野へ山へ

2004年~

蒜山で見たお花

2012年05月27日 | 日々

登山口付近ではタニウツギが盛りを迎えていました。


レンゲツツジ


イワカガミ

 
カタクリ


ミツバチグリ

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△蒜山三座縦走  (上蒜山1,200m-中蒜山1,122mー下蒜山1,100m)

2012年05月27日 | 山行記
  • 昨日は恵さんと蒜山三山を縦走して来ました。
    以前、「蒜山」というのは高原の名前だと思っていましたが、昨夏に大山へ登りに行った折に
    隣接する美しい山容の峰々が「蒜山三山」だと知りました。

    9:30 お互いの車を上蒜側と下蒜側にデポして、上蒜山登山口から登りました。
    一時間ほど登ると・・・眼下に広がる蒜山高原地、そして皆ヶ山・二俣山?の向こうには大山の上部も望めました。
     

    展望の尾根を汗をかきかき登りますと・・・1200m地点。これは三角点でなく境界杭でしょうか。
    (上蒜ピーク1199.7mは割愛しました。)


    ここからしばらく尾根をダウン、ダウン・・・・

    これから向かうトレイルが常によく解り、気持ちが良いです!


    そして再び登り登り・・・・

    中蒜山 登頂!△1123.3m


    今まで歩いてきた道を振り返ります。
    こうやってトレイルを振り返る時、「わぁ~~あの長い距離を歩いたんだねー!」っと感無量。


    さて気持ちよく歩を進めましょう!


    またまた降りて降りて・・・登り登り・・・

    三座最後、△下蒜山 登頂!!! 1100.3m 三等三角点
    やったー!
     

    これからは・・・ひたすらひたすら下ります。


    左には鳥取の海を望み、右には広がる高原地を見下ろし・・・


    時々は今まで歩いてきたトレイルを振り返り・・・


    森林帯に入ると・・・激下りです。ガンガン下ります。
    滑りそうになりながら・・・
    二人とも足を痛めなくてよかった!


    新緑の海! 身体が緑色に染まりそうだったー


    登山口到着。お疲れ様でした! 
    コースタイムよりだいぶ早かったのは・・・私達二人が野生動物の様に登り歩いたから?
    「おしゃべり」という潤滑油で飛ぶように早く歩いてしまったから?

     2012.5.26(土)  △蒜山三座縦走  

    アクセス:
    神戸三田IC-(中国自動車道)-落合JC-(米子自動車道)-蒜山IC (往復)
    IC降りて「道の駅 風の家」にて恵ちゃんと合流ー二台で下蒜登山口へ(一台デポ)-上蒜登山口へ(一台デポ)
    上蒜山1,200m-中蒜山1,122mー下蒜山1,100m 縦走
    メンバー: 恵ちゃん、私

     
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△黒尾山 1024.7m

2012年05月21日 | 山行記

昨日は、宍粟市の黒尾山(くろおざん)へ登りに行って来ました。
黒尾山は、兵庫県の1000m峰では最も南に位置する山で、兼ねてから登りたかった山です。

中国自動車道 山崎ICを降りR29号を北上、市道、黒尾林道へ。
ある程度、上まで林道を上がりましたが、車体の底が岩でぶつかって・・・結構なダートだったので、
途中で車を置いて歩いて登山口へ。


1台も車が無かったこと、入山ノート(記録簿)に本日の記帳が無かったことから、
今日山に入るのは私一人と思われました。


頂上へのルートは3本ありましたが、何となくの気持ちで右へ。


ジャケツイバラ 撮影していたらトゲで足をたくさん刺してしまいました!


タニウツギ(谷空木) 田植えの時期に花が咲くので「田植え花」としても知られます。


右ルートは沢筋に沿っての登りなので、冷たい水に喉を潤せます。


口滝


大雨で崩れた場所がありましたが、整備もされていて比較的歩きやすかったです。


不動滝


ご神木の杉 


巨岩の下に祀られた虚空蔵さん

最後はちょっとした急登があって・・・

 
黒尾山 1025m 登頂。(二等三角点)


今日は曇っていましたが、宍粟の山々がよく望めました。
山座同定を試みましたよ!

