野へ山へ

2004年~

△東大岩ヶ岳ー△大岩ヶ岳ー丸山湿原

2022年08月27日 | 山行記

△東大岩ヶ岳ー△大岩ヶ岳ー丸山湿原を周回しました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2022.8.16(火)
△東大岩ヶ岳ー△大岩ヶ岳ー丸山湿原 周回
行程:丸山湿原Pー東大岩ヶ岳ー大岩ヶ岳ー丸山湿原ーP
1/25000地形図:『武田尾』
メンバー:山友達8名+自分


夏に訪れる度に見る事が出来る、ツチアケビ


東大岩ヶ岳から千刈貯水池を望む。 ここはハート型に見える部分


馬の背を往復しました。


△大岩ヶ岳 384.1m登頂
今日は快晴で眺望もよかったです。


三田市の山々もよく見えました。
下山後は周回ルートを通り、丸山湿原へ


送電線の眺めはここの特徴


△四等三角点
点名:『丸山』(まるやま)
標高:281.37m


アギナシ(オモダカ科)
水田では害草として抜く対象・・


トキソウ(ラン科)の名残りでしょうか。
ひとつだけ、ぽつんと。


サギソウ(ラン科)、飛んでる!


何羽も。


更に大群で飛び交っていました。

☆地元の山友さん達と大岩ヶ岳を訪れるのは3回目。
蒸し暑い天候でしたが、清々しいサギソウに癒され、
元気にハイキングを楽しみました。

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△大岩ヶ岳

2022年08月27日 | 山行記

△大岩ヶ岳へ登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2022.8.14(日)
△大岩ヶ岳 (丸山湿原Pから)
行程:自宅=丸山湿原Pー△大岩ヶ岳ー(周回ルート)ー丸山湿原P
1/25000地形図:『武田尾』
メンバー:単独


久しぶりに大岩ヶ岳へ登りました。
雷が鳴っていたので、早々に下山。


△二等三角点
標高:384.07m
点名:『千苅』(せんがり)


雨は何とか免れました。

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白馬岳ー朝日岳 3(8/11~8/13))

2022年08月26日 | 山行記

13日(土)、朝日小屋から朝日岳を経て五輪尾根を歩き、蓮華温泉へ下山しました。
行程:朝日小屋テント場ー朝日岳ー栂海新道分岐ー五輪尾根ー兵馬の平ー蓮華温泉
   =(糸魚川バス)=JR糸魚川駅=(北陸新幹線はくたか)=JR金沢駅=(サンダーバード)=大阪
   =(JR宝塚線)=JR新三田
地図:昭文社 山と高原地図『白馬岳 北アルプス』2022年度版

GPS軌跡(2度クリックで2回拡大されます。)



テントを撤収して5時。
名残惜しいですが、テントサイトにさようなら。
写真:ヒオウギアヤメと△前朝日ピーク


朝日小屋さんの方々と挨拶を交わしました。
今般は"満室"でしたが素敵な小屋なので、次は必ず泊まりたいです。
小屋横の朝日神社へ参拝をして出発。


小屋横から下界と日本海を望む。
山も海も眺望出来、本当に良い所でした。


朝日小屋はどこからも遠い場所なので、皆さん、早立ちされる様です。
ほとんどの人が5時過ぎには出発して行きました。


分岐を今日は朝日岳へ。


シロバナニガナ(キク科)の花もまだ閉じて眠っています。
下はチングルマの綿毛


東の方がだんだん明るくなり、劔も見えて来ました。


日本海もどんどん広がって見えて来た・・・


朝日平さん、また必ず来ます。


ハクサンコザクラはもう開いていました。
この花は夜、閉じるのでしょうか??


朝日が照らされている海岸


シロウマタンポポ(キク科)の様ですが、どうでしょう。
「総苞片の先に小さな角状の突起が
ある」ことから・・。(図鑑の説明より)


今日もミヤマアズマギク(キク科)の花束に会えました。


標高が上がって視界も開けて来た。


頂上へ続く木道は、付近の植生を保護する為の道です。


ついに


朝日岳 2418m 登頂!


