野へ山へ

2004年~

中音水(なかおんずい)森林鉄道遺構(宍粟市波賀)

2023年10月30日 | 山行記

宍粟市波賀の中音水(なかおんずい)森林鉄道遺構を歩きました。
(しそう森林王国観光協会 秋のふれあい登山会)

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)

2023.10.4(水)
中音水(なかおんずい)森林鉄道遺構(宍粟市波賀)
行程:宍粟市役所=R29=波賀町音水駐車地ー中音水林道ートンネルー宿舎跡ー揖保川源流碑ー幻の滝
1/25000地形図:『音水湖』
メンバー:登山会ご参加の方々・森林王国観光協会さん・波賀元気づくりネットワーク協議会さん・宍粟50名山ガイドクラブ


足元にアキチョウジ(シソ科)
約一か月ぶりの同所、少し秋の気配を感じました。




軌道跡沿いに積み上げられた石壁は、角ばった石が山の石(上の写真)、
丸い石(下写真)が川の石、と教えていただきました。
人力で運び、積み上げたことを想像すると、実に驚くばかりでした。




かつて森林鉄道が走っていた鉄橋(ガーター橋)。
約100年間の年月を経て崩れずによくぞ残っていたことです・・・


コンクリート橋を渡る時は確保をして通りました。




トンネルの上にピンクのお花が目に付きました。
ミカエリソウ(シソ科)でしょうか・・・


トンネルを進みます。


後ろを歩かれていた方が指さす方を見ると・・


枕木が。枕木をうちつけてあるのは犬釘(いぬくぎ)という釘だそうです。


切り通し


草生した橋


太い橋脚も、見事に残っており、壮観です。


沢の岩にダイモンジソウ(ユキノシタ科)


源流碑


"幻の滝"到着。
今回は水量が少なかったですが、段瀑の景色は良い感じで、
きっと秋の紅葉時はさらに素晴らしいでしょうね・・・


滝でお昼休憩を取り、往路を戻ります。
沢の水は底まで透き通っており、吸い込まれる様・・


宿舎跡を見学。中央は丸い風呂釜でしょうか。


発電小屋跡


フユノハナワラビ(ハナヤスリ科)
今回も見られました。


ガーター橋を通り、無事、終点の駐車地へ戻りました。
この後は中音水からフォレストステーション波賀へ移動、


敷地内に設立された、「波賀森林鉄道の復活プロジェクト」を見学
しました。


2020年に富山県から運ばれて来たディーゼル機関車
立山砂防事務所で砂防用の資材や人材の輸送に使われていたそうです。


試乗させていただき、とても嬉しかったです。
線路はこれからも山の中へと距離を伸ばす計画だそうで、
また試乗できるとしたら、とても楽しみです。


ネットワーク協議会さん方が整地、地盤固め、枕木、レール設置他々・・
手作りされた鉄道の設立を感慨深く思いました。


中音水で見た、昔の枕木、こちらの新しい枕木、
いづれにも打ち込まれているのは太い犬釘(いぬくぎ)でした。

今回の登山会では、丁寧な説明を聴きながら、森林鉄道の遺構を
歩くことが出来、とても有意義な一日でした。
中音水の遺構コースはこれからも季節を変えて訪れたいと思います。


波賀森林鉄道ものがたり ~山がにぎやかだった頃~
◎制作・発行:波賀元気づくりネットワーク協議会
☆登山会の帰途に寄った、波賀にこにこマートにて購入しました。
コースを歩いた後に読んだことで、より感慨深く読み入りました。
貴重な写真が満載であり、森林鉄道の歴史が大変よく解る、
素晴らしい書籍です。

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能勢妙見山

2023年10月13日 | 山行記

能勢妙見山に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.10.3(火)
 能勢妙見山
行程:自宅=北摂里山街道=妙見山ケーブル駐車場=(妙見の森ケーブル)=ケーブル山上駅=(妙見の森リフト)=妙見山山頂ー三角点ー能勢妙見山本殿ー(新滝道)ー黒川駅
ー駐車場=北摂里山街道=自宅
地図:昭文社 山と高原地図『北摂・京都北山』
妙見の森ガイドマップ
メンバー:山友さん6人+自分
☆今年12月3日で廃止となる、能勢妙見山のケーブルとリフトに乗り、妙見山へ登りました。


