野へ山へ

2004年~

植物

2019年05月31日 | 日々

今月、近所で撮った植物です。


ヤセウツボ(ハマウツボ科)
寄生植物で、この場所ではシロツメクサに寄生している様です。
機会があれば詳しいことが知りたいと思っている植物です。


ミチバタナデシコ(ナデシコ科)
小さくて見過ごされてしまうほどですが、花はとても可愛く、
思わず毎春撮っています。


ユウゲショウ(アカバナ科)
今年は咲き年(成り年)なのか、特に至る所で目にする気がします。


ノイバラ(バラ科)


タチバナモドキ(ピラカンサ)(バラ科)
満開の花は清楚な趣で、オレンジ色の実がぎっしり付いた秋の様子と相反します。


タチバナモドキの枝


キショウブ(アヤメ科)


イタチハギ(マメ科)
たくさんの太い茶色い花穂に気付いたのは去年が初めてでした。
ちょっと異様な感じでしたが、今年は去年より花穂が小さいです。

去年のイタチハギ(クリックで拡大されます。)




フランスギク(キク科)


クララ(マメ科)


オオキンケイギク(キク科)


セイヨウヒキヨモギ(ハマウツボ科)


帰化植物で、「河原や道端に生える、寄生植物」ということが解りました。
その通り、川沿いの道端で見かけました。


エゴノキ(エゴノキ科)の花


ウツギ(ユキノシタ科)


ウツギ接写


スイカズラ(スイカズラ科)
スイカズラには白と黄色の二種あると思っていましたが、
白色から黄色に変わることを、昨年知りました。

☆野に目立っている花の多くは帰化植物で、いづれも逞しい限りです。
それでも気候や様々な要因から、年毎に種の盛衰はあり、植生に変化を感じます。

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△空山

2019年05月30日 | 山行記

調査・整備登山で△空山(そらやま)に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)



△空山登山口 (池田林道側)から正規ルートを辿り、山頂へ。


△空山 901mと平成之大馬鹿門(へいせいのおおばかもん)


ナツツバキ(ツバキ科)の株立ちが、以前より更に高く伸びていました。
まだ花は見当たらず。


△三等三角点
点名:『空山』(そらやま)
標高:900.85m

(平成之大馬鹿門の四つの石に刻まれた漢数字)

下段から・・「千」


「九九九」




一番上が「九九六」


☆トランクの中には、タイル状の石が入っていました。
これらは確か、おごしき山の大馬鹿門の台座に使われていた石と
同じに思われましたが・・・
※今、ふと気づいたことですが、おごしき大馬鹿門に刻まれた「一~五」までの漢数字は、
山の「ご」か、おしき山の「ご」にちなんだものでしょうか。
そして空山大馬鹿門の「九九六~千」は、千種にちなんだ「千」までのナンバリングと
洒落たのでしょうか・・、あるいは単なる偶然か。作者の思惑は如何に、です。
***
山頂でお昼休憩にはまだ早かったので、さらにルートを進みました。


視界が開けた場所からは後山山塊が一望出来ました。


突然、檜林の中に巨岩二つがごろんと点在しています。
小さな看板に「宇宙からの贈り物」とあります。


四等三角点
点名:『大谷』(おおたに)
標高:680.67m
☆ここの展望地でお昼休憩を取りました。


お腹も満たされ、下山地まであと少し。
爽やかな自然林の中を歩きます。下方にはもう県道が見えていました。


△空山登山口(魚町公園側)へ無事、下山。


石のオブジェがクマムシに見えました。


(△空山登山で写した植物、他)


タニギキョウ(キキョウ科)


チゴユリ(ユリ科)


フタリシズカ(センリョウ科)


ツルアリドオシ(アカネ科)


スラグ


サジガンクビソウ(キク科)のロゼット


フデリンドウ(リンドウ科)


きれいな模様のイモムシは何の蝶の幼虫ですか。
⇒シロシタホタルガ という蛾の幼虫と解りました。
幼虫の姿はカラフルでポップなデザインですが、
蛾(成虫)の姿は実にシックで大人デザインなのですね。