△二等三角点
点名:『雪倉』(ゆきくら)
標高:2417.88m


頂上からの眺望


頂上からの眺望


朝日岳で朝日を拝む
今日の行程も長めなので、休憩後は速やかに出発。


雪渓も相変わらず多いです。


今日辿る五輪尾根が楽しみ。


タカネマツムシソウ(マツムシソウ科)もまた出会えた。


吹上のコル
ここから左は栂海新道です。




沢の近くのシナノキンバイ(キンポウゲ科)
五輪尾根は水場(沢やせせらぎ)が多く、喉が潤せて助かりました。


ミヤマダイコンソウ(バラ科)


可憐な花が精一杯咲いている様は本当に感動でした。




このピークは五輪山でしょうか。


ヒオウギアヤメ(アヤメ科)の群落(自生)
初日、湿原でアヤメを見た時は、「まさか?!植えてるの?」と
思いました。アヤメやショウブは下界の花と思っていました。


木段にはダイヤ型のカットが施され、滑る心配が無用でした。


オオサクラソウか、クリンソウ(サクラソウ科)
葉がオオサクラソウなのですが、茎に段になって
いる様に見えるので、下に隠れた葉はクリンソウかも。




シナノオトギリ(オトギリソウ科)




オニシオガマ(ゴマノハグサ科)


ヒオウギアヤメ(アヤメ科)とシロウマアサツキ(ユリ科)


シロウマナズナ(アブラナ科)

 
ムシトリスミレ(タヌキモ科):食虫植物
二枚目は虫が捕まっているところ。
ベタベタした葉の上で小さな虫達がぐったり。
葉を巻き込んで虫の養分を吸収するしくみ、とのこと。




もう小屋が遠くなりました。


ミソガワソウ(シソ科)


キベリタテハ

 
ハクサンオミナエシ(オミナエシ科)
図鑑より:掌状に切れ込んだもみじの形をした茎葉が特徴
とのこと。里のオミナエシとは葉が違いますね・・。


雪倉岳


ここは「五輪の森」でした。


昨日、小屋で買った鱒の笹寿司


疲れた身体に、酢の酸味が堪えられません、
今回の山行で食べた食料のうち、一番美味しかったと思います。


青ザクからの眺め


さらに続く木道


タテヤマウツボグサ??


ミヤマシャジン(キキョウ科)


遥か山中に見える建物は、蓮華温泉でしょうか。


エゾアジサイ(ユキノシタ科)


エゾアジサイ(ユキノシタ科)


ジャコウソウ(シソ科)


ヤマハッカ(シソ科)?に見えますがどうでしょう。


オオバギボウシ(キジカクシ科/ユリ科)




白高地沢橋
人工建造物が現れたので、下山も近いと思ったらまだ先が長くて・・・
バテました。


タマゴタケ


ヒノキの巨樹


兵馬の平


やっと蓮華温泉に下山。3日ぶりのお風呂!疲れと汗を温泉で流し、
生き返りました。


そしてもちろん。
気分爽快にして 「風味爽快ニシテ」! 
一瞬で飲み干した、新潟限定ビイル!


12:05分の糸魚川バスに乗って糸魚川へ。
二泊三日の登山が終了。

**********
JR糸魚川駅構内にて

古い大糸線の車両が展示されていました。
学生時代を思い出し、懐かしかったです。

(植物調べに使った図鑑)

「ひと目で見分ける250種 高山植物 ポケット図鑑」
増村征夫 著
出版社:新潮文庫
☆今回の山行の前に購入しました。
写真と細密画による説明が大変解りやすく、
現地ではもとより帰宅してからの調べに
とても役立つ図鑑でした。
文庫版なので携行にも最適です。


過去にも紹介しましたが、
上記の図鑑と併用して確認しました。

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白馬岳ー朝日岳2(8/11~8/13))

2022年08月22日 | 山行記

白馬岳テント場から朝日岳へ縦走しました。(8/12)

GPS軌跡(2度クリックで2回拡大されます。)


8月12日(金)
朝5時、白馬山荘で天気予報を確認し、出発しました。
高山植物は、二日目も多く出会い、初見のものと併せ、
前日と同じものも記録として載せました。
しつこい感がありますが、堪えて下さい。m(__)m



ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科)


ミヤマアカバナ:つぼみ(アカバナ科)


ヒメクワガタ(ゴマノハグサ科)


ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)
シナノキンバイとの見分けが難しいですが、葉の裂け方から
同定してみましたが。


