野へ山へ

2004年~

向山(丹波市)

2023年06月20日 | 山行記

丹波市の向山に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.6.20(火)
 向山(丹波市)
行程:(往復)自宅=R176=水分かれ(みわかれ)公園Pー二の山ー三の山ー四の山ー向山三角点
1/25000地形図:『柏原』
メンバー:単独


11年ぶりにやって来ました。
見覚えある、登山道の木の道標・・・


この山にも古墳があったことを思い出しました。


二の山 到着
四等三角点
点名:『二の山』
標高:299.98m
☆持っている地形図には、まだこの三角点が載っていませんので、
比較的新しい三角点なのでしょう・・・
(平成25年設置とのこと。点の記より)




灌木の登山道を進みます。


展望所の磐座へ登りました。


石生の街が眼下に一望。丹波の山々も良く見渡せました。


横を見ると、向山が。青空に大きな白い雲・・もう夏だ!


三の山 470m到着。


亜炭とは!?
帰宅して調べるに、石炭化度が最も低い石炭とのこと。


地面のこの黒っぽい、炭の様な部分のことでしょうか・・


三の山511m到着。


ピークごとに展望地があり、サービスが良い山ですね。


五台山方面が眺望出来ました。


四の山 521m到着。

 
黒井城址が更に近付いて、はっきり見えました。


ツツジが岡展望所


五の山569m到着。


三等三角点
点名:『向山』
標高:568.84m


ツルアリドオシ/蔓蟻通し(アカネ科)
頂上で少し休憩し、往路を戻ります。


ネジキ/捻木(ツツジ科)の花が山全体、いたる所で満開でした。


ネジキの葉先は、確かに少しねじれている感がありました。


また、ピークをひとつづつ越えて下山します。


下山時、アナグマを見ました。こちらに気付かず、何かを
地面から掘り起こしていました。


必至!
・・・私はそ~っと通り過ぎました。


獣避けゲートを抜けて、登山終了。


観音堂に下山。駐車地まで歩き、帰途へ。

☆お天気に誘われ、11年ぶりに、訪れました。
日差しも強く、汗をたくさんかきました。

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植松山ー荒尾山

2023年06月19日 | 山行記

宍粟50名山ファンクラブ登山会にて、
植松山ー荒尾山を縦走しました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.6.18(日)
 植松山ー荒尾山
行程:宍粟市役所P=R29=R429=植松山登山口Pー植松山ー荒尾山ー細尾山ー荒尾山登山口(鳥が乢)=R429=R29=宍粟市役所P
1/25000地形図:『西河内』『安積』
メンバー:登山会にご参加の方々25名・宍粟50名山ガイドクラブ11名


植松山登山口から出発!


沢を渡渉して尾根コースへ


フタリシズカ/二人静(センリョウ科)
☆名の由来は、能の「二人静」に由来しているとのこと。
(「野草の名前」(春編)より)


植松山 1191m登頂!
2年前、真っ赤に塗り替えられた祠は、落ち着いた色合いになっていました。


三等三角点
点名:『植松山』(うえまつやま)
標高:1191m


山頂展望地より、アセビ薮から南峰の眺め


これから向かう、お昼休憩地(矢印)を望む


縦走ルートは平坦な草地もありました。


木の伐採地は開けていて、イヌワラビが草原の様相で広がっています。
展望地にてお昼休憩を取りました。


荒尾山に向かう途中、山上池も見られます。
覆いかぶさる木にはモリアオガエルの卵魂が下がっていました。


四等三角点
点名:『岩野辺』(いわのべ)
標高:1078.64m
☆平成19年に設置された、比較的新しい標石。


荒尾山 1108m 登頂
☆宍粟50名山を2座、縦走出来ました!


細尾山 811m登頂!