妙見の森ケーブル黒川駅で切符を買って、ケーブルに乗車します。


最初で最後の乗車となるケーブルです。
車窓からの風景も、車内の設備も、しっかり目に留めておこうと思いました。


後尾から黒川駅を見下ろす


先頭で急傾斜を見上げる


唯一の複線区間でもう一台のケーブルとすれ違い


あっという間に着いてしまった・・・
ケーブル山上駅


さよなら、ときめき号。
長い間、お疲れ様でした。
車両の塗装も、木製のエンブレムもまだまだピカピカなのに
残念です・・


ケーブルを下りた場所は「ふれあいひろば」と言う展望地で、
三田方面の山々も遥かに遠望出来ました。


かわらけ投げがありました。


せっかくなので記念に挑戦。


丸い的(まと)に向かって投げます。一勝二敗で下方の的に入りました。


少し遊んだ次はリフトの乗車です。
ゆっくりゆっくりと高度を上げて行く、
とてものどかなリフトでした・・・


終点、山頂駅。
ここから歩いて実際の山頂へ向かいます。


四等三角点
点名:「妙見山」(みょうけんざん)
標高:660.1m


能勢妙見山本殿山門は、大阪府と兵庫県の府・県境に位置していました。
山門の敷居を跨ぐこと=府・県境を跨ぐことでもありました。


能勢妙見山 本殿


昔は賑わっていた参道の茶店の並びがすっかり廃墟になっており、
驚きました。年前にあめゆを飲んだお店は見る影もありませんでした・・

(2013年7月、同位置から)
写真の富士屋さんというお店であめゆを
飲んだ懐かしい記憶があります。



信徒会館の前の展望台にてお昼休憩。
西に六甲山、甲山、下方に川西市の街が展望出来ました。


下山は新滝道を選び、歩いて下りました。


御滝行場の滝を見に行こうとするも、矢印←のスズメバチの巣に、
オオスズメバチがぶんぶん飛んでおり、慌てて退散しました。
*********
山友さんのご提案により、12月に廃止になる、能勢妙見山のケーブル&リフトに
乗りに行きました。
妙見山は10年前に尾根ルートから登った以来でしたが、
ケーブル・リフトからの景色もまた良いもので、それだけに寂しさも感じました。

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京都一周トレイル1

2023年10月10日 | 山行記

京都トレイル 東山コース(伏見桃山駅ー伏見稲荷駅)を歩きました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.10.1(日)
京都トレイル1
行程:JR新三田駅=(JR宝塚線)=JR京橋=(京阪電鉄)=京阪本線 伏見桃山駅ー京都トレイルルートー京阪本線 伏見稲荷駅=京阪祇園四条駅ー八坂神社ー円山公園ー友人宅🐶ー地下鉄東西線三条=地下鉄東西線山科/JR山科=JR大阪=JR新三田
地図:京都トレイル 公式マップ 『東山』編
メンバー:友人エコ+自分
☆写真は断片的に撮りました。


このマップを片手に巡り歩きます!


京阪伏見桃山駅にて友人と待ち合わせをしてスタート


乃木神社の植え込みにたくさん群生していた、
ヤブミョウガ/薮茗荷(ツユクサ科)


ヤブミョウガの花
☆葉がハラン/葉蘭に似ていました。


伏見城の門


伏見城


京都トレイルの標柱は、至る所に設置されていました。


京都らしい手入れの行き届いた竹林も要所で散見されました。


大岩山展望所というポイントからは京都市街地が一望。
ここでお昼休憩を取りました。


山中を歩いていると、崖崩れの箇所が小さな滝状に流れていました。


生まれて初めて訪れた伏見稲荷神社は、やはり一見の価値あり。
こんなに多くの鳥居を見たのは初めてです。
伏見稲荷駅へ到着して、まずは1回目のトレイル歩きを終了。

次は友人が犬散歩のコースを案内するとのこと。
まずは京阪電車に乗り、祇園四条で下車。
八坂神社、円山公園等、京都の代表的な場所を通り、
知恩院へ。


知恩院


知恩院 山門
更に少し歩き、友人宅へ到着。


エコの家では柴犬ナナが待ってくれていました。

☆京都在住の友人エコ(同級生&親友&山友)と、
京都トレイルを歩くことになりました。
まず1回目は東山エリアから出発。
神社仏閣、古い町並み、山の中、野の道‥文化遺産を巡りながらの、
トレイルは、実に「充実」の道のりでした。
ゆっくり、時間をかけて巡ることを主旨としましたので、
何年かかって踏破出来るか解りませんが・・・
きっと素晴らしいトレイル旅になる気がします。