イワベンケイ(ベンケイソウ科)


オニシオガマ(ゴマノハグサ科)


ミヤマコウゾリナ(キク科)


オオイタドリ(タデ科)


ミヤマウイキョウ(セリ科)
ピンクを帯びていてきれいです。


稜線にて、白馬岳隣の「旭岳」を見納める。


眼下に浮かぶ雲を見ながら今日の天気を案じました。


白馬岳山頂の銅板 山の俯瞰図レリーフは刻印が薄くなっていました。


クロヒトウレン(キク科)


昨日登って来たルートを眺める


今日、辿るルートを眺める


ミヤマアズマギク(キク科)


とうとう朝日岳が確認出来ましたが・・遠いなぁと溜息が出ました。


分岐 ここから初めて歩くルートです。


めっきり人が居なくなりました。時折、すれ違う程度。


タカネマツムシソウがとても多くなりました。


鉱山道を経て蓮華温泉へ下るルートとの分岐。


鉢ヶ岳が目前


コマクサの群落がありました。


アオノツガザクラ(ツツジ科)


イワカガミ(イワウメ科)


イワイチョウ(ミツガシワ科)


コバイケイソウ(ユリ科)


ハクサンイチゲ(キンポウゲ科)


チングルマ(バラ科)


シラビソの実は紺色で目立ちます。


オヤマリンドウ(リンドウ科)


クルマユリ(ユリ科)の群落


シロバナニガナ(キク科)とハナニガナ(キク科)が同所に
植生している場を何度か見ました。



ニッコウキスゲ(ユリ科)がいつまでも見られます。


ハイマツの実


雪渓をトラバース


ハクサンコザクラ(サクラソウ科)


ハクサンコザクラロードがどこまでも続いていました。


ジムカデ(ツツジ科)の花は小さなランプの様。


タテヤマリンドウ(リンドウ科)


イワショウブ(チシマゼキショウ科)


タテヤマウツボグサ(シソ科)


カライトソウ(バラ科)


タテヤマウツボグサのつぼみの状態


ミヤマコゴメグサ(ゴマノハグサ科)


雪倉岳避難小屋


タカネコウリンカ(キク科)


ミヤマゼンゴ(セリ科)


ハクサンシャジン(キキョウ科)


カンチコウゾリナ(キク科)





タカネマツムシソウ(マツムシソウ科)


ミヤマウスユキソウ(キク科)


イブキジャコウソウ(シソ科)の群落


アキノキリンソウ(キク科)


後ろを振り返ると、白馬岳がもう遠くになっていました。


前方左側には海が近くなって来ました。


さらに朝日小屋が小さく見え始めました。


雪倉岳2610m登頂!
△三等三角点
点名:『六兵衛』(ろくべえ)
標高:2610.9m
☆黒い石の立派な石碑が置かれていました。
350度眺望の山頂でひと休み。


見えているのは黒部川でしょうか・・


ウメバチソウ(ニシキギ/ユキノシタ科)


チャボヤハズトウヒレン(キク科)
☆クロトウヒレンに似ていますが、葉の形や総苞片という部分の
形容から図鑑により同定しました。


クモマミミナグサ(ナデシコ科)


雪倉池


シモツケソウ(バラ科)


??


ミヤマアケボノソウ(リンドウ科)


ミヤマムラサキ(ムラサキ科)


タテヤマウツボグサ(シソ科)本日二回目です・・


歩いてもなかなか近付かず、遠くに見えるのみ。


ミネウスユキソウ(キク科)


チシマギキョウ(キキョウ科)


シロウマアサツキ(ユリ科)


シモツケソウの群落


ミヤマリンドウ(リンドウ科)


ウスユキソウから顔だけ出して紛らわしいけれど、
ウメバチソウ(ユキノシタ科)


カンチコウゾリナ(キク科)


ミヤマカラマツ(キンポウゲ科)


オニシモツケ(バラ科)


サラシナショウマ(キンポウゲ科)


アカショウマ(ユキノシタ科)


タテヤマアザミ(キク科)でしょうか。


シナノオトギリ(オトギリソウ科)


ミヤマトリカブト(キンポウゲ科)


ミヤマイワニガナ(キク科)


シロウマアサツキ(ユリ科)二度目

 
ホツツジ(ツツジ科)


ヤマハハコ(キク科)


ツバメ岩


ツバメ平


木道の側にハナニガナ(キク科)


ムシトリスミレ(スミレ科)


ハクサンフウロが咲き乱れるお花畑、貫く木道


キンコウカ(ユリ科)


夏空映す


クロヒトウレンのつぼみ
☆初め、何?これは??と思いましたが。


キヌガサソウ(ユリ科)
終わりかけでしょうか。


ゴゼンタチバナ(ミズキ科)


キヌガサソウの群落!!