横から。

2019.5.19(日)
 △空山
行程:国見の森公園=(県道72号線経由)魚町公園P(車デポ)=△空山登山口(林道池田線側P)-△空山ードングリの道分岐ー△空山登山口(魚町公園側)-魚町公園P=△空山登山口(池田線側)
   =千種クリンソウ園=~~往路に同じ~~=国見の森公園
地図:宍粟50名山ルートマップ『30空山
1/25000地形図:『西河内』
メンバー:宍粟50名山ガイドクラブ 整備調査班5班
☆正規ルートを辿り、登山ルートの見廻りをしました。
荒れた場所や倒木などは皆無で、調査も滞りなく終了しました。


帰りに寄った千種クリンソウ園は大勢の人が訪れ、
お花も最盛期を迎えていました。

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ひとはくセミナー コケ植物観察講座 「コケに棲むクマムシを探す」 受講

2019年05月29日 | 日々

兵庫県立人と自然の博物館 ひとはくセミナー コケ植物観察講座 「コケに棲むクマムシを探す」を受講しました。


まずは受講室に集まり、講師の秋山先生より講座の
説明を受けました。
次に屋外にて色々な場所のコケを採取しました。


芝生のエダツヤゴケを採取


地衣類も採取


コンクリート階段に付いているのは地衣類のダイダイゴケ 


木肌にペタッと貼り付いているのは、カラヤスデゴケ


腐敗したベンチには何種類ものコケがあり、採取ポイントらしいです。

採取したコケを実験室に持ち帰りました。
水の入ったシャーレにコケを入れ、大小のピンセットで細かくほぐし、
そのまま昼食の1時間放置。
午後に電子顕微鏡でシャーレを覗いてみました。
肉眼ではただの『コケの浮いた水』ですが、倍率を上げると、
色々な微生物が見えました。


トビムシのスケッチ (顕微鏡を覗きながら描きました。下手でお恥ずかしいです。)
中でも、元気よく飛び廻っているのは、トビムシという微生物です。
特に二本の触角?を終始ピコピコと活発に動かしているのが面白かったです。
あとはダニの仲間やセンチュウの様な微生物や・・・


クマムシ スケッチ
そしてこれが今般、探し求めていたクマムシです。
こんな下手なスケッチでは実物の想像が付かないと思いますが、
見た時の感動は見た人でないと分からないと思います。
もこもこと元気に動くさまは人間の赤ちゃん、そして微小な生き物なのに、
ちゃんと爪があるのが、「クマ」ムシの名の所以なのでしょうか・・
乾燥しておくと何十年も眠った状態で生き続ける、強い生き物とのこと。
肉眼ではほぼ、見えません。

(深田公園で写したその他の植物)

ニワゼキショウ(アヤメ科)
今が盛りの野の草花です。秋山先生の好きなお花だそうです。


ハルジオン(キク科)
家の近所で見かけるハルジオンよりも大ぶりでした。


ジシバリ(キク科)


キキョウソウ(キキョウ科)

2019.5.18(土)
🔍 ひとはくセミナー コケ植物観察講座 「コケに棲むクマムシを探す」 受講
☆ひとはくセミナーのコケ植物観察講座を一年ぶりに受講しました。
今回は「クマムシ」という生物をコケの中に見つける、という
とてもわくわくする観察でした。
肉眼では何も見えないコケの内部には実に色々な生物が棲息しており、
倍率の高い顕微鏡で覗く世界は計り知れない不思議な楽しさでした。
「人間の身体にも色々な虫が住んでいるのです、顔にはダニが付いていて、
皮膚を守っているし・・・」(秋山先生)
肉眼では見えないだけで、人体の内外には色々な微生物や菌が共生しているのですね。

(本日の講座で登場したコケ・地衣類)
スナゴケ ジャゴケ スギゴケ ツノゴケ コツボゴケ エダツヤゴケ ハイゴケ カラヤスデゴケ フルノコゴケ コゴメタチヒダゴケ
ウメノキゴケ ロウソクゴケ ダイダイゴケ


深田公園

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△高取山

2019年05月29日 | 山行記

宍粟50名山 女性限定ハイキング『高取山』に参加し、
△高取山に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)




△高取山登山口(篳篥神社側)


