・カロー編)、
オブリビオン(ヴィーンハルト編)、
レビラード(オスバルド・カロー編)
ポンセ(1882-1948): エストレリータ(ヘイフェッツ編)
ファリャ(1876-1946):
スペイン舞曲(クライスラー編)、火祭りの踊り
クライスラー(1875-1962):ジプシーの女
ヒナステラ(1916-1983):
パンペアーナ第1番、ヴァイオリンとピアノのためのラプソディー
アルベニス(1860-1909):タンゴOp.165/2
ミヨー(1892-1974):ブラジリア(ヘイフェッツ編)
ヴィラ=ロボス(1887-1959):ナナ、ポロ、黒鳥の歌
ヴィーンハルト:サルサ(1966年)
マイク・モウワー:ボッサ メレンゴヴァ(1958年)(ヴィーンハルト編)
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Vn)
ペーター・フォン・ヴィーンハルト(P)
ムターに次ぐ期待の女流ヴァイオリニスト、アラベラ・美歩・シュタインバッ
ハー。先日の来日コンサートでは力強い演奏を披露し聴衆を驚かせました。
ストラディヴァリウス「ムンツ」(1736年製/日本音楽財団貸与)、ムター
から贈与された弓、最高の演奏環境を見事自分の手中におさめ、その美貌と
ともに観客を魅了します。
待望のニュー・アルバムはこの時期にぴったりなラテン・ピース。ピアソラ
の強いリズムと物悲しい旋律を時には切なく時には激しく聴かせます。特に
アディオス・ノニーノでは鬼気迫る演奏です。ポンセの代表作エストレリー
タはハイフェッツがヴァイオリン独奏に編曲し有名になりましたが、原曲は
甘く美しい歌曲。アラベラの演奏は外見とは裏腹で非常に男性的。エストレ
リータも甘さだけではなく、豪快で意志の強さを感じさせます。
またショスタコーヴィッチの協奏曲の録音などが予定されており、今後も目
の離せないアーティストの一人です。




<naive>
V 5019 \1650
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲K. 581
ピアノ、クラリネット、ヴィオラの三重奏曲K. 498
ウォルフガング・メイヤー(Cl) パトリック・コーエン(Hf) 
モザイクSQ.
2006年のナイーブの最新カタログ(CDサイズ、146ページ、フルカラー)のつ
いたお得なカタログCDです。今回はモザイク弦楽四重奏団の名盤、モーツァ
ルトのクラリネット五重奏曲とコーエンの参加した三重奏曲。モザイク弦楽
四重奏団のオリジナル楽器の音色もあたたかにとらえられたきわめて優秀な
録音。モーツァルト・イヤーも折り返し点を過ぎましたがまだまだ名盤復活
は続きそうです。(原盤:E 8736)

V 5023 \1980
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ソナタop.13“悲愴”
ソナタop.106“ハンマークラヴィーア”
ソナタop.49-1
フランソワ=フレデリク・ギィ(Pf)
昨年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日した、ギィの新譜です。ガスティ
ネルとの共演のCD(ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2他
(V 4927)/ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ集(V 4995))
また、巨匠ベルグルント&LPOと共演したブラームス:ピアノ協奏曲第2番
(V 4944)もリリースされており、ますます活躍著しいギィ。作品の魅力を
引き出す手法は彫刻家を思わせる、まさに芸術家肌のピアニストです。ハン
マークラヴィーアは超難曲ですが、いとも簡単に作品をまとめあげ、さらり
と演奏しているのは驚異的ですらあります。

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