サンカヨウ(メギ科)の実
今春はサンカヨウの開花を見られなかったなぁ・・と思いながら


もうツルリンドウ(リンドウ科)の季節


分岐 木道を直進で朝日小屋、右へ折れると朝日岳。
今日は朝日小屋へ直行します。


あっっっ!あの後ろ姿は!


何とミズバショウの群落が。


法面はキヌガサソウの群落、湿地はミズバショウの群落。
初夏の花がまだ咲いているなんて・・・と、大感激。
しばらく止まって鑑賞。


木道の傍らは、ミズバショウの大きな葉がずっと続きました。


雪融けが遅かったので、初夏の花にも会えたのでしょう・・


コツガザクラ(ツツジ科)の群落


イワイチョウ(ミツガシワ科)今日で二回目


キヌガサソウ(ユリ科)今日で三回目・・?
どこまでも群落があり、あまりに壮観なので撮らずにおれませんでした。

 
サンカヨウ(メギ科)に出会えました!!
とても幸運で嬉しかったです。




クルマユリ(ユリ科)


ヤマナメクジ




小屋に近づいて来た


ヤマブキショウマ(バラ科)


ベニバナイチゴ(バラ科)の実
ひとつ食べてみましたが、やや甘く、渋かった。


小屋がだいぶ見えて来ました。
朝日平が楽園に見えました。


やっと来た!と感動ひとしおの時です。


分岐を経て


幸せの木段を登ると・・


道はまっすぐ続き・・・


平和なテント場


初めましての 朝日小屋さん


テント場受付を済ませ、朝日小屋の前で アサヒsuperDRY!


テント設営 背景は湿原にヒオウギアヤメが咲いていました。

☆一日だけなのに、長い記録になりました。
白馬岳ー朝日岳は距離が長いものの、切れ目なく続くお花畑、
そして稜線歩きの天空ルートは本当に素晴らしい道のりでした。

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白馬岳ー朝日岳 1(8/11~8/13))

2022年08月17日 | 山行記

白馬岳ー朝日岳を縦走しました。

8月11日の軌跡(二度クリックで二回拡大されます。)


行程:8月10日(水)夜 大阪阪急三番街バスターミナル=(さわやか信州号/ 夜光バス)=
   8月11日(木)朝 =栂池高原=(ゴンドラリフト)=(ロープウェイ)=栂池自然園ー乗鞍岳(白馬乗鞍)-白馬大池ー小蓮華山ー三国境ー白馬岳ーテント場
地図:昭文社 山と高原地図『白馬岳』2022版
メンバー:単独


栂池公園からゴンドラとロープウェイを乗り継ぎ、栂池自然園へ。


栂池自然園でゴンドラを下り、登山の始まり。


オオカサモチ(セリ科)
ロープウェイを降りると、まずは大きな線香花火に迎えられました。


ヨツバヒヨドリ(キク科)
ヒヨドリ・・・は鳥の鵯だと思っていたら、火熾し材料なることから、
「火を取る」ということで『ヒヨドリ』だそうです。
名前図鑑で初めて知りました。


ノリウツギ(アジサイ/ユキノシタ科)


ヤナギラン(アカバナ科)


オニシオガマ(ゴマノハグサ科)


アキノキリンソウ(キク科)



栂池ビジターセンター
入山する登山者に対し、館のスタッフさんが様々な確認を行って
いました。台風情報についての注意喚起もされました。


ゴゼンタチバナ(ミズキ科)
入山するや、足元に可愛い姿を見せてくれました。


エンレイソウ(ユリ科)
この春は開花には間に合いませんでした。


シロバナニガナ(キク科)



オタカラコウ(キク科)


ミヤマホツツジ(ツツジ科)


タテヤマアザミ(キク科)


モミジカラマツ(キンポウゲ科)