そしてこの山で楽しみにしていたものはこれです。

廃墟の無線中継所です。


中に入りたかったのですが、何か  居る様な気配で・・・何となく断念。

お昼休み


黒尾マウンテンで食べる「マウンテン」はいっそう美味しい!


一人だと、つい早足で歩くので汗びっしょりになります。
初夏とは言え食べている間に身体が冷えるので、薄い防寒着は必携。
mont・bell シャミース ジャケットwomens 

さて、下山は中央ルートで一気に下ることにしました。


中央ルートは尾根一直線なので、登りだとしんどそうです。
登りは沢沿いの方が楽しいと思いました。

登りの半分の時間で下山。


車まで林道を歩いて・・・


黒尾山登山 終わり。

 △黒尾山 1025m  
アクセス:(往復)中国自動車道 神戸三田IC-山崎IC-R29-黒尾林道ー登山口
メンバー:単独

付録:

R29から登山口へ向かう途中に、名水処があります。
下山後、水筒に1Lだけ汲んで帰りました。
 
 
長生きします 下宮の水


山の沢で飲む水も、この名水も、宍粟の美味しい水です。

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明日休&磁石蛙

2012年05月19日 | 日々

諸事情で明日は仕事が休みになりました。
どう過ごそうか考え中ですがやっぱり『山』かなぁ・・・と思っています。


中国で買ったカエルのお話をしましょう。
天津・古文化街の露店で買いました。

『4.5元!』 と値段が書いてあったのですが、値切ってみました。
人生初めての「値切り」でした。(筆談ですが)

私がmyメモ帳に 『4元 希望!』と書いて店主に見ましたら無表情にうなづいてくれたので、
元を4枚渡したところ、3枚だけ取ってカエルを袋に入れてくれました。
思わず「謝謝!」と言って『 我、好 蛙!』と書いて見せましたら、「え?」という表情をされました。
 
 
「大きい方はお腹の中に磁石が入ってて、小さいほうは張ってある。鉄ならどこにも付くぜ。」みたいなことを中国語で説明してくれました。
マイケル・ホイ似の店主でした。

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里山保全事業のお手伝い

2012年05月18日 | 日々

昨日は、宍粟市にある 轆轤師(ろくろし)キャンプ場 へ里山保全事業のお手伝いに行きました。

去年、宍粟方面の山へ登りに行った折、「兵庫県立 山の学校」の存在を知りました。
山の学校?何の学校だろう? 同校に興味を持ち、ホームページを拝見してみると、
興味を惹かれる事柄がいくつも紹介されていました。

入校は無理ですが何らかの形で活動に参加したくなり、授業の一環でもある「保全事業」を
お手伝いしてみようと思いました。
(「山の知識を深めたい」という気持ちも併せて)

参加を申し込んでから待ちに待った昨日、当日。初めての体験で得た知識や感動は大変大きいものでした。


午前中は刈払い機を使って草刈をし、午後はチェーンソーを使って間伐材の伐採をさせてもらいました。

以下は轆轤師キャンプ場の風景です。お昼休みに撮影しました。今まさに新緑が眩しく、静かで素敵なキャンプ場でした。
 


伐採された木が根元に積んでありました。



植林とは、自然林とは、間伐の意義、間伐材の用途、
伐採の仕方、注意点、林業の危険性、機械の使い方と燃料に付いて・・・他
実習しながらたくさんのことを教えていただきました。
解りやすくお話して下さったので、私にも理解できて嬉しかったです。





一ヶ月前に入校された生徒さん達は、すでに刈払い機もチェーンソーの使い方も
得とくしつつあるようで、さすがでした。
若い能力は新緑を付けた木の如く、瑞々しく逞しかったです。

爽やかな森の中での作業&学習はあっという間に時間が過ぎて・・・
終業の挨拶をして、終了。

 (往復)中国自動車道 神戸三田IC-山崎IC-R29-県道6号ーろくろし山キャンプ場 
       
       県道6号線は揖保川沿いの道で、新緑の宍粟の山々が本当に美しかったです。

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また来るね!     