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虚空蔵山

2023年10月10日 | 山行記

虚空蔵山に登りました。(三田市・丹波篠山市 市境界)

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.9.28(木)
 虚空蔵山
行程:JR新三田駅=(宝塚線)=藍本駅ー虚空蔵山登山口ー虚空蔵山ー八王寺山ー大谷山―山上山ー油井西バス停ーJR草野駅=(宝塚線)=JR新三田駅
1/25000地形図:『藍本』
メンバー:山友さん8名+自分


JR藍本駅を出発し、登山口へ到着。


山道を30分ほど、つづらに登ると虚空蔵堂へ着きます。


ママコナ/飯子菜(ハマウツボ科)


シラヤマギク/白山菊(キク科)?


ヤマハギ/山萩(マメ科)


虚空蔵山のピークへ到着。
今日は霞んでいましたが、かろうじて周辺の山が判りました。


頂上でのんびりとお昼休憩を取った後は、北へ延びる縦走路を進みました。


送電鉄塔の近くを通り・・


八王寺山到着。


三等三角点
点名:『草野』(くさの)
標高:495.98m


さらに尾根を進むと、展望地からは付近の山々が望めました。




足元に小さな花?
よく見るとミヤマウズラ/深山鶉(ラン科)


赤色の一枚岩を越します。


コウヤボウキ/高野箒(キク科)


大谷山 417m 到着


続いて尾根続きに山上山(やまがみやま)到着。


油井、古森の集落を眺望し、急坂を下山します。


油井西のバス停近くへ下山。
JR草野駅まで歩き、上り電車に乗車して三田へ帰途に着きました。

☆山友さん達と虚空蔵山に連なる四つの峰を縦走しました。
秋の気配を感じるものの、まだ気温は高めで、結構汗をかきました。
ともあれ、賑やかに山を渡り歩く、楽しい一日でした。

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小秀山

2023年10月09日 | 山行記

岐阜県・長野県の県境の山、小秀山(こひでやま)に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.9.24(日)
 小秀山
行程:神戸三田IC=中国自動車道=新名神自動車道=東海北陸自動車道=東海環状自動車道=美濃加茂IC=R141=R257=乙女渓谷キャンプ場P
ー二ノ谷口ー天狗岩避難小屋ー二ノ谷・三ノ谷分岐ー第一高原ー第二高原ー避難小屋ー小秀山ー分岐ー三ノ谷口ーキャンプ場P=下呂温泉=~~往路に同じ~~神戸三田IC
地図:昭文社 山と高原地図『御嶽山・小秀山・奥三界山』
メンバー:夫・自分


出発は乙女滝キャンプ場、二ノ谷ルートから。


シラヤマギク/白山菊(キク科)が盛りを迎えていました。


キャンプ場管理棟の登山ポストへ登山届を投函し、建物の横から向かいます。


加子母(かしも)川乙女渓谷の標柱


きれいな木道が設置されていました。


すぐにどうどうと流れる渓谷が現れます。


滝壺はエメラルド色


渓谷に沿ってどこまでも散策木道が続きます。


峡谷を横に見ながら進む、贅沢な散策道でした。


木々の間から見えた「ねじれ滝」


緩やかに標高が増すと、それぞれに名前の付いた
滝が連続して見られました。






渓谷沿いに「天狗岩避難小屋」という避難小屋がありました。
内部は大変きれいに管理されていました。


熊にかじられた?道標の先を見上げると・・


烏帽子の形をした岩が突き出ているのが見えました。


シロモジ/白文字(クスノキ科)の葉
渓谷の木々はまだ紅葉していませんでした。


夫婦滝の男滝


夫婦滝には女滝・男滝がある様です。
女滝がどれか、ちょっと判りませんでした。


この滝の名前、解りませんが、勢いのある滝でした。


滝の近くにダイモンジソウ/大文字草(ユキノシタ科)


まだまだ滝は続きました。


沢近くの岩場に紫色の花が咲いていました。
少々盛りを過ぎた感じでしたが・・・
カワチブシ/河内附子(キンポウゲ科)という花でしょうか??
解る方、ご指摘をお願いします。


これが葉です。


孫滝


孫滝で続く滝ともお別れ。ここより尾根道になりました。


クチビルタケ
唇をすぼめた形にも見えますが、女性の胸にも見えます。
いづれにしても色っぽいキノコですね!