ミヤマツボスミレ(スミレ科)


オオバミゾホオズキ(ゴマノハグサ科)


チングルマ(バラ科)


木道が現れた・・と思ったらここは


天狗原(てんぐっぱら)という湿原でした。


木道から湿原を覗くと、小さなブルーの星の様な花が。
タテヤマリンドウ(リンドウ科)でしょうか。


マイヅルソウ(ユリ科)


ミヤマダイコンソウ(バラ科)


キバナノコマノツメ(スミレ科)


雪渓があると、近くにはお花畑がある様です。


アオノツガザクラ(ツツジ科)


イワカガミ(イワウメ科)


チングルマ(バラ科)二度目
何度も載せてしまい、済みません。


ふと振り返ると、天狗原が遥か眼下になっていました。


雪渓は相変わらず点在しており、今冬の積雪の多さを感じました。


ジムカデ(ツツジ科)


雪渓にはロープが垂らしてあり、ありがたかったです。


ホウオウシャジン(キキョウ科)


乗鞍岳(白馬乗鞍)2436.5m
このケルンを見て、懐かしさが込み上げました。


白馬大池
数十年ぶりに訪れました。山上の大きな池はあらためて素晴らしいです。


シャクナゲ(ツツジ科)
名残りの花が。


池畔の斜面にチングルマの群落


イワイチョウ(ミツガシワ科)


ハクサンコザクラ(サクラソウ科)
白山以来、また出会えて嬉しかったです。


タカネヨモギ(キク科)


ムカゴトラノオ(タデ科)


エゾシオガマ(ゴマノハグサ科)


白馬大池を振り返りながら、ふと若い頃に訪れた時のエピソードが
思い出され、一人笑ったり・・


コマクサ(ケシ科)
花畑で咲かず、砂礫などに群落している様子が、
高山植物の女王と言われる所以なのかな・・と思ったり。


ミヤマホツツジ(ツツジ科)

 
トウヤクリンドウ(リンドウ科)
それぞれの花の中に蜂がもぐっていました。


イワギキョウ(キキョウ科)




エゾリンドウ(リンドウ科)


ヤマハハコ(キク科)


イワツメクサ(ナデシコ科)


クモマミミナグサ(ナデシコ科)


オンタデ(タデ科)


タカネナデシコ(ナデシコ科)


ヒメウメバチソウ(ユキノシタ科)


イブキジャコウソウ(シソ科)


ホソバツメクサ(ナデシコ科)


花が終盤のミヤマアズマギク(キク科)


綿毛のチングルマとエゾシオガマ


クジャクチョウでしょうか・・・
鮮やかな紋が、少女マンガのキラキラ目の様に見えます。


ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科)


小蓮華山 2766m
昔、大池から登って来た時も「あぁ、まだまだ先かぁ・・」
と大休止をした覚えがあります。


三等三角点
点名:「小蓮華」
標高:2763.4m


お天気はガスったり晴れたり。


白馬のてっぺんはなかなか頭を表しませんが、雪渓に励まされて。


タカネツメクサ(ナデシコ科)
先のホソバナデシコともよく似ています。


三国境 白馬と雪倉への分岐。
明朝はここから雪倉岳へ向かう予定。


青空が広がるとテンションは上がります。


ウサギギク(別名キングルマ)(キク科)
二枚の葉がウサギの耳に似ているから・・
花びらの先端が二裂してウサギの耳みたいだから・・・
図鑑によって説も二裂でした。


クロヒトウレン(キク科)


タカネヤハズハハコ(キク科)


ミヤマアズマギク(キク科)二回目の登場
繊細な細い花びらが美しく、つい写してしまいます。


ミヤマオトコヨモギ(キク科)


ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科)
他の葉の間から花が顔を出しています・・


シコタンソウ(ユキノシタ科)
周囲のピンク色の花はイブキジャコウソウ


イワヒバリでしょうか・・
案内しているかの様に、先導してくれました。


どこに居るか解りますか。足元に居て全然逃げず・・


ネバリノギラン(キンコウカ科/ユリ科)


とうとう強力伝へ到着。今も尚健在でした。


白馬岳 2932.3m 登頂!
一等三角点
点名:「白馬岳」
標高:2932m


眼下に白馬山荘


山荘にてSUPER DRYへ入札!