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母の日

2012年05月14日 | 日々

昨朝、朝ご飯の支度をしていると、起きてきた娘から「はい、お母さん。」と何やら渡されました。



「あら!いつの間に用意してくれたの?!


「ありがとう!!」・・・さっそく包みを開けました。 
「わぁ!嬉しい!ちょうど欲しかった物よ!

次男、長男も次々に起きてきて恥ずかしそうに「お母さん、いつもありがとう」と。
私も「プレゼントありがとう。」と返しました。

少しして起きてきた夫、
「え?今日は母の日か!俺は何も用意はしていないぞ。
「私はあなたのお母さんではないから結構ですよ
「そうだよなぁ~、よかったー

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母の日近辺は 結婚記念日、長男の誕生日、と記念日が続くので、毎年まとめて祝っています。
昨夕は久々に家族が揃ったので、私もたまには料理に腕を奮い娘もデザートを作ったりと、ゆっくり過ごしました。

部活から帰って急いで焼いた娘の18番(シフォンケーキ)は・・・


娘 「膨らみはまぁまぁだけど、今日はキメが粗くってごめんね・・」



2012 母の日

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中央分水嶺・高島トレイル2012 トレイルスルー前半 愛発越から水坂峠  5/5

2012年05月10日 | 山行記

最終日の朝。4時に起床して外へ出ると雨が上がり、霧が立ち込めていました。











そろそろ朝食を食べて撤収にかかります。

(食料について)
・水場が少ないので極力水を使わず、
・火も使わない(ガスカートリッジを最少量だけしか持たないので)
・軽量、つぶれにくく少量でもカロリーが摂れて充たされる
ということから、

主食・行動食: カロリーメイト、SOYJOY、朝のバランス食、1本満足、ちょいモグ・・などの『バー形状フード』
飲み物: 紅茶ティーパック、インスタントコーヒー、クノールカップスープ(粉末)・・・水が使える時だけ飲もう、と持参。
おやつ: チョコレート、あめ、チーズ 

一食あたり 300kcalの熱量で2泊3日分+予備。飽きないように多種類のバーを買いました。

想像以上、空腹の身体には「バー食」が美味しくて感激しました。
一日8時間くらいの行程でしたが、シャリバテも無く意外に腹持ちが良かったので、いかに日頃の自分が「飽食」か思い知らされました。


最終の朝に残りの食料をチェック。 今日は3日間のうち一番長い行程なので、約400kcal+スープで。
(コッヘルに溜めておいた雨水で作ったスープ


3日間のゴミもこれだけ。手のひらに乗る量(主に袋類だけ)

テント撤収、パッキングを済ませ、集合です。

最終日の朝でもあり、天候回復の兆しもあるせいか、7人の皆さんは元気な表情でした。

昨夕に下から登ってこられた、高島トレイル運営協議会 会長 前川さんからご挨拶がありました。
前川さんにお目にかかるのは初めてでした。代表の方にお会い出来て嬉しかったです。

引き続きお世話になる頼もしいガイドさん方に加え、前川さんが入られてさらに楽しい道のりでした。



やっと晴れてきました!
水分を含んだ山は朝日を浴びてどこを向いても眩しかったです。
雨に閉じていた花も開き、新緑のブナはいっそうに瑞々しく。




緑色が素晴らしかった。 名前が定かではないです。
教えて下さい!



水溜りという水溜りには ヒキガエルの卵がびっしり。


池という池はヒキガエルの楽園 大勢さんが悠々と泳いでおられました。

そうこうしているうちに



大御影山 到着! 私の中でずっと想像をめぐらしていた大御影山です。
このピークにやっと会えて良かった!!!