四等三角点
点名:『荒尾』(あらお)
標高:811.28m
☆あとはひたすら下るだけ。


ネジキ/捩木(ツツジ科)
『樹皮や葉先がねじれる木』(『葉っぱで見分け五感で楽しむ樹木図鑑』より)
☆帰宅後、図鑑を読むに、葉先もねじれているとは!
今度、注目してみます。


中央、矢印↓に・・ナツツバキ/夏椿 別名/シャラノキ(ツバキ科)
前方を歩いていた方が、木の上を指差して発見して下さいました。
下ばかり向いていては見つけられませんでした。


コガクウツギ/小額空木(アジサイ科)

☆大勢でロング行程を縦走しました。
本来の日程が雨天延期で本日に。
暑いくらいではありましたが、お天気で何よりでした。

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△京見山 △檀特山

2023年06月18日 | 山行記

京見山と檀特山に登りました。(兵庫県姫路市・兵庫県太子町)

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)
*京見山 軌跡


*檀特山 軌跡


2023.6.15(木)
京見山 檀特山
行程:神戸三田IC=中国自動車道=福崎IC=播但道=姫路西ICー京見山登山口Pー白毛山ーとんがり山ー京見山ー登山口ー
檀特山南東登山口Pー檀特山ーP=太子北IC=山陽道=中国道=神戸三田IC
地形図:地形図該当部分
メンバー:山友さん3名+自分


京見山登山口Pに車を停め、出発。


泣き坂峠という鞍部へ到着。
地名の由来が書かれた説明板を読みました。


ヤマハギ/山萩(マメ科)が咲き出していました。


展望地から振り向くと、京見山のピークと檀特山が遥かに
眺望出来ました。




古墳の多い山域とのこと。
周囲が整備され、温存されていました。


展望地から、夢前川(ゆめさきがわ)と、とんがり山を眺望。


NTTアンテナ塔のある、白毛山に登頂。




三角点はありませんでしたが、電電公社時代のマークが刻印された、
標石が埋まっていました。
平坦な広場にて、お昼休憩を取り、憩った後は
とんがり山へ向かいました。


アブラギリ/油桐(トウダイグサ科)に大きな実が成っていました。


曇天下で霞んでいるものの、素晴らしい眺望の山だということが
推し量れました。


山陽本線が眼下に見え、JR貨物列車が走っているのもよく解りました。


眺望しながら、山友さん達に色々な場所を教えていただきました。


トンガリ山 165m 登頂!
ここでも眺望を楽しみ、次はいよいよ京見山を目差します。


ガンピ/雁皮(ジンチョウゲ科)の花が咲き出していました。


京見山 216m 登頂!


三等三角点
点名:『熊見』(くまみ)
標高:215.94m


頂上はパノラマの視界。
俯瞰展望写真が3箇所に設置され、山々や地名がよく解りました。
毎朝登山や、毎日登山として日々足繁く通う方々が多い山とのこと、
登山帳を拝見し、健脚猛者の記録にただただ驚きました。
休憩後は再び駐車地へ下山、車にて檀特山東南登山口へ移動しました。


檀特山東南登山口


この山は、地元の登山会の方々により、登山道整備が行われて
いるとのこと。この日も刈り払いが行われたばかり、ありがたい限りです。


この山の下は、新幹線の線路が突き抜けています。


今日もオオミスジコウガイビルが居りました。
雨後はよく出て来るとのこと。
枝にぐるぐる巻いてみると、即、スルスル逃げました。




檀特山は、周囲、何か所も登山口があるそうです。


檀特山165m登頂!
この山も毎朝登山が盛んに行われており、登山帳には多くの方の
記録が記されていました。


四等三角点
点名:『檀特山』(だんとくさん)
標高:165.07m


噂通り、この山も360度、大変眺望の優れた山でした。
冬の晴れた日などはかなり遠望が利く様です。


先ほど登った山域と対峙。


頂上には聖徳太子が立ったと言われる、大岩がありました。


新幹線の線路もよく望めます。新幹線の通過もばっちり見届けられました。


線路をズーム


ホタルブクロ/蛍袋(キキョウ科)


オオヤマレンゲ/大山蓮華(モクレン科)
美しい花が満開を迎えていました。
*******
頂上で眺望を堪能し、下山へ。

☆檀特山をホームグラウンドとしている三氏に、
京見山と檀特山をご案内いただきました。
長年に渡り、登り続けておられる方々のお話は感慨深く、
楽しい山路でした。
二山とも、また必ず訪れたいと思います。