DRYを持ってテント場受付へ直行!
とは言え・・行く手にも花がいっぱいで足が止まります。


ミヤマクワガタ(ゴマノハグサ科)


イワオウギ(マメ科)


ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)


シナノキンバイ(キンポウゲ科)


ウルップソウ(ウルップソウ科)


ヤマガラシ(別名ミヤマガラシ)(アブラナ科)


ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科)二度目


下方に見えるのは白馬村でしょうか・・


ハクサンフウロ(フウロソウ科)


ミヤマトリカブト(キンポウゲ科)


ミヤマウイキョウ(セリ科)
セリ科の似た植物は同定が難しいですが・・・


ニンジンの葉の様に細かく切れ込んでいるのが特徴で・・

 
『花は白色、まれに桃色を帯び‥』との図鑑の説明で
ミヤマウイキョウと解りました。


写真を撮りながら、やっとテント場に到着。


シングルテントに適した長方形のスペースに張りました。


一人ビールで寂しく祝杯後、ストンと熟睡してしまい・・気付けば夕方。


慌てて稜線へ上がり、丸山ピークへ。


晴れ渡った360度、立山方面もきれいに見えました。


槍も。


白馬頂上と・・・


二山の雄姿で白馬三山


今日歩いて来たトレールもしっかり望め、明日向かう行く雪倉方面まで。


日没タイムを堪能し、テントへ戻ります。

近付いている熱帯低気圧のせいか、夜中はすごい強風でテントが
揺れましたが、「疲れ」でよく眠れました。
【つ・づ・く】

☆数十年ぶりの白馬連峰。溢れんばかりの豊かな高山植物、
大展望の天空ルートを目の当たりに、感動はどっぷりでした。
撮った植物の写真は、図鑑数冊を頼りに同定しましたが、
間違っているかも?です。ご指摘いただければ光栄です。

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横尾さんのパレット Mr.YOKOO’sPALETTE

2022年08月05日 | 日々

8月5日金曜日
横尾さんのパレット Mr.YOKOO’sPALETTE
記者説明会・内覧会に出席しました。


エントランス(入口)








横尾氏が使用した画材の展示

************
『横尾作品の特徴である鮮やかな色彩に着目し、約40年間の画家生活を
振り返る展覧会。・・・テーマ様式から解放して色で分類、展示室をパレットに
見立てたインスタレーションでヨコオワールドを再構築します。』
(今般の企画のフライヤー内の説明文より抜粋)

今回初めて目にした作品で、とても気に入ったものがありました。
小さな作品でしたが、自宅に飾りたいと思うほど・・
魅入ってしまいました。
いつものことながら、切なくなる様な次元へ誘って(いざなって)くれる作品もあり、
現物(作品)を目の当たりにすることは奇特です。

コメント

△白山 (別当出合ー観光新道ー白山ー観光新道ー白山禅定道ー市ノ瀬)2

2022年08月05日 | 山行記

7月31(日)


殿ヶ池避難小屋で朝を迎えました。
夜は一回も起きず、熟睡でした。今朝も遥か日本海まで澄み渡る視界。


朝陽の別山


一晩の宿をありがとうございました。


殿ヶ池避難小屋を辞します。


まずは観光新道の尾根を辿ります。


エンレイソウ(ユリ科)はどれも実の時季
(横からカラマツソウが覗いて・・)


既に尾根を向こう側から登って来る人が見えました。


岩のトンネルをくぐります。


カニコウモリ(キク科コウモリソウ属)
☆前から気になっていた名前でした。
今回初めて調べてみると・・・
葉の形が蟹の甲羅に似ているので、"カニ"がついた。
"コウモリ"は、コウモリソウの仲間であるから、・・・
あるいは葉の上の方に小形の葉が2枚くらいあるが、それが
蝙蝠の翼を広げた形に少し似るから、かもしれない。
(野草の名前[夏]より)


ミヤマチドリ(ラン科)


観光新道と白山禅定道の分岐 
ここから初めて辿る道です。


急に道が細くなった感じ


ユキザサ(ユリ科)
高山のユキザサは大きいです。既に青い実を付けていました。


ツバメオモト(ユリ科)これも青い実が。


森林限界を過ぎると、高い木が多くなって来ました。
見上げると今日も快晴の青空。


禅定道では登って来た人、2人にしか会いませんでした。
人の少ない静かなルートの様です。


それでもしっかりと整備され、危険な場所はありませんでした。
壁の様な急斜面には、ほぼ直角の階段が施されていました。




ハクサンオミナエシ(オミナエシ科)