電波反射板


三重嶽が眺望出来ました。 これから向かうピークです。


眼下の谷間は緑の濃淡グラデーション。 飛んでいく雲・・・





水を含んだ雨具、ザック、靴がどんどん乾いて軽くなっていきました。
気持ちも軽くなっていきました。




三重嶽 到着!

三角点の近くで早めのお昼。
水を節約しながら飲みましたが、真夏と違い風も爽やかなので大量の汗もかかず、支障ありませんでした。

三重嶽から本日最後のピーク、武奈ヶ嶽まではアップダウンの繰り返しで少し長く感じましたが、
昨日までの悪天を思えば晴天こそ。眺望は素晴らしく・・・足取りも軽く・・・ガイドさん方のお話も楽しく・・・
疲れはまったく感じませんでした。




ハーフスルー前半 最後のピーク武奈ヶ嶽到着!
ここは昨年の12月にスノーシューで訪れました。参照① 参照②
無雪期の武奈ヶ嶽にも会えて感激です!



武奈ヶ嶽から最終ポイントの水坂峠まで、赤岩山東峰を経て下ったわけですが、
積雪ルートとは多少違ったものの、雪が乗った状態、今回、と自分なりに違いを考えながら歩きました。
季節を通して同じルートを歩く意義が少し解りました。

前川さんが「トレイルを全部制覇したら、次は逆ルートからまた通して歩いてみてください。逆から見る山もまた趣が違って面白いものです。」と

教えて下さいました。

「逆コースから」の発想は私には無かったので、眼からうろこな感じでした。
「ロングトレイルは全踏破しただけでは終わりではなく、逆から全踏破してこそか・・・・」

うーん・・・・道のりは長いですが、何だかとても深いものを感じて幸せな気分になりました。


ハーフスルー最終ポイント 水坂峠 到着!
感激の下山でした。

下山地には山行前半でお世話になったガイドさん方が出迎えて下さいました。
水坂峠からマイクロバスに乗り、マキノ高原へ移動して皆さんで集合写真を撮った後、
温泉「さらさ」に入りました。
温かいお湯は気持ち良く幸せでした。  


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天候は芳しくなかったものの、雨だから見られた現象も多々ありました。
それでも最終日は五月晴れの好天になり、雨後の瑞々しいトレイルを歩いて最終地点に下りられた時は本当に嬉しかったです。
秋の後半スルーにもきっと参加したいです。

お世話になったガイドさん方、ご一緒した方々、高島の山々、樹々や花々・・・本当にありがとうございました。
素晴らしい思い出がたくさん出来ました。
また皆さんと再会出来ますように。

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中央分水嶺・高島トレイル2012 トレイルスルー前半 愛発越から水坂峠  5/4

2012年05月08日 | 山行記

朝起きると、雨はまだしとしとと降っていました。
「今日こそお天気になって欲しい」と思いながら簡素な朝食を食べ、テント撤収にかかりました。
唯一は久々の10時間睡眠で私の体調は絶好調でした。

出発時刻になり、備体操をしたあと、ガイドさんから「2名の方がリタイアされ、下山します。」と
報告がありました。『悪天で体調を崩された・・』その様な理由でした。
一緒に縦走を続けられないのは残念でしたが、今日、さらに明日は行程が長いので仕方ありません。
多分、マキノ林道を下って行かれたと思います。

18人になりましたが、雨の中を元気に出発。

雨雲はなかなか晴れませんでしたが、瑞々しい緑のブナ林や、木々の芽吹きを仰ぎ、咲き誇る山野草の説明を聞きながら、
快調に歩を進めました。

 
三国山 頂上

ガイドさんのお一人に三角点に詳しい方がいらっしゃいました。(三角点ハンター!)
一等三角点は全部制覇され、二等も・・・!そして登った山の数は1800ピーク(国内)というつわもの。
私は思わず色々な質問をしてしまいましたが、丁寧にお話して下さりとても楽しかったです。 

