野へ山へ

2004年~

△御嶽山

2017年10月07日 | 山行記

△御嶽山に登りました。(立ち入り禁止区域以外)

[一日目]



七合目 行場山荘


上昇するに従い、ナナカマドやダケカンバの木が色付いていました。


八合目 女人堂(金剛堂)


女人堂の前から北側 真っ赤に紅葉したナナカマドと御嶽主稜線


東側


上写真の丸は、夏に縦走した槍ヶ岳から穂高連峰


西側 中央アルプス


霊神碑の傍らを通り、黒沢口登山道を登ります。


石室山荘 中を通り抜けるのがルートになっていました。


九合目覚明堂を通り過ぎた分岐から、△剣ヶ峰へは立ち入り禁止エリアです。


二ノ池


サイノ河原 ケルンが無数に並び、小さな石仏が方々に祀られています。


草紅葉(くさもみじ)


摩利支天乗越


△剣が峰、歩いて来たルートを眺望


△摩利支天 2959m


△三等三角点
点名:『御嶽』
標高:2959.45m


△剣が峰から連なる△継母岳(ままははだけ)2867mを撮影


△継母岳を撮影している人を撮影


乗越に戻り、五ノ池小屋を目指して尾根を下ります。


今日の宿、五ノ池小屋に到着。


新館二階に泊まりました。
温かく、木の良い香りがするお部屋でした。




夕景(飛騨側) 夕方5時も過ぎると、気温が3℃くらいに下がりました。
厚手のダウンジャケットを着込んで、波の様に流れていく雲海を見ていました。


小屋に入り、薪ストーブの周辺に集まって宿泊の方々とお話したり、
本を読んだりしました。


階段のステップには、小さなランタンが置かれていて、
小屋の方の温かい心遣いを感じました。

[二日目]
朝食後、宿泊の方々と挨拶を交し、小屋を出発。
△継子岳(ままこだけ)を目指します。



△飛騨頂上(飛騨頂上神社) 2811m
五ノ池小屋の後ろにピークがあります。


針の山 尖った石がたくさん林立している場所 


△継子岳 2859.1m


△三等三角点
点名:『継子岳』
標高:2859.14m


△継子二峰へ向かう


△継子二峰
旧い祠(木製)と新しい祠(ステンレス製)が祀ってありました。


四ノ池 中心部に少し水が溜まり、小川が流れています。
春は植物(花)がかなり多く見られる場所の様です。


三の池 


三の池  天候や見る角度によって、水面の色合いが微妙に違って見えました。
立山、白山然り、新しい火山に存在する山上の池はいずれも神秘的です。


三の池避難小屋(開田頂上)から三ノ池ルート(三ノ池道)を辿り、
女人堂を目指します。



沢渡りが二か所ありました。ロープ補助が設置してありましたが、雪解け時期、雨後の増水時
は要注意とのこと。


尾根の紅葉


曇天が残念ですが、鮮やかな色付きには何度も足が止まりました。

2017.10/1(日)-10/2(月)
 △御嶽山 頂上周回(立ち入り禁止区域以外)
行程:(交通機関は往復とも)JR新三田=新大阪=(のぞみ)=名古屋=(特急しなの)=JR木曽福島=(おんたけ交通バス)=おんたけロープウェイ駅=(ロープウェイ)=飯森高原駅
   ー女人堂ー黒沢口登山道ー石室山荘ー九合目覚明堂ー二ノ池新館(工事中)・本館(工事中)ー二ノ池ー賽の河原ー△摩利支天ー五ノ池小屋(泊)
   ―△飛騨頂上神社ー針の山ー△継子岳ー△継子二峰ー△開田頂上(三ノ池避難小屋)―三ノ池道ー女人堂ー飯森高原駅
地図:昭文社 山と高原地図39『御嶽山』
メンバー:夫・私

☆冬の木曽駒ケ岳から望む真っ白な独立峰の姿に魅せられ、いつか訪れてみたいと
思っていた御嶽山でした。
噴火後の月日はまだ浅く、少なからず葛藤はありましたが、
思い切って登りに行きました。
山は何もなかったかの様に美しい紅葉の風景を呈していましたが、

噴火で亡くなった方々、未だ山中に居られる5人の方々のことを考える時、
自然の怖さと畏敬・・二つの複雑な感慨を持ちました。


霊神碑

(ロープウェイ飯森高原駅二階に、噴火時の記録、噴火からの軌跡を知る資料が展示されており、
ひとつづつ読ませていただきました。)

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