木道の散策道が終わると、急に登山道がワイルドになりました。
難所である、岩場を乗っ越すと・・・


急に視界が開け、岐阜県郡上市方面が眺望出来ました。


更に進むと御嶽山が!


兜岩?
稜線に近付くと大きな岩も現れました。


ノギラン/芒蘭(キンコウカ科)


中央アルプス連山の眺め
木曽駒ケ岳ー空木岳の峰々が一望出来ました。


「第三草原」からは小秀山の頂上に建つ避難小屋が見え出しました。


東方向には恵那山


ついに頂上へ。
この避難小屋は大変美しい山小屋でした。


小秀山 1981.9m 登頂!


二等三角点
点名:『小秀山』
標高:1981.86m


頂上からは御嶽山がダイナミックに対峙していました。


展望岩場から。
存外に多くの方々が登って来られました。
(少しお話をした地元の方からは薦めの山を教えていただきました。)
眺望を楽しみ、憩った後に下山。


白草山の方角でしょうか、付近のたおやかな山々を眺望しながら
下りました。


開けた場所にあるのは、下呂温泉の街でしょうか。


ハナビラダクリオキン/花弁ダクリオキン(アカキクラゲ科)
よく見かける、グミの様なオレンジ色のキノコ


下山は三の谷ルートから下りました。


アキノキリンソウ/秋の麒麟草(キク科)


正規登山口付近で伐り出しが行われているとのこと、
迂回ルートの説明がありました。


迂回ルートは広く道が造られ、とても判りやすかったです。


切り開かれたう回路を辿ると・・・


加子母林道へ下山。






登山口付近の集積場の横を通り・・・


加子母川沿いの林道を通り・・


乙女滝キャンプ場に帰着。

☆『御嶽山』の地図に掲載がある小秀山に、
かねてより登ってみたいと思っていました。
名前からこじんまりとした山を想像していましたが、
予想は見事に外され、二ノ谷口から巡る、滝の連続ルートは実に
素晴らしく、頂上からの雄大な好展望も含め、
むしろ、"大きく秀でた山"でした。
また季節を変えて訪れたいです。

(立ち寄った下呂温泉)


白鷺乃湯(しらさぎのゆ)
下呂温泉最古の銭湯です。
ハイカラな建築は、当時のままとのこと。
(薄暮に撮ったので、ぼやけた写真で済みません。)


屋根の風見鶏は、にわとりではなく、サギでした。


内部もいたってハイカラレトロ。
一般的な街の銭湯とは趣が異なっていました。


くつろぎ部屋は洋室。


ロビーもアールデコ調。
☆シンプル且つ明るい浴場は、
天井が高く気持ち良い空間でした。
銭湯好きな方にはお薦めです。

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乗鞍岳(富士見岳ー大黒岳ー魔王岳)

2023年10月02日 | 山行記

翌日、畳平周辺の三座に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.9.19
乗鞍岳(富士見岳ー大黒岳ー魔王岳)
行程:肩ノ小屋ー富士見岳ー大黒岳ー魔王岳ー畳平バスターミナル=乗鞍高原観光センターバスターミナルーせせらぎの湯♨ーバスターミナルー新島々バスターミナル=(松本電鉄)=松本駅/JR松本駅=(特急しなの)=JR名古屋駅=(のぞみ)=JR新大阪駅=JR新三田駅
地図:昭文社 山と高原地図『乗鞍岳』
メンバー:単独