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法円寺のササユリ

2023年06月18日 | 山行記

大野山の帰途、山友さんの車に追走し、丹波篠山市奥県守の法円寺へ
ササユリを見に行きました。


法円寺山門下の駐車場より、ササユリ/笹百合(ユリ科)が群生する斜面を見上げる


実に、群生するササユリが満開を迎えておりました。


一度にたくさんのササユリを見たのは初めてです。
新聞によると、檀家の方々が、お手入れをされているとのこと。
ササユリは丹波篠山の市花でもあるのですね。

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大野山(猪名川町)〈丹波篠山渓谷の森公園から往復〉

2023年06月14日 | 山行記

猪名川町の大野山へ登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.6.13(火)
大野山(猪名川町)〈丹波篠山渓谷の森公園から往復〉
行程:自宅=R176=小柿=丹波篠山渓谷の森公園Pー大野山ーP=法円寺卍=R176=自宅
1/25000地形図:『福住』
メンバー:山友さん5名+自分


キャンプ場奥の登山口から出発。
木漏れ日が爽やかな植林の中を歩き出しました。


ミヤマカタバミの葉
花は見当たらず・・


雨後で瑞々しい山中・・


短時間で登頂出来るルートだけに、少々急登も経ます。


ピカピカしたカメムシ!? 背中の柄が顔みたいです・・
帰宅して調べるに、「アカスジキンカメムシ」 という
珍しいカメムシの終齢幼虫の様ですが・・・
間違っていたら、ご訂正出願います。


大野山 753m 登頂!


△大野山 登頂。
△三等三角点
点名:柏原(かしわら)
標高:753.49m


何とか眺望も得られました!(東方向)


霞んでいるものの、三田市の山々や市街地も望めました。(西方向)
お昼休憩を取った後は、山々を地図で同定したり・・ゆっくり憩いました。


下山する前に、岩めぐり散策へ。


エゴノキのお花がじゅうたんの様に地面を飾っていました。


友人が見つけた大きなカタツムリ!(100円銀貨比)
銀貨へぬぬ~っと寄って来たので、"コイン怪獣"の擬態かも。


またまた、友人達が何か見つけた様子・・・
何と、大きなサンコタケ/三鈷茸(アカカゴタケ科)(100円銀貨比)
『内側に付いた、黒いタールの様なものは、グレバと呼ばれる
胞子を含んだ粘液状の物質』「比べてわかるキノコ図鑑」より


花立の岩
岩めぐりルートは、文字通り、巨岩が点在しておりました・・


うるし岩とは・・・名の由来が気になります。


ウマスギゴケの群生地にて胞子体が元気に林立しており、壮観でした。


大夫婦岩 (人間比)


腰掛け岩
時間の関係で、巨岩めぐりは途中にて切り上げましたが、
また機会を作って、全部の岩を見に来たいと思いました。
実に多くの巨岩が点在しており、不思議な山容でもあります。
大野山岩めぐりマップ

☆再び往路を下山し、渓谷の森公園Pへ帰着。
雨を覚悟のハイキングでしたが、天気が好転。
山友さん達と和やか&爽やかな山歩きを楽しむことが出来ました。


タゴガエル
下山時、足元にぴょんと。

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散歩

2023年06月13日 | 日々

最近、朝の散歩で写した物です。


ムシトリナデシコ/虫取り撫子(ナデシコ科)
『葉の下の茎に粘液を出し、下から登る虫を通せんぼする・・』
『茎を登ってきた虫は、"磔(はりつけ)"の刑にあう。』
(「野草の名前」夏編 より)
☆毎朝、散歩の度に、観察するのですが、虫が貼りついた状態が
なかなか見られません・・・


コモチマンネングサ/子持ち万年草(ベンケイソウ科)
☆むしろ、この花に小さな蟻がたかっています。(右の花)


ヒナキキョウソウ/雛桔梗草(キキョウ科)
キキョウソウ、ヒナキキョウ、ヒナキキョウソウ と、三種あり、
ややこしいですが、図鑑で見るとそれぞれ違いが判りました。


アスファルトにひもの様なミミズの様なものが這っていました。


頭部拡大。オオミスジコウガイビルという、プラナリア生物の
仲間とのこと。
ナメクジやカタツムリを捕食するらしい。

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散策

2023年06月13日 | 山行記

三田市の母子(もうし)大池周辺を散策しました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.6.4(日)
 母子大池周辺散歩


母子大池の休憩舎から池を望む


タツナミソウ(シソ科)


杉林の林床に真っ赤な小さなキノコ・・
アカヌマベニタケ?でしょうか??