△高取山 490m






△高取山 登山口 (石作神社側)へ無事、下山。

2019.5.15(水)
 △高取山(宍粟市) 宍粟50名山 女性限定ハイキング(地図を読みながら高取山へ登ろう)
行程:ひじり山駐車場(集合地)-篳篥神社(登山口)-愛宕神社ー深呼吸の広場ー石作神社出合
   ーツツジの広場ー△高取山ー初日の出展望所ー△高取山ー石作神社出合ー石作神社登山口ー
  (舗装道)-篳篥神社(登山口)
地図:宍粟50名山ルートマップ『46高取山』・高取山周辺地形図・宍粟市観光地図(広域)
1/25000地形図:『安志』『山崎』
メンバー:ハイキングにご参加の方々 ・ 宍粟50名山ガイドクラブ

☆地形図とプレートコンパス(方位磁針)を使い、△高取山へ登りながら、
読図の基礎を学びました。
アナログな方法とは言え、読図は登山に不可欠です。
現在地の確認、等高線の読み方、進む方向を定めるコンパスの使用法他、
初心に戻って地図と向き合いました。
山々の同定はもちろん、家島諸島や大阪湾方面まで見渡せ、
地図で広域までを捉えられたことは幸いでした。
参加者同士の交流も楽しく、意義あるハイキングの一日でした。

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△三郡山

2019年05月13日 | 山行記

調査・整備登山で△三郡山に登りました。(宍粟市)

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)



△三郡山 登山口② の登山口標柱が亡失しており、
急きょ、標識を設置しました。
林道作業の関係で撤去されたのか、不明です。周辺をくまなく探しましたがどこにも見当たらず。
ひょっとして、登山口標柱マニアが抜いて行ったのでしょうか。


2018年1月 の写真 在りし日の姿

気を取り直し、正規ルートに沿って△奥組山(おぐみやま)へ進みました。


△四等三角点
点名:『朝来』(あさこ)
標高:845.59m


△奥組山からの眺望


三角点の近くにある落葉松の若い木 若葉が麻の葉模様の様できれいでした。
若葉はとても柔らかく、触っても全く痛くないのですね。


自然林の尾根を進みます。


△黒原山 977.5m


△二等三角点
点名:『神子畑』(みこばた)
標高:977.48m
さらに快適な尾根道を進み・・


△三郡山 950m 登頂
すぐ右手の尾根にある展望地へ。


展望地より、△藤無山を眺望。右に視線を移すと、木々の間から△銅山、遥かに△氷ノ山も
眺望出来ました。お昼を食べた後、腹ごなしに三角点を観に行きました。






△四等三角点
点名:『間歩谷』(まぶだに)
標高:967.24m


☆平成16年に選点、設置されている三角点なので、
私の持っている平成13年度測量の1/25,000地形図「神子畑」には表記されていませんでした。

再び展望地へ戻り、周回ルートへ進みます。


この設備の正体な何なのでしょうか。三郡山に登る度、不思議に思います。
尾根に数か所設置されており、常に水が溜まっています。
深さは1mくらい。(前に棒を入れてみました。)

同班の先輩の計らいで、△明神山(めいしんやま)へ寄っていただきました。




△明神山(めいしんやま)
△四等三角点
点名:『明神山』(みょうじんやま)
標高:791.21m
☆初めての登頂で、嬉しかったです。
点名は「みょうじんやま」ですが、山名は「めいしんやま」というのですね。

境界分岐からは一旦、ロングコースを下り、再び登り返して分岐へ戻り、ショートコースで下山しました。




△三郡山 登山口①へ下山。

2109.5.12(日)
△三郡山(宍粟別撰5山)
行程:神戸三田IC=(中国自動車道)=山崎IC=国見の森公園=R29=県道6号線=R429=
黒原=△三郡山 登山口②付近のP-△奥組山ー△黒原山ー△三郡山ー展望地ー四等三角点『間歩谷』-展望地ー△三郡山ー境界線分岐ー△明神山
ー分岐ー(ロングコース)-分岐ー(ショートコース)-登山口①-駐車地=国見の森公園=~~往路に同じ~~神戸三田IC
地図:1/25000地形;「神子畑」(みこばた)「大屋市場」(おおやいちば)
ルートマップ:宍粟別撰5山『三郡山』(クリック後、さらにワイドビューをクリックすると拡大されます。)
メンバー:宍粟50名山ガイドクラブ 調査班5班
☆調査・整備登山で△三郡山に登りました。
お天気も良く、登山道に支障も無く、爽やかに周回登山が出来ました。
今般は、明神山(めいしんやま)へまで足を延ばさせていただき、
光栄なことでした。