そうこうしているうちに雨脚、風も強く、稜線では吹き飛ばされそうになりながらの大変な進軍になってきました。




本来なら、この辺りはパノラマで素晴らしい眺望なのですが残念でした。
私は去年登っていたので解っているものの、初めての方にはちょっと気の毒でした。


赤坂山 眺望0。 雨風強し。


寒風 眺望0。こちらも本来ならば素晴らしく気持ちの良い場所ですが・・・

風雨の中ですが、ここでお昼タイムになりました。
お昼が終わり、出発時。またガイドさんから「ここでリタイアされる方がいらっしゃいます。」との報告がありました。
なんと11名の方が下りられるということ。
悪天候の中の縦走に見切りを付けられたそうですが、せっかく一緒に登ってきたのに・・・残念でした。
一人のガイドさんが付き添われ、下山して行きました。

20人からいっきに7人のパーティーになってしまいましたが、残党7人は気を取り直し、元気に雨中進軍を続けました。
(男性4人・女性3人・・・男性に逆転されてしまいました!)




アップダウンを繰り返し、本日最後のピーク大谷山を目指しました。


大谷山到着。

ここからはさらにすごい風雨で、カメラが濡れてしまったので写真がありません。
それでも気合い入れて!元気に歩き登り・・・抜土。

今日、唯一の水場である抜土(ぬけど)の沢で2リットル水を汲みました。
雨で沢の水は少々濁っていましたが、全然気になりません。 
高島トレイルは水場が少ないので、汲めるだけマシです。

さらに登りが続き、雨脚が強くなってきました。すでに気持ちは「テント」の中へ。
今日は昨日にもまして衣服も靴もびっしょり状態だったので・・・一刻も早く幕地へ
着きたかったです。

近江坂分岐を経て残雪を踏みながら、坂を少し下りた河内谷林道で今夜は幕営。
ここは昨秋に通りましたが、改めて雪深い場所だと解りました。

手早くテントを張ってもぐり込みました。
林道は車は入ってきませんが、皆さん残雪を除けて端っこに設営。
結構風が強く、しっかり石のアンカーで抑えました。







やれやれ~~~。 
この夜も7時頃に就寝。 
寒さに一回起きて、コンロを点けて温まりました。
夜中?!と思ってケイタイを見るとまだ10時!

夕方、子ども達へ送ったメールの返信が届いていました。
長男「今夜、急にバイトが入って今帰宅。山、楽しんでね。」
娘  「連日、一日練(部活)でクタクタだよ~~。」
次男     入電無し   

外は相変らず天候が回復の傾向に無く、ごうごうと鳴る風の音、ザンザンという雨の音。
億劫でしたが、外へ出て・・・真っ暗な場所で用足しをして・・・再びテントへ入って朝までぐっすり。

                                                                                                                                                                                                                                    続く・・・                                                                                                                                                                                                                              

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中央分水嶺・高島トレイル2012 トレイルスルー前半 愛発越から水坂峠  5/3

2012年05月07日 | 山行記

昨秋から分割の日帰り山行で少しづつ登り始めた高島トレイルは、アプローチが長かったり難解なルートがあったりと、容易には全踏破が難しいトレイルでした。
それでもこの山域に魅入られた私は、以前にもご紹介した公式ガイドブックの最終ページに掲載してある「トレイルスルーツアー」の案内文にとても興味を持ち、
今年度の「トレイルスルー前半」の参加を決めました。

本文抜粋
『 食料、装備、キャンプ道具などの荷物をすべて背負うことから、
すべてにおいて軽量化をはかり15kg以下に抑える必要があります。
トレイルスルーではソロが基本ですから、ひとつずつマスターしてゆく
ことになりますが、そのプロセスも楽しいものです。・・・』

従来は幕地ごとにサポートサービス(水の補給、荷物の運送)があったようですが、
今春は林道が土砂崩れで遮断されており、今回はサポート無し、とのこと。

自分の衣食住を全て背負って山旅を続けていくことがワンダーフォーゲル。
サポートが無いことは私にはまったく支障がないと思われましたし、
「これを機会にまた私はワンゲルスタイルの縦走を再開したい!」という抱負もありました。

少しの不安と大きな期待を胸に荷物をパッキングし、2泊3日の縦走を
楽しみに待ちました。


9:00湖西線マキノへ到着。 ここで受付を済ませました。
ガイドさん方のご紹介、諸説明を受けて、路線バスに乗り、登山口の国境へ。
定員20名 男性9名 女性11名 (女性の方が多かったです!)