トウゴクシソバタツナミ(シソ科)
群生していました。


母子大池の水はいつもきれいです。


今日は途中から勝合谷池へ向けて歩きました。


池の堰堤が見えて来た・・


勝合谷池の水面も澄み渡っていました。


いつかこの池も一周してみたいです。


母子取水場の建物?


ガマズミ(レンプクソウ科)の花


コアジサイ(アジサイ科)


ナツグミ(グミ科)?
熟した赤い実を一粒、失敬すると、とても甘かったです。

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サラサドウダン

2023年06月11日 | 山行記

けんこう登山会の帰途、ちくさクリンソウ園の入り口にて、
サラサドウダン(ツツジ科)のお花見をしました。


今年初のサラサドウダン
やはりとても美しいですね・・・
青空の下に見ると、清楚な清々しさが際立って・・


虫が・・


夢中に顔を突っ込んでいますが、
蜜も素晴らしいのでしょう・・


ラプンツェルのランタンの様!

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第9回 岡山・兵庫県境交流けんこう登山会 (若杉天然林~三国平~天児屋山~三国平~若杉天然林)

2023年06月11日 | 山行記

第9回岡山・兵庫県境交流けんこう登山会に参加しました。

GPS軌跡


2023.6.3(土)
第9回岡山・兵庫県境交流けんこう登山会
行程:神戸三田IC=山崎IC=R29=R429=県道72号線=峰越峠(みそぎ峠)=若杉天然林Pー若杉峠ー三国平ー天児屋山ー三国平ー峰越峠ー若杉天然林P
=~~往路に同じ~~神戸三田IC
地図:岡山・兵庫 県境縦走路 ガイドマップ
1/25000地形図:『西河内』
メンバー:登山会参加者
案内フライヤー
けんこう登山会とは・・
兵庫・岡山県境のまち(兵庫県宍粟市、岡山県美作市・西粟倉村)が県境の山々を
巡る登山を通じて交流を深めるため、2012年より実施してきた交流登山会です。
「県交流」&「健康」を兼ね、「けんこう登山会」と名付いたそうです。


若杉天然林から大勢で出発。


ナナカマド(バラ科)の花が満開でした。


ヤブデマリ(レンプクソウ科)
☆『装飾花がつき、ガクアジサイ類に似るが別の仲間』
(樹木図鑑より)
ガクアジサイ、ヤマアジサイ、ノリウツギ、コアジサイ
などは皆、(アジサイ科)ですが、これは違うのですね・・


カキドオシ(シソ科)
雨後であり、せせらぎ沿いの登山道では、色々な植物が
見られました。


「森林浴の森日本100選 若杉天然林」の看板


木々の新緑、水を含んだコケも活き活きで、身体まで緑色に染まります。


皆で和気あいあいと進みます。




タニギキョウ(キキョウ科)


キイロスッポンタケ(スッポンタケ科)
図鑑では見ていたものの、初めて目の当たりにしました!


頭頂部には孔(あな)が開いています。
☆変な臭いがしますが、これはハエなどを呼び寄せ、胞子を
運ばせる為、とのこと。


木道




若杉峠のおじぞうさん


展望地からくらます(中央の山)を望む


コハクウンボク(エゴノキ科)の木が散見されます。


岡山・鳥取・兵庫の三県境の分岐に来ました。
ここはお馴染み、三国平への宍粟50名山ルートでもあります。


江浪(えなみ)峠のおじぞうさん
1月の雪山以来です・・


三国平登山口(江浪峠登山口)から三国平へ向かいます。


三国平 1128m 到着。
まだお昼には早く、天児屋山(てんごやさん)方向へ進みます。


三国平以降は笹薮を進みます。


カラマツの丘(展望地)で、笹薮に埋もれながら、全員でお昼休憩を取りました。
休憩後は、天児屋山へアタックするグループ、下山へ向かうグループに
分かれました。


私は天児屋山へ向かうグループに入り、薮漕ぎをしながら進みました。
(上の写真はカラマツの立ち枯れ)


三等三角点
点名:『中江』(なかえ)
標高:1244.62m


1月以来の登頂でした。頂上付近のみ、刈り込んであり、
眺望が楽しめました。


快晴の下、後山もくっきり!