(植物他)


ヤマコゴミ


チゴユリ(イヌサフラン科)


ヤマジノホトトギス(ユリ科)芽生え


ツルリンドウ(リンドウ科)


フタリシズカ(センリョウ科)
☆ヒトリシズカとフタリシズカは葉の付き方で見分ける・・
毎春、教えていただいても一年経つと忘れ・・・今回こそ覚えておこうと思います。


ゴマキ(レンプクソウ科)の若葉が地面から出ていました。
葉を揉んで香ってみると、とても芳ばしい煎りたての胡麻の香りでした。
炒めて食べたら美味しそうですが、食用ではないそうです。

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△後山山塊縦走 (△笛石山ー△後山ー△長義山)

2019年05月10日 | 山行記
△後山山塊を縦走しました。(松ノ木公園ー△笛石山ー△後山ー△長義山ー峰越峠)

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)



△笛石山登山口


沢に架かる橋


△笛石山 895m
△三等三角点
点名:『笛石』(ふえいし)
標高:894.46m
☆「猫石」を割愛したのは遺憾でした。大変好きな展望ポイントなのですが・・・


県境尾根、上乢への分岐を通り過ぎ・・


道仙寺奥の院 拝見処
☆二年前の調査登山の折、同じ整備班だったTさん(棟梁)から、『親父が建立した寺・・』
と、お話をお聴きしたことを思い出しました。


△後山 1345m
△三等三角点
点名:『後山』(うしろやま)
標高:133.36m
☆昨日、山開きが終わったばかりの後山です。昨日は多くの方々で山頂が埋められたのでしょう・・


後山山頂から、△氷ノ山、△三室山の眺望
兵庫県の標高一位(氷ノ山)、二位(三室山)、三位(後山)が見渡せる贅沢さを感じます。


小休止を終え、行く手の△駒の尾方面を眺めます。
矢印の所に駒ノ尾避難小屋が見えました。


△船木山 1334m


左手に△日名倉山の雄姿を眺望。
ベルピールまではっきりと見えました。


中央ピークが△駒の尾山
☆晴天の下、爽やかな稜線歩きは気持ちよく、駒の尾も徐々に近づいて来ました。


△三等三角点
点名:『粟倉』(あわくら)
標高:1235.08m
☆登山道の脇にある標柱ですが、うっかりすると見過ごしてしまいそうです・・


△鍋ヶ谷山(なべがたにやま)1253m
 

△駒の尾山 1280.5m 登頂


△二等三角点
点名:『大茅』(おおがや)
標高:1280.47m
☆駒の尾山からも360度の眺望が得られました。
本当に良いお天気で縦走日和でした!


今度は来た道を振り返ります。
もう△後山(最奥)が遠くになりました。


△ダルガ峰 1163m  登頂
☆大海里山を巻くことになり、遺憾!

お昼休憩は、新緑と鳥の声に囲まれて、至福の時間です・・


鳥取県側の山々が少し霞んでいますが、眺望出来ました。
最奥は△東山(とうせん)でしょうか。


ちくさスキー場リフトトップ
この冬、スノーシュー登山で訪れた折は、多くのボーダーさん達の滑降雄姿に
見とれました・・
あの雪はどこに行ったのでしょうか・・季節の移り変わりを目の当りにしました。


△長義山(なぎさん) 1106m
☆やっと本日の最終ピークである、△長義山に到達。


△三等三角点
点名:『森上』(もりうえ)
標高:1105.39m


△長義山登山口へはダダっと下りればすぐ、なのですが・・
最終地点は峰越峠(みそぎとうげ)、ここから最後の登りを経ます。


△長義山 峰越峠側登山口へ無事にゴール!