外の明るさに目が覚めました。
窓から外を見ると朝焼け。


慌てて外に出ると、雲の中から日の出の気配。


御来光


朝陽に照らされた小屋に戻ります。


窓の外から剣ヶ峰を見納めました。

朝食の時間となり、昨夜同様、心のこもった美味しい朝食をいただきました。
食事後、真っ黒に日焼けした、"The山男"という風貌のスタッフさんに、
乗鞍岳について、色々なお話を聞かせていただきました。
この小屋での勤務は10年以上とのこと。
小屋の方とゆっくりお話が出来る機会、案外貴重なことです。


帰り支度を整え、挨拶をして肩ノ小屋を辞しました。
静かな小屋での一泊は、とても良い思い出になりました。


出発後、剣ヶ峰と小屋を振り返る


登山道の脇にはコケモモ/苔桃(ツツジ科)の赤い実がいっぱいでした。


東の方角は雲海


富士見岳取付き


西側を向くと摩利支天岳


少し進むと畳平の展望が左方向に開けました。


富士見岳 2818m登頂


富士見岳を下り、大黒岳を目差します。


山頂にはコンクリート造りの東屋が。


眺望標柱


1956年 高山ロータリークラブに依って設立、と刻印されていました。
67年前の製造とは!


三角点ではなく、??界という刻印だけ解りました。
ここは岐阜県と長野県の県境なので、境目の標石でしょうか。


高山植物の女王様、コマクサもすでに秋の風情・・


最後は魔王岳を目差します。


魔王岳 2760m登頂


畳平のバスターミナルが一望でした。
すでに乗る予定のバスが待機していました。


魔王岳のピークを行き止まりまで行ってみました。
昔は登れたという恵比須岳と対峙。


魔王園地 2761mにも寄ってみました。


畳平バスターミナルへ下山、ほどなく乗車。
帰路は下車せずにいっきにバスで下山します。


少しづつ色付いて来た山の斜面を車中から眺望・・

やがて乗鞍高原観光センターバスターミナルへ到着。
次に乗り継ぐ、新島々行のバスまで1時間。
予定通り、ターミナル前の温泉(湯けむり館)に入ろうとするも、
本日定休日!!
焦ってターミナルのお店の方に尋ねたところ、
「すぐ近くに無料の(!)温泉があります」、とのこと!
指さす方向へ☞ ☞ ☞ ダッシュしました!


ススキの小道をずんずん進むと・・・


素朴な小屋が見えて来ました。


貼り紙を熟読した後、ダッシュで脱衣、戸を開けると・・・
素敵な温泉が!!!
しっかりとかけ湯をした後、硫黄の香りにどっぷりと浸かり、
幸せな温泉時間をいただくことが出来ました。
*********
☆駆け足でしたが、念願の乗鞍岳登山が無事終了しました。
季節やルートを変えてまた必ず、訪れたいです。

(アフター登山in松本)

まずは黄金の一杯!


松本では、今も昔もやっぱりお蕎麦。
"山菜おろし蕎麦"、下山後の身体に沁みました。

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乗鞍岳(三本滝ー乗鞍岳)

2023年10月01日 | 山行記

乗鞍岳へ登りました。初登頂です!

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.9.18(月)
 乗鞍岳
行程:新島々バスターミナルー乗鞍高原観光センター=(バス乗り換え)=三本滝停留所ー三本滝ー分岐ー冷泉小屋ー位ヶ原山荘ー肩ノ小屋ー蚕玉岳ー剣ヶ峰ー蚕玉岳ー肩ノ小屋/泊
地図:昭文社 山と高原地図『乗鞍高原』
メンバー:単独


夜が明け、新島々から乗鞍高原観光センターまでこのバスに乗りました。


乗鞍高原観光センターでバスを乗り換え、「三本滝」で下車しました。


ここから登山道を歩いて山頂を目指します。


まずは三本滝へ向かいます。


ゴマナ/胡麻菜(キク科)でしょうか・・


ミヤマゼンゴ/深山前小葫(セリ科)?