シラタマノキ(ツツジ科)


木道


大きな岩の下には磐座が祀ってありました。


△指尾山(ゆびおやま)1417m 登頂。


三等三角点
点名:指尾(ゆびお)
標高:1417.93m
☆指尾山の頂上よりも少し下りた場所に標石がありました。


アカモノ(ツツジ科)
『アカモノは、赤桃(アカモモ)が転訛したとのこと。』(白山花ガイドより)


△六万山 1260m


ヒメシャジン(キキョウ科)
☆高い場所のお花畑では、花と葉が輪生しているハクサンシャジンと
混在して咲いており、"ちょっと見"では同じに見えました。
『沙参(シャジン)はツリガネニンジンのことで、根を漢方に用いる』
(白山花ガイドより)


ハクサンカメバヒキオコシ(シソ科)


一旦、禅定道を横切る舗装道へ降ります。


舗道を渡ってすぐにまた山道へ。


しばらく植林の登山道をつづらに下り・・


禅定道の登山口へ無事、下山。
ここから少し歩いて車を停めた第二駐車場へ。


市ノ瀬ビジターセンターへ。
昨朝、登山届を入れたポストへ寄り、


下山届を入れました。
インターネットの登山届も出しますが、アナログ人間はやはり現物(用紙)
も出さないと不安で・・ポストがあるとほっとします。

***********************************
☆晴天の下、山と花を満喫した二日間でした。
初めて辿る観光新道、白山禅定道は想像以上に良かったです。
白山は未踏の登山道がまだたくさんあります。またいつか機会を作って
出かけたいと思っています。

(参考書籍)

白 山 花ガイド 
出版社:(株)橋本確文堂
文・写真:栂 典雅
今回写した植物の写真は、全てこの図鑑に載っていました。
花の色別に掲載があり、調べやすく、詳しく、ハンディ。
大変重宝しています。


文庫版 野草の名前【春】【夏】【秋冬】
写真・解説:高橋勝雄 絵 松見勝弥
出版社:山と渓谷社
花ガイドにも名前の由来は記載がありますが、
さらにこの図鑑は写真、図解が素晴らしく、言うこと無しの3冊です。
読み物としても面白く、勉強になります。

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△白山 (別当出合ー観光新道ー白山ー観光新道ー白山禅定道ー市ノ瀬)1

2022年08月03日 | 山行記

花の楽園を求め、△白山に登りました。(7/30~7/31)


GPS軌跡(2回クリックで2度拡大されます。)

2022.7.30(土)~31日(日)
 △白山(別当出合ー観光新道ー白山ー観光新道ー白山禅定道ー市ノ瀬)
地図:昭文社 山と高原地図『白山』(2020度版)
メンバー:山友さん・夫・自分
行程:30日/三田西IC=舞鶴若狭自動車道=北陸道=福井北IC=市ノ瀬Pー分岐ー殿ヶ池避難小屋ー黒ボコ岩ー室堂ー御前峰ー池巡りー室堂ー殿ヶ池避難小屋 泊
   31日/殿ヶ池避難小屋ー分岐ー指尾三角点ー六万山ー市ノ瀬P=白峰温泉=~~往路に同じ~~=三田西IC

*7月30日(土)

市ノ瀬からシャトルバスに乗り、別当出合へ到着。
ここから初めて歩く、観光新道ルートを目差します。


タマガワホトトギス(ユリ科)
早速、珍しい黄色のホトトギスが現れました。


ニッコウキスゲ(ユリ科)
こちらも早速!