登山口にて参加者の自己紹介、諸注意を受けて出発。


お天気予報は3日雨 4日曇り 5日 晴れ
登り始めは曇りでした。


まずはカタクリの花の群生に感激!この山域は山野草の宝庫です。
ガイドさんが話されるお花や樹木の詳しいお話・・・時間が許すなら全部ノートに記録したいほどでした。
私は植物に疎い上、単独行ではガツガツと距離ばかり稼ぐ歩き方なので、知識を得られるのはツアーの大きな利点だと思います。


乗鞍岳


ブナの実。中は空っぽです。
「樹木の実が豊富に実った年は動物が里に下りて来ないけれど、
不作の年は、食べ物を求めて猪や猿や鹿が里へ下りて来ます。」
自然な道理ですが、山へ入って樹を、実を、葉を、地面を見て
初めて納得する摂理。感慨深いです。


トクワカ草 





まだ残雪もところどころに。

お昼以降、どんどん雨脚が強くなりました。


芦原岳

風雨が強まり、身体も冷え始めました。荒天の山の中もそれなりに風情なものの、
正直なところは「早く幕営地に着き、テントに入りたい!」という心境もありました。
しかしながらリーダーさん方は強風雨の中でも明るく引っ張って行って下さり、
私も前向きにグングンと登り歩けました。

黒河峠着。今夜はここの峠を交差している林道で野営です。
雨の中の設営は気が急きましたが、なんとか素早く設営しテントへもぐり込みました。


30年来の愛用テント、mont・bell ムーンライトⅠ型(一人用)です。
二十代の頃ははこれを担いで北・南アルプスや八ヶ岳へ足繁く通いました。



テントに入ればこっちのもの。
外は風雨でも、コンロを炊けば中は温室。
濡れた雨具を脱いで、着替えをしてお湯を沸かします。

この夜は、7時半頃に就寝。
下界(日常)の生活では考えられない消灯時間です。
テレビの騒音も、私を呼ぶ声も、雑事もなにもかも無く、
自然の中でどっぷり寝られる幸せ!

翌朝5時まで一回も起きる事無く眠りました。

続く・・・

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中央分水嶺・高島トレイル2012 トレイルスルー前半 愛発越 から水坂峠  

2012年05月05日 | 山行記

月3日~5月5日 トレイル前半を 無事完踏してきました!

お世話になったガイドさん方、一緒に登り歩いた参加者の方々、ありがとうございました!
荒天で大変でしたが、今日は荒天→好天になり感激の完踏を迎えられました。


また明日、詳しく記録します!

とにかく今は感無量です!

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2012 端午の節句

2012年05月05日 | 日々

兜を飾るのも20回目になります。
近年、自分の誕生日は忘れる様にしているものの、子どもの誕生日やお節句を迎える度に
年月を思い知らされます。

お陰様で、息子達や娘は初夏の木々がぐんぐんと枝葉を伸ばす如く、瑞々しく成長し。
今年も五月のお節句を無事迎えられた幸せを感じています。


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中山は山中にいます。

2012年05月04日 | 山行記

昨夜は「さなぎ」で野営しました。(^o^)

ソロテントの中でコンロを点けて身体を温め…

五月雨の音を聴きながら、就寝したのが昨夜7時頃。
10時間以上睡眠したなんて何年ぶりでしょう!

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八重桜

2012年05月01日 | 日々




八重桜も終われば新緑一色の景色になるでしょう


月餅 ラスト3つ

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