道路を横断し、駐車地(三国平登山口横)へ。
同行の方々はデポ車に乗って帰途へ、
我々はデポ自転車に乗って松ノ木公園へ。


大窯の滝に寄りました。


天児屋川の流れと新緑に見とれました・・
自転車は道のりを線で繋ぐのが良いですね・・
いつもは車でさーっと通り過ぎる風景も、新鮮に感じました。


松ノ木公園へ到着。

2019.5.5(日)
 △後山山塊縦走 (△笛石山ー△後山ー△長義山)
行程:神戸三田IC=(中国自動車道)=山崎IC=R29=R429=県道若狭下三河線=峰越峠(みそぎとうげ):自転車デポ
   =松ノ木公園P-△笛石山ー△後山ー△船木山ー△駒の尾山ー△ダルガ峰ー△長義山ー峰越峠=(自転車)=県道若狭下三河線=松ノ木公園P
   =R429=R29=山崎IC=神戸三田IC
1/25000地形図:『西河内』
地図:宍粟50名山ルートマップ
   『笛石山』『後山』『船木山』『ダルガ峰』『長義山
メンバー:Iさんご夫妻・夫・自分
☆2年前の11月、△赤谷山で偶然出会ったご近所のIさんご夫婦と、
再びご一緒する機会を得ました。
好天の下、足並み揃ったパーティーは予想以上の速さで峰越峠へ到着。
大展望の稜線を風の様に歩き抜いた、楽しい縦走でした。

(植物他)

シャクナゲ(ツツジ科)


ホソバトウゲシバ(ヒカゲノカズラ科)


タムシバ(モクレン科)


オオカメノキ(レンプクソウ科)


マンネンスギ(ヒカゲノカズラ科)


ショウジョウバカマ(ユリ科)


オオイタヤメイゲツ(カエデ科)





キケマン(ケシ科)

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△白山

2019年05月09日 | 山行記

△白山に登りました。(別当出合から往復)

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)



市ノ瀬ビジターセンター


登山届けを出しました。


別当出合の駐車場に車を停めて出発。


登山道の雪は締まって歩きやすく、最初はアイゼン無しでもOKでした。


中飯場でアイゼンを着けました。


風も無く晴天。止まると寒い程度の気温。


芽も吹いていない木々・・見通しが良いです。


甚之助避難小屋はまだ半分埋まり、二階の入り口から出入りする状況。




十二曲がりの急な登りは積雪時の方が登り易いですね。


前方、後方の絶景を堪能しながら登りました。


黒ボコ岩と後方に△別山


五葉坂のだだっ広い雪原。


室堂ビジターセンター 前面


ビジターセンター 裏玄関 5/1に小屋開きしたばかりで、除雪の跡が初々しい感じでした。


白山奥宮祈祷殿 
まだ半分埋まっています。左後方は△御前峰


振り返ると下方に室堂、別山の雄姿。


白山比咩神(しらやまひめじんじゃ)奥宮


△白山御前峰 (白山頂上)2702.2m
△一等三角点
点名:「白山」(はくさん)
標高:2702.14m


頂上からの眺望 微かに池が解ります。


矢印をズーム 
雪上でも、すでにクリスタル色の池・・


霞の彼方に北アルプスの峰々も遠望出来ました。
ずっと山頂に居たい気分でしたが、下山。


また室堂を経て往路を戻ります。


これから登る登山者達、室堂泊りでしょうか・・


雄大な△別山を見納めます。


別当の吊橋を渡れば今日の山行は終了。


雪が残る市ノ瀬ではまだ桜が満開。

2019.5.3(金)
 △白山
行程:(往復)三田西IC=(舞鶴自動車道)=(北陸自動車道)=福井北IC=R416=R157=市ノ瀬=別当出合
   -(砂防新道)-甚之助避難小屋ー黒ボコ岩ー室堂ビジターセンターー御前峰
地図:昭文社 山と高原地図『白山 荒島岳』
メンバー:夫・自分
☆天気を見計らい、△白山に向かいました。
約二年ぶりの白山、まだ残雪は深く、花咲乱れる季節はもう少し先の様子。
今回は伸び伸びと春の雪山を愉しみました。
来月辺り、花を見に行きたいと思っている次第です。

(植物他)

ミヤマキケマン(ケシ科)


フキノトウ(キク科)


エンレイソウ(ユリ科)