ハクサンアザミ(キク科)


ヨツバヒヨドリ(キク科)


シモツケソウ(バラ科)


標高が上がり、東の方角に別山の雄姿が大きくなって来ました。
チブリ尾根にはチブリ小屋の赤い屋根も見えました。


タカネアオヤギソウ(シュロソウ科)


ハクサンシャジン(キキョウソウ科)


ノリウツギ(ユキノシタ科)


シナノオトギリ(オトギリソウ科)


ヤマハハコ(キク科)


クガイソウ(ゴマノハグサ科)


分岐 ここから観光新道を辿ります。


ハクサンボウフウ(セリ科)??
☆セリ科の似た花は種類が多く、名前の同定に自信がありません。
花の状態と葉から判断しましたが・・・


ヤマブキショウマ(バラ科)


ハクサンオミナエシ(オミナエシ科)


ゴゼンタチバナ(ミズキ科)


イブキジャコウソウ(シソ科)


イブキトラノオ(タデ科)


マイズルソウ(ユリ科)


ミヤマカラマツ(キンポウゲ科)


キヌガサソウ(ユリ科)


クルマユリ(ユリ科)


ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)


ツマトリソウ(サクラソウ科)


ミヤマキンバイ(バラ科)


ショウジョウバカマ(ユリ科)


ハクサンフウロ(フウロソウ科)


ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科)


イワオウギ(マメ科)


殿ヶ池避難小屋に到着。


2014年新築と地図に記載がありました。
不要な荷物を隅にデポさせていただき、山頂へアタック。


殿ヶ池  透き通る水面に線状の水草が見えました。


モミジカラマツ(カラマツソウ科)


小屋の周囲も色とりどりの花で溢れていました。


ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科)




ハクサンタイゲキ/別名ミヤマノウルシ(トウダイグサ科)


タカネマツムシソウ(マツムシソウ科)


タカネナデシコ(ナデシコ科)


カライトソウ(バラ科)


お花畑


オタカラコウ(キク科)


殿ヶ池避難小屋がもう下方に。


ミヤマアカバナ(アカバナ科)
ピンボケで済みません。ごく薄いピンク色の8mmくらいの花、
花びらの先が割れていたのが印象的でした。


ミヤマオトコヨモギ(キク科)


花に囲まれた登山道


斜面も見渡す限りのお花畑


ミヤマコゴメグサ/別名ヒナコゴメグサ(ゴマノハグサ科)


シナノキンバイ(キンポウゲ科)


キバナノコマノツメ(スミレ科)


黒ボコまでやって来ました。


弥陀ヶ原は見渡す限り、満開のコバイケイソウ!


大柄な植物の下で、「負けじ!」と群生しているゴゼンタチバナも素晴らしい・・


雪渓


ミヤマアキノキリンソウ(キク科)


イワギキョウ(キキョウ科)


白山神社に参拝をして、御前峰を目差します。


クロユリ/別名ミヤマクロユリ(ユリ科)
やっとクロユリに会えました!


オンタデ(タデ科)


イワツメクサ(ナデシコ科)


コケモモ(?)(ツツジ科)


室堂を振り返る


この種子の姿から、オキナグサの感じですが、何の植物でしょうか・・


白山御前峰 27
△一等三角点
点名:「白山」(はくさん)
標高:2702.14m
☆少し休んで池巡りへ。


紺屋ヶ池の淵にはまだ厚い残雪が。


チングルマ/別名イワグルマ(バラ科)
☆池の周辺、広範囲に群生しており、圧巻でした。


ミヤマタネツケバナ(アブラナ科)


冷気が涼しくて心地良かったです。


アオノツガザクラ(ツツジ科)




コイワカガミ(イワウメ科)


大汝峰と池


ウラジロナナカマド(バラ科)


コバイケイソウの群落


室堂に戻る道


いつまで残雪は残るのでしょう・・


ハクサンコザクラ/別名ナンキンコザクラ(サクラソウ科)
☆造花の様に可愛い花で見とれます・・・
群生地ではやはり圧巻でした。


クロユリ(ユリ科)の群落・・・贅沢な気分でした。


山友さんが「匂ってごらん」と言うので、嗅いでみると・・・
カビ臭い様な匂いでした。図鑑に「花には悪臭がある」と。


再び白山神社へ戻りました。


再び弥陀ヶ原を通り、下山です。


下山の観光新道から別山、下方に甚之助避難小屋。


さらに下ると、今夜の宿をお借りする殿ヶ池避難小屋も見えました。


タテヤマウツボグサ(シソ科)


小屋は我々3人だけでした。
白山の山懐に抱かれ、静かに語り合う幸せな宵でした。


夕陽を受ける別山


遥かに見える日本海は小松の辺りでしょうか・・
遠くに夜景も見え、空は満天の星でした。

*31日・・・・

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