カニコウモリ/蟹蝙蝠(キク科)


ゴゼンタチバナ/御前橘(ミズキ科)の実


マユミ/真弓(ニシキギ科)の実


キツリフネ/黄釣船(ツリフネソウ科)


三本滝の説明板





 
趣が異なる雄大な三本の滝を鑑賞しました。
三本滝は日本の滝百選のひとつだそうです。


滝壺はエメラルド色


カメバヒキオコシ/亀葉引き起こし(シソ科)


ミヤマアキノキリンソウ/深山秋の麒麟草(キク科)


熊避けの鳴らし物が、要所の樹に下がっていました。
鉄パイプを大きなボルトでガンガンと鳴らす方法です。


マイヅルソウ/舞鶴草(ユリ科)の実


ヤマハッカ/山薄荷(シソ科)


ツルリンドウ/蔓竜胆(リンドウ科)の実


タケシマラン/竹縞蘭(ユリ科)の実


ツルツゲ/蔓黄楊(モチノキ科)の実


ミヤマシキミ/深山樒(ミカン科)の実
白色から、赤色に変化する様です。


ノコンギク/野紺菊(キク科)?


時折、道路を跨ぎます。


ヨメナ/嫁菜(キク科)?


摩利支天 バス停を跨ぎます。


再び登山道へ


オオカメノキ/大亀木(レンプクソウ科)の実


ゴゼンタチバナの群落地


シラタマノキ/白玉の木(ツツジ科)の実


道路に出会い、再び登山道へ


ヤマホタルブクロ/山蛍袋(キキョウ科)


冷泉小屋脇を通り、登山道へ


位ヶ原山荘前を通ります。


休憩


再び登山道にて マユミ/真弓(ニシキギ科)の実


オオヒョウタンボク/大瓢箪木(スイカズラ科)の実

 
ノイチゴ/野苺(バラ科)
正式な名前が解りません・・


稜線が見えて来ました・・


野生のブルーベリー?
食べると、ブルーベリーの味でした。


チングルマ/稚児車(バラ科)の綿毛


ウメバチソウ/梅鉢草(ユキノシタ科)



 
ウラジロナナカマド/裏白七竈(バラ科)


オトギリソウ/弟切草(オトギリソウ科)の実


ひょろ長い物が近くを走りました・・


オコジョ!


可愛い!


私はじっと石になり、走り回る小動物を観察・・


オコジョからも観察されている様でした。


もうすぐ肩ノ小屋、道路を跨ぎます。


コメバツガザクラ/米葉栂桜(ツツジ科)の花


ガンコウラン/岩高蘭(ツツジ科)の実


イワギキョウ/岩桔梗(キキョウ科)


ホシガラス


やっと肩ノ小屋に到着。


今夜宿泊の部屋は7畳の個室。
ここに一人でとは何と贅沢!


窓からは剣が峰が一望・・
ひと息着いてから、剣が峰へアタック!


少し登った辺りから、肩ノ小屋を見下ろす。


イワツメクサ/岩爪草(ナデシコ科)
富士山でもおなじみのイワツメクサに出会えました。


乗鞍岳エコーラインを眺望


権現池


蚕玉岳(こだまだけ)登頂


剣ヶ峰が目前。


頂上小屋は閉まっていました。


乗鞍本宮へ到着!


一等三角点
点名:「乗鞍岳」(のりくらだけ)
標高:3025.73m


大日岳(奥の院)方面でしょうか・・
しばし山頂で憩いましたが、ガスがなかなか晴れず、
残念ながら御嶽山方面も望めず、とても残念でした。


頂上を辞し、下山へ。
再び往路を戻ります。


上写真、朝日岳は進入禁止のロープが張られ、登れませんでした。




観測ドームをズーム!
再び肩ノ小屋へ戻り、夕食時間までのんびり過ごしました。


部屋の窓から眺望した、夕景の剣が峰方面

三年前の夏に登った御嶽山から見た乗鞍岳が忘れられず、
とうとう登りに行きました。
バスで一気に登るのはもったいないので、
中腹の三本滝から山道を辿りました。
ルートは何度かエコーラインの車道を横断しますが、
山道は高山植物の植生が豊かであり、楽しい行程でした。
この日、肩ノ小屋の宿泊者は私一人・・・
申し訳ない様な気分でしたが、山上の静かな一泊は、
貴重な良い思い出になりました。

*****
余談
同日、夫がアワイチに初挑戦し、どうにか
無事に完走した、とのメールが届きました。
偶然にも乗鞍岳登頂と同じ頃にフィニッシュ!
妻バカですが・・証拠写真まで。

(クリックで拡大)
 

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