タカラダニ 
☆全身真っ赤のとてもきれいなダニです。


マンサク(マンサク科)

*******************
追記・・・
帰途、市ノ瀬休憩所に寄りました。まだ出来立ての施設です。








デッキチェアから観えたのは△白山の峰々。
さっき居たばかりの山頂がもうあんなに遠く・・

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植物他

2019年05月07日 | 日々

木は新緑、足元には色々な花が目立つようになりました。
近所の散歩道や公園で写した写真です。(4月末~最近)

(有馬富士公園)

福島大池
☆老母の散歩を兼ねて福島大池の周囲を歩きました。

(樹木)

ガマズミ(レンプクソウ科)
☆公園入口で。


ガマズミ(レンプクソウ科)
☆池の畔で。


ガマズミ(レンプクソウ科)
☆手に届く枝をやっと接写しました。


シャクナゲ(ツツジ科)


ヒメウツギ(ユキノシタ科)
☆園内の植え込みで低木の白い花が目に付きました。
葉に鋸歯があり、ヒメウツギでは?思うのですが。


オオデマリ(スイカズラ科)
☆去年は盛りに間に合いませんでしたが、今年はちょうどでした。


アルバアオダモ(モクセイ科)
☆この花も公園の至るところで最盛期を迎えていました。
木いっぱいに咲いた繊細な花びらが遠目からもきれいです。


アキグミ(グミ科)の花
☆手持ちの図鑑2冊ともに掲載が無く、??でしたが、
やっと解りました。葉の表面が麟状毛というボツボツした毛に覆われています。

(草花)

ノジスミレ(スミレ科)?


スミレ(スミレ科)
☆葉が細い


スミレ(スミレ科)
☆ほぼ白い花


スミレ(スミレ科)


ミヤマママコナ(ハマウツボ科)?


茎と葉


カキドオシ(シソ科)


ハルジオン(春紫苑)(キク科)
☆つぼみの時に下に垂れるのがハルジオン、つぼみが垂れないのがヒメジョオン(姫女苑)と、
覚えていても毎春、忘れて「これはどっちだっけ??」となります。


ギシギシ(タデ科)


ウツボグサ(シソ科)?


コメツブツメクサ(マメ科)

(虫、他)

クマバチ
☆いつも思いますが、黄色いモコモコのベストを着ている様に見えます。


フトベニスジヒメシャク
☆カキドオシの葉の上に乗った、2.5cmくらいの蛾


何かの繭(まゆ)が下がっていました。


蛾の繭(まゆ)でしょうか、これは底に排水穴の無いタイプでした。


何の幼虫か、ヒモ状にまとまって下がっていました。
指でつついても微動だにせず。

(近所)

スズランスイセン/スノーフレーク(ヒガンバナ科)於;土手
☆昔、実家の庭に植わっており、母が毎春、開花を楽しんでいた花です。
自生しているのを見たのは初めてでしたが、調べると「野生化している帰化植物」
とのこと。ヒガンバナ科というのもこの程初めて知りました。

 
ツリガネズイセン(キジカクシ科/ユリ科)於:堤防
☆繁る雑草の中に、一輪だけの紫色の花が目に付きました。
よく通る場所なのですが、去年までは気付きませんでした。
同じ所に昨年見た、マンテマ(ナデシコ科)という花が今年は見当たりません。

  
マツバウンラン(オオバコ科)
☆新しいショッピングモールの植え込みに紛れて咲いていました。


植物の世界も知らないうちに変化していることを感じます。
いずれにしても、野で切磋琢磨、しのぎを削っているのは帰化植物が多く、
外来種の逞しさを感じずにはおれません。


福島大池から流水する滝

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△藤無山ー△銅山分岐 縦走

2019年05月01日 | 山行記

△藤無山ー△銅山分岐 を周回縦走しました。(志倉から周回)


GPS軌跡(クリックで拡大されます。)