鳥取の山々も・・・
名残惜しい頂上を後に、往路を戻ります。


薮漕ぎもまた楽し、でした。


往路は3県分岐を峰越峠(みそぎとうげ)へ進み、
三国平登山口へ(峰越峠側登山口)へ無事、下山。
ここからは車道を歩き、若杉天然林まで戻ります。


車道の道すがら、湿地に繁殖していたクリンソウ(サクラソウ科)


?これは・・・


ゴマギ/ゴマキ(ガマズミ科)の花でしょうか。
葉を匂わなかったのが残念。
☆無事に若杉天然林まで帰着し、解散となりました。

一年ぶりのけんこう登山会・・・
いつもお会いする方々、懐かしい方々、大勢で和やかに県境を渡り歩く、
この登山会が、私はとても好きです。
また来年、新緑の県境を歩く日を楽しみにしています。

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大野山(おおやさん)(猪名川町)(篠山渓谷の森公園から往復)

2023年06月02日 | 山行記

猪名川町の大野山(おおやさん)に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.6.1(木)
行程:(往復)自宅=R176=小柿=後川=丹波篠山渓谷の森公園Pー大野山
1/25000地形図:『福住』
昭文社 山と高原地図:『北摂・京都西山』
メンバー:単独


初めて訪れた渓谷の森公園
エントランスや駐車場ではヤマボウシ:山法師(ミズキ科)が満開でした。


マタタビ:木天蓼(マタタビ科)の葉が白くなっています。
花期が来ると、この様に白くなります。
(「半夏生:ハンゲショウ」というドクダミ科の葉も白く
変化することから、「マタタビの葉がハンゲショウしてる・・」
と、喩えて言うことがあるそうです。)


マタタビの花の蕾


足元にはミミナグサ:耳菜草(ナデシコ科)
似ているものに、オランダミミナグサという外来種もあります。


エントランスで駐車場受付をした際、キャンプ場奥のPを案内いただきました。
過日のカナディアン大磯と同じく、駐車場代は500円。


道標からしばらくは、渓谷に沿って杉林を歩きます。


数回、沢を渡ります。


急斜面にはロープ、道標も完備で迷うことなく歩きやすいコースでした。


頂上近くでシマヘビが横切りました。


トノサマガエルも居りました。


駐車場に到達。目の前には天文台が。
5年目、老母と長男と遊びに来た時の事が思い出されました。


北摂里山博物館のひとつです。


取りあえず頂上へ向かいます。
賑やかな看板が設置されたゲートの隙間から入ります。


△大野山 登頂。
△三等三角点
点名:柏原(かしわら)
標高:753.49m


西方向


南方向 
双眼鏡で隅々を眺望。三田市の詳細もよく解りました。


東方向


頂上付近、サワフタギ:沢蓋木(ハイノキ科)の花


足元にはキランソウ:金瘡小草(シソ科)
『キランソウの「キ」は金、「ラン」は瘡、
「ソウ」は小草と書く。これは漢名。・・・(中略)
花色は紫である。それでまず「紫欄草(シランソウ)」
と名づけられたのではないかと考える。
シランソウがなまって、「キランソウ」に変化し、
中国名の「金瘡小草」という漢字を当てたと思う。』
(『野草の名前(春編)』より)
☆植物の名付けについては様々な故事来歴があるものですね・・
360度眺望を堪能し、再び往路を戻ります。


ウバユリ:姥百合(ユリ科)
☆杉の林床に大きな葉。帰宅して調べてみると、ウバユリの葉でした。


コアジサイ:小紫陽花 (アジサイ科)
色彩の乏しい杉林で、細かな白い花が最盛期を迎えていました。


駐車地に戻り、無事に下山。
周辺はエゴノキの花がたわわでした。


ヒメウツギ:姫空木(ユキノシタ科)
☆里でも山でも・・至る所で満開を迎えています。


ジャケツイバラ:蛇結茨(マメ科)の花
☆斜面の木々に太いツルが広範囲で巻き付き、
黄色い花が最盛期を迎えていました。


コアジサイ:小紫陽花(アジサイ科)
先ほどのコアジサイは花が白かったですが、こちらのは花は
薄紫色でした。


薄紫色のコアジサイ
☆渓谷の森公園を後にして、往路を三田へ帰ります。


イボタノキ:水蝋の木(モクセイ科)
☆帰途、山の法面に咲いていた白い花、近付くと強い芳香がありました。


ハコネウツギ:箱根空木(スイカズラ科)
☆白-薄いピンクー濃いピンクへと、徐々に色付いて行く様ですが、
移り変わりがきれいなグラデーションですね・・・

☆午後から雨天の予報。
お昼までに下山したいと、渓谷の森公園から登ったルートは
とても歩き易い良いコースでした。

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△氷ノ山(坂ノ谷登山口ー三ノ丸ー氷ノ山山頂ー大段ヶ平登山口)