林道樅木志倉線の駐車地に車を停め、登山口を目指して林道を歩きました。


途中の分岐標識 (左:谷コース 右:尾根コース)
今日は時計回りに左、谷コースへ進みます。


新緑と朝の冷気で気持ち良い山中でした。


左に一山(ひとつやま)が見え始めました。


△藤無山登山口




雨後の登山道はしっとりとしていて歩きやすく、足元の植物も瑞々しい感じでした。


「落としたくなる岩」・・・1人の力では押しても動かないそうです。


絶妙なバランスで乗っかっていますが、いつか落ちたらすごいでしょうね・・


藤無一番、太いブナもこの斜面にありました。
ブナやミズナラが多く、新緑の候はさぞきれいでしょう・・


△藤無山 1139m登頂    一年ぶりの△藤無山でした。


△二等三角点
点名:『三本杉』(さんぼんすぎ)
標高:1139.36m


北側からは残雪の氷ノ山がよく見えました。


東方面には△水上山862.4m(三等三角点『倉床』)が見下せました。
ピラミダルな姿に、地形図『神子畑』で確認すると、周囲の山域の中では標高が高く、
等高線が混んでいるので、尖がって見えることが解りました。


△藤無山ー△銅山は、4年前に往復を繋ぎましたが、今も雰囲気の良い尾根で繋がっていました。
今日は残念ながら時間切れで銅山までは行けず、途中で引き返しました。


銅山方面の尾根から△藤無山を眺望。今日は左側のカヤ(茅)場の上でお昼を食べたのでした。


境界石 ここから源流碑を目指して下山。


源流碑
碑の下には、源流が流れていました。


△藤無山 尾根側登山口へ到着。
ここから駐車地まで林道を歩きました。


玉ねぎ石
一見すると大きな恐竜の卵の様に見えます。
ゆで卵の殻をむく様に、あるいは玉ねぎをむく様に剥がれる、層になった石です。
辺りにも大小、転がっていましたが、初めて見る珍しい石でした。


いきなり林道が崩壊している、昨年の豪雨災害現場が目の当りに。


斜面からの土石流が林道を崩壊してしまった、無残な状態でした。
もちろん、林道は消えて通れないので、右側の山の斜面をトラバースで注意深く巻きました。
災害から半年近く経ちましたが、当時、そして直後はなぎ倒された木々が積み重なり、
もっとすごい状態だったということです。あらためて自然の驚異を感じました。
・・さらに林道を歩き、駐車地へ無事下山。

2019.4.28(日)
 △藤無山ー△銅山分岐 周回縦走
行程:国見の森公園=R29=県道6号線=R429=県道521号線=林道樅木志倉線=駐車地P
  -(林道)ー登山口ー△藤無山ー源流碑ー登山口ー(林道)ー駐車地=~~往路に同じ~~国見の森公園
地図:宍粟50名山ルートマップ10『藤無山』  28『銅山』
1/25000地形図:『戸倉峠』『音水湖』『神子畑』『大屋市場』
メンバー:宍粟50名山ガイドクラブ
☆△藤無山は、若杉峠か沼谷からしか登ったことがなく、
初めて志倉側からの周回ルート(谷ルート~尾根ルート)を辿りました。
帰途の崩壊地だけは要注意箇所ですが、自然災害の威力を
目の当りに見たことは大変感慨深く、勉強になりました。
次々に現れる風景は新鮮なバリエーション。楽しく充実の山行でした。

(植物他)

カキドオシ(シソ科)


ヒトリシズカ(センリョウ科)


イカリソウ(メギ科)


ヤマルリソウ(ムラサキ科)


ヤマエンゴサク(ケシ科)


イチヨウラン(ラン科)
☆手持ちの山草図鑑によると、栽培不可と記されています。
山の中でしか会えない植物なのですね・・


ボタンネコノメソウ(牡丹猫の目草)(ユキノシタ科)


ハシリドコロ(ナス科)
☆有毒植物で、誤って食べると、かく乱して走り回る・・ということから名付いたそうです。


タマゴケ
胞子体が茶色になりつつあります。


色々なコケの競演、瑞々しくてきれいでした。


ひょろっと出ているのはジャゴケの胞子体なのですね、
以前はジャゴケから出るキノコ?と思っていました。


ミヤマカタバミ(カタバミ科)


ツクバネソウ(ユリ科)


ダニ
写真をMax拡大したら、マダニの様です。


熊のふん
大きなフンがあちらこちらにたくさん落ちていました。
試しに匂ってみましたが、全く臭く無いのですね、意外でした。

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