2023年06月01日 | 山行記

しそう森林王国主催 ふれあい登山にて氷ノ山に登りました。

GPS軌跡(2回クリックで2度拡大されます。)


2023.5.28(日)
氷ノ山(坂ノ谷登山口ー三ノ丸ー氷ノ山山頂ー大段ヶ平登山口縦走)
行程:宍粟市役所P=R29=氷ノ山坂ノ谷登山口ー氷ノ山三ノ丸ー氷ノ山山頂ー大段ヶ平登山口=横行林道=R29=宍粟市役所P
1/25000地形図:『氷ノ山』『戸倉峠』
メンバー:登山会参加者29名・宍粟50名山ガイドクラブ


坂ノ谷登山口から出発


ブナ原生林に入ります。


熊の大杉ポイントを通過


クルマバソウ:車葉草(アカネ科)


タニギキョウ:谷桔梗(キキョウ科)


ブナの板根(ばんこん)
木の根が地上に出て肥大し、樹木を支えている役目を果たしている状態を
板根と呼ぶそうです。クラブの先輩に教えていただき、初めて知った言葉でした。



 
ツクバネソウ:衝羽根草(ユリ科)


ツクバネソウを接写してみる


エンレイソウ:延齢草(シュロソウ科)


ニョイスミレ:如意菫(スミレ科)
※ピンボケで見苦しく済みません。群生していてきれいだったので・・


「見返りの丘」ポイントから。後ろを振り返ると、宍粟の山々が眺望出来る
場所ですが、今日は霞んでおり、藤無山がかろうじて解りました。


三ノ丸避難小屋


氷ノ山三ノ丸 1464m
ここでお昼休憩を取りました。


英気を養い、一路山頂を目指して出発。


後に下山する尾根を眺望。小さく避難小屋も見えました。


マルバマンサク:丸葉満作(マンサク科)
秋にはまっ黄色に紅葉する樹木。


ハウチワカエデ:羽団扇楓(別名メイゲツカエデ:名月楓)
『ブナ林に生える代表的なカエデで、大きくて丸い葉を
うちわに例えたことが名の由来。』(「紅葉ハンドブック」より)


ユキザサ:雪笹(クサスギカズラ科)
『花が咲いた姿は粉雪がついている様に見え、葉は笹の葉に
似ていることから名付けられた』(「野草の名前/春編」より)
☆確かに葉は笹に似ていますが、笹の仲間では無いのですね・・


氷ノ山山頂 登頂
今日は氷ノ山の山開きで、神事が執り行われていました。
登山者達は周囲を取り囲む様に参列。我々も参加しました。


△一等三角点
標高:1509.77m
点名:「氷ノ山」(ひょうのやま)
☆三角点の台座が、神事関係の荷物置き場になっていました。


曇天ぎみではありましたが、鳥取方面の山々も良く見渡せました。
神事も滞りなく終了し、大段ヶ平(おおだんがなる)目指して下山開始。


木道の脇にコミヤマカタバミ:小深山傍食(カタバミ科)


雨が降らなくてよかった・・


ギンリョウソウ:銀竜草(ツツジ科)
下山路の脇に、次々現れたギンリョウソウ、いづれもすくっと
立ち上がっており小さい植物ながら、壮観でした。


大段ヶ平(おおだんがなる)登山口へ無事、下山。


ナナカマド:七竈(バラ科)の花が咲き始めていました。


ミズキ:水木(ミズキ科)の花が満開を迎えていました。

☆心配していた雨も降らず、新緑の氷ノ山縦走を楽しみました。
解散後、伊沢の里♨で汗を流していると・・・
登山会に参加された方が次々に入って来られました。
露天風呂では輪になり、和やかにおしゃべり。
これぞまさに"ふれあい登山"

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